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やる夫の君主論とできる夫の批判 第四章 「アレクサンドロスに征服されたペルシャは、何故、大王の死後も後継者に対して反抗しなかったのか」




164 名前: ◆mthS9vGGks[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:02:44 ID:yzNtAcQc

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 {三ニ≧ュ、: : : : : :i: : : : : :i: :寸
 |ミ/⌒寸}}: : : : :.:ト、: : : :.:ト、: :ヽ
 |,/: : : ///: : :i: :/ ‘,:.:/zxi: /:}    第四章
. /: : : //∧ : : |:/xf斧j:./ ヒリj/:八
/: : : :,{三ミ∧:.:.|{弋::リ /  、 i/: i    『アレクサンドロスに征服された
: : : : :トミ三心:.ゝ    、_ /.:.:.:|
: : : : :|  `¨¨¨Y__≧   _, ′ : |        ペルシャは、何故、大王の死後も
: : : : :|    /: : : : `:く : : : : : :.:|
: : : : :|     /=≠:'⌒>- 、:.: : :.:|           後継者に対して反抗しなかったのか』
: : : : :|  f´: : : : : :/     Y: : :| />
: : : : :|  {! : : : : : {       |: : :.|./     ` 7´ ̄ ̄ ` 7
: : : : :|  |{ : : : : :.‘、ヽ    |: : :./     .::/      /
: : : : :|  |ト、: : : : : : :ヽ‘,クヘ:/〉     .::/      ,.イ
: : : : :|  |/∧: : : : : : :.:∨//∧} 、   ..::/     /´ノ }
: : : : :|  |//∧: : : : : : : ∨//,∧'__x≧≠―‐‐rf′ グ
: : : : :|  |///∧: : : : : : : ∨///ハ////////,へ <
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165 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:03:14 ID:yzNtAcQc








                      ――― やる夫の主張 ―――







.

166 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:03:51 ID:yzNtAcQc
         ____
       /      \
      / ─    ─ \    さて、多少歴史を知っている人なら、
    /   (●)  (●)  \
    |      (__人__)     |   前章を見たときに「あれ?」っと思ったかも
     \    ` ⌒´    ,/
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ    しれないお。
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |




      _____
    / ―   \        「アレクサンドロス大王が征服したペルシャは、
  /ノ  ( ●)   \
. | ( ●)   ⌒)   |                   大王の死後も蜂起しなかった」
. |   (__ノ ̄    /
. |             /     確かに、後継者戦争は起こったけど、
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\   旧ペルシャ勢力の反乱というのは無かったお。
.    |  /     \_ノ


167 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:05:26 ID:yzNtAcQc

       __
   _, -' ´___\                   ―― アレクサンドロス大王 ――
, '´ _,-'´, -――- ゝ、
  ./ /      l ト、\
__/ /l / /  , /l'| ト、l ',              言わずと知れた偉大なる征服王。
l | / l/|7ニイ´/〃| -L.l !
l | l |  (○) / (●) .」 |             風の様に現れ、瞬く間に大帝国を建設し、
彡彡    (__人__)   .ミミ
 \     ` ⌒´   ,,/.   ´ ̄`ヽ.       そして風の様に去っていたロマンの塊。
  ,.人    ー‐=丁    `Y´
   {  {:.  j l::.. __     、     ,ハ          遅れてきた神話の英雄。
:: :.:`ー─=ミY彡=ニ´     、 `ー:::.´
        v        Y!::.
       .:}i:          }l::. l{:.:.
..       .::l{:.        〃::.八:::.:..        その鮮やかな戦術は、今から見ても
:..     . .:x个ー- .::__ _,.ノ八:.:  `ー
、:::.:... .::.rく   l{ `ヽ.:..    jハ::.:.. .      「こいつ何かヤバイもん見えてんじゃねーの?」
:.`¨¨´./ 厶-、li、__j: `ヽ:. ノ :./`ヽ..:.:.
\__/   ニアハ:..   }  :i::.  /   `         と思えるくらいに神がかっていた。
`      .:::アハ:ト-- '   :l}: {


168 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:06:16 ID:yzNtAcQc

    / ̄ ̄ ̄\      彼は早死にしたから、腰を据えて統治しているような
  /        \
 /    ─   ─ ヽ   時間的余裕は無かった。
 |    (●)  (●) |
 \  ∩(__人/777/   けどその死後、旧ペルシャ領における反乱は起きなかった。
 /  (丶_//// \



       ____
     /      \
    /  ─    ─\    「文化、言語が異なる土地」という不安定な状況にも
  /    (●)  (●) \
  |       (__人__)    |   かかわらず、そうなった理由を今から説明していきたいと
  \   ⊂ ヽ∩     く
    |  |  '、_ \ /  )   思うお。
    |  |__\  “  /
    \ ___\_/



169 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:07:09 ID:yzNtAcQc


     ―――まず、君主国の統治様式というのは、次の二つに分けられるお―――


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          1.全ての住民が、君主の直接の臣下である場合(専制)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                  ノヽ)) ヽ,,rーrヽ,, ,,ノi
              ,ノ~'tiii"(t i}}|j     " "ツヽ|t
           iヽ/ツii|}}从、}iii)''ijリリ}  、      ノツリ、    この国に流れる汗の一滴、
           ii}}y"}!、iii、'';/r"t}}}(iij,yiiヽ-リヽii}j、,, "リ
          t,`、i、}ヽ''ii);;|iMtヽ''" `" ノ ""ノノノjjり ''フ    血の一滴まで我が物よ!
          、)" ミ;;,,t、ti;i、 t;;、、))リiノツノ/""''彡"彡 ョ
          i、`''i ;;;;:::ijj}、`';;;;;;'"":::;;;'" ,,,,   廴r''ツ r'
          't、 ;;;、 t;; ::;;;`;;;;;;;;;;|}:::'"::;;'"ii"  、迄 彡ノツ
          ヽ, ;) (|;;ヽ;;、;;;;;;;;;ノ':::i:::;'":::';;"  ::'≡ " ノ
           'i ,;i,,、;;、、,;; ;;;;、;;;i'i},,ir')ノ,,,,,,,,___ :::ミ≡:r'i
           t ;t;;iitーミゥテ;;、刈シ='r'-ミュォヲヲ  ')'''/'|:|
            '',、,i'"` ̄"::::了 j''"` ̄:::::"   ;;リ/)リ/i       ,,
                t、i'::::  :::::::| ,'  j""     :::リ'、/イ'(,, 、、 -ー '",、 ~ヽ
             ヽt::::::: :::::t,,ハ ,、)    ;;;;:::i-ー'"t))::::: ..;、-'",, "  ヽ
              i;t :::::::::::~'- '":"    了 ,i;;;;:::  t:::;、-'" '"     /
          ,,, 、 - ーt;ヽ ::::::::;;、、、:::,,,   ;;'" /;;;;::: ,、'":::::彡
      ,,、- ''":::::::::::::::::::t:;ヽ :::::":::::::::::::`'  / , ';;;;;;;r''":::::::...
   ,,、-'"::::::::::::::::::::::::::::::::::t::;;ヽ ;;;:::::::::    "/;;;;/::::::::::
、- '"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::t:::;;;ヽ ::::::::::::  、';;;;;r'"::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::t:::;;;;;;'、;;;;;;;;;,、 -';、-'":::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ソ:::;;;、 - ーー'''"::::::::::: ....::''"


170 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:07:50 ID:yzNtAcQc

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
           2.君主の臣下が、また各々に臣下を抱えている場合(封建制)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ト⊥-((`⌒)、_i  | |                              l
   '‐<'´\/´、ヲ _/、 |                        /\___/ヽ
   -_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ    王の前では臣下だけど…  /       :::::::\
   t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|                      |  ''''''   ''''''   .:::|
   """`j/ | |くゞ'フ/i/                      |(●),   、(●)、.:::|
     ::::: ,. ┴:〉:  |/                       |  ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:::::::|
       ヾ::::ノ  |、                       \ `-=ニ=- ' .:::::/
     _,-ニ-ニ、,  |))                         `ー`ニニ´-一´ヽ、
     、;;;;;;;;;;;;;,. /|       ___,. -、                /    _    l
           .| |       ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、          /  ̄`Y´   ヾ;/  |
      _,..:::::::. / .|       `''''フく _,. -ゝ┴-r-、       |    |    |´  ハ
   :ヽく::::::::::::::::>゛ |_   _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ      |    |    |-‐'i′l
   ;;;;;;;_ ̄ ̄   |   ̄ ̄ / _,. く  / ゝ_/ ̄|         |__ |   _|   7'′
   :::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_    / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ       (   (  ̄ノ `ー-'′

─────────────────────────────────────

                  m n _∩                   ∩_ n m
                ⊂二⌒ __)    /\___/ヽ       ( _⌒二⊃
   領地へ帰れば    \ \   /''''''   '''''':::::::\     / /
                     \ \  |(●),   、(●)、.:|  / /
     私も君主!          \ \|   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|/  /
                        \ .|   ´トェェェイ` .:::::::|  /
                         \\  |,r-r-| .::::://
   愚民ども!我を崇めよ!     \`ー`ニニ´‐―´/
                           / ・    ・ /

                        ∧,,∧  ∧,,∧ ハイハイワロス
                    .∧,,∧( ・ω・ ) ( ・ω・ ) ∧∧
                    ( ・ω・ )  U) ( つと ノ( ・ω・ )
                    | U ( ´・ω) (ω・ ) (   U
                     u-u (  U)  と  ノ `u-u
                         `u-u'. `u-u'


171 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:08:31 ID:yzNtAcQc

     ____
   /      \            1、即ち専制国の具体例はオスマン帝国だお。
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \         あの国では君主が絶対権力を持っていて、
|       (__人__)    |
/     ∩ノ ⊃  // ∩ノ ⊃    全ての臣下は君主が各地に派遣する
(  \ / _ノ    \/ _ノ
.\ “  /  . \ “  /      役人に過ぎないんだお。
  \ /      /\/
    \       \         そして、その派遣更迭は君主の思いのままだお。


172 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:09:09 ID:yzNtAcQc

       ___
     /   ヽ、_ \       2、封建制国の例はフランスだお。
    /(● ) (● ) \
  /:::⌒(__人__)⌒::::: \    各々の臣下がそれぞれ特権をもっていて、
  |  l^l^lnー'´       |
  \ヽ   L        /    それを取り上げるのは例え王でも並大抵の
     ゝ  ノ
   /   /             ことではないお。


173 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:09:57 ID:yzNtAcQc

          , -―――- 、._
ヽ、     /           `ヽ、
  ヽ  /                 \
ヘ  |, '                     ヽ        そして結論から言ってしまえば、
  し/, ヘ                      ゝ
  /   ヽ                   ヽ  専制国は「征服しにくいが支配しやすい」
/     ト 、       ,-='、':'       ',
   ,ィヽ _ :':;;;;;,:i      .゙、;;;;::',ノ         i 封建制国は「征服しやすいが支配しにくい」
   ト、_ 〝'''''′       `''''''"          l
      ヽ                      ノ ということになるんだお!
  /7_ ,ノ  (    j     )          /
  / 丶      `ー-‐'´`ー-‐'′       /
/     >     ``ー- -‐'"        く
    /                     ヽ


174 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:10:43 ID:yzNtAcQc


     ―――専制国は、君主の下で一致団結出来るから征服は困難だお―――


    ,、-'t,,、-、_/|                              、   ,,,,,,、-'"t
  ̄ ̄        /                   、,,ni、rj、,,r、,     r' ~~~     `'ー'|
 の 歴 真 こ 了                 (レ'"     ~''-,   i'~  ラ 屠 最   |.:::
 だ 史 の の  |                 ,{''` ,,, ,, ,,,,、 从  イ,  |  オ る 強   |r'Y
..//  は 強 ラ  |                ミj,ミ、,iツ(Y、iirリイ''ノ、,}  ノ  ウ 者 の  |,ノ'
・・   始 者 オ  |                'i ミ' ::~'':'、iir''イ"''〉"リ  |  // の 北  |{ ~
    ま の ウ  〉                i{,i| ;;、ti;(从ノ,_,'、''j,,イ ノ  ・・.  名 斗  | ー'
    る    よ  ,>              ,r/ヽ't`""'ミ|~ミ''''''"イ)/ー-ヽ     は を   〉}
         り /   ,, 、、、、,,、r-ー――r―';/'"i |t " 、,j,/" ''/イヽ' 、;;;;i          /'i/
         _( ,、-'"::::::::::::::::~' 、''"""''ヽ|;;;;'i ,、'":ヽ ー==- ,i':::リ;;;;;)'ヽ,|        ,、-'./ー,
       _)  (;;;:::::::::: ::::::::::::::::~'ー、三ーヽ;;t  ::::::'、"、~ /:: ::リ|ii;;;| ,t|,、-'),、-―、/'リ ノ ,,r:
''''i  __(    ,r'~'''''ー- 、、;;;;;;;::::::::::ヽ,三=::;ヽ ::::: :'''''''":::''::: :::リ;;;;ヽ"::ヽ ,ry'''i/) ~j .リ__ i
 |/        iリ ::'"    ::::: ::::,~ー、 ,、ー、 ,i;;`'、;;;;,、、、、 , -、 ,ー、;;;;;;|ir ,r'Y ノ./ー,''. ー',,"-ー't
      , ー、 ,,、ー、:::   ::r'''i  /、,,,ノ/、, ノ:::::,,、 、;;r'~'i /、,,,ノ/、, /~)リ ,' ,ノ''リ ノ ,,r~''"} :::,、 ''~
  r'''i  /、,,,ノ/、, ノ:::::,,、 、:j ;;イ. /,,, //, ,r",、 '~ ノ;;j ;;イ./,,, //, /,、/;/ i ー{ ~j .リ__ i ,'~'i /::::

             、__人_从_人__/し、_人_入__人_从_人__/し、_人_入
             _)   ヒャッハー!流石ラオウ様だぜー!!
             '´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒'´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒
   ゙、';|i,!  'i i"i,            ゙、';|i,!  'i i"i,            ゙、';|i,!  'i i"i,
    `、||i |i i l|,            `、||i |i i l|,            `、||i |i i l|,
     ',||i }i | ;,〃,,            ',||i }i | ;,〃,,           ',||i }i | ;,〃,,
     .}.|||| | ! l-'~、ミ          .}.|||| | ! l-'~、ミ           .}.|||| | ! l-'~、ミ
    ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ         ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ         ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ
   .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ        .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ        .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ
   Y,;-   ー、  .i|,];;彡       Y,;-   ー、  .i|,];;彡       Y,;-   ー、  .i|,];;彡
   iil|||||liill||||||||li!=H;;;ミミ       iil|||||liill||||||||li!=H;;;ミミ       iil|||||liill||||||||li!=H;;;ミミ
   {  く;ァソ  '';;,;'' ゙};;彡ミ       {  く;ァソ  '';;,;'' ゙};;彡ミ       {  く;ァソ  '';;,;'' ゙};;彡ミ
    ゙i [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ   _,,_ ゙i [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ   _,,__゙i [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ
    ゙i }~~ } ';;:;li, ゙iミミミ=三=-;;;;;;;;;゙i }~~ } ';;:;li, ゙iミミミ=三=-;;;;;;;;゙i }~~ } ';;:;li, ゙iミミ
  フハ,“二゙´ ,;/;;'_,;,7',,,,-‐‐''''''} ̄~フハ,“二゙´ ,;/;;'_,;,7,,,,-‐‐''''''} ̄~フハ,“二゙´ ,;/;;'_,;,7''~~


                  ―――内紛も期待しにくいお―――


175 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:11:27 ID:yzNtAcQc


       ―――でも一旦君主を倒し、その血族を根絶やしにしてしまうと…―――


           _,.yトーゞrッヽv,、_,.          _
    ラ    ,rk´ミ、''ナ;;爻'、ー;;〃彡;,.        〈`Jjj9,   ,,,、、、、、,_        我
  死 オ    vf戈ハトシ〈'"リ゙、ヾ、;;jリ、〃、        `l  l'   ii、、,,,、、、、j       一  が
  す ウ   Yメ从k;;、;;ij;;;ii;ヾ;ッ;仆、ヾくソ         l、 `l   i|≧≦`|ji|     辺  人
  べ    }ソリ"i!;;;;;l;;i;;、;;:;:;;:;';;;};;iリドシゞ,         l  ト、  il、д ノ|リ.     の  生
  .し    ツ;;;;;;;;;;ト、;;_リ;;;i!;;ト;=;、t;;;l;;ヒ'        ヽ   ト-''|―r' ヽ     悔  に
  !    ヲ;i!、:::r',;、=;'、;"リ,、=;''"リ;ij´           `、ヽ    ̄` ' ̄`⌒ヽ. い
        };lヾ;;j  ̄´.〃l゙ ̄´ ,';ィ′          `、l`、_ミ,、 ミ__,,,, 、  無
 r‐、       7;;;;|',    =、j,.   /仆、            'l     ;    Y   .し
 } ,! _      ゞ;|:ヽ   ,:ニ> /:: レ ソ\,.、- ' "´;; ̄::    ヽ、彡 i ミ  人   !
 j _,!ノ )" ̄>.ニト、:\` "'' ///,r/:::::::_,..、''' ..,,      l ミ土ニ   { L
フ ,、'-‐'l" ̄リ;/::;;/::} `:::`:ー'/'∠;:/`゙ヽ・.‐´         ト-rェーェ─イ  )

               、__人_从_人__/し、_人_入__人_从_人
               _)   ラオウとかないわーw!
               '´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒'´⌒V^'^Y
   ゙、';|i,!  'i i"i,            ゙、';|i,!  'i i"i,           ゙、';|i,!  'i i"i,
    `、||i |i i l|,            `、||i |i i l|,            `、||i |i i l|,
     ',||i }i | ;,〃,,             ',||i }i | ;,〃,,            ',||i }i | ;,〃,,
     .}.|||| | ! l-'~、ミ           .}.|||| | ! l-'~、ミ          .}.|||| | ! l-'~、ミ
    ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ         ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ        ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ
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    ゙i  ____  .||^!,彡ミ   _,,__゙i  ____  .||^!,彡ミ   _,,_゙i  ____  .||^!,彡ミ
    ゙i ヽr-ノ   li, ゙iミミミ=三=-;;;;;;;;;゙i ヽr-ノ   li, ゙iミミミ=三=-;;;;;;;゙i ヽr-ノ   li, ゙iミミ
'} ̄~フハ,  ´ ,;/;;'_,;,7,,,,-‐‐''''''} ̄~フハ,  ´ ,;/;;'_,;,7,,,,-‐‐''''''} ̄~フハ,  ´ ,;/;;'_,;,7''~
/_  / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~` ;;;;;;;;''''/_  / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~` ;;;;;;;;''''/_  / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ
~ `V ヽニニニ二、-'{ 十'''''  ,r'~ `V ヽニニニ二、-'{ 十'''''  ,r'~ `V ヽニニニ二、-'{ 十 )


