ニューストップ > 国内ニュース > 政治ニュース
週刊女性PRIME
◯元・ゴミ屋敷の住人貯蓄3000万円 ちーさん ブログ『アラサーdeリタイア』管理人。副業と投資で資産3000万円を達成。会社員を卒業し、セミリタイア生活を送るアラフォー主婦。1月20日に初の著書となる『ゆるFIRE』(かんき出版)が発売予定。
・愛用バッグ……マーク ジェイコブスのショルダーバッグ(16×25×7cm)
■貯まらない人に共通!入っていたら要注意…!・くしゃくしゃになった領収書、レシート類・内ポケットで忘れられたお菓子や小銭・ヨレヨレのハンカチやポケットティッシュ・エコバッグやハンカチなど同じものが複数・念のための衛生用品や化粧品がぎっしり
●大きすぎるバッグは物を増やすブラックBOX!(ちーさん)
ちーさんは、財布の代わりにクリアファイルに現金を入れ、バッグインバッグに収納。
「お札はA4のクリアファイルをカットして、そこに挟んでいます。小銭入れはジップつき保存袋で代用。薄くてかさばらないし、透明なので中身が把握しやすいんです」
●固定観念を捨てて管理のしやすさ優先に
以前は財布を使用していたが、現在は日常生活のほとんどがキャッシュレス決済のため、現金は最小限でOK。そこで“お金は財布に入れるもの”という固定観念を捨てた。
「金運には黄色い長財布がよい、などと言いますが、私の場合は違いました。財布なしでもお金は貯まります」
かさばる財布を手放したことで、持ち物はグンとコンパクトに。
バッグインバッグはポケットが多いので、物の定位置を決められ、ひとつで「財布」や「ポーチ」の役目を担っているのが特徴。必要なものがまとまっているのでバラついたり、持ち忘れることもない。
過去には財布のほか、メイクポーチも使っていたが、
「メイク用品はコンシーラーとリップだけ。マスク生活になった今、メイク用品を数多く持ち歩く必要はありません」
いまや持ち歩きが必須となったエコバッグも、ちーさんはあえてバッグに入れない。
「買うと決めているものがあれば別ですが、そうでなければ必要はなし。いつ買い物してもいいように、という備えは、無駄な出費につながります」
安心のためになんでも持っていたいと思うのは、物の取捨選択が苦手な証拠で、お金が貯まりにくい人の特徴。
「急に何か必要になっても、たいがいのものはコンビニで買えます。節約術的には矛盾しますが、実際に急きょ購入するケースは年に1〜2回。予想外の出費を気にしていろいろ持ち歩くより、荷物を少なくしたほうが、長い目で見れば支出は抑えられます」
貯め体質になるには、暮らしと持ち物をコンパクトにすることが重要だとちーさん。
「ただし、今すぐ財布を手放せということではありません。いきなりバッグインバッグを買い足すのではなく、まずは手持ちのポーチなどを使ってトライしてみてください」
◆ちーさんのバッグの中身 5つ 財布やポーチはかさばるので、持つのをやめた。薄く、小さく、コンパクトにが合言葉。
(1)お金や金券 お札はカットしたクリアファイルに、小銭はジップつき保存袋に。中が見えるのでレシートの温床にならない(2)カードや身分証など(3)衛生用品 マスクの予備やティッシュなど(4)その他小物 コスメやばんそうこう、裁縫道具など、ポーチに入れるものをバッグインバッグのポケットに(5)スマホ スマホケースにも、メインのカード類や少量の千円札を収納して
【バッグインバッグに収納】 10年前に購入したナイロン製のバッグインバッグ ↓ バッグインバッグごとショルダーバッグへ
ともみさんの帰宅後のルーティンは、バッグから中身をすべて出し、100均のクリアケースの中に入れること。
「バッグの中の定番アイテムは、財布やキーケースなど全部で5個。出かける際は、クリアケースの中から必要なものだけをバッグに入れます」
昔は、バッグにたくさん物を詰め込み、何を持っているのか自分でも把握できていなかったというともみさん。毎日バッグの中を整理するようになったことで、自然とアイテムも絞られていった。
