最新フォルダブルスマホ「Galaxy Z Fold5 SC-55D」を購入!左がFold5、右がFold3

ディスプレイを折りたたみできるフォルダブルスマートフォン(スマホ)としてサムスン電子の「Galaxy Z」シリーズは人気です。これまでGalaxy Zシリーズにはタブレットサイズを折りたたむことができる横開き型の「Fold」シリーズと、スマホサイズを折りたたむことができる縦開き型の「Flip」シリーズの2種類がリリースされています。

中でも大型ディスプレイを利用したいユーザーにとってFoldシリーズは2019年に初代がリリースされて以降、タブレットとスマホの両方の活用ができるため、理想的なスマホになっています。そんなFoldシリーズの5世代目となる最新モデル「Galaxy Z Fold5」が日本でも2023年9月1日(木)にリリースされました。

年々進化しているFoldシリーズですが、今回リリースされたGalaxy Z Fold5は大きく改善された点があります。Foldシリーズの2世代前のFold3を愛用している筆者が、最新機種のFold5を入手してその進化のほどを体験しましたので紹介したいと思います。

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Galaxy Z Fold5のパッケージ。購入したのはNTTドコモ版「Galaxy Z Fold5 SC-55D」の512GBモデル(ファントムブラック)

Galaxy Z Fold5は日本ではNTTドコモから「Galaxy Z Fold5 SC-55D」、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」から「Galaxy Z Fold5 SCG22」が発売になりました。販売されている製品はすでにこちらの記事で紹介されているように内蔵ストレージと本体カラーの違いで複数あります。

NTTドコモでは256GBモデルのアイシー ブルーとファントム ブラック、512GBモデルのファントム ブラック、auでは256GBモデルのアイシー ブルーとファントム ブラック、512GBモデルと1TBモデルのファントム ブラックとなっており、512GBと1TBはそれぞれ公式Webストア「ドコモオンラインショップ」と「au Online Shop」におけるオンライン限定販売となります。

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Galaxy Z Fold5の同梱物

共通仕様としてはディスプレイが折りたたんだときに表に出ている約6.2インチHD+(904×2316ドット)のカバーディスプレイと開いたときに使う最大120Hzリフレッシュレート対応の約7.9インチQXGA+(2176×1812ドット)のメインディスプレイ、)という2画面構成です。

またチップセット(SoC)にはQualcommm製「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」、内蔵メモリー(RAM)には12GB(LPDDR5X)、電池には4400mAhバッテリーを搭載し、生体認証(側面指紋認証、顔認証)や防水性能(IPX8相当)に対応しているほか、日本向け製品はおサイフケータイ(FeliCa)にも対応しています。

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Galaxy Z Fold5(左)とGalaxy Z Fold3(右)のカバーディスプレイ比較

実際に使ってみてGalaxy Z Fold5はGalaxy Z Fold3から大幅に機能がアップされていると感じました。まずベンチマークですが、Galaxy Z Fold3はQualcomm製「Snapdragon 888 5G Mobile Platform」と発売当時では最速のSoCを搭載しており、ベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」では80万台のスコアとなるため、現在でも十分にハイエンドモデルとして通用する高性能な製品になっています。

しかしながら、最新のSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載しているGalaxy Z Fold5はAntutu Benchmarkのスコアが140万弱というハイスコアになりました。一般的に100万超えで超高速なハイエンドモデルとなるため、凄い数字で驚きました。普段スマホを利用する際にはユーザーインターフェース(UI)を高速に操作したいため、開発者モードでアニメーションをオフにして素早く動くように設定していますが、Galaxy Z Fold5はそのままの状態で十分に高速でした。

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Galaxy Z Fold5のAntutu Benchmarkでは140万弱というハイスコア

またフォルダブルスマホのギミックとして注目されているのが、ディスプレイを折りたたむヒンジ部分です。サムスン電子ではGalaxy Z Fold4シリーズまでは折りたたむと少し隙間が空いていましたが、Galaxy Z Fold5からは新開発の「フレックスヒンジ」が採用されて隙間がなくなりました。

これにより、サイズは閉じた状態で約154.9×67.1×13.4mm、開いた状態で約154.9×129.9×6.1mm、質量は約253gと、折りたたんだ状態でも薄くなりましたので、使い勝手がアップしています。ポケットにGalaxy Z Fold3を入れて2年間使っていた筆者の実感としては安定感がアップしたように感じます(Galaxy Z Fold3はサイズが閉じた状態で約158×67×14.4mm、開いた状態で約158×1128×6.4mm、質量は約272g)。

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Galaxy Z Fold5(左)とGalaxy Z Fold3(右)のヒンジ比較

さらにカメラに関しては3眼仕様のメインとなるアウトカメラ(約5000万画素CMOS・F値1.8の広角カメラ、約1200万画素CMOS・F値2.2の超広角カメラ、約1000万画素CMOS・F値2.4の光学3倍およびデジタル30倍に対応した望遠カメラ)と約400万画素(F値1.8)のインカメラを搭載しており、デジタル30倍の高倍率の撮影ができることに驚きました。

デジタルズームのため、粗さが目立つ写真にはなりますが、強力な手振れ補正のため、30倍に拡大しても、スマホを手持ちで撮影できます。被写体がブレて見えにくいようなことがなく、カメラのアングルを変えても、少しずつ画面が動く強力な手振れ補正となっています。

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Galaxy Z Fold5のアウトカメラはトリプルカメラ仕様


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アウトカメラの超広角カメラでの作例


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アウトカメラのデジタル30倍の作例

このように2世代前のGalaxy Z Fold3ユーザーとしては今回のGalaxy Z Fold5の進化ぶりに驚きました。従来のFoldユーザーにオススメのモデルなので是非、まずは店頭などで実際にタッチ&トライしてみてその進化具合を体験してみて欲しいと思います。





記事執筆:伊藤 浩一


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