以下の内容はhttp://labaq.com/archives/51133795.htmlより取得しました。


2008年11月29日 13:17

戦争を止めるため、パプアニューギニアの女性たちが男の赤ちゃんを全て殺害

 
パプアニューギニアの女性

戦争というのはどうして起こるのでしょうか。そしてどうしたら止まるのでしょうか。

パプアニューギニアのジャングルの中でも、部族同士の戦いが起こっていました。2つの村で、かれこれ20年近くも若者が死んできたのです。

その戦争をやめさせるために2つの村の女性たちが始めたことは…

生まれた赤ちゃんが男の子であれば、すぐに殺してしまうということでした。

村から男性を完全になくしてしまい、戦う者がいなくなれば、村にも未来があると女性たちは考えたのです。

どの男の赤ちゃんも成長すると、戦士となって部族間闘争に参加してしまうためです。

この戦いに嫌気をさした2つの村の女性全員が、男の赤ちゃんが生まれたら殺してしまうことに賛同したのだそうです。

村の女性の一人はもう何人の赤ちゃんが殺されたかわからないと伝えていますが、10年くらい前から続いており、今でも行われているそうです。

彼女は涙ながらに、とても残酷で罪深いことだけれど、他に選択はなかったと述べています。

2つの部族は1986年頃から戦い続けているそうで、女性しかこれを終わらせることはできないと考えたのだそうです。

戦争の酷さと、人間の業を、まざまざと見せつけられる話です。

はたして、男の子がいなくなってしまえば本当に戦いはなくなるのでしょうか。

The two villages where mothers killed EVERY baby born a boy for ten years | Mail Onlineより

posted with amazlet at 08.11.29
伊勢崎 賢治
講談社
売り上げランキング: 1183
おすすめ度の平均: 5.0
5 事実は冒険小説よりすごい
5 平和のコスト
5 一気に読んでしまいました
5 この人カッコ良い。
5 紛争、虐殺から停戦・武装解除へ

関連記事

 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見
 
コメント欄を表示する(1)