iPhone 14シリーズはMNOのサブブランドやMVNOでも利用可能!各社が動作確認結果を公開

アップルの新しいスマートフォン(スマホ)「iPhone 14」、「iPhone 14 Pro」、「iPhone 14 Pro Max」が9月16日に発売されました。日本ではアップルのほか、ヨドバシカメラやビックカメラなどの一部店舗におけるApple Premium Reseller、そしてNTTドコモやKDDI、ソフトバンク、楽天モバイルといった移動体通信事業者(MNO)にて販売されています。

日本で販売されているiPhone 14シリーズのモデル(型番)はiPhone 14が「A2881」、iPhone 14 Plusが「A2885」、iPhone 14 Proが「A2889」、iPhone 14 Pro Maxが「A2893」となっており、日本のNTTドコモおよびau、SoftBank、楽天モバイルの各MNOの携帯電話ネットワークに対応します。なお、このうちの「iPhone 14 Plus」は10月7日(金)に発売予定です。

そのため、販売元であるNTTドコモやau、SoftBank、Rakuten UN-LIMIT VIIにてそれぞれ利用できるのは当然ですが、各社の新料金プランやサブブランド、そして各社の回線を借りている仮想移動体通信事業者(MVNO)で利用できるかどうかについてはアップルからは案内されていませんでした。

今回、すでに紹介している「ahamo」や「povo」、「LINEMO」、「UQ mobile」、「Y!mobile」といったMNOの新料金プランやサブブランドに続いて「IIJmio」や「mineo」などのMVNOでも動作確認を実施していたのでまとめて紹介します。

結果としては特に各サービスともに既存のiPhone 13シリーズなどと同様に利用できるとのこと。なお、iPhone 14シリーズについてはSIMフリー製品であるアップルや楽天モバイルなどに加え、新たにNTTドコモやau、SoftBankで購入した製品も購入時からSIMロックはかかっていません。

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iPhone 14およびiPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro MaxはAppleから日本時間9月8日に発表された最新機種で、新たにiPhone 14 ProやiPhone 14 Pro Maxではディスプレイの上中央に配置された切り欠きが横長のパンチホールとなってソフトウェアと連携してさまざまな情報が浮き上がって確認できる「Dynamic Island」に対応しました。

またこれらのProモデルでは新開発の4nmプロセスで製造されたチップセット(SoC)「Apple A16 Bionic」を搭載してより高性能化したり、リアカメラのメインセンサーにはiPhoneでは初の4in1ビニングテクノロジーが採用された約5000万画素CMOSが搭載され、センサーサイズが大きくなって撮影性能が上がったりしています。

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iPhone 14とiPhone 14 Plusのカラーバリエーション


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iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxのカラーバリエーション

一方、通常モデルではiPhone 12シリーズやiPhone 13シリーズにあった「mini」がなくなり、代わりに6.7インチサイズの大画面なiPhone 14 Plusが追加されました。これらの通常モデルは昨年のiPhone 13 Proと同じSoC「Apple A15 Bionic」を搭載し、価格もiPhone 13と比べてそこまで高くならないようになています。

内蔵ストレージはiPhone 14とiPhone 14 Plusが128GBと256GB、512GB、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxが128GBと256GB、512GB、1TB、本体色はミiPhone 14とiPhone 14 Plusがッドナイトおよびパープル、スターライト、ブルー、(PRODUCT) RED、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxがスペースブラックおよびシルバー、ゴールド、ディープパープルが用意されています。

日本向け製品における携帯電話ネットワークの対応周波数帯は各機種ともに以下の通りで、5GではNR方式におけるSub6(既存の4G向け周波数帯のNR化含む)のみに対応し、新たに5Gのキャリアアグリゲーション(CA)に対応したことによってNTTドコモでは下り最大4.2Gbps、上り最大218Mbpsとなっています。なお、nanoSIMカード(4FF)とeSIMを搭載し、デュアルSIMかつデュアルeSIMに対応しています。

5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n53、n66、n70、n71、n77、n78、n79)
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48、53)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1700/2100、1900、2100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1800、1900MHz)

そんなiPhone 14シリーズですが、販売元であるNTTドコモやau(KDDI・沖縄セルラー電話)、SoftBank(ソフトバンク)、Rakuten UN-LIMIT VII(楽天モバイル)ではそれぞれ利用できるのは当然ですが、今回はMNOのサブブランドなどに続いてMVNOでの動作確認結果をまとめておきます。なお、その他のiPhone 14シリーズの詳細な製品情報や保証外修理価格は以下の記事をご覧ください。

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<IIJmio>
タイプD・タイプAのデータ通信・音声通話・5G通信、eSIMプランのデータ通信が利用可能


一方でiPhone 14 Proや iPhone 14 Pro MaxにおいてIIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)を利用した際に「Dynamic Island の部分の文字が隠れてしまい表示されない事象」を確認しているとのこと。アプリ自体は正常に動作しているため、そのまま利用しても問題ありませんが、アプリのバージョンアップの時期は未定だとしています。



<mineo>
A(eSIM含む)/D/Sプランすべてで5Gを含めて利用可能

※AプランnanoSIM(VoLTE非対応)は動作確認対象外
※iOS14以降にアップデートした端末について、LaLaCallアプリでは「トークで写真を送付できない」などの事象が確認されています。

iPhone 14/14 Pro/14 Pro Maxのmineo動作確認結果【マイネ王調査団Youtube動画あり】 | スタッフブログ | マイネ王

mineo5G
iPhone 14シリーズにおけるmineoの5Gの動作確認結果


mineo4G<
iPhone 14シリーズにおけるmineoの4Gの動作確認結果


mineo(マイネオ)


<OCN モバイル ONE>
nanoSIMで利用可能(eSIMは不明)

動作確認済み端末一覧 | OCN モバイル ONE | OCN



<イオンモバイル>
nanoSIMでタイプ1(NTTドコモ回線、au回線)およびタイプ2(NTTドコモ回線)ともに問題なく利用可能



イオンモバイル


<LinksMate>
nanoSIMおよびeSIMで4Gおよび5Gの音声通話・データ通信・テザリング・SMSの利用を正常に利用可能





<BIGLOBEモバイル>
nanoSIMで利用可能

動作確認端末|格安SIM/スマホのBIGLOBEモバイル

<NifMo>
nanoSIMで利用可能

NifMo 動作確認済み端末一覧 |格安SIMのNifMo(ニフモ)

<LINEモバイル>
動作確認予定



<NUROモバイル>
動作未確認

動作確認済端末|格安SIM・スマホのNUROモバイル



記事執筆:memn0ck


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