3000円から投資OK。「eワラント」をズバリ解説!
3000円で大企業にも投資できちゃう
なぜeワラントが「投資のバッティングセンター」なのかというと、3000円程度の少額で何回でも投資できるから。たとえばトヨタ自動車の個別株なら約30万円が必要だけど、トヨタのeワラントなら約3000円から買えることも。いろいろな銘柄を少額ずつ何回でも売買できるので、投資経験を磨くのにピッタリなのです。
値動きが大きいから儲けるチャンスも大
個別株やインデックスよりも大きく値が動きやすいのがeワラントの特徴。比較的リスクの低いタイプでも、元の資産の2〜3倍も値が動くこともあります。左のトヨタ自動車の例では、個別株の価格上昇率が1.28倍に対して、eワラントはなんと3.2倍! 大きく稼ぎたいなら個別株よりもeワラントといえるのです。
損失はどんなに大きくても投資額まで
「値動きが大きいということは、相場予想がはずれたときの損失も大きいのでは?」と心配する人もいるはず。でも、eワラントは同じレバレッジ投資でも、FXや先物取引などと違って証拠金を必要としないので、相場が予想外に動いても追証(追加証拠金)が発生したり、強制ロスカットされてしまったりすることはありません。
だから、eワラントの損失額は、どんなに大きくても投資金額まで。つまり、3000円のeワラントを買った場合、最悪でも3000円がゼロになるだけなのです。
少額から買えて、値動きが大きく、しかも損失は限定されているなど、投資初心者向きの商品といえるでしょう。
ちなみにeワラントには、元の資産(個別株、株価指数、コモディティなど)の相場が上がると価格が上昇する「コール型」と、元の資産の相場が下がると価格が上昇する「プット型」の2種類が用意されています。
つまり、元の資産が上昇トレンドのときはもちろんのこと、下落トレンドのときでもリターンを追求できちゃう、というワケです。
【KEYWORD】
▶eワラント
eワラントとは、「カバードワラント」と呼ばれる金融商品のひとつ。eワラント証券が提供している。eワラントは、レバレッジ投資ができるのに、損失は限定されるのが大きな特徴。
▶コール型・プット型
eワラントには、元の資産が値上がりすると利益が狙える「コール型」と、値下がりすると利益が狙える「プット型」がある。上昇トレンドのときはコール型、下落トレンドではプット型を購入するのが基本。
ドイ所長
eワラント研究所の所長で、eワラントの生みの親!本職はeワラント証券のチーフ・オペレーティング・オフィサー。
ワランちゃん
e ワラント研究所の新人アルバイト。投資意欲はたっぷりだけど資金不足が悩みのタネ。eワラントに興味津々!
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この記事は「WEBネットマネー2012年7月号」に掲載されたものです。