伊東は13分、右サイドからクロスを上げると、これが相手のハンドを誘い、先制点に繋がるPKを獲得。さらに61分には、左からの中山雄太のクロスに反応してタイミング良くゴール前に飛び込み、ドンピシャのヘッドで追加点を挙げた。
「PK獲得の場面は、酒井(宏樹)くんにボールが入ったのを見て、(裏の)スペースに走り込んだ。そこからクロスを上げたのが相手の手に当たって、ラッキーな形でした。あの早い時間帯に点が取れたのは良かったと思う。2点目の得点は、中山から良いクロスがきたので、ふかさないように意識しました」
中国戦でネットを揺らし、これで昨年11月11日のベトナム戦、16日にオマーン戦に続く3試合連続得点。本人は「毎試合ゴールに絡んでやろうと思っていることがうまく結果に表われた」と得点に対しては手応えを示したが、「自分の特長はアシストやチャンスメイクなので、そこをもっと出せれば」と、全体的に見るとまだまだ納得はいっていない様子だ。
森保一監督が試合後の円陣で選手全員に「次が大事なのでみんなでやっていこう」と声をかけたように、2月1日にはグループ首位サウジアラビアとの大一番が待っている。伊東は、「自分が(ゴールを)決めたいのもありますが、勝つことを優先する」とチームの勝利のために走り抜くことを誓った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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