          ―――この通り、もはや統治に何の支障もないお―――


176 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:12:21 ID:yzNtAcQc

\\\\\\\\,ィ从乃'´メ川彡ヘ\\\\,ゝ、  {::  ィ }   ヽ
\\\\\\\,イ从从彡イム刈川从ヽ\\Y´  `ー} ̄l }、ノ :::        我
 ̄ヽ\\\ ,,ィ彡イ彡イメ'"´メ北斗ノ拳ミヾ\ヽ、_  ゝ=イ:{ :::::::         が
  ヽ\ ー=ミ川`Y彡'"´ メ彡'"´フ彡イメミヽ (   `ームイ::::', ::::          偉
 ::  ミ\,`爻;州ヾ=ミ,从 メゞー彡イ⌒ミ彡彡ミヾ(`ヽ、_::;;;ノ :::::ヽ          大
::::    ミ\彡川ヽミゞミヽ斗イ彡'.,.,.,., ゞ彡イ.\ヽ、  ,ハ   ;:'"´ヽ         な
::::   ミ\爻ミヾー=ミヽミーニイムミ从ゞ'  `ミミ爻ハミ、`ーく  ;:   :::          る
     ミ、 刈ヽミー=ミヾ从゙゙゙゙ムイr;' ̄ノ   ミミミミr'}'ミ\\` 、__::           長
ヽ .::::: }\ヽミヾミヽr≦ムt,キミゞ=ィ´      `ミ;r'ノ }ミ\\\\`ヽ_        兄
  ::  l\\`ミ::::; ,彡三ゞ'; ;'"´゙"´       ヾ__人ミゞ、\\\ \//       を
:::::.   //\\`ヽミ;:., Lシ' l ,, イ〉        ミ;;  ヾメ,',\\\\ヽ       侮
ヽ_/// \\\ ヾ::':,   `,ゞ'"´`ヽ         ,ィ::  \',\\\\        辱
\/// (´`ヽ\\\ヾミ   ヽ'"´ ̄ ,ゝ、    ,':::.;:::.   ヽ\\\\       す
\\(´`ヽ:::::\\\\ \   \:::{  ; :}   ,'::::. .::     \\\\       る
`ヽ(´`ヽ ミ \ :\\\\ \   ヽ',___,ノ'   ,'::::.  .:::.     \\\       か
ミ:   \ :::\ .::\ ::: \\\\\  '''' ,....,ノ  ,':::::.   .::Y⌒ヽ_  \\      !
`ヽ  \,,;::ヽ  `ヽ、,ノ´\ \\\ヾ''"´  /:::::.  Y⌒',   \`ヽ\\

               、__人_从_人__/し、_人_入__人_从_人
               _)   ―――えっ!?―――
               '´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒'´⌒V^'^Y
     ゞ 彡, i| l|!li,'        ゞ 彡, i| l|!li,'         ゞ 彡, i| l|!li,'
      イ ヾ i |l|lif  `ヽ      イ ヾ i |l|lif  `ヽ       イ ヾ i |l|lif  `ヽ
     /    刈 il|l|{    ',    /    刈 il|l|{    ',    /    刈 il|l|{    ',
    {     从|l|l|{     }   {     从|l|l|{     }    {     从|l|l|{     }
    |  ,>       <  i  |  ,>       <  i   |  ,>       <  i
    i.   i _ ':, ! ,'__ _ ヽ i   i.   i _ ':, ! ,'__ _ ヽ i    i.   i _ ':, ! ,'__ _ ヽ i
   /云i 廴・ ゝⅤ 廴・ >  i  /云i 廴・ ゝⅤ 廴・ >  i   /云i 廴・ ゝⅤ 廴・ >  i
  { iヾi u.  ¨ i : .     i  { iヾi u.  ¨ i : ~.   i   { iヾi u.  ¨ i : ~ー、  i
   ヽ_ i  〃, 、_ _,. ヾ u   }  ヽ_ i  〃, 、_ _,. ヾ u   }   ヽ_ i  〃, 、_ _,. ヾ u   }
    ミi  i rェエエエェj i  /ミ   ミi  i rェエエエェj i  /ミ    ミi  i rェエエエェj i  /ミ
    ∧, i .|x‐-‐y_| i  /ミ    ∧,  i .|x‐-‐y_| i  /ミ     ∧, i .|x‐-‐y_| i  /ミ
   ,'', ∧  爻ェェ爻  ./: :}    ,'', ∧  爻ェェ爻  ./: :}    ,'', ∧  爻ェェ爻  ./: :}
,..<{: :i: : \i ー / イ: :: :.,..<{: :i: : \i ー / イ: :: :ト.,..<{: :i: : \i ー / イ: :: :ト、


177 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:12:54 ID:yzNtAcQc


    ―――封建制国の場合は逆で、内部には常に不穏分子を抱えてるお―――


     }イ: : |: : : : : |: :/ l:./ /./  ,l: : //./ ,l:.l    ヘヤ、: :.| ,}  ∥| ト、l,
    ,/ l:: / |: : : : : |:/~|/=t:,ト,,,..,,l:: ,/ //  l:,|__,,.-='''~ヘ,__\::|/:  / | |ハ,l,
    / l::/ .l,: ;l,: :  {ィ=テアト=-こ|::入,// ,/ソト^゛_,,==テ〒ヘ~》y':  ,∧: ハl, ヘl   我
   ´ ,l/  .l; { l,: : : 'l,`,,.'ヒTフc;》|::{,/ハ} / '/l'=='ヒtイフc),.X'./  /} |/  {,     に
    ,/    |: ヽ{: : :...'l, `~~ ̄~`'l:|イ゛  | //´ ´ ̄ ̄ ̄~` ./  /ノノ|   ヽ    従
    /     |: : :'|: :.\'l,      |   | /´        /  ,//|::|         え
         |: : ∧: :ヘ\,,.ミゞ-     ノ|        // イ: :/ |:|         !
         |: :/ l; : :.\\      丶     __ ,///| : ,l ∥
         }:/  l,|: : : :\`ヾ `-=―――_,.=-'´/イイ: :,ハ:. ,l  |
         /   | l; : : : :> 、    ̄ ̄´   /イ: : : :| |: |
              l; イ|: : : |::`ゝ、      _,.イ´ |: : :|:.| .l,:|
              |/|/( ̄ー-r->、__,. イーyーー`)/|| l,l
              l  }|ー-―| r―――--l .ト-―.イ l  ヽ

      ギアスゆえ致し方なし(キリッ
          ,ヘ           ,:ヘ.       /    , -     -、ヽ } i   `ヽ.
        /: : \       /::  !        ノ  /  /   ,ヘ ソノ,  `~ァ
      /::::.....  \--―‐'.:.:::...  !      -‐ '´ / _,.ィイl /ミ{ハj、ヽ._ ≦i}
      /::::::                 ',       -‐''´/ ノリル' 三,ヘニゝ <リ
      ,'::::                    i     ∠-‐'_,.ニ-' _,ノ7ノハフtセフ「 |lり'  この
    .i::::      '''''''        '''''''   !     - r‐vフ=Fせアヽミ /ニ~`)}.|/  きたならしい
    !:::.      (● ),    、(● )、 !  +  |.!.|.fヘj j∩(~ 彡 ゙_{、ヾ(( ゙|l   阿呆がァ
    |::::..         . ,,ノ(、_, )ヽ、,,    l     |.l lゞ=、'´ )}   _`ニ゙-、 ij l.|   ──ッ!!
    i;::::..         ノ     、 ゝ   !     !. rニ」:ヽ ((  〈-‐',ニ{  ハ二ニヽ
     ':;::::...       ー‐ ==イ    /.  +  .ソ  \\.リ   {' ̄-‐ } ,イlj`ー=ニ \
      .\:::::.....       ヽ--‐'   /     +{`ー-、 \` ‐、 }   jレ': |ハー--、\
       `ゝ:::::........      ....../       ヘ\\`ー、 `ー、` ' ー'  : | ハ.|:::::::::::ヽ
        ,レ─── 、    /         :::::ヽ.ニ`ー- ゝ、 `'''ー‐¬/リー 、\:::
       _j_ ̄ ̄\\ \ /          ::::::::::::::::`:::ー-- ゝー----ヘニヘ::\ヽ.\


            ―――だから、そこに付け込めば簡単に征服できるお―――


178 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:13:47 ID:yzNtAcQc


     ―――しかし、征服後にはそれが自分にとっての不穏分子になるお―――


  ./ |.:.:|.:.:.:|.:.:.:.:l.:.:.:l:./L∠=ミ 、 |.:.:.:.:.:.://  / 彡>=ミ∨.:.l.:.:.:/:.:.:.:ハ:.:/  ヽ
 /   V:.l.:.:.:l.:.:.:.:∨:l〃   〃\\|:.:.:.:.://{   //〃    ヽ∨/:/.:.: /:l:∨
./   |.:.|.:.:.:l.:.:.:.:.:.', {    ィだハ`ヽ|.:.:.:.//八 // /  ィだハ  /}.:./.:.: /:.:l.:.|
    |.:.l.:.:.:∨.:.:..:∧\,c弋Yソ  |.:.:.//   〃'"ヽ.c弋Yソ ノ/レ'.:.: / }:.:l :.!
    |.:.l.V.:.:.V:.:.:. 人 ;; ̄ ̄ ´彡'|:.:/`ヽ ^ /  `ミ、` ̄ ̄'''//..:.:./ / リレ′
    |.:.l V.:.:.',:.:.ハ ;;      l/   l              //:.:.:./ィ∨   何故だ!?
    l.:.l   い:.:V ハ.;; \         |           /.:.:/イ.:./l:.|
    ヾl  `ヽ.:.:\.:.\          l           /_彡l.:.:.:/ |:.|   何故従わん!?
          V .:.:.\.:ヽ      , ‐ - 一 、      /.:.:|.:./ .|:.|
           V.:.:.:.:.:l:.:.:.\     /   ̄ ̄  ヽ    /.:.:.:.|.:l  レ'
            Vハ:.:| l.:./.:}\ 〈廴__ __ノ〉 /{ ヽ.:.:.:|.:{
           } }.:.} {:.{:.:{   \   ニ二ニ   / .ノ.:.)}、:.:lV
           ノ ノ リィ∧:.\   \       / /::/ >\}
            /:/  \::\    ̄ ̄   ./::/ / ハ:::.\


               /\_/ヽ
              /'''''' '''''':::::::\
             . |(●), 、(●)、.:| + ギアスとかあるわけないだろJK…
             .|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,.:::|
               |  `-=ニ=- '.:::::::| +  ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから…
                \ `ニニ´ .:::::/
               ,-‐'::l 、 `.,イ,イ´:::`、
                l:::r'´.l `! lヘ:::::::/..:.`ヽ、
              ,ィ':`ト.i l'  `〈>‐','.:::::::`、:::::.>、
             ,イ:l::::::`l'l,l‐、 llo/.::::::::::`l:::::/.:::::ヘ,
           '.l:::l::::::::ll.lハ ! lヘo::::::::::::::::::;'.:::::;:::::.ヽ
          l:::l:i:::::`ト、∨l l l:::::::::::::::::l:l:::::::`':::::::.ヘ
             i:::l!::::::::::l Y.,' .lo::::::::::::::::ト;::::::::::::::::.ヘ
            ヘ:l:::::::::::l  ソ  .l::::::::::::::::::::ソ`、::::::::::::::.ヘ


179 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:14:38 ID:yzNtAcQc


            ―――だから、いずれまた奪い返されてしまうんだお―――


                 / ,r  L∠.__   __/`¨フ
              . / /        _ 人¨_  >\
              rヘ /〈    __   /   i  \ ゙̄ヽ、7
              ,kゆト-‐''" 二 ¨ ̄i   ノ ニブヽ ノ! /  支配してやるぞッ!!
       ,. -─ 、._ / ノ、 `¨´i'´ rッヽ.  j  i  ー--‐ '"フ
     /     /.〈  i  ノ  ̄ `ー゙    j -=ニ、¨ ̄/
   , '       / r 、ー'"__         ノ l  ー─…ラ
 /         ./ ,ノニミヽ、 ヽ \     "´  j/"二ヽ \ミ
 ヽ、      ノ (:::`ヽ_\\_i  l       / ノ 刀 !、 l
  ./`¨  ̄ヽ./   `'ー一¨´         i  rノィ/、 l┘
  i     /ヽ¨ \             /  L ニノ i \!
  l    /:::::::::',: : : \         /  /:::i l  l  l
.  ',  /:::::::::::::l\: : : :ヽ,,,...  --一'"  /::::::::l l   l N
. _ヽ/::::::::::::::::::! `¨  ̄   /    /:::::::::::::::l ! lV


        /\  , 'ヽ
.      /   ゝ、__ヽ
    /          ̄¨'''_‐-_、
    , '             =≡=ヽ _
  /               ,',r:ミ〟  /       やはり童貞よりやはり吸血鬼だな。
 /              ,-‐{ {::::j i  {
...′                ヾニン __`ヽ      今回のでそれがよくわかったよ。
..i                    j、_,, ノ
. i         ヽ、      -rイ_ , ‐ゞ,      >ルル感謝
 i.          i       | `‐‐-く
. 〉─-        i       `_,,`ニ>'
..,,}─- 、   ',    `          ヽ
.i::::::::`::::::`ミ、ヽ`ー‐- 、  ヽ、_     j
l:::::::::::::::::::::::::::`丶`丶 、       ,r‐''"
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、 ` 、 _ ィ´


180 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:15:27 ID:yzNtAcQc

      ____
    /      \      具体例で話すと、
   / ─   ─   \
  /( ●)  ( ●)    \   オスマン帝国は強大で、内部からの離反者も
  |  (__人__)       |
   \ ` ⌒´       /   期待できないお。
    /  ー‐      ヽ
   /            `   いたとしても、そいつは裸一貫だから役にたたんお。



        ____
      /      \
     / ─    ─ \     そこがあの帝国の強さなんだお。
   /   (●)  (●)  \
   |      (__人__)     |    けど、仮にあの国を征服できたとしたら、
    \    ` ⌒´    ,/
    /⌒ヽ   ー‐    ィヽ     その後の統治はかなりスムーズにいくはずだお。
   /      ,⊆ニ_ヽ、  |
  /    / r─--⊃、  |


181 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:16:19 ID:yzNtAcQc

       ____
     /      \      それとは逆に、あのグッダグダに見えるフランスが
   / ─    ─ \
  / -=・=-   -=・=- \    何だかんだで倒される様子を見せないのは、
  |      (__人__)  U  |
  \     ` ⌒´     /   「倒しきること」が非常に厳しいから、ということなんだお。


182 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:16:52 ID:yzNtAcQc

     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)       アレクサンドロス大王の話に戻ると、
/    (●)  (─ /;;/
|       (__人__) l;;,          ペルシャ帝国の統治様式はタイプ1、
/      ∩ ノ)━・【】[]
(  \ / _ノ´  □         すなわち、君主による専制だお。
.\  "  /    (⌒)
  \ /


184 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:17:42 ID:yzNtAcQc

          ∠二_ヽ      _ _
         l´>,へ`lト , -' ´ _____`'‐、
        ,/ /:::.::|ラ ',, -'´.,-――-、 ヽ     だからこそペルシャは強大だった…
       /  ./:.::.::.| | '/       ヽ\  \
     /;   /.::.:::.::| |  ',  / /, /l'| トl ',/    のだけど、それ故に倒された後は、
    ./::::::':;..  i'::.:...::.::| | |7ニイ´/〃| -Li l
    /'::;:::::::::::'::,l!.:::.:::.:..:l! l | (○) / (●) .」 |     もはや反抗の芽は無かったんだお。
   ;!  '::;::::::::::::l:.:.:....:...:.l!. :::::⌒(__人__)⌒ ミミ
   l.   ''::;;/\:.::.:..:.:.i!.   |r┬-|      |
    |:.:..  /   \:::.:.:.:!.   ` ー'´    /
   :!::::./      . \::.::゙:、    /  i    <俺、最強!
    ゙く          \:.:.゙:、 (⌒)   /
  .   ` 、          \::゙:.、ノ ~.レ-r┐
        `゙ ‐-  .,,__   _,,.>__ | .| ト、
                ̄〈 ̄   `-Lλ_レ
                   ̄`ー‐---‐


185 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:18:37 ID:yzNtAcQc

..      ____
     / ―  -\      アレクサンドロスや、オリエント君主達の帝国が
.  . /  (●)  (●)
  /     (__人__) \    あれほどまでに巨大だったのは、
  |       ` ⌒´   |
.  \           /    君主の資質というよりは政体の違いによるものなんだお。
.   ノ         \
 /´            ヽ


186 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:19:02 ID:yzNtAcQc








                  ――― やる夫の主張 終 ―――







.

206 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:30:43 ID:OVZ4EMI6
スルタンは支配権が強すぎて暴飲暴食して浴室で死ぬ場合が多い、
暗殺なのかただの成人病による急死か不明。

専制君主制の最大のネックは兄弟殺しによる世継騒動、とそれに伴う有能な側近が粛清されること。


187 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:19:38 ID:yzNtAcQc








                      ――― できる夫の反論 ―――







.

188 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:20:28 ID:yzNtAcQc

       _________
      /     \      色々な国民の精神性というものを考える時に、
    /  ⌒   ⌒\
   /   ( ●)  (●)\   各国の国民を比較検討するというのは
   i   ::::::*  __´___ *  .i
   ヽ、    `ー'´  /   よいことですね。
   /         \



     _.. ‐'''''''''''' ‐ 、
    ,r'        \
   / ⌒         ヽ,    考察した内容が適切かどうか、
.    ( ●)   `―    ..i
   i.      ( ●)    |   という問題はありますが。
.    \ _´___       /
.      \`ー'´   __/


189 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:21:19 ID:yzNtAcQc

        ____
      /     \
    /  -     - \    まず、やる夫の時代においては、
  /   (●)  (一)  \
 |      __´___     |   フランス内の領主、貴族が内ゲバを繰り返して
 \      `ー'´     /
 /     ∩ノ ⊃   /    いたのは事実です。
 (  \ / _ノ |  |
. \ “  /__|  |
   \ /___ /



:::`l:l::l::::i:/::,r'::ィ::;:イ〉、ゝ、'ー、'ー:::乂
i::::lllt、:::l:::::i://ノ__,:ノ l':::-、;_::i::、::ゝ               オレガフランスダー!!     o
l::::ll|tj:、l:::iT''ア',rj:┬ヽl:::::::;ク}:イ}   俺、こんなんじゃ       ∧,,∧  ∧,,∧=,,∧i!i
:::、::lト乂ヽ、  ´ ゞノィイ':/::/ /ノ                  Σ(´ω(;;o=(ω; =;ω)o从 ヤメテー!
 ヽ::ヽ ノ       _,ノ;:ィ':´/      フランスを治めたく ( ´・ω) U)ミヽ,   o=∠´  )n
  ノi::ヘ ` __  u, イ:::::{                  | UΣ´・(;;(0ミo从o=0 と、  く__
   ゝ`i 、 ー ` ,/ lム:::l      なくなっちまうよ…   u-u (,   っく ̄ ̄)nn  `u一'
     '  >イム-‐''´ l;>ヽ_                     `u-u'  `c , -一'
  ,r‐t..f:´r゙ゝレ   ,..‐:´::::::;::::ク、


191 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:22:18 ID:ljqKNvLg
フランス内の領主にはイギリス王まで含まれていましたな(ガチで臣下やってた)


200 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:27:05 ID:Py2KJxH6
イタリアが統一できそうでなかなか統一できなかったのも
フランスのと似た理由なのかね


190 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:22:05 ID:yzNtAcQc

     _____
   / ―   \
 /ノ  ( ●)   \     ただ、オスマン皇帝に関しては…
.| ( ●)  ,      |
.|           /    当時の事はわかりませんが、歴史上、皇帝の暗殺が
.|      '~   /
 \_    ⊂ヽ∩\    何度か起こっているんですよね。
   /´     (,_ \.\
    |  /     \_ノ


               /: ;.r' ´   !: : l: 、: / l: :./ l: : /  .V
               ' ´    l: : イ: :./` l:、/ !:./    l   じ  い
                     l: /,l: /__レ_`_ レュ、   l   ご  い
             .       /j'‐、l'´.l  l::::i_ j:::! l.   l     く  わ
                    l  f_j __ヽ、ゝ:::::ノ /   .l   で  け
                    ヽ/, -- 、ゞ, ー- ‐ '     l       は
                       l l ◎ .} ll        l     き
                      ,.! ゝ....ノ ll           l.    く
                   /: :!     !l    , ---  l
                /: : : : '、 、__ ,.r'リ.、   { ____ )、
             .    ̄/: : : :.ヽ --ィ l ` ‐ ,. _     , ゝ、
                  '' ´`l: __ト===!ll` ー.、ノ   ̄ ̄ !   ソ ‐--...- '
                    ィ´  l  ト、l / ヽ      ヾ:..、   \/`'
                    /r' =、、!  ! .){  /、      リ::::::\
                  l.f、   .l  l` 'ヽー' 、::::` ー‐‐ ' ァ、::::::ヽ
                   ll ` ー- ニ ...イ/  ` ー - ‐ '´  ヽ::::::ヽ


