┌───────────────────────────────────┐
│・この物語は天運を掴み、発言をコロコロ変えながらも中華圏史上に残る　　　　　　...│
│快挙を成し遂げたやる夫の物語です。彼の評価は文献によりさまざまで、　　　　　......│
│この物語のやる夫の評価が最も正確というわけではありません。　　　　　　　　　　　...│
│・基本的に史実に沿って行きますが、物語を読みやすくさせるために　　　　　　　　　 .│
│いくらかの脚色を行なっています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│・存命人物を主人公とし、現在進行形の台湾問題に触れた繊細なものなので、　　　..│
│あくまで作者の見解に基づく人物評、解釈ということを踏まえてご観覧ください。　　　..│
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　 /　: i ／:　:　:　; へ:　:　:　: ＼　:　ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 ′:　!:　:　:　:／　 　 ＼　＼:　: !　:　i
　　　　　　　　　　　　　　|:　:　|　／／　　　　　　 ＼　＼j:　:　|
　　　　　　　　　　　　　　|:　:　|,_／　　　　　　　　　_,＼　l:　:　|
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|/ ￣￣｀ヽ　　 '"￣　　 ヽｌ ｉ　ｉ:|
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|　／示¨　　　　　¨示＼　|.:ｉ　ｉ:|　　　　以上のことを踏まえて読んでね。
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　| ヽ. 辷ﾘ　 　 　 　 辷ﾘ / j :ｉ　ｉ:|
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|､　:.:.:.:.:.:　　:}　　　:.:.:.:.:.:/l! i　j::!　　　　でないと聖杯戦争に強制参加だよ？
　　　　　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ:! :!.'.　　　　　　　 　 　 　 /ﾉ: ' ,::/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨!::ハ　 　 r―――┐　 /::::′:':′
　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:ﾊ/＼　 ｀ー―‐ ´　 ｲ::://:::::!
　　　　　　　　　　　　　　　　 リﾘ　 _| 丶　　 　 ／ | ｀ヾ/jﾊj
　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_/_|＿＿｀¨´＿__,|ﾍ＿＿＿＿＿＿__r,.=‐‐'⌒ヽ__
　　　　|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ー―――――┬―――――‐┬―――――‐／　 _,,...／　　 }
　　　　|:i:i:i:i:i:i:i:i:/::　:　:　:　:　:　:　:.|Y´СY) (YС｀Ｙ|:　:　:　:　:　:　:/ 　./::／ 　　　　' .
　　　　|:i:i:i:i:i:>　 r────── 三三三巾三三三 ――――‐/､　/／　　／　　　 〉
　　　　|＜￣　:〃 ,ｨﾆﾆﾆﾆﾆ¨Cヽー'⌒ゝ.,___,.ノ⌒/ C ヾﾆﾆﾆﾆ （__,ノ 　　 ／　　　／ j
　　　　|i:i|　:　: || /i/　__:　ヾ｀¨¨´￣｀ー'´￣｀'ー'´ ｀¨¨´／　:　:　／ 　 ／ 　　 ／ﾉ　∧
　　　　|i:i|　:　: ||:ir:､　{lｭ} 　}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{　{i7}　 /　ﾉ,. ´　　 ィ ／　 ノ.! !＼

┌───────────────────────────┐
│これまでの物語は以下のサイト様達で纏められています。　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│【泳ぐやる夫シアター様】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-category-368.html　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│【嗚呼！やる夫道様】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│http://gokumonan.blog87.fc2.com/blog-entry-1230.html 　　　　....│
└───────────────────────────┘

＿| |　|＿＿＿＿＿＿,|| |.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣| |　|＿＿＿＿＿＿,|| |.|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣| |　|───||l──‐|| |.|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|　 ┌‐‐l]‐┐
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|　　| ::.｡ﾟo.: |　＿＿
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|　 │ ,;ゝ;:'│| 11.｜
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|　 └――┘|;;;;;;;;;;|
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|　 　 　 　 　 |''''''''''|
　 | |　|　 　 　 ||l 　 　0|| |.|　　　　　　　 ￣￣
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|
　 | |　|O 　 　 ||l. 　 　 || |.|
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|
　 | |　|　 　 　 ||l. 　 　 || |.|
　 | |　|　 　 　 ||l 　 ／,||_|,l＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　 | |　|　 　 　 ||l ／／
　 | |　|　 　 　 ||' ／
　 | |　|　 　 ／／
　 | |　|　 ／／　　　 　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　 | |　|／／.　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼
＿| |　|／　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼
／| |　|.　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　 |_l／　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
／　　　　　　　　 　 l二二二二二二二二二二二二ﾆ二二二二二二二二二二二二l
　　　　　　 　 　 　 　 |　|l　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l |　|
　　　　　　 　 　 　 　 |_,,ｿ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!,|_,ﾝ

　　　　　　　　＿｣ヽ　 ／|
　　　　　 　／　　　ﾞＶ´∠ｲz‐ ､＿
　　　　　／　 ,　ヘ,＿／ ヽヽヽﾏ´
　 　　 //　 /／ ＾´ ￣ ｀＾｀ヽ＼ ゝ
　　 _,// 　〃　 ,　　, 　　　　､ ＼ヽ､
　　 ,ノｲ| ｌ/　　//,ﾊ|　 .ｌ | .,ﾊ,l 　 lﾊ|`
　　　　小| 　　l/ ﾅ弋　 |,l ﾅﾅ|　l |
　　　　 l从　　|　（●）＼l（●）,ﾙﾘ
　　 　ノﾊ小 　l〃　 （__人__）..l,/　　　ねぇおじいちゃんおじいちゃん。
　　　　　　//ヽゝ　 n.lr┬|　,ｲi
　 　 　 　 |!〃lヽ＞l ＾)二´<ﾍﾘ
　　　　　 　 　 γ::::lヽｌム:::::::ヽ
　　　　　　　 　 l:::::,ｌ::::|∞ヾ:.ﾄ::::＼
　　　　　　　　　ヽ::::;ノ.　　ﾞ~ｌ　､ィ｀ｭ
　　　　　　　　　ﾉ 　 , 　 ,　八　ゝイ
　 　 　 　 　 ／ 　 /　　ﾊ　　 ヽ


　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　 ／　　 ⌒　　 ⌒＼
　　　　　　　 　 ／　　　（ ●）　（ ●）ヽ　　どうしたお、(※)巧巧。
　 　 　 　 　 　 l　 　 　 ⌒（__人__）⌒　|　　
　　　　　　　 　 ＼　　　　　｀ ⌒´ 　 ／
　　　　　　　 　 ／　　　　 　 　 　 　 ヽ

※…坤儀の愛称

　　　　　　　　＿｣ヽ　 ／|
　　　　　 　／　　　ﾞＶ´∠ｲz‐ ､＿
　　　　　／　 ,　ヘ,＿／ ヽヽヽﾏ´
　 　　 //　 /／ ＾´ ￣ ｀＾｀ヽ＼ ゝ
　　 _,// 　〃　 ,　　, 　　　　､ ＼ヽ､
　　 ,ノｲ| ｌ/　　//,ﾊ|　 .ｌ | .,ﾊ,l 　 lﾊ|`
　　　　小| 　　l/ ﾅ弋　 |,l ﾅﾅ|　l |
　　　　 l从　　|　（●）＼l（●）,ﾙﾘ
　　 　ノﾊ小 　l〃　 （__人__）..l,/　　　あたしたちが住んでる国って中華民国でしょ？
　　　　　　//ヽゝ　　 lr┬|n ,ｲi
　 　 　 　 |!〃lヽ＞;:.,､二.(＾|_ ﾘ
　　　　　 　 　 γ::::::::::;ムレl:::ヽ
　　　　　　　　/::::::ｲ:::/∞|::::!::::l
　　　　　 　,イ::::イﾞ~"　　 ゝ;:::ノ
　 　 　 　 ゝ､ﾝ"ﾉ 　 , 　 ,　八


