育児に積極的に参加する男性「イクメン」は、もっと増やすべきだと語られがちだ。フェリス女学院大学の関口洋平助教は「イクメンという言葉は『育児は仕事の役に立つ』といった考え方とあわせて使われる。だが、育児の経験を人的資本に変換する必要はないはずだ。なぜ子どもをケアすること自体に価値を認められないのだろうか」という――。※本稿は、関口洋平『「イクメン」を疑え!』(集英社新書)の一部を再編集したものです。