192 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:23:00 ID:yzNtAcQc
       ___
     /   ヽ、_ \
    /(● ) (● ) \    ですから、まるで専制君主の地位が安全であるかのような、
  /:::  __´__   :::::: \
  |  l^l^lnー'´       |   やる夫の主張は必ずしも成り立たないと思われます。
  \ヽ   L        /
     ゝ  ノ
   /   /



         ____
       /     \      ですがまあ、一国だけの視点に留まらず、
     / ⌒   ⌒ \
    /   (⌒)  (⌒)  \   多数の国を概観した説明としては
   |      __´___     |
   \      `ー'´    /   そこまで悪くないでしょう。
    ノ           \


193 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:23:21 ID:cUirIWuw

逆に言えば、暗殺くらいしか政権簒奪の方法が無いとも言えるな


196 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:24:27 ID:ljqKNvLg
そもそも暗殺されたからと言って、別に王朝交代しただの支配層が入れ替わっただのしてないしなぁ


194 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:23:40 ID:yzNtAcQc

       ____
     /     \
   / _,ノ  ⌒ \         ただし、方向性はこれでいいとしても、もう少し
  /   (●)  (●)   \
 |     、 ´       |  (( ∩)) 精緻な検討をした方がよいのではないでしょうか?
  \       ̄ ̄   /    ( ⌒)
  /          \



        ____
      /     \
    /  -     - \
  /   (●)  (一)  \   その為には、各国の人間の気質などを見ると良いでしょう。
 |      __´___     |
 \      `ー'´     /   例えば…
 /     ∩ノ ⊃   /
 (  \ / _ノ |  |
. \ “  /__|  |
   \ /___ /


195 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:24:26 ID:yzNtAcQc

    _, '´    〃 >ー'""丶ソ ` ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:......:.`ヽ、
  ,. "   丶.: "":.   /彳ニ=彡'ヾミ、.:.:.:.:.:.:.:   :.:.:.:.:.:.:.:.. ヽ
 /    . '.:.:.:.:.:.:.:. 、,l /r'',二,_,.、ti} .:.:.:.:.、          l
 l     :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.v':,(ヾ'、r。ュ;;t,。ッf7:.._.:.:ノ    、ヽ.   l| l
 {   .: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. し! `゙ラ、_)゙´l|':.:.:.:.:.:.:.:z、  _  ヽ ,トシr'
 '、  .: :.:.:.:.:.:.:.:.:.,. - /,ヘ '卞= 'ライ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}   丶  :.:./
  ヽ .:  .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:{ヽ` ー-彡イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ-、   / :./
   l:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:.:.|:.:>‐。‐f´:.|:.:.:.:.,、_:.:.:ヾ"'  _,ィ":.:.l
   l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}/:.:|。:.:|:.:.:|:i:.:.:. t::.ヾ::.  .:.:.:.:.:.:.:/
   `ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./|:.:.:{。:.:.!:.:ノ:l:.:. r- ニ..:.:.:.:.:.:.:.:.:./
    '、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:|:.:.从__|/:.:.l:.:.、ヾ:.:_:.:.:.:.:.:.:.:.:/
     ヽ、:.:.:.:.:.:  /:.:.:ヽノ「l:.:|:.:.:.:',:.:.:.、___,,. ィ"
     /`丶、:.:,イ:.:.:.'、;.:.:.lニ ニl!:.:.:.:.',:/ |:.:.....   ',
     !:.:.:.:.:.:`´:ト-、_',:.:.:.:l」:.:L_ノ:. ノ!:.:.:.:.....  」
     「 ̄ ̄``l:.:.:.:.:.:.:` ̄ ̄`T'ー:.'"´ L.:-‐.:'´..l


                     lミ厂 ̄ ̄ ̄ : : : .:.:.:/  _,,. -‐''⌒ヽ \∧
                     |シ′. : _人 : : : : .:.:.|/ ̄ .:.::::::::::__;;::::::::.ヾ!
                     |! ,,. ‐'´_,,.. へ、  : |!:. . . :.::,-ァ''´ ゙̄}:::::::::::::゙r‐-、
                     l´ ,/. : : .:.:.:.:\ . : ′: :.:.::::l’◎ ,/.::::::U::::::|/⌒l
                     V′ __,,ィ=ニミヽヽ.:.:::::. :.:.:.:.:`ー=ニ--::::.:.:.:.:.::リ ノl/
                      ヽ、ヾ{   ◎ ゙! :.:l .:::::::::::. .:.:.、___    :.:.::::{/.:ノト、
                    .   ヽ. :.`ー--‐'.:.::::| ::::::::::::::::..:.:.:.:.:..`ヽ  .:.:::.:.V.:::!ヽ\
                       r‐| : : : .:.:.:.,ノ .:.| :::_::::::‐、::.:.:.:.:.:.:.:..iゝ、.::::.::├'′| |;,\
                       l.:.ヘ    .:/..:.:.:.:.Y´.:.:.:,_ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、`ヽノ.::::::::| |;;;;;;;;
                    .   \:.ゝ、 :{.: : : :.:.ゝ-‐′.::::::::.:.:u:.:.:.:. i .::;/.:::::::::/ /,;;;;;;;;
                         \ \ヽ、 : :.:.:__, ―- 、__::::.:. . |.:/.:::::::::;/ /,;;;;;;;;;;;
                          `ーrY ヽ. : :/,.-‐'"´ ̄ノ´.:.:.:. : リ.::::::://,;;;;;;;;;;;;;;
                           ∧.ゝ、! : ''ヾー‐‐''"´ /..:.:.: : /.::::;/ /´,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                           ∧ \:::.\ : :.`ー‐'''´.:.: :  /.::::/ ,/,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                          /,;,;\ \ :::.\   u  /.:;//,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;


―――イタリア人の修道士と、中国人の文人は全く別の種類の生き物に見えるし…―――


197 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:25:13 ID:yzNtAcQc

                // :/:.:./ :.:.:/ .:./  :.:..l|ヽヽ:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
              / / :.//:/ :.:./ :.:/ .:.:../:| \\:.:.|:.:.:.:..:l:.:.:.:.:.l:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
            ,/  / :.//:/ :.:./l :./ .:.:../|:.| __-‐弋ヽ!:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.!:.:.l‐、.:.:.:.:.:.:.:l:.:.l
            ´   / :.//./ .:.:./:.! .,' :.:..∠//´l_.=≠才l:.:.:.:.!:.:.:.:.:/:./^、l.:.:.:.:.:.:.:|:.:|
              ,' :./ ,'/ .:.:./.:.:.| .l:.:.:./l //ノ¨|フ:}///.:./:.:.:.:./:./〉//:.:!.:.:.:.:.:l:.:l
              |:,' / l :.:./__,|:.l/,イ/´  /´ //:./:.:.:.:./:./_ イ:.:./.:.:.:.:.:|:.:!
   (ナナリー…)  |{  l |:./l  r-|{ /ノ      //:./:.:.:././ / /.イ:.:.:.:.:.:.||.:|
              ヽ、  ヽ | | r:.:./\     //:./:.:./:.:イ ,.  /:/||:.:.:.:.:.:lト、{
                 /゙ } | |∠__\__ //イ:////  // ||:.:|:.:,'|| `ー
                   / / {-------ヽ   /´ ´‐ ´  /´  |l:.:|l:' l|
                  /   く ̄ ̄ ̄/ ̄))_.. イ          |ヽ|| `
                 /     `イ ̄ / ^¨,─┴┬─────‐‐`lヽ
               /         /   { ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
              /         /     l : : : | |,-、 〈〉 ,- 、: : : : : : :l
             /       _ ' ´       |: : : :| |⌒))||((⌒: : : : : : : :|
             |     | ̄   ____/|: : : | |: : :》||《: : : -─= ̄ ヽ
             |     |、  r´/: : : : : : : : {{: : : {{-‐≫-‐ ̄: : : : : : : : : ヘ
             /|__-‐ ̄ ̄l>: :/ : : : : : : : : //: : : // : : /: : : : : : : : : : : : : : : ',
             |    //:|: :| : : : : : : : : //: : : // : : / : : : : : : : : : : : : : : : : l
           /|  //: : : |: :| : : : : : : : //: : : // : : /: : : : / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |


                  ―――英国人は思慮深い一方で、憂鬱―――


199 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:26:16 ID:sSE8jZc2
思慮の内容が駄目すぎるw



198 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:26:06 ID:yzNtAcQc

                   /\/\/\/\/\/\/\/\/\
                   \/\/\/\/ヽヽ"\/\/\/\/
                   /\/\/\/\,.\:::'i'"\/\/\/\
                   \/\/\/\/\,.と''ヽ'"\/\/\/
                   /\/\/\/\/\Y彡,./\/\/\  ヒョー
                   \/\/\/\,,;:'Y"'i'"'|_, "i\/\/\/
                   /\/\/\/_L==/")i/ "\/\/\
                   \/\/,.;-''/⌒li,"8,:-//\/\/\/
                   /\/\"i二_/ヽ ,8";//\/\/\/\
                   \/\/"(ヽ.,_ ̄,i!!!!!!!.,\/\/\/\/
                   /\/\/〈 ̄i-.i,_,.i_ノ\'\/\/\/\
                   \/\/\,..〉-'.,/"|::  'i,'"\/\/\/
                   /\/\/ )ノ'/\/ヽ;;- .|.,,/\/\/\
                   \/\/\,フ".,,/\,..(⌒〉"\/\/\/
                   /\/\/\/\/\| /\/\/\/\
                   \/\/\/\/\,("'ヽ/\/\/\/
                   /\/\/\/\/"〉__〈\/\/\/\
                   \/\/\/\/\/\/\/\/\/
                   /\/\/\/\/\/\/\/\/\
                   二二二二二二二二二二二二二二二二二二


                    ―――スペイン人は勇敢だが傲慢―――


201 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:27:38 ID:yzNtAcQc

            ____
           /       \
   .     / _,ノ  ⌒ \
       l^l^ln  (●)  (●) \   フランス人とオランダ人もやはり、
       ヽ   L   、 `       |
        ゝ  ノ    ̄ ̄    /   かなり違う気質を持っています。
      /   /          \
     /   /             \
   . /    /         -一'''''''ー-、.
   人__ノ        (⌒_(⌒)⌒)⌒))



         ____
       /      \     そういった観点で見るなら、東方の人間の気質は、
      / ─    ─ \
    /   (●)  (●)  \   「古くからの風習・習慣を変えない」ということでしょう。
    |     ___'___      |
     \    `ー'´    ,/   また、「欧州人を異教徒として無碍に扱う事も、
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |    自国民による各種制度の破壊も厳しく禁じて」います。
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |   それこそが、あの帝国が強固である理由でしょう。


202 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:28:42 ID:yzNtAcQc


             ―――だからこそ、皇帝の暗殺こそ起こりますが―――


.      /  , '´ ii          r `ヽ
    ,' /'    ヽ,..ィ‐rrーiri-、-!、    \
    l'〃ヽ _ , _ニ_ノ' .l' u  ヽ _ヽ_ヽ、   ヽ          うわああああ!
    / l' ,> 'l〃,ニ,‐`!    ‐'ヺ,.ニ、`ヽヽ‐' ヽ
  / l /ィ':::::l ,i.ic;ソ丿     r, ='c;;ツ_ヽヘヽ_, -l    /ヽ    暗殺はいけないっ!!
  ,'  Y'ハ::::://r'  lー_.、.   lj   ,r',.イー'::r'ー- }   /
  !   l _ヽi j.!   ヽ ‐'      i l, i'ヽ::/   ./   /
  !   j'´ ,! !i  r―__'ニー 、   l r1::::;ゝ‐-./   /
  ',   j‐'´ l l!  l`"   `ヽ!   'J ー/  ./   /
  ', ./, - '´ ̄ ` ー 、-_''' ー/      j - ./    ヘ
   V´        `ヾー'   ,_r'_r'´ ,. -'   /,.、ヽ
   |            ヽ--'--‐ ''"       / li' リ l!


                        ∧,,∧     ∧,,∧  ま、ぼちぼちいこうか
                ∧ ∧    (    )    ( ・ω・)
               (ω・ )     (  U)     ( つ日ノ   ∧,,∧
               | U       u-u       u-u     ( uω)
                u-u                    (∩∩)
                    ∧,,∧      ∩ ∧_∧
                    (・ω・')    ⊂⌒( ・ω・)
                   ⊂∪∪⊃      `ヽ_∩∩


              ―――そこから政府転覆には至らないのです―――


203 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:29:39 ID:cUirIWuw
欧州と東方では民度が違う、という事か


208 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:31:21 ID:sSE8jZc2
>>203
東方→紀元前から中央集権が変態的に続いてきた
欧州→どこもかしこも我が強くて独立不羈

こういう感じの違いってことじゃね


204 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:30:12 ID:yzNtAcQc

            ____
           /       \    逆にフランス人は良い性質も備えてはいるのですが、
   .     / _,ノ  ⌒ \
       l^l^ln  (●)  (●) \ 基本的には「軽薄で移り気」、と言えますね。
       ヽ   L   、 `       |
        ゝ  ノ    ̄ ̄    / それが、あの国が長らく纏まらなかった理由に
      /   /          \
     /   /             \ 他なりません。
   . /    /         -一'''''''ー-、.
   人__ノ        (⌒_(⌒)⌒)⌒))


207 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:31:03 ID:yzNtAcQc


    ―――あの国が今の様に纏まっているのは、リシュリューらのお陰でしょう―――


         ,.  ---                      リシュリュー
          '       `ー 、
      /               Yーーー┐   17世紀前半におけるフランス宰相。
.    ,             、    ト _ノ:|
   /〃 / / .  |    |  | /〉::::::::::::;|    枢機卿という聖職者として高い地位に
   ノイ|/ /| | |  | | ヽ|  |彡'ハ\ /::〉
    | ハ|、| | l. ト、 ト、 \|  |/  V::::/    ありながら、とことんまで政治家としての
    リ ハf^K. N ,>f==ァ  i:┐  K
    i. 川. |lj|      |:Uリ|  リ} i |::::\    手腕を振るい続けた人物。
    l | ハ ̄、      ̄´.|| K;:ュハん~'′
    | !./ rへ. マ:::フ  ,|| /'´: : :∨
    lハ从〉   \ __, ィ.  j//: : : : : : \    あらゆる政敵をなぎ倒し、枢機卿でありながら
      」¬-'ミ||: : }>' j/. : : : : : : : :.ヘ
rヘー 、〈.    /./: : /'´. : : : :.厂 ̄ ̄ ̄{    新教徒と手を結び、その生涯を以って
   ヽ }  >;==}.|: :./: : : : : :.:/     r‐ t‐ 、
     |_ 〈__,.../ ノ:./: : : : : :.:/  厂 |    ', ヽ   フランス王権の強化に努めた、
  ,. ベ´ \ f‐:|. | /:/二ユ./ r‐ | /:} f¨},フ :r┤
,.イ:     ーヘ`1 ヽ/ ' , --、〉 _j  `| └'’ トイ j フランス王国を代表する宰相である。
:!       い. .|  ,.二.7f .卩イ '     |、ど


209 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:32:03 ID:yzNtAcQc


             ―――彼らはやる夫の言葉にある様な権謀術数と―――


          i                 .//'../.:/ .../  ../  イ ./  !   !   ::::. .:::::::::::::.'!_
          |                 レ|.:/'.::/ .::/'  ../ ./ ! :|   :|  |   .:::::.::::::::::::::::: ト.::.`''―
          !                  レイ::イ..:___i .:::/| .:/ | :|   :|  .|   |::::|::::::::::::::::: |\:::::::::
         .ノ.!                / !/|.フ .|`''X_ ! ./  | :||  ::|,. ! |   |::::|`'''''---',.|::...ヽ:::::
        .ノ ヽ_             // | レi  .|`く '|./  .|-.|--...,|_!`, :!   |::::!--''''''"'"|::::::...\
 ――<      >――     /./ ./ ..::| ''=-..,_ |.!    ! :| `.,-:|,_!''-|.,_ !:::!....-,..-'''"|::!:::::::::::.
        ヽ, /        /./ ../ ..:::/:!   !, ,|` |'    ヽト-..,,__| `',:/ `.!::/--''",//::ヽ:::::
          V .        /// .:/ ..::/:::| i 'i" |        '   | "'''''T   |::/ヽ._,-'" /!::::::`:::'
         .|        // ./.:/ .::/:::::::! `""         .,_ .r"し ノ  !::|" |::::::::'./::|'!:::::::..:::'
   .      |       /' /:// ::/::::::/:::ヽ  ノ          `"'''''"| //:/ . |:::::::'/::: |:'\:_,/
...        |          |/ | .://--'''''く::,\ ` .,__            ./.:/:|::/./::::::'/:::'|  |
      .   |            レ'"ヽ.,_ ::::::::::\:ヽ   `'--‐      / ./ //":::/::::::/::::' |  . |
                      /      \::::::::::ヽ,.>'''''ヽ,_       _,,./ /:,イイ_/::::::/:::::      |
                     ヽ,:...       ヽ.-'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;\,...-''" /////-'--','フ!:::::::      .!
                     r'".,_:\  _,.-'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ ,../'"/-''''" ̄::::::::ト-.,_ ::::::::::: |
                  ,/! ''  `-,>"iiiiiiii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ r'''":::::::::::::::::::::::::::::ヽ `--'''''''-"
                ,/;/     r"iiiiiiiiiiiiiiiii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;::::::::::::::::::::_,,..--',.\_
             /;;;;;/'-,...,_ ヽiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iii;;;;;;;;|;;;;;;;;,.....--''",..--'"    >----.,_
              ./;;;/;r''"-.,`ヽ, '!iiiiiiiiiiiiiiiiiiiii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iiiiii;;;|;;;/;;;;,.r''"  _,.--'"`'--.,_:....... _
             //;;;;ii|     `'7' ヽ iiiiiiiiiiiiiiiiiii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iiiiii;;|'iiiiii/:::::::/"........r" ̄ ̄ヽ:::::: /:
          ,...-''";;;;;;iiiiii\::......./..... `T-'iiiiiiiiiiiiiii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iiiii;;|ii/  ,.....!...,_::::::::ト.,_:::::::/::::::ノ!,.,_
     ノ;;;;;;;;;;;;;iiiiii,r--'---'-..,,__/iiiiiiiiiiiiiiiiiiiii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|iii;;;!'::... r"...f" ̄!:::::::|iiiii\/_:/iii'!:\
      ,/;;;;;;iii;;;;iii,/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|iii;;;!:::::::|::::::::!''''- '--"iiiiiiiiiiiiii/__iii_/;|:::|


  ―――自国民の性質を熟知した上での政策を行ってフランスを強化しました―――


210 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:32:45 ID:cUirIWuw
欧州にまともな官僚組織が無かった事が原因だとは思うがね
民族の気質とは、環境によって形成される物だろうから
そういう気質を生み出せるだけの政治体制が欧州には無かったのだろう


220 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:39:02 ID:OVZ4EMI6
>>207
三十年戦争の立役者、フランス統一をなしとげた政治チートのオサレ坊主キター。
俺の卒業論文はこいつについてだったな。

>>210
リチャード獅子心王は英語を生涯読めなかったそうだぞ、つーか教養のある君主って
近世以前じゃフリードリヒ2世帝くらいしか思いつかん。信仰に熱心な奴は腐るほどいたけどw



211 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:33:20 ID:yzNtAcQc

     ____
   /      \     そうやって手練手管を用いて操ったからこそ、
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \  軽薄な国民がさらに享楽的になったとも言えるのですがね。
|        ___'___    |
/     ∩ノ ⊃  /   …元々はカエサルに反抗し、ヴァロア朝時代にイタリアで戦い、
(  \ / _ノ |  |
.\ "  /__|  |   ヘンリー五世に対抗した尚武の国民も腑抜けたものです。



         ____
       /    \
.    /   ノ '  ヽ\   まあ、そうであるからこそ、
.  / /)(ー) (ー) \
  | / .イ    '       | フランス王権があれ程強固になった、とも言えるわけですが。
  ∨,'才.ミ).  -‐‐-  /
.   | ≧シ'        \
 /\ ヽ          ヽ


212 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:33:51 ID:yzNtAcQc








                  ――― できる夫の反論 終 ―――








.

