5683 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/02(月) 22:40:31 ID:sjlDUcZE0
/||ミ
/ ::::||
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|:::::::::::::::|| 、 - ‐‐ -,
|:::::::::::::::|,´: : : : : : : : :
|:::::::::::::::|゙i : : : :○ ○゙i ハロー。遅刻だね、盛大に。
|:::::::::::::::|}: : : : : : : _ _ _l
|:::::::::::::::||: : : :-=´_ _,´ 本当にすまないと思っている。
|:::::::::::::::||___ : : :丿
|::::::::::::::(_____ノ´||
|::::::::::::::(_ノ / . . . ||
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\:::::::::::|| ̄ ̄ ̄ ̄
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5685 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/02(月) 22:48:48 ID:sjlDUcZE0
,- ‐‐ - 、
イ: : : : : : : : :`,
/○ ○: : : : /
┌─┐ i_ _ _ : : : : : : :{ そうそう、最近>>1もソシャゲに手を出してみてさ。
┃茶┃ `,_ _`=-: : : :|
├─┤ i: : : : :_: : : :' あれ。Fate/Grand orderでよかったっけ。あれやってる。
 ̄ ̄ ̄ー‐'' `-‐´ : : : : : :ヽ
ゝ __ ,.. イ : : : : : : : : l: : | 暇潰しには最適だよね。え、そんなことよりはよ投下せいアンポンタン?
{ : : : : : : : : :|: :.|
,、 '" : : : : : : : : :゙、:.ヽ オーキードーキー、んじゃ、はじめよう。
( : : :‐ 、 : : : :__,. : : :Y"
` ー‐┘ ̄‐〈_ ,,ノ
5687 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/02(月) 22:54:02 ID:sjlDUcZE0 [5/12]
, -―- 、
/ ヽ
/ ., | ',
, ハ. ! ト.! | i i
/ i .代ナヾ !弋ナ ハ ', ……ほう、どうやら何かあったようだのう。
/イ ゝ jイ/_ ', i
乂! ヽ - /!__! , 顔つきが随分と変わっておる。童貞でも捨てたか?
i ー' > - イ ,.ィフ ヽ
, r<},.ィ::::::::ヽ \ まあよい。童も貴様をからかいにきただけではないからな。
/ ノ三彡''"´:::::ヽ. ヽ
/ , /::::::/:::::::::::::::::::i 、 本題に入るとしよう。心して拝聴するがよい。
/ , ./:::::::ノ:::::::::::::::::::ィ::::i ', ,
, __rく Y⌒ヽ::::::::::::::;::::::::::::; ',. ',
厂rヽ ) ';::::::/:::::::::::::', ! i
ムィ/::::::! }<:::::::::::::::::::::> ., } /
} i::::::::::', .ノ `  ̄ .i ´ / ./
人>=-::>- ´ / ,
/ | マー 、 / {
/ / | ; r' ` ヘ ',
, ./ r{-- >=-.、__r\ ,
, / ノ \ /
5688 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/02(月) 23:03:42 ID:sjlDUcZE0 [6/12]
___ ━┓
/ ― \ ┏┛
| (●) ヽ\ ・
l (⌒ (●) |
〉  ̄ヽ__) │
. /´ ___/
| ヽ
| |
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「童も遊んでいたわけではないのでな。何を隠そう、女神アラディアに
対する調査を進めていたのだぞ。結果は上々といったところだ」
ギルガメッシュが得意げに胸を張る。自信に満ちた、生き生きとした姿勢は
良くも悪くも目立つため、戦闘の直後で慌ただしく走り回る兵士たちの目には
とにかく奇妙に映っただろう。
「ううむ、ここは人気があっていかん。ついてこい」
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5689 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/02(月) 23:15:11 ID:sjlDUcZE0 [7/12]
> ´  ̄ ` <
/ ヽ
/ , ! ',
,: i / / / / !
/ , |ハ/!/| ノイ/i , ,
/ / .i i! 代iナ´ ィiナi/ / うむ。結果から言うと、女神アラディアなどという神は存在しなかった。
/ / | .ト! , ハ/!
〃,: i! |ヽ 、_ _ イ! , メビウスもエリヌスも存在の確認はできているのだが、
/ / / | ! > __,/ i i ',
/ , / __,.ヘ ∨ { ミ:ー-| |__ アラディアだけはどこにもおらぬ。神殿の内部にもだ。
/ /,<´ ヽ ヾ ∨ヽ-r メ!::::::| |:::::ヽ
/ ,: \ \',. ,:::i::::ハ:::}:::::::| |::::::::}
, j ヽ. ',∨:::::::::::::::::::ヾミ .、:!
