UQコミュニケーションズのWiMAX 2+がいよいよ始動!

UQコミュニケーションズは29日、先日26日に行われた総務大臣の諮問機関である電波監理審議会(第995回)にて2.5GHz帯広帯域移動無線アクセス(BWA)システムにおける追加割当決定を受けて、総務大臣より申請していた「特定基地局開設計画」が認定されたことを発表しています。

これによって、新しく認定された2.5GHz帯における20MHz幅の周波数帯で、TD-LTEに互換性を持たせたWiMAX Release 2.1規格による「WiMAX 2+」サービスを2013年9月30日以降に開始し、より一層増大するモバイルブロードバンドの高速化ニーズに応え、より快適で便利な社会を実現すべくサービス提供を行なっていくとしています。

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計画では、当初は、現在サービス提供中のWiMAXによるサービスとは別に、新しく認定された20MHz幅(2625~2645MHz)で2×2MIMOによる下り最大110Mbpsのサービスを開始予定。

エリアははじめは狭くなるものの、すでにWiMAXの基地局用地があるためスムーズにエリア展開が行えるものと見られます。

また、UQコミュニケーションズ代表取締役社長の野坂章雄氏ははじめは「モバイルWi-Fiルーター」でサービスを提供するとし、その後、スマートフォンについても導入していくとしています。

その後、2014年3月には4×4MIMOを導入し、国内最速下り最大220Mbpsを実現し、さらに、段階的に現在WiMAXで利用している30MHz幅の周波数帯を徐々にWiMAX 2+向けに切り替えていき、キャリア・アグリゲーション(CA)や8×8MIMO、変調方式に256QAMを採用するなどで、2017年には下り最大1Gbpsを越えるモバイルデータ通信ネットワークを実現するということです。

周波数帯の切替時には、WiMAXとWiMAX 2+に同時に対応する端末を提供することで、両方のサービスをシームレスに切り替えて利用できるようにするとのこと。

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記事執筆:S-MAX編集部


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2.5GHz帯新規周波数割当てに伴うWiMAX 2+サービスの提供開始について | UQ WiMAX - ワイヤレスブロードバンドで高速モバイルインターネット
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