213 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:34:33 ID:yzNtAcQc

         _   _,
      ___,> Y´'ー-、    .,r'´ ̄ ̄`゛''‐ 、
     _>z二_ ___`ー≧_ , ' .        \   はーい、
     >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 ,'    /         `i
    /        ヽ `Y′(,  /          ',  すげー要約したうえで抜粋した
.   /  ,  l、 、 , 、 |    r'¨ ̄`゛''‐ /      }
   l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  .|! ィ.,_    }    /   }  オスマン史がはじまるよー。
   |ハ |(●) (●) / / ,/\‐ ̄ ̄ィ. ,__/   ./
     `|   ヽ    「)'/|/::::::::\.`゛''‐ミ_ー^ー`
     ヽ、_  ―  _,.ィT/:::::::::::::::::: ̄ ̄/
       /::::/\:::::::::::::::;;;>--ー''  ̄
      /::::く  ̄ \::::::::::/ ―' ン、
    /::::::/`' 、  ⌒ `´     }
   /::::::/   .冫        ---〈
                                          __           _
                                         /iiヘ,, ‐::----::‐.._ ///ヘ
                                        ,/-:..´: : : : : : : : : : :::///_. ヾ\
                                      /::/: : : : : : : : : : : : ///|: : ヽ//
              わー…い?                /// : : : ヘ : : i : : : :\ヾヽ|:: : ::×
                                     / /: : : :/ ヽ: ::|ヽ : :: : `,_ヽ',: : : : :ヽ
              …って、いきなりなんですか?      /{: : :´/ 丿 ヽi ヽ\`: ::|::::i ',: : : : : ヽ
                                     /: :!: : /イ○     ○ i::::|:ヘ: : :::::: : : : ヽ
                                     /: : :.!:./:::|  ′    u |:::|∠|ヽ::: : : : : : :ヽ
                                    /: : : :|V |:::ト,  丶フ  .イ: |≦-,__',: : : : : : : :ヽ
                                   /: : : : ,'  ヽ|  >-、-t ´ |::/|´:⌒:`',: : : : : : : : `、
                                  /: : : : ,'    /::::::「ii | |// i⌒i>::',: : : : : : : : ::`、
                                  /: : : : : i     ./:::}:::::| ii |´\ /i01.i:::::::',: : : : : : : : : :`、


214 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:35:13 ID:ljqKNvLg

オスマン史、だと・・? いきなり俺得状態!!!


215 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:35:21 ID:yzNtAcQc
        ,_   _
     、-ー'`Y <,___
  __≦ー`___ _二zく_      いやさ、やる夫とできる夫の「オスマン帝国観」
  > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
 <之′Y´/        \    の違いって、要するにその時のオスマン帝国が
   >{  ,'  |、 , ,.  ,.l  ,   ゙i
  | !、{  | 寸寸T ハT7} ィ, l   どういう状況だったかがダイレクトに反映されてる
  ′J゙i, ゙i ゙i (●) (●)| ハ|
     ゙i|゙i'(1    ,    |      からさ……
     ゙iTィ.,_   ―   _ノ
      │「ィ::∩ ノ ⊃
      /´:,r/:ヽ__ノ        その辺をふまえて、ちょっとオスマン史の説明。
     (::::::V::::::/ `i:i
      \:::/-‐::::::/
                                       /iiヘ,, ‐::----::‐.._ ///ヘ
                                      ,/-:..´: : : : : : : : : : :::///_. ヾ\
                                    /::/: : : : : : : : : : : : ///|: : ヽ//
                                    /// : : : ヘ : : i : : : :\ヾヽ|:: : ::×
           なるほど、そういうことでしたか。     / /: : : 」_ ヽ: ::|ヽ_:_:: : `,_ヽ',: : : : :ヽ
                                    /{: : :´/ _` ヽ::i´ \`: ::|::::i ',: : : : : ヽ
                                   /: :!: : /イ{゜:i ヽiイiテヾ: : :i::::|:ヘ: : : : : : ヽ
                                   /: : :.!:./:::代ソ   弋::ソ}|ヽ:|∠ |: : : : : : :ヽ
                                  /: : : :|V |:::ト,  、_  .イ: |≦-,__',: : : : : : : :ヽ
                                 /: : : : ,'  ヽ|  >-、-t ´ |::/|´:⌒:`',: : : : : : : : `、


216 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:36:45 ID:yzNtAcQc
      ,_   _
    、-ー'`Y <,___
 __≦ー`___ _二zく_
 > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
<之′Y´/        \     さて、オスマン史といっても最初から振り返る
  >{  ,'  |、 , ,.  ,.l  ,   ゙i
 | !、{  | 寸寸T ハT7} ィ, l    必要はないので…
 ′J゙i, ゙i ゙i (●) (●)| ハ|
    ゙i|゙i'(1    ,    |
    ゙iTィ.,_   ―   _ノ       この辺りからはじめるのが順当かな?
     │「ィ::ニE7 l
      └l´:::::::,r'r ==ミ!r ァ7
       !:::::|´ |!    /7 /
       l::::::-ァ⌒}   / / /^}
       ヽー' ̄ ―-L∠/


            . : : ´ ̄ ̄ ̄ : : : . 、
          . : ´ : : : : : : : :i: : : :i : : : : ヽ
       /: : : : :/: ;___/ :/!: : : :!: : i. : : : :`、  _人_
      / : : : : : /.: ;二7.:/ ! : : /!: : |ヽ: : : :ハ `V´ +
     ,′: : : : :j :l:``7;ム_j :/ i :/!| }.: : : : : !
      ! : : : : : :.l: !: :./x=ミメ  j/-リ-‐i: !:. : : :!
     .! : : : : : :.i: :!:,ィ'ん沁`    斥ミ、!:.!:i: : : i      私こそがアレクサンドロスの
     l : : : : : : :l: l/` 辷ソ    ヒマハj/|:.i: :i: :!
     |: : : : : : : |;ハ .:::::::..   丶 `" /::i: !: !:i:.i +   衣鉢を継ぐものだよ!
     |: : : : : : : : : : !   、     :::::.l:::::!: !:.レヘ!
     .!: : : : : : i : : : i     ‐- '   ノ::::i: :|!:}   _人_
     !: : : : : : i: : : :.!` 、_    ,. イ::::::::!: :ハ!   `V´ +
     ヽ: : : i: : i: : : :j__   7´ :::::!::::::::j:/
    ,..:.:.:.´ヽ⌒ヽ!⌒ソヽ \ ムヽ:::/!::::/ l′
   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.\_j  |:.:.:\ ,小|^ヽレヘ、
  i :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i   ト、:.:.:ヽ! |!ヽ、:.:\:.:.ヽ.__
  { :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!  |:.:.:フ:.:.:| i} ト、ヽ:.:./:.:.:.:.:.:ヽ

    オスマン皇帝(スルタン) メフメト二世

※スルタンとはイスラム圏における権力者の称号の一つ。本スレでは、
  オスマンのスルタンを「皇帝」と訳することにする。


218 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:37:28 ID:yzNtAcQc
                                                               「\
                                                               {.{い∩
                                                               }  ` |
                                                                ヽ |
                                                               }   ′
            そして私の国はローマ帝国の後継!!             __,ヘ、___           /  ,′
                                                ´: :`ヽ: : : : : :`丶、    /  /
                                            / : : : : :丶、: : : \: : : :>  /  /
                                           /: : :.}: : :/\: \ー-、〉 : : )  , ′
                                           : : : リ:==|  ≧、 /ぇ: : :⌒V   /
                                           { : ∨===| 〃r㍍  {ソ∨:,/   /
                                           ヽ: :j: : : 小{{弋)ソ  _  }/     /
                                            V|/\_:〉: \" (:::}/{    , ′
                                             〉 : :(∨: : : :ヽ//  〉  /゙}
                                            / : : : :7 : : :/イ /  | / /
                                           〈/\:/ : ,、/「/ '    |/  /
                                               {/ 八|        /\
                                                //::.:ト、       イ::.::.::\
                                               _ノ  {::.::.:∧  / |::.::.::.::.::ヽ
                                             / \  }::.::.∧.   /::.::.::.::.::. }
                                             >、    人::.::.:: \__,/::.::.::.::.::.::.:i
                                           /   \   /\::.::.::.i:.::.:i:.::.::.::.::.::.:|

 /∧∧x<: : : : : : : : : : : : : : :\
/⌒ヾ∧: : :/ : : : : : : : : : : : : : :ヽ
: : : : : }〉》〉/ : : : : : :ハ : : : : }i:. : : : : :.
: : : : :///,' : : : : : :/ l: : : : ハ:.: : : : :.i
: : : :/‐- i : : : : : // ! : : /\ヽ: : : : :l      併発してるじゃないですか!?
: : :/¨`ヽ| : : : : /  |: /     ': : : : |
: :,'il   }{ : : : イ i⌒i! |.:/ i⌒i! i : : : }      やだー!!
:/ |l  ,ニV/:: { とー' /  'ー''  }: : : :ハ
  |L_ノニノ ' ,⊂⊃       ⊂⊃.:/: :i
  'ー r 《 >:Ⅵ  / ̄ー‐ヽ   ハ:/: : : l
   ,.:マヘへ:/リ、 {___ソ  .イ.:/′: : : |
 ∠-ァ\ヽ::\ >=ァ┐‐≦ | :/ |: : : : :|
  /⌒ヽー=ニ匸_]〈: :.{.__  |/   |: : : : :|
. /   〈{ハ: :/.: : :}',: }厂`ヽ   |: : : : :|
/     〈{: :∨iーく: :Ⅵ〉  }    |: : : : :|


221 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:39:17 ID:sSE8jZc2
仕方ないね……

そういえば西で言うところのアレクサンドロス症候群って東側だとチンギス症候群とでもいいかえられそうな気がする
主な罹患者はティムールと永楽帝あたり


219 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:38:31 ID:yzNtAcQc

//  {__j      |  \                  メフメト二世(1432~1481)
{/  /i「 ̄ハ  i   !  ⌒ヽ       ',  |
l  .:! i|_j´ヽハ i |   _\    ', |      古代ギリシャ文化が大好きで、アレクに
| .::| i「 ̄「 」__八| 〃ァ=ミメ、   ハ||::/
| i::|八. i ,ィ´うハ ヽ     ん:::ハ}、  ∧| j::/    憧れる重篤なアレ。
|_ハ|  ヽl {{ い:::j      い::::ノ' \/   ハ
  .| ∧ハ ゞシ        ゞ-''′ /   /i ノ    自国をローマ帝国の後継とみなしていた。
  .| / / /} ,,, '       ''''   /   /イ /
  .|′ //j             /   / ノ' /    戦争と文芸振興にじゃんじゃかお金を
  ./  //八    ヽ)        /   /  / /
 /  /// /丶、         /   /  / /   つぎ込んで国庫をすっからかんにした人。
./  / . : : : : : : : :ヽ.     ..イ{___∧ イハ {
イ:厶 : : : :八: : :iヽ: ー‐ i x::´:::::::::::::::::::`ヽヽ    が、その一方で皇帝権力を強化し、また、
    }ノl/   >┴―ーハ/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      ./.::::::〃⌒イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  中央集権を確立するなど、押さえるべき所は
      /{:::::::::::{{ ( /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
                           押さえてたりする。オスマン中興の祖。
   (在位:1444~1446、1451~1481)


222 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:39:47 ID:yzNtAcQc
         、_  _
       ィ-‐ ` Y <__      この人は1453年にコンスタンティノープルを攻略した
   _≦―'´__ _二zく_
    >ヾ  ̄, -‐ ´ ̄`┴<      威光を以って、オスマン帝国に皇帝専制を確立した、
  <戈、 Y  /        \
    >{ /   l, 、 ,  ,l_   、 ヽ   という功績がある。
   | ゝ{   l`寸寸T ハT7 } ,、 l
   ∨ヾハ ∨ゝ (●) (●)|ハ|
      ヾi∨|     ,   |´     それまでのオスマン帝国は、オスマン家を筆頭とした
       ヽT、,_  ―  _ ノ
          | lヽ::ニヨ7l       「有力家系の寄り合い所帯」だったんだよね。
          └l´:::/ヽ |`

                                            ,. ‐: : : : : : : : ‐. {// ///}∧
                                    _    ,.ィ:´: : : : : : : : : : : : : {/ ////}/`:ヽ、
                                   ///t≧,.イ: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ∨//}{: : : : : `
                                   f///}//: : :..i: : : : : : ト、:/:`: : : : : :.∨∨/∧: : : :
                                   {///}/: :/:..:.|: : : :..: :.| \: : : : : : : : :∨∨//へ: :
             本当の意味で「皇帝」になった、   {///}i: / : : ;|-: :..: : :.|   `ヽ:_: : :i: : : `寸彡′ \
                                   {////:/ : : | \:..: :.:|   xfチミ㍉:!: : : :l: : l
             最初の人なわけですね。       {/彡ィi/: :..: :| __`ヽ:.{   "弋:ツ l: : :./}}:.,′
                                  /: :ゞ=i; :..: :..i:| f{ f:㍉`    ,,,,,, |: :///|′
                                 /: : : : 八: : :..从、 弋:ソ       ムイ///}
                           .     /: : : : /  ヾ: :iヾ:_:ハ ,,, `       /ゞ彡'
                                /.: : : : :′  ヾ{ V/jヽ   r_,   イ |_
                           .    / : : : : :′    ` ゞ=-'>   __, イ  /: : :}
                              /: : : : : :i            ,.-r‐‐:|_/: : : : :ヽ    ___
                              ,: : : : : : :.|          ___ /: :.|: :./:}: : : : : : : r‐‐`¨´


223 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:40:42 ID:yzNtAcQc


     ―――皇帝の私兵としてのイェニチェリを拡大したのもメフメトである―――


.  _______
'"´: : : : : : : : : : : :` 丶.
: : : : : : : : : : : : : : : : : : 丶、
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\      ほらほら~。
: : : :_|: :|: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
: :/ |: .|: : : : : : |: : : : : : : : : : : : ’     私ってあの「雷帝バヤズィト(※)」も落とせなかった
:/   |: :|∨: : : : ト、: : : : : : : : : : : : ,
 、  !: :! ∨: : : | \: : : : : |: |: : : i    コンスタンティノープルを落としたんだよ~?
  `丶、.! ∨: :|_, 斗、: : :|: |: : : !
  _ l   ∨: |´__  ヾ∨|: |: |: :|
〒‐〒     Ⅵ==r三ュ. |: !:l|: |: :|     その私に向かって何かいう事あるの~?
||  ||       ||  || |:/:リ:| |
ヽ='´        |l_リ |′: :!|: :|     ね~?
                |: : : :!|: :|
////        ////|: : : |::::|
              ,': : : :/: ::!
      △      イ: : : /:ハ: |

                                           /: : : :.i: : : |: i:::.`; :|弋: 丶: : : : i : : :
                                          /: :i: : :.|: : : ハ;::::::::.'.:| ::\: :.i:.i:::i: ||: :,ノ
                                         ,': /|:.i: :.|: : :i !i::::::::::::::i;=ニゞ、!: : i:|ソ: :
                                         ノノ i|: :ハ: : | ,!=、:::::::: "殺ミ,ヾ,y; : |: :/
                                        ノ    |: i:::i: :.|i!行i} ::::::::. {刺ツ,ノソi,:.rニ;':
                                            |: i:::::i: ハ`込'    `- '  i 'ソ .}:
              文句がある人は、さっさと前に            !:|i:::::i:.! i ,,, '    '''    ,、//
                                        ___  !| V 'i i   弋フ    ノ;/"
              出てきてくださいね♪       i-- 、 /:::r'γつ`丶、  `\      / tっ,
                                  |:.:   ヽ;:::}' / /っ::::::::::ソ     ` ソヾ" ,/"::::::`ゞ,
                              .    |:.:.    ソ, ',/っ:::::::::i、   ,/" / /.:: :: : //
                              .     |:.:      `.  Y:::::::::i|::| ,バ":: ::i:/-,/:: ::,//:/¨
                                   i.::.     `.,.|:::::::::::':::|ハ:'. `. ::/=/:: :://.:/
                                   /.';.:.      `、::::::::::;>! i::`ソ、ツ.//.::/
                                  i:::::::`、::     丶/y y `、`,!r/_'" ;. ,

                                             イェニチェリ


※バヤズィト一世……迅速かつ卓越した軍事手腕により「雷帝」と呼ばれた皇帝。
             しかし、人生最後の戦いにおける相手がティムールという怪物で
             あったため、勝利で彩られた人生の最後を敗北で終える事となった。


225 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:42:27 ID:bwBhLLyI
ピカッと光ってパッと消える、まさしく雷光のような王だ



224 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:41:52 ID:yzNtAcQc

       ヾ:.、    -‐: : :―- .-―- ._
    /二ニ:_ソ>'" : : : : : : : : : : : : : : : <⌒
   /'´: :/ 〃 : : :/ /: : : : : : :i: :\ \: :\
 / : : : / / /: : : :/:/: : : : : :/ :} :lヽ:i: ヽ: :\: :ヽ    我らがスルタンのために!!
´ー ァ' / / /ヽ : : l/ :/ : : : / :/: ;| lト : : ,: : :ヽ :l
  /: : {   { ヽ \l: :/: : : :〃/ l/ |  l ヽ :}、 : }:|
  : :/ハ  } : ヾ:、| / : : ://:/-/ |  j , ヘハ :/: :l
  V/: : :7八 : ヽ|:{ : i ://イミヽ ノ   ィアミヽ}/ : ノ
   }ヘ: : l」ヘ.:`7¨|ハ: :|/イノ、:j      ヒ::;ノ ,ハ/|
     ヽ:{  ヽ{ | V|| ヾ::ノ     、 ::::: {/レヘ|
           \   |  ::::::::         }
           `ヤi、     、 フ   ′
              {⌒ヽ丶 、    /
              ノ } }ー┬≧=r ´                   __
           /二ミヾ、_}    }- 、              /0}
           /´    \\`ヽ、{、 ヽ                /::/
          /       V \  ト、  l            __/::/_
        ′       |\ \ ヽ |         /'" ̄ ィ′
       l            l  \ ヽ ',|        /   ´ノ}
        |           |    ヽ ゙'-ヘ    , -‐ヾ     _ノ