　　　､i､_　　　　　 　 ､!､
　　　`i.ヽ,｀ヽ､　　　　|.,ﾍ＼
　　　 .| ;　ﾍ: : ｀ヽ＿_j .; ﾍ: :ヽ
　　　 .|;　,,>':'´: : : : : | ;　 ﾍ: : :ヽヽ､
　　　 ,!"´: : : : : : : : : ヽ､.　ﾍ: : : : ヽヽ､
　 .／: : : : :/: : : : : : : : : :＼ ﾍ: : : : : i: :ヽ
　/::/: : : ,〃: : : : : : : :ヽ: : : :ヽi : : : : : : : :ヽ
./i :{ : : :/ll.|: :i : : : :| : : :l : : : : : i : : : : : : : : i
〃: i ､: ﾊ:ハ: i､: : : l: : : :|: : : : : : i : : : : : : : : i
i! ! : !ヽ!! !　｀-ヽ从A , : ||: : : : : : :i : : : : : : : :|
　 .ヽλヽ　　　､　　 ｀!ﾙ'| : : : : : : :|: : : : : : : :|
　　　}'}‐=i　　 .j,,,___,，｀ j : : : : i : : :| : : : : : : l
　 　 j::| <　　　　￣´　　| : : : : l : : | : : : : : :/　　　うむ、そうじゃよ。
　 　 i:::!　｀,._　　 　 　 　|: : : : :l : : |: : : : : :/　　　　そしてここの地名は台湾というんじゃ。
　　 i::::::｀i､＼7￢フ　　 |: : : : l : :/: : :/ : /
　　 i::::::::|;;;ヽ､ __,,,.-‐￢ : : : /: :/:/ : i : /　　　　　といっても今は大陸には行けんがのう。
　 　 !:::::::|;;;;;l;;;;;;;;;}　 / : : : /: イ: :| : i :/|
　　 /｀ヽ､i;;;;l;;;;;;;;;;}.ﾉ : : ／_'＿l : :l__L/_|
　　 '-､　　ヽ;l;;;;;;/ : ／ ￣＿__￣｀`丶､｀`‐､
　 　 / ｀ヽ､　}　{／ _,-‐'" ＿_￣`ヽ､　 ｀＼ !､

　　　　　　　　＿｣ヽ　 ／|
　　　　　 　／　　　ﾞＶ´∠ｲz‐ ､＿
　　　　　／　 ,　ヘ,＿／ ヽヽヽﾏ´
　 　　 //　 /／ ＾´ ￣ ｀＾｀ヽ＼ ゝ
　　 _,// 　〃　 ,　　, 　　　　､ ＼ヽ､
　　 ,ノｲ| ｌ/　　//,ﾊ|　 .ｌ | .,ﾊ,l 　 lﾊ|`
　　　　小| 　　l/ ﾅ弋　 |,l ﾅﾅ|　l |
　　　　 l从　　|　（●）＼l（●）,ﾙﾘ
　　 　ノﾊ小 　l〃　 （__人__）..l,/　　ふーん。じゃあなんで中華民国の地図には
　　　　　　//ヽゝ　　 lr┬|　,ｲi n　　　大陸やモンゴルも含まれてるの？
　 　 　 　 |!〃lヽ＞;:.,､二´<ﾍﾘ l ＾)
　　　　　 　 　 γ:::::::::::ム:::::::ヽlヽｌ
　　　　　　　 　l::::::ｲ:::/∞ヾ:.ﾄﾞ､:::/
　　　　　　　　 ヽrﾞ~" 　 　ﾞ~ｌ
　　　　　　　　　ﾉ 　 , 　 ,　八


　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 　／　─　 　 ─　＼
　　　　／ 　 （○） 　（○）　 ＼
　　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |　　　　！！
　　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|

　　　　　　　　　 　 __ /{　　＿_
　　　　　 　 　 ／⌒Ｙ　Ｖ´　∠_
　　　　　　　 / ／⌒＼　　／⌒ヽ.
　　　　　　_ノ　′　　＿Ｙ/_　　　　＼_
. 　 　 　 ｀ｱ　V　 ,∠ ニ＝=ミ　 }ﾉ＜´
. 　 　 　 /　　 ／　　　　 　 　 ｀ヽ 　 ヽ
　　　 　 {　　/ 　 　 　 　 　 　 　 ヽ 　 }
　　　 ､_ﾉ　 ,′// /{　　 ハ 　 ﾊ ハ　｛　　　
　　 　 ｀Ｔ　l　 |／ ハ　 ｛　}／　|　｜}｀　　　だって大陸には違う国みたいなものがあって、
.　　　 　 ヽ.|　 |　二.._＼{　_..二｜　l/　　　　モンゴルにも国って名乗ってるのがあるんでしょ？
　　　　 　 八 `T弋_フ　　弋_フ ｊ　/{　　　　　
　　　　 ＿／ヽ{｀　　（_人_） 　ノイ＞―- ､　　なのになんでその人たちの言うことを聞いてあげられないの？
　　 ／　　 ,二｀＞-へ＿､　-＜´　　 　 　 ヽ
　　 ヽ、　く／_　＼　＼>Ｊ）　　 　 　 　 　 ノ
二二二二二,二二二二二二二二二二二二二二二

　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　u　＼
　　　　 　／　　／　 　 ＼＼　　　　
　　　　／ 　し （○） 　（○） ＼　　　え、えとう……それは……。
　　 　 |　∪　 　 （__人__）　 J |　　　
　　　　＼　　u　　 ｀⌒´　 　／


　　　　　 ＿＿__
　　　　／ヽ 　／＼
　　 ／（●）　（●）丶
　 /::⌒（__人__）⌒:::uヽ　　巧巧、それはうんと勉強して
　 l　　　 |r┬-|　　 　 l
　 ＼　　 `ー'´　　　／　　　大人になったらわかるお。
　　/　　　　　　　　 ヽ
　　し､　　　　　　 ﾄ､ﾉ
　　　 |　　　_　 　 l
　　　 !___/´　ヽ___l

