【AFP=時事】米国の南カリフォルニア大学(USC)が、イスラム教徒の学生による卒業スピーチを、安全上の懸念を理由に中止した。卒業スピーチをする学生の選定をめぐり、大学は親イスラエル団体から抗議を受けていた。米国ではイスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)による紛争が昨年10月に勃発して以降、これに絡む政治問題が高等教育の場をも揺るがしている。USCの卒業生総代は、志願する数多くの成績優秀者の