auが示す4つの軸!

KDDIおよび沖縄セルラーは20日、2013年夏以降に発売予定の新モデル・新サービスを披露する「2013年夏モデル 新商品・新サービス 発表会」を都内で開催し、今回のラインナップが4機種と少なかったことや今後の端末戦略について明らかにした。

その中で今後対応予定の下り112.5Mbpsや150Mbpsといった高速データ通信サービス「4G LTE」対応端末を秋以降に導入することや、夏モデルに新機種のなかったケータイ(フィーチャーフォン)についても秋以降に新機種を投入するとしていた。

今回行われた発表会の質疑応答の中で、スマートフォンが4機種と少なかったが、機種を絞っている理由を問われたKDDI代表取締役社長の田中孝司氏は「今回の夏モデルは、4機種ということで、スライドの中で4つの軸で説明したが、それらに合った機種を厳選した。4機種で十分なのか?と問われれば、当然十分だと思っている。それぞれ特長のある機種なので、是非ともトライして欲しい。」として、機種を厳選したことを説明。

続けて「1年間通して全体でどちらかといって春は厳選。夏は少なくし、秋冬を増やす。商戦期全体を考えるとそういった感じが一番いいと考えている。夏商戦というのは昔と違ってボーナスシーズンとかあまり販売台数が出るわけではないので、機種を絞ってそれぞれ特長を出しているので、これでいいかなという認識をしている。多様な機種を望まれるのは年末や春商戦になる。」として、機種数が少ないこと、秋以降はラインナップが増えることを明らかにした。

また、ネットワークについて問われた際に「トリプルLTEと面白おかしく言ったが(ソフトバンク「ダブルLTE」にかけて)、Android搭載機種についてはトライバンド対応を進めていく。800MHzでエリアを作って、2GHzで帯域を増やして、高速化する。今は端末側がUE Category3対応までなので、下り最大100Mbspだが、ネットワークはすでに下り最大112.5Mbpsまで対応している。その先の下り最大150Mbps対応も進めていく。対応端末について秋以降に出す。」というように、下り112.5Mbpsや150Mbpsへ対応した4G LTE対応機種を秋以降に投入することも示唆していた。

加えて、従来までのケータイについては「今年スマートフォンの利用者の割合が50%になると紹介したが、今後、スマートフォンを利用する人は全体の8割までくらいまで時間をかけて進んでいくんではないかと思う。」とし、「ケータイは今回のラインナップに入ってないが、出さないということではない。秋以降に出てくる。」と回答し、ケータイの新機種も今後投入することを明言した。

記事執筆:S-MAX編集部


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