/ < ヽ ', ハ∨::::::::ヽ:::::::::::\\
/ _ノ ヽ \ .ソ:::::',∨::::::::::',::::::::::::::::.. ミ、
, ゞ..、 =--.:::´::i::::::::',∨:::::::::i:::::::::::::::::::::', ヾ
./ ./:::::::::>イ j::::::::::/:!:::::::::',∨::::::::!:::、:::;;;:::r''-} \
/ /::';:::::::::::/ ,}ハ'' ヽ ̄ ', ', ̄ノ 、 __ ノ \
./ }二ニミ、/ ヽ ` ー} }イ i
く / _{__ \ | | ヽ !
{,.ィ::::/ \ ',. ! ! .,
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ずんずんと歩を進めるギルガメッシュの背中を追っていると、
第二会議室と銘打たれた部屋に辿り着いた。
扉自体は他の部屋のものと大して変わらない簡素なつくりではあったが、
中には絵画やら金色のエンブレムやらが壁にかけられており、藍色のビロードに
彩られた長机が中央に鎮座するという豪奢な光景が広がっていた。
ギルガメッシュは、その中で一番大きな椅子、つまりは最奥の椅子に腰かけると、
くいくいと人差し指でやる夫を呼んだ。部屋の雰囲気もあって、息が詰まりそうだ。
そして口を開いた途端、彼女はとんでもないことを言いだした。
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5691 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/02(月) 23:26:46 ID:sjlDUcZE0
____
/ \
/_ノ ヽ、_ \ いや、それはないでしょう。
/ (●) (●) \
| (__人__) u | 「ん、なにゆえそう思う?」
r、 r、\ ` ⌒´ ,/
ヽヾ 三 |:l1 > ー‐ ヘ だって、鴉がいるし。神獣がいる以上、大本がいなければおかしいですお。
\>ヽ/ |` } ヽ
ヘ lノ `'ソ イ | | それに、アラディアがいなかったら、魔術なんて人間には扱えないだろうし。
/´ / ./ | | |
\. ィ_ノ .| | |
| | |
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あまりの突拍子のなさに、やる夫は否定の言葉を並べることしかできなかった。
女神アラディアがいなければ、この国の兵士は魔術を使うことはできない。
鴉との契約により、間接的に女神と契約し、魔力を扱う術を与えられている、
とアンゼロットの授業の中で教わったことがある。
魔術がなければ、蛮族たちが国を持つことはかなわず、今のアラディアも
できなかっただろう。だが、現実にアラディアの国は存在する。
それはすなわち、女神の存在の証明に他ならないではないか。
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5692 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/02(月) 23:33:50 ID:sjlDUcZE0
..<  ̄ > .. _
/ 、ー-`ヽ
, ゜ . .′/ ./ 、 ヾ、ヽ ト.、
: " '.: ,′.:/ ./ :.}:. }: ゙!i:. } ヽ
|: ,′ノ' .i '_ム〃-ノ、.゙ィノム人_ それなのだがな。どうやら、アラディアとは名前だけの神で、
┼i‐イノノ人ヾ_!ォ我゙ 'イハトiミ、_
|:;゜-彡イ.:ノトヽ"´ ' .ゝ どうやらその役割の代わりを果たしている何かがいるようなのだ。
|; 〃、.!i | ,ィノ.|
; .: /'.::ハ!l |`> . _ ム:| それがてんで分からぬ。もしかしたら、ジャンヌのように、
;.:./.:ムゞ、!: |==┬!:::|:. |
ノィ゙;i;i;i;i;i;i;!: |、三゚ム;i;iゝ | 世界の外側に存在しているやもしれぬな。
/ノゞ''⌒゙'ゞl!: !;i;iゝ{{ニV;i、ト、
. // `!: |;i;i;i;iぇ、=V;∨} ……ああ、あと一つ、分かったことがある。
'/ !: |;i;i;iメ三ミ、≧ヽ.
. / イハ. |´`}}三≧ヾ三 ゙ヽ アラディアの巫女と呼ばれるあの女……プレシアといったか。
./ / 〃 l: | ,リ三三ニ=Y三=}
/.:. /' ! |〃三三三ニ.}三丿
/.:∧:. ,′' ! |'三三三三 ノ彡゜
ヽ.// .〃i|\_ノl |三三ニ=-''7´i!
ヽ i: i!::::l!: i∨三! !三ノ厂 /.:! |
V!: i!:::::!: l: ∨=| |シイ ,′:! |
、 \!:::::!:.:l: } ̄! ! ; i::::l |
ヽ ヾヘィ:l: ノ ノイ l |::::!.l
ヽ._,、_,イ;i;i;i;iY゜ /′ { !.|::::!:!
};i;i;i;i;i;i;i;iシ`ー-、 !.}_,:!i
、 ヾ;i;i;iゞ" 二ヽ、Y_ j!'く:l!
