┌───────────────────────────────────┐
│・この物語は天運を掴み、発言をコロコロ変えながらも中華圏史上に残る　　　　　　...│
│快挙を成し遂げたやる夫の物語です。彼の評価は文献によりさまざまで、　　　　　......│
│この物語のやる夫の評価が最も正確というわけではありません。　　　　　　　　　　　...│
│・基本的に史実に沿って行きますが、物語を読みやすくさせるために　　　　　　　　　 .│
│いくらかの脚色を行なっています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│・存命人物を主人公とし、現在進行形の台湾問題に触れた繊細なものなので、　　　..│
│あくまで作者の見解に基づく人物評、解釈ということを踏まえてご観覧ください。　　　..│
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　　 , ‐'´　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿`‐､
　∠ -‐'' ／　　　　　ｌ||　　　ｌ||　　　 　 l|l　　　　||l　 　 　 `‐､￣
　　　　, '　　　ｌ||　　　　　　　　　　ｌ|ｌ　 ,　 　 l|ｌ　　 　 　 　 　 ヽ
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　　 /　　 ｌ||　　　　　 ,ｲ　./!　 / |　 /　　| lll ﾄ､　 ||l　　　 |l　 l＼!
.　 ,' ,.イ　　　　l|| 　 / l ll/ l |l/　| ll/　　　ｌ　 | l　　 　 ||l 　 　 |
　／　| lll　 /|　　　/　| /　| /　 | /　　　　ヽl !.ヽﾄ、　　　　　 || 　
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　　　l ll /　 | r:､ / 　 　 　 　 `　 　 '´　 　 　 　 　 ヽ　 ,r‐､　| 　　
　　　! ./　　|/| |ll|.＝＝＝=｡==　　　　==｡=＝＝＝ |l|ｌ|'-､ l　!
　　　|/　　　　| | |　 ｀　ｰ--‐ '　| :　　　ｰ--‐ ' ´ 　 |　!｀ i | ||　　　　　以上を踏まえて読まなくてもいいさ・・・・
　　 　 　 　 　 | | !　 　 　 　 　 ::| :　　　　　　　　　　| .|ヽｌ l　!
　　　　　　　／ｌ |l|　　　　　　　:::| :　　　　　　　　　　|ｌｌ!_ﾉ.,'　!＼　　　　　自分の命をゴミみたいに扱えるならなっ・・・・！
　　　　　 ／　　`ｉ| 　 　 　 　 r_::| :　_，　　　　 　 　 :| |_ノ　,'　　＼
　　　 _, ｲ 　 　 　 ヽ 　 、　　 　 ｰ'　　　　　　 ,　　　,|,!　ll ,'　　　　ト　
-‐' ´ 　.|　　　 　 　 ヽ　 ￣￣￣￣￣￣￣￣　　／:|　　/ 　 　 　 !
　 -‐' ´|　　 　 　 　 |;;ヽ　　 　 ＿＿_　　　　　.／::　:| l /　　 　 　 :|　　
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│これまでの物語は以下のサイト様達で纏められています。　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│【泳ぐやる夫シアター様】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-category-368.html　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│【嗚呼！やる夫道様】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│http://gokumonan.blog87.fc2.com/blog-entry-1230.html 　　　　....│
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│やる夫が祖国の運命を変えるようです　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 │第33話　　　　　　『凡て台湾人のもの』 　 │　
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│4月1日、千島胡で遊覧船に乗っていた台湾人観光客24人、中国人ガイド2人と　　　 .│
│中国人船員6人が焼死体で発見された。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
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　　　　　　　　 ヽ./ 　 ｀ﾞヽ,;;;;__ゝ,, ..,,lﾞ;;;;;;;;;;./ 　　　　　　　　　　 　 _,,iiiﾆｿ一'" : ii、
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;ヽ、 　.,ﾉ７　　　　　　　ヽ‐゛ 　 ,r''ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i‐'"　　　　　　　　 ヽ;.|
'''-､ﾞﾞア'"　　　　 　 　 　 　 {,ﾞ二､,,-､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r‐┘ : :lﾆ;;． 　 　 　 　 ゛
　 ...ｌ′　　 :l";二ﾞ''''┐　　　 　　 ,l´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ-'''''-、　　　　　　　　　　　［'l、
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;;;lﾞ　　　.ヽ;;￣￣;;;;;;;;;;;;;;;;;.!　 .l､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,,
.､!､　　 .,i┘;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ^'''"　　 ,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..;＞ｰ'ﾞﾞﾞﾞﾞヽ　　　　　　　　　　　　 ﾞ‐'　|.ｌ
..l;;;;ﾞゝy レ;;;;广'L;;_..ｺ　　　　l;;;;ン'ｯ;;;;;;;;;;.,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ 　｀''､_;;;;;;;;|　　　　　　　 .,,,　　　　 .　ｌ､;ﾞ￢．
. ﾞ'''''″ .ﾐ､;;;;ﾞ''''l:ﾞ'"　 ` .、　 ｀''" : l.;;;;;;;;;;lﾞ ﾞ'<;,v､;;;;;;;;;;/'　　　 .｀''''"　　　　　　　 !;;ﾞ''┐　　　　.ﾞ'ｰ'"
　　　　,-シ､;;_ﾉ　　 . _,　｀　　　 .tナ‐'￣″ ∥ .｀'―ｰ!lｌt;;． .'　　　　　　　　　　!､;;;丿
;/　　,r./ 　l;/　　　 '!┘　　　　　　　　　　 　ﾘ'i　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ´　　 ,,、　　　,、
,! .／　　,i";;{_ 　 　　　　　　　　　　　　　　 =!.!.ｌ　　　　　　　　　　　　　　　,i'''；　　　　 .|;;;;ﾞﾞ''''''";;.ｌ､
! 　　　　ﾞL;;;;;ﾞ＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マ　, ､,,, 　 　 　 　 　 `''".ｨ;;-一'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..,i￢―''>.ｌ..､/ﾞ　　　　i'ﾞﾞ~ﾞﾞﾞ'-|!!ゝ　　　　　　　　　i'''j　　.!､,,;l,ﾞ,,r‐ｰ､　　　　　　　 ｀''-､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｨ
: };;;;;;;;;;;'＼_ ゛　　 .〈;;i ゝ､;;;;;;;;;.ア　　　,......、　　　,iﾐ;;/　 ,r'''";;;;;;;;;;;;;｝ ._.. ;;i　　　　　　 .｝;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
.lﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!　 　 .,ﾝ-. : '!''Ｌ,lﾞ　　　　ｌ.;;;;;;ﾞゝ､,i''";;;;; !　!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｌ!´二..,,,＿,..--'''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゛
.;;‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　lﾞ;l ,!;;;;/　　　.|'ﾍ,　　　　｀''''''ｉ_;;;;;;;;;i;;,ﾞ　　ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,! ﾞ'―'''''''^ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ'l,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..!､_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ!-ﾞ;|,`''″　 .,／;;;;;ゝ..r‐┐　　　i";;;;;;;;i┘　 ゝ､;____,,／´　　　　　　　 : ,ii;;,ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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│事件は4月2日に漸くラジオニュースで発表されたが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│「千島湖で小型の観光船が火災を起こし、乗っていた全員が船員の休憩室で焼死した」　　 　 .│
│という情報量に乏しく不可解な内容だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
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　　　　　　　　　　|　【-i工!-------】　　　 　　 , -┬- ､　　　｜
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│遺族と台湾メディアは一斉にこのニュースに飛びつき、中国当局に対して激しい追及を行った。　　　....│
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　　　　　　　　　　　　　　 ,　 ' ´ :: :: :: :: :: :: :: :: ｀ヽ ,
　　　　　　　　　　 　 ,　´ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :＼ :: :: ::┛┗
　　　　　　　　 　 ／ :: :: :: :: :: :: :: :|, :: :: :: :: :: :: :ヽ, :: ┓┏:ヽ
.　　　　　　　　 / :: :: :: :: :: :/ :: :: ::i.|:: ::i :: :: :: :::', :: ＼ :: :: ::.
　　　 　 　 　 / :: :: :: :: :: :: l :: :: :: ! |:: ::l :: :: :: :: i', :: :: ヽ :: :: :ヽ
　　　　　　　 ' :: :: :i:: :: :: :: :| :: :: ::'　|:: ::|:: :: :: :: :| ヽ: ::l :: :: :: :: :.
　　　　　　　|:: :: :: l :: :: :: :: |:: :: ::'　 .' :: !､ :: :: :: |　 ',:: |, :: :: :: :: ::'
　　　　　　　| :: :: ::| :: :: :: :: | :: ::,' ＼_ ',::',ヽ:: :: ::|｀‐´リ ',:: :: ::|,::i､ ',
　　　　　　　|::,' :: ::| :: :: :: :: ! :: i.　 　 ｀ヽ!´.', :: ::!　 x==､' : :: :!i::| ヽ､
　　　　　　　|:' :: :: :! ::i:: :: :: ',: ::| x＝=､　　　ヽ:::|　.んヽ }.',:: :,':|:|　　　　　　どーいうことなの？　狭い休憩室で
　　　　　　　,'::i: :: ::', ::l:: :: :: :iヽ|´ ん::ヽ　　 __ ヽ __|:J::|　._レ:,'|:!　　　　　　　どうして全員死んでるの？！
　　　　　　 /:/| :: ::ir',::!, :: :: ::',.｀　|:::し::| 　.|　|==', |｀‐´　| |::/ ´ - ､
　　　　　 /'´　| :: ::| fヽ',ヽ: :: ::,　 fヽ- ´_ ノ_.ﾉ　　, ｀ﾆﾆ´.'|　　　　　 ヽ　　　あんな小さい船で誰ひとり逃げようとしないで
　　　　　 　 　 !:: :: !　　｀　＼ ::',　ヽ_｀ﾆ - ´　　　　　　　 !　　　　　　　i　　　同じ部屋で死んだなんて考えられないッ！！
　　　　　　　 /.|::／ヽヽ､__ -, ｀ヽ　　　　　　　 - ヽ　　　/　　　　　　　 |
　　　　　　／　'´　　 ヽ|::i :: |.ヽ.　　　 　 　 /　 　ﾉ 　 , '　　　 　 　　　 |
.　　　　／　　　　　 　.|.ﾚ＼:| ',　ヽ ,　　　　｀─ ´　.／　i　　　　　　　　|
　　　 /　　　　　 　 　 |　　 ｀' .'　　＼｀ -　 __　_.／|　　 ',　　　　 　 　 .!
.　　　|　　　　　　　　　|　　　 　 ',　　 ｀ヽ､　! /_　　|　　　'　　　　　 　 .|
　　　.|　　　　　　　　　|　　　　　 '　　　 ∧', i´| ＼ |　　　　i　　　　 　 .|
.　　　|　　　　　　　　　|　　　　　　ヽ　/､ ヽ_ii/ /　.'!　　　/　　　　　　 .!

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│その後も中国側の説明は二転三転するなど不可解な自体が起こり、　　　 .│
│不信感を募らせた遺族は現地に飛んで事情を聞こうとした。　　　　　　　 　 │
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　　　　　 ,r;;;;ﾐﾐﾐﾐﾐﾐヽ,,_
　　　　,i':r"　　　　　 `ﾐ;;,
　　　　彡　　　　　　　 ﾐ;;;i
　　　　彡　,,,,,、　,,,,､､　ﾐ;;;!
　　 　 ,ゞi"￣ ﾌ‐!￣~~|-ゞ,　　　まったく、うるさい仔虫ですね。
　　 　ヾi `ー‐'､ ,ゝ--､' 〉;r'
　　　　`,|　 / "ii" ヽ　　|ﾉ
　　　　　't　←―→ ）/ｲ
　　　　 　 ヽ、　　_,／ λ、
　　　　_,,ノ|､　￣／/／/ ＼、
_,,..r''''" 　 |　＼`'／　 /　　　￣`''ー
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: : : : : 　　　ノ 　 ):.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:., '⌒, (⌒　　: : : , '⌒　　　　　　: : : , '⌒　　ゞ:;ヾゞ:;ヾゞ:;ヾ: : :ゞ:;ヾゞ:;ヾゞ:;ヽヾ
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　　　　　⌒ヽ　　　　　　, '⌒　　: : : , (　　　　　⌒ヽ　　　　　: : : : ⌒)､: , '⌒　ゞ:;ヾヽﾐゞﾐゞﾐゞヾ_,.____ゞヽﾐ
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⌒｀ﾞ''ｰ-､,_　　　　　　　　　,,i,ｨiｰ'木i;i;ヽ イ木木i;木木i;木ヽi;木 _,,.-‐''"　　　　;';_;;　,;';_;;,;';　 ヽﾐ＼ : /;;ii/ゞ
;_;;｀、;_Ｔ,;';;;｀ヽ　　　　r';木i;;林i;;林i;;i;;木林i;;木i;;林木i;;i;;林i;;／　,;';_ｌiｌi／　';_;;,;';_;;,;'　;__,,.-‐''" :＼;;Ｙ;;ii/ 7ii
;ｌi;Ｙｌiｌi';ヽ,;';_;;、 }､_ 傘 iii林 i;;i 艸i;;i;;森i;;木l;;林i;;l;;木i;;i;;林i／　,;';_ｌi;';_/　;;,;／;_';_;;,／　　　;';_;;; ;_:; }..;;;ii{ /i/;;
;ｌiｌi,i;ｌiｌiｌiｌi;ﾉ;_;Ｙ;;,;';_;;｀ｰ- -、';_;;,;';_;;,;';_;;,;';_;;,;';_;;,;';_艸;,;'林;.,./　';_;ｌiｌi/ ;'/　;ｌiｌi,i;;_;;,;'ｌi/;　　;,;';_;;,;'ヽ _ｌi |..;;;ii|／ i|i
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: ‐ : .: .: . ‐.: .: .: .: .:.i!／三 三 .i!/i.: .: .: .: .: .:: .: ..: .:‐ .: .: .:: .: .: .: . .::.::.::.::.:_::.::.:.:.::.::.:: ‐:.::.::.::.:‐.:.::.::　|..;;;ii|:':'‐.:.:
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　 　 　 　 　 　 　 /:| ',: :ヽヽ､ ____}' ¨{____ , /／: :!::::!
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　　　　　　 /　　　　| : ﾍ: :!､　 　 r==､　　 { :/: : l　　　　 ﾊ
　　　 　 　 {　　　　 |: : : :ヽ{＞.､　￣´　.＜'ｲ: : : !　　 　 　 }
　　　 　 ／{　　 ､　 !: : : : ::｀{､　｀ ー ゛ .,'::: : : : : |　　　　　.ﾊ_
　　　　 {　 ｀　 ヽ､　|: : : : : :ﾊヽ- ､　 , -!:: : : :!: : !　　　　 /::　 }
　　 　 八　 　 　 ｀! !: : : : : : :| ヽヽ___／l: : : : !: : !､　　　/:::　./!
.　　　　 / ､　　 　 ! |: : : : : : :|.　ﾍ{中}　,': : : ::!: : ! ヽ　　　 　 /,


　　　　　　　　　　　℃　　　 　 -‐── ､
　　　　　　　　 　　' ,　∫　 r', ＿ヾ　ヽ、 ヽ
　　　　　　　　　～ 　　､__ ﾉ 　ｪ ､ヽ､ヾ　　 ヽ
　　　　　　　　 ,　　 　　 >､　　´｀o　' ヽ　ヽ　 i
　　　　　　 _／ﾉﾞi　 _　{　_´__　_ ｀　　　|＼　　i
　　　　　　{{´~,-'_ノ｀） }}´ｰ─-ヽ　　　 i ,-ヽ ﾉ　　　わからんのか？　船は見せられんと言ったのだ。
　　　　　　ﾉ /　　／　ﾉ｀-- ､ ,-ﾉ　　　' ィﾘ /　　　
　　　　　r'　｀´ {´ -‐つ　_`＿　　 , - '´／ i
　　　　　 }　',　 ´,-‐´　｀ゝ　　￣｀/ //ﾞ　､.i
　　　　　 ヾ,　 　 i　　　　 i!､　　 ,'　//　　　',
　　　　　 　 i　　 i　　　　 i!ﾉ　 , '　/ｿ　　　　ヽ
　　 　 　 　 iゝ　ｿ,　　　 ノ　_／￣´｀ ｰ､´　　 ﾍ
　　　　　　 i　　'' i　　／ 　 /　 /´　　　　　　　　ヽ
　　　 　 　 i　　　i　./　 　 /　 ,　　　　'　　　 　 　 ヽ

　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 /: : : : /: : : : ﾊ: : : : :ヽ; ; ヽ
　　　　　　　　　　　 /: : : : /: : ,|: /　',: :!: : : }: : : : ,
　　 　 　 　 　 　 　 i:/: :! /: : / ! ! 　 i: |､ : : !: : :! : ,
　　 　 　 　 　 　 　 |!: : | i : /　 !:! 　 |: ! ヽ: :!:|: :| : !
　　 　 　 　 　 　 　 |!: : l/!＼___ |ｌ　　|:, ___／! : :l : :!
. 　 　 　 　 　 　 　 ll : : l! >''ﾃfゝl　　 !'ﾗ=!j､.l: : :ｌ: ::!
　　　　　 　 　 　 　!|:,: : ヾ　{い}　　　　{い} }ｌ: :l::ｌ::::|　　　　　それくらいわかるわよ！
　 　 　 　 　 　 　 /:| ',: :ヽヽ､ ____}' ¨{____ , /／: :!::::!
　 　 　 　 　 /￣￣.|: :',: : | ｀　　　　 　 　 '/: :/: l｀ー --､　　どうして……
　　　　　　 /　　　　| : ﾍ: :!､　 　 r==､　　 { :/: : l　　　　 ﾊ
　　　 　 　 {　　　　 |: : : :ヽ{＞.､　￣´　.＜'ｲ: : : !　　 　 　 }
　　　 　 ／{　　 ､　 !: : : : ::｀{､　｀ ー ゛ .,'::: : : : : |　　　　　.ﾊ_
　　　　 {　 ｀　 ヽ､　|: : : : : :ﾊヽ- ､　 , -!:: : : :!: : !　　　　 /::　 }
　　 　 八　 　 　 ｀! !: : : : : : :| ヽヽ___／l: : : : !: : !､　　　/:::　./!
.　　　　 / ､　　 　 ! |: : : : : : :|.　ﾍ{中}　,': : : ::!: : ! ヽ　　　 　 /,


　　　　　　 γ´￣￣ヽ　＿_　　γ´⌒ヽ
　　　　　　 / 6,,"",,　 ヒ＿＿ミ/i _ゞ"__ i
　　　　　　 ゝ""　ヲ ノ　　　　 ゝ""　ヲﾉ
　　　　　　 / 三三ｼ　　　　_　　ゝ―-く
　 　 　 　 //_　　　　　　／　｀ヽ　　 ', ゝ_
　　　　／;;;;;ト｀ヽ　　　 K、ﾐ　 ﾉ　γ　;;;６ ヽ　　　　　　 　 ノヨ
　　　ｲ i __　,,,,　 i　　　人＞イ　　i　L,,　,,,,, i　　　　　　 　 }∧'　　　いやほら、アレは今公安が捜査のためにここにはないのだ。
　　　乂＠　ヲ　ﾉ　　ノ　　　（　　 ゝ_"　 ｦノ　 　 　 　 　 /∨
　　　　 ゝ―-くくー" 、　　,,;;　＞／／￣´　 　 　 　 　 ./∨　　　　　それに事件発生場所に行きたいといっても
　　　　　　　/"＼＼　,　l '　 rイ ／|　　　　　　　　　　 /∨　　　　　　　あそこは交通量が多いから全て残骸なんかも
　　　　　 ／　 ／｀ｰ"　 |　　"　 l　 ',　　　　　　　　　 /∨　　　　　　　　取り払っていて何にも無いぞ？
　　 　 ／　 ／ '、ー-" !ゝーィ.∧　 ,　　 　 　 　 　 /∨
　　,イ　、／　　　V　　　!　　　,'　 ',　 ヽ　 　 　 　 ./∨
　　ヽ　ノヽ　　　　|　　　.|　　　ﾄ/三、　',　　　 　 ./∨

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│それでも諦めきれない遺族達はなんとしても遺体と遺品を要求した。　　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　＿,..- 、＿
　　　　　　　　　　　　,..: : :´: : : : : : :丶::ヽ　、
　　　　　　　　　　／: : / : : : : : : : : : : : : : ＼へ、
　　　　　　　　.／: : : :/: : :/: : : : : :ﾄ: : : : : : : : : ﾊ
　　　　　　　./: : : : : /: ::／i : : : : : ::i ＼: : i: : : : : ハ
　　　　　 　/ : : : : :/i : /　i:/|: : : : : |　 V: :|: : : : : : :|
　　　　＿ /: : : /: /｛: / . |/ レ : へi　ヽV:: ﾄ: : : : : : |
　　 ／: : /: : : :/: :i　ヽi　　　　　　　　 　 V　| : |: : :|└- 、
　 / : : : : :|: : : : |: :|r≠ミ< ／／／　r≠ミ< | : |: : : | : : : : ヽ
　/　/ : : |:| : : : ﾄ :| }　 / ／　´　 ／ヽ-、　|| /|: : : i : : : : : ::ヽ　　　　じゃ、じゃあせめて遺品だけでも……
< : : フ: : |∧: : :ヽ V　/　／ﾆﾆﾆﾆ.ヽ　 ｛　 |ﾚ/: : : :/: : : :ヽ: : : :>　　　
　、: : :i : Ⅴ/ヽイ ./ ./ .（　 ,-─-、　） ｛　 ｝ ＼: /: : : : ﾄ: : :/
　ヽ : : : : : : ヽ二i .|　|　　￣　　　 ￣ 　 ｝　i　ﾄ/ ﾉ: : : : : : : i
　　＼V iヽ ﾄ/　 ＼　|　　　　　　　　 　 /　レ ヽ´∧　∧/ヽ
　　　　　　　　　　　ヽ ヽ、　　　　　 　 ｛　/　　　´　Ⅴ　｀
　　　　　　　　　　　　　　| ＞　 　＜|´　´　〇
　　　　　　　　　　 　＿ /　　　　　　| ＿
　　　　　　　　　　 ﾉ　├　　　　　　　ヽ┤ヽ＿
　　　　　　　-　´　〇　|　　　　　　　　 /　　i　｀ヽ　、
　　　　 /´　　　　　＼ .＼--　　　-- /　　/　　　　　＼

　　　　　　　　　 ﾉ　　_＿＿＿＿＿＿___　　　　|
　　　　　　　　　f´￣　　　　　　　　　　 　￣｀ﾆﾊ.
.　　　　　　　　_｣__,ｬｾニ二二二二二二二二ニﾆL、
　　　　　 　イ´　,ｨ≦´　r彳／￣｀ヽ　　弋　,rーｭ、 ＼
　　　 . イ.:::::::::ｿ广卞!　 ｀了''　　 ／　　　V .,fﾍい,＿_＞
　　　｀ー----lゝ ,ィ´　　　｀￣￣´　　　　 　 /　,ﾊ　l
　　　　　　　　| /　____ム　　　　　　　　　　　｀ヽ　j　|　　　　い、いやそれが……
.　　　　 　　　| ＞ｭ_＞ﾃ――-、　　　　　　、 _ｙ´　/
　　　　　　　 |　ｒ'´ ＿＿＿＿__》　　　　　　 Y　 ／ ',
.　　　　　　　|　.レ´rｬ―‐-、　　　　　　　　 ├´.　　 ',
　　　　　　　 ',　　　Ｖ　　　ノ　　　　　　　　 /　_＞≦∧＿
　　　　　　　　ヽ　　　￣￣　　　　　　　　／イ 　 ／　　　 ＼__
　　　　　　　　　.＼　　　　　　　　　 , ィ '　　　／　　 　 　／´
　　　　　　　　　　　｀≧ー--―＜´ 　　　　　/
　　　　　　　　-―=イ!￣ゝイ´　　　 　　　　/

┌────────────────────┐
│当初公安は「遺品は無い」と主張したが、　　　　.│
└────────────────────┘

　　　　　　　 　 　 　 　 ／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : '
　　　　　　　　　　　　 /: : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : : : : '.,
　　　　　　　　　　　／ : : : : : ! : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : : : : : : :',: : : : : '
　　　　　　　　　 ノ : ｨ : : : : : !: : : : : : : : : : : : : : : : : : i : : : : : : l: : : : : ',: : : : : '
　　　　　　　-=´--７: : : : : : :l: : : : : : : : : : : : : : : :l : : ト､: : : : : l: : : : : :l: : : : : :',
　　　　　　　 　 　 /: : : : : : : l: : :i: : : : : : : : : : : : :ﾊ: : l 　',: : : : :l : : : : :i : : : : : :.
　　　　　　　　 　 ': : : : : : : : l : : l: : : : : : : : : : : :/ |: :/　　'; : : : :! : : : : |: : : : : : :
　　　　　　　　　 ': : : : : : : : :ﾊ: :/',: : : : : : : : : : /　i:/　　　 ',: : : l : : : : |: : : : : : :}
　　　　　　　 　 ': :,ｨ: : : : : : :l ∨　'; : : : : : : : : /　 ﾚ　　　_ノ∨: : : : : : !: : : : : : :'
　　　　　　　　,': :/ i: : : : : : :iゝ､_　 ',: : : : : : :i/_ ニ--ｚ≦===ｧ l : : : : :L: : : : ',: '
　　　　　　 　 i :/　 i: : : : : : i卞气示从: : : : :i'´　ｲ￣てｨしｿ i: :i: : : : :/　ヽ: : :弌　　　一つも無い……？
　　　　　　　　ﾚ　　 ヽ : : : : i ヾ　',ｨ{J .ﾄ､ : : i　　　　 ゝ--―7;ｲ: : : :/'´)　}ゝ､_:_≧t､　　そんなの納得できないよ！
　　　　　　 　 　 　 　 ヽ : : : ',ｎ 　ゝ‐ィ┐'; : iｎ　　　 　ｎ 　 / /: : :/ノ　／: : : :i
　　　　　　　　　　　　　 ＼: : | |＿＿__| 「^∨| |＿＿＿| | 　 /: :／,__／: :i｀ゝ､ﾍ　　　　32人も死んでいるのに靴の一つも無いなんて
　　　　　　　　　　　　　　　｀､j｀――― '丶　｀―――‐ '　 /／　/: : : : : l　　 　　　　　説明、通用すると思っているの？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｨ : : : : : : i
　　　　　　　　　　　　　　　　　'､　　　　　‐---',　　　　　　　／i: : : : :iﾍ: :l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ ､　　　　"　｀　 　 　,.イ　　.l: : : ､ ',　ヾ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀≧:..､　　　　ィ　　 　 　 l: : : i ヾ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾚ´i: ｀: ´i 　 　 　 　 　 i‐-⊥､
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿__ﾉ／´_i　　　　　　,.ィ´　　　 〉￣斗-――　､

┌──────────────────────────────┐
│食い下がる遺族の追求にあわてて急遽『遺品』が提出されたが、　　　......│
│何らかの事情があったのかそれらは全て被害者の物ではなかった。　　 │
└──────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　 - ── ‐-　 ,
　　　　　　　　　　　　　 　 ,　'´ : : : : : : : : : : : : : : : ｀ . .､
　　　　　　　　　　　　　／ : : : : : i : : : : : : : ､: : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　 ／ : : : : : : :∧ : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　　 / : : : : : : : : /　', : : :', : : : : :ヽ : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　 ./ : : / : : : |: ,'　　 ヽ: : '､ : : : : : ', : : : : : : : : : :',
　　　　　　　　　/: : : i: : : : :,i: !　　　　', : |ヽ: : : : ::l : : : : : : ; : : : '
　　　　　　　　./: : : : ! : : : /| |　 u　 　 V /.'., : : : | : : : : : : :', : : :i
　　　 　 　 　 , : : : : :| : : /　l:i　　　　　／　　ヽ : :i.! : : : i : : :l : : :!
　　　　　　　/:,ｲ: : : : ! : :|.＿ﾘ　 _　　 ¨ 　 _ -‐| / .|: : : :| : : :| : : |
　　　　　　 /'´l: :|: : : :',: :l　　 ￣　　　　 ´　＿ '-‐ .! : :/| : : :l: : ::|
　　　　　　　　| : |: : : : i: | _ -─´ ､　__.l　 ´　　)　 ,': :/ :| : : :| : : |　　　　なんなのこれ？！
　　　　　　　　' : :! : : : ヽ! ´ _ -‐ ´ )´　｀ヽ-‐ ´　/:,ｨ: : :!: : : :!: : :!
　　　　　　　　 ',: | : : :, : ',　 i､＿ -´ '　　　　 　 /´ .!: : : : : : :|: : :|　　　　　思いっきり簡体字だし！
　　　　　　　　　i | : : : ＼ヽ　　　　　　　　　　　　u .| : : : : : : |: : :|
　　　　　　　　　.',l : : : : : iヽ'､　　　　 __, -ﾆつ　 　 .| : : : : : : |: : :|
　　　　　　　　 　 l : : : : : | ヽ　　　　'-‐ ´　　　　 .ノ! : : : : : : |: : :|
　　　　　　 　 　 /!: : : : : :|＿ > ､-､　　　　　　 ／ ||: / : : : : :!: : :|
　　　　　　　 　 , :|: : : : :', ',　　　　　|ヽ __　- ´ 　 ∥/ : : : : : ! : : |
　　　　　　　　 ,': :!: : : : : ﾄ,|　　　 　 |　　　　　 　 /´|: i: : : : : | : : |＿
　　　　　　　 ／ ¨! : : : : :| ｀　　　　 .|　　　　　　　|　! | : : : : , ｀´　　　｀ '

┌──────────────────────────────────────┐
│さらに当局が渋りながらも公開した遺体は上半身だけ焼けたもの、頭部の無いもの、　　 　 .│
│手足だけなど単なる殺害事件としては無残な状態だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
└──────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {;;;;;;;′　,ｲ,＝=､､　 　 　; .ji! jﾂ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;;;:;;;;;;:;:;:;:{,､､､,, .:;j　　　　 ﾉﾉ )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゞ;:;:;;;:;: '´ﾞﾞ ￣｀ヽ'　;;'　　,ﾍ_ｿ
　　　　　　　　, .　_‐-‐----イ;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;ゝ　　ji!　　.:;;:　;:;;:;ミﾐヾ
　　　　　　 , .:ﾞ´　　-‐=＝＝;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:.:.:.:.:;;;:;ゞ ''´ イ ｀`ヽヾ;;;;;..､
　　　　　, .ﾞ´　,:;'′　　　　. : ;:;:;;;;;!.: ;;;;;;;;;;;: ;: ;;:!　　.:;;;;;;;;:;:};;.､　　ヾ;;,､
　　 ,　ﾞ´　　　,:;'′　　　　　　. :.:;! .: .:. :. :;;; ::;ji!　　!　;:;;'ﾞﾞ　　｀ヾ､　　｀ヽ､
　,　ﾞ´　　　,:;;;;'′　　　　　　　 .j!　　. :. :. :;:; jii!　　　:;:;　　　　　　¨ヾ､　　＼
. ,:;:;;'´　　　　.:;;;;;;′　　　　　　　 ..ji!　　　　. .:jikkii　　.:;;;′';;.:　　　　 ｀ヽ ヽ＼
.::;;;:;:;'´　　　　 ;: ;:;;;;′　　　. :.　　　 jiiii!　　　jik,,j,j,,jij. :. :. :; :; :jik　 ；：;;　　 ヽヾヾ
　　　. :;:;:;:;:;{　　　　　;;........:; ′ji{　　　ji;k;.;j:i;ij:;.　; :; ;;;..｡､､　　　　　　　;．′'　;:;;jik

　　　　　　　　　　　　 ,　 ' . ´ : : : ￣￣ : : :｀ .' . .､
　　　　　　　　　　 ／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　, ' : : : : : : : : : : : : : : : : : / : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　/ : : : : : : : : : : : : : : /: : ::/ :∧ : : : : : : : : :' ,
　　　　　　　 .' : : : : : : : : : :/: : : :/ : : :/! :/　,: | : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　 .,' : : : : : : : : : : | : : : :|: : : /.| ,'　　', !,: : : : :| : : : : '
　　　　　　 i: : : : : : : : : : : :| : : : '!: : /　|;'　 　 ﾘ丶 : : :!: : : : : :!
　　　　　　 |:: : : :| : : : : : : :| : : ,'.|: :,'.／ﾘ　　 　 ＼｀, : |: : : : : :|
　　　　　　 |:: : : :| : : : : : : :|: : ,'-|: !´　　　　　　　 ｀'.!: l : : : : : !
　　　　　　 ' : : : :| : : : : : : :', : !　V　　　　　　u　　　リヽ : : : :,'
.　　　　　　 ! : : : l : : : : : : : ! ,'　　　　　　　　　　　　 　,' : : : '
　　　　　　　, : : : : : : : : :', : :'!　 ≡≡　　　　　　≡≡ i: : : ::l
　　　　 　 　.', : : : : : : i : :' : : ,　　 r　　　　ヽ= i　　　 )! : : : !　　　　もういいわ……遺体が見つかっただけでも
　　　　　　　　,: : : : : : l : : :', : ',　　ヽ ＿ _.ノ　, ｀ -- ´|:: : : |　　　　　　よしとしましょう。
　　　　　　　　,|: : | : : :', : : : ヽ ',　　U　　　　　　　u　 |: : : :|
　　　　　　　　i : : ! : : : ' : : : :| ヽ　　　,- ､ ＿　　　 , .' : :i: :|　　　　　　というわけで故郷で土葬したいのですが……
　　　　　　　　| : : | : : : : ', : : |､　　　 ヽ　＿ .ﾉ　,　' : : : ::|: |
　　　　　　　　| : : | : : : : : ., : |　｀ 　 ､　　　　.／　|:: : : : :|: |　 　 　
　　　　　　　 .,': : ::| : : : : : : i｀|､　　　　　｀　‐'|　　.| : : : : :ﾄ,!