　　ｰ´７　.:／ .: / :　 　 　 　 ; :.:.　 |　　　 :　　　　　　ヽ　　 ヽ　　　　ヽ　＼　{
　　　 ′://　.: i /:　　　 　 ://:|:　 :|　　　 |:.　 ヽ:.　　　|:.:.. :.　:l 　 　 　 i　　ヽ. ､
　　　i　/:/:　.:. |:l:.:　 :　　 ://:/}:　.:.l!　　　 l:. 　 :ト:.　　:|:.:.:.:..ヽ:i 　┛┗ l ヽ:　ﾄ､＼
　　　|./|:l!:. .:.:.:.|:|:.:　 : 　 .:!':/_/:..:./__V　　 :l､:.　:| _l:.　.:l_ヽ:.:.:.:|:|　┓┏: |　 V |　｀ ー
　　　lハﾊ:. :.:.:.:|:|:.:.　 :.:　.:|/'7:.∠二.､ヽ　　:{ヽ:..:l´.]:. :/_￣ヽ:.}:|　　　 :} |　　}: !
　 　 　 　 V:.:.:.:|ﾊ:.:..　:.:. :.|_/_ ＿＿＿ ヽ　.∨＼く }:/＿__　 ∨　　 .:/:ﾘ 　,ﾘ}.|
　　　 　 　 ヽ:.:.:ﾄ:.ヽ:...:.:.:.小　ヽ　●　ノ　＼:.{ 　ヽ　●　ノ　.′　 :/: /　//ﾉ′
　　　　　　　 }:.:.ハ:.ﾄ､:.:.:.:.{ `　　　　　　　　　＼.　　　　　　/　　 ./: /　/
　　　　　　　/:./:小:ﾄ､＼:.:ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　 ／:／: /　　　　どうしてどうして？！
　　　　 　 ノイ{|:.:.|:.:|:.:｀ヽミ‐. 　　　　r 　 　i 　 　ヽ　　 ／- ブ:.イ:.:.l{ {　　　
　 　 　 　 　 从!:.:ﾄ､:.:.:.:.:.:∧　　　 　 ヽ＿ 人 ＿ ノ　 ─‐.７:|:.:.|:.:.:小､　　　［ﾋﾟｰｰｰｰｰ］や［ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!］、
　　　　　　 　 ヽヽ{ ヽl:.:.:.l::/ﾄ､.　 　 　 |r―+― 、|　 　 　 ｲ:::|:.:ﾊ:.:八　　　　［ﾊﾞｷｭｰｰﾝ!］は教えてくれたのに
　　　　　　　　　　　　}:./l::i:.:!::|＼　　　ヽ._　|　　.ﾉ 　 　.ｲ::||:.::|/ j/
　　　　　　　　　　　ノ ﾍl::|l:.l:::|::ﾄ:.ヘ.　 　 ￣￣　 　 ｲ|lﾚ|::ﾚ!:::|　　　　　　　どうして教えてくれないの？！
　　　　 　 　 　 　 　 　 |::|{`!::|::|:}:Vﾍ.＞､　＿,..､イ|／||ｲ|::| !:::|　　　　　　　おじいちゃんは中華民国の総統でしょ？！
　　　　　　　　　　　　　|::ハ|::l!::l_}ﾄ､:.:´.:.:∨:.:V.:.:.:.:':.:.:.ｨ::||::l |:::|
　　　　　　　　　　　　　|:{　.j斗く:ヽ::`:::ー------―:::´:j＞.､}:::|
　　　　　　　　　 　 _...斗:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:.‐:.::::＿＿::::.:-:.ｧ´:.:.:.:.:.:｀丶､
　　　　　　　,.. ‐.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀丶､


　 　　 　　＿＿＿_
　 　　　／　　 　 　＼
　　　／　 _ノ 　ヽ､_　 ＼
　 ／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼　　そ、それは……。
　 |　　　　 （__人__）　　　　 |
　 ＼　　 　 ｀ ⌒´　　 　 ／

　　　　　　　　　　　　　　　　／ ￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／ノ　　ヽ__ 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　／（―） 　（― ） 　 ＼　　……悪いけれど今は上手く答えられないお。
　　　　　　　　　　　　　|.　　（_人＿）　　　u　|　　
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 ｀⌒ ´　　 　 ,／　　　おじいちゃんだって色々と辛いんだお……。
　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　./　l　　　,/　 /　　 i
　　　　　　　　　　　　　(＿) 　　(__ ノ 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　／　　／　　　___ ,ノ
　　　　　　　　　　　　　!､＿__!､＿_＿＿_つ


　　　　　　　　　＿　 　_,
　　　　　　 ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
　　　　　＿>ｚ二_　＿__`ー≧＿_
　　　　 　 ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
　　　　／　　　　　　　 ヽ ｀Ｙ′之＞
　　　/　 ,　　l、　、 ,　､ |　 ヽ　}<、
　　 .ｌ ,ｨ { ７Tﾊ .T弋ヾ　|　　}ノ | 入
　　 .|ハ |l_ノ　 ヽ|　ヽ､ }/_　/ ,/ﾚ′
　　　　`.ﾄ（● ）　（● ） 「)'/|/　　　…………。
　　　　　.|　 （_,､__）　 u　ﾚ||　　　
　　　　 　 V⌒ i.　　　_,.ィT/
　　　　　 /　　/7Eニ::ィ1./ハ

　　　　　 ､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　 ＞ ７ ￣､-人 ￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／{:;o）　　 　 　 ＼
　　 >{　 ,' 　| ､ ゛´ ,.　 ,.l　　, 　ﾞｉ
　　 |　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ,ｌ
　　 ′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ （ ≡）　 （≡）|ハ|　　　　　　わかったよ。
　　　　i⌒ヽ'(1. ''' （_人__）''' ﾉ川／⌒)　　　あたし大人になるまで待つ。
.　　 　 ヽ 　ヽx＞､.｀⌒´_,イ ｌ |::::ヽ／
　　　　 ∧　人lﾊ:::::l,三|:::/ｌ|　,:::::ﾊ


　　　　　　　　　　　　　　　　／ ￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／ノ　　ヽ__ 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　／（―） 　（― ） 　 ＼　　
　　　　　　　　　　　　　|.　　（_人＿）　　　u　|　　すまないお。
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 ｀⌒ ´　　 　 ,／　　　
　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　./　l　　　,/　 /　　 i
　　　　　　　　　　　　　(＿) 　　(__ ノ 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　／　　／　　　___ ,ノ
　　　　　　　　　　　　　!､＿__!､＿_＿＿_つ