:.\ >'三≧、 ャヽヽ}ミニ、___ノ};i;{i!
ヽ:. ヽ/三三三}ノ三V、_`{ ̄=}ィ;i;(:!
ヾ:.、 {三三三三三〃三三三=く个`
5693 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/02(月) 23:37:57 ID:sjlDUcZE0
_ ..ィ二ニ= ..
∠゜二 `ヽ`ヽ.、 }`ヽ
/  ̄`ヽ 丶゜ヽ ヽ
. ゜" ⌒ヾ`、 、 丶 ゜.
/ / ″イ ' バ. ヽ ヽ 、 ヽ. ゜
y,' ;″ .:' ' イ } ! ゙:.゙、W゙、 i
,:/.: 〃 i: .:| ,′ i ' !.:j__:ハ__ i_ ト.、ヾ、 |
!i:. /ハ |!:::i! i: } :'イ!, ノ |: ノ.人゙r、ヽミニ=-
;l::;゜'.:l ,j-ィi⌒i、 :i/ ノィテ赱旡イ、ヾ、ミ、| あれな、人間ではないぞ。
/j、;ノィ个ハィ芸テャ、{ ´ `¨´ノ′ i、ヽミニ=-
_ ノイ.'ノi:!ノハ(ヾゞ"´ ` ""´ ;ノiヾミ、く なんといっても、秘匿されていた記録によれば
/イjノイ:::ハ ヽ' イ: i|: iヾ≧='
jイ :!:::ノ::: 、 <_ ア / i: l!: l: i 建国当初から、ずっと女神の巫女を務めていたらしい
_,.、 |:__,!::::::;' ii!ゝ . ‐ |: ト: :.l: |
_,.ノ;i;i;i;i;i;iゝ:::; j! .:ノ.:ハ> -イ_ .≠|: |::i:. ! | からな。それも、女神の代弁者として。
_ノ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iゝ,′'.:::ム「三o丁ro≦ニ|: |::ヾ:.、!
ゞィー=、;i;i;i;i;i;i;i;iハ__.:/;i;iハ:::::::::| |:::::::::::::!: !Yー'V{
/ ゙ァ;i;i;i;i;i} V;iメ.::::ヽ::::::| l:::::/.::!: !;i;i;i;i;i;iゝ-- .
.゜ ⌒>;r{`辷 ノ".::::::::::、ー:} }ィ.::::: ハ: !;i;i;i;i;i;i;i;i7 ゜
/ /!;i;iゝゝイ;廴::.:::::.:::.:.:`{ {:.::.:.:::.:人 ヾ;i;i;i;i;i;i;i;〉 i
. / /ノ;i;i;i;i;i;iメ.゚´: : : :. :.、:::.:i }::.:': : : : :`ヽヾ;i;i;i;i;iゝ |
, /イ;i;i;i;iゝ゜. : : : : : : : : :.ヽ} }:.: : : : : : : : ゙ーヾ;i;i;{ ;
. / ./'〈;i;i;i(.: : : : : : : : : : : : : :.ヽ、:. : : : : : : : : : : `ー . /
/ ノ}`/´.::: : : : : : : : : : : : : : : : :V!:::. : : : : : : : : : : : : ヽ{
/{゙ハ'.::::.:.: : : : : : : : : : : : : : : : : } }::::. : : : : : : : : : : : : : ヽ
/ ,イ/{::::::::.:. : : : : : : : : : : : : : : : :;゚ !::::::.:. : : : : : : : : : : : : : }
∨八:::::::::.:.:. : : : : : : : : : : : : :.::j j::::::::::::.:.:.:..:..:..:..:..:..:..:.::.: ム
} ′〉、:::::::::::.:.:.:.:.:...:..:..:..:.:.:.:::.::::| |:::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::人゙ヽ
. /ノ´j{ 心、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:. ィハ: i }
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建国当初、というと、百年ほど前ということになる。
つまりは百歳以上は確実、となるが、ラピスと演劇を見に行った時に
特別席に座っていた女性に、そのような老婆はいなかったはずだ。
いたのは、黒衣を纏った妙齢の女性が一人だったはず。
となれば、あの女性以外に巫女らしき人物はいないが、それだと辻褄が合わない。
「察しの通りだ。彼奴は百年の間、姿を変えずに生き続けておる。
近しい者は女神の加護と信じて疑わぬようだがな」
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5695 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/02(月) 23:42:39 ID:sjlDUcZE0
____
/ヽ /\
/(●) (●)丶
/::⌒(__人__)⌒:::uヽ
l |r┬-| l
\ `ー'´ /
/ ヽ
し、 ト、ノ
| _ l
!___/´ ヽ___l
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ギルガメッシュはいつもこうだ。飄々としながら、重大で、それでいて
受け入れがたい現実離れしたことをさらりと言い放つ。
