少子化による人手不足の影響で、初任給を引き上げる企業が相次いでいる。その一方で、「既存社員の給与は現状のまま」という企業も少なくなく、社員のモチベーション低下や離職が問題になっているという。本記事では、新入社員の指導係を任された男性の事例をもとに、社会保険労務士の木村政美氏が解説する。「この仕事、なぜ自分がするんですか?」A中さん(28歳、仮名=以下同)は、地方の大学卒業後、地元の工業団地内でチルド