|　 |　　　 |壬三三ﾆ＝‐''''"´￣￣￣¨:.:ｰ=ニ三三≧:.、 .ﾊ 　　　ハ: : : : : : : : : : : : :
|｀ヾ、　　 |才''"´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;ｨ/;:';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞ニ三≧､ﾊ:. 　 　 ﾊ: : : : : : : : : : : :
l　　 ＼　 |:.ﾄ;.:.:.:.:.:;.:.;.:|:l.:;.:.;.:.:.:;'::: ハ:!/!.:.:.l:|.:;:.:.:.:;.:.:.:.!┛┗ヾ::.　　　ﾊ : : : : : : : : : : : :
l　　 　 ＼|:.|:l:.:.:.:.;'!:/!|:l:.ﾄ;::､:.:l::/::ﾊﾘ::!.:.:.ｌ:|:.､:.::.:|;:.:.:|:.┓┏:.ﾆﾊ:::.　　 .ﾊ: : : : : : : : : : : :
l　　 　 　 |:.|::!:.:..;':|;'_ﾘ∧l‐;:∨:|::　 !:::|.:.:ﾑ!:ハ:i:.|ヽ:.!:.:.:.:.:.:.:.:＼|::::.　 　.ﾊ　　 . : : : : : : : /:::ヽ
|｀ヽ、　　 |..ｌ::';.:/;ィｧ=;-ミ、ﾘⅥ::　 l:/|:!/-ﾘ三从「ｌ:|:.:.:.:;:.:.:.:.:.:.:ﾄ;::::..　 r┴ ､　. : : : : : : :l:::::::::} __
|　 |　｀丶」ﾘ::::ｌ:::!l'.{lｒ':O:::l}ヽ ;ヾ 　 !' |/ィ'7¨;:ミト､ﾘ!:.:.:;i:.:.:.:.i:.:.:|':::::::.　 ､::::::::｀ ー-- : ._ {:::::://:::}
|　 |　　　 |::::::::Ⅳ　ゞz_:シ　　 　 　 　 　 {l｀:O:::l}ヽl:.:.:.!|.:.:.:.:|!.:.|::::::: 　人:::::::::::::::::::::::::::ヽ￣　￣
|　 |　　　 ||::::::::ｌ　　ミ彡　　　　　　　　　ｰ`--イ '∧:.:l:|.:.:.:.:|l:.:.!:::::　/　 ｀ー─　7::::::::::::〉:
|　 |　　　 |!:::::::::!　　　　　　　　;　　　 　 　ミ彡　∧:.:.:l:|:.:.:.:.||:.:|:::: ,ｲ . : : : : : : : j::::::::::/: :　　　それはおいといてぬし、
|　 |　　　 |::::::::/i　　　 　 　 　 i　　　 　 　 　 　 ﾘ.:.:.:.ｌ::!:.:.:.:l:|::.|／　　. : r──-'::::::::/: : :　　　孫娘にどんな教育を施しておるのか
|　 |　　　 |';::::::|:.ヽ　　 　 ,､＿＿.＿ ;.､　　 　 ./:.:.:.:.:!::!:.:.:.:|::!:.|　　 . : : : ￣｀ー─ '´ {ヽ　　　　教えてくれぬかの？
|　 |　　　 |';:::::::!:.:.:ト、　　Vニﾆ'ｰi-ｧV　　 　//l:.:.:.:.|::|:.:.:.:.|zl:.|　　 . : : : : : : ト-- ､{_) ｰ'
|　 |　　　 |:ヽ::::ｌ:.:.:∨＼　 '￣　￣｀ヾ/　　イ:|:| |:.:.:.:l:::!:.:.:.:.!≧∨　　 : : . : : : ｀ー､:}: : : .　　　わっちも年が年ゆえ、できれば今すぐ
|　 |　　　 |ヽ:ヽ:|__:,:∨. ｀　,　　　　 _,...＜::::::　||..|:.:.:.:|::|:.:.:.:.:|＜:ﾊ　 ､＿＿: : : : l二ﾉ: : : .　　　応えてくりゃれ。
|　 |　　　 |,斗'''"´｀　＜　　`ｰ-＜:::::::: : 　 　 !ｌ |:.:.:.:l:::!:.:.:.:.:|'´::::ﾊ　＼::::::｀ヽト､{ヽ: : : .
|　 |　　　 /　,=―ー一　｀丶　　　　　 　 　 　 l| |:.:.:.:!::|:.:.:.:.:.!ヽ:::::ﾊ　　￣}:::::〉´: : : : :.
|　 |　　　々'´　 ＿_,,　-　　 ∨　　　　　　 ,､ｼ::ﾘ:|:.:.:.:!::|:.:.:.:.:.|:::ﾊ:::::ﾊ ヽ二..ノ: : : : : : . .
|　 |ｷﾞﾘｯ！/ ／　＿__,,,,,,　　　∨　　 ,､zゞ'":::::::::::|:.:.:.:|::|:.:.:.:.:.|::::::!:::::::|:　 . : : : : : : : : : :.


　 　 　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　／::::::::::::::::＼
　　　　 　／::::::─三三─＼
　　　　／:::::::: （ ○）三（○）＼
　　　　|::::::::::::::::::::（__人__）:::: 　|　
　 　　 ＼:::::::::　 　|r┬-| 　 ,／　.
　　　　ノ::::::::::::　　`ー'´　 　 ＼

┌──────────────────┐
│やる夫が祖国の運命を変えるようです　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│第30話　　　　　　『おじいちゃんの辛い事』 .│
└──────────────────┘

┌───────────────────────────────┐
│やる夫が総統に就任してからというものの、民進党は苦戦が続いた。　　.....│
└───────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿,,.-‐'´ ￣￣￣￣｀ー--､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´`ｰ-- '"　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　λ　 　 　 　 　 　 ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　＼　　 ハ　　　　　　　　　 }
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　 ｊ ,/　　　 ｉ　　　　　　　　　＼ {_,,ﾉ　　　 　 　 　 　 |
─────────────┐／|/::､　　　 |　　　　 　 　 　 ｉ　＼　　　　 :.　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/_,／| |､::＼　　|､　　　　　　　　ﾄ､::　＼　　　::.　　ｉ:　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /'| |　 | | ∨:::V　|:｀ヽ、　　::　 　 |::::＼　 ﾍ　　:::　　|: 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　 | |　∨::∨ |: : : :∨　::::　　 |'⌒ヽヽ　ﾍ　:::::　 |: 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　 |ｊ　　 ヽ､ﾄ､|: : : : :∨ ::::: 　 |,r'::　}　{＼l ::::::　 :|　 ﾘ　　　うわー、どの新聞見てもやる夫、やる夫やなー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　 ´　　　　ｊ: : : : : : : ∨::::: :　|__,,ノ　 |　　 ::::::　 :| ./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　 　 　 　 ﾉ　＿＿: : :∨::: : ｊ|::::i:　　 |　　 :::::　　|/|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　〈　 |VVV:|　/∧:::;/:|::::|:　　|　　 :::::　　 | {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　ヽ|:::::::::::|_//　∨　|::::|:　　|　 　 ::::　　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　 　 　 ￣￣ /'´,／´￣ヽ:|:　　| 　 　 :::　　 |.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　 　 }￣￣　 _,,ノ"￣|:　　|　　　 ::　 　 ||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　 　 〉／´~￣ヽ、　　|　　 |　　　 :　　　||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　 　 　 /"　 　 　 　 ＼　|　　 |　　　　 　　 ||

