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新製品も気になるけど既存製品のアップデートも大事ですよね

世界中が某スマートフォン新製品に注目しているなか、2012年1月にauから発売されたAndroid 2.3(開発コード名:Gingerbread)搭載スマートフォン「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」へのAndroid 4.0(開発コード名: Ice Cream Sandwich)を含むアップデートが9/13より配信開始されました。

さっそく手持ちのISW11SCをアップデートして、アップデート前後の違いなど比べてみましたのでレポートします。

アップデートはWi-FiやWiMAX、携帯電話回線を用いたオンラインアップデートと、「Samsung Kies 2.0」がインストールされたPCに接続して行う方法の両方が提供されますが、今回はWi-Fiオンラインアップデートを行なってみました。作業時間は約1時間で、auの発表(50分)と同程度でした。

OSバージョンアップだけあって、ダウンロードファイルサイズは約280MBと大きい(写真=左)。アップデート内容にもAndroid 4.0の文字が見える(写真=右)

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それではアップデート前後の画面を比較してみましょう。全体的にAndroid 4.0の型式に従ったレイアウトになっていますが、元のISW11SCの面影も随所に残っています。


ホーム画面の比較。Android 2.3(写真=左)からAndroid 4.0(写真=右)になって、ステータスバーアイコンやGoogle検索ウィジェットが変更されたが、全体的な雰囲気は変わらない。ステータスバーの見慣れない「N」アイコンはNFC有効状態を表している。

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端末情報の比較。Android 2.3(写真=左)とAndroid 4.0(写真=右)の画面を比較すると、アップデートされたAndroidは4.0.4で、カーネルバージョンが上がっている一方、ハードウェアバージョンは変わっていないことがわかる。

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標準ブラウザの比較。Android 4.0(写真=右)ではAndroid 2.3(写真=左)にはなかった再読み込みボタンや、ブラウザタブ一覧を表示するボタンが追加されている。

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今回のアップデートでは、Flash Playerがプリインストールされなくなることがアナウンスされていました。では実際にはどうだったかというと、もともとインストールされていたFlash Playerが削除されることはありませんでしたが、実際にはFlashコンテンツを表示することはできませんでした。Flash PlayerのバージョンとOSのバージョンが整合しなくなったことが原因のようです。


アップデート後もFlash Player自体は残っている(写真=左)が、ブラウザでFlashコンテンツは表示できない(写真=右)。

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例えばMobageのように、FlashとHTML5のコンテンツを両方提供しているサイトの場合、明示的にFlash Playerをアンインストールすることで(HTML5の)コンテンツを表示することができるようになりました。ただしHTML5で構築されたアニメーションはFlashのそれと比べて品質が落ちる場合があります(詳細はこちらの記事をご覧ください)。

Flashの件は少々残念ですが、極端に動作速度が落ちるなどということもなく、Android 4.0を実用的に使えるアップデートとなっています。発売から半年以上経過した端末ですが、またフレッシュな気持ちで端末を使えるようになりそうですね。

記事執筆:えど(吉川英一)

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