5704 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 22:15:17 ID:qmtyTqew0
/||ミ
/ ::::||
/:::::::::::||____
|:::::::::::::::|| ||
|:::::::::::::::|| ||
|:::::::::::::::|| 、 - ‐‐ -,
|:::::::::::::::|,´: : : : : : : : :
|:::::::::::::::|゙i : : : :○ ○゙i ハロー。
|:::::::::::::::|}: : : : : : : _ _ _l
|:::::::::::::::||: : : :-=´_ _,´
|:::::::::::::::||___ : : :丿
|::::::::::::::(_____ノ´||
|::::::::::::::(_ノ / . . . ||
|:::::::::::::::||/ ||
|:::::::::::::::|| ||
\:::::::::::|| ̄ ̄ ̄ ̄
\ ::::||
5706 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 22:18:11 ID:qmtyTqew0
. . .-─‐-. ミ
|: : : : : : : : : : `: ..
|: : : : : : : : : : : : /
}Ο : : : ◯: : : :,′
: : : : : : : : : : : :i チミたち、ゴールデンウィークは楽しめたかい?
{ -===- 、: : :. :.|
〉: : : : : : : : : :ノ >>1は最終日しか休めなかったよ。
i: :`ニニニ´: : : : ‘,
__/ : : : : : : : : : : : : i ま、休めただけでもうれしいんだけどね。
___ /.: : : : : : : : : : :‘,.:.三|
/ :::: ヽ: : : :‐--∧_: : : : : : : : : : :./:|: : : | 感覚がデスパライズ。
.′ :::::::‘: : : : : : }/∧ア´二二ヽ:/ | : : ‘,
. ‘::::::::::::::ノ: : : : : :ハ \{/: : : :/⌒゙ヽ : : :‘
. ゝ-=彡-──<¨¨゚‘; .: : :./:::::::::::::::} : :. :.|
\: :′:::::::::::/______」
弋:::::: /
`¨´
5707 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 22:23:31 ID:qmtyTqew0
, -‐ ‐- 、
/: : : : : : : : : : ::',
, ': : : : : : : : : : : : : : :',
/: : : : : : : : : : : : : : :○:', さて、今回からちょっと、>>1も初めての描写に挑むこととなる。
ヽ : : : : : : ○: : : : : : : : :',
. `ト : : : : : : : : : : : _,-‐'`iヽ _ まー頑張るから、みんなも生暖かく見守っていてほしい。
i: 丶: : : : : :,-‐'´__,-‐'´: : : `ヽ
| : : :ト: : : : `-‐´ : : : : : : 、: : : 丶 じゃ、やってこう。
| : : :'、j`-‐ : : : : : : : : : : : \: : : ヽ
丶,,:_:_:_: : : : : : : : : : : : : : : : | : : : i
`ヽ: : : : : : : : : : : : `ー‐'
ヽ: : : : : : : : : : : : : ヽ
5708 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 22:30:12 ID:qmtyTqew0
┌───────────────────────┐
└───────────────────────┘
┌───────────┐
└───────────┘
┌──────┐
└──────┘
┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘
/ / / ` .,` ., ` ., / ,|| |
/ / ` .,` ., ` ., /,./.|| |
/ / ` .,` ., ` .,|| | /
/` ., ` .,` ., `|| //
/` ., ` ., _> ., ` || ///
` ., ` ., ` .,__,,,,,,...... -―― '''''' ~~~~ ̄ ̄ } }/ ` .,`|| .|///
 ̄ -:` ., ` ., { {__,,,...........,.... -―― ''~二T ̄` .,二二リ ̄ / //`:||  ̄/ ./
.,_  ̄ ┐`r―ー/ // `\ \ || ./ // || / ./
 ̄ -_ || | ./ // __,,,.......`\ \ || | // ./||/ ./ /
―- _ ,.| || / //¨¨¨¨  ̄ ̄ ̄ __,,,,,.`\ ゙|l `「/ .||| / /
.  ̄ ||{ //| ||  ̄/ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ \`\, || |' /|| ` ̄ |
二=- __| ̄ \ | || / /―――――----------\. `|| |_.//|| |