┌──────────────────────────────────┐
│同時期世界では東欧の民主化、ベルリンの壁崩壊に伴う東西ドイツの統一、　 　 .│
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿　　　　　　　　　 r≦三}三三}三 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿r≦三≧x＿＿斤王三三三三≧─/三三王三/三三/ 三 |
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /三三三三三三}三三/三三三三三三/三三三}三{三三/三三|
　　　　　　　　　　　　　 　 /三三{三三三三/三三}三三三三三三{三三三/三/三三}三三 !
　　　　　　　　　　　 ＿__,ｲ王三王三三三/三三／三三三三三三}三三／三/三三/三三 |
　　　　　　 　 　 　 ∨三三王三{三三／三三／三r三三三三三/三三{三三{三三/三 三 |
　　　　　　　　　　　 ∨三三}三/三三}三三/三三/.: :: ::｀ー─､/三三──一'´:: :/ .: :: :: :: |
　　　　　　　　　　　　∨三r──､三/三三/:: :: ／:: :: :: :: :{:: :: ::| :: :: :/ ::} :: :: :: :: / :: :: :: :: : |
　　　　　 　 　 　 　 　 |三/.: :: ::/.: ::{ :: ::／:: :: /.: :: :／:ヽ:: ヽ:: ::{ :: : /: ノ :: :: :: :: { :: :: :: :: :: :|
　　　　　 　 　 　 　 　 j:: }:: :: ::/.:/i ::} :: { :: :: :/.: :／.: :: :ﾉ.: :: :ヽﾉ: : /.: :: :: :: :: :: ::/ : :: :: :: : : |
　　　　　 　 　 　 　 ／／.: :: /.:/: {::/.: :: } :: ::j :: :{ :: :: ::{ :: :: :: :: :: :/.:} :: :: :: :: :: :: ヽ:: | :: :: :: :|
　　 　 　 　 　 　 ／／.: :: :::/.:/ :: i/.: :: :/.: ::/.: :: }:: :: :: ヽ.:: :: :: :: /.:/.: :/}:: :: :: :: :: :} :i :: :: :: :|
　　　　　　　　　/.:/.: :: :: :::/.: { :: :: :: :: /.: ::/⌒ヽj: :: :: ::ノ￣￣＞イ￣ 「 i￣｀ー─| ┼' ￣ |
　　　　　 　 　 /:/￣￣￣{￣＞──-､＿i　 　 {｀ー'´ |　　　/　/　 　 }　)　　　　 i　|　　　|
　　　 　 　 　 //　　　 　 ﾉ　/　　 　 /　 /　　 /　　 　 ﾚヽ　｛　.'　　 ノ /　　 　 　 |/ 　 　 i
　　　　　　　/V　∧　　 i　 /　 　 　 〉　/　　 / 　 　 　 　 i　 '. { 　 /　 }　fヽﾍ　　 　 　 　 |
　　　 　 　 /ノ　/　}　　 '.　{ 　 　 ／ ／　 　 {　　 　 　 　 | 　 i ゝ/　 く　 i　　 ＼　　　 　 |
　　　 　 ／´　 /＿|　　　 ＼　　/　f´￣〉､ 　 ＼　　　　　 ヽ＿i＿＿＿ヽ_|＿　　＼_　 　 |
　　　 ／　-'´￣ 　 ￣｀ー--､＿i　 ｀ヽ/　 ｀ー、 ＼　 　 ／　　　　　　　　　　｀ヽ、＿￣､/
　　／_／　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣￣　　 　 　 ￣￣｀¨´　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ￣
　　￣

┌─────────────────────────┐
│ソ連の崩壊と旧世代の体制が次々と崩壊、変容した。　　　...│
└─────────────────────────┘

　| 　|.| ∧∧
======(,,∵)∩=
　|＿|.⊂　　ノ
　　　　/ 　０
　　　　し´
　　　　　　　
　＼ えっ…と、ソビエトはここかな…、と ／
　　 ￣￣￣￣Ｖ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　∧∧∧∧　_＿._
　　　　∩∵,≡ ∵). | 　 |.|
　　　　 ｀ヽ　 　 |）＝＝＝=
　　　　　　 | _　|～　.|＿_|.|
　　　　　 　U U
　　　　　　　
　　　　　　　　∧∧　　ミ　＿　ドスッ
　　　　　　　 (　 　,,)┌─┴┴─┐
　　　　　　　/　　　つ.　 崩　　壊 │
　　　　　～′　/´　└─┬┬─┘
　　　　　　∪ ∪　　　 　 ││　_ε３
　　　　　　　　　　　　　　 ゛゛'゛'

┌───────────────────────┐
│民進党もこれに続けといわんばかりに　　　　　　　　　　 │
│民主化運動の旗手として様々な活動を行ったが、　　　..│
└───────────────────────┘

　　　　　　　　 ＿＿＿＿
　　　　　　　／ ⌒　　 ⌒＼
　　　　　 ／　ｨテﾊ 　 ｨテﾊ ＼
　　　　／ 　　込:rｿ 　込:rｿ　 ヽ
　　 　 |　　 　　　　__´___　　 　 |　　これは好機です！
　 　 　 ＼ 　 　 　 `ー'´　　 ／　　　一気に民主化を推し進めましょう！
　　　 　 /⌒ヽ 　　　　　　　ｨヽ
　 　 　 / rｰ'ゝ　　　　　　　〆ヽ
　　　　/,ﾉヾ　,>　　　　　　ヾ_ノ,|
　　　　|　ヽ〆 　 　 　 　 　 |´　|

┌────────────────────────────────────┐
│本来打倒すべきやる夫が自分達の構想する民主化をことごとく成し遂げたために　　.....│
│独自色を出すことが困難になってしまった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
└────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　 ／　　　　 ＼
　　　　　／　　⌒:::::::::⌒＼
　　 　／　　 （ ○）:::::（○）＼
　　 　|　　 　　　　__´___　　　|
　　　　ヽ、　　　　`ー '´　 ／
　　 　　ノ　　　　　　 　　　＼


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　祝　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿＿＿_　　　　　　＼／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ノ　　　ヽ＼　　　　（ノ⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／／・＼ .／・＼＼　　 　ヽ　 ヽ、　　バサッ　☆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.:::::⌒（__人__）⌒:::::.＼　　　 >　　 )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　ﾄｪｪｪｨ　　　　　|＿／　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　　 ｀ー´　　　　 ／　 .／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　 ／ 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼　 ＼＿＿　　 ／ 　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　 ．-‐''""~＼ヽ､＿＿＿_⌒）　 祝　.|..,,,_
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　ト､＿＿＿_,イ＼　　　| 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　|　　 .__．-‐'''""~　|　勝　|　´~"＼　 |.,,,_　　　|
　　　　　　　　　　　　　　|　 .　|　　　　　　　|　　 　|　　　 　＼|　 | ,　　|
　　　　　　　　　　　　　　| 　　）　　　　　　　|　利　|　　　　　　　　（　　|
　　　　　　　　　　　　　　| ノ"　　　　　　　　|　 　　|　　　　　　　　　'ヽ |
　　　　　　　　　　　　　　U　　　　　　　　　 ￣￣￣　　　　　　　　　　U