 「イェニチェリ」とはキリスト教徒の子弟を、イスラム教に改宗させた上で徴用した兵。

 その制度が創設された当時は数も少なく、単なるスルタンの私兵の一種という程度

 でしかなかった。


226 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:42:57 ID:yzNtAcQc

                               /レ':⌒^\
                             -‐ゝ: :<_: :⌒>
                          /: : : : : : : : : :\〉<
                           /: : : : : : : : : : : : : : :ヽ :\
                        / /: :{ : ∧ {\: : : : : : \V⌒
                           / : : : ∧ | ヽ ノ\: : : :ヽ:八
                      厶: :i : ト-孑  \xぅミ、: : トV´
                        |八:.ハ ァ.ミ   Vソ } ∨ ノ
        ⌒ヽ              人ト、:小{ Vソ    ''  r'
      /    ,                   V|∧ ''  r::、  イ、_
.      ′   |                   ゝ ._ ` / ヽ∨  ̄¨⌒\
      {    }               r'´ ̄ ̄V 厂ヽ  _∧\     `⌒丶、
        ヽ.   ヘ             _ -¬^´     /:::| ̄ ̄可ノ _}_::::.>、        \
       '、   \ ___/⌒¨´          \{_::{_>ー┴'´:::::___}、_        }
       人     \               /::::::::::::::::::_/ ̄   ∨ `ア    ,′
     xく\ ___    ∨                 「 ̄ ̄ ̄           }  {.     /
    /       `ヽ  ヽ          , -‐くj           .::::::::|  ノ    /
.   〈          _ノヽ.::::∧         /   { .::::::::.....  j::..::::::::::::::::リ、〈    /
    ヽ 丶、_.::::-‐:::::  ノ::::::::|       /    ∨::::::::::::::::::ノ::::::::::::::::::/:::: 〈____ト、
    ノ         /.:}:ヽ:|     / /      ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人_ _ク
    \  __ ..../ ..:/::::::リ     //       〈\::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::}\
      {        / }ノ|   /´        ∧::::::::::::::::::::::::::ー=彡::::::::::::::::::',
       ー、 ー‐     / ノ  ,/         ,′\::::::::::::::::::::::::::::::::    i:
         ー─‐一'´\_,/            /     ::::::::::::::::::     ノ:   |

 しかし、メフメト二世の治世下からその拡大が始まり、皇帝直下の親衛隊として大きな

 権力を得ていくことになる。

 有力家系を抑える為に、メフメトが皇帝の私兵を必要としたからである。


 地位的には「皇帝の奴隷」、すなわち皇帝に生殺与奪権を握られた所有物であったが、

 それは逆説的に、「他のあらゆる権威からは自由な特権階級」であることも意味した。


227 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:44:00 ID:yzNtAcQc


                    ―――そうしてイェニチェリらは―――


                         /: : : : : : : : : : : : : : : : : :\: :ヽ
                     , ′: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: :\
                    / : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ; r‐ヽ
               、   //: : : : : / : : : /: :/: : :l : : : \ : : : : : |:}
               ` ̄  /: : : : : / : : : /: :/!: : : l、: : : : :ヽ: i : :}l:|
                   l: / : : : {: : : :/: :/|、 : ト:、: : : : }: |: /ハ!
                   | l :i: : : : : : / l/  |  ヽ:、ヽ: : : : : |//:| むふふ…
                   | |: |: : :|: : /  | _ |  _\ ヽ: : :i |/ : ;′
                   ∥ l: : :l :/,ィ=ァミ`   ´ィ=ァヽ : : | |'^Y
                   l : ヽ: :V/{ 弋J     Vソ }∨リ  }
                   レヘ: :\:、  ー'′      ー'´   /
                     ヽレヘ  ""    '     "" /´
                        ヽ    、  ノ     イ}
                           { i` 、      イ} }}、
                     __ィニン'{ヾ、 {`  -  ´}  i /K⌒丶、
             l ー-  ..__/  ヽ 人  }   }  I  レへ、ソ   ヽ _..   -‐ 1
             |       ̄  ―`-- `__ー-   -‐_ .. . -‐  ¨´        |
             |                 ̄| ̄                 |
             |                  |                   |
             |                  |                   |


            ―――既得権階級の一つを形成していくこととなる。―――


230 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:44:48 ID:cUirIWuw

強力な軍隊を君主が独占する事で、王権を強化する
やる夫の主張そのものだな



235 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:49:12 ID:OVZ4EMI6
イエニチェリはキリスト教徒の男子を拉致って作られたんだな。
生涯結婚禁止だけど奴隷ではないから、マムルークとは違うんだよなあ。


231 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:44:56 ID:yzNtAcQc

                                   / /: :/{: :{: : : : : :ヽ: : : :',
                                   /: :{=/\{: : |\}X: : : '.: : : :}
      皆にも、私の功績をもう一度アピール!!   {: :人{ 、 \| 、 ヽ: j: : : :i
                                   |/: :ハ ○    ○ ∧/ ト: : |
                                   |: :j: Y xx    xx{:/ : |ノ: :|
                                   {八: ゝ_  {ヽ  /: : :.:|: ;} }
                                   \{\{ >ァr‐七{: : /リ:/|/
                                      // {メ^く_/∨`ヽ

                             f~ー': : : : : : : : : : }__ィ'''´: : : : `ヽ、__
                             _j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ_
    `弋ゝ、      かやくこ         ノ: : : : : : : : : : 黒   海: : : : : : : : : : : : \__
    : : : : : `\                 (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
    : : : : : : : : ヽヘ       エディルネ◎   {: : : : : : : : : _x-ー'' ̄`´ヽ-、: : : : : : : : : : : : : : )
    : : : : : : : : : : :}         _rー、__ ィ--ー◎コンスタンティノープル     ̄`ー--ー--。ー''´
    : : : : : : : : : : {      /{m_}: : : : 彡ー---z__r'
    : : : : : : : : : : ヽ、_    ソ: : : : : : : 〉_,,
    : : : : : : : : : : : : : ミ   ヾ: : : 、: : : : ': ゝ     ちっさいあじあ
     地: : : : : : : : : : :`ニ==_ヾニラ: : : : ム-、
    : : : : : : : : : : : : : : \  kー': : : `、: : : : ' イ
     中: : : : : : : : : : : : : トヘ〆: : : : : : : : : : 彡ヘ/ヽ,_____{`ー-、     ノ`ヽっ
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ワ: : : : : : : : : : : : `ー'''´: : : : /
     海: : : : : : : : : : : : : : : : : =ニ二=  ロードス島   z-'' ̄ア 。  }
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : クレタ島: : : : : : : : : : : : : : : : : ` ̄: : : : : : 〉

コンスタンティノープル……元は東ローマ帝国の首都。メフメト二世の時代において陥落、
                 その後は滅亡のその日までオスマン帝国の首都となる。
                 オスマンの支配後はイスタンブールと改名されるが、
                 その後も長らくコンスタンティノープルと呼称された模様。

エディルネ……オスマン帝国の旧首都。

             「やる夫の城塞都市物語」が(話の途中ですが)オススメ!


232 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:46:08 ID:yzNtAcQc

       ,_   _
     、-ー'`Y <,___
  __≦ー`___ _二zく_     そうして、メフメト二世によって皇帝専制が強化された
  > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
 <之′Y´/        \   オスマン帝国の姿を、やる夫は『君主論』の中で
   >{  ,' | 、 , ,.  ,.l  ,   ゙i
  | !、{  | 寸寸T ハT7} ィ, l  想定しているわけだ。
  ′J゙i, ゙i ゙i (●) (●)| ハ|
     ゙i|゙i'(1    ' /,〉.|
     ゙iTィ.,_   /´ ./ノ     そういった強力な皇帝専制はメフメトの曾孫である
      │「ィ:/,二ニソ
      └l´:/  ,-― 、}     スレイマン大帝の時代まで続く。
       /::ィ   ノーヘJ
         ;/l  _,イ{  i::、


                                       ____
                                     ´       `丶、
                                 /           ⌒\
                                    /             ヽ
   地中海を制するのはヴェネツィアやスペイン  / // /{      ヽ
                                │ /⌒|        i |      : :'.
   などではなく、我らが帝国です!        | {{/`⌒|    |  | |        : :|
                               | i|   |    | く⌒V   | . : : : :|
                               | i|f^うハV八  ト \ }  ′: : : : :}
                               l リ ヒソ   \|_∨Ⅳ // : : : : : /
                               | : i "      う心∨ /∧ : : : : /
                               | :八  '   ヾン/  /ノ: : : : /:|
                              / : ノ\` ー  "/ ./: : : : : :/: :|
                       .      / /  _`ニエア  / . : : : : :/: : :|
                       .     / /  ∠  ∠,, イ  /: : : : : /i: : 八
                           { /{ /        / :/: : : : : /: i: : : : ヽ
                       .      \ ∨⌒\.     / :/: : : : : : : : : : : : : : :'.

                                スレイマン一世(大帝)


234 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:47:15 ID:yzNtAcQc

        ,    ´ ̄ ̄                 スレイマン一世(1491~1566)
                      \
   /                 \        オスマン帝国における代表的な名君。
 /  ,  /             ヽ
./     /|    |    l      ',  ヽ      数々の軍事的成功を収めて帝国の覇権を
′ /  /  |     |    |     i   ,
|  ′ ィニ |  :|    |    |     |   i      確立し、また、大規模な法典編纂を命じて
|  i  /   八  lヽ   |ニゝ |     |   |
|  | ′   \|  \|ヽ    |     |   |      帝国の統治制度を整備した。
|  ヽ| ィえx        ∨ :|     |   |
|  ∧ {xイi}    ィえミx∨ |     |   /      帝国が欧州において最も畏れられた時代を
,   l ゞZリ     {xイ} 》∨   /   |  ′
.'    | :::::::      ゞZリ  }   ′  |  ′       象徴する君主であり、同時に、後世では
 V  :l   '     ::::::::::  / /    ,  {
  |  ヽ   、_,      //'   / 八       彼の治世が「オスマン帝国の理想の姿」と
  |   |\         イ /   /   \
  |   |  丶 __ .. ≦ _l/   ∧  、   ヽ    称されることになる。
  |   |  r:ハ    //    ハ_ ヽ \
_j   |イ:./ \ / /    /}:.:.:.>:....、ヽ
.:. |    |/:.:|   /^iハ ′   /:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、    専制君主としてはかなりの優等生であるが、
:.:.:|   /:.:.:.{ / /|ヽ∨   /:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
      (在位:1520~1566)            それ故にネタ不足。もっと熱くなれよ。


236 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:49:14 ID:bwBhLLyI
女に入れあげて晩節を汚したのは?


>>236
ヒュッレム后妃のアレは「女に入れあげて晩節を汚した」というより、
「入れあげてた女がゴチャゴチャ権力闘争し始めたから、宗教と仕事に逃げた」
って感じがします。
個人的な意見ですが。



237 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:49:24 ID:yzNtAcQc
                                           _   _,
                                        ___,> Y´'ー-、
   とまあ上で述べたように、メフメト二世即位から        _>z二_ ___`ー≧__
                                       >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
   スレイマン大帝死去までの1451~1566年という       /        ヽ `Y′之>
                                      rヽ,  l、 、 , 、 |  ヽ }く
   この百年間の帝国は、強力な皇帝専制が布かれた    i !7Tハ T寸寸 |  }ノ |
                                   r;r‐r/ | |(●) (●) / / ,/レ′
   文字通りの「専制国家」だと言うことが出来る。   〈_L (`ヽ .}`|   ヽ    「)'/|/
                                  l` ( ``/ ヽ、_  ―  _,.ィT/
                                  ヽ   l    l 7Eニ::ィ1│
                                   ヽ::::::.ヽ  . 'イ/ヽ::::`l┘


238 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:50:46 ID:yzNtAcQc

       ,_   _
     、-ー'`Y <,___       やる夫の生没年は1469年から1527年だから、
  __≦ー`___ _二zく_
  > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<      やる夫がその生涯を通して知っているオスマン帝国
 <之′Y´/        \
   >{  ,'  |、 , ,.  ,.l  ,   ゙i   というのは、皇帝権力が確立され、更にそれが
  | !、{  | 寸寸T ハT7} ィ, l
  ′J゙i, ゙i ゙i (●) (●)| ハ|   絶頂へ向かう只中にあった帝国ということになるね。
     ゙i|゙i'(1    ,    |
     ゙iTィ.,_   ―   _ノ
      │「ィ::∩ ノ ⊃      だからこそ、やる夫はその姿を古代ペルシャと重ね
      /´:,r/:ヽ__ノ
     (::::::V::::::/ `i:i       合わせた議論を行ったわけだ。
      \:::/-‐::::::/
                                          __           _
                                         /iiヘ,, ‐::----::‐.._ ///ヘ
                                        ,/-:..´: : : : : : : : : : :::///_. ヾ\
               「欧州の東にある専制国家」      /::/: : : : : : : : : : : : ///|: : ヽ//
                                      /// : : : ヘ : : i : : : :\ヾヽ|:: : ::×
               当時の人の目には、ペルシャの   / /: : : 」_ ヽ: ::|ヽ_:_:: : `,_ヽ',: : : : :ヽ
                                      /{: : :´/ _` ヽ::i´ \`: ::|::::i ',: : : : : ヽ
               再興と写ったかもしれませんね。   /: :!: : /イ{゜:i ヽiイiテヾ: : :i::::|:ヘ: : : : : : ヽ
                                     /: : :.!:./:::代ソ   弋::ソ}|ヽ:|∠ |: : : : : : :ヽ
                                    /: : : :|V |:::ト,  、_  .イ: |≦-,__',: : : : : : : :ヽ
                                   /: : : : ,'  ヽ|  >-、-t ´ |::/|´:⌒:`',: : : : : : : : `、
                                   /: : : : ,'    /::::::「ii | |// i⌒i>::',: : : : : : : : ::`、


239 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:52:18 ID:yzNtAcQc


       ―――スレイマンはその治世を通じて、帝国の安定化に貢献した―――


       //   // / /iヽi . ト ヽヽ
  /マヽ( { ト._!/   /  ヽ'vi じi  i
 /  ヽ人Λγ/  レ´   O   レ' ) i i   うーん……
/⌒,-‐く×\人{  |   ,,    0 j/ ノ
⌒/   \××A.  '        ,, {/j/    父上(※)が張り切って領土を広げたのは
'/⌒  |_ト、× ヘ  ヽ     ^    j |
,-‐"⌒//_ア⌒ ̄⌒>‐-、__,... <i j     良いのですが……
    / / / →-‐-、 __)十,-‐-、) ノ
    |o| {.,,../     Y〈__  ∨
     ̄  |;;/         ;   ~―x}     それをキチンと統治するだけの機構を
    __/       ノ       Y
__/ /        l        }     作らなければいけませんね。
.   /  /         /      ノ
.  /   i          /      /
. /   ト、            /      具体的には法と官僚!
 (   i ` ー- -‐,く       /
. /、_/!     イ `'ー--ー/i
 /  ノ    //    / /

※セリム一世……当時、中東における新興国家サファヴィー朝を撃破し、続いて
           エジプトを長らく支配していたマムルーク朝を滅亡させ、
           その8年という短い在位の間に帝国の領土を倍化させた人物。


240 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:52:59 ID:yzNtAcQc

                        セリム一世の征服活動

Before
        r‐'´
   -、,,ヘ-´                      _____
   `ヽ,                    ___丶;;;;;;,;;;;;;;;;;;;;;;_,,ヽ,.         ,,、_,、
     }           r-、, 、_____,/;;;;;;;;;;;丶r' `{,;;;;く、,-´        /'´ 、-‐"‐"
   --´    ,--、,,r‐´ヽ、 ヽ, \::::::::::::::丶----{´ 黒海  `´ ~`'ヽ、     `!、  ヽ、
       _,,,}     ,(} ヽ,,、`‐'-、`ヽ:::::::::::::::::::::: ヽ,_,,,_,,r‐'''‐-、,,_ _ ゝ    ヽ、  ヽ,
      /´      }~}   `ヽ、{`" ヽ,:::::ヽ"~`{~‐:::::::::::::::::::::::::::ソ~ ~´       }   {,
     /       ~´   、-‐= ´   ヽ,::::~}  {::::::::::::::::::::::::::ゝ           {,
   ‐'´_,,r--―''‐'''~`''´`{,  `'‐´     `"    "'‐-‐ヽ--‐'`{           `'‐-
   `;´,          r´          ~=      =~ }


                         :::: 直轄領     ;;;; 属国



241 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:53:26 ID:yzNtAcQc

After
       r‐'´                ___
  -、,,ヘ-´                  丶;;;;丶 _____
  `ヽ,                    _|;;;;;/ 丶;;;;;;,;;;;;;;;;;;;;;;_,,ヽ,.         ,,、_,、
    }           r-、, 、_____,/;;;;;;;;;;;丶r' `{,;;;;く、,-´        /'´ 、-‐"‐"
  --´    ,--、,,r‐´ヽ、 ヽ, \::::::::::::::丶----{´ 黒海  `´ ~`'ヽ、     `!、  ヽ、
      _,,,}     ,(} ヽ,,、`‐'-、`ヽ:::::::::::::::::::::: ヽ,_,,,_,,r‐'''‐-、,,_ _ ゝ    ヽ、  ヽ,
     /´      }~}   `ヽ、{`" ヽ,:::::ヽ"~`{~‐:::::::::::::::::::::::::::~::~::::::ヽ     }   {,,
    /       ~´   、-‐= ´   ヽ,::::~}  {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、_    {,
  ‐'´_,,r--―''‐'''~`''´`{,  `'‐´     `"    "'‐-‐ヽ--‐'`{::::::::::::::::::::::::ノ   `'‐-
  `;´,          r´          ~=      =~  }:::::::/´ ̄ ̄
              ~`'―-、,    r--、,,,_         /::::/
                  `‐-、_ノ   丶::::`'‐--、r‐''‐--´:::::::
                          ヽ:::::::::::::::::::::::::::ii:::::,,/          {´~ヽ
                           ヽ::::::::::::::::::::::::::ヽ´ヽ___          ; ヽ
                            ゝ:::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ;;;;丶         ' ; , ,ヽ
                            |::::::::::::::::::::::_/i  'ヽ,;;;;;
                            ヽ::::::::::::::::::/  ヽ,  |,;;;;;
                             丶:::::::/    |  ヽ、;;;;;;;
                              ヽ::|      \,  ヽ/
                               ´        !,  ヽ


                         :::: 直轄領     ;;;; 属国


242 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:54:10 ID:sSE8jZc2

えっ



……えっ!?