 ̄-=二 | | |、 ` | ||' ./| ̄//二二二ニニニ>、`<ニl.>、|| .l/ || |
_  ̄ -┐|>\. .| || >くl . |///ア二二二二>、`ミ ` く┌|| イ ./ || |
 ̄ - 」| >\| ||┐`┐|// | |二二二二二\\\、介||. |// || |
| | | >| ||介 _」 | |'二| | |______\\ .[_]|| 丁 ,.|| |
| | | .| ||[_]| .|]|,_| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`合l . || |. || |
| | | .| || | .| |' | | | └|| | .|| | .|| |
| | | .|_||_ | .| | .| | | || | .|| | :|| |
| | | ├┼! |-||ヒ|---------------------ヒ!.||__| .|| |
____ [ ̄丁]--―  ̄ ̄ |___|__| ̄| ̄ ̄ ̄
┏━━━━━━━━
┃system message
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
駐屯地の中の雰囲気は落ち着きを取り戻しつつあったが、
視界に映る中で楽しそうな顔をする者は誰一人としていなかった。
医療班の襟章をつけた兵士たちが忙しく廊下を駆け、戦闘の疲れが
抜けきらないといった表情の兵士たちがとぼとぼと足を動かす。
その中の一人として、やる夫は自室へと向かっていた。
特にどこか大きな部屋を複数で共有するというわけでもなく、
さも当然といったように個室を割り当てられた。もう、そこまでの人数がいないのだ。
首都が陥落寸前まで追いやられた中、オルフェオの空気は重苦しく、
空の雲は鉛の灰色をしていた。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
5709 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 22:35:32 ID:qmtyTqew0
、 \ \ ⅧIi:::: : | | 、 \ \ ⅦIi::: : | |
\ \ \ ⅧIi:::: : :| | \ \ \ ⅦIi::: : | |
\ \ \ ⅧIi:::: : | | \ \ \ ⅦIi::: : | |
\ \ ヽ ⅧIi:::: : | | \ \ ヽ. ⅦIi::: : :| |
ヽ ___彡1 ::〉. ⅧIi:::: : :| | ヽ __彡1::〉 ⅦIi::: : :| |
〉 ̄ ̄ /::/ ⅧIi:::: : :| | 〉 /::/. ⅦIi::: : | |
/ /::/ ⅧIi:::: : | | / /::/ ⅦIi::: : | |
〃 /::/ ⅧIi:::: : :| | 〃 /::/. ⅦIi::: : :| |
{ ___彡'::/. ⅧIi:::: : | | { __彡'::/ ⅦIi::: : :| |
`ー===彡' ⅧIi:::: : | | `ー=≪ ⅦIi::: : | |
}}}}}:::: : _人__ム }}}}::: : _人ム
/ . : : : : : : : : : : /::}} /. : : : : : : : /:::}
/ . : : : : : : : : : : /:〃 /. : : : : : : : /:::/
/. : : : : : : : : :/:::/:::/ 〃. : : : : : : : : /:::/
/. : : : : : : : : :/:::/:::/ {{: : : : : : : : : /:::/
/ . : : : : : : : : : /:::/:::/ `ー= __彡 "
/ . : : : : : : : : : : 〃:/:::/
{ : : : : : : : : : -=彡:::::::::/
`ヾ三三三三二ニ才”
┏━━━━━━━━
┃system message
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
こんな状況で、士気を上げるというのが無理だ。
遠い戦地で、大切な家族と生まれ育った町を守るためと剣を取り、
命を懸けてきたにもかかわらず、その守るべき町を蹂躙された。
町の半分は焼け焦げ、瓦礫の山となっている。
その中には、誰かの家族や恋人の死体が埋もれているのだろう。
試作品の探知術式まで持ち出して生存者の捜索を行ったが、
一人も息のある者は見つからなかったという話だ。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
5710 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 22:41:13 ID:qmtyTqew0
_ | | | | | | | | |
_..-''''゙゙゙´ ゙゙゙゙'''ー,,、| | | | | | |
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::\ | | | | |
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::`、. | | |
.′ :::::::::::::::::::::::::::::::::::丶 | |
/ ∪ ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i ::::::::::::::::::::::::::::::::i
! >一 、:::::::::::::::::::::: !
! ∪ /__≦二_ \::::::::::::::::!
