比較的購入しやすい価格帯のフォルダブルスマホ「motorola razr 40」をレビュー!

スマートフォン(スマホ)の中でも注目の高いディスプレイが折り畳めるフォルダブルスマホですが、価格が高く入手しにくいのが難点です。現状ではディスプレイの折り畳み技術がハイエンドモデルに限定されていることもあり、価格帯を引き上げる結果となっています。

既報通り、そのような状況の中でより入手しやすい価格帯のフォルダブルスマホが日本でもリリースされました。モトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)の「motorola razr 40」です。なんと、おサイフケータイ(FeliCa)にも対応し、実際の購入価格として10万円を切る価格帯となっています。今回、そんなmotorola razr 40をモトローラよりお借りしましたので紹介します。

なお、日本では11月22日より販売されているオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「motorola razr 40(型番:XT2323-4)」に加え、ソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」からも同等製品となる「motorola razr 40s(型番:A303MO)」も12月8日(金)に発売され、基本的な仕様は両製品ともに同じですが、本体色はmotorola razr 40がバニラクリームとセージグリーンの2色、motorola razr 40sがバニラクリームとセージグリーン、サマーライラックの3色となり、motorola razr 40sにはSoftBank向けのアプリがプリインストールされています。

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motorola razr 40のディスプレイは6.9インチ

motorola razr 40の価格としてはオープンながらも市場想定価格および公式Webショップ「MOTO STORE」では125,800円(金額はすべて税込)と、フォルダブルスマホとしては低めの価格設定になっています。また格安SIM「IIJmio」を提供している仮想移動体通信事業者(MVNO)であるインターネットイニシアティブ(以下、IIJ)では通常価格が112,000円となっています。

またIIJでは2024年1月31日(水)までのキャンペーンによって期間限定で他社から乗り換え(MNP)の場合に特別価格として79,800円と、さらに安く設定されています。またソフトバンクから販売されるmotorola razr 40sは本体価格が121,680円ですが、25カ月目を返却すると残りの割賦金の支払いが免除される「新トクするサポート」が利用でき、MNPなら割引も適用されて実質負担額が総額9,840円となっています。

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motorola razr 40の背面

仕様としては開いたときに使うメインディスプレイは144Hzリフレッシュレートに対応した6.9インチフルHD+(1080×2640ドット)pOLED(有機EL)の大型画面を搭載していますが、折りたたむことができるため、コンパクトに持ち歩くことができます。展開時のサイズが約170.82×73.95×7.35mm、収納時のサイズが約88.24×73.95×15.8mm、重量は約188.6gとなります。

また折りたたんだ状態で使用するサブディスプレイは60Hzリフレッシュレートの約1.5インチ(368×194ドットOLED(有機EL)で、通知など各種情報を表示することができます。なお、モトローラではこれまで「motorola razr 40」シリーズとして上位機「motorola razr 40 ultra」も発売していますが、大きな違いとしてはmotorola razr 40 ultraはサブディスプレイが大きく見やすいほか、性能がより高くなっています。

motorola razr 40は安価な価格設定のため、チップセット(SoC)がQualcomm製「Snapdragon 7 Gen 1 Mobile Platform」、内蔵メモリー(RAM)が8GB、内部ストレージ(ROM)が256GBとなっていますが、日常的な操作では快適に動作します。バッテリー容量は4200mAhと大きめで、充電は急速充電「30W TurboPowerチャージ」と5Wワイヤレスチャージ(Qi)に対応しています。

通信は5G(n1/n3/n8/n28/n40/n41/n77/n78)に対応しており、SIMはnanoSIMとeSIMのデュアルSIM、防水・防塵、生体認証は指紋認証、顔認証を搭載しています。OSはAndroid 13です。サブディスプレイの設定画面が用意されており、各種通知の設定が可能です。

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motorola razr 40の折りたたんだ状態


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サブディスプレイの設定画面

一方、カメラに関してはアウトカメラが約6,400万画素 F1.7(広角)と約1300万画素 F2.2(超広角)の二眼仕様、インカメラが約3200万画素 F2.4となっています。夜間撮影でも綺麗に撮影が可能です。ポートレートモードでは、背景を綺麗にぼかすことができます。また自撮りの際には、フレックスビュースタイルで、デスクに置いて利用することが可能です。

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夜景の作例


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ポートレートモードの作例


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フレックスビュースタイルでインカメラの利用の例

このようにmotorola razr 40はフォルダブルスマホとしては入手しやすい価格帯になっています。6.9インチの大画面ディスプレイが利用できるコンパクトなスマホとして魅力的なモデルです。

Motorola(モトローラ)
2023-11-22





記事執筆:伊藤 浩一


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