　　　　　　　　　　　　　 ,,.-‐─-:..､
　　　　　　　　　　　　／　　　;;;;;;;;;;ヽ
　　　　　　　　　　　/　　　　　　;;;;;;;;;;;;;、
　　　　　　　　　　　l　　　　　　　.;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　　　　　　　　{0}/¨`ヽ{0} 　　　;;;.;;;;;ヽ　　　　　　ｸｲｸｲ
　　　　　　　　　　　　ヽ._.ノ　　　　　　　i;;;;;;;;ヽ、
　　　　　　　　　　　　　｀ー'′　　;;;;;;;//;;;;;;;;;i;;;;;;ヽ､_
　　　　　　　　　／)　　　　ヽ､;;;／;;l;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`‐-､
　　　　＿　　　/ :/　　　　　　|;;;;　/;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　 ヽ、
　　　ノヾ　`‐-"　ｌ　　　 , -‐"i　 /;;;ノ;;;;;;;／;;;;;;,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞヽ,
　　 ﾉヽ　　　　　　|　 ／　　.ヽ!;;:／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;li
　　 l　　　　　 ,　 :l　/ ,　　　　;/　　　 　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　 (　　　　　 ヽノ .i i;　　　　;l　　　　　,,　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　 ヽ､　　　　　　＼l/_,-‐ ､:;|　　　　　:;＼,,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　ヽ､i　　　　　 ＼i;;;;;:)）;|　　　　;;;;;;;;;/　 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;‐､;;;;;;;;;;/


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. 　 -――-　 .
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　　　　　　　　　　　　　　　　/: ./,: .:/ /ｌ: .l!: . : .ヽ: . ､: . : . : . : . : . ',
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　　　　　　　　　　　　　　　 |: . | ;:/-'､　!: .|,.'-',- ､:;: .:|: . : . : . : . : . :|
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　　　　　　　　　　　　　 ,.ｲ .!: .:ﾚ行㍉　 ヽ! ｨ行㍉: . j: . : . : ,': . : . ,
　　　　　　　　　　　　 ,ｲ:/　!: 小V:爿　　　　V卅圦;/: . : . : l:.. : . ,′
　　　　　　　　　　　 / j:.|　 |:.ﾊ:ﾍ ﾆ.ﾌ⌒(　＿ﾏzソ〃/ . : . ::!: . : ,
　　　　　　　　　　r:7　|: !　 !:lハ:.ゝ　'　　　　　　 /:/: . : . : .l:/: .:,　　　　　　え？
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　　　　　　　/　l 　 ヽ:j; l .!:.! |: . | : l＼ _　 .. ／:／ . : . : /: . :/
　　　　　　 ﾉ　 ヽ　　　!:l j: | .!: .:|: .|: .l　＿ﾚ':／: . : . : . /: . : {
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 从 :. ::.: :. ::. : :.:. : : : :.:.:. :／ :. ::. : :::. ::. : :.:. :::;从　　　　　　　 ┌┐｜｜┌┐└┘└┘
　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙ :. ::. ／ :. :㌍:㌃:㌘. :.: 从::. : :.㌶㌍㌦.:.: : ／ :::::Ｙ　　　　　 　｜｜｜｜｜｜
　　　　　　　　　　　　　 　 　{:::. :／ :. ::. : :.:. ::. : :.:. :／ :. ::. : :.:.: ::. : :.:.::／:. ::. ::.::::} 　 　 　 　 └┘└┘└┘
　　　　　　　　　　　　　　　:.:.） :. :, ,, ,: ::.,,:.:. `,; : ∠ :. ::. : ::. :::从.:. : ／ :.:／ :. :::（:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　:.:.（;:.三三三:三.从:三:」Ｌ:三三三三三三{#:／ :. :::: :.:.:;）:.:.:


　　　　　　　　 　 　 ´￣￣￣｀丶、 　 ／{_
　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ﾍ:.:.:.:.ヽ:.＼ 　 　 _
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　　　　　　 ｌ.:.:.:.ｌ:.:.:ｌ:.://: :u ⌒. ＼っ:.V
　　　 　 　 l:.:.:.:l:.:.ﾊN/: : : :/^ｉ: : : /^iﾘ
　　　 　 　 l:.:.:.:l:l:ヽr'ｌ: : : : し' : : : し'ｌ|　　　　　う、うそーーーー？！
　　　　　　 l:.:.:.:!l:.:.:.｀i　u　|ｉ|ｉ　 __ '　ｌ|
　　　　　　 l:.:.:.:lﾊ:.:.:.:ﾄ 、　 /´:::::::〉 /|l　　　　　　　信じられなーーい！！
　　　　　　 l:.:／ｌﾊ:.:.:.ヽ :＞ ､ー,.'イｌ:.lﾊ､
　　　　　　 l/:::::::i}ﾊ:.:.:.:.ヽﾆｭ ::::l:.|:l:从:.ヽ＼
　　 　 　 ∠::::::l::ﾙiﾊ:.:.:l:.:.ヽ ::〉iﾊ|:l:.:.:.:＼:.:.:.＼
　　　　 r'::::::::ヽｉ:::::ﾑ::ヽﾄ､:.:.Vﾊﾄ､N:.:.:.:.:.:.｀ヽ:.:.ヽ
　　　　ﾉ:::::::}､:::::}ｲﾐ::::::ﾉハ:.:.l_ﾉi}:V}:.:.:.:.:ヽ￣ ヽ:.ﾄ､
　　　/:::::::ヽ イ:.ｉ:ﾊ:::::::::::::: V .::＼iｿl:.:ヽ:.:.:.＼　ｌ:|:.:l
.　　 ｌ::::::::::::::ｌ ｌ:.:l:ﾄミ､:::::::::. : : : : : Yiﾊ:.:.＼｀ ｰ リ:/
.　　 l:.: へ .::lハ:l从　ヽ:::::::::. : : : : :Yiﾊ ￣　　　l/
　 　 r厂7>＾ｰ ､Vヽ　〈::::::::::::::...: : : :Yi:ト､,.ﾍ
　　Kﾉ　 ァ-ｧ‐┘　　 j::::::::::::::::::::...: : Y:.V_っ)
　　U｀¨ ｀¨´　 　 _ ／::::::::::::::::::::::::::. : ｌ:.:|､

┌─────────────────────────────────────────┐
│中国や朝鮮半島をはじめとする儒教圏では、「親から授かった体を焼くのか」という理由で　　　　　...│
│火葬を嫌い、土葬を行う。それは台湾も中国も共通の文化であったために早々に火葬した　　　 　 .│
│この行為は大問題となり、ますます台湾メディアの取材合戦を引き起こした。　　　　　　　　　　　　......│
└─────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : :／: : : : : ´￣＼: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　／: : : : :／: : : : : /l: : ﾍ: : :ヽ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 /:/: : : :/: : :／: /: l |: : : :',: : : ',: : : : : ',
　　　　　 　 　 　 　 　 /:/: : : :/: ／ : ,.ｲ : ｌ |: : ｌ: ﾊ: : : ',: : :ﾍ: :',
.　　　　　　 　 　 　 　 l:/:〃: / /: : : / l: :/ｌ |: : l/: ｌ : : : ', : : ｌ : ',
　　　　 　 　 　 　 　 /ｌ':〃: / /: ∠ｲ　l: :ｌ ｌ |: : l ｌ: ｌ: : : : ', : :ｌ: : :',
　　　　　　　　　　　//:〃: / : : /丶､　l: :lハ|: l lﾊ: !: : : : :l: : ｌ: : : ',
　　　　　　 　 　 　 l l: ｌｌ: :/ｌ: : /ﾔｔx.､::.l: :l　 ヽl ｌ弋l: :l: : : l: : l : : : l
　　　　　　 　 　 　 l l: ｌｌ:/ ｌ: :/　　￣:::.ヽ:l　　l:l lｱ>ｌ: l: : : l: : :l: : : :l　　　　「そのときはもうきれちゃいましたよええ。
　　　　　　 　 　 　 V: :/ヽ! /l　　　　　　ﾊ　.:从l:::::::ｌ ｌ: : : l : : ｌ、 : l
.　　　　　　 　 　 　 l: /: : l/l: ｌ　　　　,. ⊥::::::::::N:::::/l:l: : : l: : : l:ヽ: l　　　　　　　次の瞬間連中のチンポコ握り取って
.　　　　　　 　 　 　 V: :l: :l: l八　 ,.∠ -‐ ミl:::::::::::V ﾉl: : : l: : : :ｌ: :V　　　　　　　
　　　　　　 　 　＿ /, -l: :l: l;;;;;l∨　 ﾆﾆ ヾﾐ>'´i ｲ ､;;l : : :lヽ: : :l: : ',　　　　　　口につめてやったのはいい思い出ですねはい」
　　　　　 　／:.:.:.:.:.:.:.:.:. Y:i: l;;;;ｌ/　　..ｧ=ﾍ ﾚ'{.:/:/ : : l : : :l: :l＼ l: : :',
.　　 　 　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i|:.N:.ヽｌ;;;/　　.:〈xXx〉Y.::j/) : : l: : : :ｌ: :l｀丶ｌ : : ',　　　　　　　　　　　　　　　　　--遺族の証言(うそ)
　　　 　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| : :l: : ヽl　　.::::::>=< ::／:/: : : !: : : :l: :l、:.:.:.ヽ : l
.　　 　 /_ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| : :l: : : :l　　:::::l TiXi'::／ : : : l: : : / : lﾊ :.:.:.:.:ｌ :l
.　　 　 V´￣ｊ:.:.:.:.:.:.:.:.| : :l,.r 'ﾞl　 .::::::l__ﾞiXi´,. -‐　 ｌ: : :/: : :l:トl :.:.:.:.ｌY
　　 　 /　　 ｀　ー zｧ':ｨ7　 .........:::::::l　 iXi　 __,.／l: : /l : : l lハ :.:.:.lﾉ
　　 ／　　　　　　 -　 |l|　.::::::::::::／l　/Xl￣／.:.:.l: :/: l: : ﾊ:l:从 :.l:.l

┌───────────────────────────────────────────┐
│この事件は後に、8人程度の人民解放軍の軍人達が船をジャックしたというのが定説となっている。　　　│
│実際に事実の漏洩を嫌った当局が湖の周辺を2000人の兵士に警備させ、　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
└───────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　 |_　　　　　　　　　　　,,､-ｰ――- ､　　　　　　　　　　::: ;:;:;:;: （ヽら::＼　　∫　.あ　　　　　|
　　死　　あ　　　 L　　　　　　　 ,､ '"::　　 ﾚ个V　　ヽ　　　　　　　　:::::;:;:;:;:;　り　ﾉ:::::(　　∫ 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　 /　　　　　　／　:::　　　 ﾑＶﾑ　　　 ヽ　　　　　　　::::;:;:;:;:;ｷ⌒（::::::::::)　 ∫　 っ　 　 　 /
　　ぬ　　つ　　　/　　　　　／:::::::::: :::::,､､――,―-､　　 ヽ　　　　. . . ;:;:;:;:从　）):::::::／.　 ∫.　　　　　　 |
　　　　　　　　　　|　　　　 （ :::::　　,r"ｰｰ'::j　u '-_''"ヽ,　　ヽ　　（;:)(⌒;:;:;:;:;　　リ从（　　　∫　 つ　　　　|
　　ぜ　　く.　　　 |　　　　　| :::::　r'､彡=;;､-ｧﾘ≦;;､,,_:::ヽ,　 |　　（;:;:;ヽ:;:;:;;:;:）r:::Y⌒;:;:）　　 //　　　　　　　>
　　∫　　　　　　 ,＞　　　　i :::::ｲﾉﾉ（;""";;;7　""""u''t;;;;i.| |　　　);:;:;:;;;;;:;:;）: : : ::;;;;;:;:j　　 ・・.　 い　　　／
　　∫　　て　　 /　　　　　　〉/ i彡（::: j:(;;;;^'r''ハ_ uノiﾉ;;;|j |　　 （ ;:;:;:;:;:;::: :: :::;:;:;（⌒|　　　　　　　　　 /
　　//　　　　 ／　　　　　　/ :::::|彡ｲYﾏ,ヨ己三;ｱii ｿﾘ.|;;;|j.|　　　（;:;:;:;:;:; :: : ::ﾘ⌒）;:;:|　　　　　 ぜ　／
　 ・・　　　 ／　　　　rｪｭﾆ;j....／|::t U r､｀'''"""",ii)),,,〈'';;;j|' |...::::....:::　;:;:(:::::ｿ;:;:;:;:;:;;:;:/＿　　　 ／￣
――､　　　|　　　,r'":::::　　|:::::::::|;;;t'厄二三三三")） ﾘ;;;;|}　〉ﾉ''''　　　::::ﾘﾉ;:;::::);:;:ノ　　ﾉ――'
　　　 ヽr''"r―ｰi,,,,,,,,,,､-―j: ::::::i;;;;;ヽﾆヽ､;;;;;;;;;;;　ノ ノ;;;;;;iﾉ,r '''''"~"r''''ﾉノ ,､::'"　~ '' -､
　　　　　 r''三三,､-'~　::　::::::::二t;;;;;;;;~'ｰ-----ｰ '";;､-"r"~ （ ,,,､-'､_ﾟ,ノ"　　::::::::::,,､､､ヽ
　　　　　,|､-'"~ ::::::::::::ヽ::::　:::::::::::::::~''ｰ ―'''''"""""~　/:ii,､＝<,,,,,;;;;;;;り　　 :::::::,r'";;;;/"~
　　,､-'":::::::::: ""､::::::::　　　,､-ｰ― - ､:::::　　,,i⌒i"ヽ'"('"'ヽ､;;;;;;;;;;;;;／　　::::::／;;､ヽ/
　（ ヽ､,""""　　 |:::::　,､ '"iiiii;;;;;;;;iiiii（ iii~'(ｧ /_|= 'i＝'t:::::~'-:､;;;;､-'"　　　:::／;;;;　　i,t
　 ｀'-､;;ヽ　　　　|:::／ミ:,､ '"／　　~'===i||i,ｲ, t.　'ii　 ヽ::;､-'"~t　　　　 ／:ヽ;;　　:::i t
　　　 /~'-､　　　 /ミﾐ, '　／:::::::::::/"｀''""（~ir' t'" ヽニ,,~)';;;;さﾘ　_,,､-'"~'-､:: ヽ:::::::j |
.　　 /　:::::,､ゝ,　 ,'三/ ／::''''"　 / o,,､-'"::t"ヽ,,,>-'"　りﾘ⊃''ﾚ'~ヽｰ- ､XXxヽ:::~'-' ﾉ
　　（ ,､-'"三 ヽ､|ﾆ:（ ;;;;　::::::_,,=（／,､-)~;;/'i'~　彡　,､ 'ノﾂ ,､:::::::::::::::　 ~'-､Xx~'''-f"
　 ,r'"###,,､､-ｰｰz-､rｰz-､/:::rr'~~~'ir '' ~ヽ~'ｰ､''''"::::::::::''"::::::::/::::　　　　 |ヽヽ､x,i|
　ゝ###ノ　　　／　／ j~7/⌒'// ;;;;;;|~=＝'､　 ::::~'''､￣~~::::::::/::::::::::　　::　|;;;',ヽ t_ﾘ
. Lr彡/;;　　　　　　 ;;;;j:::::i:::　||;;　;;;;;;|i,,､-ｰ､'　::::::::::: ヽ､､;;;;／:::::::::从::::::::　j;;;i|从ii|ﾘ
/;;;; /j ;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;| ::::|::::::||;;　;;;;;|;;(,,､､-' :::::::::::　　　t　　 :::::::::::::::::::::::::/;;;;i|､;;;ﾉ

┌───────────────────────────┐
│犯人とされた軍人達は逮捕後簡単な手続きを済ませた後、　　　..│
│事件発生から三ヶ月としないうちに銃殺刑となった。　　　　　　　....│
└───────────────────────────┘

　　　　　　　　　,､ ､'7/.〉　　　 ,,,､､､､､､､､､,
　　　　/"ヽ,､/~//.//,/ ,､- ''~;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;;:;:
　　　,/ ,'''"/ , '' '-'　r''~;:;:;:;:;:;;;;;;;r""''''''''''''"
　　 / /　/ ,/　　,､'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)"　　あ
　　(,,/　/ r'　　/;;r"(;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　　べ
　　　　/,,/　　 i;;/　 ヽ､;;､ '"ﾉ　　　　し
　　　　>'､　　 t;i i "i　 ::://,,,;ヽ　　　//
　　 ／／７ ,､, i|,,|i t､　;;ii,ﾘ'"　）　　・・
　　(／／／ ﾉﾘ;;;;t;;;､tii~|Yr''",､｀L
　　i／.／ ／ （｀'-､ヽ;;;;､､;r彡;;;三''｀''ﾚヽ
　　 ／.／.irヽヽ'tｱミﾆ彡tﾚ'（,@,､｀'"/
　r" ／ |, |i／　ヽ~''ｰ''"'y/）'",⌒''
　|／ ／,i |　　　　', '""ﾘｱiiﾘ".......
　　　￣ V ,,r､　　 t　''"ﾉ'Y'ｰ;::::::''''""
　　　　　rヽヽ,）ｰ､. t'" :::~'ｰ~,,,,_
　　　　　ヽ,ﾉ　 |,/　,,,i､ ／,,,r(y'fi
　　,,､- ｰ ― - y''''"　t"::::）ｯ⌒ﾘ
　'"::''''"""'''''''::::|ii ||ii;;;;;i :::/　,,ノ
　"　　　　　　 ｿ;; |i;;;;;;;;|､''"~,､;;;;;,,,
　　　　　　 :::::/;;;; 从ii;;;},〉'"　　　　,､'
　　　　　 :::::::〈y|ﾘ　 ::::::t,,,,,,,,,,,,,,､ '"<
　　　　　'"　　t ii　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

┌───────────────────────────────────┐
│自国民を殺害された上、その後も対応も不誠実極まりなく、　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│挙句の果てに追求に困り果てた責任者が遺族を大声で罵るなど　　　　　　　　　　　....│
│顔に泥を塗られ口を糞で蓋にされた行為を笑って許す余裕が……総統府には　　　 .│
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　 ,:;'''':;:;:;,,._,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;:(:;:;:〃:;:〃:
￣￣￣￣￣|~'ｰ ､,,, ,:; :;:〃:;:〃:):;,,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:(;ゞ::;: ;::;ゞ　,ｆ
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i ,|:; :;:〃:;:〃:ゝ:; :;):;: 　 　　　　　 ___ll___　　　　　　;;:( 丿;:,ゞ;:〃:;ヽ'.,l
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i:;:√〃:〃:;';:.ゝ〃:;;)　　　 　 　 [;厓.ll厓ﾞ]　　　　　　(,;:,ゞ;:〃:;ヽ'fl
:::::::::::::::::: :::::::|.: ノ:〃:;丿;,ゞ;〃ゝ; ;; ヽ:;、　　　　 .|冖''ll'冖j　　　　 :;:;(ゞ;::〃::ヽ丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.,{: :〃;丿; ,ゞ:;〃'ゝ. ;:; :;ヾ;:;）　　　 .|: fl |:::::|　　　　　;:(,;:::; :;:〃:;:〃:ヽ:::;:;
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i（. ::;:;:〃:;:;;丶;: ゝ;. ;:;;:〃:);:;　　　|: fl |:::::|　　 　 ;:(;:,ゞ;:〃:;ヽ:::;:;丿;:,ゞ;:〃
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i(:〃: :ヽ: ;丿;:,ゞ;:ヾ,;:;〃: ):;　　　:|: fl |:::::|　　　　(:. ;;:,ゞ;:〃:;ヽ'丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.　（: 〃:;〃;':;. ;:;〃:;:;l: ;;,ゞ;:)　━━:|: fl |:::::|━━━(丿;:,ゞ;:〃:;ヽ:;ヽ:;ヽ━━┓
::::::::::::::::iﾆ|:::::|. (:;:;:;::;〃:;':;:.〃:〃 ヽ:,ゞ;:: ;)　_i:::i_i::|: fl |:::::|::i_ｉ::::i_i::::i_i::::l　(;:::〃:;丿;:,ゞ; :i_ｉ:::
::::::::::::::::i__|:::::|.|`i,(〃 :〃:': ;:,,,; ;;; ;:〃:ヽ);;　≡:≡:|.r-il::::::|:≡:≡:≡:≡l:≡　iｮ:;:;ソ:〃）:;三
.................. .......|.|_,i `''"ﾞﾟﾞ'l ::'il　　."'･ｬ-､;;;ソ;;;;;;;;/ﾞ|￣| l lヽヾ;;ilY⌒Yli;;;;;l::;;;;,,...l! .|,,..,..,..,.;:;:;:;,...,..
:::::::::::::::::: :::::::|. ;;;-''￣　l ::'il　￣,l :i|,,ｖ．｀｀｀"""''''''''''"'''''ﾞ`″'''''''''''-､__,,; `;；li! .|;:；:`；;.；,.;;.;.;：
"""""""""""　_;;;;;;;;;r--･･''"""~｀　 　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　- _,lii: .|;；:;：:;.;:.`:;:；;;.;
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-'~　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　 　　　　　　　／:.ノ（　　　　 　　　　　＼　　　　　　　　 　 ,,　　　　　　　 　　　 　　,,. 　　 ,.
　　　 　　　 　　　　　　　　／: : : ⌒　　　　　 　　　 　　 ＼　　　　　　　 / | 　 /|　／|　　　　 _,,.ｒ':/　 ／::|
　　　 　　　 　　 　　　　　/ : : : :　._　　 　　　 　　　_　　　　＼　　　　　/:::::i　 /::i　|:::::i　 ./'''"´:::::/ .／:::::::|
　　　　　　　　　　　　　　 | : : : : 　 ´⌒＼,, ;、　　､､／⌒｀.　 l 　　　　/::::::::i　 |::::! .i::::::i　/::::::::::,,./／:::::::／
.　 　 　 　　 　 　 　　　　 |: : : ::;　　（　◎ ）　ﾉヽ　（ ◎　）.;;:: |　　　　i::::::::::i　 i::::i　i:::::::i/:::;.r''" ／:::::::／
　　　　　　　　　　　　　　 |: : : : :　　　´"''"　,　　 　 　"''"´　 l　　　　 i:::::::::i.　i::::i,/i:::::/'"´　.／:::::::／
　　　　　　　 　　　　　　 　＼ : : : 　 　 （　　　 j　　　 ）　　／ 　 　　　i:::::::::i. i:::/::::i:::/　　／:::::::／
　　　　　　　　　　　　　　 ,r''"＼: :　　　.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′／　 　 　　 　 i:::::::::i i/:::::::i/:| ／::::::::／
　　　　　　　　　　　　　　f!: : : : :: : :　　　　　　　　　　　ト､　　　 　　　　i:::::::::"::::::::::／ |:::::::／
　　　　　　　　　　　　　　i!: : : !: : : : : 　　　　　　　　　　 　ヽ.　　　　 　　i:::::::::::::::／　　i::／
　　　　　　　　　　　! i　./: : .i i: : : : :: : ;!ii:::i:　　　　　　:i:i　　i　　　　　　　i:::::::::／ 　 　 i/
　 　　　　　 　　　　| i!i/: : : : !l|ｒ"-'"-i| i`i|‐､　　　　　:i'　　 i,　　　 　　　 i::::::::i
　 　　　　　 　　　　|,ｲ|,,.．r''"!l|　　i!　　|ヽi　 `i　　　 :,./.　　 ',　 　　 / .　 i:::::::i
　　　　　 　 　　 ,ｒ'''! |i!　　　　　　 ii |　　| |`i　 i:　:／/　',　　 ヽ.,.r"/. 　　 i:::::::i
　　　　i､　 　　 /　 !　　　　　　 ,,,,.i! l-ー|--i!､ .i:／ ./　:'i,'.,.,,,.r'"　/ 　　　.i:::::::i
＼　　 i ＼　　/i　　　　　,,.．r''"　 i! i. 　 !　 i! l .i　 ./::　;;ir''"　　/ヽ　 .　　 i::::/
　 ＼　!　 .＼/ .:i.　　 　　　　　 　　　　　|　　 i ヾ､./:r''"　　　　/　　ヽ.　　　i/
　　　`'　 　 / .::/　 　　　　　　　　　　　.!|,,.rヾ､,,ノ　　　　　　 /ヽ.　　　ヽ、
.　　　　　　〈 .::::i　 i　　|　　　　,,.．-‐ ''"|i　　　i　　　　　　　/　　ヽ、　　 .ヽ、
　　　　　　　ヾ;::ヽ､i　　!　　　　　　　　　　　　/　　　　　　/,,,,....． -－''' "´
　―－―――ヾ;::::i 　 ! 　 !|i　　　　　　　 !|/ヾ;― =＝
　　　　　　　　　 ヾ:i, 　|i.　 !||　 　 i |i　,,.ｒ"!| 　 〉
　　　　　　　　　　 `i、 ||　　|i　　　i ||'"　　　　/
　　　　　　　　　　　 .ヽ||　　　　　　　　　　　i|'
.　　　　　　　　 　　　　 i'ヽ、　　　　　　,,.r''"!i
　　　　　　　　　　　　....:::::::::ヽ|i,,,,,|,,..r''":::::::.......

┌───────┐
│なかった。　　 　 │
└───────┘
　　　　　　　　　　　　　(⌒ヾ｀
　　　　　　　　　　　　 ゝ´　,）)
　　　　　　　 (（ ⌒ゝ 　 lij
　　　　　　　　　 ｰ" ミ
　　　　　　 ／/_/l　　 ＿＿＿_
　　　　　　 |　 __/　／　 ノ（ 　＼
　　　　　／ ／　／_ノ三ヽ､　　　＼
　　 γ⌒ヽ'　 ／（ ｡ ）三（ ﾟ ）　=ll=.＼　 γ⌒ヽ
　　 入__ ノ＼.|　　（__人__）　ノ（ 　 　 |／弋　_ノ　　　なんという無法ぶりだお！
　 ［_Ａ 〉 ヽ　 ＼　 |++++| 　⌒　　 ／　　／　　　
　　　　　　　＼　　　---　　　　　　 　 ／　　　　　　　戒厳令以下だお！
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　|
　　　ｾ⌒ヽ 个　、　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　統一したら全員糞味噌に漬け込んで
　 　 l三三　　,　　　　　　　　　　　 /　 ｨニヽ　　　　　豚の餌にしてくれるお！
　　　|三三.レ'＼　　　　　　　　　　レ´ 　 /.ヽ
　　　`ｰ-ｰ'　　　 ヽ_ _＿＿　　 　 　 　 イ爻..|
　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿／.弋＿ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／＼:::::::::／＼.
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::<◎>:::<◎>:::＼　　　　卑劣かつ姑息！　陰湿の上浅ましき所業！
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::⌒（__人__）⌒::::::＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　｀ ー'´　　u 　　|　　　犬畜生ド外道淫売の徒ここに極まれリ！
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　u 　　:::::　　　　　／　　　　
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　:::::::::::::::::::　 　 ＼　　　　　全く持って救いようなし！
　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　 　 　 　　　　　　　＼　 〈〈〈　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （〈⊃　　} }

┌─────────────────────────────────────────┐
│やる夫の怒りは凄まじく、中華圏において『無法者、蛮性極まりない』の意を持つ「土匪」という　　......│
│言葉で口を極めて罵ったほどだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└─────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　,. -─────────‐- .、　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　 ／　　＼　　::::::::::::::::::::::::　　／　　＼　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　／　　　　　＼ :::::::::::::::::::::::: ／　　　　　＼　　　　　　　　　
　　　　　　　　　 ／　　　　 ＿　　＼:::::::::::::::::／　　　＿　　 　＼ 　　　　　　　
　　　　　　　　／ 　　／ ／::::::＼＼::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::::／／:::::＼＼　　＼　　　　　　　
　　　　　　 ／　　　　|　 |:::::::::::::::|　| ::::;;;;;;;;;;;;;::::｜ |::::::::::::::|　|　　　 ＼　　　　
　　　　　／ 　　　　　＼ ＼::::::／／　::::::::::::::::::　＼＼:::::／／　　　　　＼　　　　　　　　土匪どもに死を！！
　　　 ／　　　　..／￣￣＼￣ ／　　　::｜::　　　＼　￣／￣￣＼..　　　＼　　
　　 / 　 　 　 　 :::::　　　　　　|　　　　　 |　　　　　 |　　　　　　 :::::　　　　　 ヽ 　
　　| 　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　 |　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　|
　　| 　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿／＼＿＿／ 　　　　　　　　　　　　　　|　
　　| 　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　|　
　　| 　　　　　　　　　　　　　　　｜r─‐┬──､|　　　　　　　　　　　　　　　 |　　
　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 |/　　　|　　 　｜　　　　　　　　　　　　　　/　
　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　／ 　　　
　　　　　＼ 　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　　／

　　　　　　　　　　　　　　　　r－＜_::::::::::::::::::::丶､
　　　　　　　　　　　　 , -―/:::::::::::::::｀::::::::::::::::::::::::::`丶､._
　　　　　　　　　　　／:::::::,､!:::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　 ／/:::::::/::｀!:::i:::::!:::::ヽ:::::::::ヽ:::::::ヽ::::::::::::::::::!
　　　　　　　　／::/::/:::/::::,､,!:::!::::ヽ:::::ヽ:::::::::::ヽ:::::ヽ::::::::::::::::|
　　　　　　 ／,.イ::::/::::!::::/　.!::ﾄ､:::::ﾄ､::::ヽ::::::::::ヽ:::::ヽ:::i::::::::::｀､
　　　　　　　　 /:::,ｲ::::!:::/__　 !::!ヾ､::!_,>-‐ト､,_::::ヽ:::::!::::!::::::::ﾄ､ゝ
　　　　　　　　 !::::ハ:::!ｲ´　｀ .k !　ヾ:! 　＼! ヾ｀::::lヽ::!::::!::::::::!
　　　　　　　　 !::/　!:::::::! -‐- ヾ､　 ヾ-―-　ヽ:::::!::ヾ!:ﾊ::::::::!　　　　　
　　　　　　　　 ヾ!　 !:::::::!　 　 ﾉ　　　　　　　　 〉､!::::/ヽ|:::/ﾘ　　　　　一方台湾語で土匪というのは日本語で言う「アホ、バカ」
　　　　　　　 　 　 　 !::::::! 　 く 　 　 　 　 　 　!::::::::/‐,ソ:/　　　　　　といった程度だそうなのですが、いずれにせよ一国の長が
　　　　　　 　 　 　 　 !:::∧　　｀　　　　　　 　 !::::,.ｲ‐'/!/　　　　　　　公の場で言うような言葉ではないことに違いはありません。
　　　　　　　　　　　　 !,/　ヽ　ー―--　　　　,.!::/ ﾄ､ﾘ　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　￣　　　 , -'´!/　,ハ　　　　　　　　ともかく以前から中国に対して不信感と軽蔑心を持っていたやる夫は
　　　　　　　　　　　　　　　　　 >┬―''"´　　　／　 ヽ　　　　　　　この事件以降中国に対する敵対意識を隠さなくなり、
　　　　　　　　　　　　　 _,,..-‐'´!　ヽ､　　　　／　　　 ,ｲ｀`丶､_　　　以降の彼の運命を決定付ける出来事となりました。
　　　　　　　　　_,,..-‐''´　　　 /!　　 ,>-＜´　　　　 / .!　　　　 `'ｰ-､_
　　　　_,,.-‐''"´ 　　　　　　　/ !　　/:;:;:;:;:;:ヽ　　　 /　　　　　　　　　　｀ﾞ''ｰ-､,_
　　r'´　　　　　　　　　　　　　　!　/ヽ､___／｀＼　/　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ
　 /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !/　 /;:;:;:|　　　 ヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:;:;:;:;:;!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ

　::::::::::::::/ |::::::::::::::::∧:::::::::::::∧::::::::::::::::::::::!::::::::::::|::|
　',::::::::::;′|:ﾊ:::::::::/　 '.:::::::::/　Ｖ:::::::::::::::::::|:::::|::::::|::|
　 ∨::::ｌ.　 |! |::::::/　　 '.::::; ′　∨::::::::::::::::|:::::l::::::Ⅳ
.　　∨:|　　　|:::/　　　 }; '_.．-'´ ∨:::::::::::/:::l::|::::::|　
　　　∨　 　 |/　 _.．-'´　　　　　 ',:::::::::/:::::ﾊ|::::::|
　　　　　　　,.． '＿＿＿＿＿__ 　 ' ::::/::::/::::|::::/
　　　　　　　　'´　　　　　∪　　｀'　|::/:::::/|::::l::::′　　ここまでされちゃ怒るのも無理ないけどな。
　　　　　　　　　　　ー‐---一'　　 |/::::/　}:∧:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,′:/　/ﾘ　｀
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾊ　,:::::/　/
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∪/:::/　 ′
.　　　|　　　　　　　　　　　　　　/V／
　　　l|　　　　　　　　　 　 　 　 厂7
.　　　!　　　　　　　　　　　　　/∧|
　　　　　　　　　　　　　　　／:/


　　　　　　　　　　　　　　　　. .- ‐ : ..､
　　　　　　　　　.　　　　_, ´: : : : : : : : : :_:::::ー....
　　　　　　　　 　　／: : : : : : ::::::::: : ::/: : : : ＼::::::::ヽ..._
　　　　　　　　 　/: : : : :/: : ／::ヽ:::/: :＼ : : : : ヽ:::::::＿_::_ー-
　　　　　　 　　/: : : : :/ ::/ : : : : :Y: :: : ::::＼: : : : :ヽ::::ヽ
　　　　　 　 　/　　　/　/　　　::::,､_:::　　 :::::ヽ 　 :::::ヽ:::ヽ
　　　　 　 　/,: : : : : |: :|: . . ::/ /　　|　.:.　:::::::ヽ : :::::::k:::::l
　　　　　／´i: : : : : :|: :| : : :::|::/_ _ 　| ::::　::::::::::l: : : :::| .|::|
　　　　　　　i:::'l: : r　ヽ|: : :::ｫ/ __ _ ヽ|:|､:::::::|,:､::l: : :::::l　ﾘ
　　　　　　　i/ l ::::t卩|| : ::/|　'､k｡ｶ　`|ヽ:::::|Z|::l : ::ﾄ､|　　　　それは当然なのですが、流石に緊張状態を無くしていこうという中で
　　　　　　　 　t|::::::＼| : :/　　　　　　 　 t::j ::ｆ:l:: ::::| .|　　　　『土匪』と一国の指導者が暴言を吐いたのは致命的なミスでした。
　　　　　　　　　|:::::::::::::|: :|.　　　　　　 　　>:/:::|､::::/
　　　　　　　　 /}::::::::::| |::|　　 　　_ _ _ . '::::/::::/ |::/　　　　　　特にメンツを重んじる中華圏の人間は人前で公然と罵られることを嫌いますから、
　　　　　 　　/　ﾚ|::／　`|＼ 　　 ヽ--'::::/l::∧| ﾚ　　　　　　　相手方のやる夫に対する印象は格段に悪化し江沢民ら強硬派の力が
　　　　　 　/､　.　'　＼　　:::::＼　 　.:::, '　l/　 |　　　　　　　　　外交においても強くなることは目に見えています。
　　　　　／　ヽ　　　　　`　､　 .::.` -,'､､　　　　　　　　, ､
　　　／ 　　　　ヽ　　　　　　Ａ:::::::|/ ::}.::ヽ　　　　　　/ :::l
　 ／　　　　　　　　＼　　　/:::{o`::|__､l::::::}　　　　, '　..:::/　　 　. - _´｀,ー__､
／　　　　　　　　 　 ::::::＼/　::::|　i::| /::::::::|　　／　__;;k'　 --´‐‐ ...￣....`::､:::`,
　　, - ･･･ -　､　　　 　　　　　 ＼`||　::::::{　／　　　　　　 ..:::::::::::::_:: ‐　 ' ￣
　/　　　　　　 　`　　　.　　　　　　`|| 　 :l ./　　 　　　　..:::::_:: -
/.　　　　　　　　　i　　　 　.　　　　　|､ 　l,/　　　　.......::::::-

┌──────────────────────────────────────────────┐
│日増しにやる夫と大陸の関係は、非主流派との確執をバネとしてますます悪化の一途をたどっていった。　　 　 │
│市場の8割を外省人が円有すると言われるメディアは連日やる夫に対するバッシングを強めた。　　　　　　　　.....│
└──────────────────────────────────────────────┘

.　　　+　　 ∧＿∧　　∧＿∧　　∧＿∧　　+
　　　　　　（-@∀@∩（@∀@∩ （-@∀@)
　+　　（(　（つ　　 ノ（つ　　丿 （つ 　 つ　)）　　+
　　　　　　 ヽ　 （　ノ （　ヽノ　　　）　）　）
　　　　　　　（＿）し'　 し（＿）　 （＿）＿）

┌─────────────────────────────┐
│これ以前にも蒋緯国がやる夫を「現代の袁世凱」と非難すれば、　　.....│
└─────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「￣ ￣ ｀　 ―-- ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ヽ　」　　　　　　　　　　　 ､｀　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　 ＼l ﾄ､　　　＿　 -‐' ´___ゝ./ ト､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　 ト､　!l:､-‐' ´ __　-‐' ´　　　ヽ ﾚ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　_, ﾍ＼ヽ!::l／h´ 　',　　l　l 　 　 ヽ' .ハ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l‐- '　　　l＼:::l:::l　l::l　　 l ＿l_⊥、　　 ',〃 !:＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　,　'',:::::::::::l　l::レィ/ｒ,‐､ヽ /　　　.l_/ ',:::::::｀:...、　　　　　　　　　　　　やつは袁世凱よっ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　,　'´ 　　.ヽ::::::::l l::::::::::ヽゞ-‐'.1ｨ　　　 l ',　ヽ:::::::::::::｀:....、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 /ィ/／　　　 .l､ ヽ!:::::::l':::::::::::/ ´　　　 ! ｨ　　 !. 〉　ヽ::::::::::::::::::::｀::::......、　　　　　　三民主義を破壊し、この国の有り様を
　　　　　　　　　　　　　　　　/　/!::::l　l､　　 l:',　〉:○:::/ﾄ､'　 　 　 　 l/:!　　lイ　　　ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::｀:::::　　　　破壊する稀代の売国奴よ！
　　　　　　　　　　　　　　　 /:::/ﾉｧ-‐' 7ヽ　 l:::l/､:::::::/ ｀´　ﾆ-- ､_, .ﾚ'l　　 l　ヽ　　　＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　 _/／　/-‐__'_./＿_,　､ヽ::::l　　 　」,　' ´　　 .,'　 ｲヽ　ヽ　　　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　 ./　　　´　　＿ ＿＿ ノ:ヽ',::l　　　　　　　　　/／:ﾊ:::::＼ ヽ　　　　＼::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　＿ ＿ ／　　　　　　　＼∧/　　l::::::::ゝ､ _　　　　　　 /'ｲ::/l:lヽ::::､:＼.＼　　　　＼::::::::::::::::::
　　　　　　 　',　､‐／‐'´/ -　　　　　　 〉 l　　 .l::::::::::::::::l 丁::::::｀:::::::‐:::::/ .ﾘ　ヽヽヽ:＼ ＼　　　　＼:::::::::::
　　　　　　　　l　　＼::::::＼＿ ＿ _　　 〉 l:!　 ／ﾊ｀‐,::::::l　l:::::::::::::::::::::::/／｀　､　ヽ､＼::＼＼､　　　 ＼:::::
　　　　　　　__,ト､＼　｀‐-:::::::::::::/７`ヽ':l l::l／::/ ヽ､l::::::::l .l::／＞:::::／､ .､ _　　` ､ゝ-‐￢:＼＼:..､　　 ＼
　　　　　　　l 　 l::l｀冖'::::::::-‐---':::＿::::ﾘ:::::／　　l':/l:::イ-'‐　￣ ´i;i::::::::i　_ ｀　 ､ l::::::::l　l―-`.＼::`::..､
　　　　　　　',　　',:｀'/二/＿ ＿:::::::::::/::::::／::::::::::::l/ l::/　l- ― 一l^!l:::::::l´　 ＼　 l:::::::;l￣!　　　｀ヽ､:::::::｀


￣｀`ｰ-- ､＿::::￣`'''ｰ-､　　　 ,　　　,.-――――--､_
‐-､__::::::::....　::...　ヽ､:::::::::｀'‐／/__,／::::::::::::::::::＿__,,,,,,....二ﾆ
　　 く￣､￣｀`''ヽ､..__:::::...::::l:::/:／:,.､-‐''"´￣
‐‐-yゝ､l:`ｰ―---､,,,二ヽ_」」/／::ヽ、
::／　 ｀'''ｰ---―‐''''''''''`ヽ　￣ヽ、::::l
ﾐ`　　　　 /´⌒ヽ、　　　　　　-､ l_,ノ
ﾞ､＝＝==-'､0＿　 !　　　　　　　ヽ＼
:::ﾞ､　　　　　 　 |￣!＝=‐､　 r‐､　ヾ:::|
::::::ﾞ､‐-､ _　　　|　 |!　 　 ｀＼0_j　 ├'　　　お前に足りない物は、それは！　情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ……
::::ミﾍ､,,＿｀ヽ、|　 |!　　 ／⌒ﾉ＼／
/ヽ　|'ｰ‐-ﾆ＝､｀`ヽ､／　　'´|　| |＼　　　そして何よりもぉおおおおーーーっ！　思慮が足りない！！
　　｜::::::::::::::::::::￣｀''＝=､＿ l.__| |　 }
　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::￣`‐７'　｀7ｰ‐'ﾞ　　　終身制を廃止したやる夫総統が中華皇帝となった袁世凱などと被るなど
　　j‐-､＿:::::::::::::::::::::::::::／　 ／:/　　　　　ありえないっ！！
　　l　　ヽ　＼::::::::::::::::/ 　 ／Ｗ
　　|　　　　　 ヽ:::::::::/　／
　　|　　　　　　 |:::::/　/
　　l　　　　　　ﾉ:::/　/
-､　｀ヽ､＿,,／:::/　/

国民党スポークスマン

┌────────────────────────────────────┐
│郝柏村がやる夫を非難する暴露本を出版し、読売新聞のインタビューでやる夫の　　 　│
│総統再選を疑問視する発言を行うなど、力関係が完全に逆転不可能となっても　　　　 .│
│非主流派との対立は続いていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
└────────────────────────────────────┘

