Said the night wind, to the little lamb
Do you see what I see?
Way up in the sky, little lamb
Do you see what I see?
夜風が子羊ちゃんに言いました
「僕の見ているものが君にも見えるかい?」
 空高くにあるものが、子羊ちゃん
 僕の見ているものが君にも見えるかい?」

A star, a star
Dancing in the night
With a tail as big as a kite
With a tail as big as a kite
お星さま、お星さま
夜空で踊ってる
凧みたいに大きな尾っぽをひきながら
凧みたいに大きな尾っぽをひきながら
Said the little lamb, to the shepherd boy
Do you hear what I hear?
Ringing through the sky, shepherd boy
Do you hear what I hear?
子羊ちゃんが羊飼いの坊やに言いました
「僕の聞いている音が君にも聞こえるかい?
 お空いっぱいに鳴り響いてるよ、羊飼いの坊や
 僕の聞いている音が君にも聞こえるかい?」

A song, a song
High above the trees
With a voice as big as the sea
With a voice as big as the sea
歌だよ、歌だよ
木のてっぺんよりもなお高く
海みたいに大きな声で
海みたいに大きな声で

Said the shepherd boy, to the mighty king
Do you know what I know?
In your palace, warm mighty king
Do you know what I know?
羊飼いの坊やが、偉い王様に言いました
「僕が知ってることをあなたもご存知ですか?
 宮殿におられる、温かい偉い王様、*1
 僕が知ってることをあなたもご存知ですか?」

A child, a child
Shivers in the cold
Let us bring him silver and gold
Let us bring him silver and gold
幼子です、幼子です
寒さの中で震えてる
そのお方に銀と金とを持ってゆこう
そのお方に銀と金とを持ってゆこう

Said the king, to the people everywhere
Listen to what I say
Pray for peace, people everywhere
Listen to what I say
王様は、あらゆる地の民に言いました
「我の言うことに耳を傾けよ
 平和を祈りなさい、あらゆる地の民よ
 我の言うことに耳を傾けよ」

The child, the child
Sleeping in the night
He will bring us goodness and light
He will bring us goodness and light
かの幼子が、かの幼子が*2
この夜にすやすや眠るお方が
我らに幸いと光をもたらしてくださる
我らに幸いと光をもたらしてくださる

*1 warmは「心が温かい」ともとれるし、「暖かい宮殿でぬくぬくしている」ともとれる。
*2 aからtheになっている。theがついた場合は「特定の何か」をあらわす。


text: Noël Regney (1922 – 2002)
tune: Gloria Shayne Baker (1923 – 2008)

発表は1962年10月。当時はキューバ危機でアメリカとソ連が激しく対立しており、作曲者と作詞者(当時は夫婦でもあった)が平和を祈念して作ったものだという。なお、通常はノエルが作曲を、グロリアが作詞を担当していたが、この時は真逆の役割で作成した。
イエス・キリストあるいはそれに類する呼び名(あがない主とかインマヌエルとか)が全く言及されないが、星・子羊・羊飼い・(幼子に金をささげる)王様などのモチーフから明確にクリスマスをイメージできるという珍しいキャロル。









収録アルバム:Bing Crosby - Christmas Classics



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