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| スエード調の背面パネルが魅力!高性能な縦開き型フォルダブルスマホ「motorola razr 60 ultra」をレビュー |
記法通り、Lenovo傘下のMotorola Mobility(以下、Motorola)の日本法人であるモトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)が新しい5G対応の縦開き型フォルダブルスマートフォン(スマホ)「motorola razr」「motorola razr 60 ultra(型番:XT2551-7)」を日本市場にて2025年12月12日(金)に発売しました。価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格では199,800円となっています。
販路は公式Webショップ「MOTO STORE」( https://store.motorola.co.jp/ )のほか、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」の公式Webショップ「
今回はそんなmotorola razr 60 ultraをモトローラよりお借りして実際に試すことができたので、外観や同梱品、基本機能、ベンチマークなどを写真や動画を交えて紹介したいと思います。なお、日本ではオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)が販売され、日本でニーズの高いおサイフケータイ(FeliCa)に対応しており、16GB内蔵メモリー(RAM)および512GB内蔵ストレージのモデルで、本体色はPANTONE Scarab(スカラベグリーン)の1色のみが販売されています。
motorola razr 60 ultraはMotorolaがフォルダブルスマホとして展開するmotorola razrブランドとして2025年に投入した「motorola razr 60」シリーズの上位機で、前機種「motorola razr 50 ultra」の後継機種となっており、引き続いて開くと普通のスマホサイズで閉じるとコンパクトで持ちやすくなるという“縦開き型”となっており、大型サブディスプレイを搭載しながらもモダンで持ち歩きやすい小型サイズとなるのが特徴です。
箱(パッケージ)は黒を基調にして上面には「motorola」ロゴや製品名「razr 60 ultra」ロゴが記載され、側面にあるシールを剥がしたり切ったりしてから開けるようになっており、開けるとまずはクイックガイドや保護ケースなどが収納されたスリーブケースが収納されています。その下にmotorola razr 60 ultraの本体があり、付属品はSIMツールおよび保護ケース、保護フィルム、ガイドなどの紙類で、ACアダプターやUSB Type-Cケーブルは同梱されていないのでご注意ください。
開くと上部中央にパンチホールが配置されたアスペクト比9:22の縦長な約7.0インチSuper HD(1224×2992ドット)pOLED(有機EL)メインディスプレイ(約464ppi)、閉じると約4.0インチ1272×1080ドットpOLED(有機EL)サブディスプレイ(約417ppi)が搭載されており、メインディスプレイは折り畳めるLTPO AMOLEDパネル、サブディスプレイもフレキシブルLTPO AMOLEDパネルが採用されています。メインディスプレイは薄い樹脂とガラスで折り目が目立たなくなっているとされていますが、実際に手にしてみるとやはり折り目はまったく気にならないということはなく、購入したばかりで正面から見ても多少折り目が判別できるくらいです。
またメインディスプレイはHDR10+やDolby Vision、10bitカラー(10億色表示)、色域DCI-P3 120%、明るさ最大4500nits、最大165Hzリフレッシュレート、最大130Hzタッチサンプリングレート(ゲームモードでは最大300Hz)、サブディスプレイはHDR10+や10bitカラー、色域DCI-P3 100%、明るさ最大3000nits、最大165Hzリフレッシュレート、最大120Hzタッチサンプリングレート(ゲームモードでは最大165Hz)となっており、Pantone ValidatedとColors Pantone Skintone Validatedの認証を取得した初のスマホとなっています。