　　　　／　　　　／´　　　　　　　｀ヾ、　_,　＼
　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫

　 　 　 　 　 ....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:ー‐-...､
　　 　 　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
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　 .:.:.:.:./:.:.:./:.:.:.:.:.:.; '　　　　､:.:.:.:.＼:.:.:.l:.:.:.:.:.::.
　.l:.:.:.,′:.:,′:.: ／　 　 　 　 ＼:.:.:.:.ヽ:.|:.:.:.:.:..:.
.　!:.:.:l:.:.:.:.i!:.:.／ ／　　　　　＼ ＼:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:l
　 '，:|:.:.:.:|彡 ｚ≠ﾐ　 　 　 　≠=ﾐ.｀ ｰ l:.:.:.:.:.:.:|
　　刈:.:.:.:!. 〃　ｒ.ｓ　　　　　　ぉ。ヾ､　!:.:.:.:.:.:.|
　　　!.:.:.:.|. 《　 弋ﾘ　　　　　 弋ﾉ　 》　!:.:.:.:.:.:.!　　　これはマズいよ。
　　　|:.:.:.:| 　　 ｰ　′　　 　 　 ｰ 　´　.l:.:.:.:.:.:|
　　　|:.:.:.:|　　　　 　 　 ′　　　　　　 /|:.:.:.:.:.:!　　　　対立が始まって4年が経って、こっちが優勢なのに
　　　|:.:.:.弋､　　　　　　　 　 　 　 U ム!:.:.:.:.:.|　　　　こんな報道合戦をされたらいくら非主流派に対して冷たい
　　　l:.:.:.:.ｌ::｀:　　　　. -､_　-‐.､　　 /:::::!:.:.:.:.:.|　　　　本省人だってこっちを疑うに決まってる！
　　　l:.:.:.:.:!:::::::..､　 乂＿_＿:_:ｿ　.ィ′:::|:.:.:.:./
　　　∨.:.:.|:::::::::::＞..　　　　 . ＜､::::::::::::|:.:. /
　　 　 ヾ:.:i!::::／ /　|: : ー: : : .|. ヽ::::::::::|／
　　ｚ≦7刈ミ≠´. . .'， : : : :　.j. . . Y三三三≧ ､
　 ﾑ三三三三l . . . . '，　 　 /. . . .i!三三ｲ三三l'，

　　　 l｀ｰﾆ三==　三ヽ ヽ　　, ヽ＼ヽ┐　,. ‐- ､
　　 rﾍヽ'´ 　 ／二ニ ＼il ｆ/ //| ／￣＼　＼　＼
　　 Eミﾐヽ ｀ｰ-==三二　 ＼//／／,-､　ヽ‐､　 l /
　　 ∨ミヽ ‐- ..,,_　　､ __ヽ＼///／　　l　　i､ 　 /__
　　　lミﾐ　 ＼　　　　/　 ｀丶､ ./　 /l　l　ﾊ .l　l　　/
　　.　lミ＝=ﾆ二　_,,,..l　　F-丶--'´‐l　 /,ﾉヽ!　　i ヽ､
　　. /==ﾆ二-‐_,,..　　l　 l　　　　　 /// ｆ＼　ヽ　 ＼　l
　　. >'ﾞ丶ヲフ-‐ノ__ノ＼,!　 　　　 ／/ﾉ　 └‐-､　 ﾉ　ヽ
　　/,l ^iヽヽ＼／"＝===_=_==--‐''¨|　　　　　　ヽ　 l ﾉ }
　///.l ﾚ ﾄ ＼l ¨¨::￣￣:::::::::::::/¨ヽノ　　　　　　 'ｰ､／ｆ　　　　とは言っても総統はこれから
/// /∧ヽ-､　￣¨'''‐- ..,,__,,.ノ　.i l .l　　　　　　　　ﾉ　 ﾊ　　　　(※)新生南アフリカの誕生を祝いにいかなければならない……。
　// // ヽ--! 　 　 l.　　 !　ヽ ,. - ｧ　　　　　　　　it‐'´
　／//　ノ／¨＼　 !　　　　　 ｀￣ l　　　　　　　　　　　　　　　何としても総統候補の選出まで……いや、今年中に決着をつけなくてはッ！
　　/　（　）＼ ､＼＼　　.. -‐''"￣/　　　　　　　　　　　　　　　　
　/　　　¨　　 ＼｀丶 ＼　　 "￣ i
-‐､　　　 / ＼ 　｀丶､＼＼　　 /
　　＼　 /　　　}　　　　　ヽ l ¨¨
　　　 ＼＼　 /　　　　　/　￣､


　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　…………。
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　"　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

※…アパルトヘイトが廃止され、ネルソン・マンデラが
黒人で初めての大統領に選出された。

　　　　　　　　　　　　 _　ｒ‐‐,=‐ｒ‐-、
　　　　　　　　　　ｒ‐i´..|..! -'-≠-.../｀ヽ、
　　　　　　　　／｀ゝ:´::::::　　:::::::::::::｀ヽ.ゝﾍ
　　　　　　　 /ゝ,.:':::::::::::::::::/::::::........　　::.ヾハ
　　　　　　　〉/::::::::/!::/{::/i::::::::::::::i:::::::::::::::ヽヘ.
　　　　　　 /./:::::::/ｰ!-ﾉ-‐ﾘ i::::::从::::::::::::::::::}ﾄｲ
　　　　　 /./::::/'_.r＝ﾐ､ .　　!ノ｀ﾄ从ﾊ､::::::::ｊｲ!ﾄ､
　　　　　 ヽ,'::::,'　《　(.::) }　　　,ｒ＝=､＼.ﾘ::/ 从::::ヽ
　　　　　／i:::::i　　　 　 　 　 　 (.::)　}}　,':/ /! .|ヽ:::::ｌ　　　まーそれもそうなんだけどさぁ総統、
　　　　<　ｲ:::::i　,,,,　　　　　 　 　 　 "｀,'/ / .|　!　!::::!　
　　　　 ｀´!:::::i　 　 　 ヽ　 　 　 ,,,,　　,'::! {: .ﾉ_ﾉ　ｊﾉﾉ　　今日の夕刻って空いてるよね？
　　　　　　|::::::!.　 　 ､_＿＿__　　 　 ｲ:::ゝイl |::!
　　　　 ／!:::::::ヽ.　　 ヽ.＿_ノ 　 　 ﾉ:::::::::::!」」ﾘ　　　　
　　　人_ｙ'从从 ＼　 　 　 　 .　イ:::::::::::::,'i:/
　　/::/ヽ/　/　　　｀ ｰ‐‐　´　 彡イﾘﾙ'　,'
　 ::/ヽ/　/:!　　 　 !　　 　 ／　　　 人
　　 /ヽ,'　,':::::ヽ..＿ノト-ｒ''"´　　 　／:::/ヽ、


　　　　　　　　　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　／　　　　　　＼
　　　　　　　/ ─　　　─　　　＼
　　　　　　/（ ●）　 （ ●）　　　 ＼　　　ん、そんな約束もあったお。
　　　　　　|　　（__人__）　　　　　　 |
　　　　　 　＼　｀ ⌒´ 　　　　　 ／　　　もちろん彼とは会って話をするお。
　　　　　　 　/　　ー‐　　　　　　ヽ
　　　　　　　/　　　　　　　　　　　 ｀

　　　 l｀ｰﾆ三==　三ヽ ヽ　　, ヽ＼ヽ┐　,. ‐- ､
　　 rﾍヽ'´ 　 ／二ニ ＼il ｆ/ //| ／￣＼　＼　＼
　　 Eミﾐヽ ｀ｰ-==三二　 ＼//／／,-､　ヽ‐､　 l /
　　 ∨ミヽ ‐- ..,,_　　､ __ヽ＼///／　　l　　i､ 　 /__
　　　lミﾐ　 ＼　　　　/　 ｀丶､ ./　 /l　l　ﾊ .l　l　　/
　　.　lミ＝=ﾆ二　_,,,..l　　F-丶--'´‐l　 /,ﾉヽ!　　i ヽ､
　　. /==ﾆ二-‐_,,..　　l　 l　　　　　 /// ｆ＼　ヽ　 ＼　l
　　. >'ﾞ丶ヲフ-‐ノ__ノ＼,!　 　　　 ／/ﾉ　 └‐-､　 ﾉ　ヽ
　　/,l ^iヽヽ＼／"＝===_=_==--‐''¨|　　　　　　ヽ　 l ﾉ }
　///.l ﾚ ﾄ ＼l ¨¨::￣￣:::::::::::::/¨ヽノ　　　　　　 'ｰ､／ｆ　　　　
/// /∧ヽ-､　￣¨'''‐- ..,,__,,.ノ　.i l .l　　　　　　　　ﾉ　 ﾊ　　　　
　// // ヽ--! 　 　 l.　　 !　ヽ ,. - ｧ　　　　　　　　it‐'´
　／//　ノ／¨＼　 !　　　　　 ｀￣ l　　　　　　　　　　　　　　　　…………。
　　/　（　）＼ ､＼＼　　.. -‐''"￣/　　　　　　　　　　　　　　　　
　/　　　¨　　 ＼｀丶 ＼　　 "￣ i
-‐､　　　 / ＼ 　｀丶､＼＼　　 /
　　＼　 /　　　}　　　　　ヽ l ¨¨
　　　 ＼＼　 /　　　　　/　￣､

　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆゝ　　　　　〉~ｱ　c｢l　　 　 　 　 　 　 　 「|::::::::|　　 　 　 　 　 |
　　 │r──､ r──､ |　　　　　（　 ）　〈;;;;〉　　　　　　　 　 　 |:l::::::::|　　 　 　 　 　 |
　　　|│':.:.:.:.:|│:.:.:.:.│|　　 　 (二二二二二)　　 　 　 　 　 　 |:|O::::|　　 　 　 　 　 |
　　　|│:..:.:.:.:|│:.:.,:.:│|　　　　 | |　　　　 |│　　　　　　　　 　 |:|::::::::l　　 　 　 　 　 |
￣￣|└──' ﾞ──┘l￣￣￣(.<￣￣￣>.)￣￣￣￣￣￣￣|:|::::::/￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　￣￣￣￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:|:::/
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　　　　　　　 　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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　 　 　 　 　 　 　 (＿＿＿＿___＿＿＿＿＿＿__),‐─┬i'　ゝ)
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　　　　 　 　 　 　 |:::　 　 ;. 　 　 　 　 　 　 ..::::::::::| ´|　 ゝ)
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　 　 　 　 　 　 　 l:::.　　　 　 　 　 　 .　　　..::::::::::|/

　.　　 └┐::.::｀::-::.;;,::.::.::.::.V::.::.:::::::::::::::::::::::::::.::.::. ｛::.､_:＼
　　 　 r､_｝::.::.::.::.::.::.:｀::.-;;,::. ﾊ::.::.::_:::::::::::::::::::::::..::.::.::.::.｝::.:ﾊ
　　　 廴::.::.｀::.:..ー::.::.:-::.:＞'　´　　｀- ､,,;::::::::::::::..::.::.:i::.::.::.:＼_ _ r ､
　　　　 _ヾ::.-::.::.-::.＞' ´　　/　　 ヽ　　　｀ -､:::::::::::.:il::.::.::V::.iヾ::.::.:::>
　　　 （::::::::｀::-／, ｨ　　　 ./　　　　　　　　　　ヾ､::.:::.:￣ヾ::.::i .V::.::廴
　　　　 ﾌ｀::.／／　 /　　　　　　　　　　　　　　　 V:::::::r-ｲ､:/　V::.::.::.｝
　　　 　V:/　/　　 /　 /　　,　　　　　　　　　　　　 V::.:廴::.::i　　il::.::.（
　　　 ｨ::ｲ　./　　 /.　 i　　ｲ　　　　 i　　　　　　　　 i::r=ｲ::.::il 　 il:::.:::.:）
　　 ｛｛/　./　ｲ　i　　 il　　il　　　　 il　　　　　　i 　 ｛;,;,;,;:.:.Vﾘ　 il::.::.:廴
　　　Y 　i　　il　.il　　.il　　il　　　　.ｲ　 　 　 　 il　　ｲ:.:.:｝:.:/　　ﾘ:.:.:.:.:ｿ
　　　 i　.ﾊ　 .il　.il 　 ﾊi=､.il　　　 升ｲ i .ﾊ　　　il　　｛:.:.:.／　　/:.:.:.｛´
　　　 ヽﾘilﾄ　.iﾄⅦﾊ/ｨ=､ -ﾐ 　 / / .ﾘ=ﾅ -i ､　 .ﾘ　/ﾉ）/　　　/::.::.::.ﾊ_
　　　 　 ﾊﾄヾ入ゞﾊ 伐心 ﾊ　ノ,斗rそか㍉ /ヽ ｲ/:.:/┴ ､.／:.:.:.:.::.ノ
　　　　/　ﾉ人ゝ川ﾊ 弋ﾂ　'´　 　 弋_ソ ﾉ/ｲil ｛::ｲ-r=､i｝:.:.:.｝'//
　　　./／.ｲil　/人小　　　　　　　　　 　ﾌ升 ili　i:.K ｛rj]iｲr'´//　　　久しぶりなのだわ、総統。
　　 ｲ//　/il.// //ハ　　　 '　　　　　　ｲil_i_l_ilili il:.ノ人ツ　//
.／ｲ//　ｲイr⌒＞''´ ＼　　ー― 　 　ｲ:::.::.::.::::Yﾌ/　　　 .//　　　　　　いや、同志やる夫。
　///　iヾ:::Y''´　　　　 　＞ 　 　　 ,　;'::::.::.::.::.:｛ｿ-､　　　｛｛
V/　/∧::.::.::.:ヽ　　　　　_ t　｀ r＜/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:人:.::.:.ヽ>　 |.|
_,,／ < 入::.::.::.::.＼_-'｀-' r　人　il:.:.:.ヾ:.:.:.:.ｨ:.:.´:.:.ー ､_/:ヽ..|.|

　陳炳基(通称「同志不人気」。やる夫の共産党時代の同志)

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　　……お互い年をとったお。
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

┌────────────────────────────────┐
│中国との関係が悪化する一方で、やる夫は水面下では中国側の密使と　　　 │
│意見交換や情報の共有をして交渉を重ねていた。　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│これは政界の中心部の間では公然の秘密で、やる夫の引退後に　　　　　 　 .│
│全て明らかなものとなる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
└────────────────────────────────┘

　　　　　　　　 r　　　　〆　　　　　__ﾄ､;;三三〃´ ￤
＼　　　 __,　イ　　　　　 　 ,〆;:三三!　｀`　､　　 　f
ヾ　二 / ,,三/　　　　　　 　 r==､_ 丿　　　　＼　 ﾉ
　　 　/　三/　　　　　 ＿ / ⌒'!　　 　 　　　　　Y
`ー=,!三三l　 　 　 ／三;::j　l!　|::: !　　　　　ヾ　 |
　　　|三三| 　　 ∠ ーr-ｲ　|! │:::!　,! 　 iヽ 　! i|
　　　|三三| 　　 　 __,/ / |　|＼ト､:! .lﾄ､ 　l:::i　l !l
　　　|三三|　　,　三三:: ｲﾄ､|-十=',ﾆﾘ.'ヽ,/:/,/ﾚﾘ
　 　 ゞ.三_:|_／ 三三イ│|　ヽ弋ﾃﾊヾ'　ヽi_ｲ|
　 　 rイrｰt,,ヽ.三ﾉl!　 |│| 　　　` ´　　　 t;f !　　　　　　そうね。そしてお互い選んだ道は大きく違った。
ー-ﾃ| l!kt〃,ij　 / l 　 |│| 　 　 　 　　　 　ﾉ!ハ
　 　 ゞ､ニｲハ,/,.ｲ !　 | ヽヽ 　 　　 　　 __　ﾊ r､＼　　　　私は共産主義を貫き、あなたはこの国の総統となった。
,､.　 　`ー-く三＼| ! 　|　 ヽヽ　　　　　´-' /::! ヽヽ､＼
|　＼ 　　 　 ＼三| ! 　|　 　 ヽヽ　_＿　　∧!:f |/　| ﾄ､＼
　　　`ーr--､_　ゞ| ! 　|_, -―- l |´三1l_ノー-| i 　 ' ' |:ヽ,ヽ.
　|! 　 　 | 　 _,.＞'| i 　|　三三 ゝ＼:: |ﾄrj`!::ﾉ 　 　 　 |､::: l　 ､
　　　　　　く.　 　 |,　　| 三三三; ） ） |ﾊン} | 　 　 　 /　＼ 　 ＼
　 ＼､ 　　　ﾉ! 　 |;　　| 三三三/ /三Lyノ_ゝ-r､　rｰ ､_　　ヽ 　 i
　　ヾ ＼　　j／　 ＼ 　＼__;三/ / 三 ヾ:::く　　　`　　　L_, 　　 　|
　　　|＼,` ー 、　　　` ー─ `ヽ!　三三 |::::.> 　　,__／三/ 　　 　|

┌─────────────────────────────────────────┐
│陳炳基は二二八事件の折には武装蜂起を指揮した筋金入りの共産主義者だった。　　　　　　　　　.│
│多くの学生が殺害された四六事件(第4話参照)後大陸へ亡命し、台湾人出身者で構成される　　 　 │
│共産党の衛星政党である『台湾民主自治同盟』(以下台治盟)に参加し中国の一部になった上での .│
│台湾の高度な自治を目指して政治活動を行っていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└─────────────────────────────────────────┘

　　　　　　 　　＼　　　　 /　　　　　　_ .. - ､--──- ､　　　　＼
　　　　　　　　　　＼　　 '　 　 　,　'"　　　　　　　　　　　ﾞヽ 　 　 L
　 　 　 　 　 　 　 　 ＼,′ 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 ﾉ
　　　　　　　　　　　＿ l　　　j// 　/　 　　　　　丶 　　 　　　　ヽ /
　　　 　 　　___　　(._ 　|　　ノ , 　 ' 　,　 　 　 　　 '　　　　　　 　　' ヽ
　　　　 ___/r_- ' ￣　　ｲ　(__/　/　 / 　 　 　 　 　| 　i　､　　　　 　V
　　　r　:::__:::: {　　　　/:! 　 ヽ 　 　,'　　│!.　　 　│　! 　 V　 　　　 ',
　　　|:::|　 イ^て　　イ::::!　 　ﾉ .!　 l.　　│!　　 　 ﾊ 　! 　 l　 !　　ﾊ　!
　　　L／ｲ　　「 　　 |:::::! 　 (_　| l ﾊ 　　| |　|!　　 l |　|　 ﾉ|　! 　　! | |
　　.　　 /!　　ﾊ____.　|:::::!　 　 ヽVﾊ__ヽ__Nヽ|!　 l/ j ,.ｨl‐j 'T ﾘ　イ　ﾚ
　　　　/::! 　 l　 　 ヽヽ:::ヽ　　ノﾍ´ ヽ==ゝl､ `ヾﾉ' j/ｨ´j::V ﾚイ|| ＼
　　　　!:::!　　!　　　(　　ヽ,=:Vﾊ ヽ イiナ:ﾊ　 　 　 　 ､'-ﾉ ' l　| ヽ|　＼
　　　　ゝ! 　 !　　　　ー-..{@jil!|　! 　 ゝ‐ '　　　　 　　 　 　 ﾊ　ﾊ. |　　＼
　　　 　 |　　! 　 　 　 　 ´ゞｨ'!|　| 　　 　 　 　 　 _′　　　/ |　|　 　　 　 ＼　 __
　　　 　 |　　!　　　　　　　`ナ'|　ﾄ 　　 　 　 　　'-' 　 　 ∠_.l　 !＼ 　 　 　 ／　〉、
.　 　 　 ,|　 ::! 　 　 　 　　/' 　l　 !_＞-_､, ―-､ 　 　 ／⌒Y　,′く＼　　 /　／　 ｀ヽ、
　　　 /│ ::::! 　 　 　 　 /　　 l　 ! ' ´ : : : : : : .ヽ-＜: : : : :V　ﾊ. 　＼＼└/　／ ,　-‐ﾍ
　　. /:/ 　:::::!　　　　 　/　　　,l　 !: : : : : : :＿_ {ゞﾝ}─ - ､:.|　! ﾉ　　 ﾊ　　|　/　/　 -‐亅
　　　/　l　::::i　　　 　 /　 　 ／!　i!: : : : ／: : : : . Y´: : : : : :L_.!　／　八　│ {.　|　/　 ＼
　　:/.　 |　::::! 　 　 　 ＼　,.' 　 !　i!:__:／: : : : : : :.:.| : : : : : ::＿.ゝ-──.＼`‐ﾍ_｣ノ　　 　 ＼
　　'　 　|　::::l　　　　　　　ゝ　ノ　ﾉ: ｲ: : : : : : : : :ノiヽ: : : : : ゝ_.. -─r─／ヽ　　 　 ＼　　　 ＼

┌────────────────────────────────────┐
│当初共産党は地方自治を重んじていたため台治盟との関係を重視していたが、　　　　.│
│文化大革命が起こると風向きが変わってゆく。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
└────────────────────────────────────┘

┌────────────┐
│　毛　主　席　語　録　　　　....│
│_＿___::::::::::::::::::::::::::＼ }::::::|　　 .│
│三7厂ﾌ`,:＜::::::::::rｔ::‐ﾐx::ﾉ　　 .│
│:::::/　 {〈　 ・}＼_::iL_::::::::::＼　　│
│ﾍ{ 　 　 `￢'_　　 {´･_ｔ=-‐彡.　│
│ｘ 　 {rx　　　　　,ｨ〉｀　√　　.....│
│,, 　　|　＼　 　 う′　{{　　　　 │
│＾㍉、Ｖ＾:ﾆ二≡ｦ′ ﾊ　　　　 .│
│　　㍉、辷ニ::=/　 /　㍉　　　 │
│＼　　㍉、＝彡/777　 ㍉　　 .│
│＼丶　　「ヽ.:イ ///　 　 }}　......│
└────────────┘


　　　　　　　 　　 　　/ ） ／￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　 　　　 ./ /　|　造反有理！
　　　　　　　　　　 / /　　＼　　　　　　　　　 ／￣￣￣
　　　　　　 　　　 / /　　　　￣|／￣￣￣￣|　　革命無罪！
　　　　　　　　　./ /＿Λ　　　　　, -つ　　 　 ＼
　　　　　　　 　/ / ´Д｀）　 .／__ノ　　　　　　　￣∨￣￣￣￣
　　　　　　　　/　　　　＼　／ /　　 ⊂_ヽ､
　　　　　　　 .|　　　　へ／ ／　　　　　　.＼＼　Λ＿Λ
　　　　　　　 |　　　　ﾚ'　 /､二つ　　　　 　 ＼ （　´Д｀）
　　　　　　　 |　　　　　／.　　　　　　　　　　.　>　　⌒ヽ
　　　　　　　/　　　／　　　　　　 　　　　　　/　　　 へ ＼
　　　　　　 /　 ／　　　　　　 　 　　　　　　/　 　 /　　 ＼＼
　　　　　　/　 /　　　　　　　　　 　　　　　ﾚ　　ノ　　　　　ヽ_つ
　　　　 ／　ノ　　　　　　　　　　　　　　　/　 /
　　　_/　／　　　　　　　　　　　 　　　　/　 /|
　 ノ　／　　　　　　　　　　　　　　　　　（　（　､
⊂ -'　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　|　 |､　＼
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　.　　|　/　＼　⌒l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|　　　）　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　 ）　　 し'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(＿／

┌───────────────────────────────┐
│急速な権力の一極集中の下地方自治は軽視される様になり、　　　　　　......│
│文革期には「地方民族主義者」というレッテルを貼られ多くの党員が　　　　.│
│自己批判を迫られ、台治盟は大打撃を受けた。　　　　　　　　　　　　　　　　.│
└───────────────────────────────┘

　　　　 └-i:::::::::::::::::::::::: ,.　　'"´　　　　｀`ヽ:::::::.: : ヽ、
　　　　 __...ﾉ: : : : : : :,.ィ´　　　／　 　', 　 ヽ ｀丶､: : : :ト.､　 ,.ィ"ヽ
.　　 　 |: : : : : : : :／　　./　 /　　　　 ',　　 ',　 「: : : : :|:.:.:ヽ: : : : : 〉ﾆﾆ､二
　 　 　 ヽ.ィ: : : :/　 　 / 　 ,'　　　　　 l　　　',　｀丶ﾄ､:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート､､ヽ
　　　　 r‐:':::::::/ 　 　 ,'　　,'　　 　 　 　!　　　l .　i'"´:: |:.:.:.:.:.!: : : : :_:ハ ',ヽ
.　 　 　 ',_:､:::/　　 　 l　　 ｌ　　　　　　 |l 　 　 !　',: : : :.|.:.:.:.:.:|: : : : L_ｌ::', ',r
　　　　 　 ﾉ:,'　　 　 ,'l　　 |　　　　l　 | l !　　! |　 ｀丶; |.:.:.:.:.::!: : : : : :ﾊ::ヽ
　 　 　 　 /:| |　　　,' |　! .!ｌ|　　　,'|　ｌ ｌ | l　,' ,|. ｜!´: :.!.:.:.:.:.,': : : :r '　｀￢
　　　　　/:::,! |　　 ..L.',_ﾄ. |',ﾄ　　/ !./l/├ /￢ ￢､). : :.!.:.:.:.:.,': : : :|　　　 |:
　 　 　 /:::::ﾊ.ﾄ　、　!　..l_ヽヽ＼/ l/／´￣ ミﾄ､|　　{:: ::/.:.:.:./: :::::::|　　　 |:
　　　 　 ヽ|l　',ヽ ＼!／´￣｀ヽ '′{{　　　　　　} 　,ﾊ: :/.:.:.:./:::::;:::ﾉ|　　　 !:　　　　ふ、不条理なのだわ！
.　 　 　 　 |　　 ト､. {{　　 　 ノ′　ヽ　　　　　八| ! | '＾,-ﾍ':::::::::}::!｜　 　.!:
　　　　　　|　 　l　l.|.とつ=　 　　 　 　｀ て__う l　 ! .|/j〈ィ'>》_ノ !::l. !　　　|:　　　　　アカといったら私なのに「不人気」扱いだなんて！
　　　　 　 | 　 / / |/　　　　＿_　　 ヘ. 　　　｜ ｌ|　|.ヾ ﾆﾌ　　 !::l ｜　　 |:　　　　あの三白眼のどこがいいの？！
.　 　　　　|　 / /　|{　　　　i/　　　　　 ＼､　　ｌ　l !　!／　　　　ヽ:| .|.! 　　|
　　 　 　 !|_ノ' r":.:l人　　 └ ---‐　　 ´　 　 :!　!|　|　　 　 　 　 　 .| l　　 |
　　　 _..'"ｨ´　 ﾄ､:..! .l:.＞z,､...　　　＿_　 z＜:.:.:|　||　|、 　　 　 　 　 .! !　　 !
　　＜._ <.|　　 ! ∨ ,''-:.:.:.:.:.::.:`￢´:.｀`.:./:.:.:.:.:.::!　!|　|: ＼ 　 　 　 　 ! l　　 |

┌───────────────────────────────────┐
│毛沢東が死に、文革が収まると党はようやく活動を再開できるようになったが　　　　..│
│弱体化の進んだ政党にできることは限られ、もはや共産党の正当性を保証する　 　 │
│ためだけに存在するものに成り果てていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
└───────────────────────────────────┘

　　　　　 ,z-r-r-r-r-z
　　 　 _z^　 　　　　　　^z
　　　 z' 　　　　　　　　　^z
　　　 |z 　／　　　　＼　 z|
　 《~《|z / ,　　　　　　.ヽ z|》~》
　　 》|X.|| |ll　i i _i i_l　| | X|《
　　 ||:.∧|_||| |_|| |_| |_||/~ |:||
　　 ||:.|　〉〉.‐‐ 　‐u‐ﾉ.〉　|:||
　　 ||:.|　>:>ゝrzaイ<:< 　 |:||
　　 ||./　>_＞|_|_|＜_<＿_ﾉ:||
　　 |__￣｀>／ |. ＼　 ＞:.:.ﾉ
　　＜:.:.<´_|＿∧＿|＜:.:<´ ,,_

┌───────────────────────────────┐
│その最中やる夫が総統になったことでかつての同志である陳炳基は　　 　 │
│両岸の地下パイプ役として買われ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
└───────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿　 　 　 　 「.::::::＼　 　 ＼
　　　　　　　　　　　／_ノ .,;;,.. 　＼ 　 　 └ｔ. 　 :ｽ ￣
　　　　　　　　　 ／ .iil（○）illi（O) ＼　　　r.::／ └ﾍー
　　　　　　　　／ Ｕ　　 （__人__）　　 ＼.　 Y 　 ,　　く _
　　　　　　　　|　　 　Ｕ　|ii!!ii!!||　 　　　|.　 !　l｜l　　l 」
　　　　　　　　＼　　 　　|o0Oつ 　　／　　ｌ　l｜N　/L
　　　　　　　 / 　ヽ　　　|ｪｪｪＵ　 ‐'､. 　 　 ヽヽヽ寸从
　　　　　　 /　 　 ∩ _rﾍ U l| 　 　 ｽﾞﾝｯ!!　　 ﾉ fj７　|l
　　　　　 　|　 　 ／＿ノ　Ul.三 二 ニ　　 へ ヽ　　　|l
　　　　　　|　　／　／ /::､::.　　　　` ー‐/　　rーrーく|!
　　　　　　ｌヽ､__.／　　　ヽ丶二二 二　ニ　 {| {＠　 〃
　　　　　　|　　　　　　 　 丶　- ､＿＿＿ 〉└l　〈　 ｛{ー
　　　　　　＼　　　　　 　 　 　 　 　 　 r:::'.:.:. 込イヽノー
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　 /　l　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 └ｔ {　 l 　 |
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 く￣:.＞'＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣下.::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／.: :

┌──────────────────┐
│たびたびやる夫と接触を行っている。　　　 .│
└──────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_/ｨ､,､,､r' :: :: :: :: '`ﾞ'`;'`ﾞk
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ': :: :: :: :: :, - ､ _, ､: :: :: :k
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　_ゞ ;;_;;_;r"￣　　　　　ﾞ､: :: :ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾄ'`': :,r'　 /　　　　　　　　 `ﾞ`i: :'ﾞ"i､
　　　　　　　　　　　「 ＼　　　 「＼ﾌ ::: : l 　 l　　　　　　　　　　 ,ﾄ､_: ::>
　　　　　　　　　　　 〉 　〉　　　〉　.ゞ::r´l　　l　/　 　 　 　 　 　 l　 〉::^‐i_
.　　　　　　　　　　 /　 /　　　 / r'`: : l　l　.l ./　　　　　　　　　l 　 l._: :: :<
　　　　　　　　　　/　 /　　　 / >: :: :r '　l l /＿,,.. -ー'＼　　 /. / 　 ｿ_i"
　　　　　　　　　 /　 /　　　 /　ﾌ_, 〉､　 il/　　　､　　,　ﾞ＼ / ﾉ　　/: :>
　　　　　　　　　（　　ヽ　　　ヽ　l　/<::ヽ, 'i､　　　　ヽﾉ　　　X　　　'ヽ: :ｽ
　　　　　　　　　 ＼　　＼_,.､/ 　|l k ` .r'　 ﾞ､i　　　　 ﾞi　　 　 ﾞ､　 _ノ : :<
　　　　　　　　　　　＼_.__,,,-ー-､r､i`l: :ﾞ.､　　j.l　　　　 .l　　　　ﾞ､<: ::､ﾄ"
　　　　　　　　　　　／　,-‐ー-､ ヽ ゝ,i,､:::ヽ .ｿ　　　　　.|　　　　 〉l: :< ､ヽ.
. 　 　　　　　　　　/　／/　r'"ｰ''ﾞi ﾞl: :: ::^k: :'ｰl　 　 　 　 |　　　　 |'::､r` ヾヽ.
　　　　　　　　　/　,/　/ ﾞｰ､: :: ﾞl .l,: :: :: `ﾚ､::＼ ,､ ,､　,ﾍ ,､ ,､ ,､ﾄ'`'　　 ヽヽ
　　　　　　　（｀/　./‐ '　.l 　"￣ il .ﾄ;;-､::,:､;: ::.r'-､_,.､_r`,-､,‐､_>　　　　　iﾞ､ヽ
.　　　　　　　 /　 /ﾆﾃ､　　　　 ,s'ﾞ`l..ll/> , 　 i､ |:　　 |.　l:: 　 |　　　　　　　lヽ.l
.　　　　　　　/　 l／　　　　　 .ζ:::liilt´‐´　 ﾉ`､,l::.　 |.　|:　　|.　　　　　　　|.ヽ|
　　　　　　　| 　 |　　　　　　　　~'ｨ`ゞ'っ_`／ｼ,ﾉ |　　|　 l: 　l.　　　　　　　　| '､|
　　　　　　 /　 ./　　　　　　　　　^-､::､:: ￣,-`' .l.￣.l　i.￣ i　　　　　　　　 |　'|
　　　　　　 |　　|＼　　 　　　　　　　 　 ﾞ"／ﾞ". fi:￣.i /i:￣l.　　　　　　　　j　/.
.　　　　　　|　　|　　＼　　　やる夫　　／　 　 〈;;l 　 l〈;;ヽ　l.　 　　　　　　j ./.
　　　　 　_j　　|　　　　＼　　　　　　／　　　　　ﾞi;;`'＠､.i;;`'＠ヽ　　　　　 /
　　　　／ 　／　　　　　　￣￣￣￣　　　　　　　l;;;;;;;;;;;;;;li;;;;;;;;;;;;l　　　　＼＼
　　 ／ 　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ゞー''　　￣　　　　　　　　＼

┌───────────────────────────────────────┐
│また、香港で接触を始めて以来私生活でも親交を深めていた曽慶紅と蘇志誠も　　　　　　　　 .│
│重要な仲介人として暗躍し、一見敵対関係にあった両者のもう一つの側面を見せている。　 　 │
└───────────────────────────────────────┘

　　　　/:::::/ /　/::::::, イ./ｲ!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　　 /::::/ /　/::／ .／　ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　 ./::l:/ /　/:/ .／ , ｲ:::::/:::::::::::l:::::l::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::,
　　.,':::l/ /　,':/　/　/::::::::/::!:::::::::ll:::::!:::!::::!::::､:::!:::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::,
　　l::::ﾘ .'　./!′/　/::::::::::!::!!:::ll:::::!!:::!::::!:::l:::::::',::!::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::,
　　.!ﾘﾊ 　 ' i! ./　 l::::::::::::l::!!:::!::!:::ﾄ-!:!‐!'!:!ヽ:::lヽ',:::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　ﾙ'l! l,　　 !　 　 ',:::::::::::';!l:::!l::!　＞ｨィ,ﾃ==二_ヽ:::::::::::::::::::::::::l_::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　 l lﾊ　　l　　　 ∨:::::::lヽ　ﾘ ´`` ､ゞ::::::::::ツ!l::::!:::::::::::::::::::::!〉!::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　　　.〉　　　　 　.∨::ﾉ　 　 　 　 　 　 ￣```l:!::!::::::::::::::::::l::! !::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　　 .∧　　　 　 　 !ヽ　　　　　　　　　　　　 l:!::!::::::::::::::::/ 〉';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　 　 /:::∧　 　 　 　 !　　　　　　　 　 　 　 　 l::ﾉ:::::::::::::::::lｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　　./::::::::ﾉ　　 　 　./　 ､__　　　　　　　　　　 l::!::::::::::::::::l!:!ミ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
　　,ｲ::::::::/　　　　　 /　　 ヽ ￣　　 　 　 　 , イ!::::::::::::::::::!l::!　ミ_;;:::::;;_::::::::::::::::::::::::::::::,
. ,ｲ:::::::::/　　 　 　 ./:::::ヽ　　　　　　 　 , イ: : ./::::::::::::::::::/イ´　 　　　':, ｀`ヽ､::::::::::::::::::,
ｲ:::::::::/　 　 　 　 /:::::::::::::＼__　, .．＜: : : :　 /:::::::::::::;イ　　　　　　　　 ':, 　 　＼:::::::::::::,
:::::::,.ｲ　　　　　 ./:::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::ヽ 　 /::::::::::／　　　　　　　　　　　ヽ　　　 ヽ:::::::::,


　　　　　　　　　　　　　i⌒Ｖ´ヽ　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　l 　 l 　 |　　 　 　 　 　 　 　 ,.-v冖ﾏ＿}7⌒ｸ-､
　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　　ｌ.　 |　　　))　　　 　 　 人_ﾝ'´￣　 ￣｀ヽイへ
　　　　　( ｀ヽ、　　　　 ｌ 　∥　ｌ　,.-､　　　　　ｒ‐'フ7/ 　 　 　 　 　 　∨^〉
　　 　 　 ヽ 　 ＼　　　 | 　 l 　 V　　l 　 　 　 {／ '/　_/／l ,ィ 　 /l　　Ⅵ_
.　　　　 〈 ｀＼ 　 ＼ 　 | 　 |　　{　　 l　 　 ＜人／　/ﾚ｀メ､ﾉ|　,/_｣_l_ 　K｀ヽ
　　　　 　＼　 ＼ 　 `ｰヽ ノ　　 ﾄ-　 |　　　く,／　,ｲ ≡ミヽ　ﾚ/__ ﾉﾚl　 | ﾄl　〉
　　　　　 　 ヽ　　＼　 '／　　　 ｊ　 　 ｌ 　 __/　'// |　,,, 　｀　　 =≡ 'ﾘ　ﾉ 〉ﾚ′
.　　　 　 　 　 ＼　　｀　　　 　 ,/　　　 l＜ｉ_/＼l l　l　　　　　 , 　 ,,, // 仆|
　　　　　　 　 　 ヽ　　　 　 ／/　　　　j、　＼,ハ|ﾊl、　ｒ'^ー┐ 　 /,　/ｌ｣_|
　　　　　　　((　　 ヽ__, 　 ´　 {　　 　 / !　　　Ｙ,ﾊ Ｎ＼ヽ＿ノ_,. イ l /l
　　　　　　　　　　　 ヽ　　　 　 　 _／}　| 　 　 ｋイ　＼ ｀ァ ´　/ l/ﾚｆ⌒ 、
　　　　　　　　 　 　 　 ＼__　,ノ 　 ／　ﾉ　　　 ﾄ､ﾊ__､ｲ又 　 /, ム⌒} 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 〉｀＞‐'´　／　　　　 |ｿ∧// {　＼/ {/ヽ､ノ 　 　 〉
　　　　　　 　 　 　 　 　 //´ ｒ─＜＿ 　 　 　 | ｌ 〈　　ﾊ ヽ ∨ト　〉　　　　{