246 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:54:42 ID:U6alS9G.
普通にイタリアピンチに見えるよな、こうしてみると



244 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:54:31 ID:yzNtAcQc

         /      ヽ }___
.        /      ⌒>'"´     `丶、      イェニチェリを更に拡大!
.          {/     /            ⌒\
       │ ,ノ  /    /     /         \   法典の編纂と官僚の教育、任官
        j/  〃         |    \      ヽ
.       / / /∧     |    /|      ヽ    ヽ '  制度を整備!
.         /  / ハ \  │ l /-{ {\  厶.  │|
    / /     i{   ヽ |  |/-‐ヘ、   \「_ ヽ.  |/      ,.,、,.,、,.、,.、,.、
.   / /     人丶、 │ |   __ \|  x外、 } リ    _,.;:'".::.::.::.::.::.::.::.:i}
.    /|   {    \ V^l  | xぅ外   ヒリ ∨/|   ,.;'::"::.::.::.::.::.:.::    i}
.   { {│           ∨{ l  |弋)リ      、、,′ |  ,:;".::.::.::.::.::.::  ::.::.::.::.::.:i}
   \ヽ    ヽ.    }ゝリ  | 、、      j  |  ;';".::.::.::.::.::  ::.::.::.::.::.::.::.:i}
.    > 、     \  ((/  i ト    ー ' /i   | ;':".::.::.::.::.  ::.::.::.::.::.::.::.::.::.i}
.   //  \   \ヽ リ/  i ト、 > .._ イ{  i   ト;':".::.::.::.::  :.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::i}
   //     ヽ   } _∨{.  i 「ミニ=‐-〈/∧ i   | ;:゙:.::.::.::.::  :.::.::.::.::.::.::.::.::x==i}
.  //       ) / \\  マ   ̄}糾 \! │;:゙:.::.::.::.:  :.::.::.::.::.::.::.:〃(\`ヽ、
  {{      / /    ∨ \ \  片爿_  \{. ';゙.::.::.::.:  ::.::.::.::.::.::.::.{{(\ヽ\ ヽ
.  \ _   //          ∨  \ \ / 、ヽ  ヽ ';:,.::.::.::  :.::.::.::.::.,彡^"\丶   〉
        //{  ,′       》    \ ヽ\ ∨    ヽ ':、:.::. ::_,彡^"     {ヽ   /
      { 八_,′       /      } } `⌒::.   ハ ';、:,彡^"     /{   /
       \ /     //     / /            }  \_   -‐   _,/
.        /     厶イ: : : : : . / /    . : : : : : :/   /       /
.        ,′     / ∨.: : : : : : :{ / . . . : : : : : : : : ∧           /
.              /   ∨: : : : : : ∨ : : : : : : : : : : : { \          , -ニア′
       ′    /    ヽ : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..ヽ、  ー‐'´     /  {
.      |     .,′     \: : : : : : : : : : : : : : : :   \___xヘ/     |

    スレイマンは、その外征における華々しい成果から「大帝」と称されると同時に、

        内政、特に法整備における数々の功績から「立法者」とも呼ばれる。


251 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:59:32 ID:10nL1nH6
誰か「やる夫がスレイマン大帝になるようです」作ってくらさい

日本史屈指の優等生・北条氏康だってやる夫になってるんだから
スレイマンだってやる夫になれるはず(キリッ



247 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:56:02 ID:yzNtAcQc

      ,_   _
    、-ー'`Y <,___       しかし、名君であってもアッラーは容赦しない。
 __≦ー`___ _二zく_
 > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<      1543年に最も目をかけていたメフメト皇子が病死。
<之′Y´/        \
  >{  ,'  |、 , ,.  ,.l  ,   ゙i   1553年、皇位継承に向けて不穏な動きをしていた
 | !、{  | 寸寸T ハT7} ィ, l
 ′J゙i, ゙i ゙i (●) (●)| ハ|   ムスタファ皇子とその子供全てを処刑。
    ゙i|゙i'(1    ,    |
    ゙iTィ.,_   ―   _ノ      1559年に、同じく継承問題でバヤズィト皇子が反乱を
     │「ィ::ニE7 l
      └l´:::::::,r'r ==ミ!r ァ7  起こしたけど、それも1562年に、やはり子供ごと処刑。
       !:::::|´ |!    /7 /
       l::::::-ァ⌒}   / / /^}   ……とまあ、皇位継承に関して問題が多発した。
       ヽー' ̄ ―-L∠/ ´

                                         ,.:´: :///: : : i: : : : : 、: : : : : : ヽ: :ヾヽヽ: ヘ
                                         .: : :.///: : : :..ト、: : : : :iヽ、: : : : :、:__:///:..: :.
                                         : : :〈〈fi: : : : : | .ヽ: : :..|ヽ_丶: :..: :i}}}}// : : : :
                 そこまでいくと、              .: : : :`¨!:、: : : :| _ノヽ: :| xf笊ミ: :l:.l}}}/..: : : : :i
                                        i: : : : :.从ヽ: : xf:㍉ ヾ ' 弋::ソ从{ソ: : :..: : : |
                 もう「可哀想」としか言えません。    |: : : : :r'くヽ:.从弋::ソ       ,: } i: : : : : : |
                                        |: : : : :{ヽ _ノヽ: ヽ  `     /:/  |: : :..: : :.|
                                        |: : : : く/////ヾ:ゝ  -‐ /;/   : : : : : : :
                                         |: : : : : {//////∧ ≧r ´ |_′   !: : : : : :∧
                                         : : : : : : Ⅷ/////iハ {:≧t≦´: :i    : : : : : : :.∧
                                         ′: : : :.,j////////i}: :{:::::::〉: : :.`>t_, -‐‐ 、: : :..:ヽ
                                       ,: : : : : :..{ `ヾミ/////i}: :|_:_/}}: : /∧ヘ    : : : : :


248 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:57:42 ID:yzNtAcQc

            -‐  ‐-
         /         \    アッラーよ、なんでこんな事に……
         ,    ,ヘ    ト、  、
         ,   | 彡ゞ、 {ミ  | !
         !   レ´   iヘ| ヽ ! |  残っている子供はセリムだけですけど、
        〉、 | |○   ○ |/ リ
       / !( } ヽU       ! ,´  正直、あの子は皇帝としての才覚は微妙ですし…
        {   ノ  ヘ |  r-,  ィ /
        !,/ , ⌒∨>ー<.|,ヘ .,ィ
     /   ∧  ∨- ̄-| |/,ィ\|  仕方がありません。
    /    | `,   ヽー‐´,/|_ノ  !
   ./       |   ヽ  ` <   |  /   宰相、私の死後は帝国をお願いします。
  /      レ   ` 、   ,ィ「|\/
  ´     /     ゝ-イ ハ|                     ヽ                 /i i
                                       i i \              /:i  i
                                       i ヽ \            ./:i∧  i
                                   ((  i ヾヽ  \   ..:..:...:....:. ./:/  ア i
                                      i < ヽ ...:.:.:..:..:...:....:...:..:.:.:. :....   ゞ i
                                       i  /..:.:.:.:..:...i:..:.. ..:...:..i:..:...:...:...:..:. \ i
                                       V .. ..:.:/:...:...i.:.::.. .. . .:i:...:.:..:..... ..:..:... ヽ
              わかりました!                ′..:/′..:...||::.. ....:.:: |::..:.:.ii::..:.:... ...:.:.:.. '.
                                      ′.. ..:/′..:...| |.::.. ....:.:i: ::..:.| |.:.:... ...:.:.:.. '.i
              陛下に取り立てて             i  .. .: i′.i:....|_ |:::.. .. .i.:. !:..i l:..:.:... .i.:.: ヽ:.i
                                     /| ../ ..:.i{ .. |..:| ヽi ::... ..:i.: :...i ̄|::.:. :.. :i.::::. i:. 、
              頂いたこの御恩、            /..:.::|..:|..:.:.:.:|..:.,|.:|   {..::. i i.. ...i  i.:...:.:..i |::..|::::::.:..
                                   /..:. :人:..:.:.:.:|:/ムL 、   {...i {:...i,   i::.:...:i.:::il::: i:.:.: i
              私の生涯を以って   .       /..:..::./ l ..!:!:..:..〃 テミ、   {|  iiイテミヾ i::::::.:::i,'.i  i::.:.:
                                  /..:..:/  |::::.::.:.ト{. | ii }      | ii } i |::::::::::i{i   i::::.
              応えたいと思います!      .′..i   !..:.::::::{  ゝ.ノ        ゝ.ノ  }:::::::..:}    i:::.
                                 /..:.:::i    |..:.:.:::::i             i:.:... . !   i :::
                                 .: .:.::i′   l...:.:.:.:人            i::.:.:.....′   i :
                                .i .:::::i     |..:.:.:. | > .   へ    イ ノイ:...}     i
                                j ..:::::|     i..:. .:. V  ,r|> __ . iチ、   }リ:../′    i :
                                i..:.:::: {     ヽ从 {,ィ´/ \_  __ノ }\/:.ノ      i::i

                                    オスマン帝国宰相ソコルル・メフメト・パシャ


249 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:58:03 ID:sSE8jZc2
親父が優秀すぎて子供が駄目になるパターンか
中国でもよくあるな(例:唐太宗


250 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 20:58:46 ID:yzNtAcQc

        \ー-::::::'⌒^ ̄:::`丶             ソコルル・メフメト・パシャ
         >:::/:::::::::∧::::ヽ:::::::\
        /:::::::∧:::::::/_人::::::::::::::::::ヽ   スレイマン一世により見出された、オスマン史上
         :::::/厶ハ::::/xテぅト、:::!:: ト(:::、}
        |::::i|{ トィi∨  ヒ.ソ∧|::::|::ヽ::\  有数の名宰相。
        |::::リ ゞ'   ⊂⊃/j:::从:ハ::::::ヽ
        .:':i:从⊃ rァ `ヽ  :::::|_ノ'ハ:::::::::    スレイマンを含む三人の皇帝に仕え、
      /:::::{:::i:::..   、  _ノ  |:::リ   ':::::::.|
.      /:::::/|:::i:: リ> _..  イ |::,′   i::::::::ヽ   広大化した帝国領土の安定化を目指した。
    /:::::/,,」八:/─-く \ ∧|/    |:::::::i八
.    /:::::/ (:>、     \/爪:.:\     |:::::::ト、::.  レパントの海戦において大敗北しながらも
   /::::://::.::.:ハ      Ⅵ{))ヘ:: \   |:::::::| :::i
.  //⌒::.::.::./::.::∨ 大  Ⅵ∨〉::.::.}  :::::: | |::| 西側諸国同盟の不和を見切り、戦後交渉
  /::.::.::.::.::.::.::.::.::.八     ∨ヽ>::.i∧ j :::::  |::|
〈::.::.::.::.::.::.:i_,厶::‐.::.::\  宰 ∨.:::.::.Y::∨::::/  |::| において帝国の判定勝ちに持ち込むという
.∨::.::.::.::.::| | \::::.::.::ヽ    ヽ::.::.::|::.::ヽ/  ':/
  ∨::.::.: 八 \ {::.::.::.::∧. 相  \::.∨::.:::\/:/  怜悧さを持ち合わせる。
  |\::.::.::.::\ ヽ〉::\.::.::\    \{/::.::.:: ∨
  |::::::`ト、::.::.::.ヽ∧::.::.::.::.::.::. \    ∨::.::.:/  彼以後、帝国の国政は皇帝ではなく官僚、
   ::::::::{ \_::ノっ:\::.::.::.::.::.::.::\   ∨::/
   ヽ:::::\ じ_ノ::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.:∧ /  ∨  特に宰相が主導を取るようになった。
     \::::\{{:::.::. /::.::.::.::.::.::.:O〈:.::∨   〉


252 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:00:28 ID:yzNtAcQc

           ___
       .....::´:::::::::::::::::`⌒丶、    陛下。
     /:::::::::/:::::::/:::::::::::::::::::::::ヽ
.     /::::::::::::/:::::::/:::/:::::::::::::::ヽ:::ハ  大変申し上げにくいのですが、陛下はご自身の
    {/::::::::|::::::::::::,'|:::∧::::::::}:::|::::::::.
   /::ヽ:: ー=| ::::::i:/ |/⌒ヽ:::八j :j::: |  家臣団を持っておられません(※)。
.  /::::::::}::::::_| ::::::|テぅト、  ∨⌒V :::i|
  ':::::::::リ::Y´ | ::::爪)ソ    rぅト、}:::::リ
. / ::::::: ∧人_..|:::::i:| 、、    Vソ /::j/  したがって、先帝陛下の元で働いていた者を
/ :::::::::;'  \::::| ::::i:|        、、':::/
:::::::::::/     ヾ| :::::i|   `  ノ∨   継続して用いるのが一番問題が少ない、
::::::::/     ,人 ::八> -r::::´::|::ノ
::::::;'    ∠二Vニ\> | :::::: |/    と思われます。
::::::i     「        `⌒^ヽ:::|
::::::|   /            ∨
::::::|  ./           │     帝国の慣例を破ることになりますが、
::::::|  ′           j
::::::|   |   \ |      ノ      これが恐らく一番ダメージの小さい方法かと。
::::::|   |     ∨    _彡ヘ

                                        /:.: : i: ::://: :.〃:/  圦: : : ',: : : :!:.: :|: : : :..:.:.|: : : : : ::i
                                        i: :::::::|: :.{:{::::.:.{{:_j/ {  ヽ: :.ヽ_{: : :|: : : : :.:.|: : : : : :.|
                                        |: : ::::|:.:.:レ┐::|イ{       \: \\:|: : : : : :|: : : : : :.|
                                        |: : ::::{:.:.:| └┘メ、           ̄____ |: : : :.:.:.|: : : : : :.|
                    そ、そうか…            |: : :::::\{弋仁刃ミx      ,イ刃ハ¨ヾ|: : : : :.:|: : : : : :.|
                                        |: : : : :::::、 {{ {し刋     { {し'刋 ッ'|: : : : :.ハ: :{: : :.|
                    わかった、その辺りは宰相に  |: : : ::::/}ハ V辷ソ       ゞ'==タ  |: : :/|  ': :..、:.:|
                                        レ'´`´〃:::.                 ムイ:.:.:.| ノ: : : \
                    任せるよ。                /{ ::::::. ´´  ′     ´´´    |:.:.:.:| へ: : : : :
                                           l: i :::::::.       _           |:.:.:.:ト、: : \: :
                    (何で私が皇帝なんか…)       |: | ::::::::\     (__)       /|:.:.:.:| ト、  >
                                           |ノ| :::::::::::::i>          . ´ ,,│:.:.:レ' }
                                          / | : ::::::::::l   ,ヘ __ .  '"  /. |:.:.:/ / /
                                      __,__,___{ _ .| : : :::::::|  /   {ヽ   /  __ !:./ / /
                                   r‐、/ / {  〃 { ヽ : ::::::| ./    } } /┌ v' 〉‐v'⌒v‐v
                               ──‐ヽ_/ / ./ /ゝ- ゙ー─────‐┴┴─└y / /  イ / ー─
                                    `┴ヘ ´                       └ヘ ´ー' `´
                                              オスマン皇帝 セリム二世

※オスマン皇帝は代々、継承後に用いる家臣団を皇子時代に作っておくことが
  それまでの慣例であった。


253 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:01:32 ID:yzNtAcQc

         _ _____
       ´: : : : : : : : : : : : : : : `丶、
   /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 丶、
   .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.../.:.:.:.:.:/.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/::.::.::.:/::.::.::./.::.::.::.::.::.: {:.::.::.::.::..::.::.ヽ.::.::.::.::.::.::.::.:.  スレイマン陛下は偉大な方だったけど…
{::.::.::..::.::.::.::/::.::.::.::.::.::.::.::|:.::.::.::.::.::.::.::.:}:.::.::.::.::.::.::.::.::.
<::.::i:.::.::.|:.::.::.::.::.::.::./|::.::.::.::.::.::}:.::|ヽ :.::.::.::.::.::.: |  その子も孫も正直微妙だなぁ。
:::::::::::|::::::::| :::::::: // .ィ:::::::::::::::八_:| ::::::|::::::::|:::::|
: \:|::::::::|:::::::::/´ ̄ │:i:::::::::/  j:厂∨:! ::::::|:::::|
::::::::: |:::::::i| ::: /   - :|:∧::::/ -     レ|:::::::リ::::;  まあ、変に口出しされるよりは仕事が
::::::::::| ::::八 :y气存芋ミ   ∨ テ存芋ミ |::: /:: /
ヾ :::::| ::::::::i小 トィ゚//}      トィ//}  リ∨:|:/   楽だからいいですけど……
.  \| ::::::::i::|   込::ソ       込::ソ /:/::::l{
    (| ::::::::i:::  、、、    .    、、,'::i:::::小
    | ::::::::i:::|              u j:::i:::::::|::::.
..    | :::::: i:::ト、       - ‐      人 :::::/::::::'.
    八:::::::::::::':介ト          <|/:::: ∧:::::::::.
    ヽ:::::::::::∨\ `  ー<ノ |  ∨:::: /  ':::::::::'.
..    /∨\::::|  \ ___/ :|  |:::::/ \ i:::::::::|
  イ///|./ ヽ|   ィ父ト、       |∨   丶、i|
  |///八   |//,ハ\\/  │      \
   |///  〉 ,/ / //⌒|{. ∨   /     /    }}
   |//| /  〈 〈ノノ  | ∨ 〉 〈    ∨    リ

  以後、オスマン政府の官僚は「皇帝の官僚」ではなく「帝国の官僚」となっていく。

  すなわち、皇帝の才覚で納める時代から、皇帝の権力を背景とした官僚、

  特に「宰相」による統治の始まりであり……


  宮廷における激しい政争の始まりでもあった。


255 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:02:35 ID:yzNtAcQc


      ―――ただし、宰相もまた皇帝を取り巻く役人の一人に過ぎない―――


       ,ゞ`:⌒> '':´ : : : : : : : : : :`:丶 、
.      /: : /´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\         ちょっと待ってください!
   /: : / : : : : : : : : / : : : :ィ : : }: : : : \: : :\
 _/: ; :〃: : : : : : : : : :/ : : / |: : ∧: : i: : : : : : : :ヽ    皇帝の配下でしかない宰相が、
  `¨7/ /ヘ : / : : : : / /: /   l: :/ ト、 | : : : : : : : : ',
    ':{ ∧: : :/ : : : : / / :/   ,:/   | l|\: : : ヽ : : :    「皇帝の奴隷」である私達に
   { :〉l : ヽ l: : : : :/: :l :/   〃   !、:|  ヽ: : : : : : :、
    }:| | : : : |: : : : |: /j/ー‐=/″   j゙'=j‐- ': : :i: : :、: \  何の権利があって命令する
..  ノィ |\ : l: : : : |/ ,斗ミ:、      ,斗ミ、 ' :/: : : } `¨
    | |: : ヽヘ: : : :| ん:::::ハ      ん::::j 〉 j/: : : ;′   というんですか!?
    lJ: ;ヘ{  ヽ : |  Vーク      ト-ク ′/: :i :/
..     V ヽ  \:、゚ `¨´         `¨´°/: /j/     そっちの勝手な都合で命令
         \.__   """    '   "" ハ:/
              _ヽu                     しないで下さい!
            /7T\    ⌒ ¨   ノ
x< ̄¨''ー-‐イ:::::{ ヽ  丶 、      <        (私達にも生活と立場があるんです!
:::::::::::::::::::::::::::::|:::::::l   \   `7´l\` ̄ ̄ ̄`:.、
::::::::::::::::::::::::::::|:::::::ハ    \ /   V::\:::::::::::::::::::::,   黙っているわけにはいきません!)
::::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::ヽ     _X__   |::::::::ヽ ::::::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::ヽ / {二} ヽ j:::::::::: 〉:::::::::::::: |

           イェニチェリ


     ―――宮廷における権力闘争は官僚、イェニチェリ、宦官(※)、

         そして皇帝をも巻き込んだ大掛かりなものへとなっていく―――


※当時のオスマン宮廷には黒人の宦官がいた。


256 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:04:04 ID:yzNtAcQc

                         /'´: :/ 〃 : : :/ /: : : : : : :i: :\ \: :\
   …言う事を聞かない皇帝は   / : : : / / /: : : :/:/: : : : : :/ :} :lヽ:i: ヽ: :\: ヽ
                      ´ー ァ' / / /ヽ : : l/ :/ : : : / :/: ;| lト : : ,: : :ヽ l
   排除します。              /: : {   { ヽ \l: :/: : : :〃/ l/ |  l ヽ :}、 : }|
..l\.                     : :/ハ  } : ヾ:、| / : : ://:/メ/ |  j , ヘハ :/: l
.l  \  イェニチェリを排除すると    V/: : :7八 : ヽ|:{ : i ://イミヽ ノ   ィアミ}/ :ノ
l    \.                   }ヘ: : l」ヘ.:`7¨|ハ: :|/イ ・ j      {・}ハ/
l     \  言うのなら尚更です!     ヽ:{  ヽ{ | V|| ヽ__ノ     、  {/
l       l:\                     \   |            }
.!.     ,ハ:::::`:..、.                    `ヤi、       -ー   ′
.l     〃 ',:::::::::::`:..、                     {⌒ヽ丶 、    /
. l    //.  ',::::::::::::::::`:..、                 ノ } }ー┬≧=r ´
 l   / /   ',:::::::::::::::::::::::`:..、             /二ミヾ、_}    }-、
  ! / /    ',:::::::::::::::::::::::::::::`:...、         /´    \\`ヽ、{、ヽ
  ∨ /      ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::....._      -‐=―-、  V \  ト、 l
.  `、/       ' ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`‐-v<ゝ冂l>ヽ '、  ヽ   ヾ.、ヽ



                   えっ!ちょっ!? お前ら「皇帝の奴隷」だよね!?

