闘莉王氏は今回の代表選出に「俺だったら呼ばない」と自身の見解を示し、その理由を次のように語る。
「歳とか、そういう問題ではない。FC東京でも去年からあまり調子が上がらない。パフォーマンスを見ていると少し落ちているような。今の日本代表の中では少し実力的には下なのかなと。今までの成績とかやってきたこととは別として。絶好調の佑都なら、40歳でも45歳でも呼ぶけど、少し衰えている感じがする」
長友はFC東京で、日本代表で主戦場にしてきた左SBではなく、右SBで起用されている。闘莉王氏はこの点も不安視する。
「左サイドで絶好調で、めちゃくちゃアシストして、例えで言うと(ヴィッセル神戸のFW)大迫(勇也)のようにめちゃくちゃ活躍して、代表に行った時よりも今の方が活躍しているぐらいなのであれば、呼ぶべきだけど、今回はそうでない。穴埋めのような感じに見える。違う選手もいたのかな」
FC東京で左SBの座を確保しているバングーナガンデ佳史扶の方が代表にふさわしいと考え、「佑都が良ければ右じゃなくて左で出ているはず」と指摘。「佑都の存在は計り知れない」と認めつつ、「問題はそこにあるわけじゃない」という。
左SBが本職ではない町田浩樹、
谷口彰悟でも同ポジションが務まると見立て、「佑都が欠かせない存在かというと、今のパフォーマンスを見ていると、そうではないと思う」と主張した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部