┌──────────────────────────────────────┐
│無論、やる夫は蘇志誠達を経由して情報を得られるため、陳炳基の情報に　　　　　　　　 　 │
│過剰に依存する必要性が無かった。そのため昔話をするなどの余裕もあったという。　　　　.│
└──────────────────────────────────────┘

　　 ） . .:.／.:.::::／　 　 　 　 　 　 　 ＼　＼.:.::| |::::::人
. 　（ . . .:.:.:::::::/ 　 　 　 /　　　　　　　　ヽ　入| |／ヽ　｀ヽ
　　 ＼.:.:.:.::::/　　　 /　′　 l　　　　　 | 　l ｢:::| |:::::::ﾉ　　 !
　 　 　 Y.:.:.′　　 ,′! l　　 |　　 　 　 |　 }ﾉ..:.| |:::::ﾉ　 　 |
.　　　　 ゝ┤　　　|　 |｜ l　|　　　 l　　　（. .:://.::∧　 　 |
　　　 　 　 l !|　　_|＿Lｊ､ l ｜　_／|_/ l |　）//.::/　ｌ　　　|
　　　 　 　 |八 l l l{＼|｀ヾﾄ､l､／￣l/｀刈Y北Ｌ.,′ |　　　|
　 　 　 　 ｜　ヽヽl ´x=ﾐ　　 　 x＝ﾐ　} |　ﾋｼ''′　|　　　|
.　　　　　　'　 l / ∧　　　　'　　 　 　 ｲ｜Y´　 　 ｜　　 |
　　　　 　｜　j l　|｜丶　 　ｰ '　　イ｀ヽl　l　 　 　 |　　　|
.　　　　　/|　 {｜ ! | ヽ　｀ ｒz=.､´　ﾉ　 /　lト､　　 ｜　　 |
　　　　 //ｊ／. :|　! |＼　l､{{ｒ勿}}〃　 //| jj:::::＼　 |　　　|
. 　 　 /.／. .:.::::| 　 { 　 　 ｀ﾞＴﾞ´　　 // l|从::::::::::ヽ.!　 　 |
　ｒ‐=ﾆ´.:::ヽー=≧ト:.ｒ‐⊂ニニﾆ⊃x/ /ｊ/:::}::::::::::::::ヽ.　　|
　 ＼::::::::::::::ゝ---/´ ミ}厂厂厂厂ｊｒ―‐ヘ/.:::j:::＼::::::＼_ｊ


　 　　　　＿＿＿_
　　　　／―　　―＼
　　 ／　　⌒　　 ⌒ ＼
　／　　　　_ﾉ ､_! ヽ　　＼
　|　　　　　 ﾄｪｪｪｲ　　 　 |
　＼ 　　　　ヽニｿ　 　 ／

┌───────────────────────────┐
│しかし、やる夫は対談が終わると決まってこう言ったという。 　 　 │
└───────────────────────────┘

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　満足かお？
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼


　　　 つ:::::::::::::::::rー-'三三_　-―――‐-- ､)::::::::＼　　＿
　　　(:::::::::::::::::::::::) 三= '´／　　　　　　 ､　 (_:::::::::::::丶<::::::`ー､
　　　 `ｰ,:::::::: __ノ ／　　/ /　　　　＼　　＼ ム::::::::::: |企;:::::::::::}___
　　　　 (_:::::: ヽ／　　　/ /　　　　　　ヽ　　､ヽ(__:::::::::::|三|:::::::::::⌒Yヽ
　　　　　r':::: /　　　　　 {　　　　|!　　| |!　　|!ﾊノ :::::::::|三|:::::::::::::::乂{
　　　　　｀ｧ: :′　/　 /　!　　　　 |!　 |! |!　　|! |｀ｰ, : :::|三|:::::::::::::::}　'.
　　　　　 ヽ.′　/　 /　 |! 　　 　 |!　 |! |!　　}! | Ｙ:::::::::|三|:::::::::::::/　 {
.　　　　　　|　|　|!　 |! 　 |!　　　　 i}　 } |!　 /_!_| ゝｧ : :|三|::::::::_;ﾉ| 　 '.
.　　　 　 　|　|　|!|　 |!､　{! |!　　 // /}//孑' /ｲ　(_ : :r'--{:::::::)　| 　 ｜
.　　　 　 　{　|　| {　卞ﾄ､ハ!_　 //ノノィ≦ケテ|　(:::::〈ん)､) 〉´　| 　　|
　　　　　　 ヽﾄ､ {ﾍ､从ィ升=ﾐノ´　　　/弋じ:::}｜　〉 : ゝﾆン　　 |　　｜
　　　　　　　　 ヽ乂ﾍ!ゞ､rゝ':{｀　　　　　　宀'´ |　 ∨/／　　　　|　　　　　　？
　　　　　　　　　 }　　|ﾍ　^¨´　　､ 　 　 　 　 　| 　 {ノ´　　　　　| 　　 |
　　　　　　　　　 川　| 丶 　　　　r‐､ 　 　 　 ノ　 } !　　 　 　 　| 　　 |
　　　　　　　 　 //}　 ! ＿≧-..､　｀´ ,∠⌒＜}/　八ﾍ　　　　　 | 　　 |
　 　 　 　 　 　// j　/':.:.:.:.　 .:.:.:/>=(:.:.:.:.:.:.　 / /＞ヽヽ　　　　 | 　　 |
　　 　　 　　 ノ ,' / /:.:.:.:.:.:....:.:__}ｲ夊)=-:.:.:　/ /:./::::::ﾍ∧　　　 | 　　｜
　　　　 　 ／／ / /＞ｧー:. :.:.:.:｀¨)´:.:.:.:.:.／-ー＝二二〕＼　　| 　　｜
　　 　 　 〈≦__,/_/ーｬ(:.:.:.:.　:.: ／＼:.:.:.:《__∠⌒ー-､::::::::::::::ヽ | 　　｜
　 　 　 ／￣ _＿_..==':::＼_:-＜: : : : :＼: :.:ノ:::二＞　_＞::::::::::::{､　 　 |

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　君の持ってくる情報は全て
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　こっちに筒抜けの情報だお。
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼


　　　　　　　　　　　　 (ヽ三/)　））
　　　　　　　　　＿＿　 ( i)))
　　　　 　　　／⌒　　⌒＼　＼
　　　　　　／（ ●） 　（●）＼ ）
　　　　.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼　　　大陸の情報管理はどうなっているお？　
　　　　| 　 　(⌒)|r┬-|　　　　　|　　　　それとも君は信頼されてないのかお？
　　　 ,┌､-､!.~〈`ー´/　　　 ＿/
　　　 | |　|　|　 __ヽ、　　 　/　　　　　不人気なんだから見え張らずにもう来なくてもいいお？
　　　 ﾚレ'､ﾉ‐´　　￣〉　　|　　　　　　
　　　　｀ｰ---‐一'￣

┌─────────────────────────────┐
│これは相手の自尊心を揺さぶり、暗に上質な情報を得るために　　 　 │
│よく行われるものであり、いかにやる夫が大陸からの情報収集に　　....│
│大きな関心を寄せていたか伺える。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
└─────────────────────────────┘

　　　　　　　　　,　-/￣ヽ
　　　　　　　r ノ　＿_　　´ﾞヽ
　　　　　　_ ｣_, '--- ､ ｀丶、}＼
　　　 _　/　'´　　　　　 ｀丶 ヽ7 |　　　 　 　 ＿＿＿
　　　∟ YーＬ. --冖,＿」-､＼!.}＼_　 　 ;／／・＼　ヽ＼;
　　 〈＿少 　 　 　 　 ﾉし ､└ｲ┴ｉ 　 ;／ (＿￣￣ ／・＼＼;
　 ／/ / l　|　　　　　 ⌒ ´ |　卜ﾉ　;/　　 　/rｪヾ__）　⌒::: ヾ;
　　/　,'　ゝ ヽ　l　　　　　　/　｜ 　 i　　　｀＼／´-'´　 u;　 ﾉ;;
　 , 　 |　｜＼ヽ ヽ　　　　/　l　|　　 ＼ヽ　、　 ,　　 　　／;
　 l　　|　 l 　　ト､,､,､,､,／l　/　 |　 ／ ＼-^^ｎ ∠　　 ヾ、
　 |　　l　 l　_, -‐'ー一'¨/　,　　:l　 ! 、　/￣~ﾉ　＿＿/　i;
　｜　 ｌ　 !´　　　　　　/　/　　人　ヽ二)　 /（⌒　　　 ノ
　 :l　　l　/　　　　　　/　/　　/ 　 ＼ / 　./　 ￣￣￣/

┌───────────────────────────────────────────┐
│無論共産主義者との接触を暴露されることは反共が国是の台湾では大問題となる。　　　　　　　　　　　...│
│彼がやる夫の政界引退後この事実を暴露した折、やる夫側は猛抗議し裁判も辞さない構えを見せた。　│
└───────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　＿ノ　 　 　 　 ,　 '´　　　 　 　 　 　 　 ｀ 　、　　　　(_, ^i
　　　　　　　　　,.-‐（＿_ 　 　 　 ／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　_ノ,. -‐-.、
　　　　　　　 　 | r‐-ｧ＿）　　 , '　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　　 (ノ)＜フ /
　　 　 　 　 　 rｔ　￣（__　　　//　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀､　 　 ）iﾍ､X
　　　　　　　　i ｌ´ヽク/ﾉ　　//　　　　　 j　　　　　　　 　 　 l i　　　　 　 i　　(〈_l V /
　　　　　　　　ヾ＝ ,ｲ（__　 l |　 　 　 　 小　　　　　　　　　 | | 　　｀i　 　 l　( ゝ---'
　　　　　　　　　 /.:ｌ|i　フ　| |　 {　|　|　 :i| i　　　　 　 |　 　,| ﾄ、 |　 |　　| |　 ）:i:::|::::|
　 　 　 　 　 　 /.:/.|l 弋っ| | .:　|｜ |、:;| ｌ |　　　　　 |　　/l/　i l|　 |　　!:i　/:::::k:|!:::|
　　　　　　　　/.:;/ |!　::|〈 :i.|| 、 | |什三|上i k.　|　　.ｊ / / ﾘ　 |ﾑ　j　 , j ｌ 〈:::::　i:||::::|
　　　　　　　 /.::/　|　:::| | :| |kl　 ヽﾄ.l ,ｨ干=ｔt_ヽ|、 .ﾉ//　　　 .| | /, / /,'i :l|:::: . l:||::::|
　　　　　 　 /.:::i　 |　::::| | ::|c,ﾍ(⌒ヾイf¨:::::::ﾄ￣ヾｿ/ﾉ ._　　　 |ﾄ,ﾘ/iノノ | ::|ｌ:::.　|:!|/
　　　　　　　＼|　 |　::::|.｜::|{回}ヽ　ヾ代::.o.ﾉ　　　　　　z=≠ミ´ｿ!　|{廻}）::||::::.　|l
　　　　　　　　　　|　:::::|　| :::i⌒ ｌ.∧　∨￣　　　　, 　　　　 　　/ ｌ　|´⌒|..::||:::::　|!
　　　　　 　 　 　 | . :::::|　ヽ､l 　.|　∧ .ﾏ´/^)　┌―┐　 　 　 / . |　|　　ヽ､||:::::　l!
.　　　　　　 　 　 |　::::::|　　 　 　 _厂ヽ ∨ / 　 ヽ　ノ 　 　. ＜　　ｌ . !　　 　 |::::. . |
　　　　　　　　　 | . ::::::| 　　　,._｢　＼ ヽj　|..＞　　_　　＜ ,...‐-..､..,|　|　　　　|:::::.　|
　　　　　　 　 　 |　:::::::|　 　./ | ￣ヽ_}.イ　|:,-―.=＝､ー-､:::::　 ..y'k .!　　 　 |:::::. . |
　　　 　 　 　 　 |　:::::::|　 , '　 |´￣ヽ　′ j::;;;::::（{薔})）::｀ヾ....､.:::,' .ハ ﾍ、　　|::::::.　|
.　　　　　　 　 　|　:::::::レ'　,　∧　　　〉　 ∧:::::::::7~'ｲ::::::::::::　.:::/ ﾊ＼ゝ､｀.、 .|::::::. . |


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｨ彡三ﾐヽ　　｀ヽ　　　　　　!　　　!.　　　　|
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 三彡'⌒ヾﾐヽ　　　｀ー. 　 　｀ヽ 　 　 　 　 |
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヾ､　　　　　'　　　　　　　　　 　 |
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿　　　｀ -ー――'⌒ 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 三彡三ミﾐヽ　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 三彡'　　　ヾ､ 　　＿ノ⌒　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ー ' 　　 　 　　　／￣￣ノ（　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｨ彡三ﾆﾐヽ　＿_ノ 　 　 ／　_ノ 　ヽ､_　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 彡'　　　 　 ｀￣　　 　 ／ノ（●━━● 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　＿＿ノ | 　⌒ （.__人__）ノ（.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｨ彡'　　￣　　　　＼＿_　 ｀⌒´　⌒.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐ三彡'　　　　　　　／⌒ 　/￣￣￣￣（三)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｨﾆ=- ' 　　 　　ヽ　　　　　 .（二)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,ｨ彡'　　　　　　　　　 ヽ　　　　 　　|

┌────────────────────────────────────────┐
│しかし、陳炳基が隠し撮りしたとするテープの存在をちらつかせると途端にトーンダウンし、　　 　 │
│事実上密会の存在を認めてしまった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
└────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　└ヽ:::::::／::::::::::::／　　　　　　　　　　　　　　　ヽ 　＼__::::: |　 | :::::::::ﾉヽ
　　　　　　　　　　　　　　_j:::::::::::::::::: / 　 　 　 　　,　 　　 　 　 　 　　 ﾞ'､　 ヾ:ﾄ､:| 　|::::／､　　ヽ
　　　　　　　　　　　　 　r::::::::::::::::::::/　　　　　　　/　　　,　 　　　　　　　 i　_ノ::::::|　 K_::::: | 　 　|
　　　　　　　　　　　　　　＼:::::::::: / 　　 　/　　, 　　 　 i　　　　　　　　　 l |_::::_:: |　 |:::::::ノ; 　 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　):::: .'　 　 　 ,'　 　l 　　　　l 　 　　　 　i　 　 |　ｿ:::::::|　 l:::::L 　　 　|
　　　　　　　　 　 　 　 　 　( .:::::i ,　　 　 l 　 　| 　 　　 |　 　 　 　　l!　　 i/´:::::::/　/:::::丿 　 　 |
　　　.　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣| i! 　　　| 　　 ﾄ､!　　　|　　　　 ｨ 　　　　ﾍ:::::::/　/::::∧　 　 　 |
　　　　　　　 　 　　　 　 　　　　| | 　 　 ,j＿＿l_ |　　　|! 　 　_/_j_ /　　/　j:::/　/::::/　|　　　 　|
　　　　　　　　　　　 　　 　　　　ﾚヾ　　　!ﾄ､￣|｀ヾ|! i　l! 　´/￣j/￣lメヽ(_::ﾉ_ /::::/.　 |　　　 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　＼i､! ヽ,＼! _　ヾ＼|ヽ／ _　　　　 ﾚ' Y !7_ヽ:ノ　　.|　　　　 |
　　　　　 　 　 　 　 　　 　　　　| 　| 　〉ゝj!　-ｒｒjｰｒ　　　ｰｒrｊ―ｒ－　|　i ;lﾋ ノ 　 　 　 |　　　 　|
　　　　 　　 　 　　 　 　 　　　　'　 |　,'　　l 　 ゝ-'　　　 　ゝ- '　　 　ｨ .| Y´　　　　 　 .|　　　 　|　　　あら、いい度胸なのだわ？
　　　 　 　　 　 　　 　 　 　 　 i 　│ !　 i. | 　 　 　 　　 　 　 　　.　 |　| |　　　　 　 　 .|　　　 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　i 　│ !　 i. |',　　　　　　　　　　　　./ |　| |　　　　 　 　 .|　　　 　|　　　ご褒美として録音テープがあるから、
　　 　 　　 　　 　 　 　 　 　 　| 　 |　|　 |i |‐ .ト 、　　 _＿　　　ノ!´ヽ.!| |　　　 　 　 　 | 　 　 　|　　　ウィキリークスに乗せてあげるのだわ。
　　　　　　　　　　　　 　　　　/i 　 |　|　 || | 　 　 ｀ ｰＬ! ノ－'´j　　/　　ﾄ､_. 　 　 　 　 | 　 　 　|
　　　　 　　　 　　 　 　　 　 //| 　 |ィ|　 || |　　　　 　{〈.Zjｨji　　　/　./ |／ヽ　　　　　 .|. 　　　│
　　　　　 　　 　　　　　　 　j/ .!／: 　| 　|| | ＼ 　 i､　ゞt;_ソ 　　/　/| │::::::::ﾞ;､　 　　.│ 　 　 .|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / .／::::::::::::| 　ヽi!　 　 　 　 　 |!　 　./　/ .| ∧::::::::::: ヽ 　 　 |. 　 　　|
　　　　　　　　　　　 　_ ／::´::::::::::::::::::＼_　ヽ,,　 _ _＿ ＿ゝ　./　/　/! |::::!:::::::::::::::＼　　!　　　　.!


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |

┌─────────────────────────────────────────┐
│やる夫にとって元共産主義者で、共産主義者と交渉した過去は隠したいものだった。　　　　　　　......│
│大陸を敵視した発言ばかりを行う中でのこの一幕は、政治家やる夫の一面をよく表している。　　　..│
└─────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　 ∠`ー´ヽ-、
　　　　　　　_ゝ/￣￣＼廴
　　　　　　　　'─　 　 ─ Y 、　　　　　　　人
　　　　　　　 （≧） 　（≦） 　.＼　　　　_／/:::｀ｱ
　　　　　　　　|（__人＿）　　 　 |:,r'‐-/|::::/::::::/{
　　　 　 　 /:::ヽ Y⌒ y′　　./〃　　Y::/::::::/::::＼__
.　　　　　 〈::::::::::;＼= ′　／::::/i!　 　 ﾚ:::::::/:::::／:/
. 　 　 　 　 ｀ﾄ､/::::::〕>‐くﾍ /V./ 　 　 ﾄ:::::/::／::::::{　　　　　見ちゃ嫌だお☆
　 　 　 　 　 |　 ヽｲ |/小∨　/　, --､.| V／::::::::::ｲ
　 　 　 　 　 l (⌒ヽ} 　 |　　く_ 」　　ﾚ´ _,､-''´::|
　　　　　　　 `ﾍ 　 !　　| 　 　 ７　 / 　 ├--‐─ヘ
　　　　　　　　　〉.　ヽ　ヽ　 　 !　 /　　 /::ー-:::_::::::|
　　　　　　　　.上ﾊ　 ',　|｡　　l　 /　 ∠＿::::::::::::::ア
　　　 　 　 　 |::／∧　ﾏＬ＿/　/-卞､:::::::::｀ｰ-､::{
　　　　　　 　 !'::::/::∧　V::::/　ﾊ::::::|::::＼::::::::::::::::ﾌ
　　　　　　　　)ノ:::/::∧　Y´　〈::l::::::!::､:::::＼::::::::/
　　　 　 　 　 |_;／:/:ｉ'´　{　　　}:|:::::l::::ヽ::::::::＼j
　 　 　 　 　 　 ｀y::::::7ヾrLｌ_l_/:::|::::::l::::::::＼:::::/
　　　　　 　 　 　 ＼/へj_:::::::|::::::|:::::::l:::::::::::::y′
　　　　　　 　 　 　 　 　 /＼｣＿.Ｌ.:::_レ‐'"´

┌──────────────────────────────┐
│1994月4月、千島湖事件の処理に追われる中　　　　　　　　　　　　　　　　│
│30日に発売される予定の『週刊朝日』に文を載せるためやる夫は　　　　.│
│司馬遼太郎と再度対談した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└──────────────────────────────┘

　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　／　　　　　＼
　　 ／　　─　 　 ─＼
　／ 　　 （●）　（●）　＼
　|　 　　 　 （__人__）　 　 |
　＼　　　　 ｀ ⌒´　　 ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜


　　　　　　γ＿＿_
　　　　 ／　　　　　 ＼
　　　 /　　　　　　　　ヽ　　　　　　
　　　 ( （（|__|____|__||_| ））　　　　　
　　　 ( (( 　□━□ 　）　　　　　
　　 　 (6　　　 J　　 |） 　　　　　　
　　 　　　ヽ　 ―　ﾉ
　　　　　　　　-　　　　　Λ
　　　 ～　┘ 　└　　　│)＼ ＋
　　　/　　　＼＼　/|　 │) │
　　　/　　ﾉ　　　∥│

┌────────────────────────────┐
│現役の総統が遠慮なく語る自らの国家観やビジョン、　　　　　　　......│
│心情を語る姿は国内外に大きな驚きをもたらすこととなった。　　　　│
└────────────────────────────┘

　　　　 ／.:￣￣￣￣￣ ＼　　　　　　　　　三__|__
　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　 口　|
　 ／: : : :　　　　　　　 　 　 　 ＼
／: : : : : :　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 　 　 ‐┬‐
: : : : : : : :.._　　　　　　　　_　　　　　 ＼　　│__田__│
: : : : : : : ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　 　 　 l
: : : : ::;;（　● ）::::ﾉヽ::::::（ ●　）;;:::　　 　|　　､　マ
: : : : : : ´"''",　　　 　 　"''"´　 　　　 　l　　 了 用
: : : : : : . . （　　　 j　　　 ）　　　 　 　／　　　'"`ー‐
＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　 ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼　　　　　　ﾚ　|
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´　　　 　 　 ＼　　　　　 ノ
: : : : . : : . : : .　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＼

┌─────────────────────────────┐
│特に、台湾の立場を『出エジプト記』になぞらえた一連の発言は　　 　 .│
│この後の外交に大きな影響を残すこととなる。　　　　　　　　　　　　　　 │
└─────────────────────────────┘

　　 　 　　 ＿＿＿_
　　　　　／　　　　　＼
　　　 ／　　─　 　 ─＼
　　／ 　　 （●）　（●）　＼　　　　　司馬さんと話すテーマが決まったら、妻と
　　|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　　　　　聖書を開いて『出エジプト記』の話をしたんだお。
　　＼　　　　 　　　|＼ 　／ ／|
　　／　　　　　/⌒ﾉ　 ＼／ （ ）
　　|　　　　 　/　/ |　　 　　　　|

┌──────────────────────────────┐
│言うまでもなく出エジプト記は、エジプトで苦しんでいたユダヤ人が、　　　.│
│モーゼに導かれて約束の地カナンへ向かうという物語である。　　　　　　.│
└──────────────────────────────┘

　　　　　　γ＿＿_
　　　　 ／　　　　　 ＼
　　　 /　　　　　　　　ヽ　　　　　　
　　　 ( （（|__|____|__||_| ））　　　　　
　　　 ( (( 　□━□ 　）　　　　　　台湾は中華人民共和国、というのも
　　 　 (6　　　 J　　 |） 　　　　　　へんてこな夢ですよね。
　　 　　　ヽ　 ―　ﾉ
　　　　　　　　-　　　　　
　　　 ～　┘ 　└　　　
　　　/　　　＼＼　/|　
　　　/　　ﾉ　　　∥│


　　　　　　　　　＿＿＿
　　 　　　／）／ノ '　ヽ､＼
　　 　 ／ .ｲ '（●） 　.（●）＼　　　　　まあこっちも変わらん夢を持つ連中がわんさかいるお。
　 . 　/,'才.ﾐ).　 （__人__）　　　＼　　　　
　 . 　|　≧ｼ'　　 ´ ⌒｀　　　　　|　　　　台湾は『台湾人の国』であると認識することが大切だというのに。
　　.　＼　ヽ 　　　　　　　　　 ／

┌─────────────────────────────────────────┐
│それを持ち出し手対談に望むということは独自路線を打ち出すやる夫自身を『モーセ』と準え、　 　 .│
└─────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　＿＿＿
　　　　　／　　 ヽ､_ ＼
　　　 ／（● ） （● ）　＼　　　　今まで台湾で政治をやってたのはみんなよそ者だお。
　　／:::⌒（__人__）⌒:::::　＼　　　　でも外省人との本省人の違いというのはせいぜい来た時期なんだから、
　　| 　ｌ^l^lｎー'´　　　　　　 |　　　みんなでやっていけばいいはずだお。
　　＼ヽ 　 L　　　　　　　 ／　　
　　　　 ゝ 　ﾉ　　　　　　　　　　　でも、行政院長で散々悩んだようにこの国では未だそれが重要なんだお。
　　　／ 　 /

┌─────────────────────────┐
│明確に「台湾は中国ではない」と示すことを意味した。　　 　 .│
└─────────────────────────┘

　　　　　　　　　＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　　　　　　　　　 ﾈ｀　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ゝ
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ
　　　　　　　 ´￣ﾒ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i｀｀
　 　 　 　 　 　 j´ ,　　 　 　 　 　 　 　 　 　､ iヽ j丶i
　　　　　　　　 i／j　　　　　　　　　∧∧/', i丶/!w｀ﾒ
　　　　　　　　 　 ｋi　　.:.:.:.::wwｲi / ., ' ,ﾆ丶｀ n,'
　　　 　 　 　 　 　 tﾒ¨ヽ､γヽ/ ´　　 ´ｎ｀　　ij',　　　　これからのモーセは大変な苦労が予想されますね。
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾍ.｀ﾋ 　 　 　 U　　, /
　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ゝー-=z..__＿_　イ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {　　､ヽ　 〆/ヾ､_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 j　　 j ヽ/　.}ｿ　　)　　　　 　 　 　 　 　 ／j
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾉ　　k｀ 　　<ﾟ}　 /ゝ´｀>、_＿.　　　　 ／ //
　　　　　　　　　　 　 　 /　　　>┐　　} y´/_　,ｨ　　　､ヾ) 　 ／　.//
　　　　　　　　　　　　/´＼ﾆ,/　　ヽ,､<。｀,/_｀ゝ､.､_丶ｬ､}_／　 .././
　　　　　 　 　 　 　 /　　 i´　　　/ i　.｀,´　　｀二､>ゝj ¨´/　　 /./
　　　　　　　　　　　　　　　　　編集者


　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : :　　 　 　 　　 　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 ／ : : :: :: : :　　　　 　 　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　 _,. -'" l: : : : : : : : : : : :.:.::.:.:´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　 }　　　　　　　　
　　　　　　_,. -‐'"_　'フ:ﾊ: : : : : : : :.::::::::::::;;（　● ）　ﾉヽ　（　● ）;;:　lﾞ ヽ､　　　　　　　モーセも人民も同様だお。
　　　　　／ 〃-'　　/│,.',ヾ: :　: : : : : : : : : ´"''",　　　　 　"''"´　　.l　',ヽ, ｀ ､　　　　　　
　 __. -ﾃ{　ヽ＝'¨ ／ ./　ll',: : ヾ : : : : : : : . . . （　　　 j　　　 ） 　　　lﾞ i　〉 ヽi l｀ヽ､　　　　　でも出発したことには変わりないんだお。
-´ : : : : l　! ' i　　 ヽ＼　',:',: : : :＼: : : : ::.:.:.:.:.:.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　 ／i　/ /　ﾞ　l: : : :｀ヽ､
: : : : : : : :ﾞl　 ｲ 　 ,　､ヽヽ ',:ﾊ: : : : :｀ヽ､:;:;:;:;:;:;:;_:_　　　_,.=- ､　 イ: : j　　', / i . l: : : : : : : ｀ヽ､
､: : : ', : : : ﾞi　i　 /　　＼　 ∨ﾊ: : : : : : :｀ヽ､ｰ＝r‐',ニ-──ﾞー《: : j　　ｲ ﾞi ./ l: : : : : : : : : : : ｀ヽ、
:ヽ: : : i : : : ﾞi　 /　,　ヽ　　 j ∨｀ヽ: : : : : : : : ¨7ﾞ ノ　　 ｨ_,.-----ヽ<　　{　i　　 l: : : : : : : : i: : : : : :ヽ
: : ヽ: : l: : : : ﾞi　　{　 i　　　i　 ∨ヽﾞヽ: : : : : : / r'　　_,／　　 _＿＿__',.　　　 /　l: : : : : : : : :l : : : : : : ヽ
: : : :ヽ: l: : : : :ﾞi　__j　l　　､ j　､ ∨ヽ: : ｀ｰ 7´　 ｀¨<　　　 _ノ　　　　,｀ｰ-､　/　.l: : : : : : : : : l: : : : : : : : ヽ
: : : : :ヾ:ﾞi: : : : :ﾞi ヽ、 ﾞi　　'　 _j　∨:ヽ: : :/　　　　　 ｀ｰ‐'"_,.-=¨¨ﾞヽ､___,ｲ　　　l: : : : : : : : : :l: : : j : : : : : ヽ
､: : : : : ﾞi:l: : : : : ヽ　　ﾞヽ　　/　/　ヽ: : 7ﾞ　　　　　　　　<　　__ノ､__　　　 ﾞヽ.　 j: : : : : : : : : :l: : : j: : : : : : : :|
､ヽ: : : : ヾi: : : : : :ヽ　ヽﾞ　 /　　　 }　〉'　　　　　　　　　　｀7ﾞ　　　 i｀¨　　　 ', /: : : : : : : : : ::l:/:/: : : : : : : :::|
: ヽ＼: : : :ﾞi: : : : : : :ﾞi　 ｀　　　　 　 /　　　　　　　　　　　,ｲ　　　　l　　　　　 ヾ､: : : : : : : : : :lﾞ:/: : ::_; -=7::::|
: : : ｀ヽヽ: :ﾞi: : : : : : : ヽ　　　　_,.-'"¨ヽ､　　　　 　 　 　 />ヽ　　　{　　　　　 　 }｀ヽ､: : : : : :j:/: :／: : : ::'::::::|

　　　　　　　　　　　　 __　,.-￢-　､._
　　　　　　 　 　 　 ／　'´,　 ､　　 、 ｀ヽ､
　　　　　　　　　 ｒ´　 　 /　l　ヽ　　＼　､ヽ
　　　　 　 　 　 /　　/ /l.　 l、　＼　　ヽ ', lヽ
　　　　　　　　/,　l. / /´ヽ　lヽ 　 ヽ. !　ヽ. ト ヽ､
　　　　　　　 '´|　 V　'＿_ヽ. ﾄ＼､＿',| 　 ',｜
　　　　　　　　 | l. ,|　|　__　＼ﾞ､ヽ.__ヽl.　　ﾄ.|　　　　　　突然ですが、この時点での台湾政界における
　　　　 　 　 　 lﾊｌﾍ｜´　｀ 　 ヽ´　｀｀〉,^! | !　　　　　　勢力図についておさらいしておきましょう。
　　　　　　　　 　 l＼ｌ|　　　　|　　　　//ｨ N　　　　　　　
　　　　　　　　　　| ﾊ ヽ　　＿＿ 　 /ﾊ/ ｀　　　　 　 _　　
　　　　　　　　　　'′lﾊn＼ ｀ニ´／! !　　　　　　　 ,ｲ |
　　　　　　　　　　 _,.-' /ヽ ｀ - ´ ,ﾊ＼　　　　　　　| |ヽ
　　　　　　 _,　- ' / 　 |　　ヽｪ､ ' 　 |　ヽｰ､　 　 _　| ﾄ. ヽ
　　,.､-‐　´　 　 /　　｜　 /　　〉 　 | 　 ヽ　｀⌒.l ヽ',ヽヽヽ
　 / ヽ　　　　　〈　　,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|､　　,〉 　 　 |　l_! ヽ　ﾞl

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　　-‐{薔}…‐-　__
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　／:::__:::-‐¨￣￣ ￣＝」）ﾄ､
　　　　　　　　　　　 　 　 　〃::::/　　　　　　　　　　　 ヽ._＞ｧ‐
　　　　　　　　　　　　　　　　ll::/´　　　/　 　｀ヽ　　 　 　 Vハ
　　　　　　　　　　　　　　　_,'Vｉ　/　 /　/:M、　!　　 　 　 l
　　　　　　　　　　　　 　 ／<//l､　　| 〃　｜ヽl 　 |!　|　 ||
　　　　　　　　　　　　 　 ヽ／/{∧　⊥L._　 |　｜ 〃l.l.|　 |　　 　　_,---- ｲ 　　　　【主流派】
　　　　　　　　　　　　　 　 //'l |┘ .⊥」.._ ｀iト　| /イ川　 i|　　 ／:::::::::::::::ｆイ
　　　　　　　　　　　　 　 　 八.{（|　 弋_Uメ｀　 ﾉ七ｊアﾉ / |　／::::::::::::＿::ゝ　　　　　構成員
　　　　　　　　　　　 _,　-― ､l＼ﾍ　 | ￣　　 　 ﾞー' ｆ|/| ｎ__/::::::::::::::::､:::＞　　　　　・重要ポストに本省人がつき、外省人がサポートする形。
　　　　　　　　　　ｧ::::::::::::::::丶l　l　〉､ﾄ.､　　`::-　　,ﾂ|　ｊ/└く＾＼::::::ヽ::j　　　　　　 .
　　　　　　　　　　´イ::, -ｬ:::::::l　/:;:;:;＼:;｀ﾌｊZス爪ﾊ ﾚ'ノと⌒ }⌒ヽｰ-ゝ　　　　　　 国家観
　　　　　　　 　 ,　 '´￣￣｀　＜.:;:;:;:;:;:;｝んｲ薇个く／`ァーく:;:;:;:;丿　　　　　　　　　 ・実際的な本土化、民主化を重視。建前は中華民国を保持するが
　　　　 　 　 ／　　,　　 　 　 　 ＼ _ｊ.从:;:;_｣ム⊥＞‐-く　　 ￣　　　　　　　　　　　事実上『中華民国在台湾』路線を採る。
. 　 　 　 　 ,' 　 ￣ 　 　 ｀ﾞ'ｰ‐　 　ヽ｀lY´ ＞ｊﾔｽ､::::::::::ﾉ`く⌒}　　　　　　　　　　　　・統一志向の構成員もいるが、現実問題に即して属している。
　　　,ｎ､　 j　　,三　　　　 三ﾐ 　 　 ∨.〉´:;:;:;:;}ｆ:;:;:;ヽ.／ヽ::::::ノ
　　（__ｊ,ﾉ　{　"~ （__人　　 ）　 ﾞ"~　　 }ﾉ:;:;:;:;メ.:;:;:;,.ﾍ:::::::::V　　　　　　　　　　　　　　党の役割に対する考え方
　　 　 r‐nヽ 　 　 |ー ￣ |　 　 　 　 八rィ＾.__:;∠.__入:::::::V　　　　　　　　　　　　　・党=国家と看做さず、民意を得た上での行政を目指す。
.　 　 （_　 }ヽ｀ ー└----'　　　__　ィ＾＾＾ 　　　　 　　　}:::::::＼_
　　　　廴ノ 　　　|｀ー‐一'　　　　　　　　　　 　 　　　/〉、:::::::::}　　　　　　　　　　　権力基盤
.　　 　 　 　 　 　 }　＼　　　　　l　　　/　　　　/　　　|　　`ｰ‐'　　　　　　　　　　　 ・強い民意と軍部の支持を得ている。
.　　　　　 　 　 　 |　　ｌ＼　 　 │　　{ 　 　 ／ 　 　 /⌒ヽn　　　　　　　　　　　　　
.　　　　　　 　 　 ！　 l　 ＞ ‐-|　　 l-┬‐' |　　　　　 ＿__ﾉ.
　　　　　　　 　 　 〉　ﾉ 　 　 　 |　　/￣　　 ヽ一'´￣
.　　　　　 　 　 と´＿_〉　　　　/__ └‐､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ー‐'

　 　 　 　 　 　 　 　_＿_
　 　 　 　 　 _, -' ´_＿＿＼
　 　　　,　 '´ _,-'´, -――- ゝ、
　 　 ／　 .／ ／　 　　　　ｌ ﾄ、＼
　　　＼__/　/l　/　／　 , /l'|　ﾄ､l ',　　　
　 　　　l |　/ ｌ/|７ニイ´/〃| -Ｌ.l　!　　　　【非主流派】
　 　　　l |　l　|　┬::cr / /　┬c｣　|
　 　 　 ｌ |　l　!　 l:::::::j　 '　 　l::::j.! /　　　　構成員
　 　 　 ｌ |　l　l⊂⊃‐ 　 　 　 ‐⊂/　　　　・保守派の外省人が圧倒的多数を占める。
　 　 　 ! |　|ヽ|　　　 　 　 -　 　ﾘ　　　　　
　 　 　 ! |　lゝ、　 　 　 　 　 ／|　　　　　 国家観
　 　 　 ! |　|::::::::::ｰ┐ r‐:::イ:l.　|　　　　　 ・一定の本土化、民主化には賛同するものの
　 　 　/｜ l::::::::::;ｨ´ {Ｘ}ik'::::::l.　!　　　　　国民党の統制下の範囲に留める方針。
　 　 　l　l__j::::::::/: i＿lil__|:i::::::!　!　　　　　・統一志向で、中華民国の正当性(やる夫の独自路線など)を脅かす行為には
　 　　/ /　 ::::: ｉ: : :l:::::ﾋj::l｣ : l＿|!　　　　　大陸と同調して避難することもある。
　 　 / /　 :::　/: :ノ:!::::::i:::lヾ　 ::: i.
　 　 l　!　 　,/: :/l/: :T: : Tヽ＼::: i　　　　党の役割に対する考え方
　 　/ /　／ ヽ//: : : !: : : :ヽヽ ヽ〕　　　 ・党が国家を所有するという認識が強い。
　 　ヽ{／　　／: : : :｜: : : : :〉:ヽ ヽ
　 　 く　 ／/: : : : : : :＼ : : /: : :ヽ┘　　　権力基盤
　 　 └ｲ_:/ : : : : : : : : : ￣: : : : :∧　　　　・外省人の強いメディア、ベンチャー企業や公務員が中心。
　 　 　 　/:ー: :-､:_: : : : : : : : :／ : i　　　　・民意のニーズに関してやや鈍感。

