6月は逆日歩が大きい銘柄が多いので気をつけるべし!
カラ売り殺到だと逆日歩が発生する
今から10年前にその存在を知って以来、優待株の虜になり、投資状況をブログ「毎日優待三昧」につづったところ大反響。一躍、人気ブロガーとなったのがrikaさんだ。
「6月に権利確定日が訪れるのは70銘柄程度ですが、魅力的な銘柄がたくさんそろっています」(rikaさん)
異口同音、rikaさんの分析も前出のmtipsさんとほぼ同じ。ただ、1つだけ6月権利確定の銘柄ならではの注意点について、指摘する。
「3月権利確定の銘柄は数が多いだけに、大きく逆日歩がつく銘柄はごく一部に限られます。でも、6月は銘柄数が限られているので、大きく逆日歩がつく銘柄が目立ちます。私の場合、現物取得が多く、利益が出ている銘柄について、つなぎ売りを検討しますが、逆日歩や配当相当分の支払いも考え、権利落ちとどちらを優先するか悩みます。」
逆日歩とは、空売り急増で株券不足に陥った場合に売り手が払うコストのこと。不足分を外部調達するため、その貸し賃(利息)を負担する。権利確定後の下落(権利落ち)に備えたヘッジ売りでは思わぬコストが発生しかねないので要注意だ。
rikaさん
40代主婦。9年前に株主優待と出会い、ハマる。映画、ゴルフ、大好きな遊園地など、優待を利用して投資生活を満喫中。
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この記事は「WEBネットマネー2012年7月号」に掲載されたものです。