       __,冖__ ,、  __冖__   / //         ,    -――- 、 _ _.
      `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /        ':  /: : : :/───    !-.
      ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    /.      /: : :: : : : : : :.´_:\  ヽ\ : : ヽ
       __,冖__ ,、   ,へ    /  ィ    /: : : :/: : : : : /´  ^^ ヽ,─、',: |: : : : ヽ
      `,-. -、'ヽ'   く く´   .7_i//   /: : : :/: : : : :/           ヽ|: : :: :: :',
      ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /   /: : : :/: : : : :/ _/     \__ | : : : : ::j
        n     「 |      /   /: : : :/| : : : : /ix---ミ        |: : : : : :!
        ll     || .,ヘ   /    /: : : ::: ! : : : : |  ( )      z--ヾ|: : : : ::!
        ll     ヽ二ノ__  {     ̄/: : : : | : : : : :| ――_      ( ) |: : : : ::}
        l|         _| ゙っ  ̄フ /: .::|:.ヽj : : : : :|   /:`ヽ_  ー- |: : : : : :|
        |l        (,・_,゙>  /  ̄ /: : : :| :: : : : |  /:::::::::::::::::::::/  丶: : : : :|
        ll     __,冖__ ,、  >  ̄ /: : : : ::| : : : : | /:::::::::::::::::::::/    !: : : : :|
        l|     `,-. -、'ヽ'  \   <: : : :|: : : : : |、j::::::::::::::::::::/   ノ|: : : : /
        |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー    / : /\|\| ` ーrー-イ--‐ ' :.:.:|: : : /
        ll     __,冖__ ,、 |       ̄   VV| |  |:.:.:.:.:. ∧:.:.:.:.:. |/∨
      n. n. n   `,-. -、'ヽ' i          /`ー|∧|  |\/\|  ∨\|
      |!  |!  |!  ヽ_'_ノ)_ノ   {         / \  ヽ |爪,/ ハ
      o  o  o            l         /   ヽ  く|Λ//∧

                           オスマン皇帝 オスマン二世


            ―――1622年にはとうとう、皇帝の暗殺まで起こる―――


257 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:04:24 ID:sSE8jZc2
りっちゃんェ……


258 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:04:41 ID:Wszwbshc
ドロドロしてきたなぁ


263 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:09:05 ID:zYuLfLSY
「皇帝の奴隷」が政治の実権を握って皇帝の廃立まで左右する
まんま唐王朝じゃないですかーやだー



259 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:05:05 ID:yzNtAcQc

       ,_   _
     、-ー'`Y <,___
  __≦ー`___ _二zく_
  > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<      ま、こんだけ述べれば十分かな。
 <之′Y´/        \
   >{  ,'  |、 , ,.  ,.l  ,   ゙i   要するにできる夫が『反やる夫論』を書いた
  | !、{  | 寸寸T ハT7} ィ, l
  ′J゙i, ゙i ゙i (●) (●)| ハ|   1700年前半というのは、こうしてオスマン帝国が
     ゙i|゙i'(1    ,    |
     ゙iTィ.,_   ―   _ノ      宮廷内で皇帝まで含めた権力闘争を繰り広げる
      │「ィ::∩ ノ ⊃
      /´:,r/:ヽ__ノ        ようになった以後のことになるわけ。
     (::::::V::::::/ `i:i
      \:::/-‐::::::/

                           __ ///: :.: : :.:/|: : :i: : : : : :.:|: : : : : : : :.V∧:'⌒ヽ
                          /: :/// : : : : ;' |: : :|: : : : : :.:ト、:: : : : : : : V∧ : : :
                         ./: :.{//!.:.: : : :.′ !.:.:.:|: :.: : : : :| ヽ: : : : : : :}//}: : :
  こっちはこっちで宮廷闘争ですか… ′:.:{//}: : : : :i  、:.:.:ト、: :.: : :.:|__ヽ: : : : :.:}//}: : :
                         : : :.:{//} : : : i:|´ ̄ ヽ:! ヽ: : :.:|   `Y: : : :.}//}: : :
  ドロドロしててやだなぁ…        :.: : :{//}.:.: :.:从y'斧ミx   ヽ: |イ斧ミx!: : : :八:´: : :
                         : : :.:`¨´:Y^j/:.{ 弋::ソ    ヾ弋::ソ |: : :/ : : : : : :
                         : : : : : : :.ト、ヾ:.|  ,,,,,,,    :!   ,,,,, 厶イ: : : : : : : :
                         : : : : : : :.| `¨:.         _ ι/ |.: : : : : : : :
                         : : : : : : :.|   丶    ー=ニ ´ ' /   !: : : : : : : :
                         .: : : : : : :|       >   __  イ     !: : : : : : : :
                         : : : : : : :.|        r‐┤     :|;‐‐、   、.: : : : : : :
                         .: : : : : : :|        |: :` ーt_r‐ ´: : :.}   ヽ: : : : : :


260 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:06:04 ID:yzNtAcQc

                                                 _>z二_ ___`ー≧__
                   ただし、これはオスマン帝国が完全に         >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
                                               /        ヽ `Y′之>
                   衰退した事を意味しない。         .  /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }く
                                              l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
                   スレイマン期程の脅威を感じなくなった   ..|ハ |(●) (●) / / ,/レ′
                                                `|   ヽ    「)'/|/
                   とはいえ、当時での国際政治における       ヽ、_  ―  _,.ィT/
                                                  / Eニ::ィ -、 |
                   重要なファクターだったのは間違いない。     /::::;/ ヽ:::/:::/'::
                                                /:::/へ ヘ/::::/:::


.     /: : :/: :..: :|: : : :ヽ:_;.ィ:ヽ: : Ⅷ//}: : : :
    /: : : ; :..: :./|:i: : : :`ト、:_: : : '; : Ⅷ//}..: :   権力闘争に明け暮れてるけど、帝国自体は
.   /: : : :.i: : : :i 从ヽ: :.i:|´ヽ: : : :.VxⅧ/i}: : :
   /: : : : :.{: : : xf㍉ `ヾ{'笊ミx: : :.i三}//}: : :   楽観視出来るほど弱くは無い…
.  /: : : : : /ヽ: :.{弋ソ    弋::ソ }: :..|三} ̄ヽ:
./: : : : : /  iヾゝ  ,       ノイ: :|jリ   V:
: : : : : : :/   从ヘ  、       j;ノ¨´    V  その辺をふまえての、できる夫さんの
: : : : :/        丶      ィ´|ヾゝ
:..: :../           `r <  __:|-. 、         主張なわけですね。
: /          ,.ィ|_, ィ:´: : : : :/


261 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:07:22 ID:yzNtAcQc

      ,_   _
    、-ー'`Y <,___    結論としては、「違うものを見ているから、述べる内容が違う
 __≦ー`___ _二zく_
 > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<   のも当然」という、まあ無難な結論だわな。
<之′Y´         \
  >{  ,' {/寸寸T ハT7 ゙i 「皇帝専制」も「官僚・イェニチェリを交えた権力闘争」も、
 | !、{   | (●) (●)7,ルリ
 ′J゙i, ゙i(1     '   |    オスマン帝国の一時代であって全てではないし……
     ゙i|゙iハ   ―   ノ
    ゙iTィ.,ゝ...  ,イ
     │「ィ::ニE7l´     ま、その辺は歴史研究が進んだ現在だからこそわかる事柄
     └l´::::,r'\ト:::|
       |::::|´  ̄`i:::|    なので、二人を責める事は出来ないよね。
       |::::|     |:::|

                                       ,.:´: :///: : : i: : : : : 、: : : : : : ヽ: :ヾヽヽ: ヘ
                                       .: : :.///: : : :..ト、: : : : :iヽ、: : : : :、:__:///:..: :.
                                      :: : :〈〈fi: : : : : | .ヽ: : :..|ヽ_丶: :..: :i}}}}// : : : :
               オスマン帝国自体が色々と       .: : : :`¨!:、: : : :| _ノヽ: :| xf笊ミ: :l:.l}}}/..: : : : :i
                                      i: : : : :.从ヽ: : xf:㍉ ヾ ' 弋::ソ从{ソ: : :..: : : |
               ややこしい、という話でしたね。     |: : : : :r'くヽ:.从弋::ソ       ,: } i: : : : : : |
                                      |: : : : :{ヽ _ノヽ: ヽ  `     /:/  |: : :..: : :.|
               結局は。                  |: : : : く/////ヾ:ゝ  -‐ /;/   : : : : : : :
                                       |: : : : : {//////∧ ≧r ´ |_′   !: : : : : :∧
                                       : : : : : : Ⅷ/////iハ {:≧t≦´: :i    : : : : : : :.∧
                                       ′: : : :.,j////////i}: :{:::::::〉: : :.`>t_, -‐‐ 、: : :..:ヽ
                                     ,: : : : : :..{ `ヾミ/////i}: :|_:_/}}: : /∧ヘ    : : : : :


262 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:08:30 ID:yzNtAcQc

                                        _   _,
                                                 ___,> Y´'ー-、
               あとはできる夫が各国人の性格を           _>z二_ ___`ー≧__
                                              >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
               何か色々語ってるけど……             /        ヽ `Y′之>
                                             /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }く
                                            l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
               ま、こういうのは今でも話のネタになるよね。  .|ハ | (●) (●)/ / ,/レ′
                                              `|    し   「)'/|/
               何処とは言わないけどヘタリアとか。         ヽ、_ 'ー=-' .ィT/
                                                l 7Eニ::ィ1│
                                                'イ/ヽ::::`l┘
                                                 i´ ̄ `|::::|
                                                j|     |::::|

 /∧∧x<: : : : : : : : : : : : : : :\
/⌒ヾ∧: : :/ : : : : : : : : : : : : : :ヽ
: : : : : }〉》〉/ : : : : : :ハ : : : : }i:. : : : : :.
: : : : :///,' : : : : : :/ l: : : : ハ:.: : : : :.i
: : : :/‐- i : : : : : // ! : : /\ヽ: : : : :l     言ってるじゃないですかー!!
: : :/¨`ヽ| : : : : /  |: /     ': : : : |
: :,'il   }{ : : : イ i⌒i! |.:/ i⌒i! i : : : }
:/ |l  ,ニV/:: { とー' /  'ー''  }: : : :ハ
  |L_ノニノ ' ,⊂⊃       ⊂⊃.:/: :i
  'ー r 《 >:Ⅵ  / ̄ー‐ヽ   ハ:/: : : l
   ,.:マヘへ:/リ、 {___ソ  .イ.:/′: : : |
 ∠-ァ\ヽ::\ >=ァ┐‐≦ | :/ |: : : : :|
  /⌒ヽー=ニ匸_]〈: :.{.__  |/   |: : : : :|
. /   〈{ハ: :/.: : :}',: }厂`ヽ   |: : : : :|
/     〈{: :∨iーく: :Ⅵ〉  }    |: : : : :|


264 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:09:14 ID:sSE8jZc2
最近だと日本の各県の地域性もネタにされ始めましたね
どこでとは言わないけどケンミンSHOWとかうちトコさんとか



265 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:09:34 ID:yzNtAcQc
            _____
          /         \
         /   _,,,,....ニ、 ,.,_  \
       /   ,rニ彡三=、爪''ニ≧=、!\    コロッセウムへ行こうぜ・・・・・・
      /      ( ● ソ,; (、●') i' \
     |     ,;:'''"´~~ ,f   ヾ ~`''ヾ   |  久しぶりに・・・・・・
     |   , :     i、__人__ノ      |
     |        / _,r''二二ニヽ.^ヘ     |   キレちまったお・・・・・・
      \        ^''"''ー--=゙ゝ    ./
       \       ( ゙゙`^'' )    /
       / 、      `゙’゙::.     ´,
       /                 |


266 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:10:30 ID:yzNtAcQc
      ,_   _
    、-ー'`Y <,___
 __≦ー`___ _二zく_
 > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<       ま、ヘタリアはどうでも良いとして。
<之′Y´/        \
  >{  ,'  |、 , ,.  ,.l  ,   ゙i
 | !、{  | 寸寸T ハT7} ィ, l    語ることが少ないこの章において何か語るとしたら…
 ′J゙i, ゙i ゙i (●) (●)| ハ|
    ゙i|゙i'(1    ,    |       そうね、「専制」ということについて少し語っておくことに
    ゙iTィ.,_   ―   _ノ
     │「ィ::ニE7 l         しようかな。
      └l´:::::::,r'r ==ミ!r ァ7
       !:::::|´ |!    /7 /
       l::::::-ァ⌒}   / / /^}
       ヽー' ̄ ―-L∠/ ´
                                         .     /: : :/: :..: :|: : : :ヽ:_;.ィ:ヽ: : Ⅷ//}: : : :
                                             /: : : ; :..: :./|:i: : : :`ト、:_: : : '; : Ⅷ//}..: :
                 専制って要するに、王様が何でも     .   /: : : :.i: : : :i 从ヽ: :.i:|´ヽ: : : :.VxⅧ/i}: : :
                                            /: : : : :.{: : : xf㍉ `ヾ{'笊ミx: : :.i三}//}: : :
                 自分の思い通りに決める政治の    .  /: : : : : /ヽ: :.{弋ソ    弋::ソ }: :..|三} ̄ヽ:
                                         ./: : : : : /  iヾゝ  ,       ノイ: :|jリ   V:
                 ことですよね。                : : : : : : :/   从ヘ  、       j;ノ¨´    V
                                         : : : : : :/        丶      ィ´|ヾゝ
                                         :..: :../           `r <  __:|-. 、
                                          : /          ,.ィ|_, ィ:´: : : : :/
                                         ´            f'r'´: : : : : : : _}


269 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:11:40 ID:yzNtAcQc

                                               _   _,
                                             ___,> Y´'ー-、
                                            _>z二_ ___`ー≧__
             そうね。                          >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
                                          /        ヽ `Y′之>
                                       .  /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }く
             でさ、欧州の政治哲学っていうのは、      l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
                                          |ハ |(●) (●) / / ,/レ′
             何時如何なる場合でもこの「専制」と         `|   ヽ    「)'/|/
                                            ヽ、_  ―  _,.ィT/
             いうものを防ぐ事を意図して                / Eニ::ィ -、 |
                                            /::::;/ ヽ:::/:::/'::
             構築されてんのよ。                   /:::/へ ヘ/::::/:::
                                           /:::::\ ヾミ::::/|:::
                                           (;;;;/| \;;;;ノ/:::
                                              /    〈:::
    x≦/////_
x</^7/,ソ: : : : :`: : . .  x≦}
: : : : }://: : : : : : : : : : : : :.'⌒V|
: : :/:/: 人: : : : : : : : : : : : : : : ⌒ヽ
: : /:/: (_0_)/: : : ;.イ: : : : : : : : : : : :.      まあ確かに、王様の気分次第で
/,/: ′: : :/:`フ ー| : : : : i: : : : : : : :.
:.//,i : : : /:x=ァミx.|: : : : ハ : : : : : : i      好き勝手やられるのは
..//,| : : /:《 んィ}゛|: : :.厶、i: : : /: : }|
,//,'|: :./j/  ヒぅソ | : /ん} |: : /: :.:.八      勘弁願いたいですからね。
,'//,レ': i   '''''   jノ, ヒ:ソ ハ:/: : :/
ゞ≠i: : :.|          ''''' iソ: :/
  ` 、: :.|   (⌒ヽ     八 :!
   ⌒ヾゝ丶      イ: : : :|
 , -‐ァ:{    ノこr―‐=ミ: : :.:.|
/ / : |__/: :/{{      ヽ.:.:|


273 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:13:32 ID:yzNtAcQc

                                          _   _,
   「専制の回避」という絶対原則は、やる夫も          ___,> Y´'ー-、
                                      _>z二_ ___`ー≧__
   もちろん考慮してる。                      >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
                                    /        ヽ `Y′之>
                                     rヽ,  l、 、 , 、 |  ヽ }く
   やる夫は『君主論』の中で「あらゆる手段を        i !7Tハ T寸寸 |  }ノ |
                                 r;r‐r/ | |(●) (●) / / ,/レ′
   用いての権力確保」を推奨してるけど、      〈_L (`ヽ .}`|   ヽ    「)'/|/
                                 l` ( ``/ ヽ、_  ―  _,.ィT/
   「権力の使い方」はかなり限定しているわけ。   ヽ   l    l 7Eニ::ィ1│
                                  ヽ::::::.ヽ  . 'イ/ヽ::::`l┘
   明示的な述べ方ではないけどね。


274 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:14:08 ID:cUirIWuw
そうなの?
まあ確かに、王制=専制とは限らないけど……
アジアは専制に抵抗無かったからなぁ


275 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:14:36 ID:yzNtAcQc

      ,_   _
    、-ー'`Y <,___         詳しい話はこの先の事なんで述べないけど、
 __≦ー`___ _二zく_
 > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<        「権力の維持」に関しては何でもありで、
<之′Y(ヽ三/) ))   \三/) ))
  >{  ,'  |( i))),.  ,.l  ,   ゙i )))    その代わり「君主の義務」を規定するのが、
 | !、{  |' |::::|寸T ハT7} ィ, l
 ′J゙i, ゙i ゙.|::::|●) (●)| ハ|     やる夫流ってこったね。
    ゙i|゙i' |::::|   ,    |::/
    ゙iTィ|::::| ―   _ノ/
     │|::::|::ニE7,:::::/      要は、権力奪取して私欲の為だけに振るう奴は
     └K:::゙,r'\ト:::/
       l::::,´  ̄`Y        マキャベリストの名に値しないわけ。
       i:/     |
                                                         __  _
                                           _,...._rzュ_,. -:z: : : : : :-.、 {//},:'´: : :`ヽ
                                          ,.イ: : : ///: : : : : : : : : : : : :.{//}: : : : : : : ヽ
              やる夫さんの理想の政体は共和制時代の  : : : : :ムイ: : : : : : : : :..: : :ヽ:.:{//}: : : : : : : : :.
                                          : : : :/: : : : : : : :.i: : : : : : : :ヽヾ∧: : : : : : : :
              ローマですから、やっぱりその辺はちゃんと : : :/: : : i: : : : : :ト、:_:_: : : : : :.Ⅵi∧: : : : : : :
                                          : :..′: :..:ト、: : : : | ヽ: : : : : : :.l}}ヘ/〉: : : : : :
              押さえているわけですね。            : : i:./i: :..:|´ヽ: : :.:、 f'笊ミx: : : lミ}/¨ヽ: : : : :
                                          : :.j/: l:..: :{ xzュ、ーヾ:、弋:ソ i:|:..:|リ    ヽ: : :
                                          :/: :八:.从{弋:::}        从:/      ヽ: :
              「実際は共和主義者だった」というのも    : : : / ヾ: ヽ ´  `      /|′      丶
                                          : : /    `ヾゝ   t フ  イ :|rt
              頷ける話です。                  :../        ≧__-く  ,'イヽ
                                          /        __rf{ハ:{: r<: : : : /7-‐ 、
                                               Y´ rf:{{:.r=く}}: : : :xf/     ヽ