\ _ 斗≦ ´ -- _`ーヽ::::::::::/
> ´ `ミ丶、
/ \
i \ \
| ヽ-― ¨¨¨¨¨¨ 丁 丁¨¨ ‐-ヽハ
| 丶 i | | } i|
┏━━━━━━━━
┃system message
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
自室に入り、荷物を部屋の隅へ投げ、ベッドに身を沈めていても、
少しも気分が落ち着くことはなかった。
気を抜くと、肉が裂け、焼け、砕ける音が蘇る。
腕の感覚がついに両方ともなくなり、人の肉を切断したときの感触が
胃を突くことがなくなったのは、せめてもの救いと言えなくもない。
もっとも、人の死、それも自分の手による死への耐性がついたというのは、
いいことと言い切れないのだが。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
5712 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 22:48:51 ID:qmtyTqew0
,ィニヽ
/,fc/_:_.ヽ
{///777i`
///////∧ ヒョコッ
i////////>_、
,イ/////////{//ミ_、
〈//////////{///∧\
∨////////,Ⅵ//∧ヾ\
∨/////////≦∧/\ヾヽ
V////////////>=-=ニミ_、
∨////////////ゞ=-≦三ニ-__
`!/.テ´゙゙゙<//テ´ `¨-==-゙゙`
}/ノ }/ノ
{イ {_イ
∥ 〃
li /'_
_,,ノ^, ./'^i}’
‘ ‘
┏━━━━━━━━
┃system message
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
眠ることもできず、食欲もわかず、陽が沈むまでベッドの上でうずくまっていた。
頬を鴉に突かれても、すぐには反応できなかった。
いつか撃ち落された自分の鴉も、平然とした様子で自分の肩に乗っていた。
その事実が、この鴉が普通の動物ではなく、この世のものならざる神獣であることを
やる夫に実感させ、憂鬱を加速させた。
今まではそれなりに愛着も持っていたが、その実態を目の当たりにして、
今までどおりの扱いができるほど、やる夫は盲目ではなかった。
「聞こえているな? 童だ、ギルガメッシュだ」
頭の中に、冷たい女の声が響く。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
5713 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 23:07:44 ID:qmtyTqew0
/  ̄ ̄ \
/ノ ヽ__ \
/(―) (― ) \
|. (_人_) u |
\ `⌒ ´ ,/
/ ヽ
./ l ,/ / i
(_) (__ ノ l
/ / ___ ,ノ
!、___!、_____つ
┏━━━━━━━━
┃system message
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
どうやら、帰ってきた時に言っていた作戦会議をする腹積もりらしい。
正直、今日のところは遠慮したかった。
肉体も精神もかなり酷使した。まる一週間休んでも足りないくらいだ。
だが、ギルガメッシュはそれを許すことなく、話を始めた。
「さて、早速本題に入ろうか。喜ぶがいい、軍令部での会議は概ね予定通り、
妾の案を主軸に沿えていくこととなった。これで作戦中にお前を行方不明に
する必要もなくなったというわけだな」
どうやら、自分は行方不明になる予定だったようだ。
疲労と不安に困惑が上乗せされ、やる夫は白目を剥きかけた。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
5715 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 23:22:44 ID:qmtyTqew0
_
,. ィ//≧.
∠=ニ>''0///ミ,,、 『む、来客か』
`〈///////≧z.
V///{{//////>. 「後にしてもらうよう頼みます」
∨//ゞ/////////>.
\//>///////////>. 『……いや、構わん。面白いのが来た故な』
¨<//≧z//////////>._
`v/////≧==--==≧ニ==-z__ 「はあ」
`v/N/〉 ⌒¨<//z_
}//~´ ¨⌒
_//
¨^⌒^
┏━━━━━━━━
┃system message
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ギルガメッシュが話を続けようとしたとき、誰かがドアをノックする音がした。
大事な話の最中だ。申し訳ないが、後にしてもらおう。
そう思って腰を上げると、念話越しのギルガメッシュがくつくつと含みのある
笑い声を上げた。
面白そうだから相手をしてこい、とはなんともギルガメッシュらしかった。
自分はともかく、彼女が話していたのはこの国の、ひいては大陸の運命を
左右するような話だったはずなのに、それをこうまで簡単に放り出すとは、
並大抵の人間にはできない。
とにかく、ここでギルガメッシュの機嫌を損ねるのもあまり得策ではない。
諦めてドアに向かう。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
5716 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 23:29:14 ID:qmtyTqew0
/ 〃 \
/ / / ヽ
′ // ! / 〃 、
, ィ/| | / | /{/ ,
. ,′ / l{' |. { ─-| / │ //| |' | ヘ ',
/ { ⌒ト、 从 / j/ `lメ、 | | '| |
. / ∧、{| \ヘ{ V │ | | / | j } !
/ / ヘ. | l\ ===ミ 、 | | /ナメ、} i .′i
/ / / `l| | ` |//jノ ,′ | ′/ 夜分遅くに失礼。
. / / / l| | =ミ、 ′ | /
. / / _ァ‐-| │ ヾ/ イ リノ 起こしてしまいましたか?