motorola razr 60 ultraを開いて画面を付けた状態の正面。画面保護フィルムが貼られており、簡単には剥がせないようにしっかりと貼られてはいますが、剥がさないように注意が出る画面も用意されています
パンチホール部分には約5000万画素CMOS(1画素0.64μm、4in1)+広角レンズ(F2.0)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しているほか、生体認証としては本体側面に指紋センサーが搭載されています。また開いた状態での画面占有率はベゼルが20%狭くなったことで約86.2%に達し、サイズは開いた時で約171.48×73.99×7.19mm、閉じた時で約88.12×73.99×15.69mm、質量は約199gとなっており、開いた状態でも昨今のハイエンドスマホとしては比較的にスリムかつ軽量なのではないでしょうか。
またヒンジはチタン製プレートで強化されて前世代よりも最大35%も折り曲げに耐えるようになり、メインディスプレイを覆う樹脂とガラスのさらなる薄型化とともに開閉のスムーズさが30%向上しているとのこと。さらに側面フレームは6000シリーズのアルミニウム素材が用いられ、サブディスプレイは強化ガラス「Gorilla Glass Ceramic」(Corning製)で覆われており、背面パネルはシリコンポリマーによるフェイクレザー仕様となっています。
特にイタリアで開発されたハイテク高級素材「Alcantara(アルカンターラ)」を初めてスマホに導入し、スエード調で手触りが柔らかく、持ち心地が良く握りやすくなっているので、実用性とともにケースを装着しなくてもとても高級感があってお洒落な見た目だと感じます。一方でフォルダブルスマホであるため、ハイエンドモデルながらもIP48準拠で、防水性能はしっかりとありますが、防塵性能は低めとなり、シリコンポリマーによるフェイクレザーとはいえ、スエード調なのであまり水場で使うのには適していないように思われます。
本体色は引き続いてPANTONE(以下、パントーン)と複数年に渡るパートナーシップに基づいてPantone Color Instituteとのコラボレーションで厳選された“PANTONE”カラーが採用されており、海外では「PANTONE Rio Red」および「PANTONE Scarab」、「PANTONE Cabaret」、「PANTONE Mountain Trail」の4色がラインナップされていますが、日本ではスカラベグリーンとしてPANTONE Scarabの1色のみが販売されます。色が選べないのは非常に残念ですが、スエード調の背面パネルはかなり質感も良く、ダークグリーンとも言える濃い緑色はグリーン好きには堪らないのではないかと思います。
またリアカメラは以下のデュアル構成で、サブディスプレイを使ってリアカメラをセルフィー(自撮り)に利用したり、友人に自分のポーズのプレビューを表示したりできるようになっています。またプロレベルのコンテンツ制作に取り組んでいる場合でもありのままの思い出を捉える場合でも直感的なハードウェアとソフトウェアを備えた最先端のカメラシステムとなっており、最小限の労力で毎回完璧なショットを確実に撮影可能で、新たにフォルダブルスマホでは初めて搭載する実物に忠実なPantone Validated ColorとSkin Tonesの認証によって自信を持って世界を見たままに捉えることができます。
・約5000万画素CMOS(1/1.56型、1画素1.0μm、Instant-all Pixel Focus、4in1)+広角レンズ(F1.8、OIS)
・約5000万画素CMOS(1画素0.6μm、4in1)+超広角&マクロレンズ(F2.0、画角122°)

リアカメラの出っ張り具合はハイエンドモデルとしては控えめ。望遠カメラがないのは残念なところですが、メインの広角カメラの切り出しで光学2倍相当までは劣化のないズームができ、デジタルズームは最大30倍まで可能

標準カメラアプリのファインダー(撮影)画面(画像=左)とモードの詳細画面。「写真」および「動画」、「スローモーション」、「ポートレート」、「プロ」、「スキャン」、「ナイトビジョン」、「パノラマ」、「最大画素」、「フォトブース」、「ディルトシフト」、「長時間露光」、「グループショット」、「タイムラプス」、「ディアル撮影動画」といった多彩なモードが用意されています。またマクロ撮影にも対応しています

撮影サンプル5:屋外・夜景・ナイトビジョン・光学1倍(広角カメラ)。なお、暗いシーンでの撮影はケースによってナイトビジョンをオンにした方が良い場合とオフにした方が良い場合があったのでその都度撮影された写真を確認してみたほうが良さそうです
さらにFlex Viewポジションやハンズフリーの自撮り、グループショットを可能にするジェスチャー、サブディスプレイのプレビュー機能も利用可能です。また独自のAI機能「Moto AI」に対応しており、高度なプロンプト機能「Catch Me Up」や「5 Pay Attention」、「Remember This」を初めて搭載したほか、画面に表示された情報(例:レシピや旅程)に応じて次の行動を提案する「Next Move」や表示内容から最適なプレイリストを自動作成する「Playlist Studio」、生成AIを活用して画像・ステッカー・壁紙を作成する「Image Studio」、音声でテレビ表示やPCミラーリング、マルチタスクハブに切り替え可能な「Smart Connect with AI」が提供され、さらにmotorola razr 60 ultraには目線だけでAIを起動するため、音声コマンドが不要な「Look and Talk」も提供されます。
通信面ではWi-Fi 7やWi-Fi 6Eに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4および5、6GHz)の無線LANやBluetooth 5.4、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GNSS:GPS・GLONASS・Galileo・BeiDou・QZSSなど)に対応し、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)をサポートしており、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域によって異なりますが、日本で販売されているモデル(XT2551-7)では以下の通り。
5G NR: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n14, n20, n25, n26, n28, n29, n30, n38, n40, n41, n48, n66, n70, n71, n75, n77, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 30, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 42, 43, 48, 66, 71
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