277 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:16:59 ID:yzNtAcQc

                                                        _   _,
                   一方、絶対王政につきものの「王権神授説」、       ___,> Y´'ー-、
                                                    _>z二_ ___`ー≧__
                   つまり「王様の権利は神から授けられたもの」      >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
                                                   /        ヽ `Y′之>
                   という考え方でも、「だから神の意思に従って    /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }く
                                                  l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
                   善政を敷かなきゃだめよ」というところで       |ハ |(●) (●) / / ,/レ′
                                                    `|   ヽ    「)'/|/
                   ギリギリブレーキを噛ませてある。             ヽ、_  ―  _,.ィT/
                                                      l 7Eニ::ィ1│
                   「国家による公共の福祉」という概念はその頃の発祥。 └l´::::/ヽト

                 rェュ、
            _ ...... _  {三心、,. -:-.、
    rェェz  ,,: :´: : : : : : `:ヾミ三心、: : :∧
  , ‐:.{三}}ヘ,: : : : : : : : : : : : : : : `寸三}: : : :∧
  ,: : : {三}j/: : :.{: : : :ヽ : : : : : ヽ: : :`寸}: : : :.:   こっちも一応は専制を抑制する
  i: : : {三}′: : :ト、: : : :ヽ >‐ ミ‘,: : ∨ : : : :
  |: : : {ニ;': :i: : :,' __ヽト ≧,ィ斧ミ、!: : : :i : : : : : :  思想になっている、と。
  |: : : `:.i: :.|: :l:i´        弋::ソ '|:! : : |.: : : : : :
  |: : : : :.|:!.:.:.:从 x≠‐  、    从{: : !|: : : : :
  |: : : : :从: : : :ヘ″   _   ノ  / !:.:.八: : : : :
  |: : : : : : :.ヽ: : :.:ヽ       イ:.厶イ  V: : : :
  |: : : : : : : :.i `ヽ: {:.≧ 、‐ - ' /ヽ_   __V: : :
  |.: : : : : : : :|   ヾ   f: ーァ_〈: : :}}:.Y´  ヽ: :
  |: : : : : : : :.|    _/{{:.:/{  ト、:.}}:.‘,   i :


278 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:18:12 ID:LZgilYpY
そういうことになってたのか



279 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:18:32 ID:yzNtAcQc

        ,_  _
     、-ー'`Y <,___
  __≦ー`___ _二zく_       ただし理論はあくまで理論であって、
  > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
 <之′Y´/        \     どこまで実際に、「君主による権力の恣意的な
   >{  ,'  |、 , ,.  ,.l  ,   ゙i
  | !、{  | 寸寸T ハT7} ィ, l    行使を防ぐ事が可能な体制であったのか」というのは
  ′J゙i, ゙i ゙i (●) (●)| ハ|
     ゙i|゙i'(1    ,    |       微妙かつ個別な問題なんだけど。
     ゙iTィ.,_   ―   _ノ
      │「ィ::∩ ノ ⊃       太陽王(※)とか、かなり恣意的な権力運用してたし。
      /´:,r/:ヽ__ノ
     (::::::V::::::/ `i:i

                                ,.:´: :///: : : i: : : : : 、: : : : : : ヽ: :ヾヽヽ: ヘ
                                .: : :.///: : : :..ト、: : : : :iヽ、: : : : :、:__:///:..: :.
                                : : :〈〈fi: : : : : | .ヽ: : :..|ヽ_丶: :..: :i}}}}// : : : :
                               .: : : :`¨!:、: : : :| _ノヽ: :| xf笊ミ: :l:.l}}}/..: : : : :i
            難しい話です…          i: : : : :.从ヽ: : xf:㍉ ヾ ' 弋::ソ从{ソ: : :..: : : |
                               |: : : : :r'くヽ:.从弋::ソ       ,: } i: : : : : : |
                               |: : : : :{ヽ _ノヽ: ヽ  `     /:/  |: : :..: : :.|
                               |: : : : く/////ヾ:ゝ  -‐ /;/   : : : : : : :
                                |: : : : : {//////∧ ≧r ´ |_′   !: : : : : :∧
                                : : : : : : Ⅷ/////iハ {:≧t≦´: :i    : : : : : : :.∧
                                ′: : : :.,j////////i}: :{:::::::〉: : :.`>t_, -‐‐ 、: : :..:ヽ
                              ,: : : : : :..{ `ヾミ/////i}: :|_:_/}}: : /∧ヘ    : : : : :

※フランス国王ルイ十四世のこと。代表的な絶対君主。


280 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:20:02 ID:yzNtAcQc

         _   _,
      ___,> Y´'ー-、    .,r'´ ̄ ̄`゛''‐ 、    ま、絶対王政に関しては実際の所、
     _>z二_ ___`ー≧_ , ' .        \
     >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 ,'    /         `i  かなり事情が込み入ってんのよ。
    /        ヽ `Y′(,  /          ',
.   /  ,  l、 、 , 、 |    r'¨ ̄`゛''‐ /      }
   l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  .|! ィ.,_    }    /   } 絶対王政期における国家権力の
   |ハ |(●) (●) / / ,/\‐ ̄ ̄ィ. ,__/   ./
     `|   ヽ    「)'/|/::::::::\.`゛''‐ミ_ー^ー`    構造って結構面白いので、
     ヽ、_  ―  _,.ィT/:::::::::::::::::: ̄ ̄/
       /::::/\:::::::::::::::;;;>--ー''  ̄         その辺は補足2で説明します。
      /::::く  ̄ \::::::::::/ ―' ン、

                                               _ ......... {{≧x、
                                         {ミx,,: ´: : : : : : |/,|:{/|
                                         |/〃: : : : : : : : : `寸≧:⌒ヽ、
             というか「その内説明します」ばっかり     У: : :i : : : |‐< : : `寸}:\: : \
                                         / : : : :トミ: :| ィチ示: : :V/| ‘,: :.:\
             言ってないで、早くやりましょうよ。       .′: : :´|xュ、`ヽ弋うソi: : }/,|  ‘,: : : \
                                        八: : : : :《Vリ    ⊂⊃彡'’   : : : : : : ヽ
                                 .     / : : \: : :⊂⊃ -  イ:ヽ       |: : : : : : :.
                                    / : : : : : |{ \{x≦三「:ハ::f⌒i      |: : : : : : :
                                    ′: : : : : : 八 {/////}f(_}^|  |      ノ: : : : : : :
                                   i: : : : : : : : : : :ヽ`寸ニ彡' /::にコ   /: : : : : : : : :.


281 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:20:37 ID:yzNtAcQc
      ,_   _
    、-ー'`Y <,___
 __≦ー`___ _二zく_
 > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
<之′Y´         \        あんねん……
  >{  ,' {/寸寸T ハT7ヾi
 | !、{  .リ| (●) (●)7,ルリ       >>1にも色々あんねん……
 ′J゙i, ゙i(1     '    |
     ゙i|゙iハ u  ―   ノ
    ゙iTィ.,ゝ...   , イ
     │「ィ::ニE7l´
     └l´::::,r'\ト:::|
       |::::|´  ̄`i:::|
       |::::|     |:::|

                                    _  ,..-─‐- 、、  _  、
                                   ,イミi/: : : : : : : : : :`ヾi/ミ;l\
                                  ///: : :.l: :. : : : : :.:.:.、:.//〈: : :\
                                  ,ゞ´/:.; :.:人:.:ト、: :.:.:.:.:.ヽ;ヾ、l、: :.:.:\
                                  / :.:/:.:| :./ ヽ;.:| \;.:.:.:.:.:.:.|、:.:ヽ; : :.:.:ヽ
             さよけ……             ,イ :./|:.:.:|;.:|_ ┘l、|- _\:.:.:.:|l;:‐、:|l、: :.:.:.ヽ,
                                / |:/: |:.:.:.:||== ヾ!==≠i、「r=、lミ|、: : :.:.:.ヽ
                               / :.:|′:||、:/'xx      xx:∪|l;|L彡'´。 |: : :.:.:.:.ヽ,
                              /: :.:.:.:.:.:.||l、|、   △      |:/|l‐'′o |゚: : :.:.:.:.:ヽ
                              /: :.:.:.:.:.:.:.| ヽ:| ``ー-;ュ;r;:-‐'|/く′     |; : : :. :.:.:.ヽ,
                             /: :.:.:.:.:.:.:.:|  ヾ  /7ム、`i-リミ;ヽ     |; : : : :.:.:.:.:.:l


282 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:21:00 ID:yzNtAcQc

. .         ,〃 ' ,ハj ,}リ   j
/   ,/  // / /  _} ,从_ ,,ノ}
  /  ∠/ / /   '7/^弋_ ,ノj|
/ /_/__,,ノ}/  ,ノ乏式,j   ,リ
../_y彡j'うj^′    '弋j}_, {__,ノ′ .   ヒストリエは本当に、作者が生きている間に
  弐^'弋ツ   、   ¬^ ∨     .
   ´^'冖^`   i \__ ' ' ' i、__,     終わるのでしょうか?
   ' ' ' '       |  , /    j_ノ
..、                    厂´
ヽ\___,       _,ノう   ′      ……と思う>>1でした。
ミ__,乙´      ⌒¨´   /
_,、          ¨´  /
弋_,             ′
く_      _ _____ ..,,く,__,.ノ
iト ミ 、_   ,//  i{、__彡′
j,   `  ミy' /※  弋フ′   . '⌒ヽ,
ノ}  ※==={={彡' ※   マj__ __,/  /  'く⌒丶、


284 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:21:22 ID:yzNtAcQc








                    ――― 第五章へ続く ―――







.


283 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:21:11 ID:cUirIWuw
権力を恣意的に運用出来る様になると、中国みたいな事になるからな
終いには、自領の1/10程度の国土しかない列島にも勝てない様になるぞ


287 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:23:41 ID:ljqKNvLg
>>283
人口では10分の1以下の遊牧民にいっつもめっためたにやられてるじゃないですか、やだー


285 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:22:33 ID:OVZ4EMI6
専制君主は成り立つのはギリシャより東のオリエントだけで
西方のオジエントは寡頭制がベストってことだろう。
現にローマ帝国は専制主義に転換したとき西は百年持たなかったけど
東は千年ももった。


286 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:22:33 ID:ebWA8DOo
乙でした
大丈夫、歴史ものはいざとなったら年表だして時間飛ばせばなんとかなるからww


288 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:24:20 ID:cUirIWuw

整備された官僚機構の有無が、専制を支え得るかどうかの鍵になると思う
寡頭制はアジアの文化には不向きに見える
少なくとも、明治辺りまではね


289 名前: ◆mthS9vGGks[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:24:26 ID:yzNtAcQc
    __
 〃´  `ヽ    投下終わり。次は、第五章の前に補足かな?
 、リノノ`ヽ)
 ゝdレ゚ ヮ゚)ゝ
  /ニニ入     >>283
           「
やる夫独裁君主」のスレで述べられていますが、中国は中国で
           皇帝の専制を批判する構造があったようです。
           欧州が独特なのは、体系だった政治哲学として専制抑止を盛り込む事、
           でしょうかね?
           まあ、中国思想に関して>>1はよく知らないので、あっちの方でも
           何かそういう要素があるかもしれませんが。


292 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:30:24 ID:zYuLfLSY

専制とか王権神授もイメージで語られているよね

>>289
ただ中国の場合、皇帝の権力の使い道に関しては批判掣肘する手段がありましたけど
皇帝が専制的な権力を持つこと自体には、少なくとも法制度や思想としてはカウンター機構はなかった
(正確には、たまにあったりもしたけど永続しない)


294 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:31:39 ID:cUirIWuw
>>289
欧州の場合、政治哲学以前に統治機構としての組織形態が駄目だったと思うんだよね
中国にしても日本にしても、内乱やってる最中でも官位が尊重される
それは、君主の権威と影響力が如何に強大だったかを示してるんじゃないかと


296 名前: ◆mthS9vGGks[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:36:13 ID:yzNtAcQc
    __
 〃´  `ヽ    東西限らず、「制度・思想上の政治」と「実際の政治」には開きがあります。
 、リノノ`ヽ)     故に、理屈の上で「専制は無い」ということになっていても、実際の話は別だったり。
 ゝdレ゚ ヮ゚)ゝ    そういう理想と現実の差を見るのもまた、歴史の面白い所ではあるのですが。
  /ニニ入
       


293 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:31:05 ID:Py2KJxH6

乙でした

皇帝や国王の個人的能力が多少アレでも国家運営を維持できるというのが
官僚制を発展させるメリットなんだろうけど
今度は逆に官僚層が力を持ちすぎて権力闘争に明け暮れるようになる…
難しいもんだな



297 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:36:25 ID:cUirIWuw
>>293
なあに、諸侯が独自的に闘争するよりはマシだ
いざとなったら、有能な君主が大鉈を振るえば良い
それで中興の祖になった皇帝は少なくない
欧州の君主は、同じ事をするのに並み大抵の有能さと運では足りない


298 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:36:43 ID:MrN3OKGQ
おつでした。
できる夫のフランスへの見方なんかも、当時の情勢が反映してるんでしょうね。

>>293
政争はある程度、仕方ないというかなんというか。
問題は国家機能を麻痺させない域に収まるか、じゃないかなあ。


300 名前: ◆mthS9vGGks[] 投稿日:2011/06/12(日) 21:38:43 ID:yzNtAcQc
    __
 〃´  `ヽ    >>298
 、リノノ`ヽ)   当時のフランスは国王の愛妾が実権を握っていたりしましたから、
 ゝdレ゚ ヮ゚)ゝ  そういう事も含めて腑抜け呼ばわりしているのかもしれませんね。
  /ニニ入    そして三枚のペチコート。


303 名前: ◆mthS9vGGks[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 22:03:08 ID:yzNtAcQc
おまけ

                     /: : : : : : : : : : : : : : : \
                    /: : : : :/: : : : : ´ ̄\: : : \
              /: : : : :/: : : : : /l: : ヘ: : :ヽ: : : : ヽ
               /:/: : : :/: : :/: /: l |: : : :',: : : ',: : : : : ',
                /:/: : : :/: / : ,.イ : l |: : l: ハ: : : ',: : :ヘ: :',
.               l:/:〃: / /: : : / l: :/l |: : l/: l : : : ', : : l : ',    エジプト領さえあればいい!
               /l':〃: / /: ∠イ l: :l l |: : l l: l: : : : ', : :l: : :',
           //:〃: / : : /丶、 l: :lハ|: l lハ: !: : : : :l: : l: : : ',   マムルーク朝などレイプしてくれるわ!!
             l l: ll: :/l: : /ヤtx.、::.l: :l  ヽl l弋l: :l: : : l: : l : : :
             l l: ll:/ l: :/   ̄:::.ヽ:l  l:l lア>l: l: : : l: : :l: : : :
             V: :/ヽ! /l      ハ .:从l:::::::l l: : : l : : l、 : l   イスマーイール!
.             l: /: : l/l: l    ,. ⊥::::::::::N:::::/l:l: : : l: : : l:ヽ: l
.             V: :l: :l: l八  ,.∠ -‐ ミl:::::::::::V ノl: : : l: : : :l: :V   貴様もあの世に送ってやる!!
          _ /, -l: :l: l;;;;;l∨  ニニ ヾミ>'´i イ 、;;l : : :lヽ: : :l: : ',
       /:.:.:.:.:.:.:.:.:. Y:i: l;;;;l/  ..ァ=ヘ レ'{.:/:/ : : l : : :l: :l\ l: : :',
.       /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i|:.N:.ヽl;;;/  .:〈xXx〉Y.::j/) : : l: : : :l: :l`丶l : : ',
      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| : :l: : ヽl  .::::::>=く ::/:/: : : !: : : :l: :l、:.:.:.ヽ : l
.     /_ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| : :l: : : :l  :::::l TiXi'::/ : : : l: : : / : lハ :.:.:.:.:l :l
.     V´ ̄j:.:.:.:.:.:.:.:.| : :l,.r '゙l  .::::::l__゙iXi´,. -‐  l: : :/: : :l:トl :.:.:.:.lY
     /   ` ー zァ':ィ7  .........:::::::l  iXi  __,./l: : /l : : l lハ :.:.:.lノ
   /       -  |l| .::::::::::::/l /Xl ̄/.:.:.l: :/: l: : ハ:l:从 :.l:.l
. / ,. ─  ̄     |l|..:::::::: イiVil /X//.:.:.:.:.:lイl:/:l: / : l :.:.:.:.l:.l

                 セリム一世


307 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/13(月) 04:01:50 ID:M9ZM3EFI

>>303
あなたの息子さんは詩を書くときのペンネームが「恋する者」だから
すっごくスイーツな歌を歌ってそうですよね


309 名前: ◆mthS9vGGks[sage] 投稿日:2011/06/13(月) 09:46:38 ID:COtZHTGo
    __
 〃´  `ヽ    >>307
 、リノノ`ヽ)
 ゝdレ゚ ヮ゚)ゝ   しまった!スレイマン=澪にしておけばよかった!
  /ニニ入


330 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/14(火) 18:56:47 ID:VZ2Yp1DA


                     _____
                     /      \
                   / ⌒   ⌒   \
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                      \ ` ⌒´        /
                       人 ー‐     /
                  </込=========彡/>ー.、
                <///////////////////////ヽ
              /////////////////////////////ヽ
             / ///////////////////////////∧//ハ
           /: :.////////////////////////////: : ∨/ハ
         /: : : ////////////////////////////: : : : :V/∧
          /: : : ////////////////////////////: : : : : : \/ハ
         ./: : : イ//////////////////////////j: : : : : : : : : :ヽ∧
       /: : : :.j//////////////////////////リ: : : : : : : : : : : Y∧
        /: : : : :|//////////////////////////{: : : : : : : : : : : : :V/}
____j: : : : : :|//////////////////////////j: : : : : : : : : : : : : :}/|
      {: : : : : : |/////////////////////////.: : : : : : : : : : : : : : :|/j
      |: : : : : : |/////////////////////>': : : : : : : : : : : : : : : : ム′
     /⌒ヽ: : :|////////////⊂ニヽ、r.: : : : : : : : : : : : : : : : : : ://{
   /    レ'|/////////⊂ニ ̄   |: : : : : : : : : : : : : : : : : ////|
   i,{ { / /j | |////////モ三三.    |: : : : : : : : : : : : : : :./V////|
__`ヾ_〈_¨´ |////////// ー─‐一ハ:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_ノ: : : V///|
       |   |//////////////////////////////|: : : : : : :.V//|

やる夫・マキアヴェッリ



            ___
          /         ヽ.
         〃〃〃〃〃_   ',
.         /        ミ   ',
        / ⌒、:::::::: ⌒  ミ   人
         /( ○):::::::( ○) `ヽ彡__,)、
.        i     :::::        Vつーミヽ
        \  ´          大_彡彡′
         \ ⌒    .__/  /弋_人
           `7T::::::彡'    ///////\
           /⌒レ'⌒ヽ  ///////////\
             人/////弋_.//////////////ヽ.
          ///////////////////////////人
            ///////////////////////////////}
        ////////////////////////////////|
          /////////////////////////////////|
       ル////////////////////////////////|

できる夫大王

拙スレの言及ありがとうございました。
理想にもえる書記官と人間不信の大王を描いてみました。


331 名前: ◆mthS9vGGks[sage] 投稿日:2011/06/14(火) 19:03:31 ID:KtUzDduI
    __
 〃´  `ヽ    >>330
 、リノノ`ヽ)
 ゝdレ゚ ヮ゚)ゝ   ありがとうございます。
  /ニニ入
     細面なマキャベリはともかく、丸顔なフリードリヒはやる夫系フェイスとぼちぼち相性良い気がする。
       
           ところで、やる夫城塞都市の方でよろしいんですよね?


333 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/14(火) 19:08:32 ID:VZ2Yp1DA
>>331
はい。オスマン帝国をはじめ、このスレで色々と勉強させていただいております。
ばっちゃつながりでマキアヴェッリは読んだことはあるのですが、大王の著作は初めてなのでいつも楽しみです。



304 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 23:00:20 ID:LnJTVRao
なんだろう。
大王がやる夫に無駄に憤って、はっちゃけてないとなんか物足りない俺がいる……



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