Now, I heard a robin this morning
I'm feeling happy today
ねえ、今朝コマツグミの声を聞いたよ*1
今日は幸せな気分さ
Gonna pack my cares and whistle,
Blow them all away!
心配事なんて箱詰めにして、口笛を吹こう
そしてはるか彼方へ吹き飛ばしちゃえ!
And what if I have been unlucky?
You know, really, I haven't a thing.
うまくいかない時はどうしよう?
確かに、実のところ僕はなに一つ持っちゃいない。
There's a time I always feel happy--
As happy as a king:
でも僕はいつだって幸せな気分なんだ…
王様みたいに幸せさ。
*When the red, red robin comes
bob, bob bobbin' along, along,
There'll be no more sobbing
he starts throbbing hiis own sweet song.
*真っ赤っかなコマツグミがやってきて
ぴょこぴょこぴょこんと跳ね踊れば*2
もうシクシク泣いたりしないよ、
コマツグミくんがすてきな歌をさえずりだしたなら。*3
**Wake up, wake up, you sleepy head,
Get up, get up, get out of bed,
Cheer up, cheer up the sun is red,
Live, love, laugh and be happy.
**目を覚まして、目を覚まして、ねぼすけさん
起きて、起きて、ベッドから出よう
元気出して、元気出して、お日様が真っ赤だよ
生きて、愛して、笑って、幸せにおなりよ。
***What if I've been blue,
Now I'm walking through fields of flowers,
Rain may glisten,
but still I listen for hours and hours.
***真っ青に落ち込んだらどうしよう?
僕は今お花畑の中を歩いてるけど
雨が降ってヌルヌルになるかもしれない、*4
でも何時間でも聴き続けるよ。
****I'm just a kid again,
doing what I did again,
singing a song,
When the red, red robin comes
bob, bob bobbin' along!
****ただの子供に戻って、
子供の時と同じことをして、
歌を歌おう
真っ赤っかなコマツグミがやってきて
ぴょこぴょこぴょこんと首を跳ね踊れば!
Though rain may fall in the evening,
And rain may fall in the night
夕暮れ時に雨が降るかもしれなくても
夜にも雨が降るかもしれなくても
When the robin sings in the morning
I know the sun is bright.
コマツグミが朝にさえずっているならば
お日様が照り輝いてると僕にはわかる。
I keep still when I hear him
Singing away up there in the trees,
彼の歌声を聞いた時はいつもじっと黙ってるんだ
木々の上でさえずり続けてる彼のために。
For the little Angel of Gladness
Brings happiness to me!
かわいい喜びの天使は
いつも僕に幸せをくれるものね!
*Refrain
*繰り返し
**Refrain
**繰り返し
***Refrain
***繰り返し
****Refrain
****繰り返し
*1 アメリカでロビンあるいはレッドロビンと呼ばれる小鳥は、和名ではコマツグミといい、イギリスでロビンと呼ばれるヨーロピアンコマドリとは別の種類。ティファニーでイメージカラーとして使われる「ロビンのタマゴの青」とは、この小鳥のタマゴの色。ちなみに、イギリスのロビンのタマゴは白地に薄い褐色のまだら模様という地味な色。
*2 bobは上下にぴょこぴょこ揺れる動作をあらわす。
*3 throbはドキドキする、ズキズキする、ガタガタするなど、小さな振動が絶え間なく続く時に使われる。
*4 glistenは油などで濡れてテカテカ光っているイメージ。
text & tune: Harry M. Woods(Henry MacGregor Woods, 1896 – 1970)
ようやく時間が出来たから投稿再開。第一弾にぴったりの歌があったよ。
作詞作曲者のウッズは、いわゆるティン・パン・アレー時代に活躍したソングライター。左手に障害がありながら、ピアニストとしても成功した。
歌唱者であるジャック・スミス(1896-1950)の二つ名である「ウィスパリング(ささやき)」は、穏やかで優しげな歌唱スタイルからついたもの。
この歌は、アメリカでのみ展開するハンバーガーレストランチェーン「レッドロビン」の店名由来にもなった。
収録アルバム:Me & My Shadow