　　 　 　 : :.　　　　 . :　　.: 　 　 . : : ｉ: : : :ｲミ:.: :.:∨: :＼
　　　　　: : i　 　 /. : :　. :　　　. : : :ｲ:.: :. :.| ハ: : :.ｉ:.:ヽ｀ ＼
　　　:　 : : :|: 　 / : : : //　　.:. :.:／ |: : :. :.l 　 ｉ: : :|: : ﾊ
:.ｉ :.　:.　:.:.:ｉ:l :　/:. :. :./ ' 　 .: :／　　|: : :. :.| / ﾊ: .;.:.ｉ/: :.
:ﾊ : . : . : :.|ﾊ: /:. :. :.ｲ: i　.: ≠― 　十: :ハ|尓: :l/ : ﾄ､: ｉ
: :i : : : : : :.! ﾍ: : :./: :l: :l: : /　 ｘ≧､ |: /　 }ﾋｿ: 小: :| ﾊ:!
:/| : : : :i: Ｙて:. :./: : :!:.:|: /＜八:rｿ ﾉｲ　 ハ　:.:.ハ: |　 }　　ここで特に重要なのは国家観と権力基盤ですね。
　| : :ｉ: ﾊ: |ゝｉ: :/: : : : :ﾉｲ　　 ｀　　{'　! /　 丶:.:|　| ′　　　主流派は中華民国が台湾といくつかの島しか支配していないことを重視する一方
　| : ハ: :人..|:∧: : : : : :.|　　 　 　 　 　 　 　 ｲ:|　}'　　　　非主流派は中華民国の存在意義である大陸とのつながりを重視しています。
　| /　 ｉ : : : {'､ ヽ: : : : :.|　　　　　 　 　 　 ∧: :|
.丿'　　|: ｉ: : i: i Τﾍ: :. :.|　　　　　＿_　 ィ/　ヽ:!　　　　　　そのためにかつて保守派は巨大な行政機構を築き、既得権益として癒着していたのですが
. 　 　 ﾉｲ : ｲ:.ハl　∧: : !　　　　　　　－/　　　}　　　　　　世代が下るにつれ思わぬ副作用が出てきてしまいます。
.　　　　 }:/ﾉｲ｀ }'　　 ヽ:乂＞　.　　　　 ' ＿__
　　 　 ／ : ∧　　＞　　　　　　 /￣:.､ :. :. :. :. :. :. 、
　　　ｲ:.: :.: :.:∧　　　　 ＞　　　ﾊ∧:. :.＼:. :. :. :. :. :＼
　／:∧:. :. :. :. : . ､ 　 　 　 　 fヾ/ヽ:. : : : ＼:. :. :. :. :. :ヽ
. : : : :.∧:. :. :. :. :. :＼　　　　　|.:´::::::ﾄヽ:. :.: :.:ヽ:. :. :. :. :.:ﾍ

┌──────────────────────────────────┐
│まず起きたのが、1949年以前を知らない世代の出現だった。　　　　　　　　　　　　...│
│『中国における唯一正当な』中華民国の国民として教育を受けながら　　　　　　　....│
│大陸に対する実体験を持たない若年層は教科書で教えられる夢想のような　　　　│
│中国に幻想を持つ一方、多くの若者が親世代ほどのこだわりを失っていた。　　......│
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　 　 __ /{　　＿_
　　　　　　　　 　 　 ／⌒Ｙ　Ｖ´　∠
　　　　　　　　　　 / ／⌒＼　　／⌒ヽ
　　　　　　　　　_ノ　′　　＿Ｙ/_　　　　＼_
　　　. 　 　 　 ｀ｱ　V　 ,∠ ニ＝=ミ　 }ﾉ＜´
　　　. 　 　 　 /　　 ／　　　　 　 　 ｀ヽ 　 ヽ
　　　　　　　　{　　/ 　 　 　 　 　 　　 　ヽ 　 }.
　　　　　　 ､_ﾉ　 ,′// /{　　 ハ 　 ﾊ ハ　｛
　　　　　　　｀Ｔ　l　 |／ ハ　 ｛　}／　|　｜}｀
　　　.　　　 　 ヽ.|　 | 　 _ノ＼{　ヽ_　｜　l/
　　　　　　　　　八 `T　（ー）　　（●）ｊ　/{　　台湾には中華民国があって、
　　　　　　　　　　 ヽ{ゝ　 （__人__）　ノイ　　　　それ以外は中華人民共和国で
　　　　　　　　　　　.ィf ｀　ー‐一'´/｀!::/､　　　　「中国はひとつ」……？
　　　　　　　　　　 /l::|:ヽ、ｰ―一/.:.:.l::|　ヽ
　　　　　　　　　 ,r=＝＝==＝＝＝=ミ､、 |
　　　　　　　　　ﾊ__　　 　 ｜!: : : : : : : : |　l
　　　　　　　　/l´-=ゝ　 　 | |: : : :r_-､r､! /〉
　　　　　　　 j ﾍ　ﾆう　 　 | |: : : r_‐`　ﾊ'､{
　　　　　　　ハ　｀T´ 　 　 ! !: : : f彡､/　} ﾍ、
　　　　　　　∨　　/::T￢ｰ---一'':¨￣!ヽ、　|
　　　　　　　　ー':ﾊ::{＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／{ |　 ー´
　　　　　　　　　 　l{ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l !|

┌────────────────────────────────┐
│やる夫の世代が国民党支配を受け入れない限り力出せなかった一方、　　　..│
│49年以後の世代は高学歴教育により自信を持ち、社会悪に対する　　　　 　 .│
│公然とした反対行動をとるようになった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
└────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.- '´ 　 ,.__.. . .二.ヽ､　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　,　　/_,.　-─-ヽヽ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｒ'　　,.　　l 　 /　,ｨ'´　　 ,.　l l　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ｨ　 ,ｲ.ﾆrY　 l,| ./! 　 ﾉ1/!,| ! |　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//　r_／ ﾉ |　｜ﾚｈｭ､´'/' ﾚｨ'　|　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　' |　/ ／く/ |　 | '{::| .｀　　f::}l　ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 , ｰ'´ lヽ|　 |　 ｰ‐'　 ,. ｰ１/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ ﾊﾄ　jﾊ ｀l、N　「￣￣`､ .ノ　,,--、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ ﾞ ヽﾘ_ゝ-ﾍﾄ.｀ｰr-=ﾆｵノヽ「/<ﾆ.）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　／　 l、　　ヽ´l　 l.|　 l｀7ヽ-ィ´
　　　　　　 ＿ 　　　　　　　　　　.／　 　　　　　　＼　　　　　　　　　　 ／　　__..,ヽ　　 l. |　j.ト .｣__　　 /
　　　　　　{　　⌒}　　　　　　　／ ＼ 　　／　　　　 ヽ　　　　　　　　　!＿_／　/　 ＼._ ﾘノ｜　　　￣
　　　　　（｀　　　｀i　　 　 　 . /ｃ(≫ ) 　(●　)っ　 　 .l　　　　　。o.∞(ｗ.）　　 { ___└ｫト┘.!
　　　　　 {__,､_ｧ- ′/ {｀>_ Y´　 （__人＿_）　　　　　　.|　。∞ ﾟ 　　　　　　　 ,ｒ´　　7/7「｀{
　　　　　　　　/´X　//　　八 　　{　　 　　}　　　　　.ノﾍ⌒}　　　　　　　　　,/　　　 ┘｀′ |
　　　　　　　　{:// ＼'ｨ､_　　　＼, ゝ_＿_ノ　　　_..／　　V　　　　　　　　　 .Y ､　　 　ヽ　　 ヽ
　　　 　 　 　 /V　　 ﾄ､_ ＞､__ノ〓[ﾁﾝｸｵ]〓〓　　　　>ｲ ハ　r‐v‐ ､　　 ｀ｰ､一…､ー-,-‐ ´
　　　　　　　 { ハ 　　　　ﾄ.ﾊ ﾄ　　　　　　　　　　　＜イ/ |ハ　r'　　　　 }　　　 ヽ　　.ヽ /
　　r'⌒ヽ-､｜! 　ヽ　　　　＼j　　　　　　　　　　　　　//'７-､|| ヽ_ｨ　 ﾌ　　　　　∧-一Y
　 r'　　　　j　 | ヽ　 ＼　　　　　　　　　　.ｧｧー-----Ll_/ー'　　　 ー'　　　　　/　.ヽ　 ヽ
　　7　　　i′　 l! 　　　　＞　　　　 　 .／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /､....／ヽ-''つ
　　 ｰ^ｰ ′　　_l!.斗‐.＜　　　 　　.／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨¨´　　｀¨´
　　　　　　　　 ハ　　　　　　　　／´
　　　　　　　　 ヽ:_ヽ＿_ ,⊥-´


　　　　　　　　　　　　　　　　,＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　／　　⌒　　⌒　＼　　　　　
　　　　　　　　　　　 ／ 　 　（◎） 　（◎） ヽ　　　　化石ジジイの論理など
　　　　　　　　　　　 |　　 　　　　､__',_,　　　 | 　　　　台湾大学主席のエリートの私の前には
　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 　 　 　　　　　,／ 　　　　赤子に等しいですよ……ククク。
　　　　　　　　　　　 ／_＼::　　ヽ　ﾉ　 .:::｀　`ー-､＿_
　　　　　　　　,. -‐'´.: : .:|!:.:ヽヽ、ヾ__ ー ::|::...　　　 　 　 ￣｀`ー-､
　　　 _,. --r'´.:.:.:.:: 　..:.:∧:.:.:.:　 （__)　::::::::|:.:.:.:...　　　 r　　　　 　　＼
　r‐'´ ＿:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l　|!:.::　　 ハ　　::: |;;;;:.:.:.:＞....:.|:..　　　　 　 ､　ヽ
:.:.:.:.::.´:.:.:.:.:.:.:.:＼_＿＿＿_ヾ:.:.:.:.:.|　 ∨ >:┴…'´ｰ‐-､|:.:.:..　＼:　　 |:.:.: |、
:. ／了:.:.:.:.:.:.:.:.: ／:.:.:.:.:.:.:. ｀`ｰ-､L.. __〉.'"　　　　　 　 ＼:.:.:.:.:.:.ヽ:.:./:.:.:/: ＼
/__／:.:.:.／:.:.:.:/-、:.:.:...　　 　 __　 .:Y´:: ＿,.　　　　　=ミ:.:＼＿;;;;;V;;;／ヽ　　ｌ
:.:.:.:.:.,.イ:.:.:.:.:.:ﾉ|! _}‐‐::.:.:.. ,r‐'´ ﾉ. . ::lr'´::"　　　　　　　 　 :;;;|:.:.｀ｰ'⌒　　|　　|
:.:.:.:厶;;辷==' /⌒|::.:_;. -'´...:／　　 :.:ｌ!:.:::　　　 　 　 　 　 :;;;;;|:.:.:　 　 ', 　 　 ∧
:.::ｲ:.:.:.:´　｀ヾ|::　 ﾚ'ヽ:.:.:.:／ .:.:.:.:.:.:.:.:.|!:.:.:...　　　　　rぅ...:.;;;;;:∧:.:.:.　　 ヽ.　　|:　＼

┌────────────────────────────────────────┐
│そして若手世代が政界に入ると、中々世代交代しようとしない老年層の壁に阻まれ、　　　　　　.....│
│儒教文化圏であるにもかかわらず彼らに強い敵愾心を抱くようになっていった。　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│その不満が爆発した象徴的出来事が、宋楚瑜がやる夫の党主席就任問題、二月政争の折　　....│
│公然と激しく非主流派を非難したことだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
└────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　i|||||ミ,' ./　　　　　　　　　　　',ﾐl|l|l|l|l|l|l|l}l|
　　　　　　　　　　/⌒V　　|　 ／￣￣｀　　 　 ,＿',ﾘ|l|l|l|l|l|l||l|
　　　　　　　　　　{ l　　,'　 |　　ﾆﾆﾆヾ　　　　　　 i|ﾘ/l||l|l|l|l|l|
　　　　　　　　　　ヽ 　 i　　|　　卞O≧　　 ,　　___|ﾘ|l|l|l|l|l|l|l|l|
　　　　　　　　　　 |ハ　　　|　　　 ￣　　　 l　 ≦O|>/l|||/｀,||l
　　　　　　　　　　 ||||||!　　 |　　　　　　　　 l　　　 ﾘ　l|l|l　/|l|l
　　　　　　　　＿__||||||l　　　　　　　　　^　^　　　 /　//／|l|l||l
　　　　_,,.-‐''"　　 ||||||ﾊ　　　　,' _,,.-‐ー-､　:　　　 /' ,'l|l|l|l|l|l|
_,,.-‐''"　　　　　　 ||// ∧　　　 ヽ、￣￣　>,'　　／ /l|l|l|l|l|l|l|
　　　　　　　　　　ﾉ∧　|　＼　　　 丶ﾆﾆ／　　　／/l|l|l|l|l|l|l|l| 　　おめぇーーのポストねぇから！！
　　　　　　　　　　/　　 l　 　 ＼　　　　　　　　／l|l|l|l|l|l|l|l|l|l l|
　　　　　　　　　/　　　 l　　　　 ＼,　　　,.　＜　/l|l|l|l|l|l|l|l|l| ﾘ


　 　 　 ┏┓ 　 ┏┓　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┏┓┏┓
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　 　 ┃┃ 　 　 ┃┃ 　 　 　 ﾌ:::::::::::::::::::ゞ':: :: !/ﾊ ヽ_, ｲ }}:＼::ﾚ´〃::｀ヾ┏┓
　 　 ┗┛ 　 　 ┗┛　　　　　7::::::::::::::::::（:: :: :: :{ｌ 　薔　|}::ﾉヽ::ﾉ::::::::::::::::`ﾐ､┛
　　　　　　　　　　　　　　　　/〃::::::::::;,〃´ゝ､_:: ::ﾞ=∞=″:: :: ::{:::::::::::::::::::::;ゝ､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 '″:::::;,.''　　//　/:: ::.介:: :: ｌ`ｰ'´ `ﾞヾﾞ＼ﾞヾ､ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　〃:::;ゞ /　//　/:: :: :}{:: :: ::l ｌ|　i　＼　　　ヾ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　,ﾚ'　　/　/　 /}:: :: ∧:: :: ::{ iｌ　ｌ! 　　＼
　　　　　　　　　　　　 　 　　 　 　 　 ,.:-‐イ´:＼/｀Ｘヽ／ヽ
　　　　　　　　　 　 ,.　-───‐ｧ'´.:::／:: :: :: ::/／　 入:: :: ＼､_
　　 　 　 　 　 .／.:: ::. ::.::: :: :::／.: ::／:: :: ／:: / ＼／ 　 ＼:: ::.＼｀:.､
　　　　　 　 　 ＼::.:: :: ::, ‐'´.:: :／/:: :: ×.:: ::/　／＼　　　 ＼:: ､:＼::＼

┌────────────────────────────────┐
│その意味では、蒋介石時代に行った延命工作が、時代を下るにつれて　　　...│
│耐久力を失い錆鉄となって自らを蝕む結果となったといっていい。　　　　　　....│
└────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　 /:i: : ∨: : :.∨: : : ＼: : : --: : ､: : ＼: : :
　　　 　 　 　 　 イ: :i: : :.∨: : :.∨: : : : :＼: : : : : : ＞,.､:＼:
　　　　　　　　 /: |: :i;､: : :∨: : : ∨: : : : : : ｀`ヽ､＼ｲ／>､ヽ
　　　　　　　　7: : : : i: ﾍ: : ＼: : : ＼: : : : : : : : : : i`ヽ､(:::::<
　　　　　　　/j: i, : : ∧: :＼: : : ､: : : :`ヽ､: : : : : :ハ　ｷ' 7=
　　　 　 　 /:j: :∧: : : ﾍ: : : ＼: : `ヽ､: : : ｀`ヽ､: : : ',　ヽ!´
　　　　　　j:/:i : : ﾍ: : : : ＼: : : ヽ: : : ＞--:､_: : : `ヽﾍ　 i! ,
　　　　　　|:i∧: : : i'､i,: : :∧`ヽ､_ヽ: :ﾍ: : ＼: : : : :ハ`ヽ ∨
　　　　　　i:|: :.ヽ､: i: ﾍ: : :.ハｲハ鬱ヾ: ＼ヽ:＼-､: : ﾊ
　　　　　　ﾍ: : : ﾊ: i: : ﾍ: : : :.〈,ヽ ７　　＼｀ヽ､`ヽ`ヽ: ',
　　　 　 　.ハ: : : :',: ＼: : ミ､ヾ,　孑 　　　　　　　　　Ⅵ
　　　　 　 　 ∨ヽ: ',: : :ヽ: :ヾ!　　　　　　　　　　　　　 ヾ
　　　　　　　　Ⅵヽ: : : : : ヽ:.|
　　　 　 　 　 　 　 ＼ヽ: ハj
　　　　　　 　 　 　 　 　ヾ 7　 　 _
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ 　 ´　　　　 ,.ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣ﾍ　　</　　 　 　 　 　 ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`‐ i　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`ヽ､ 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ハ　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／

┌──────────────────────────────┐
│5月、やる夫は中南米とアフリカ諸国を訪問。　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│南アフリカではパレスチナ自治政府議長、アラファトと会談を行い、　　　..│
└──────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　 _,....,＿_
　　　　　　　　　,.ﾍ'´:l:::::l::::::i::/¨>、
　　　　　　　　 入:::V:ｌ-:ト-:K:::/:::/
　　　　　　　　 ＞''ニ=‐,､ﾆ｀ｰﾑ/_7
　　　　　　　　}彡イ''"i＾｀＞ミ､＼ )
　　　　　　　　ﾌ/ =ミ.!　ｆ´,z=､ヽﾐ{
　　　　　　　　ｺ.i ノ └-'´ヽ　　ｉlﾉ
　　　　　　　 ﾊl ｌﾉ /ニﾆこ! ﾌ .!l'ﾊ　　　サラーム！
　　　　　　　 Vl l　l:;.-ｒ‐ ､:l　ﾚ ﾊ i
　　　　　　/⌒l/i　ﾄ!_　　,ﾘ　ｲ lイ､
　　　　 　 i　　lヽｉ.ヽ､二ﾌ//,ﾚi　　i
　　　　　,. ｰ-',l. ﾊ ｀ー-.' /ｲ　>-<
.　　　　 i　　ﾊ ﾄ､ ヽ ..._／/　/　 .ﾊ
　　,. ィ´ヽ.__ノヽ､.＼　　 _,.ィ.l　　 人__
￣--─､　i　 ｀ヽ‐-､｀¨´　 ノ>'⌒ヽi／￣/
¨ﾞヽ ＼　 人.__ソ‐-､　　イ __i　　　ﾉ　　/
　　　　　　　ヤセル・アラファト


　　　　　　　　ｨ-────-､
　　　　　　 ／　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　/　　 i-──--､　　　ヽ
　　　　　 /　　 /（●） 　（●ﾄ､　　ヽ
　　　　／　　　| 　 （__人__）　 ＼ 　 〉　　バクシーシ
　　　　|　　　､　k　　｀⌒ ´　　 /　 /
　　　　＼_　　＼｀＼_＿ｰ‐　_/ｨｪｲ
　　　　　ｲ⌒ー￣三￣二三[]=イ"ゝ
　　　　 /弋＿ー　　＝　ーノヤ彡ﾉヽ

┌──────────────────────┐
│ネルソン・マンデラの大統領就任式に出席した。　　　│
└──────────────────────┘

ﾘ　（///／/ /∧_///／////////////////-////_／／／
（川川ﾘ//∨/ﾘ/（川川川川川川リﾉ彡／彡////////／／
ヽﾘ川川川川 ヽY////////// /二リ彡三ニ７/////彡
ﾐﾐヽ　ヽﾘヽ、/////彡彡彡〃_ﾊ／ //／ﾆ＿///彡//
川川川川ヽ川川／/彡彡//彡〃／∨ //////r三ﾉ
ﾘ川川川川川川ﾘﾘ//彡三三彡ニニ'´＿ﾌ///ﾉ
ミﾐヽヽ||川川∧川ﾘ//彡彡彡三ミヽ彡彡//ﾉ
三ミﾐヽヽ|｜iﾞ:::ﾞi川川ﾘ/彡彡彡三ミヽ彡彡
三三ミﾐヽﾘﾘﾐ彡/川ﾘ/彡三彡三三ミヽ
三三三ミﾐ、(O:)O彡三＿三彡/! 　＼ ヽ
三三彡ﾆ､_|川　　 _,.-レ､三彡/　　　 川　　　　　　　　　　　　　/´〉,､　　　　　|￣|rﾍ
_三彡代tｭｭ'/r::rtｭラﾌタﾉﾐr‐' 　　　 /／　　　　　　　　　　　　l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ　L__」L/　　 ∧　　　　　 /~7 ／）
_,.-=三ﾆ￣'´ |　￣　,レ'ﾞﾘ川　　　 ／/　　　　　　　　　　　　　 　二ｺ ,|　　　　　r三'_」　　　 r--､　（/ 　 /二~|/_/∠／
: :彡,∧　　 ヾｼ　　 /|､川ﾘﾘ　　　（(( ＼　　　　　　　　　　　　　/＿＿」　　　　　　　　　　　_,,,ﾆｺ〈　 〈〉　/￣ 」　　　　／^ヽ､　／〉
,.彡ヽ、ﾄ、｀こ二　/　! !＼/ 　　　　＼ゞ_｀ｰ､　　　　　　　　　　'´　　　　　　　　　　　　　 （__,,,-ｰ''　　　　~~￣　　ャｰ-､フ /´く／／>
:::::::::::ヽ|, ＼ 　 ／|／::/ﾌ::＼_　　　　　＼三ミﾐｰ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 `ｰ-､__,| 　
ﾍ、＼　｀'''ｰ三='´　／人::＼二"'''ヽ、　　　　｀'-､'ｰ､_
:::::＼::｀''ｰ----‐'''´::／／＼::＼::｀ヽ、＼　　　　　 ￣￣
　 :::::＼_-―-―'''´,.=‐'"´｀"＼_＼::::ヽ＼)、
　　　　::::｀''ー‐''"´::::::::　　　　　 ヽ::ヽ::::ヽヽ｀ヽ、
　　　　　　::::::::|:::::::　　　　　　　　　|::::|::::|::::|ヽ、ヽ
　　　　　　 ::::::|::::　　　　　　　　　　 |:::::::::|::::|　 l　i
　　　　　　　: |: :　　　　　　　　　　　|::::::::|::::|　 l　.|
　　　　　　　: |: : :　　　　　　　　. . . |:::::::|::::|　/　:|
. . . . . . . : : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : :|:::::::::::|／: : /
ｰ - - - ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ､ _ : : : : : : : ／ !::::::::/ /: : :ヽ
　　　ネルソン・マンデラ

　　　　　　　　_,. -､
　　　　　　,. 'ｉ´　 ヽ!‐-､
　　　　 ／.／!､i　　l　 ,.-＼
　　　／／.,.､.ヽ '´¨l￣　 ,,.!',
　.　/ ./／-, ',　-¨｀! ,..　 ∠,ﾍ
　　ﾊ　ヽ／／　i 　 l　　｀'　 ",',
　. i.　＼_／､　￤　.l　　　 ･､.　',
　. l-‐'...__　　丶　'´l　　　　　　 i
　 /´_　　,.｀丶、!　 l,,.. -‐'''" 　 l
　 i　、｀ｿ､..　ヽ.l ､jﾉ_,,.. -‐_／ .,'
　. l　ヽ､...,,_ 丶 l　 ,'　､__,,,..-ﾆ ,'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼　　　　　　 |＼
　. l._ゝヽﾆ=-､v-‐lィ'',.-‐ｱﾌ´ ,'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l lヽ`-‐ '´￣￣ヾゝヽ
　.. ! 　 ﾄ￣i￣/　 ',　'´￣ヽ_,ｲ　　　　　 　 　　　　　　　　 　　 　 ｼ~　／" ｀ヽ ヽ　` `､l
　　l-‐'｀ヽ'´ .ｆ-､..ノ‐､　　.／.l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//, '///|! !∥ ヽﾊ　､_Ｖ
　　.',　〃　　 ヽ ﾉ,. '´　　ﾉ　 l　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 〃 {_{'´|」」 Ｌ|｀ヽﾘ| ｌ　| i|
　.　 i　　 　　､-､〉､.-ｧ／ <　l　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 ﾚ!小ｌ●　　　 ● 从　|、i|　　　やる夫、これマンデラさんからもらった帽子なんじゃが
　　　',　　　 ', ｀'''´! ﾉ　＼.　 l　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 ヽ|l⊃　､_,､_,　⊂⊃　|ﾉ│　　　　似合うかの？
　　　 ',　　 ,ｨ'　-‐-　　　l ／　 　 　　　　　　　　　　　 　　 /⌒ヽ__|ﾍ　　 ゝ._）　 　j /⌒i !
　　　　＼/ヽ '　　　l　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ /＼|　l＞,､ __,　イァ/　 /│　　　　　___
　 　 　 　 ＼　　　/ ／　　　　 　　　　　　　　　　　　　 　 　 /＼/|　| ヽヾ、　/　{ﾍ､__∧ |!　 　 , ',´;.;.,r´
　　　　　　　｀¨¨¨"´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　｀ヽ< |　|　　l丶× / ∥∥'　|,、,. '";.;.;.;.ｿ


　 　　　　 ＿＿＿_
　　　　 ／_ノ 　 ヽ_＼　　　　　う、うん似合うと思うお。
　 　 ／（ ●）　（ ●）＼
　 ／ ::::::⌒（__人__）⌒::::＼　　　でも大切な贈り物だからあまり被らない方がいいお。
　 |　U　　　　 ￣　　　　　 |　　(なんかすっげー嫌な予感するお)
　 ＼ 　 　 　 　　 　　 　 ／

ミﾐ＼ヽ川川川川／川ヽ　r‐ヽ ノ　|-i／彡彡／i川／彡
ミミミﾐヽ川川川川（）川川ヽ-＞〉川川//彡彡彡彡彡彡彡
三ミミミﾐヽヽ川川ミミﾐ川川川／川ヽ／彡彡彡彡彡彡
　Y　＿＼三三ミミミﾐミﾐ川川川川／ ,、彡彡彡／ﾉ
　　　　　　　　　ミ三ミミミﾐ＼ヽ川川| L!彡彡三ミノ　　　Our deepest fear ia not that we are inadequate.
　　　　　　　　　　/川ミミミ三ミミミｒ―'''''‐i彡ﾉ　川　　　(我々が最も恐れているのは、我々は無価値なのではないかということではない。)
　　　　　三ミ＝＝彡三三三三三 |｀'''_i'''´!リ　 彡
　　　　彡三三ミ三彡彡彡彡彡彡ヽ, = /,|リミミミ＿　　Our deepest fear is that we are powerful beyond measure.
　　　彡彡 ミ三三三三彡彡彡人ミ=｀¨´彡ミ＝￣-ミ= 我々が最も恐れているのは、我々が計り知れない力に満ちているということだ)
ミ三彡彡彡彡　　 ／￣i彡彡　　＼ﾐ三彡;;;;＼ﾐ＼、
三彡彡彡　　　　 |　　　川/...　　　　';;;;;;'''　　　 |川 ヽ　It is our Light, not our Darkness, that most frightens us.
彡彡　　　　　　 ノ＿　〈川_:::::..　　　　;|;..　　　 ...川　 |　(我々を最も怯えさせるのは我々の光であって、闇ではない)
　　　　　　　　　//　　ヽ川:｀'‐-----‐''-:;＿__,,-川...:〈
　　　　　　　　 i /　　　 /|　　　;;　　 ＿＿　 ,;;;;;;;;|　　ヽ
　　　　　　　　 i/　　　/ヽ|　　　　 ／　|,,,,,＞i　　/　　ﾉ|
　　　　　　 ／人 ::::::ノ　　 ＼＿/_|,,,,,,,,,|,,,,,,,,,,| ノ/＿,,---,_ __
　　　　　 /　　　ヽ/|　　　　　＼　ヽ,,,,,,,,ヽ,,,,,,|　/　 /　　 r ( ヽ_
　　　　　/　　　　 |/　__　　　　 ゝ　----|--.|　〉ゝヽ　　_!--_i, ｀7　.／ヽ

　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　 　 　 ＼
　　　　　　　 ／　　 ─　　 ― ヽ
　　　　　　／ 　 　（ ●） 　（ ●）'
　　　　　　|　 　 　 　 （__人__） 　　|　　　…………。
　　　　　　＼　 　　 　 ｀ ⌒´ 　,／
　　　　　　／　　　　　　ー‐　　 ヽ


≧≠ｘ― -　　 ＿,，:´: : : : : : : : : : : : :｀: : . ＿_,，-‐: ｧ≠く
　乂__》_:_: : : : :.／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼: : ::／ 「厂^
　 　 ＼ヾ ￣У: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾ´,ノ／
　　　　 ＼:У: : : : : : : : : : : : :ｉ : : : : : : : : :'，: : : ∨´
　 　 　 　 /: : : : : i: :./:.:/ : : : |: ｉ: : : : : i : : : ';. : : : :.
　 　　　　′:.: :.:ｉ:.:|: :ｉ: :,|.:i:|:.|{ﾊ:.}:.:.|:.:ｉ: :|: i : : i.: : : : :.
　　　　　ｉ: : : : : |:i:|:i |:/:|:从八 }ﾊ: |:i:|: :|: |:| : |: : : : :.i
　　　　　|: : : : : }从{七千j/ヽ /　}ﾉ从≧ﾊ{-:.|.: : : : :|
　　　　　| : : : : i　yfﾁ斧ﾐｘ 　 　 　 ィ斧ミx.Ⅵ : : : : |　　　26年も刑務所におったのじゃろう？
　　　　　| : : : : | 《弋う::ｿ　　　　　 弋う::ｿ 》,: : :..: : :|
　　　　　| : : : : |:. ｀　　 ´　　　　　　 ｀ 　 ´,: : : : : :.:.|　　　
　　　　　|{: : : : : :.　　　 　 　 .:i　　　　　　 ′:.: : : :.:.|
.　　　　 八: : : : ∧　　　　　　__ 　　　　　,: : : : : ′:.|
　　　 　 　 ヽ: : : : ヽ　　　　´ 　 ｀ 　　　/: : : : /: : : |
　　　　　　　i'，: : :.';.｀　　　　　　　　／′: : :/: : : : |
　　　　　　　|: :ｉ : : : ｉ: :.:ﾊ＞ 　 　 ＜ |,: : : : /: : : : : :.
　　　　　　　|: :| : : : |＿;　ヽ　　　　　/: : : :/ ´ ￣ ｀ヾ:.
　　　　　　　ﾚ':| : : : |　 　 {{　　　　 /: : : :/　　　　　　 ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,　,__,._ｒﾌノ三ﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾄ､彡彡'三彡彡彡⌒ミヽ彡ﾐ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 巛 l　ヽ.Ｖﾄ､彡'/三ミ三ミﾆﾐﾐ彡ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽﾄ､ｌｌ|　　〉 | ﾊ////／彡ニﾆニﾆミヽ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉｌ|､_ﾊ._〉｀丁川Ｌﾉ//ノ／彡⌒ﾐﾐi川ミミ三　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐ､ミ三三ﾐミV/////ノ/／ﾐミﾐｉ川ﾉノ三ミミ　 　　We ask ourselves, who are you NOT to be?
　　　　　　　　　　　　　　　 ,.--､≧ミﾐﾐｒ‐ｆ⌒(__)ニ入ミミ三ﾐ//〈__,二二ミ　 　　
　　　　　　　 ｡･・｡.　 ｡＿ ｒく___ノ __ヽｿ　ｰヽ-'　_ノ |ｌト､ミ三ニ､ﾐﾐミミミヽヽ　　Your playing small does not serve the World.
　　　　　　 ｡ﾟ　　.｡・：{（__)ヽ'八ｰ'(_ ）l＼　i ｊ/　　__,,＞_ヽミ//ヽ.}）川|ヽﾐﾐ　　　　
　　　　　　：　　｡ﾟ　<二〉 /￣￣ヽ<二弋テ}'-‐'ｆ‐ｔ:ﾃブ´ ヾ/リ./ノﾊヽミﾐﾐ　　　There is nothing enlightened about shrinking
　　　　 　 ：　｡ﾟ　　　,（○!: : : : : ﾉ○)l 　 /!　'´ l ￣　 　 （⌒Yヽ巛ﾐﾐ､ヽヽ　　
　　　　　　：｡゜ 　 ／　＼ヽ: : : :/-ン ,ﾊ　lﾉ __　　　　　　ｆ⌒Ｖ　 ',川川,},}ｊ　　　so that other people wont feel insecure around you.
　　　　　.｡：ﾟ　　/　｀ヽ ／ヽ ‐,'|〈_入{__ﾊ ヽ-'＿_,.　　 　 >‐<　　　Vﾉﾉﾉ八 　
　　　　｡゜　： ／｀ヽ ／∨´|ｌｖｊ人　_ 〉__ハ.｀ｰ‐_'　 　 ／└-'　　　 ﾉ￣了ﾐ　　
　　　 .：　 ｡ﾟ{ ー‐､' ＼, |ｰ'｀´!　　／　 巛',｀匸　　／　 　 _... -‐:::￣::::::{ミミ 　
　　 ｡ﾟ　 ｡゜ _i　 ヽ ＼,ﾍﾉ　　　 ／　　　__ヽー─≦-‐:::￣::::-‐::::￣::__:::::＼　　
　　：　 ｡゜ //＼　　　 _,. -‐ｧ'　　　__ｒｆ´:::::::::_::::::::::-‐::::_￣::-─:::￣::::::::::ノ:
　　 ﾟ｡・__./＼　 丶--'　_／! ,...＜::＿ヽ＿:::::__:::::-‐::￣:::::::::::::::::__:::::-::::´:::::::
　,　 ´　 /　　丶､二二　..ノ:;　'"´　＼　　＼:::::::::ー‐:----:─::::-＝三三二
　　　／,'　　 ,.'二二、ヽ //　　　,.　-‐ヽ'´￣￣￣ ／::::::::::::::::::::::::::＿＿:::::::



　　　　　　　　/: : /: :.| 　 　 ／: : : : : :/: : : : : : : : : : : ＼: : : :＼
.　　　　　 　 /: : /: : : !　　 /: : : : : : :/: : : :/: : : : : : : : : : ヽ: :ヽ: ＼
. 　 　 　 　 ,': : : : : : : ｉ:　 /: : : : : : :/:ｌ: : : :|: : : : : : :＼: : : : : : :ｌ: :ド:ヽ
　　　　　　 ｉ: : : : : : : :ｉ　/ : : : : : : ,': :|: : : :|: : :l: :ヽ: : : ヽ : : l : |: :|　 l|
　　　　　　 |: : : : : : : :∨ : : : : : : :ﾊ: :|: : : :|: : :| : ハ　: :|_＼:l : |: :l　 ||
　　　　　　 |: : : : : : : : | : : : : : : : |: l: |: : : :|: : :|: :|　| ;.イ∨从:∧/　 ﾘ
　　　　　　 |: : : : : : : : | : : : : : : : |: l: |: : : :|: : :|:八 j/Vｨて㍉/ : !
.　　　 　 　 ｉ: : : : : : : :.| : : : : : : : l: :斗七:丁厂⌒｀　 fﾄ::ﾟﾘ ｲ: : :|　　　それでもなんの恨み辛みも言わず
　　　　　　　ｌ: : : : : : : :l : : : : : : : | ∨ィチてヾ　　　　 ゞ='^ | : : |　　　自分達をいじめとった連中を排除せずに
.　　　　　 　 l : : : : : : : ｉ:.: : : : : : :|Y圦iド:;ｲﾘ　　　　　、　　 } : : |　　　新しい国づくりをしようとしておる。
　　　　 　 　 l: : : : : : : : : : : : : : : :Vヾゞ辷ﾝ^　　　　　 〉　 /: : : |
　　　　　　　 | : : : : : : : : ':, : : : : : : .　 　 　 　 　 　 __　　 ′: : :|　　　言うことは簡単でもこんなことなかなかできまい。
　　　　　　　ハ: : : : : : : :.い : : : : : : '. ､　　　　＜ _／　ｲ: :l: : : :|
　　　　　　　l : '.: : : : : : : l:ハ : : : : : : ∨＞　､_　　 ／::∧: :l : : :|
　　　　　　　|: : ｌ : : : : : : /: ∧ : : : : : : '.　　 　 丁ヽ::::/::∧ l: : :.|
　　　　　　　|: : | : : : : : /: /::∧ : : : : : : :　　　　{　八::::/::∧:l: :│

　　　 　l＼　　,　　 　 　/l／`ｰ-‐､
　,.、 　ﾉ　、`ｰ´`ｰ― ´　 ━┓　 l／|＿
..（ `ー'　 三z正　　　　　　穴　 　 　 　 /　　　　）（（
　 ）　　　 口ﾒ､__ 　 マ　　 九＿　 　 　 ` 、 　 （从ﾉ
　ﾉ　　　　ﾉ十　　　 ン　　 木 ﾛ|ﾇ 　 　 　 ,.ゝ人ﾉ::::::::
　ヽ、 　 　 土　　　 デ　　　!　.┴　　 　 ／　/.:.:.:::.:.:.:::
　　ﾉ　　　┼　､､　　ラ　　/Τヽ 　 　 冫 / |.l:.::.::.:::::::
　/　　　　│こ 　 　　　　ヽJ　ﾉ　　 （ 　 ）,ﾉ.|:::::::　 ::
　＼　　　　 ツ　 　/Τヽ .　大　　　　）|（ﾉ:　　........:.:.:
　 ノ 　 　 　 |　 　 ヽJ　ﾉ　　 　 　 /::.::.　:::::::::::::::::.:::
　｀i　　 　 　 |　　　　　　 　頭　　　冫::.:::::.::::::::.:.::::::::
　　ゝ　　　-‐ つ 　　　 　　　　　 ﾉ::.:::.:::.:::::::::.:.:::::::::
　　 ﾌ　　　 ￣　 　　　　 　領　 ／::::::.:.:::.:::::::.:.:::::::::.
　∠、　 　 ┗━ ,.― 、　 　　ヽ冫彡ミ〟::::::::::::::::.:::
　　　｀Y⌒V´ヽノ;:::...::::｀Y⌒W..ﾉ　　　　（:::::::...::::.:.:.::::
　　 　 　 r‐i　＿,. ｀ ⌒ヽ:::::::: ｯ'ﾓﾃ;〉:f:tﾃｯ:::.:.:::::::::.::::
　/l,.-―┘ ｀´ ＿ﾉ/⌒ ､ ゝ:::ゝ｀:´. ,.:､｀¨ミ:::.::::::.:::::::::
,/　,. -―ｧ lﾆ-''/　|　フ　|｀´（(.l :r-､-‐ｧ　 ゝヾ:::.::::.::
ﾚ´ _,. -'" ┌'''".　｜ ン　＞　|丶｀ﾆ=ﾆ 　/:.ﾉゞ:.::::.::::
　/_,. -'"|　|　　 　 ヽ！ ﾉ　○| :｀ ､____／ ○ 川 :.::::.
　　 /i　 lノ　 　 　 　￣ 　 O ゝ=ﾆﾆﾆﾆﾆ= ､O* :.::::.::
　 / ,.二￣_,/　　 _, -‐'/　/彡ﾆ三三≡三ミ､_,.　- ､:
　 ｀´　/ ,/_,,-‐''"_, ‐''"　=ﾆﾆ=≡三三≡ﾆ 彡 _,.．-
_,,-‐''´　_,,-‐''"　　 ｀､_,,..　-―-‐ " ⌒ ／彡　ノ"'‐
/　, -''´/　　　 　 　 i/　　　　　　 　 　 /〃,.／
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　/| .|l　ヽ、／￣ 〕r ´ ￣　 '' ｀ ､::::ﾉ ,／::::::::::::::::::::::::