/ ' // ト、 /li │ 丶._ ´ <.__ ノ// '′
/ ,厶∠... | `¨|i | \ ` ` ,ハ//´ レ′
/ /..:::.::.:::::..`ヽ | |、 \ ,..r ´ |
/ ,/..::.::.::.::.:::::::::::::::..\| |て /ト、`r l | 丿| |
/..: : :.::.::.::.::.::::::::::::::::::::..\ │ `スrく}r‐┴く | |
'/.:.:.::.::.::.::.:::.:::.:::::::::::::::::::::::::::} | / }\j::::.:::.::..\ |
┏━━━━━━━━
┃system message
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ドアの向こうにいたのは、アンゼロットだった。
最初、目に映ったのは廊下の壁であり、アンゼロットの頭頂部がひょっこりと
出ているくらいだった。アンゼロットの身長が縮んだのかとでも思ったか、
すぐにそうではないと、彼女が腰かけているものを見て理解した。
彼女は、車椅子に乗っていた。朝までは普通に立ち歩いていたはずなのに、
彼女の脚は力なく車椅子からぶら下がっている。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
5717 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 23:34:36 ID:qmtyTqew0
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
. /:. \
/: : : \
. / : : : ヽ
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒\,,, l け、怪我したんですか?
|: : : ::; ( ○ ) ( ○ ) .;:: |
|: : : : : ´"''" "''"´ l 「いえ、そういうわけではないのです。……っと、私のことは置いておいて。
,_ ヽ___ ( j ) u /__
/:: r' | r' ̄二ユ:`ー-‐'´`ー-‐'′ / : :: :: :`:、__ 少しお話がしたいのですが、お時間は大丈夫でしょうか?」
: : : :::| .| | / ) `) /: :.ヘ : :: :: :: :: :: :\__
: : |.ノ. ノ / ⌒ヽ_ _ , ´ |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ はい。
: :: ::\ `ト、 /: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
: :: :: :l: `ー┬-、 |ii入 /|:: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
: :┐|: :: :: :: :\) 7 ./iiii〈 |: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiiiiiii} | : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
イノ: : / /: :: :\_  ̄\iiii} |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|
┏━━━━━━━━
┃system message
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
痛みはないらしく、アンゼロットはにこにこといつものように微笑みを浮かべていた。
だが、やはり心配だ。話しというのも気になる。
深く考えずに了承してしまったが、ギルガメッシュからの抗議の声も聞こえてこない。
行ってこい、ということなのだろう。あの女の考えることはよく分からない。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
5718 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 23:41:38 ID:qmtyTqew0
,.'´ 〃 `ヽ、
/ i´ ̄ \
/ | 丶
,' / l 、ヽ
! / i l i ヽ i |
| | || | l | ヽ l| |
| l __|_,L | ! ハ _|__、 | |l |
| | | | |ヽ|ヘ|ヘ |、 |ヘ「 ヽ.|ヽ| | |lハj あら、ごめんなさい。
| |ハ トlィチ'ハヽ` ヽl ィア'リ`〉! ,' ,イノ
| iヽト、ヽ.ゞ-' ` " ノィル' '
| | |トト-ヽ ' / /
| | |fニ|ヽ. ー_ ' ィ ,'
l ハ Vrト, > 、 _, <ー.| |、
! ,.ヘ ヽi`'r-r 、 /r '/::::::| |::ヽ
,..┴.、:'´::::::! i、j、ヽy'ート<::::::::::| |::::::i
/:::::::::::::::ヽ:::::::l l:::>'、r='<‐- 、:::| |::::::|
. /:::::::::::::::::::::::\j l' / lト、_)ヾ` 〉| |::::::|
┏━━━━━━━━
┃system message
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
「中央棟の屋上に行きましょう」とアンゼロットに促されるまま、車椅子を押す。
夜の廊下は人気が少なく、建物から人そのものがいなくなってしまい、
自分とアンゼロットだけが取り残されてしまったかのような静寂が満ちていた。
皆、戦いの疲れから早々に床に就いているのだろう。
こうして月明かりを浴びながら廊下を歩いている酔狂な人間は、
恐らく自分たちくらいのものだ。
もちろん、アンゼロットは車椅子に乗っているため、階段は登れない。
臀部に手が当たらないよう、抱きかかえて階段を上る。
といっても、既に感覚はないため、彼女の体温すら感じられないのだが。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
5719 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/08(日) 23:55:15 ID:qmtyTqew0
すまない、眠気がオーバーリミットだ。
本当に申し訳ないのだが、この続きは日曜日の夜にさせておくれ。今週はそこまで忙しくならない……はずだから、書き溜めもしっかりしておくよ。
それじゃあ、またね。
- 関連記事
-
スポンサーサイト