価格を抑えた新フォルダブルスマホ「motorola razr 40」が日本で発売へ!

既報通り、Motorola Mobility(以下、Motorola)が未発表製品「XT2323-4」および「XT2323-7」の相互承認(MRA)による工事設計認証(いわゆる「技適」)を2023年6月8日(木)付でKiwa Nederlandを通じて取得していることが総務省のデータベース「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」にて明らかになっています。

またXT2323-4およびXT2323-7はすでに海外で発表されている最新フォルダブルスマートフォン(スマホ)「motorola razr 40(型番:XT2323-*)」(*は任意の数字)もしくは同等製品となることが型番規則から推察できるため、Motorolaの日本法人であるモトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)がmotorola razr 40もしくはその同等製品を日本市場で発売する準備を進めていると見られています。

さらに米連邦通信委員会(FCC)でも2023年7月10日(月)付でXT2323-4およびXT2323-7が認証を取得し、公開されている資料からハードウェアは共通で設計はリファレンスモデルであるmotorola razr 40のグローバル向け「XT2323-1」を参照するように記載されており、実際に工事設計認証ではXT2323-1が対応していないBand 11といった携帯電話ネットワークの周波数帯で取得されています。

そうした中で新たにBluetoothの認証機関であるBluetooth SIGが2023年9月6日(水)付でXT2323-4およびXT2323-7などが認証を取得していることを公開しており(Declaration ID:D060479)、製品名はXT2323-4が「motorola razr 40」、XT2323-7が「motorola razr 40s」であることが判明しました。

これにより、これまでもXT2323-4とXT2323-7のどちらかがオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)、どちらかがキャリア版だと推測されていましたが、製品名やBand 11に対応していることからXT2323-7はソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」向けとなる見込みとなりました。

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motorola rarz 40はMotorolaが展開するフォルダブルスマホ「motorola razr」ブランドの最新機種「motorola rarz 40」シリーズのベースモデルで、すでに日本で販売することが発表されている上位機種「motorola razr 40 ultra」のスペックを落として価格を抑えたモデルとなっており、主な違いはサブディスプレイとチップセット(SoC)などとなります。

motorola rarz 40のサブディスプレイは約1.5インチ194×368ドットAMOLED(282ppi)とかなり小さくアスペクト比も1:2と異なり、8-bitカラーや60Hzリフレッシュレート、最大120Hzタッチサンプリングレート、明るさ最大1000nitsなどで、SoCはQualcomm製「Snapdragon 7 Gen 1(型番:SM7450-AB)」を搭載しています。

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またメインディスプレイはほぼ同じ上部中央にパンチホールが配置されたアスペクト比9:22の縦長な約6.9インチFHD+(1080×2640ドット)有機ELで最大144Hzリフレッシュレート対応となり、外観のデザインなどはmotorola razr 40シリーズとしてmotorola razr 40 ultraと共通化され、開いた状態での画面占有率は85.5%と同じです。

これにより、サイズは開いた状態で約170.82×73.95×7.35mm、閉じた状態で約88.24×73.95×15.8mm、質量は約188.6g、本体カラーはSage GreenおよびSummer Lilac、Vanilla Creamの3色がラインナップされ、外装はディスプレイ面が強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」で覆われ、背面パネルはフェイクレザー素材、側面フレームは7000シリーズのアルミニウム素材を採用し、防滴・防塵(IP52準拠)も共通です。

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カメラはフロントカメラは同じで顔認証に対応しており、側面指紋センサーも同じく搭載され、リアカメラは以下のデュアル構成となっています。主な仕様はLPDDR4X規格の8GBまたは12GB内蔵メモリー(RAM)およびUFS 2.2規格の128GBまたは256GB内蔵ストレージの他はmotorola razr 40 ultraと同じでWi-Fi 6EやBluetooth 5.3、NFC Type A/B、ステレオスピーカー、Dolby Atomsなど。

・約6400万画素CMOS(1画素0.7μm、4in1)+広角レンズ(F1.7、OIS)
・約1300万画素CMOS(1画素1.12μm)+超広角/マクロレンズ(F2.2、画角120°)

バッテリーは容量はmotorola razr 40 ultraよりも大きい4200mAhで、超急速充電「Turbo Power 30W」とワイヤレス充電(最大5W)をサポートしています。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域によって異なりますが、グローバル版は以下の通り。OSはAndroid 13(MYUI 4.0)がプリインストールされてます。

2G GSM: 850/900/1800/1900MHz
3G W-CDMA: Band 1/2/4/5/8
4G LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/38/39/40/41/42/43/48/66
5G NR: Band n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/66/77/78

なお、工事設計認証では携帯電話ネットワークの5G NR方式におけるn1およびn3、n8、n28、n40、n41、n77、n78、4G LTE方式におけるBand 1および3、8、11、18、19、26、28、39、40、41、42、3G W-CDMA方式におけるIおよびVI、2.4および5、6GHzの無線LAN(Wi-Fi)、2.4GHzのBluetoothで取得しています。





記事執筆:memn0ck


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