Galaxy S22 Ultraは昨年に日本でもNTTドコモから発売された「Galaxy S21 Ultra」の後継機種で、フラッグシップモデル「Galaxy S」の最新シリーズ「Galaxy S22」の最上位製品となっており、同社が2020年まで展開していた「Galaxy Note」シリーズのDNAを継承し、Galaxy S21 UltraもSペンには対応していましたが、Galaxy S22 Ultraは新たにSペンを収納できるようになっているほか、Sペンの性能・機能もこれまでのGalaxy Noteシリーズ以上に進化しています。

画面は左右端がラウンドしたエッジディスプレイで、画面上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9：19.25の縦長な約6.8インチQHD+（1440×3080ドット）有機EL「Dynamic AMOLED 2X Display」（約515ppi）で、Galaxy S21 Ultraでは10〜120Hzでしたが、Galaxy S22 Ultraでは1〜120Hzの可変リフレッシュレートになり、タッチサンプリングレートはゲーミングモードにおいて240Hzに対応しています。


またディスプレイはHDR 10+やEye Comfort Shield、Vision Booster、DCI-P3 100％、コントラスト比300万：1、明るさ1750nitsをサポートし、ディスプレイを覆う強化ガラスは「Corning Gorilla Glass Victus」となっています。パンチホール部分にはPDAFに対応した約4000万画素CMOS（1画素0.7μm）／広角レンズ（F2.2、画角80°）のフロントカメラが搭載され、顔認証に対応するほか、生体認証としては画面内指紋センサーを搭載しています。

サイズは約163.3×77.9×8.9mm、質量は約229g。本体色はPhantom BlackおよびPhantom Silver、Green、Burgundyの4色が用意されており、さらにSamsung.comでは限定色としてRedおよびGraphite、Sky Blueの3色が販売されるとのこと。また背面はガラス素材となっていて外観はGalaxy Noteシリーズのようなよりスクエアなデザインとなり、防水・防塵（IP68準拠）に対応しています。電池容量は5000mAhで、ワイヤレス充電「Wireless Charging 2.0」（最大15W）に対応するほか、急速充電「USB PD 3.0（AFCやQC2.0互換）」（最大45W）にも対応。

製品	Galaxy S22 Ultra	Galaxy S21 Ultra
画面	6.8型エッジ有機EL QHD+（1440×3080ドット）	6.8型エッジ有機EL QHD+（1440×3400ドット）
大きさ	163.3×77.9×8.9mm	165.1×75.6×8.9mm
重さ	229g	229g（ミリ波対応機）
Sペン	○（内蔵）	○（別売）
電池容量	5000mAh	5000mAh

リアカメラは以下のクアッド構成で、メインとなる1億800万画素CMOSは9画素を1つにまとめるノナビニング技術によって約1200万画素（1画素2.4μm）相当で明るく撮影でき、ナイトモードでも活用され、さらにハイブリッド光学3倍ズームおよびハイブリッド光学10倍、100倍スペースズームに対応し、新しいズームロック機能によってAIを活用して焦点をフレームの中央に維持して手ブレを最小限に抑えて撮影できるようになっています。

・約1億800万画素CMOS（1画素0.8μm、Dual Pixel AF）／広角レンズ（F1.8、画角85°、OIS）
・約1200万画素CMOS（1画素1.4μm）／広角レンズ（F2.2、画角120°）
・約1000万画素CMOS（1画素1.22μm、デュアルピクセルAF）／望遠レンズ（F2.4、画角36°、OIS、3倍光学ズーム）
・約1000万画素CMOS（1画素1.22μm、デュアルピクセルAF）／望遠レンズ（F4.9、画角11°、OIS、屈曲、10倍光学ズーム）



チップセット（SoC）はQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 1」（3.0GHz×1＋2.5GHz×3＋1.8GHz×4コアCPU）またはSamsung製「Exynos 2200」（2.6GHz×1＋2.5GHz×3＋1.7GHz×4コアCPU）で、ともに4nmプロセスで製造された64bit対応CPUとなっており、内蔵メモリー（RAM）と内蔵ストレージは8GB RAM＋128GBストレージ、12GB RAM＋256GBまたは512GB、1TBストレージの4モデルがラインナップされています。

センサーは加速度センサーおよび気圧センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、ホールセンサー、近接センサー、環境光センサーを内蔵し、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.2、NFC Type A／B、UWB、USB Type-C端子などに対応。OSはAndroid 12をプリインストールし、ユーザーインターフェースは「One UI 4.1」となっています。




Sペンは内蔵となっただけでなく、応答速度が2.8msに短縮されてさらに滑らかになっているほか、スキャン頻度も480回／秒となっているとのこと。携帯電話ネットワークでは5G NR方式におけるSAおよびNSAをサポートし、5GはSub6に加えてミリ波（mmWave）に対応し、対応周波数帯は販売する国・地域・通信事業者によって異なるということです。





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