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　　　／　　 　 　＼
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／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　……だお。
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
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┌──────────────────┐
│5月16日、シンガポール、チャンギ空港　 　 │
└──────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .i |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　il:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,」k、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃 :いヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 ＿_ ヾ ､_ノ　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__　　　　 　 ,ィ:´　　 ￣｀'' ‐ケ　　　　　　　　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣ ― :__/ ｨェｪェkt､　　 　 ヽ　　　＿＿―― ￣
＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　.l　　　;.::　　　　　　　 |―￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.／
　/￣ニニニニニニニニ二二二二二二二ユ―― ';　　　':;　　　　　　ｒｆ――――ｨｭｔ―――――ﾆニニニニニニニニニニヽ￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　 '　　　　 ﾚ￣ 〃´｀ヽ｀ｔ｀ミii＞ヽ　　　　　　　　　レ仁‐h‐〃^ヽヽ￣￣￣l￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　il　　 jj　　 /il￣｀ ｀''ｰo‐ｆｨｨｨ― ''└ ''´:il　li　　 jj 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ー‐´　　rhTrh　　 riih rhih 　　　　 rhiirh｀ー´ ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　'-' .'-'　 　 "" '-'-'　　　　　' '　''

　　　 　 __､ｰv''７-;ｚ.__
. 　 　 _＞　｀　　　　 ﾆ=
.　　　＞　 ､NヽN､N､トゝ
.　 　 ｲ　ｨ`　ｉj 「.|　v　 V.7
.　 　 l.　ヽ.　__　| |　 j /.ハ
　　　| r=i.| l⌒ヾﾚ''　 ﾚ'"う.〉
　 　 |.{に||uゝ..__｡"　く｡.ノく　　良くぞ立ち寄ってくれた・・・・！
.　　 j. `ｰ|!ド、""r _　'〈:" (.._
. 　 / 　 /! ｌＸ.Ｚ.ｴ.ｴｴェ'ｴT´　　さあ、シンガポール名物アジフライを堪能してくれ・・・・！
　_ノ＿,/ |　ヾェェ:ｪ:ｪ:ｪ:ｪＬ.__　　　　　､ﾞ`;｀"ｰ;-;､
￣｢|　 ﾄ､,l､ij､,_ 　 　 　 　 　 |　　　　 j　r-(＼: : {
.　ｌ.|.　 |j"　.;、 "'‐､!　ｉ　ｉ　　|`iｰ-,､._;'⊂,ヽ､ヽ|;:'ﾞ
.　!.!　 jﾞ .: ∩ f｀ｌ.i｀ｈﾞ‐､＿_.ﾊ│　|　{(＼.|. |!. ||
　|.|　 '､;'' ;|. |.;|. |.|│| '";=ﾆ{|.| |　│j:,:ﾊ ヾ ｌ　;|
　!.!.　 |. 'y'　ﾚ' /' /./`´|`ｰ' |.|.|　∠ﾙｌ |　;　 .ﾉ


　　　　　　　　　　　　　　　　　;　＿_
　　　　　　　　　　　 　　　　;　／　　＼　;
　　　　　　　　　　　　　　　;／ ノ |||| ､_＼
　　　　　　　　　　　　　; ／　（●） （●）　＼　;　　,'´￣￣｀',
　　　　　　　　　　　,､,　 | ＼　（__人__） ／ 　| ; 　!,!　ハ　ハ !
　　　　 　　　　; ,-'⌒`ー-'´ヾ; |r┬-|　|　 ／　.　 !ｌ　フ　ム ｌ
　　　　　　　　　ヽ､＿,,,､-､/ミ,j `ー'´ｰ-イ-､ ;　∠ 　ハ　ッ ｊ
　　　　　　　　　　　　 ＾～､￣r'´￣｀''ｊヽ､　 〃ヾ　ヽ フ　　 /
　ｊヽｊｖｉ､人ノｌ__　　　　 　; /　　ヽ´｛ミ,_　 ￣｀'''-ヽ　; ｀￣￣
　）　　 ハ　 　７　　　 　/　　/ ｀'＝'´ｌ ￣ｉ'-､＿,,ﾝ　;
　）　　 フ　 　　て　　; /　　/　　 !。 ｌ　　ｌ ;
　７ 　　ッ　　　 （＿＿ヽ､__ｌ　___ .!。 ｌ＿_ｌ__,-=-,＿＿_
　 ）　 　!! 　 　　（ ,-＝-,　∠ヾゞゝヽ ,-≡-,ｌ　　ｌ-=二=-,
　 ＾⌒~＾⌒＾~⌒＾└==┘　 ￣￣￣　ヽ==ﾉヽ=ﾉ＼＿_／

　　　 :::::::::::::::::::　　　 ＿＿＿_　　 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::　　　／　　　　　＼ 　　:::::::::::::::::::::::
　　::::::::::::::::　　　／　　 ）　（　　　＼　　:::::::::::::::::::::::::::::::　　　助かったお。なんせ南アの晩餐会で
::::::::::::::::::::::　　／　‐=・=-　‐=・=-　 ＼ 　::::::::::::::::::::::::::::::　　変な肉を食わされて食中りを起こしてたんだお。
::::::::::::::::::::::　　|　 ┬　（__人__）　　　　 |　 :::::::::::::::::
　　::::::::::::::::::　 ＼│　　｀ ⌒´　　　 ／ 　:::::::::::::::::::::::::::　　　(でもココのメシもチキン以外いまいちだお。さすがジョンブルの元別荘)
　　　　　　＿|＼∧∧∧ＭＭＭＭ∧∧∧／|＿
　　　　　＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜
　　　/　　─　/　──┐ ──┐ｌl　ヽ|　 |ヽ　 ム ヒ　|　|
　＼/　　─　/　　　　／　　　／　　　 |￣|￣　月 ヒ　|　|
　 ノ＼　＿_ノ　　　＼　　　／＼　　 / | ノ ＼ ﾉ Ｌ_い o o


　　　　　　　､--ヽｰv─;z.._
　　　　　,≦　, , ．．､､ 、、 ≧
.　　 　 ∠／,. -┬,-､┬‐-ヽ. ゝ
　 　 　 ｲ∠-─┴ﾞｰﾞ┴─‐-ゝ
　　　　 ｌl∠二二ｌ! u fi二二ヽl l
　　　 __| |　 r=＝　　 r＝=､　| |__
　 　 {fﾆ|.|.　し､ﾟ_, //　､ﾟ　〈　|.|｀i }
　　　l.L_||[○］U　l l ju ~U´v ||_ﾌ.!　　　え・・・・？
　　　`ｧ＜　r一 ヽ|_|／ ｰ-　 |!-ｲ
　　　 ﾉ　.|｢匚匚匚匚匚匚l`i.|　 !　　　　なにその顔？
　　　ｲ　_ﾉｌ‐r‐r‐r‐r‐r‐r‐r ｦ|　 ヽ
.　　 ｲ　! u ￣￣二二￣￣v |＼_ ヽ
　_,,./-1ﾍ.＿!__!__!__!__!__!__!_ノ!　:|l`''ｰ-
　　-‐''|| 　 | |:::::::::::::::::::::::　/ |.　 ||`'''

　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　 ／　　 　 　＼
　 　　 ／　⌒　　⌒　 　＼
　　 ／　 （ー）　（ー） ／^ヽ　　　さて、お話をするお。
　　|　　　（__人__）（　/　　 〉|
　　＼　　 ｀ ⌒´　　〈 ／ ⌒^ヽ　　　蕭君お願いするお。
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）


　　　　　　　　　　　 　 ,.:.:―:.:.、
　　　　　　　　.r-､　　 i:.:./⌒∞´:::￣::::｀ｰ-､
　　　　　　　／て )　　ヾi ／:,::::::::::;::::l:::丶::::;:＼
　　　　　　.（ _ﾉ　 ﾌ　　 /::::/:::::,:.'/l;/ヾl;/ヾﾊﾊﾍ
　　 　 　 　 ゝ、 〈　 　 |i::::|:::::::|ﾘ ⌒　　⌒　}_}ハ
　　　　　　 / ハ　ヽY　|i::::|:::从=(＠)＝(＠)ｌ小N　　　はいはーい！
　　　　 　 /〃　ﾍ　ヽ　ヾ（|::::⊂⊃　､_,､_, ⊂lｉ|ノ
　　　　　 ｉ ！　　 ＼ 　, ヾ:|ヾ::j　　 （_.ノ 　 ﾉi|　　　　じゃ、簡単に言うっす！
　　　　　 丶丶　　　_ ＞､　トィ.＞､ __,　 イ　ﾘ　　　　一緒に大陸と金儲けしよーぜ！
　　　　　　　 　 ゝ'´- ､_ 　y-､:::: lヽ ｰ'´1:ｿ^＼
　　　　　　　　〈　　　　 ￣　 う::::::Vyヽ/:::::i、　ヽ
　 　 　 　 　 　 `ー― ￢､__ノ::::::::::::::::::::::::`:>　 /
　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::r'＾ヽ'´ _／
　　　　　　　　　　　　 　 ,':::::::::::::::::::::::`く__ノ
　　　　　　　　　蕭万長(経済建設委員会主任委員)

┌──────────────────────────────────────────────┐
│当時台湾の大陸との通商方法は、1300隻ほどの商船が那覇や石垣島に立ち寄って通過証を受け取って　　 　 │
│大陸へ渡るというものだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
└──────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _i_
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _|_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ｭ|ｭ＿,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,_,__∩y'_＿,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _rjl\l7'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　y-､Ⅶ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _rvf`='ⅶL　　| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_rェHェェｪiｪ'ｭ_､_|rt-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /!,_ _　l　 r‐､ ＬP |=l＝!_
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _/'_,ﾄ{　`｣　ヽ_/.｢ l ┤|　]｀Ｌ　　,,､_ ,,..　 -‐　'''　"´
　　　　　　　　　　　　　 ＼,. -､　 ｣､仁二 Ｌ　　　　l　`ーiヾki´|`iー--,､　　　 ,..　‐''　"´´
　 |　　　　　　　　　　　　 | ｿ/ 〉/ー　- ､､..ヽ_,__,.. -　　　|ヾヽ -‐ ''"´,/ ''; ';:'　　　｀`_'ｰ-
　fk__ ,,..　_＿-‐__'''＿"_´_ｰ--'' "'ﾞ'ﾞ'ﾞ`ｰ　-- ､_,..　 -‐　''"´　　　.,､-'　　 _　　　　,､_
　 _＞_　　､y, 　　 ＿　　　　　￣ ￣￣´ ´　　　 　 _,　　_ ,,..-'´　　　　ヾ,,_ ｀`
　　｀'´｀ヽ `´　 / ／∠/　　　,r'　ヽ　　,､'_,r' ''　ｰ-'　´´　,,..、　　 _,.　､、
　　　　 　 ヽ　 ,r''ヾ ''ｰ'´ヾ､;',y、　　 '',.　､,,　,. ｰ ''´　`'´　　 ''´
　　　　　　　V-''´｀ ﾞ
ﾞ　　　　　´´`´　　　　｀

┌──────────────────────────────────┐
│沖縄と台湾の関係は、断交後も深い。台湾は沖縄から石油を購入したり、　　　　...│
│沖縄の漁師が船を修理する際に台湾に訪れるということもしばしばある。　　 　　　.│
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　ｌ
　　　　　 ／:::::::　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
.　　　　　|:::.　　 ''''''　　　''''''　 |　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　 :::::::＼
.　　　　　|::::.,（一）,　　　､（一）|　　　　　　　　　　　　　　　 |　 ''''''　　　'''''' 　　.:::|
.　　　　　|:::::: ノ　,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　|　　　　　　　　　　　　　　　 |（●）,　　　､（●）､.:::|
　　　　　 ＼:::::.ヽ｀-=ﾆ=- '　／　　　　　　　　　　　　　　　 |　　,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.:::::::|
　　　　　/ 　 ｀一｀ﾆﾆ´-,ｰ´　　　　　　　　　　　　　　　　 　＼　｀-=ﾆ=- '　.:::::／
　　　　 /　　|　|　　　/　|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 ｀ｰ｀ﾆﾆ´-一´ヽ、
　　　　/　　 |　|　　/ |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 ＿　　 　l
　　　 /　　　ｌ　|　/　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ￣｀Ｙ´ 　 ヾ;/　 |
＿＿/　　　 | ⊥_ｰｰ | ⊥_ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,|　 　　|　　 　|´　 ハ
　　　|　 `ｰヽｌ_ｌ_ｌ.}　ヽｌ_ｌ_ｌ.}　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　 |　　　 |-‐'ｉ′l
　　（､`ｰｰ､ｨ　　 }￣` 　　ﾉ　　　　　　　 　　　　 　 　 　 　 　 |＿＿ | 　 ＿| 　　７'′
　　　 `ｰ､､＿__/｀"''－‐"　　　　　　　⑩　　　　　　　　 　 　 （　　 （　￣ノ ｀ｰ-'′＼

┌─────────────────────────────────────┐
│この男のエピソードも、石垣島と台湾の関係を知る上では興味深い話の一つだろう。　　　│
└─────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　_,,,,,,,...........,,,,,_
　　　　　　,／:::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
　　　　　.|:::::::::i"""""""""""ヾ::!
　　　　　|:::::::ノ　　　　　　　　　ﾞl;!　　　フ●イデー襲撃した後によ、石垣島に引っ込んでたんだが
　　　 /｀ヾ;/　　　-‐ ､　　 -‐ ､ }　　　地元のおばちゃんにばれちまったんだ。
　　　 | r 'i　　 　 zｪｪ､ 　 zｪｪ、 |
　　　 ヽ` !　　　　　 　 　 !　　　|　　　　そしたらあいつ、「ウチの知り合いに漁師が居るから
　　　　 ｀7　　　　／､,, _ ,,）、　 l　　　　乗っけてもらって台湾に逃げなさい！」っていうんだよ。
,....--―'"|ヽ.　 　´　　＿ 　 　 /
::::::::::::::::::::|　＼　 ´￣ ー￣　/ｰ:::
:::::::::::::::::::::|. 　 ＼＿＿＿_,／|:::::::

┌─────────────────────────────────┐
│しかし、その際の関税の高さからたびたび財界から改善を要請され、　　　　　　 │
│またやる夫自身も脆弱な沖縄経済におんぶ抱っこされた形での貿易業を　　　　│
│善しとせず改善策を探っていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　..│
└─────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　／ ￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／ノ　　ヽ__ 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　／（―） 　（― ） 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　|.　　（_人＿）　　　u　|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 ｀⌒ ´　　 　 ,／　　　というわけなんだお。
　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　./　l　　　,/　 /　　 i
　　　　　　　　　　　　　(＿) 　　(__ ノ 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　／　　／　　　___ ,ノ
　　　　　　　　　　　　　!､＿__!､＿_＿＿_つ

┌────────────────────────────────────┐
│そこで持ち上がったのが中台新3ヶ国で出資しあい、国営の船舶事業を創設して　　　....│
│関税問題を解消しようというものだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　＿＿
　　 　 　 　 　 .. ‐ｆ: ´ 　 ﾛ |
　　　　　 　 ／　l!|:.　　-―|
　　　 　 .／　　 .l!|　　　 ﾛ |　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,.．ｨ‐､
　　　 ／　　　　 l!|:.　　-―|　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　ｒｰ '" 　 :| ﾛヽ
　 ｒ''"　 　 　 　 .l!|　　　 ﾛ |　　　　　　　　　　　　 ＿ ,．-ﾞ≦ :|　　　　 :|―-|
　 |:::.　　　　　　 l!|:.　　-―|　　 ＿　　　 ＿＿,,．-≦　　　 　 |　　　　 :l ﾛ　|
　 |:::.　　　　　　 l!|　　　 ﾛ |＿__l＿ヽ＿_l＿K＿l＿＿＿＿__ .|　　　　 :|―-|
　 |:::.　　　　　　 l!|:.　　-―|＿l＿l＿l＿l＼＼＿l＿l＿l＿l＿l |　　　　 :l ﾛ　|
　 |:::.　　　　　　 l!|　　　 ﾛ |＿l＿l＿l＿l＿＼＼l＿l＿l＿l＿l_|　　　　 :|―-|＿＿_
＜|:::.　　　　　　 l!|:.　　-―|＿l＿l＿l＿l＿l___＼＼l＿l＿l＿l＿l＿　　 l ﾛ　|ｪｪｪｪｪ
　 |::.　､,､､.,..、　 l!|　　　 ﾛ |＿l＿l＿l＿l＿l＿l__ｌ＼＼l＿l＿l＿l＿l　　.|―-|ｪｪｪｪｪ
,､,.|::.　;: 　 　 ヽ. l!|:.,.、 -―|ェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェl ﾛ　|,,,､,,.､,.
　;）:｀ﾞヾ　　　　 ｀ﾞ"　 ヾﾞ‥|,,,､ｆ"ヽ,､　　　　　 l三三l三三l ､,f''"｀ヾ､,:'ﾞ::|､,,､;:ﾞ
　､　　,: ｀ヽ;､　　　　　　　 ﾞ"　　　　"ﾞヽ､,,､,,､,:''""´ﾞ:.''"´ﾞ`''"ヽ　 　 ヾ''､,:;
　　｀ﾞ ､　_;:'　ﾞ`　---一 ''ﾞﾞ"´￣￣､;:ﾞ`''ｒ―――|ﾞ「￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
--- ''"´　　　　　　　　　　　　 　 （(__,.:''| |￣| |¨.| |:::.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |　 | |　| |:::.

　 　 　 　 　 ,.:.:―:.:.、
　　　　　 　 i:.:./⌒∞´:::￣::::｀ｰ-､
　　　　　　　ヾi ／:,::::::::::;::::l:::丶::::;:＼
　　　 　 　 　 /::::/:::::,:.'/l;/ヾl;/ヾﾊﾊﾍ
　　　　　　　 |i::::|:::::::|ﾘ ／　　＼　}_}ハ
　　　　　　　 |i::::|:::从=(＠)＝(＠)ｌ小N
　　　　　　　 ヽ（|::::⊂⊃　､_! 　 ⊂lｉ|ノ　　　出資額は両岸で合わせて90%を出資して、
　　　　　 　 　 ヾ:|ヾ::j　　'ｰ=-' 　 ﾉi|
　　　　　　　　 /⌒ヽヘ,､ __, 　イ　,ﾘ　　　釣り餌、もといシンガポールは残りの一割を負担してくれればいいっす。
　　　　　　　 ｒ　ヽヽ:::::::|ヽ`ー'1ｰヽ、
　　　　　　　|　　Ｖ:::::::::::∨yヽ/::::　/,1
　　　　　　　! ノ {:::::::::::::: ヽ／::::::::: ｙ i
　　　　　　 .|⌒`'､_:::::::::::::::::::::::::::::::: } !
　　　　　　 {　　　　￣''ｰ=ﾑ::::::::::: ｨ. i
　　　　　　　ゝ-,,,＿＿＿＿_）--,,　/
　　　　　　　 　 >:＼__　　　　　　ｨ
　　　　 　 　 　 |ヽ:::::::::::::::::"'ｰ‐-'


　 　 　 　 　 　 　 　 ,　-─-　.、
　　　　　　　　＿,／　,;;　　　　'' ＼
　　　　　　　 ＼　＼ ,;　　　　　　,, ヽ
　　　　　 　 ,イ,.へ、 ヽ､　　 　 　 　 |
　　　　　 ,ノ//-､// ヽ､　ヽ､　　　　;!
　 　 　 ノ　i/､.７/ r‐ ､| |ヽ､ ＠ 、./
.　　 ／ 　 lし'／.　ヽ｡ ﾙ' ∠=､ゝ、!
　／　　　,.H'´　～ r　　 く･-イ┘ `
　‐r‐''"´ :|.! u r= 、 ` 　 〈 r'´　　　　・・・・・・・・
.　│　 　 |!　,.　｀ヾﾐ: 、 Yゝ
　　ﾄ､ 　 ::＼　 '　, 　 `''＜._　　　　　それで、俺達の旨味は・・・・？
. 　 ヽ＼　:::::::＼　　'　 ,　 /
　　　 ＼ヽ、 ::／,> 、　／＼
ｌ|　　.;:　 ＼'V／　　|l`´　＼ ＼
.!|　　 　 //!;ﾘ|`＼　||　 ;: 　 ＼冫、

　　　,.:.:―:.:.、
　 　 i:.:./⌒∞´:::￣::::｀ｰ-､
　 　 ヾi ／:,::::::::::;::::l:::丶::::;:＼
　　 　 /::::/:::::,:.'/l;/ヾl;/ヾﾊﾊﾍ
　　 　 |i::::|:::::::|ﾘ ⌒　　⌒ }_}ハゝ
　　 　 |i::::|:::从=(＠)＝(＠)=小N
　　 　 ヾ（|:::⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃////　　船籍はシンガポールっす。
　 　 　 ヾ:|ヾ::j　　　　　　/ ////ﾞlﾞl
　　　　　　トィ|ﾞ ,､ __,　イ　 l 　/　!.|
　　　　　/⌒ヽlヽ`ー'´,1;;ｰ|　　　| |
.　　 　 く　　　ﾉ::V yヽ/:::::::l　　 /./
. 　 　 　 |⌒ l::::::::::＼/:::::::::::｝　　| !


　　 ,､!‐-　....,,,,＿__|ゞJﾚ'ノ|＿＿＿＿＿＿＿,,,....　-‐!､
　,､-'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `'-､
　""''''''７‐--　....,,,,＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,,,,....　--‐‐''''''""
　　　 /　　　＼　 ＼.　　 <　　 ／　　　　　　| |;';';';'| |;';';';|
.　　　ヽ,　 i＝=＼　 |　Ｕ　ヽ／.,,.. =＝＝＝ | |.'⌒ヽ|;';';ﾄ'
　　　　 ヽ, |　　　 ＼!.　　　　''"　　　　　　 /| |'⌒i　|;';';|
　　　　　/　!　　　.＠>　　　　,　　　 ＠　 / .| |'⌒i .|';';';'|　　　　　・・・・・・・・
.　　　　/　　ゝ__r‐''"　　　　　.`　,＿＿_ノﾉ .| |　 .! |;';';';'|　　　　　(船籍がこっちというのはいい・・・・！
　　　 /　　　　 .|　　 |.iｕ.　　　ｕ　￣￣　　 .| |⌒! .!;';';';';|
.　　　ヽ,　　　／　　 |j　　　　 ヽ.　　　　　　.| |_ノ /;';';';'ﾄ'　　　　　　10%株を持てば総会でも連中の手綱を引くこともできる・・・・
　　　　 ヽ,.／　　　　　　___　)　　＼　　ｕ　 | |__ノ;';';';';';|
　　　　　 (　_,,,..　-''"　　　　　　　　　　　　 //|;';';';';';';';';|　　　　　　だが寡少・・・・！　あまりに寡少っ・・・・！
　　 r―‐‐┴―――‐‐===ココ二!二!_ヽ .//　|;';';';';';';';'|
　　 |　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 //　 .|;';';';';';';ﾄ'　　　　　　・・・・・・・・）
.　　 |　　　　　ｕ　　　　　　　　　　 Ｕ 　 .//　　 |;';';';';';';|
　　　|　　　　　　　　　　　ｕ　　　　　　　//　 　 !ヽ;';';';';';|
.　　　|　　|　 |　 |　 |　 |　 |　 |　 |　　　//　　 /!::::::"''‐-'-,.,
--‐''"|　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´　　 /.i:::::::::::::::::::||:::::"''
:::::::::::::`‐-,.,----,--,------------‐;´　　 ./ .!:::::::::::::::::::||::::::::::

　　　　　　 -=ﾐヽl∨ﾚl イｲイイｨ
　　　　　　 Z　,ｖｖｗｖｗｖｗｖｖ､"ミ
　　　　　　Z /:|:|:|u|:|j:|:u:|:|u:|:ヽ ﾐ
　　　　　 Z.　＼;:|u|:|:|:|j~|:|:|／ _ ﾐ
　　　　　１ l::＼ ＼ｌ:ｌ:ｌ:ｌ:ｌ:／ ／::l ﾄ'
　　　　　 |〈:|u:|::＼｀!ｌｌ !´／:|:U:ﾉ.|
　　　　 r‐'‐〉 ==｡=-ｿ /=｡== 〈.‐､　　　　　これは俺だけでは決められない・・・・
　　　　 | f.ｦ u三三〈 〈 三三|j ）〕|
　　　　 ｌ ゞゝ 〃〃/ /〃〃〃/ｿ.l　　　　　　とりあえず一週間後、向こうのお偉いさんが来る予定だから
　　　　ﾑ`''〈 /´ r_（_/_ ､ ｀ヽ　〉‐ﾍ
　　　 ／_l´￣u￣￣u￣u￣￣`l._ヾ、　　　　まずそいつにこの話を伝える・・・・！
一 '' "||　| 〃〃〃〃〃〃〃〃| ||" '' ー
.　　　||　.|　l　l　l　l　l　l　l　l　ｌ |. ||　　　　　　それでいいか・・・・？
　　　||　 ｌ　　|j　 u　|j |j　　u　 ｌ　||
.　　 ||　　￣￣ﾄ￣￣￣ ,|￣￣　 .||
　　 ||　　　　　| `r----/ |　 　 　 .||


　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　…………。
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／⌒　　⌒＼　　　　　もちろんですお。彼らにも話を通してくださいお。
　　　／ 《;･;》 　《;･;》 ＼　　　　いやー、外交上の制約が多いって大変だお。
　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼　　
　 |　　　　 ﾄｪｪｪｲ　　　　　|　　ともかく今は『貴方達』が彼らとの数少ない窓口ですお。
　 ＼　　 　ヽﾆﾆｿ　　　 ／　　　よろしく頼みますお？


　　　　　　 -=ﾐヽl∨ﾚl イｲイイｨ
　　　　　　 Z　,ｖｖｗｖｗｖｗｖｖ､"ミ
　　　　　　Z /:|:|:|u|:|j:|:u:|:|u:|:ヽ ﾐ
　　　　　 Z.　＼;:|u|:|:|:|j~|:|:|／ _ ﾐ
　　　　　１ l::＼ ＼ｌ:ｌ:ｌ:ｌ:ｌ:／ ／::l ﾄ'
　　　　　 |〈:|u:|::＼｀!ｌｌ !´／:|:U:ﾉ.|
　　　　 r‐'‐〉 ==｡=-ｿ /=｡== 〈.‐､　　　　　
　　　　 | f.ｦ u三三〈 〈 三三|j ）〕|
　　　　 ｌ ゞゝ 〃〃/ /〃〃〃/ｿ.l　　　　　・・・・・・・・！　
　　　　ﾑ`''〈 /´ r_（_/_ ､ ｀ヽ　〉‐ﾍ　　　　　(こいつ・・・・)
　　　 ／_l´￣u￣￣u￣u￣￣`l._ヾ、　　　　
一 '' "||　| 〃〃〃〃〃〃〃〃| ||" '' ー
.　　　||　.|　l　l　l　l　l　l　l　l　ｌ |. ||　　　　　　
　　　||　 ｌ　　|j　 u　|j |j　　u　 ｌ　||
.　　 ||　　￣￣ﾄ￣￣￣ ,|￣￣　 .||
　　 ||　　　　　| `r----/ |　 　 　 .||

┌──────────────────────────────────────┐
│この件について後日知らされた江沢民は満足したらしく、6月10日にシンガポール宛に　　　 .│
│感謝状を贈った。内容は「交流のチャンスはいつでもある。台湾側が誠意を見せれば　　　　│
│我々は協力し合うことができる」と比較的穏やかなものだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
└──────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　,,,,,,,,,,_
　　　　　　　　　　　,ｨヾヾヾヾｼiﾐ､
　　　　　　　　　　rﾐﾞ｀｀ 　 　 　 ミﾐ､
　　　　　　　　　　{i　　　　　　　ﾐﾐﾐl
　　　　　　　　　　iﾞi ,,,ﾉ ､,,-=､　ﾐミﾐ!
　　　　　　　　　　{_i=･}-{_=･｀}￣ﾚｩ:}　　　　　ま、ギクシャクしてる中でこういうのも悪くは無いでしょ。
　　　　　 　 　 　 　l￣,,,,_,ﾞ￣｀　:::ン　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　|/ _;＿_,､ヽ..::/l　　　　　　　　　　ﾌﾌﾝ
　　　　　　　　　　　ヽ.~ﾆ~ ' .::::ノ/ }＼＿
　　　　　　　　　_,,.-‐' ｀ー '"::／ /　　|　 ￣｀''ｰ-､
　　　　　　r‐''" 　 ./　 i＼／ 　/ 　 　|　　　　　/　ヽ
　　　　　 / 　　　 /　　 | /;;;ヽ､ l ヽ ／　　　　 ノ　／}
　　　　　ﾉ　|　　　＞ 　 |' }::｛　ﾉ　　　＼　　 /　// ハ
　　　　 { ヽ |　　 {　　　 |　l:::l /　　 ｏ　/　 .:{　/ノ　/ |
　　　　/　ヽ|　　 l 　　　 |ﾉ:::::{　　（^ヽ/　 .::i／ ／　ﾉ |
　　　/　{　　|　　ヽ 　　　|::::::l　　　 ＼＼.:::|　 ／.::: ノ|
　　　{　ヽ､ ﾐ|　　　ﾞ､　　 |:::::l　　　/　 ヽ ヽl:::／:::ノ.::::}
　　 ﾉ　　ｰﾆ:|　　 　ヽ　　|:::l　　 /　　　 }　}　　　-''''　|
　　/,:::;;;;;;;:,　|　　　　ヽ　 |:/　　/　　　.::::|　|''￣　ヽ　|
　 ﾉ　　ﾆ-　::|　　　　 ヽ　ﾚ　 /　_,.-‐'"^ |　|ヽ　　ヾノ
　{　ﾉ　____ヽ）:::.　　　__ヽ_,,.=‐＜　　　ヽ　|　|:::::;;;; ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ∧ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 而而 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|n　l|√ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 鬥鬥l__∧＿__∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｡＿__|]]　|三|]]三三/＼ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∧三 l|＿_l三|]]三ｰ/：∵＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 I/厂|∧l| 　 |￣￣￣丁二二｢|
　　　　　　　　　　∧I　　　　 　 　 　 　 　 /|T￢｢￣|　[[| ﾛﾛﾛ　[[| 凶凶ｌ |
　　　　　　　　　　[[[[|　 ∧　　　＿_　　　 | ｌl| ﾛ|| lll |]]　| ﾛﾛﾛ　[[| 凶凶ｌ |
　　　　　　　　　　|ii　|　 〕∧ﾆlﾍ￣II＼.　│ll|　l|| lll | 　 | ﾛﾛﾛ　[[| 凶凶ｌ |
　　　　　　　　　 {兀兀} 皿皿|ﾆﾆ|ー｢[[[[|.| ｌl|　l|| lll | 　 | ﾛﾛﾛ　[[| ⅣⅣｌ |
　　　　　　　　　　|ii|l |　f≦TTﾆﾆ|厄`:;':,'ﾞ`:;':|　l|| lll | 　 | ﾛﾛﾛ　::;'.;,',;::;:;'.｀;::'､,,,
　　　　　　　　　　|ii| l|,':;`:;'::|│,ﾛｌ|,':;`:;':　;,',';,',;:;::;'.;,',;::;:;'.｀;,',;::;'.::;'.;,',;::;'｀;,',;::;'.｀;,',:;'.｀;,',.
　　　　　　,:;;,',.;::;'::;'.｀｀",':;`:;'::;;;`;`:;'::;;;　;,',;::;'.;,',;::;'｀;,',;::;'.,;::;'｀;,',｀;,',;::;'::;'.;,';::;'.;,';::;'.｀;,',;:
　　　　　´',:;,',.;:.;::;',:;:;'.｀',:;,,:;;::;',;::;'｀;,',;::'.;'.;,',;::;'.,｀｀;:;'::;'.;;,',;:´',;::;'.｀｀,',;::;'｀;,',;::;'.｀;,',;;'.｀;,',;::..