;""ﾞ::､：、;:;":　彡;";`;:;",.;　ﾐ；';.,,;`;:;"；、ﾐ━━┯━━━━━━━┳━━━━━━━┯━━━
　　,.;；:｡;:〃；;:：､; 　 ：、Y;:;":";`;:;":｡;:,ミ　　　 │::.　　　　　　 　 　 ┃::.　　　　　　 　 　 │::.
　.;：、;:;":;"　;`;彳" .; ：、;:;"i;`;:;"　；ゞ　 　 　 │::::...　　 　 　 　 　 ┃::::...　　 　 　 ／／│::::...
,.;；:乂｡;:；;:：､; 　 ;　 ,.;；:｡;；;:：､;.,,.彡━━━━┿━━━━━━━╋━━━━━━━┿━━━
： ;/ /ﾐ,.爻;；:　;:　::：､;　；;:：ゝ　　　　　　　 ／│ 　 　 　 　　 　 　 ┃ 　 　 　 　 　　 　 │　 ／
／　二ノ　""ﾞ| ﾐ;;从; :彡" 　 　 　 　 　 ／／│ 　 　 　 　　 　 　 ┃ 　 　 　 　 　　 　 │／
_/´　 　|　　 │:　　　│┃　 　 　 　 　 　 　 │ 　 　 　 　　 　 　 ┃ 　 　 　 　 　　 　 │／
　 　 　 |　　 │:　　　│┃　 　 　 　 　 　 　 │ 　／／ 　　 　 　 ┃ 　 　 　 　 　　 　 │
　 　 　 |　　 │:　　　│┃　 　 　 　 　 　 　 │　 ／　 　 　 　 　 ┃ 　 　 　 　 　　 　 │
　 　 　 |　　 │:　　　│┃　 　 　 　 　 　 　 │　 　 　 　 　 　 　 ┃　 　 　 　 　 　 　 ｜
　 　 　 |　　 │:　　　│┃　 　 　 　 　 　 　 │　 　 　 　 　 　 　 ┃　 　 　 　 　 　 　 │
　 　 　 |　　 │:　　　│┃　 　 　 　 　 　 　 │　　　 　 　 　 (←)┃(→)　　　 　 　 　 │
　 　 　 |　　 │:　　　│┃　 　 　 　 　 　 　 ｜　 　 　 　 　 　 　 ┃　 　 　 　 　 　 　 │
　 　 　 |　　 │:　　　│┃:.　 　 　 　 　 　 　 | :.　　 　 　 　 　 　 ┃:.　 　 　 　 　 　 　 | :.
　 　 　 |　　 │:　　　│┃:::..　 　 　 　 　　　｜:::..　　　　 　 　 　 ┃:::..　　　　 　 　 　 ｜:::..
　 　 　 |　　 │:　　　│┃:::::...　　　　　　　　｜:::::.... 　 　 　 　 　 ┃:::::...　　　　　　　　｜:::::....
　 　 　 |　　　| :: 　 　 |::┃::::::::::....　　　 　 　 ｜::::::::::....　　　 　 　 ┃::::::::::....　　　 　 　 │::::::::::..
￣￣￣|　　　| :: 　 　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
..:..:..:..:..:.|　　 │:　　　│.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..
..:..:..:..:. . ＼　│:::　　　|.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:
.:..:..:..:..:..:..:..:＼|＿＿＿|.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　 ／::;;;;　　　＼
　　　　　　　　　 /::::::;;;;　　　　　＼_
　　　　　　　 　./::::::;;;;; 　　　　　　　 ｀=┐
　　　　　　　　/::::::::;;;; 　 , へ、　,,_　 ,.､::|
　　　　　　　　|::::;;:　-‐=(　　_､Y　 Y,_　)!
　　　　　　　　|ｲ:;;;;　 ＿（,,,,,,,,,..ﾄ....ﾉ -｀┴――--...､
　　　　　　 ,.∠=ニ三=ニ二二､｀ﾞヽ ヽ:::::::::::::::::::::::::::）　　　
　 　 , .='"´:::::7‐､ ''T/─_-_三､ヽ､ ＼ ヽ::::::::::;;;;;;;;ノ
　　（::::::::::::::::::ヒﾆヽヽﾌ_O,,,＞　 /ヽ　ヽ　|_;;;::::-''"　　　　　
　　 ｀　､;:::::::::|└/　!ﾞ<''';―-　　＞ヽ/｀ヽ! 　　　　　　　　　ふむ、しかしずいぶんと
　　　 　 ｀ﾞ ‐-! 〈 --;;::ヽヽ、　　　!} //iﾉﾉ　　　　　　　　　　　踏み込んだ内容じゃな。
　　　　　　　　|　｀ﾞ二、｀ヽヽ,　　 |! ,-"/
　　　　　　　　.|　Y-‐+ヽ ｀i {　　 | /｀´ヽ
　　　　　　　　 |　ト‐--'. 　y'　　 ./　　　ヽ_
　　　　　　　 　.! ヽ;;:::.　　/ 　 ／;;;::　　　 >＼
　　　　　　　　 ヽ ;;;;:::　　　／;;;;;::::　　,. '"　 /::＼-―
　　　　　　　　　ヽ､;;;;,,,.／;;;;;;;;:::::　,／　　　/::::::::|::::::::
　　　　　　　　　 　 ｀ﾞ''‐､;;;;;;;:::::;;／　　　 ./:::::::::/:::::::::
　　　　　　　　　　　/::! ヽ;;;;;:::／　　　 ／::::::::::/:::::::::::
　　　　　　　　　　 /::::|　 ＞<　　　 ／:::::::::::::/:::::::::::::

　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　 　　　 　／⌒　 ー､＼
　　 　　　　　／（ ●） 　（●）＼　　　　　　　　でもこれくらいやらなきゃ
　　　　　　／::::::　　__´___　:::::::　＼.　　　　　　今の国民党と区別が付きませんよ。
　 ｃー､　 |　　　 　|r┬-/ ' 　 　 　|⌒,一っ　　
　,へ　λ　＼　　　 `ー‐' 　 　　 ／　入　 へ、
<<<／ヽ　 　 　 　　 　 　　　　　 　 　　/＼）））


　　　　　　　　　　 ,-"´￣ー...､
　　　　　　　　　 /ヽ､＿,-ー´:::ヽ
　　　　　　　　 /´￣｀　　´￣｀ i=|　　　　　　
　　　　　　　　 ir´｡;ヽ　,､´｡ヽ;　|=|　　　　　　　　　この前の新憲法草案もよｫ～、
　　　　　　　　 |｀"´<",)　´´'" r'=|　　　　　　　　　わりと好評だったじゃねぇかよｫ。
　　　　　　))　(ij　f＝＝ﾉ｀)､ /:i=i　　　　　　　　
　　　￣｀-､　　i　 ir====))" i" ::6）　　　　　　　　今回だってイケるぜ？
　　　｀ヽミﾃミ　i　　 'ー'　　　::/"ラ ,＝＝､　　　　
　　　　　　　 ミ ヽミfjfj-＝ニ´ﾉ"E彡三,-､
　　　　　　　＿/i::ヽミ::::::::＄彡::::≡＝=/´/;;;
　　　　　　′｡::::::::::::::::,ー´￣￣O￣｀:/:::/;;;;;;
　　　　　　:::::::::::::::＄´　　　　　　　　::i:::::i;;;;;;;;;
　　　　　　≡≡≡≡≡ﾃﾃミ≡ﾐﾐﾐ彡::::::|;;;;;;;;;

　　　　林濁水(新潮流系随一の理論派)

┌───────────────────────────────┐
│90年、急進的な新潮流系と穏健派の美麗島系の対立は深刻だった。　　.....│
│それぞれが批判、牽制しあっていた中、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
└───────────────────────────────┘

