腕時計や電子部品の老舗、セイコーホールディングス(HD)で2010年4月末、「社長解任劇」が起きた。「SEIKO」は1970年代、「SONY」とともに世界に名をはせた日本ブランドの巨頭だったが、経営の迷走もあって80年代以降、長期的な低落傾向を反転できず、最近でも09年、10年3月期の2期連続最終赤字に追い込まれている。    経営を立て直して再び輝きを取り戻せるか、服部真二新社長の手