　　　　　　　　 _,.-ｯ≦―:::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ､
　　　　　　,..r::´:／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ
　　　　 ,.r:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::ヽ
　　　 ,ｲ:::::::::::{少‐"´￣｀^＜::::::::ヽ:::::::::::::::!:::::::::::',
　　,ｲ::::::::::::／^　　　　　　　 ＼:､:::ﾍ:::::､:::::i:::::::::ﾍ:',
　 ｒ:::/:::://　　　　　　　　　　　1:!､::::i:::::}::::::!:::::::::::!::,
　 l:::i::::::i::i　　　　　　　　　, - ¨了ﾍ:::ﾄ､::i::::::i:::::::::::i:ﾊ
　 i::!::::::ﾍ:!＿_　　　　　／　　　ｿ　 !ﾂ i::|:::::::}:::::::::::}:::!
　 t:从::::iヾ　 　｀ﾞ　　　　 　 ,.ｨf斤本ヾ}:;!:::::::i=ｪ;::::::i:::i
　　f　!::::ﾊ.　　　　 　 　 　 　 t弋り!}"|::!:::::::::ﾄ､ }::::::!:::!　　　一割の株の保有と
　　 !　ヾ_:::ヽ　　　　 , 　 　 　 ちｴﾝ　1j:::::::::tｲｿ:i::::i:::::i　　　　船籍の確保ねぇ……。
　　　　　 ｀iムゞ=r'''" ､　　　　　　　　ﾘ:::::::::::|´:::::|::::!::::i
　　　　　　|::::ﾊ　　　　　　　　　　　　f;:::::::::::::!::::::::|::::i:::::!　　　　確かに悪くないけど……。
　　　　　 f:::::::::ゝ　　　 ｒ ､　_ _　　　 |i::::::::::i::|:::::::::!::::i:::::}
　　　　　 i:::::::::::↑-､_. |　 !　　　　,.イ::::::::::j::!:::::::::|:::::|:::::i
　　　　　j::::::::::::::|::::i:::|i ｌ 　!､._,,. -´ ｆ:::::::::::ﾘ:iﾄ､::::::;!:::::|:::::|
　　　　 ,{:::::::::::i:::|:::::|::!'!　 ,!;:r^! , -=､::::::::::;'::j: : ヽ:!:::::::l:::::|
　　　　 f:::::::::::j::::|:::::!_/　 .,!. 　/　 ／:::::::::;':::,': : : : :｀-､|:::::|

　 　 　 　 　 　 　 　 ,　-─-　.、
　　　　　　　　＿,／　,;;　　　　'' ＼
　　　　　　　 ＼　＼ ,;　　　　　　,, ヽ
　　　　　 　 ,イ,.へ、 ヽ､　　 　 　 　 |
　　　　　 ,ノ//-､// ヽ､　ヽ､　　　　;!
　 　 　 ノ　i/､.７/ r‐ ､| |ヽ､ ＠ 、./
.　　 ／ 　 lし'／.　ヽ｡ ﾙ' ∠=､ゝ、!
　／　　　,.H'´　～ r　　 く･-イ┘ `　　だが一割はあまりに不公平っ・・・・！
　‐r‐''"´ :|.! u r= 、 ` 　 〈 r'´
.　│　 　 |!　,.　｀ヾﾐ: 、 Yゝ　　　　　　　法整備の整ったうちの船籍を使うのも
　　ﾄ､ 　 ::＼　 '　, 　 `''＜._　　　　　　　両岸関係が良くなれば
. 　 ヽ＼　:::::::＼　　'　 ,　 /　　　　　　　すぐに俺たちが用済みというのは明白・・・・！
　　　 ＼ヽ、 ::／,> 、　／＼
ｌ|　　.;:　 ＼'V／　　|l`´　＼ ＼
.!|　　 　 //!;ﾘ|`＼　||　 ;: 　 ＼冫、


　　　　　　　　　　　　 ＿,,,..．．...,,,＿
　　　　　　　　 _,.-ｯ≦―:::::::::::::::::::::::::::｀:ｰ､
　　　　　　,..r::´:／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ
　　　　 ,.r:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::ヽ
　　　 ,ｲ:::::::::::{少‐"´￣｀^＜::::::::ヽ:::::::::::::::!:::::::::::',
　　,ｲ::::::::::::／^　　　　　　　 ＼:､:::ﾍ:::::､:::::i:::::::::ﾍ:',
　 ｒ:::/:::://　　　　　　　　　　　1:!､::::i:::::}::::::!:::::::::::!::,
　 l:::i::::::i::i　U　　 　 　 　 　 　 i |.ﾍ:::ﾄ､::i::::::i:::::::::::i:ﾊ
　 i::!::::::ﾍ:!　　,　　 　 　 ｀ｰ─-リ-､iﾉ i::|:::::::}:::::::::::}:::!
　 t:从::::iヾ／　　　 　 　 　 　 　 　 　 }:;!:::::::i=ｪ;::::::i:::i
　　f　!::::ﾊ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |::!:::::::::ﾄ､ }::::::!:::!　　　(やっぱりあいつはとんだ食わせ物っさ。
　　 !　ヾ_:::ヽ　　　　 ,　　 　 ゞ=ニ=ﾝ.1j:::::::::tｲｿ:i::::i:::::i
　　　　　 ｀iムゞ=r'''"　　　　 　 　 　 :ﾘ:::::::::::|´:::::|::::!::::i　　　　こっちをマレー人に追い立てられた都市国家
　　　　　　|::::ﾊ 　 　'　 　 　 　 　 　 f;::::::::::::!::::::::|::::i:::::!　　　くらいにしか考えてない)
　　　　　 f:::::::::ゝ　 　 -‐-　 　 　 　 |i::::::::::i::|:::::::::!::::i:::::}
　　　　　 i:::::::::::↑-､_　｀　　　　　 ,イ::::::::::j::!:::::::::|:::::|:::::i
　　　　　j::::::::::::::|::::i:::|i｀::ｰ.､._,,. -´ ｆ:::::::::::ﾘ:iﾄ､::::::;!:::::|:::::|
　　　　 ,{:::::::::::i:::|:::::|::!';::::::::_;:r^!　 ,!:::::::::::;'::j: : ヽ:!:::::::l:::::|
　　　　 f:::::::::::j::::|:::::!_;>-´: :_:,.r| ,f::::::::::::;':::,': : : : :｀-､|:::::|

　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿
　　　　　　 　 　 　 　 .．ィ"::::::::::::::::｀::::..、
　　　　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　　 　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::､::::::::ヽ:::ヽ
　　　　 　 　 　 /::::::::::r一…ﾐｘ:::::::::::＼::::::ｉ::::ﾊ
　　　　　　　　 ':::::::/::l| 　 　 　 ＼::::::::::ヽ::|:::::::.
　　　　　 　 　 |::l::::!:::{{＿＿　　　 ヾﾞﾑ从ｉ|::::::::i
　　 　 　 　 　 Ⅳ:::l:::ﾄ ＿＿｀　 　 ´__l川:ﾘ::::::::!
　　　　　　　 　 |ヾ:{人Τr::cﾐ　　 ィ::r::c 少:::::::.　　　(ま、こっちとしては
　　　　　　　 　 l::::::/)､.乂zｿ 　 　 乂zｿ ﾊ:ﾍ:::::ﾊ
　　　　　　　　 .'::::///）　 　 　 '　　 　 .人 〉》::::∧　　　　少しでも儲けるように持っていかないとねっ）
　　　 　 　 　 /:x〈〈〈. ゞ≧:． r‐y　.ｨ彡　/ /}､::::∧
.　　 　 　 　 //　|l＼　 　 　 } ￣ {　　　　 ィ':| l!ヽ∧
　　　 　 　 /::i　 ｷ!　.＞‐ 　 |､　 ,|　　 手ｷl:::| l!　i::∧
.　　 　 　 /::: | 　 Ｖ7′￣￣| ￣ |￣￣　ハ:.' ′.|::::∧
　　　 　 /:::::: !　　/` ー─‐/　　 :ゝ--:イ　 ∨　 l!::::::∧
.　　 　 /::::::::::|ｌ ∨　　　　 /　　 　ﾍ.　"´　　 ∨　|::::::: ∧
　　　 /::::::::::: |l /　　　　.:/＼　m　∧　　　 　 ∨ !::::::::: ∧
.　　 /:::::::::::::: !"　　　　 /| 　 ヽ.　/　iヽ.　 　 　 ヾ|::::::::::::::ﾊ

┌───────────┐
│この件の2年前、　 　 　　　│
└───────────┘

┌────────────────────────────────────┐
│国民党大会では改憲による総統選挙についての方式の議論が行われていた。　　　　 .│
└────────────────────────────────────┘

　　　　　 rfﾆ､ヽ
　　　　　 l｡ ｡ f9i
　　　　　 t≦_ﾉゝ､　　　　　　　　　　　　,,....,,,,__　　　　　　　　,rrテ≡＝=-､
　　　　　　｀フﾞ´,,:: -- ::､　　　　　　　,r''"''''''ヽ:::｀ヽ.　　　　　（〃彡三ミミ::｀ヽ
　　　　　 ,rﾆｭf::r-‐t::::::::ヽ　　　　　f´,,..、　r"::::::::::i　　　 　 /"~´　　　i三ﾐ::::i,
　　　　　/,,,　Y.. -‐ ヾ::::::::l 　 　 　ノﾞ f･=　 7:::::::::::l.　　　　f:､　‐-:、　(ミﾐ:::::::l
　　　 　 ﾑﾟﾞﾞ' く､'ﾟ`　 ﾞ'"):::l　　　　ヽ''　　　　ﾞ'⌒ﾘ:ﾉ　　　　ﾉﾟｦ　''・=　　ﾘ::r-､ﾘ
　　　　　l=,,;;:. l=､　 ..::" ,)ヽ、　　　j⌒　　　 ﾄ'"fノ　　　　 l (-､ヽ'"　　 ﾞ'´ﾉ),）　　え？　マジで？
　　　 ／`ゝ-''^ヽ''"　 ,/: : : :＼　　ヽ、: : : '" ノ^i,　　　　　lｨｰ-､　　　　ﾉ-ｲ
　 　 /rf´ i′　 ,f^ヽノ:,. - - 、 ヽ,,. -ﾃ）　,／　　｀ヽ、　　 t_ﾞﾞ 　 _,,.. :: "　 l、
　　　ﾞ'ﾞ　 l　　　l: : j :f´: : : : : ヽ,/　　 '''"´　　,,.: -　 ヽ 　　 ｀ﾕﾞ"　　　　,ノ::ゝ､
　　　　　 !　　 /: :ﾉ l: : : : : : : ノ,　　　　　　,:'"　　　ﾞヽ i,.r‐(´::::〉　　 ,.ｨ":::::/::::::
　　　 　 /-‐-/: :/: l: : : : : : ,/ /　　　　　/　　　　　　,f´:::,::ヽfﾄ--テ:::::::::ノ:::::::::　　　まあ難しいでしょ。
. _,,..::-,テ　　 /`7: :（: : : : : /ヽ/　　　　 〃　　　　 　 ﾘ:::,'::::::ゝ!r7/ｰ一'":::::::::::::
｀_,:ｨ''"　 _,r''"　f: : :ト---ヲ　/　 　 　 fﾉ　　　　　　 /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::
-‐-‐'''フ"　　,.ﾉ,:::::」､,:r'"　 ,i　　　　　/　　　　　　 /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::
､..､く´＿,,∠"ｨ''"´ ／　　　,>　　　　 /＼、　　　,ノ:::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::::
´　 ,ﾍr:､-､=---／　　　 ,:ｲ　　　　,ﾉ　　 ｀ﾞヽ､／:::::i':::::://:://::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｰフ´ > ヽ`ｰ､／　　　 ／く _,,..ィ''"ﾞ'　　＿,,:ｨf-:､::::::!::/｀ﾞﾞフﾞ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／ ／　,,ゝヽ,　）　 ,.／　ｨ'"　　　r-‐ ''",.,　　　　ヾ:l:/　f"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

┌────────────────────────────────────────────┐
│前回述べたように中央常務委員会では答えがでず、泥仕合となっていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│非主流派はこの改憲案を通さないために工作を行い続け、中央常務委員の席をフル活用していた。　　　 .│
│このことにより総統の直接選挙はさらに先延ばしになる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
└────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　 （/:. ／.:: .. :. ./:. ..: :: :/:. .:: .: : .:: / ./:. ..: ﾉ . :ﾉ:.: .:从.: ..､.: .: :: :: .. :l:. ... :. :: :
　　　　　　　　　　　　　　 /:. /:. .:. .:. . /l. :..: .: /.: .:.. :.. :. .ノ:../:: :: /!::::.ｲ:. .:./ ヽ:.:. .ヽ:. :.:.: .:. .l.:. :: .:. ..:
　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ.: /:..: .:. .:. :.:. l:.: .. :./:.. :.:. .:. .::´. ノ:. .:.,//: .:/!:. ../　　ヽ:.: ..＼:. :.: .:.|:.:. :: .: ..:
　　　　　　　　　　　　　/:.. /..:. ..:. i:.: .: ..|.:.: . /:.: .:.: .:.:.: ... /ﾉ:. .://:.. /.ﾉ:. ./　　　 ヽ:..: ..丶.:. ..|.: .:..: .. :.
　　　　　　　　　　　　　!.: .:l.: .:..: ./.: .:..: 1.:. :.:l:..: .:.. :.: ::.:://:. :://: ／/::.: /`ー―――､.: ..:: 、l:. .:. .:. :.:.
　　　　　　　　　　　　　|:. .:l:. :.:. ::!:. :.:. .:.l:.: .:..|.: .:. ::.:: .／/: : //／ ./:. .:/　　　　　　　 `ｰ= .斗:.: .:. .:. :
　 　 　 　 　　 　　 　　 !:::. |:. :..: .|:. :.:. .:.l､:.: ..|:..: .. :／／::.／/"　 /:. .:/　　　　　　　　　 　　ﾌ｀:.: .. :.. .
　　 　　 　　 　 　 　 　 l:::. .!:.:. .: j.: .: .:.. |.: .: .|.:..:／／:.,.イ 　 　 ./:. ／　　　　　　　　　　　 ﾉ:.: .: ..:. .:..
　　　　　　　　　　　　　 !.:: |.:. :..: |.:. :. .: .lヽ::. l／∠:ィ´.　 　 　 /:::/　 ﾍ､　　　　　　 ,､＿ /:: .:..: .:.. :....
　　　　　　　　　.　　　 ∧:.:|､:.: .:.:l:. :.:. :.:.∨ヽl　　　　　,,z　　 ./／　　　 ﾌ`ｰ=―;;'";;ィ'` /:. :.:.: .:. .:..r::　　まあ、7時間議論を尽くしても答えがでなかったんですぅ。
　　　　　　　　　　　　 　∧l .l:. :.. l.: .:.:. .:.:.∨　_,...＿,.ィ;;ﾍ　 ／　　　　　´　￣⌒　　　　/:.: .:.: .:: .:.:/.: .　　
　　　　　　　　　　　　 _.　 　 |:. :.: !､.: .::.: .:.:∨弋‐=‐ '"　　 ,　　　　　　　　／／／　.／:.: .:. :.. :.イ:. :..　　　あいつだってそうそう権力を手放すことなんでできねぇですよぉ。
　　　　　　　　　　　,;'"ヽ　　∧:. :.|:. ... :. :.:. :.∨ 　 　 　 　 〈!　　　　　　 　　　　　 ／:. :.: .:x:: '"./:. ::／　　　　
　　　　　　　　　　./　　1　　　.＼:!ヽ.: .: .:. :. :. ＼　　　　　　　　　　　　　　　　 .∠:. :. - '"　 ／.:..':"　　　　　
　　　　　　　　　 ,f　　　|　　　　 　 .）`ｰ=::. :_.: .:. ＼　　　　　 ＿.,　-一' 　　　　　　 　　 ,.イ::'".f
　　　　　　　　　 1　　　|　　　　　　r :l　　、　ﾃ―‐'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ
　　　　　　　　　 |　　　:j　　　　　　l　i　 _ ＼ ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ >
　　　　　　　　　 |　　　.l　　　　　　ヽ !　ー=, .n ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イ ! /
　　　　　　　　　 |　　　.|　　　　　　　>　　／ .l.! ＼　 、　　　　　　　　　　　　　　　 　／　　v|
　　　　　　　＿　l　　　 ﾚ'"ヽ　　　 / l　　　　 l!　　　　`　 、　　　　　　　　　　　　,.イ　　　　 .>
　　　　　_r'"　 ヽ!　　 /　/＾l!　　　.l　　　　　　　　　　　　 l｀:::　　　　　　　　　　　　　　　　,イ
　　 r'"´7　　　 i!l　　ｲ　.k'"1　　　.ヽ　　　 　　　 　　.　　ﾉ::::_,イl:::: ー=イ´　　　　　　　.／ .）
ｒ'"７　　j　　　 ｙ ^　　!　　　l!　　　　 >　　　　　　　　　　rf-x'　 .lhl￣ヽ/　＼　　. 　 ,／　　j
　 .i!　　 !　　　f　　 　|　　　1　　　 /　　　　　　　　　　　 レ' "´￣ ￣ィ　　　j　r‐ '"´　.　 /

┌────────┐
│はずだった。　　　...│
└────────┘

　　　　　　　　 　 　　＿＿＿_
　　　　　　　　 　　／　　 　 　＼
　　　　　　　 　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 ／ 　 （●） 　（●）　 ＼　　　　あ、そうそうもう埓あかねーから
　　　　　　　 |　 　 　 （__人__）　 　　 |　　　　　全国代表大会で決めるお。
　 　　　　　　＼　 　　 ｀ ⌒´ 　　 ,／
　r､　　　 　r､／　　　　　　　　　　ヘ
　ヽヾ　三　|:l1　　　　　　　　 　　　　ヽ
　　＼>ヽ/ |｀ ｝　　　　　　　　　 　　|　|
　　　ﾍ　lノ `'ｿ 　　　　　　　 　　　　|　|
　　　　/´　 /　　　　　　　　　　　　 |.　|
　　　　＼. ｨ 　　　　　　 　 　 　 　　|　 |


　　　　　 l　　 　　 /: : :/: : : l: : : : : :l: : : :.:ヽ
　　　　　 l　 ※.　/: : :/: : : :/: : : : :/!l: :.l: : l:',
　　　　　 l　　　 /: : : l: : : :/: : : :／//!:l:l: : l!:l
.　 　 　　 l　　　i: : : :.:l: :／:￣／｀十‐!:/: :/.l!
｀ヽ､ 　 　 l　※ l: : : : l:´: : ／ｲ´ﾊ`　//: /
: : : :｀ヽ､　l　　　',: : : :ﾍ‐'´　　　ﾔ!　 ヽ'/
: : : : : : : ｀'l　　　ﾍ: : : : ﾍ　　　　`''　　 ＼
: : : : : : : :.∧　※　＼: :ヽ` 　 　 　 　 　 /
: : : : : : : : : :ﾍ　　　　l｀`ｰ`- 　 　 〈`ー/
: : : : : : : /: : :ﾍ　　　 ﾍ　　　　　 　 ｀７
: : : : : : /: : : : ∧　※. ﾍ. 　 　 　 ＿/
: : : : : /: : : : /ｰﾍ　　　 ﾍ/¨￣￣　 rvﾍ ；
: : : : /: : : : /　　 ヽ 　 　 ヽ 　 　,ｰ, ｌ ﾘ |　　　　　 　 　 　 ；r ､
: : : /: : : : /　　　　 ＼　※ ＼. ﾉ./.ﾉ '〈＼；　　　　 r､'..,-v‐〉 〉；
: : /: : : : /　　 　 　 　∧ 　 　 ヽ. '｀ｰ〈｀Y　　　　　：〉 Ｙ / ,/ ,ﾍ
: /: : : : :l　　　　　　　　 ﾊ　 ※　ヽ　 ノ ﾉ；　　　　 /　ﾍﾍノ　> .〉；
:/: : : : :.l　　　　　　　　　 l　　　 　ｌ 　／　　　 　：｜　　　　　 / ；

　　　　　　　　　　　 ,:;'''':;:;:;,,._,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;:(:;:;:〃:;:〃:
￣￣￣￣￣|~'ｰ ､,,, ,:; :;:〃:;:〃:):;,,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:(;ゞ::;: ;::;ゞ　,ｆ
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i ,|:; :;:〃:;:〃:ゝ:; :;):;: 　 　　　　　 ___ll___　　　　　　;;:( 丿;:,ゞ;:〃:;ヽ'.,l
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i:;:√〃:〃:;';:.ゝ〃:;;)　　　 　 　 [;厓.ll厓ﾞ]　　　　　　(,;:,ゞ;:〃:;ヽ'fl
:::::::::::::::::: :::::::|.: ノ:〃:;丿;,ゞ;〃ゝ; ;; ヽ:;、　　　　 .|冖''ll'冖j　　　　 :;:;(ゞ;::〃::ヽ丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.,{: :〃;丿; ,ゞ:;〃'ゝ. ;:; :;ヾ;:;）　　　 .|: fl |:::::|　　　　　;:(,;:::; :;:〃:;:〃:ヽ:::;:;
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i（. ::;:;:〃:;:;;丶;: ゝ;. ;:;;:〃:);:;　　　|: fl |:::::|　　 　 ;:(;:,ゞ;:〃:;ヽ:::;:;丿;:,ゞ;:〃
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i(:〃: :ヽ: ;丿;:,ゞ;:ヾ,;:;〃: ):;　　　:|: fl |:::::|　　　　(:. ;;:,ゞ;:〃:;ヽ'丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.　（: 〃:;〃;':;. ;:;〃:;:;l: ;;,ゞ;:)　━━:|: fl |:::::|━━━(丿;:,ゞ;:〃:;ヽ:;ヽ:;ヽ━━┓
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.................. .......|.|_,i `''"ﾞﾟﾞ'l ::'il　　."'･ｬ-､;;;ソ;;;;;;;;/ﾞ|￣| l lヽヾ;;ilY⌒Yli;;;;;l::;;;;,,...l! .|,,..,..,..,.;:;:;:;,...,..
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　　　　　　　　　　　　 　　　 Χ　　─　/　/￣　/　　　／　　|￣|￣　月 ヒ　 　|　|
　　　　　　　　　　　 　　　 ノ　　　＿_ノ　　　_ノ 　　 ＼　　/ | ノ ＼ ﾉ Ｌ_い　　o o

　　　　　　　． … ．
　 　 　　　：＿＿＿_：
　 　　　：／_ノ　 ー､＼：
　　　：／（ ●） （●）｡ ＼：　　　あいつらの呆けた顔ったらないおwwww
　 ：／::::::　r（__人__） ､ :::::＼：
　 ：|　　　 {　l／⌒ヽ　　　　|：　　あれは写真とっておくべきだったおwwwwww
　 ：＼ 　　／　　 ／ 　 　／：


　　　　　　　　　　　　 ／.: : : : : : : : : : : : : : :ヽ:ヽ
　　　　　　　　　 　 ／:; -‐ l￣￣ 「 ¨¨ ー- 、: : ヽ
　　　　　　　 　 　 /:/.!　　　 　 　 l　　　　　 |ヽ: : :ヽ
　 　 　 　 　 　 　 |/　|　i　{　　　 .!　 | 　 !　 !　ヽ: :.|
　　　 　 　 　 　 牙"　!　!　|　　　,' |　!l　 |｜l 　 ﾞ天!
　 　 　 　 　 　 　 l　 .∟L」_|.　 / ｣Ｌ∟ ┬ /　　i　 |
　　　 　 　 　 　 ,ｲ 　 | ＿＿l　　 // ＿__ﾚ!　|　 l　 |ヽ、　　　　　(全然変わってないわね)
　 　 　 　 　 　 / i. 　 ヽゝ¨ノヽ／ '´ゝ¨ノ/／l/|ﾊ.　|　 ,-―――
＜;; ;; ;: ;: ;: :: ヽ|　|　￣「　　　、　　　　　イl　 　!/:|/|／:: :: :; :; :; ;;
∠;; ;; ;; ;: ;: ;: :: :＼!　 l |＼　 ｰ==一　　　l:|　　,'ー-､:: :: :: :; :; ;; ;;
.厶ィイ.Ｚ:;;_;;_;: ;: ::/ｌ　 ｌ |: : l＞　＿　 　＜/ 　 ': : : : : V:: :: :; :; :; ;;
　　 ／/ 　 /ー:/: : l　|l l: :i}　l}: : rｎ┐: :/|　 /: : : : : : :V＿:: :; ;; r
　 　 /　／/　 /: : : :', lヽ!:{l　{l: :/「´「ヽ: :.l　,': : : : : : : : :＼ ヽ',￣
　　/　/　 {　/: : : : : :ヽ: : :l}　V　l|　|l　∨ /: : : : : : : : : : : :〉　ﾊ
　　{ 　!　　 く: : : : : : : : :＼:{l　ヽ/|　|ゝｲ|/: : : : : : : : : : :／l ヽ　|

　　　　　　　　　　　　　　 　 　　_＿＿＿＿_
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,∠,ｨｧｯy,､_,､_,､_,辷z,_
　　　　　　 　 　 　 　 　 ,∠r=《_亥ｿ======‐-ﾐ､. ＼
　　　　　　　　　　　　 ∠,r辷二二二二二辷辷ﾐ ＼ ﾍ,　__
　　　　　　　 　　__　 /／,_,rﾍr'＾'‐'＾'‐'＾'‐'＾'‐ﾍ,-､＼＼V》 〉
　　　　 　 　 　 〈 《V rf￣　l　 　 　 |　　　　 　 'v＼≫=≪
　　　　　　　　　≫ﾄ|　:ｌ 　　|　 　 　 !　　　 　 　 l:| 〈《仆,》.〉
.　　　　　　 　 〈《//|　:| 　　|　　 ｌ　 l　 　 ｌ　　 ,ｲ:|　 Ⅵｿ|:|ﾍ
　 　 　 　 　 　 `ｰ'l:|　:| 　　'.　 　ヽ, ＼　人　 /ﾞﾘ|　　 ﾄ､|:|. ﾍ,
　　　　 　 　 　 　 从　)､ 　,》＼　　》､人, 孑ヤT丁 　 ﾄ､|:ﾄ､. ﾍ　　　　　　　　で、そろそろ教えてくれなぁい？
. 　 　 　 　 　 　 /　人　 )､jト--＼《 　　 .,ｨﾔ_気チ　 《　|｣　＼.),　　　　　　　
　 　 　 　 　 　 /　/:ｌ人 八 ﾁﾔ_気　　 　 ` '宀'ﾞ7　 / |!　　＼ 　ﾍ、　　 ﾊ　　　　何で全国代表大会に立法委員や地方首長達を参加させれば
　　　　　　　　〈 .〃 |　 |ｈ､》,` 宀'´　､ 　　 　 ∠_,.ｲ　.ﾄ､　　　＼ 　),._,ノ ﾘ　　　　　　　必ず通過できるのかしら。
.＼　　　　　　 《/　/| 　| 「ｈ､ス　　__,x-､イ 　 ／〔ﾘ　 ｌ　＼　　　＞'ﾞ　／ 　 　 　 　 ﾊ
＼.｀ﾐ=､＿＿_,/　/ j| 　| : l从　|`'ﾉ x,ヽヽ.ﾄイ　￣］ 　人 　,＞'´::: : :∠＿ 　 　 ＿,ノ　}
＿,＞　　　　　￣￣从人 　气┴个7　　 .,r仍.　/　/￣￣＼:::::: : : : 　 　 ￣￣ 　_彡ﾞ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´: : : : : : : : : : : : : ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞ 、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　 　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　 　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈心 l}｀ヽ　　　　 ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ゞ-'　　　　　　. '¨` /:|
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,
　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,　　　　　もういいだろ？
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　 ／:.:.:ji:.|　　　　　そこまで自信あるんならさ。
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､ 　　　　 ／:.:.:.:.:.ハ!
　　　　　　　　　　　　　 ／-､　　 　 ＼　ヾ| 　lﾘ ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼ 　　 / ､　　　　 ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　 　 　 　 ＼ / 　|　　　　 　 ｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　 　 ／／__} |､
/ : : : : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　 ／､//:::::::ﾊ|: ≧ｰ- ､

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　　…………。
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　それは……
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　 　 |ｌ　　 | |　　 　 / ｌ|　　 　 /:| 　 　 :/:::::::/　 :|:::::|＼　　 〉::::〉
　　　 　 || ．:=| |＝＝≠=ﾘ-　．_/　|　 　 /:::::::/　　 |:::::|::::::＼/::::/
　　　　イ|　　 j |　　 /　 /　　　/　｀ト､　〈::::::::｛　　　|:::::|＼::::::＼{
　 　 　 | |　　/ |___ /　 /　　／.u　 :|　 　 ＼::::::＼ 　|:::::|　 ＼::::::ヽ
　　 　 / |　 / 厶イ三/≧∠ _　 　 ｊ|　　　　 ＼::::::＼l:::::|　｜ `ーく
　 　 :/　|　/彡'´￣ / ∠￣`￢ミメ廴　　 　 　 ＼::::::＼|　　ｌ 　 ＼＼
　　 /　｜/　　　　〃 ￣ ヽ　 　 ｀刈　/　　　 　 / 丁Т　 　 l 　 　 ヽヽ　　　　　？！
　　l　 　|/　ミミ＿弋　リ 丿 　 イⅥ / 　 　 　 /　 |:::::|　　 　 |　 　 　 |:l
＼｜　　　　　´三三`ー≦彡　//　/　　　 　 / 　 :|:::::|　 　 　 |　　 　 |:|
　　　 　ij　 　　 　 　 　u￣`　//　/　　　 　 /　 　 |:::::| 　 　 　 ヽ　　 :|::|
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u　、　　 　 　 　 　 　 　 　 〃　/　　 　 ／　　 　 |:|:::::|、　　　　 　 　 :|::::|
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　　 　 |:..:..:..:. /.:..:..|:../.:..:./　　 |:.|　　 ＼:..:..:..`|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|/.:..:./ 　 　 |:.|　　　 ,メ、:..:|:..:..:..:.|　　　　　　　　
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|:..:../ｰ‐-ノ :|/　　 彡─-ミ|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|:../─-ミ　/　 　 　 (か 　 |:..:..:..:.|　　　　　　　
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|/　(か　　 　 　 　 :.. ─ ''|:..:|:..: |　　　　　　　　　　　　　　　あ……
　　 　 }:..:..:..:..|:..:..:..| ':..,,＿　 ..:　 　 i{　　 　 ｕ |:..:|:..: ﾄ､
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|　　　　　　　　　`　　　　　|:..:|:..: |; .＼
　　 　 |:..:..:..:.l|:..:..:..|　u　　 　 　 ,　-‐┐ 　 　 |:..:|:|:.ｌ| ; . ; ＼
　　 　 |i:..:..:..:l|:..:.|:込、　　　　 /´￣￣|　 　 /:!:..从:ﾘ. ; . ; . ; ＼
　　　 八 :..:..:l|:..:.|:..:.| ; . 　 　 〈　 　 　 |　　　 :|/ . ; . ; . ; . ; . ; . ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┌────────────────────┐
│後にやる夫は、当時をこう振り返っている。　 　 .│
└────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : :　　 　 　 　　 　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 ／ : : :: :: : :　　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　／ : : : : : : : : : : 　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : :.:.:.:.:　　_　　　　　　　　_ 　＼
　　　　　　　　　 _,. -'" l: : : : : : : : : : : :.:.::.:.:´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　 }
　　　　　　_,. -‐'"_　'フ:ﾊ: : : : : : : :.::::::::::::;;（　● ）　ﾉヽ　（　● ）;;:　lﾞ ヽ､
　　　　　／ 〃-'　　/│,.',ヾ: :　: : : : : : : : : ´"''",　　　　 　"''"´　　.l　',ヽ, ｀ ､　　　　　　あれは忘れもしないお。
　 __. -ﾃ{　ヽ＝'¨ ／ ./　ll',: : ヾ : : : : : : : . . . （　　　 j　　　 ） 　　　lﾞ i　〉 ヽi l｀ヽ､　　　　　
-´ : : : : l　! ' i　　 ヽ＼　',:',: : : :＼: : : : ::.:.:.:.:.:.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　 ／i　/ /　ﾞ　l: : : :｀ヽ､
: : : : : : : :ﾞl　 ｲ 　 ,　､ヽヽ ',:ﾊ: : : : :｀ヽ､:;:;:;:;:;:;:;_:_　　　_,.=- ､　 イ: : j　　', / i . l: : : : : : : ｀ヽ､
､: : : ', : : : ﾞi　i　 /　　＼　 ∨ﾊ: : : : : : :｀ヽ､ｰ＝r‐',ニ-──ﾞー《: : j　　ｲ ﾞi ./ l: : : : : : : : : : : ｀ヽ、
:ヽ: : : i : : : ﾞi　 /　,　ヽ　　 j ∨｀ヽ: : : : : : : : ¨7ﾞ ノ　　 ｨ_,.-----ヽ<　　{　i　　 l: : : : : : : : i: : : : : :ヽ
: : ヽ: : l: : : : ﾞi　　{　 i　　　i　 ∨ヽﾞヽ: : : : : : / r'　　_,／　　 _＿＿__',.　　　 /　l: : : : : : : : :l : : : : : : ヽ
: : : :ヽ: l: : : : :ﾞi　__j　l　　､ j　､ ∨ヽ: : ｀ｰ 7´　 ｀¨<　　　 _ノ　　　　,｀ｰ-､　/　.l: : : : : : : : : l: : : : : : : : ヽ
: : : : :ヾ:ﾞi: : : : :ﾞi ヽ、 ﾞi　　'　 _j　∨:ヽ: : :/　　　　　 ｀ｰ‐'"_,.-=¨¨ﾞヽ､___,ｲ　　　l: : : : : : : : : :l: : : j : : : : : ヽ
､: : : : : ﾞi:l: : : : : ヽ　　ﾞヽ　　/　/　ヽ: : 7ﾞ　　　　　　　　<　　__ノ､__　　　 ﾞヽ.　 j: : : : : : : : : :l: : : j: : : : : : : :|
､ヽ: : : : ヾi: : : : : :ヽ　ヽﾞ　 /　　　 }　〉'　　　　　　　　　　｀7ﾞ　　　 i｀¨　　　 ', /: : : : : : : : : ::l:/:/: : : : : : : :::|
: ヽ＼: : : :ﾞi: : : : : : :ﾞi　 ｀　　　　 　 /　　　　　　　　　　　,ｲ　　　　l　　　　　 ヾ､: : : : : : : : : :lﾞ:/: : ::_; -=7::::|
: : : ｀ヽヽ: :ﾞi: : : : : : : ヽ　　　　_,.-'"¨ヽ､　　　　 　 　 　 />ヽ　　　{　　　　　 　 }｀ヽ､: : : : : :j:/: :／: : : ::'::::::|
: : : : : : ＼:::ﾞi: : : : : : : :ヽ　 ／: : : : : : : :｀ヽ､.　　　　　 /r': : :ヽ　　',　　　　　　/: : : :｀ヽ､: : j'ﾞ／: : : : : : :::::::|

（李煥に、）　

　　　　　　 ,r' ￣ヽ　　　　　　　　　　　　　_,．---- ．__
　　　　　　 i::::::::::::j　　 　 　 　 　 ,．ィ´￣ ＿＿＿__　　｀ヽ、
　　 　 　　 ´ゝ--'ヽ 　 　　　　 ／ 　 ,.ィｽ゛＿＿ 米 ｀¨''ｪ,-､＼
　　　　　　　 i::::::::::::j　　 　 　 / ,　/´__r‐'´/.:.:.:.:.｀¨¨''ー-ﾆ､ヽ ヽ
　　　　　　　 ´ゝ--'ヽ　　　　/ / /, //.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:,ﾉ.:./.:.:.:.:.:.:ヾヽ ',
　　　　　　　　 i::::::::::::j　　　/.ｲ ｲk//.:.:.:/.:.:.:.:.:.／/.:/:/.:..:.:.:.:.|:ヽ| ヽ
　　　　　 　 　 ´ゝ--'{ヽ、　´ ﾊ'´ '.:i:-‐/＼;:＜.;.ｲ.:/.;ハ;／ .:.|.:.:i! /
　　　　　　　　 （　 ｀¨ヽ､ヽ　,'.:.jｨ,|.:.|__/_,∠__／ ﾉｲ,ｲ二ヽ___｀!!:.:|ﾉ
　　　　　　　　　{｀ー---'V､ |,ｲﾎ !.:.!｀Yひバヽ　／/ ｨアﾊY´||.:.:||
.　　　　　　　　 ∧｀¨'''ー'ﾊj j.:{　 |.:.:!| ﾞ又_ツ　　　,　 又ツ゛｀ﾘ/.:!!
.　　　　　　　　 ヽ,{_¨''‐,zｸ'N.:.:j_L|.:.:.:ヽ　　　 　 ＿_　 　 　 //.:./|　　　
　　　　　　　　　r'-〈￣ 人ﾉ Vヾﾄ{:.:.:ヽ ＼　　 /￣｀|　､__／´.ィi.:.|
　　　　　　　　　｀Yﾞ｀'‐'　ﾉ| 　）ﾍ、ヽ.:__＼.ﾐ、 ヽ.　ノ　｀ｱ,イ　 |.:.!
.　　　　　　　　　　＼　　ヽ　 j:ヽ::＼ ＼￣｀ヾヽ___,．＜ﾉ'､__! 　|.:.|
　　　　　　　　　　　 ,ゝ、　　,'::.::ﾄ､::.:}　 ヽ.　　￣｀V´　｀ヾ-{米 !.:|
　　　　　　　　　　／::.::.ヽ__/:.::.::!.::i.::ヽ 米l　 　 ／ﾊ＼　　Y　　|;ﾉ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,
　　　　　　　　 ／ .::.::.::.::.::/.::.::.::|.::.ヽ::|　　l　　〈_/|{}iヽ_〉　 | 　 {:|　　　　　　　　　　 　 　 　 ●
　　　　　　　　ヽ.::.::.::.::.::.:〈::.::.::.::.!.::.::.:ヾ　　!　　 　 !{}|　　　 !米 |:!　　　　　　 　 　 　 　 　 ○
.　　　　　　　　　ヽ ::.::.::.::.:i::.::.::./､＿,ノ| 米!　　 　 !{}|　　　 ! 　 ﾄヽ、.　　　　　　　　　 　 ●
　　　　　　　　 ／|.::.::.::.::.::ヽ ::/ /ヽ:::::::! 　 ',　　　 |{}|　　　 | 米|::.｀7　　　 ___　　,.､,. 'つ//
　　　　　　　／.:.:.:＼__.::.::.::.:V.:/.:.:.:.＼:|　 　i 　 　 |{}|　　　 ',　 {::.:/|-‐‐''¨　-｀Y_,ｲ　.仁ヽ/
　　　　　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ー'´.:/.:.:.:.:.::く｀} 米 |ﾆ}=}ｿ乂＼ｽﾇｲ　 |ノ,ｲ＼ ヽ　　　 ||￣{ ,仁ﾉ

（邱創煥らが100人の徒党を組んで饅頭を頬張りながら　　 　
やる夫をさんざん罵ったお……）

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　／-‐-＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ノ ,＝ｕ＝､ヽ、 　 　　 　 __人__人__人__
　　　　　　　　／~ﾄ＝.　　　／／　　　　　 ＼＼　 　 　 ） 　 　 　 　　（
　　　　　　 ／ヽ_ノﾉ三　　〈 ,/ o二〔咒〕二o `､ 〉　　　）　　場　食　　（
　　　 　 , く 　 _／三.__　　 ＼_ト､___＿___,.イ_／　　　 ） 　　合　っ　　（
　　　　/　　 ./三.／　ﾉ }三　ﾊ|ﾃｪｪv:ﾚｪｪﾗﾚ.､ 　 　 　） 　　か　と　　（
　　　 /､__　/=／`ー' ／三..ヾ〈 　 「|_|〉 　 〉ｿ　　　　 ） 　　｜　る　　（
　　　/　 　,／丶　／三三三.　|　 l'ニミ!　 |'l　　　　 　） 　 　ッ　　　　（
　　 /　 ／ヽ、 ／三三三.　- .」＼`==-'／i｜　　 　 　 ）　　　　　　　（
　　/,／　＿,∠ -┬―‐┬┬‐=="'' ‐＜..,,_|_|"'''‐-、　　⌒Y⌒Y⌒Y⌒
,.-:「 　;:''' 　 　 　　!　　　:!　L..ノﾉ三- ､_　　ハ.　 iﾍヽ､
　/|:! ,! 　 ::::-=二王￣三￣￣　 　 　 　 `'′入oヽ ´‐＼
　|:|:! |　i'''"""　　 　! ￣ !丁 ヽ三.　 ﾄ､￣o￣]ﾆヽ ヽ'''""ヽ
　|| ! ! ,|　　　,;:::-┬―――三'三. 　 |　￣￣ lニヽoヽ__,,,...`、
　|| !|　|　 　 ::::　 l三|=　　|三. 　 　 　|　　 　 ﾉ＿,ヽ. ヽ＿,,,.|
　ヽ|l,l|l＿__;;;;;__ノ三!=　 /三三 　　　　￣￣＿,,.. -ヽ. ヽ
　　 ￣￣::::三三／= ／三三三

(やる夫はといえばそれを黙って聞いていたお)

　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　 ／ 　_ノ '　ヽ　 ＼
　　　　　　　　　　　／　 　（≡） 　 （≡）＼
　　　　　　　　　　　| 　　::::::::: （__人__）::::::: |　　　ﾓ､ﾓｯﾄﾉﾉｼｯﾃｸﾚｵ……
　　　　　　　　　　　＼ 　　　　｀ ⌒´　　 ／
　　　　　　　　　 　／/　 　　　　　　　　 |ヽ　　　　ﾊｧﾊｧ
　　　　　 　　　　　ヽ=三三三三三三三=/
　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　 ＿＿ /　　　　　 ＿＿＿＿|＿＿
　　　　　　／　　　（ 　　 　　 /　　　　　　　 ／＼
　　　　 ／　　 　　　＼　 　 /　.　　　　　 ／ 　 　＼
　　　／　　　　　　　　）　 ノ　　　　　　／　　　 　　 ＼
　 　 ￣￣￣￣￣￣ ゝ＿) ｀ＴＴ´￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　 　　　　 　 　　　　 　　 .| |
　　　　　　 　 　 　 　　　　 　.| |
　　 　　　　 　　　　　　 　 　 .| |
　　　　 　　 　 　 　 　　　　　.| |

(時間が経つにつれ、声を上げる元気も時間が無くなっていったお)

