3月17日、ボクシング界に衝撃が走った。WBA世界ライトフライ級9位の坂間叶夢選手(ワールドスポーツボクシングジム〈足立区〉)が、20歳という若さで世を去ったのだ。プロデビュー以来、9戦9勝(8KO)、井上尚弥選手の前座試合にも出場するなど、「未来の世界チャンピオン」と期待された逸材だった。減量に苦しむ叶夢選手に対し、同ジムの齊田竜也会長が下していた判断とは――。前編記事『「息子はボクシングジムに殺されました」