　　　　　　　(　　| |　ヽ　 つ ⊂　ヽ、
　　　　　　　 ヽ　ヽ＼ ＼　＼.　＼　∧＿∧
　　　　　　　　 ＼　＼＼ ＼　＼.　（；　　　）
　　　　　　　　　　＼　＼＼ ＼　ヽ＿）　（＼
　　　　　　　　　　　 ＼　＼＼ ヽ　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　　 >　ヽ ／　　 　y　　 /
　　　　　　　　　　　　／　　y' 　　　 ／　 ／
　　　　　　　　　／　（　　 .　／　 ／　 ／
　　　　　　　　／　　　＼＿＿＿＿／
　　　　　　　　　　 　/ / ∧　　 ./ /
　　　　　　　　　　　　/ /´ゝ｀）／ /
　　　　　　　　　 ／　|　　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　|　　 ／⌒l
　　　　　　　　／　　 |　／ ./　.|
　　　　　　　　　 　　 ヽ　　 |　/
　　　　　　　　　　／　| ﾞー'|　L
　　　　　　 ／　　　　 |　 /（_　 ヽ
　　　　　　　　　 　　ﾉ　/　　 ﾞし'
　　　　　　　　　　　ﾉ　/
　　　　　 ／　　　（_　 ヽ
　　　　　　　　　　　ﾞし'
　　　　　　　　　|　　　　|
　　　　　|　|　　　 |　 　　　|
　　　|　　　　　|　|||　 　|　|　　|
　　　　|　　|　　|　 |　∧ ＿∧　　 |　　　　　　|
　|　　　 　 |　| / ⌒ （　´_ゝ｀）ヽ　|　　　　　　　　　　　|
　　|　　|　 |　|/　 ノ　 ＿＿__)ﾉ　||　　|　　　　　|
　　　 　|　|　/　 ﾉゝ／　　*　 ＼　|　　　　　|　　|　　　|
　　 |　　|　 （　 ヽ／　　　　　　　＼||　　　　|　　|　　|　|
　|　|　　|　　/ヽ/　　　/　　,ヽ　　　ヽ　|　　 ||　　||　|　|
|　|　　| |＿/　/　　　 |目　　目＼　　＼　|　||　　||　|　|
||　|　| /　_＿/ 　　　/　　　　　ヽ ＼　 ヽ～───⌒＼_|　　て
⊂二二二二/　　　 ノ＿（Λ　Λ）二＼＿＿＿＿＿＿＿_つ　（
　　　　　／￣ ） /　　　　￣￣￣　　　　　　　　　　　　　　　へ
　　　　/ 　／ //　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　へ
　＜　| 　∧　|'　７
　　) 　(　' 　　|　　＞
＜　　 Ｕし（__）　　て

┌────────────────────────────────────┐
│それを使用してやる夫は穏健派を取り込み、外からのコントロールを図っていた。　　.....│
└────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.:￣￣￣￣￣ ＼　　　　　　　　　三__|__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　 口　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／: : : :　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : :　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 　 　 ‐┬‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　: : : : : : : :.._　　　　　　　　_　　　　 ＼　　│__田__│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　: : : : : : : ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　 　　 　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　: : : : ::;;（　● ）::::ﾉヽ::::::（ ●　）;;:::　　　|　　､　マ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l: : : : : : ´"''",　　　 　 　"''"´　 　　　 　　 l　　 了 用
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼: : : : : : . . （　　　 j　　　 ）　　　 　 　／　　　'"`ー‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼　　　　　　ﾚ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´　　　 　 　 ＼　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 __ .　 /ｌ　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /^ヽ.__
　　　　　　　　　　　　　 　 /　ヽ_ﾉ! ! 　 トヘ　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　 !　ヽ. _
　　　　　　　　　　. 　　　　! 　　 ヽヽ　　!　　ヽ　　　　　　　　　　　　　∧　　∧　_Y ヽ＿
　　　　　　　　　　. 　 _＿∧　 　 .l　ヽ_ﾉ丶　_!＼.　　　　　 　 ＿__,イノ　 T´　 l 　i　　 　 ￣ﾉ
　　　　　　　　　　. ／　,＿ノヽ､_.,ﾉ＿.| -―|ゝ､__ヽ　　 　 　´､_＿ ノ＿_,ﾉ|-‐. ｀半 ー‐-＜|＿
　　　　　　　　　　/__ノ´　 ヽ､＿|ノ＿.|＞ｰ.|´　　|　　　　　　|　　 　 　 　 |　　　 |　`‐-､..　| 　ノ
　.　　　　　.　　　　　　　　 　 　 .|　　 .| . 　 |　　 .|　　　　　　|　　 　 　 　 |　　　 |　　　　　.| ´
　.　　　　　.　　　 　 　　　 　 　 .|　　 .| . 　 |　　 .|　　　　　　|　　 　 　 　 |　　　 | 　 　 　 ﾉ
　.　　　　　.　　　　　　　　 　 　 .|　　 .| . 　 |　　 .|　　　　　　|　　 　 　 　 |　　　 |　　　　/
　　　　　　.　　　　　　　　　　　　|　.　 |　 .　|　　/⌒|＿__／⌒ヽ 　　　.　 |　　 　| 　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　　　|○ |　 .|　 　ヽ /。/　　　　　|　　　 | 　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　　　| ＜|　 .|　　 |ﾉ/　/　.　・ 　 ｜ 　　 |　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|。・.　|　| 丶　　　　ヽ./　　 　　　　| 　 　 |　/　　嗚呼、他是我們的同志！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　　　|　　ヽ　　　　　ヽ　　　　　　｜ 　 　|/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　　　|　　　＼　　　　　＼　.　　　｜ 　 /|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　　　|　　　　 ＼　　　　　＼　.　　| 　 / |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　　　|　　　　　　/　　　　丿＼　.｜ / 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　　　|　　　　　/　　　／＼　　＼｜　　.｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　　　|　　　　／　　／　　　＼　 .＼ 　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　　　|　　 ／　　／　　　　　　＼　　ヽ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　丿⌒￣￣￣⌒　　 ／　　ノ⌒￣￣￣　　　丿
　　　　　　　　　　　　　　　　　|＿つ￣￣￣￣￣　　　　|＿つ￣￣

┌─────────────────────────────────────┐
│こうした動きに危機感を抱いた両派は次第に歩み寄りを見せ、90年10月の党大会で　　....│
│『わが国の主権は中国大陸と外蒙古には及ばない』とした決議案が提示された。　　　　.....│
└─────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　┌-─ ´￣ ｰ--　､
　　　　　　　　 /｀ｰヽ　　ヽ　　　　ヽ　ヽ､
　　　 　 　 　 /　,　ﾚヽl､　ヽ ､　　　 ＼　ヽ
　 　 　 　 　 / 　l l __ ヽヽ､　く￣ヽ､　 ヽ　ヽ
　　 　 　 　 l l　 l f´　ヽヽ　ヽヽヽ ヽ　　lヾ､」 ,､
　　　　　　 l　l　l│　　　ヽ､　>ヒz七､　 ﾄ､Y┤r┐
　　　 　 　 リ l　N､,,三ミ　`　 '´´〃ヾ,､　V│ l ├､
　　　　　　 l|｀l|　 N､　　　'_ , -,､　　　l∧､|││ |│
　　 　 　 　 l　ヽ　M.　　　{　　　l　　 ﾚ┤ l　｀ '　l､ l
　　　　 　 　 　 ヽ l ﾘｰ ､_ ｀ｰ- ' , イ |　l　 ヽ　　　　l
　　 　 　 　 　 　 ヽl l|／　 ＞､´　　ﾚlヽﾍ　　｀　　　l
　　　　　　 　 　 　 ｀ {　,／ ├　　 / ' ├'｀┐　､　 lト ､
　　　　　　　　　　, -_ニ''ﾌ　 |　　/　　　l　 ∧　　／〉　l
　　　　　　　　　 /　l　　/／１　/ ＼､_　l　/ メ' ´／　　l
　　　 　 　 　 　 l 　 l / ｲ,/　l　l　　 ヽ」､l l∧ ／　　　　lヽ
　　　　　　　　 ,┘　 Y　 <　 lv'　　／,　　 l／　 　 　 　 Ｎ←美麗島メンバーながら新潮流系
　　　　　　　　 l 　 　l　　　＼ ヽ／, ´　　　＼○　　　　 l ヽ