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::fゝ＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾrtﾌ　ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::/!| ::::::::::::::|rY7　 1
::::::::::/::::::::::::::::::::/::::::::::/:::!| ::::::::::::::|ﾌﾒ7　 |
:::::::/::::::::::::::::::::/:::::::::::/:::::!| ::::::::::::::|ﾌﾒ|}　 |
::::/:::::::::::::::::::::::::::/::::/::::::, ::::::::::::::::ﾘﾌﾒ7　│
イ::::::::/::/::::::::::.ｲ::::/i::::;ｲ:::::/:::::::: {!ﾒﾌ7.　│
/::::::;/::/:::/:::://::/ﾅ:::/-|::/:::/::::::{!ﾙﾇ　　 |
:::::::/::/:::/::::/__j/_-j:/__ j/::/::::::ｲjﾒﾘ}　i　│
::::/,.ｲ//::::/´ｲ弋:_j/´ﾌｲ::/:::::/::lイﾊ／`ヽ!
／／ ｲ／ 　 ゝ -　 '　/:/:::::/::/fﾌ: |
　　　　　　　　　　　　ｲ/::;.ｲ::/ﾔﾇ::::|
　 　 　 　 　 　 　l l i j／ﾄ/:/7ｲl ::: |
　　　′ 　 　 　　 　/rf'ﾚ::/ア ::|::::::|
　― ─　 　 　u　 ｲft</イ7 :::: |::::::|
　　　　　　　 　イ!jrノtメｲ::::::::::::|::::::|
　　　　　　イ ::::::{!ｲtノr/7::::::::::::|::::::|
` 　-　´　 /｀ヽ:::{7ﾒハri}::::::::::::::|::::::|
　　　　　_.L　　V7ﾒハrt}::::::::::::::|::::::|

　　　　　　　　　／.:￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　 ／: : :　　 　 　 　 　　 ＼
　　 　 　　／: : : :　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　 ／: : : : : :　　　　　　　　　　 　 　＼
　　　 / : : : : : : :　.. 　　 　　　　　　 　　　　＼
　　　 |: : : : : :　 ,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, 　 　　 　 l
　　　 |: : : ::;;　（　(・) ）　ﾉヽ　（ (・)　）;;:::　　　 |　　　　気付いたんだお。
　　　 |: : : : :　 ´"''":. :. :. :. :. :. :."''"´ 　　 　　 l
　　　　: : : : : : . . （　　　 j　　　 ）　　　 　 　／　　　　　「終わった」と。
　　　　＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　 ／
　　　　／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼
　　　　: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´　　　 　 　 ＼
　　　　: : : : . : : . : : .　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＼

┌──────────────────────────────────────────┐
│参加した国民大会代表、立法委員、省議員、地方議員、地方首長のほとんどは　　　　　　　　　　　　....│
│本省人または全人口の8割が本省人で構成される選挙区で選ばれた外省人で構成されている。　　　 │
└──────────────────────────────────────────┘

　　　　　 rfﾆ､ヽ
　　　　　 l｡ ｡ f9i
　　　　　 t≦_ﾉゝ､　　　　　　　　　　　　,,....,,,,__　　　　　　　　,rrテ≡＝=-､
　　　　　　｀フﾞ´,,:: -- ::､　　　　　　　,r''"''''''ヽ:::｀ヽ.　　　　　（〃彡三ミミ::｀ヽ
　　　　　 ,rﾆｭf::r-‐t::::::::ヽ　　　　　f´,,..、　r"::::::::::i　　　 　 /"~´　　　i三ﾐ::::i,
　　　　　/,,,　Y.. -‐ ヾ::::::::l 　 　 　ノﾞ f･=　 7:::::::::::l.　　　　f:､　‐-:、　(ミﾐ:::::::l
　　　 　 ﾑﾟﾞﾞ' く､'ﾟ`　 ﾞ'"):::l　　　　ヽ''　　　　ﾞ'⌒ﾘ:ﾉ　　　　ﾉﾟｦ　''・=　　ﾘ::r-､ﾘ
　　　　　l=,,;;:. l=､　 ..::" ,)ヽ、　　　j⌒　　　 ﾄ'"fノ　　　　 l (-､ヽ'"　　 ﾞ'´ﾉ),）
　　　 ／`ゝ-''^ヽ''"　 ,/: : : :＼　　ヽ、: : : '" ノ^i,　　　　　lｨｰ-､　　　　ﾉ-ｲ
　 　 /rf´ i′　 ,f^ヽノ:,. - - 、 ヽ,,. -ﾃ）　,／　　｀ヽ、　　 t_ﾞﾞ 　 _,,.. :: "　 l、
　　　ﾞ'ﾞ　 l　　　l: : j :f´: : : : : ヽ,/　　 '''"´　　,,.: -　 ヽ 　　 ｀ﾕﾞ"　　　　,ノ::ゝ､
　　　　　 !　　 /: :ﾉ l: : : : : : : ノ,　　　　　　,:'"　　　ﾞヽ i,.r‐(´::::〉　　 ,.ｨ":::::/::::::
　　　 　 /-‐-/: :/: l: : : : : : ,/ /　　　　　/　　　　　　,f´:::,::ヽfﾄ--テ:::::::::ノ:::::::::
. _,,..::-,テ　　 /`7: :（: : : : : /ヽ/　　　　 〃　　　　 　 ﾘ:::,'::::::ゝ!r7/ｰ一'":::::::::::::
｀_,:ｨ''"　 _,r''"　f: : :ト---ヲ　/　 　 　 fﾉ　　　　　　 /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::
-‐-‐'''フ"　　,.ﾉ,:::::」､,:r'"　 ,i　　　　　/　　　　　　 /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::
､..､く´＿,,∠"ｨ''"´ ／　　　,>　　　　 /＼、　　　,ノ:::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::::
´　 ,ﾍr:､-､=---／　　　 ,:ｲ　　　　,ﾉ　　 ｀ﾞヽ､／:::::i':::::://:://::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｰフ´ > ヽ`ｰ､／　　　 ／く _,,..ィ''"ﾞ'　　＿,,:ｨf-:､::::::!::/｀ﾞﾞフﾞ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／ ／　,,ゝヽ,　）　 ,.／　ｨ'"　　　r-‐ ''",.,　　　　ヾ:l:/　f"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

┌─────────────────────────────────┐
│そういった人間達が国民単位で総統を選ぶ方法に賛成しない道理は無く、　　....│
│むしろ反対すれば落とされる危険すらあり、こぞって賛成票を投じた。　　　　 　 .│
└─────────────────────────────────┘

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 , -―､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | 　 　 　＿＿|_
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 （　 ｆ⌒}　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 , .:::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 　 　 　 　 l　　r ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |／.:::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　 |　_｣__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /.:::::::::::::::::::::::::::::::
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r '´　　|　　　　　　　　　　　　　　 　 , - ､r―‐- ､　 ;::::::::/l:::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 -―‐-　､|　　　｜　　　　　　　　　　　　　 ／.:::::::::､ｖi::::::::::.､｀{:::/ﾘ　∨ヽ:::::::ト､:
　　　　　 　 ／.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　 ト､ __ 　 　 　 　 　 　 　 /.::::::;:ｲ:/　 l:::::::::::.ヽVl //////}::::::|　}
　　　　　　/.:.:.:{.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.::|　 ／｀　 ＼￣｀ ＜￣ヽ　　　/イ::/‐{/　 ‐ﾍﾄ:::::::::::! | ,. -‐┐ |::::::lノ::
　　　　　 ,:.:.:.;ｨﾍ:.:.:.ト､--:.:.:| .〈:.、.. ..　、＼　 　 ＼:|　　 　 /:/― L/ ―- ＼ﾄ､}:{〈　 　 |　|::::::l:::::
　　 　 　 {.:´:lﾘ　'; .:| rｧく ､:.|/:ﾍ:.＼:::::..＼:.＼:..:..:..:.i|　 　 ｲ::/-　'´ ﾞｰ-　-‐' |:::::::ヽ＼.　|　|::::::l:::::
　　　　　 l/ｌ:.代:）ヽ! ｀ｰ'　ﾄ{:::::/＼|｀ ｰ＿|::::::ﾄ､::::}:|ｌ　　　ﾚ{　 　 ,､　　 　 　 |:::::::::::＞r┴､!:::::::::::
　　 　 　 　 V:. 　 ＿　 　 l:.ﾘl::|‐-r┐'´　 lｧ::::|　V.::!:!.　 　 |:＼　ｌ__〉　　　　 ｣::::::;､:::} |:::::{/〉::::::::::
　 　 　 　 　 }.:ヽ　ヽ ）　ノ./ |L..ノr‐〒―'|:::::::l_ノ::::l::＼　　ﾘ|::/＞――ｧ　´ ﾍ::/＞、|::::::/ヽ:::::::::
　＿_ 　 ､__ノ:.}:}:.:|＞r '/:ノ.:.:l::ﾄ､　ｌ　ｌ　　 |::::::::l::::／￣ヽ＞_｣ノﾍ　ｊr‐'´ 〉、　／.:／　|::::,′ }ﾍ:::::
./ （_,ﾍ　　 7ノ/＞ｧ'7 (:(　 ノ.:::::::トl__ｊ_ . イ:::::::::} l　　　　）/　　　∨　　　　`/.::::/　　 |:::′　l　l::::
{　 　 ﾉ　 ／ｆ(ｲ　,' /　ﾉﾉ（:::::::::;:ｲ,.ｨ::｢　lノ::::::／｜　　 ノr{,　　　 '　　　 　 /.::::/, 　 　l::{　　,′l::::
.ヽ　 {　 （rﾍrｧ!　{,ﾉ ,（:{ 　 ＞:ﾉ| { {:::l　〈::::::く　r┴‐-〔 ／　 　 /　　 　 　 {::::::l/ 　 　.|::l　 ,′ ｌ::::
　l　 ｣┐　 /　　 |／　｀　（:＜　l lｲ::::!　|＞:ノ ｣_　　　/　　 　 ,′　　　 　 l::::::l　　　　|:::!　! 　 |::::
.<⌒´ノ!／{　　　|　　　　/ ￣　 〉 !::::l　|￣　｢　 ｀ ｰ |　　　　　 　 　 　 　 ｌ:::::l　　　　l::::l｜ 　 l ::
　l￣　 ト､ l　 　 | 　 　 /　　　 ,′l:::::l.｜　 ｜　　　｜　　　 l　　　　 　 ／.::::{　　　　|::::ｌ ﾄ､　｜:

┌──────────────────────────────┐
│非主流派は、もはや自分達が以降はやる夫をただ批判する以外　　　　 │
│アピールする場を失ったことを悟った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
└──────────────────────────────┘

　 　 　 　 　 　 　 　 _ _ハ,,.. -‐}⌒ヽ､__
　　　　　 　 　 　 ／: : : : ﾍ : : /: : : : .ヽ､｀ヽ
　 　 　 　 　 　／ :／: : ／ﾍﾐ/: : : : : : : : :＼::ヽ
　　 　 　 ｰ=彡: : : : : : ′/ﾐ/ﾍ: : ヽ.:ヽ: : : : ヽ: :ヽ
　　　　　　 ′: :/: : /: : : :{　　　}: : |: : |: : .ヽ: :!彡}ヽ
　　　　　　 |.: :〃: /: ::| : :.|　　　|: : |: : |ヽ:::::::';:ｌ彡}/
　　　 　 　 {: : :! : l: {: :|: : :| 　 　|: : |: : |ﾉ: : :|: :|:ノ:{
　　　　 　 λ: ﾍ: :l l丁l≧:ト 　 .j≦|戸|了: :ﾄ:ｿ.ノ }
　　 　 　 　 ヽ: ﾍ:.l'{　－ｰ.　　　　　 ｰ　 :}|: :ﾚ':!／}
　　　 　 　 　 }ヽ∧.`-ｰ=-"　　　｀ｰ=-‐ l:!: :l丿: : |
　　　 　 　 　 ｉ: : {t.|　　 　 　 .,　　 　　u.;ｌ|: :.| : : : l
　　　 　 　 　 !: : :ヽ|、 .u　　　　　 　 　 ,ｲ|: :.| : : : |
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　　　　　　　 |: : : : 乂: : | ト　 __ ,　 ´.|′: :ｲﾉ: : : :.|
　　　　 　 　 | : : : : :ｌ : : | |.　　　　 　 i/: :.∧ : : : : |
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　　　　　 ＿| ＿ 厶/': : /　　　　　_l{: : :/_:::::::::::::::::://￣｀ヽ
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:.:!:.!:.:.:.:.:.:.l:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／／., ' ./:/:./ !ｌ ヽ:.:.:.:ヽ:.:..:.:.::.:!:.:l:.:.:.:.:.l:.!:.ヽ
:.:.!:.!:.:.:.:.',:.',:.!:.／─／─''／　//,:./　 !ｌー＼─＼:.:.:.l:./:.:.:.:.://:.:.:.:
:.:.:',:',:.:.:.:.ヽV｀ヾr=.＝=ミー７///　　 rィ=＝､ヾ:.:.:.:､/:':.:.:.:..://:.:.:.:.:
-､,.ﾍヽ:.:.:.:ヽヽ ヾ､_.tｰ'ノ ／'´〃　　　 弋ｰj.っ '　 /:.:.:.:.:.//､:.:r‐‐
　ヽ.-l　＼:.:.:＼､　　i:ﾟ 　 　／´　 　 　 　 ヽ ;ﾘ .／':.:.:.／/ ,.-Ｊ
.／ 　.!　　 ヽ､:.ヽヽ｛!　　　 　　i　 　 　 　 ‐,.'ィ":.／ 　 !/　　｀
ヽ、　 ,!　　　l l｀ヾ.＝-　　　　　　　　　　-‐"‐／ｌ !　　 l ）　　／ 〉
） .!　へ!　　//　　｀ i! ､　　　｛￣　）　 　.,.ｲj'´　 l !　　!<　,　　 く
　 ヽ_￣l 　 l !　　 　 　 ｀丶､　　　_..　'"　 .;: 　　 !l 　 !　 / -,.､ノ:
ヽ-､　',　!　 !l　　　 　 ／::,二 ｀"´二､:＼　　 　 ,ｲｌ　 l　 '　 /: : : :

┌───────────────────────────────────┐
│この全国代表大会におけるから2年後の1994年7月29日、　　　　　　　　　　　　　　　　│
│憲法が改正され総統の選出方法は台湾の全住民による直接投票と改められた。　　│
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f,} ｲ　{　 r.､　　　　　　　ハﾟヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　 ヽﾉ　}　　　　　　 .}　｀´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　 /　　　 　 　 '.　　　.{
＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_>=ミ､ _ノ　　　　　　　　ヽ_,　ィ
_　　　｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _r- ､　　　　 ／￣￣｀ヽ　　　＿　　　　 __ >イ´:
_>　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ'　 {　　　./::::::::::::::::::::/　 __＞:.:.｀ー'￣＜ ヽ::::::
ヽ　　　 ＿⊥　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　　＞^＼　/:::::::::::::::::／　 ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ｧヽ::
　`ーイ／￣｀ヽ　　　r-､　　　　　　　　　　__r､　　　 , ＜:.:.:.:.:ヽ　＼:::::::7::::::::::::::::::/　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ　ヽ
　 　 く:::::::::::::::::'.__　厂Yヒｧ-- ､　とア＼　ヽ___>x　./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.　　ヽ/::::::::::::::::::/　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
ー-､ハ:::::::::::::::::::V:.ヽ／:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ　> ⌒ヽ　　Y　ヽ!ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:./　　 _/::::::::::::::::::::ヽ　　Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ
:.:.:.:.:.} /ヽ:::::::::::::::::V/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::::::::::}'´¨｀ヽ　ヽ ﾍ:.:.:.:,､ｲ＞＜::V::::::::::::::::::::く　　 ﾊヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
:.:.:.:./ .}:::::V::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:::::::::/!:.:.:.:.::ﾊ　　>^⌒＞ ´￣￣へ::::::::::::::::::::ヽ　 }::}' ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./V　／
≠^ー'::::::::V:::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y仁!＞==ｲ_＞ ´:::::::::ト-､:.:.:.:.:.:.:.:∧::::::::::::::::::::::`＜ﾆヽ　ヽ:.:.:.:.:.:./ｲ　／:::::
:::::::::::::＞::´^ｰ=-::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:ﾊ!¨¨¨ヽ　　 {::::::::::::::::/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:}ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::｀￣^ﾞV^'^ヽイ:::::::::::
＞:::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:.:.:.:.:.:.:.:.:ハイ::::r^ﾍ::{ー- }:::::::::::::/:.:.:/ヽ_:.:.:.:.:.:／!:.:ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞へ:.:.:ｈイ ././ヽ_L=<_|＿__!::::::::_ノ:.:.:/＞-=^￣ゝ._}:.:.ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::＞＜ }}　　　ヽ|　　/./ 　 ＼　 ヽ 　 }_:::/:.:.:.:./⌒ヾx　　　　ヾﾍ:.!ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::＞＜{ り　 .L=＝＝＝==_/　　　　⌒　ﾞY:（_ ^¨).イ　　　ヾ===＝＝".ヽ_}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;

　　　　　　　　　　　　　　　　r－＜_::::::::::::::::::::丶､
　　　　　　　　　　　　 , -―/:::::::::::::::｀::::::::::::::::::::::::::`丶､._
　　　　　　　　　　　／:::::::,､!:::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　 ／/:::::::/::｀!:::i:::::!:::::ヽ:::::::::ヽ:::::::ヽ::::::::::::::::::!
　　　　　　　　／::/::/:::/::::,､,!:::!::::ヽ:::::ヽ:::::::::::ヽ:::::ヽ::::::::::::::::|
　　　　　　 ／,.イ::::/::::!::::/　.!::ﾄ､:::::ﾄ､::::ヽ::::::::::ヽ:::::ヽ:::i::::::::::｀､
　　　　　　　　 /:::,ｲ::::!:::/__　 !::!ヾ､::!_,>-‐ト､,_::::ヽ:::::!::::!::::::::ﾄ､ゝ
　　　　　　　　 !::::ハ:::!ｲ´　｀ .k !　ヾ:! 　＼! ヾ｀::::lヽ::!::::!::::::::!
　　　　　　　　 !::/　!:::::::! -‐- ヾ､　 ヾ-―-　ヽ:::::!::ヾ!:ﾊ::::::::!　
　　　　　　　　 ヾ!　 !:::::::!　 　 ﾉ　　　　　　　　 〉､!::::/ヽ|:::/ﾘ　　　　ここで時系列が崩れているのは
　　　　　　　 　 　 　 !::::::! 　 く 　 　 　 　 　 　!::::::::/‐,ソ:/　　　　　第30話が投下完了した後に再度資料チェックをしたところ
　　　　　　 　 　 　 　 !:::∧　　｀　　　　　　 　 !::::,.ｲ‐'/!/　　　　　　非主流派達がやる夫を公然と罵ったところと、
　　　　　　　　　　　　 !,/　ヽ　ー―--　　　　,.!::/ ﾄ､ﾘ　　　　　　　資料によってその場面が92年の全国代表大会だったり
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　￣　　　 , -'´!/　,ハ　　　　　　　他の年の国民大会だったりとバラついていたため混乱をきたしていたせいです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 >┬―''"´　　　／　 ヽ　　　　
　　　　　　　　　　　　　 _,,..-‐'´!　ヽ､　　　　／　　　 ,ｲ｀`丶､_　　　読者の方にやや違和感を与えてしまったことを
　　　　　　　　　_,,..-‐''´　　　 /!　　 ,>-＜´　　　　 / .!　　　　 `'　　>>1に代わりお詫びいたします。
　　　　_,,.-‐''"´ 　　　　　　　/ !　　/:;:;:;:;:;:ヽ　　　 /　　　　　　　
　　r'´　　　　　　　　　　　　　　!　/ヽ､___／｀＼　/　　　　　　　　　　　　　　　
　 /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !/　 /;:;:;:|　　　 ヾ

┌───────────────────────────────────┐
│この日をもって主流派と非主流派の全面抗争は終了し、　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│以降は残された勢力、メディアを使っての報道合戦が非主流派の拠となった。　　　....│
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　 .ｎi 7　　　　　／⌒　　⌒＼
l^l | | ｌ ,/) 　 ／ （ ﾟ ） 　（。 ） ＼　　　　　ｎ　　　　あるぇ～～？
', U ! ﾚ' / ／ ::::::⌒（__人__）⌒:::::＼　　l^l.| | /）　　
/　　　 〈　| 　 　　 　ﾍ　 / 　 　　　| 　 | U ﾚ'/／)　　湖北のカビ野郎の声が聞こえないお～？
　　　　　ヽっ　　 　　｀ ⌒´ 　 　／　　ﾉ　　　 ／
　／´￣￣　ノ　　　 　　　　　　 ＼ｒニ 　　　　|　　　　あ、カビは声出せねぇんだったおwwwww
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `ヽ　　　l


　　　　　| : : : :｜　 { { ／/ : : : : : : /: : //: : : : : : : : : : : : : : : : ／: : : |: : :| : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　|: : : :/:＼//　　/: : : : : : :/: : // : : : : : : : : ／: : : : ／ : : : : / : : |: :ヽ !: : : : : : : :｜
　　　　　|: : :/: : : { {　　 |: : : : : : /: : //: : : : : : : :／: : : : ／: : :／: :/ : : :/.: : :|:l: : : : : : : : :|
　　　　　|: :/: : : : { {　　 |:|: : : : : |: : :| : : : : : : ／: : : : :／: : :／: :／ : : :/: : : : !:!: : : : : : : :｜
　　　　　|:/.: : : : :.//　ヽ|:|: : : : : |: : :|: :＿_:／: : :＿／: : :／: :／/: : : /| : : : : |:l: : : : : : : : :|
　　　 　 /: : : : : : { {　＝|:|: : : :∠二二: -― ' ￣／: : ／/: ／ / : : ／ | : : : : |:| : : : : : | |: |
　　 　 / : : : : : : : ﾊ V ∧: : : : : :| :l: |――‐-≦_'"￣ ／／ , / : ／ 　 ヽ : : : ﾚ |: : : : :.| |: |
　　　/: :／⌒ヽ、: :{ { 　　ヽ: : : : : :l: l 气=ｚｚｚ≧三≧ｰ＝'"/ ／≧ﾆｰ-v＼: :| / : : :ﾉ|:| |: |
　　/ : （　　＿ﾉ ＼ﾊ∨　　 ヽ.: : : :ﾄ､＼ ` 〃r:::yﾆバ`　　 ￣ 〃示ﾃﾃ′: : V/ : ／ /// /
　/:r=ｰ' ／ニ|　‐-ﾐﾊ∨ 　　　＼ : ヽ＼＼どニつ′　　 　 　 ごつ', ' | | : : /: ／　 ﾚ'　ﾚ′
/ :｜ ／/二=＼r‐-､ﾊ∨ 　＼｜＼: ＼￣　　　　　　　　　　　　　/　 |/ : /／ }}
: : :.|/ﾆ/二二二二=ﾊ ∨、 ―‐　―＼: ＼　　　　 　　　　,〉　　／!|　/: :/／　 }}
: : : |二|二二二ﾆﾆr‐' -ヽ　 ／｜＼　ﾄ､￣　　　⊂ｰ_ｧ　´　, イ⌒「　レ′＝　 }}
: : : |二|二二二ﾆﾆ|　　 __ﾍヽ　　　 　 |　＞ .　　　'　,.　 ≦　　|Ｙﾆ{{ ／ || ＼　 }}
: : : |二|二二二ﾆﾆ｀ｰく＿入＼　　 　 ﾄ､　　 ｀ ｰ '"　　　　/￣/_={{　　　　　　'/
: : : |二|二二二二二二二|　 爪　　 　|　＼ /　　　　　　　ﾄ／ニﾆ{{　　　　　　}}

┌───────────────────────────────┐
│1895年に日本に割譲されて50年、異民族の支配下に置かれ　　　　　　　　 │
└───────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　〃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　　　　　/ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ
　　　　　　　〃;//;;;ｲ;;;;;i;;i;;;;;;;ｌ;;;;;;;ｌ;;;;ヽ;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;ヽ
　　　　　　 r";〃;;;;;;;ｌ;;;;;i;;i;;;;;;ｲi;;;;;;ｌ;;;;;;;ｌ;;;;ｌ;;;;;;;ヽ;;;;;;;ヽ
　　　　　 〃;;;;ｌ;;;;;;;;;/i;;;;;ｌ;;ｌ;;/ ｌ;;;;;;ｌ;;;;;;;;ｌ;;;;;i;;;;;;;;ｌ;;;;i;;;;;;ｌ
　　　　　 ｌ;;;;i;;ｌ;;;;;;ｌ;;ｌｌ ｌ;;;;;;ｌ/　 ｌ;;;;i;;ｌ;ﾉｌ;;ｌ;;;;;;;i i;;;ｌ;;;;;ｌ;;;;;ｌ
　　　　　 ﾘｌ;;ｌ;;;;;;;;;ｌ;ｌｌ　i;;/　　 ｌ/,,-≠"ｌ;;ｌ;;/;;ｌ;;;ｌ;;;;;ｌ;;;i
　　　　 ノ　 i;;;;;i;;;;;;i＝=-､　　　ｯz=ｷﾔｌ;;ｌ;;;;;ｌr‐､;;;;八
　　　　　　 ﾉﾘi;;;ｌ从ｨ=z=ｬ　　 " 辷 ﾉ/;;;;〃ﾘ　 ﾉ
　　　　　　　　ﾘｼ;;ｌ-代__ﾉ　　　　　　ル　ｲ"｀‐'
　　　　　　　　 'ﾙiヽ_ｌ　　 ′　__　　　 ／ｼ
　　　　　　　　　　　　ヽ､_　__　　__ ／￣7
　　　　　　　　　　　　　　　　　「_, -‐'⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　_,-‐'。 i ｌｌｌ i　　 ｌ
　　　　　　〃ﾞー‐‐ｆ`ｌ-‐'　　〈　ｌ ⌒ ｌ　　 ｌ
　　　　　　　｀ﾞﾞﾞﾞ(_)ｌ_,i‐‐-‐‐フ　ｌ　　ｌ　 /ｌー-- ----､
　　　　　　　　　　　　 __,-'/"　 ｌ　　 ｌ　ｌ ｌー-- ----'

┌───────────────────────┐
│その軛から解放されたことを喜んだのも束の間。　　　　│
└───────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
　　　　　　　　　　　　 ／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
　　　　　　　　　　　 //!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
　　　　　　　　　　 〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
　　　　　　　　　　 i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
　　　　　　　　　　 ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj
　　　　　　　　　　 ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀　lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
　　　　　　　　　　　!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀　　 　 　 　 !　 j川/
　　　　　　　　　　　ヾﾄ辷N!　　　　　　‐ノ　　!:l/
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　　　　　　　　　　　　　iN　＼.　　｀ ニ′／}'
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　　 ＿_,､=Ｔ下､｀`ヽ　　/‐''"_, -ヘ｜　　　　　　｜
　 /「￣´　 ヽヽ ＼　ヽ/ 　 ´　 _,,厶ﾍ　　　　 　 ∧=､､
　 |八 ＼　　 　 　＿_/　　　　　 ＿,）ヽ＿＿＿/ 　ヽ ``=､､
　∥　＼ !　Ｖ´￣:::::/　　　　　　_,ノk>､｀Ｔ!::::::":::＼＿　　 ∥


　　　　　　　　 ／■＼　　／■＼　 ／■＼　　
　　　　　　　　（　´∀｀∩（´∀｀∩）（　´∀｀）
　　　　　（（　（つ　　　ノ（つ　　丿（つ　　つ　））　　
　　　　　　　　 ヽ　 （　ノ　（　ヽノ　　）　）　）
　　　　　　　　　（＿）し'　し（＿）　 （＿）＿）

┌────────────────────────────────┐
│すぐにその幻想は崩れ、夜を怯えながら過ごす日々が続くことになった。　　　│
└────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　:,:　　　　　　　　　　 :(::)
　　　　　　　　　　　　/⌒''⌒) :,,゜　　　　　 '　　　　　　　　 ,,,,,,,
　　　　　　　　　　　(:::::::::::::::!'　　　　　　　　　　　　　　　　 (::::::)
　　　　　　　　　　　ヽ::::::::';'''　　　　　　　　　　　　　　　　　''``　　 。
　　　　　　　　　　 τ'::/ .;:
　　　　　　　　　　　 )/
　　　　　　　　　。　　　　　　　　　　　　'　　、　　　　　　　;:　。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`'''`~''・　　　　' `
　　　　　f''`⌒(　　　　　,,,,　　　　　　　　　　　　　　　!:(',,,,、　　　　　　　　　　　　　　::,,,,,、...
　　　　　,!,,,、(　　　　　/::τ　　　　　　　　　　　　　ノ:::::::::::::::::)　　　　　　　　 　。 　!::::::::::`!　、
　:.、　　　　　　　　　　!:::(　　　　　ﾉ::`!　 　o　　　(::::::::::::::::::τ　　　　　　　　　　　　(:::,,;,;,、; 。
　　　　　　 ゜　　　　　(/　　　　　　⌒・　.　　 ・、;::::::::::::;;.;`` ''
　　　　　,,、..　　　／/　　　ノ'　　　　　　　　 　/／'''`'`'` `　　　　　　 ..,,.. _,,,.、 ・　　　　　　　　　,, ...:・..
　　π /;::::::::(,.,.(;;;::::(　　 ,,.,　　・っ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;,;;( ):::::;.　　　　c::── '`'''::::::::::;''
　　　):::::::::::::::::::::::::::/　　'''''`　　　`　　　　　　　　'`　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒　` !.:::τ''　``
　τ　!::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,,　γ　　　　　　　　　　　　　　 :'`'``:!
　　　(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`'　　　　、,:'::::::`:::,,,,　　　　　　　 !:::::ノ　　　　　　　　　・
　::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"

┌───────────────────────────┐
│やがて時が経つとともに指導層の力がゆらぎ、自ら国民に　　　....│
│権力を引き渡すようになり、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
└───────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿__ 　__＿__
　　　　 　 　 　 　 　 　 .,､.:＜::::::::::::::::::::::::::::::::｀＞.､
　　　　　　　　　　　 ,.::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ;｀ヽ
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　 　 　 　 　 　 イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::',
.　 　 　 　 　 く ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::lヽヾ、
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　　　　　　　　ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::l::i: イく
　 　 　 　 　く_l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::l::l .l; ヽ
　　　　　　 　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::: l::l .l;､ ヽ
.　　　　 　 　 l:::i::::::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::::l::L ハ__j
　　　　 　 　 l:::l:::::::::::::::::l::::::::::::::::l:::::::::::::::::l::::::::::::l::::::::::l::::l::: ﾘ
　 　 　 　 　 l:::|:::::::::::::::::l:::::::::::::::l::::::::::::::::: l::::::::::::l:::::::::l::::l::ﾉ
　　　　　　　 l;:i!::::: |:::::::::l::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::j::j:::::::ﾉ:::ﾉﾘ
　　　　　　 　 iﾊ::::::l::::::::::i;::::::::::::|::|:::::::::::::::j::::::/:/::／ノﾉ
　　　　　　　　!　ゞ:ヽ:::::::l:∨:::::::l::l:::::::::::::ｲ:::::ｲ/::/ノ:く
　　　　　　　,イ:::|:.＼ヾ;:::!: ∨::::从:::::／:/:／∧/:::::/ :｀ゝ
　　　　 　,ｲ: :l:::::l: : : : : ヾ: : ）ノ: : ∨: :／: :/: :./:::/.: :/　｀ヽ
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　　　　/ ￤: :!::: !: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;:::::;: : : l 　 　 　 ｝

┌──────────────────────────────────────────────┐
│台湾で生まれ育った、学者上がりの台湾人により有史以来初めて台湾出身の男が台湾の支配権を握り、　　　.│
│果実を独占するどころかそれを国民に分け与え、以降島の出身者が支配者になるシステムを確立した。　　　　.│
└──────────────────────────────────────────────┘

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　　　　　　　　　　／　 　　 ,　 　 ヽ　ﾉ　|　　　　　 |::::::|　　 　　　|　ヽ　ﾉ ＼
　 　 　 　 　 　／　 　 　 , '　 　 　 |　ヽ ＼　　 　 ｀ ⌒´　　 　／　/　ｊ 　 　＼
　 　　　　　／　 　 　　, '　　　　　　＼　￣　　　　　　　　　　　￣　　/ `､　　　＼
　 　 　 .／　 　 　 　, '　 　 　 　 　　　＼　　　　　　　　　　　　　　／ 　　`､　 　　＼

┌───────────────────────────────────┐
│これは、普通の国で言われる典型的な民主化の完成ではなかった。　　　　　　　　　 .│
│新しい国家の誕生を意味していた。　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│中華民国と名乗り、中国で唯一の正当な政府と主張し台湾を支配する政体が　　 　 .│
│その建前を覆して台湾の住民のみで指導者を決めると宣言し、　　　　　　　　　　　　..│
└───────────────────────────────────┘

　　　 r-‐‐-､　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　ﾉ　　　　`,　　　 　 　 　 　 ,,,r‐-,　　　　　　　　　　　　　　　　　
. r‐'´ 　 　 　 ,'　　　　　　　＿ノ　　/ ／｀ヽ　　 r　　　　　　
ﾉ　　　　　　 ,'　 　 　 　 　 `-,　　　｀´　　
　　　　　　 ,'　　　　　　　, ' '　`‐´｀_つ　
　　　　　　'､_ , -､__ , ‐ '　　　　 ノ　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　く　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　
　　 ,-‐-､　　　　　　　　　　,‐-､_ ヽ　　　　 　　　
-‐'´　　　｀ヽ　　 , ､　　　,, '　　　`‐)　　　　 　 　 　
　 　 　 　 　 ｀‐´ 　｀-‐´　　　　 ＜　　　　　　 　 　
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ）　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ノ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 r'´　　　　　　　　　
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 丿　　　　　　　　
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ノ´, っ　　　　　　　
　　　　　　 　 ,､　　 , - '　 /　/　　
￣〉 r---‐' ´　 ｀~´　　　 {　丿
　 `‐`　　　　　　　　　　　 ｀´

┌───────────────────┐
│『中華民国総統』が、『台湾総統』となり、　　　.│
│『中華民国』が『台湾共和国』となることを　　　│
│事実上認められた瞬間である。　　　　　　　　..│
└───────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　 _r'^''y
　　　　　　　　　　r-'''~~ 　　　~~'ｯ
　　　　　　　　　 ﾉ　　 　　　　r~､
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　　　　　 ,r'　　　　　　　　　 ,ﾉ
　　　　 r´　　　　　　 　 　 r
　　　 r´　　　　　　　 　 　 ｝
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　　.）　　　　　　　　　　 r'　　
　　l 　　　　　　　　　丿　　
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　　　 L　　 　 　 r'　　　　　　
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　　 _/　〉　 | レヽ　　　　　　 l rﾆ´　 　/ /
　　(　 〈 }ヽl　r､ /　　　　 　ノ　 _ﾉ　　/ /
　 　 ＼ ｀ ﾉへ´/　　　　 _<,ｨ つ_r-､ / /
　　　　 〉_〈　 / ＼　　 　l l＜　=､ l ｌ l　l
　　　　/ 　 }/ /ヽ. ＼ 　l l　_＞<　l l l　l
　　　/´ ／7_/r-､ヽノ　.l l <_ <ﾊ ヽ/.l　l
　　 l_／　「l　 ヽﾉ　　　 l l /〃｀<　　 l　l
　　 _　/〉 ﾚ　＿　　　　ﾚ　´〃　､ヽ　 l　ヽ
　 // し'　　 ヽノ　　　　　　 <ｨ　lヽ}　_ゝ　l
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　　,ｲ::::::::::::／^　　　　　　　 ＼:､:::ﾍ:::::､:::::i:::::::::ﾍ:',
　 ｒ:::/:::://　　　　　　　　　　　1:!､::::i:::::}::::::!:::::::::::!::,
　 l:::i::::::i::i　　　　　　　　　, - ¨了ﾍ:::ﾄ､::i::::::i:::::::::::i:ﾊ　　　
　 i::!::::::ﾍ:!＿_　　　　　／　　　ｿ　 !ﾂ i::|:::::::}:::::::::::}:::!　　　
　 t:从::::iヾ　 　｀ﾞ　　　　 　 ,.ｨf斤本ヾ}:;!:::::::i=ｪ;::::::i:::i
　　f　!::::ﾊ.　　　　 　 　 　 　 t弋り!}"|::!:::::::::ﾄ､ }::::::!:::!　　
　　 !　ヾ_:::ヽ　　　　 , 　 　 　 ちｴﾝ　1j:::::::::tｲｿ:i::::i:::::i　　
　　　　　 ｀iムゞ=r'''" ､　　　　　　　　ﾘ:::::::::::|´:::::|::::!::::i
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　　　　 f:::::::::::j::::|:::::!_/　 .,!. 　/　 ／:::::::::;':::,': : : : :｀-､|:::::|


┌──────────────────┐
│やる夫が祖国の運命を変えるようです　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│次回　第34話　　　　『二人のワンマン』　　...│
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意外と短かったですね、うむ。

ラストの中国大陸のAAなんですが、どういうわけか
加工前台湾がなかったんです。親台派の人が作ったのかしらん。

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　 t:从::::iヾ　 　｀ﾞ　　　　 　 ,.ｨf斤本ヾ}:;!:::::::i=ｪ;::::::i:::i
　　f　!::::ﾊ.　　　　 　 　 　 　 t弋り!}"|::!:::::::::ﾄ､ }::::::!:::!　　
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│やる夫が祖国の運命を変えるようです　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│ 　第34話　　　　『二人のワンマン』　　..│
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土曜日21時から投下開始

把握
そういえば李登輝本人が中共と接点があったことを本人も認めたとか
いつ流れるかわからないけどとりあえずソース
ttp://sankei.jp.msn.com/world/news/130621/chn13062101300000-n1.htm

サンケイ（と敢えて片仮名表記させてもらう）文化人の消したい過去でもあるしね

>>696
ふお？　以前でも共産党との関係を認めたって記事を見たことあるんですが……
このおじいちゃんはホント立場と場所で言う事ころころ変わるなぁ。それがあまり私が彼自らの
証言をあまり信用していない理由だったり。


>>698
慰安婦問題といい今年は親米保守論壇受難の年なのかしらん。