Insta360 Ace Pro [ブラック] レビュー・評価

【デザイン】
安っぽさがなくて良い。

【画質】
良い。写真は確実にスマホよりも高画質。動画はスマホよりも高品質。またRAW対応しているのもポイントが高い。アプリで写真編集や動画編集を簡単に出来るので更に高品質なものを作り出せる。普通のカメラだと使いたくない濡れるシーンでもこの画質の撮影が出来るのはありがたい。センサー自体は10bitカラー対応出来るようなので今後のファームウェアで更に化けそう。

【操作性】
シンプル。

【機能性】
豊富な撮影モードがありがたい。

【バッテリー】
ちょっと心許ない。

【携帯性】
十分小さい。

【液晶】
キレイ。


旅行で撮影した写真を載せます。

DJIもGoProも使って来ましたが後発なのに一番大きいｗ
画質は良いですよ。action4と同じセンサーサイズだけど画素が多いAcePROの方がノイジーになるのかな？と思ったら非常に良いですよ。特に夜間の撮影はモード変更が必要ですが奇麗に撮れます。
唯一の欠点は大きさだけです。やっぱり手中の納めると大きく重い。
レンズカバー交換出来ないので私はＭＣプロテクターを付け傷が付いたらＭＣを交換する事にしています。後、一時停止機能で動画が細切れにならないのも良いと思いました。

実際に使用してみて「もう少しこうだったら」という部分だけをあえて指摘したいと思います。
【操作性】
音声とジェスチャーによる撮影のオンオフですが、至近距離でないと反応しなかったところが少し残念でした。特に屋外だとレスポンスがまちまちで、改善の余地があると思います。本体の物理ボタンがしっかりしているので、撮影のオンオフは可能な限り音声やジェスチャーで行える方がスマートに撮影できるのではと思います。現状ではGPSリモコンがあった方が便利かも。
【機能性】
レンズカバーがはずれないので交換ができないのが難点。一年以内であればメーカー保証を受けられるようになりましたが、いざという時に個人で交換できるスタイルの方が便利だと思います。
【音質】
フカレに相当弱い印象を受けます。アクションカメラなのですから、風が吹いてる状況など当たり前。外部マイクの選択肢もありますが、でかくなりすぎて携帯性が損なわれます。
【総評】
アクションカメラに革命を起こしたと言っても過言ではない意欲作です。かなり直感的に操作、編集ができるように作られており、初心者の方から中級者向けの製品だと思います。D-LogMやカラーグレーディングを使ってしっかり編集したい上級者の方にはあまり向いてないかも。撮って出しでこれだけのクオリティが出せるアクションカメラは今のところないのでは。改善点はいくつかあると思うので今後に期待。

アクセサリー含めた本製品		左からGo3/AcePro/ONE RS/ONE R 1-Inch
GPSプレビューリモート		夕暮れ時のHDR写真

Insta360の製品をONE Rから使い始めていて1-INCHモデルの欠点にもやもやしていたところ新製品の予告があったので待っていたら、気づいたら発表日に予約を入れてしまった。比較対象は同社ONE R/RSの広角レンズ

【デザイン】
　競合メーカーと構成を同じにしつつInsta360らしい独自のデザインと機能を投入してくる。正面から見ると格好いいと思う。

【画質】
　最大8Kではあるけどもあまり使うことはないと思う。4Kがメインでその中でも本体内HDRのある通常の動画と低照度撮影に特化しているPureVideoが今回のうりのひとつ。アクティブHDRのあるONE RS 4KブーストレンズやONE R LEICA 1-Inchモデルと比べると、手振れ補正が強力なのに広い画角を持ち画質の劣化を感じさせない。暗所では圧倒的で、通常の動画モードでもONE R/RSよりも明るく手振れに強い低照度手振れ補正があるのにPureVideoモードは「アクションカメラ」の中でも際立って明るいのにノイズもAI処理によって減らされてとても綺麗。逆に明るくなりすぎて潰れてしまう場合があるので、そこはシーンに合わせて使い分けた方がいい。
　写真性能も最大48MPだけでなくHDR写真も14MPながら解像感は高く、ONE R LEICAよりは魚眼が強すぎず明暗部も潰れないレベルで維持されている。もちろんONE RS 4Kより鮮やかに撮れる。

【操作性】
　ディスプレイが大きくなったことで操作がしやすく、タッチ操作もとてもスムーズ。物理ボタンも硬すぎないので押しやすい。基本的なボタン操作は一般的なアクションカメラと同じ。

【機能性】
　逆光や明暗差の激しい環境に強い本体内HDRやAIによるノイズ低減で低照度環境に向いたPureVideoなど機能の拡充の他に、あとから4K以下の解像度に下げたり画角を変更し360度水平維持まで可能なFreeFrame動画、最高4K120FPSまでのスロー撮影で画角が狭くならないようになったのはONR R/RSからの進歩。モードにもよるけど動画撮影中の写真撮影もできる。
　他に内部でAIによってシーンやモーションコマンドを検出することもできる。スマートフォンアプリを使わないでできることが増えたのはいいけど完璧というわけではないのは今後に期待。
　あとは給電時にどうするかの設定が追加されてドライブレコーダー運用ができるようになった。時間設定は従来の1分から30分の細切れにプラスして∞が追加されたが、この∞がSDフルになると止まるのか古いのから消していくのかは試していない。

【バッテリー】
　競合より少ないはずなのだが搭載したプロセッサの省電力性なのかそこそこ持つ(とのこと)。劣化速度が気になるが急速充電もできる。

【携帯性】
　Insta360の製品としては普通なのだが競合より一回りや二回り大きい。マグネットシステムを採用したので外せば邪魔な突起は無いので携帯性はそこまで悪くはない。

【液晶】
　大きくなったことで見やすく操作もしやすくなったが、品質的にはもう少し欲しいかな？という感想。フリップディスプレイは多分使うことはほとんど無いけど、自撮りする人には撮影モードと時間が前面モニターに別で映されメインディスプレイで正面から撮影画像を確認しやすいはず。

【音質】
　今回もステレオ/指向/風切り音低減とあるが、ノイズ除去が強すぎるのかくぐもっている様子。Go3よりは良くないけどONE R/RSよりは良くなってると思う。

【総評】
　今までの広角レンズと360度レンズを切り替えできるR/RSシリーズはコアのスペースの制約が大きかったのか性能も某アクションカメラ特化メーカーやドローンメーカーより劣る部分が多かったが、AceProはそれらと同じ形状をとったことで同水準になるどころか一部の機能では追い越していると思う。
　10bitじゃないのかという感想も一部で見るが、競合はそれで圧倒的に綺麗なのかと言われたらそう思わない。少なくとも安定しないメーカーのは使う気がしないしアプリで現状Insta360に届いている競合はないと思うくらいアプリと連携した場合の完成度が高い。自動トリミングや自動編集は下手な切り取り・編集をするより様になる。
　アクセサリーもだいぶ充実していて、縦マウントベース・1/4インチネジの切ってあるGopro互換の折りたたみフィンガー付きクイックリリース・そのクイックリリース対応のコールドシュー・撮影映像をリアルタイムで確認できるGPSプレビューリモコンも登場。
　もちろん改善してほしいところはあるし不具合も確認はできたけど、サポートチームの対応の早さ良さも複数回連絡取ってるから評価してる。そういう点も加味して評価は★★★★★