AQUOS Xx
より大きく、より美しく!ソフトバンク向けシャープハイエンドスマホ「Xx」が帰ってきた

既報通り、ソフトバンクモバイルは19日、今夏以降に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2015夏モデル新商品発表会」を開催し、SoftBank向けにディスプレイの上および左右の3辺狭額縁「EDGEST(エッジスト)」デザインを採用した防水対応Android 5.0(開発コード名:Lollipop)スマートフォン(スマホ)「AQUOS Xx(型番:404SH)」(シャープ製)を発表しました。発売時期は2015年6月下旬以降を予定。

SoftBank向けのシャープ製スマホにXx(ダブルエックス)ブランドが帰ってきました。フラッグシップを意味するその名前はシャープの本気を意味し、同社のスマホ戦略の在り方が透けて見えてくる製品でもあります。

今度のXxでは5.7インチフルHD(1080×1920ドット)液晶を搭載し、ディスプレイの大型化に拍車が掛かっています。本機がめざすハイエンドスマhとはどういったものなのでしょうか。発表会のタッチ&トライコーナーで試作機に触れることができましたので写真や動画とともに紹介したいと思います。

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本体カラーはアンバーブラック、ホワイト、レッドの3色

本機の最大の特徴は前述した通り5.7インチを誇る大画面です。AQUOSシリーズ自慢の3辺狭額縁「EDGEST(エッジスト)」デザインに包まれたそのディスプレイにはS-CGシリコン液晶を採用し、新開発のバックライトとカラーフィルタの技術「S-PureLED」によってさらに美しい発色を実現しています。

シャープの液晶技術と言えばIGZO液晶が有名ですが、S-CGシリコン液晶もまたシャープのお家芸とも言える技術。IGZO液晶にはかないませんが十分に高い省電力性を持ち、IGZO液晶と比べて広い視野角を確保しやすいメリットがあります。また液晶周辺の額縁部を小さくする少額縁化でもアドバンテージがあるとされており、EDGESTデザインに向いた液晶技術である点も採用の理由かもしれません。

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正面。フレームレスを実現するためのS-CGシリコン液晶

もう1つの本機の売りが背面カメラです。搭載されるカメラモジュールは光学式の手ブレ補正機能を備えており、レンズの品質などでもリコーのハイエンドコンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズの開発メンバーによる画質改善認証プログラム「GR certified」を取得。

本格的な写真撮影でも十分な品質を得られるというお墨付きであり、これまでにもフィーチャーフォンなどでカメラ機能に拘り続けてきた歴史があるシャープらしいアピールポイントです。

またこのカメラモジュールを利用した新しい楽しみ方として「スロー録画」と「スーパースロー映像」機能を搭載。秒間最大210フレームまでの撮影を可能とし(フルHD撮影時は最大120フレーム/秒)、さらにそのフレーム間を補完する技術によって最大2100フレーム/秒での映像再生を可能としています。

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背面。カメラ周辺を強調するデザインにシャープらしさを感じる

スロー録画やスーパースロー映像機能についての解説などは、以下の動画でもご覧いただけます。


S-MAX:シャープ製「AQUOS Xx」ファーストインプレッション


この他、AQUOSシリーズではおなじみとなっている「グリップマジック」機能も引き続き搭載。端末本体を手に取る際、タッチセンサー部を左右から挟むようにして持つと画面が自動点灯したり、着信時の音量を下げるなどの使い方ができます。

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下面。スピーカーとマイクが並ぶ


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上面。防水キャップ部はSIMカードスロットとmicroSDカードスロット、右にイヤホンマイク端子がある


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左側面。左側にmicroUSB端子、右側は「グリップマジック」用のタッチセンサー


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右側面。左側は「グリップマジック」用のタッチセンサー、右側に音量ボタンと電源ボタンが並ぶ


もはやスマホとしての完成度は十分に高く、性能面でもCPUにクアッドコアを採用するなど、実利用においては何ら不満のないレベルに達している本機。それだけに5.7インチの大画面は他社のスマホとの差別化だけではなく、より消費者ニーズに即した結果だと感じます。単なるハイエンドをめざした機種ではなく「ハイエンドとして選ばれることを目指した機種」と呼べるのではないでしょうか。

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ハイエンド端末が新たにニーズを模索する時代が来た


◯主な仕様
機種名AQUOS Xx
サイズ約幅79×高さ146×厚さ8.7mm
重さ約168g
連続通話時間(静止時)4G LTE:約1300分/3G:1350分/GSM:約690分
連続待受時間(静止時)4G LTE:約420時間/4G LTE:約400時間/3G:約450時間/GSM:約410時間
外部メモリー/推奨する最大容量microSDXCメモリーカード/最大128GB
プラットフォームAndroid 5.0搭載
CPUMSM8994 2.0GHz + 1.5GHz(オクタコア)
内蔵ストレージ32GB
内蔵メモリー(RAM)3GB
通信方式【国内】
4G方式:FDD-LTE(900MHz/1.7GHz/2.1GHz)
4G方式:AXGP(2.5GHz)
3G方式:W-CDMA(900MHz/2.1GHz)
【海外】
4G方式:FDD-LTE(1.7GHz/2.1GHz)
3G方式:W-CDMA(900 MHz/2.1GHz)
GSM方式:(900 MHz/1800 MHz/1900MHz)
通信速度SoftBank 4G LTE:下り最大165Mbps/上り最大15Mbps
SoftBank 4G LTE:下り最大187.5Mbps/上り最大50Mbps
ディスプレイ約5.7インチ
S-CG Silicon液晶システム・最大1677万色
フルHD(1920×1080ドット)
リアカメラ
(有効画素数、撮像素子メインカメラ)
約1310万画素/CMOS
サブカメラ
(有効画素数、撮像素子メインカメラ)
約210万画素/CMOS
フルセグ○(対応)
メール○(対応)
防水○(対応)
Flash×(非対応)
BluetoothVer.4.1
赤外線通信×(非対応)
世界対応ケータイ○(対応)
Wi-FiIEEE 802.11 a/b/g/n/ac
本体色アンバーブラック
ホワイト
レッド
メーカーシャープ
※1 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:あるかでぃあ


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