しかも、嘘を言っている様子は一切見られないから余計に性質が悪い。
「代弁者、ということがどういうことか、その灰色の脳でも分かるであろう。
この国の根本的な部分での舵取りは、全てあの女が一人でやってきた、
ということだ。あの女だけが、女神の言葉を聞いたことがある。
アラディアの国で唯一の神との繋がり、というわけだ。
ま、それが女神かどうかは怪しいものだがな」
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5696 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/02(月) 23:47:40 ID:sjlDUcZE0
> ´ ̄ ̄ <
/ ! ヽ
/ | \
, | .i i ',
i ト、ト. {ヽ!___| ! } 、
| i ,r=z、ヾ '´ ̄!ィ , .ハ \
| |ハ.{ ' _ ! /./ i 个ヽ 「つまり、色々闇が深いってことでいいですか?」
人{.rヾ r', --i 从/__j i ',
!i__\.ヽ ′/ | | ', そんなところだ。貴様はこの国が気に入っている
ノイ >-- ´ i ! ',
/ , __) __ノ ノー-.、 、 ようだが、あまり信じ込みすぎると痛い目を見るであろう。
/ r- /::ー-.:´/ /::::::::::::::', 、
, / //7TTi´/ /::::::::::::::::::::::', \ 我々はアラディアを利用してはいるが、逆に利用されても
/ ./ /:::::>== 彡::{::::::::::::::::::::::::::::::i ト. ',
/ r''⌒ヾ./:::::::::::_..r-< ´  ̄ `ヽ::::::::::;:::::! ! ヽ i いるのだ。忠義と盲信をはき違えるなよ?
/ / く:::::,r'' へソヽ ';/::::::{ ', } ,
, , >=- ''"7 -マ''´::::::} ヽ /::::::::::::! | / /
{ / / / {..イ⌒´:::::::::::ゝ _ \ .イ:::::::::::::::',. ! ./ イ
/ .,: { /、 ';::::::::::::::::::/ ̄´ヽ::::::::::::::::::ヽ. ,: 〃
, 乂 ヽ_,r≦ _ \__ヽ;;;;;::/ ノ }:::::::r''^⌒゙ /
./ ` ̄ ゝ:._ ノ ` ー ´ ⌒ 7 ,
, ', / i {
i / .ハ / .| ',
| / / , , ! ヽ
ヽ / ./ .} { \
` i , , j ヽ \
ヽ. / / \
5697 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/03(火) 00:03:29 ID:ubx7a8ko0
___
/ ` 、
, ' \
/ ヽ、 _,.. -- ゙ .
/ _`__ __ ,
′  ̄ ̄  ̄ ̄ , 「ともかく、こちらもアラディアの戦士として振る舞うのも
{ "' 、、 ∪ }
. 、 -‐ ー-. / そろそろ潮時ということだ。今夜、鴉伝いに手筈を教える。
_> 、 /
∨/r v'´ ヽ _ 「/7,< 貴様は今までどおり、兵士として任務に励め。
/V,l / \ V 」/////〉
. ,.イ //Y〈_ ヽ.〉 く//////__ 妾は貴様が縛られることなきよう、その任務を
/.:.|///ゝ、 `ヽ./ f⌒o 7¨´///}
>、:ヽ/ ` `Y ! _! [`__'7´////,j いじってやるからの。フハハハハ」
. __ / 〉′j .イ /} } / _/ ∨//////,|
/ f´ | ト、` 、ゞ / { {// У//////|
. { l | | ` ー'‐ = Tl _ 〈/>z/_∧,|
ヾ.、 | | 二 l | `゙` </_/_j
. ` ┘^ . 二 // /  ̄
` < {.{ 、 __ ノ
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言うだけ言うと、ギルガメッシュは「さて、今夜の酒でも取ってくるか」と呟きながら
やる夫の前から去っていってしまった。
ぽつんと取り残されたまま、巨大で複雑な情報が捻じ込まれてぐちゃぐちゃに
なってしまった頭の中を整理する。
女神アラディアは存在しない。女神の巫女は人外。どれも信じがたかった。
自分たちが、今まで信じてきたものはなんだったのか。
皆が女神のためと信じて、流してきた血と涙はなんだったのか。
今の話は、胸の奥にしまいこんでおこう。仲間たちの希望を少しでも減らすような
ことはしたくない。たとえそれが偽りの希望だったとしても、
支えになることに変わりはないはずだからだ。、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
5698 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2016/05/03(火) 00:05:33 ID:ubx7a8ko0
すまない、本当にすまない、そろそろ寝ないと明日起きられないっ……
というわけで、中途半端なうえに短くて申し訳ないのだが、続きは今週の日曜だ。
親愛なる読者諸君、良いゴールデンウィークを。
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