nanoSIMカードスロットのトレイを付属のSIM取り出しピンで引き出したところ。SIMはnanoSIMカードスロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)をサポートしています
チップセット(SoC)にはQualcomm製ハイエンド向けSnapragon 8 Elite Mobile Platform」を搭載し、内蔵メモリー(RAM)はLPDDR5X規格の16GB、内蔵ストレージはUFS 4.0規格の512GB内蔵ストレージとなっており、microSDカードなどの外部ストレージスロットは搭載しておらず、内蔵ストレージを利用したRAM拡張機能に対応し、最大16GBを追加して合計32GBで使えるほか、最大16GBまでで最適なサイズを自動的に追加する「AI自動」機能にも対応しています。なお、ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」の総合スコアは300万超えとなっていました。
さらに左側面に「AI Key」を搭載しており、電源キーや音量上下キーの長押しや2回押しとともにさまざまなショートカットキー機能が「設定」の「ジェスチャー」でカスタマイズできます。また電池も縦開き型フォルダブルスマホとしては大容量の4700mAhバッテリーを搭載し、外部接続・充電端子はUSB Type-Cで、超急速充電「Turbo Power」(最大68W)とワイヤレス充電(最大30W)、ワイヤレス給電(最大5W)に対応しており、最適化充電や過充電防止などの機能が搭載されています。なお、最適化充電や過充電防止は同時には利用できないようになっていました。

バッテリーの設定画面とフォントスタイルの設定画面。フォントは初期状態(デフォルト)の他に「Android」および「Slab」、「Square」、「Neo」、「Grotesk」がプリインストールされています
その他の仕様ではQualcomm Snapdragon SoundやDolby Atmos、デュアルステレオスピーカー、マイク×3、赤外線センサー、近接センサー、環境光センサー、加速度センサー、ホールセンサー、ジャイロセンサー、気圧センサー、電子コンパスなどで、3.5mmイヤホンマイク端子や赤外線通信(リモコン機能含む)、ラジオ、ワンセグ、フルセグなどは非対応です。OSはAndroid 15(Hello UX)がプリインストールされており、Android 16へのOSバージョンアップが予定されています。motorola razr 60 ultraはスエード調の背面パネルの質感も良く、性能も高いため、メインディスプレイの折り目はあまり気にならず、縦開き型フォルダブルスマホがスタイルとして良いというのならとてもオススメしたい機種だと思います。

通知画面(画像=左)とクイック設定画面(画像=右)。Hello UXは最近の流行りの中で素のAndroid(以下、Pure Android)を継承しており、通知画面とクイック設定画面がひとつにまとまったタイプ

アプリ切り替え画面(画像=左)と電源オフメニュー(画像=右)。初期状態では電源キーの長押しはGoogleのAI機能「Gemini」の起動に割り当てられているため、電源キーと音量上キーの同時押しで電源メニューを表示して電源オフや再起動を行うようになっています

規制情報(画像=左)とリセットオプション(画像=右)。リセットオプションにて「おサイフケータイ対応サービスのデータを消去」に対応しています。またFCC IDは「IHDT56AU1」で、日本で利用するための認証(いわゆる「技適」)の番号は電波法に基づく工事設計認証(R)が「202-JMV037」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(T)が「HPQ25-0027202」。なお、中国製(Made in China)です
Motorola(モトローラ)
2025-12-12
記事執筆:memn0ck
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