モトローラの未発表スマホ「XT2431-2」と「XT2431-3」が日本で発売へ!写真はmoto g53y 5G

総務省が「高周波利用設備の型式指定・型式確認の公示」おいて「型式指定の型式名・指定番号・製造業者等の氏名又は名称の公示」を2024年4月4日(水)に更新して「平成29年4月17日~令和6年2月29日」を公開し、このうちの非接触IC機能「NFC(Type F/FeliCa含む)」に関する「誘導式読み書き設備」としてモトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)が未発表製品「XT2431-2」および「XT2431-3」を申請したことが掲載されています。

指定番号はXT2431-2が「第AC-23111号」、XT2431-3が「第AC-23112号」。XT2431-2およびXT2431-3を含む「XT2431-*」は現時点では海外でも未発表なものの、すでに米連邦通信委員会(FCC)をXT2431-2およびXT2431-3が2024年1月5日(金)に通過しており、5Gに対応したスマートフォン(スマホ)であることが判明しており、認証情報からIEEE802.11ax準拠(Wi-Fi 6)やワイヤレス給電(WPT)には対応していないため、エントリークラスからミッドレンジクラスの製品だと推測されます。

またIEC(国際電気標準会議)の電気機器安全規格適合試験制度を運営するIECEEにて日本の認証機関「TÜV Rheinland Japan」の検査も「XT2343-1」や「XT2342-2」、「XT2343-3」、「XT2343-4」、「XT2431-4」とともにXT2431-2およびXT2431-3が2024年1月31日(水)付で通過し、バッテリー容量が4850mAhで最大20Wの急速充電に対応していることが記載されており、XT2343-*はすでに紹介しているようにミッドレンジスマホ「moto g54 5G」となっています。

このように現状では具体的にどういった製品かわかりませんが、XT2431-*は次期ミッドレンジスマホ「moto g64 5G」となるとも見られており、一時的にGoogle Play Colsoleの対応製品にソフトバンクの携帯電話サービス「Y!mobile」向けと見られる「moto g64y 5G」が登場していたこともあり、XT2431-2とXT2431-3はこのmoto g64y 5Gとオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「moto g64j 5G」になるのではないかと予想されます。

その他、誘導式読み書き設備は必ずしもFeliCaに対応しているとは限らず、NFC Type A/Bのみでも高周波利用設備に該当する場合は申請が必要となっているため、どちらの可能性もあるかと思われますが、XT2431-1やXT2431-4などのグローバル向けモデルとは別にXT2431-2やXT2431-3というモデル(SKU)を用意しているため、これらの製品もFeliCaに対応していることが期待されます。

続きを読む