バッグも以前は10個以上持っていたのを思い切って処分し、現在は3つのみ。最も使用頻度が高いのは、コンパクトなミニトート。
「バッグの大きさに合わせて荷物も増えていくと思うので、最初から小さめサイズのものを使うようにしています」
●バッグも財布も入れすぎは禁物
ともみさん流、貯まるバッグのポイントは、入れすぎないこと。
「単純にバッグが重いと疲れますよね。休憩するたびに飲み物を買うなど、無駄な出費が生まれます」
財布も入れすぎは厳禁。クレジットカードもポイントカードも1枚ずつに絞り、支出の流れを一本化すれば、家計のやりくりもスムーズに。
物を1つしか持たないというのは、家の中でも取り入れているルールだ。
「わが家には耳かきが1本しかないので、なくしたらそれまで。必ず決まった場所に戻し、物を増やさないのが家族のルールです」
バッグの中も財布はここ、ポーチはここというふうにだいたいの定位置を決めてある。
「バッグに入れる際は、持ち物が見つけやすいように縦に収納。死角になりやすい内ポケットは、小物やゴミの温床になりがち。スマホを入れるためだけに使うなど、役割を固定しておくといいですよ」
●大きな目標がモチベーションに
貯め体質になるためには、目標をつくることが重要。
「私はマイホームを買うという目標が貯金のモチベーション。衝動買いしそうになっても、マイホームの夢が遠のくと思うと、買いたい気持ちを抑えられます。だから持ち物も、これ以上は増えないんです」
あらかじめ、夢や目標、やりたいことをリストアップしておけば、多少の我慢や節約も苦にならない。
「お金の管理も、整理収納も、いらないものを減らしていく作業。貯金3000万円目指して、さらにブラッシュアップしていきたいと思います」
◆ともみさんのバッグの中身 5つ 選び抜かれた必要最小限のアイテム。出かける場所によって、iPadなどが加わる。
(1)財布 プレゼントでもらったヴィトンの財布は愛用歴15年。カードは厳選し、レシート類は毎日出す(2)ポーチ 中身はウェットティッシュ、ティッシュ、ばんそうこう(3)キーケース(4)エコバッグ(5)ハンカチ
帰宅後はすべてクリアケースに出す……「すぐに出し入れできるよう物は少なく、立てて入れます」
■貯めベタ女子のダメバッグの中身をジャッジ!
荷物が多くて貯まらない編集スタッフ2人のバッグを、貯め達人がチェック。バッグも中身も、すべて改善の余地あり。
◯心配性タイプ編集S(40代女性)
・バケツタイプのかごバッグ。休日に私用で使うものも、常に入れっぱなし
中身は…・折りたたみ傘2本 ・エコバッグ3枚 ・スケジュール帳・文庫本 ・娘のヘアゴム ・マスキングテープ・携帯用ハサミ ・キーケース ・財布、パスケース・スマホ ・化粧ポーチ ・マスクケース・ばんそうこう ・ティッシュ、ウェットティッシュ ・タオル、ハンカチ
・達人のアドバイス
「予備が多すぎるので、もう少し絞りましょう。心配性な人は余白を埋めがちなので、バッグをワンサイズ小さくしてみては」(ちーさん)
「バッグの中に余裕がありません。パンパンに入れるとバッグも中身も劣化するので、収納の仕方も見直して」(ともみさん)
◯ズボラタイプライターN(30代女性)
・ヨコ40×タテ33のデカバッグを愛用。何でも入って便利なので、バッグはこれ一択
中身は…・口紅2本 ・ハンドクリーム ・領収書、レシート・薬 ・ハンカチ ・図書館で借りた本・iPad ・手帳 ・財布・もらった名刺数枚 ・ボールペン2本 ・スマホ・小銭 ・紙くずゴミ ・チョコレートやあめが数個・どこかでもらった受付票
「不要なものを持ち歩く癖がついているので、持ち物の見直しを。入っていることを忘れているようなものはすべて不要では?」(ちーさん)
「何でも入ってしまうバッグの形状が問題かも。もう少し小さめにして、中身を毎日いったん取り出すことを習慣にしてみて」(ともみさん)
《取材・文/中村未来》