┌────────────────────────────────────┐
│国民党と政府の公式見解は『中国大陸と外蒙古』に主権があり、これは将来的な　　......│
│統一を示唆したものであった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────┘

　　　 r-‐‐-､　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　ﾉ　　　　`,　　　 　 　 　 　 ,,,r‐-,　　　　　　　　　　　　　　　　　
. r‐'´ 　 　 　 ,'　　　　　　　＿ノ　　/ ／｀ヽ　　 r　　　　　　
ﾉ　　　　　　 ,'　 　 　 　 　 `-,　　　｀´　　
　　　　　　 ,'　　　　　　　, ' '　`‐´｀_つ　
　　　　　　'､_ , -､__ , ‐ '　　　　 ノ　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　く　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　
　　 ,-‐-､　　　　　　　　　　,‐-､_ ヽ　　　　 　　　
-‐'´　　　｀ヽ　　 , ､　　　,, '　　　`‐)　　　　 　 　 　
　 　 　 　 　 ｀‐´ 　｀-‐´　　　　 ＜　　　　　　 　 　
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ）　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ノ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 r'´　　　　　　　　　
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 丿　　　　　　　　
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ノ´, っ　　　　　　　
　　　　　　 　 ,､　　 , - '　 /　/　　
￣〉 r---‐' ´　 ｀~´　　　 {　丿
　 `‐`　　　　　　　　　　　 ｀´

┌──────────────────────────┐
│一方この決議はそれを否定し、現在実効支配している　　　　....│
│台湾島と澎湖諸島などの小島を主権の及ぶ範囲とした。　　......│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│つまり統一の展望を間接的に否定した形である。　　　　　　　....│
└──────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　 _r'^''y
　　　　　　　　　　r-'''~~ 　　　~~'ｯ
　　　　　　　　　 ﾉ　　 　　　　r~､
　　　　　　　 _,-~　　　　　　　 l
　　　　　　 ,/　　　　　　　　　 /
　　　　　 ,r'　　　　　　　　　 ,ﾉ
　　　　 r´　　　　　　 　 　 r
　　　 r´　　　　　　　 　 　 ｝
　　..r'　　　　　　　　　　　ﾘ
　　.|　　　　　　　 　 　 　 l
　　.）　　　　　　　　　　 r'　　
　　l 　　　　　　　　　丿　　
　 .`l　　　　　　　　　 ﾉ　　　
　　　[　　　　　　　_-'~　　　　
　　　 L　　 　 　 r'　　　　　　
　　　　 ~`-,　　 ﾉ　　　　　
　　　　　 　 {　　l　　　　　　
　　　　　　　{　.ﾉ

┌────────────────────────────────────┐
│しかし、妥協案とはいえ穏健派の考えが国民党主流派と似通っている以上　　　　　　　 │
│穏健派が民進党の主流から締め出されることは必死だった。　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│黄信介も美麗島系の１人であり、抵抗感はあったが党勢を失速させないためにも　　　..│
│呑む必要性に駆られていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
└────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　,.ィ´::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　　　　 ,.!:::::::::::::::::::::::::::ヽｰ-､
　　　　　　　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　,. -､
　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム'´-＝-､
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::〉
　　　　＿　　 ,.i'¨T¨´/‐‐-ｒ-､= ＜:::::_;;:＞‐''"´￣
　　下.､.__｀¨::::ｰ--一----'--'-== ..ﾆ‐<..,,＿＿
　　　｀＜:::｀:ト､..＿＿＿,,.. --┬─==､r─…＝ァ
　　　　　｀丶l' r'､ゝｧ,.-ｔｧ-､く=､ヾ_/,=i ｌl::::::_;;.イ´
　　　　　　　ｔ'ｨZ）,i ヽﾐ､三彡 , ﾐ ¨らﾉﾉ¨´
　　　　　　　 ヽ.y L_,ｨヽゝ＼ノ ヽ （_ノﾍ　　　　　　ふむぅ……。
　　　　　　　　∨J-､）｀ヽ'´ヽ＼　 }ヽ　 ﾞ､
　　,.. ､　　　　　',｀,.'..,,___-ｫ ヽ'^ヽY　 i　 人_
　｀ヽ　 ＼. 　 　 ｉ >-‐‐､_,.　.l　レ'　ノ''"　ノ ＼
　　ﾉ　 　 ﾊ　 　 ',　ﾉ-､　　ノイ　／　／::::::::::::/｀丶
　　i　　　　＼.　　｀ｰi一''",ィｉ'"´　／::::::::::::::::/:::
　　ヽ　　　　　＼イ´>‐＜/　l　 /::::::::::::::::::::/::::::

┌───────────────────────┐
│91年10月12日、2日間に及ぶ党大会が行われた。　　　.│
└───────────────────────┘

　　　　　 rfﾆ､ヽ
　　　　　 l｡ ｡ f9i
　　　　　 t≦_ﾉゝ､　　　　　　　　　　　　,,....,,,,__　　　　　　　　,rrテ≡＝=-､
　　　　　　｀フﾞ´,,:: -- ::､　　　　　　　,r''"''''''ヽ:::｀ヽ.　　　　　（〃彡三ミミ::｀ヽ
　　　　　 ,rﾆｭf::r-‐t::::::::ヽ　　　　　f´,,..、　r"::::::::::i　　　 　 /"~´　　　i三ﾐ::::i,
　　　　　/,,,　Y.. -‐ ヾ::::::::l 　 　 　ノﾞ f･=　 7:::::::::::l.　　　　f:､　‐-:、　(ミﾐ:::::::l
　　　 　 ﾑﾟﾞﾞ' く､'ﾟ`　 ﾞ'"):::l　　　　ヽ''　　　　ﾞ'⌒ﾘ:ﾉ　　　　ﾉﾟｦ　''・=　　ﾘ::r-､ﾘ
　　　　　l=,,;;:. l=､　 ..::" ,)ヽ、　　　j⌒　　　 ﾄ'"fノ　　　　 l (-､ヽ'"　　 ﾞ'´ﾉ),）
　　　 ／`ゝ-''^ヽ''"　 ,/: : : :＼　　ヽ、: : : '" ノ^i,　　　　　lｨｰ-､　　　　ﾉ-ｲ
　 　 /rf´ i′　 ,f^ヽノ:,. - - 、 ヽ,,. -ﾃ）　,／　　｀ヽ、　　 t_ﾞﾞ 　 _,,.. :: "　 l、
　　　ﾞ'ﾞ　 l　　　l: : j :f´: : : : : ヽ,/　　 '''"´　　,,.: -　 ヽ 　　 ｀ﾕﾞ"　　　　,ノ::ゝ､
　　　　　 !　　 /: :ﾉ l: : : : : : : ノ,　　　　　　,:'"　　　ﾞヽ i,.r‐(´::::〉　　 ,.ｨ":::::/::::::
　　　 　 /-‐-/: :/: l: : : : : : ,/ /　　　　　/　　　　　　,f´:::,::ヽfﾄ--テ:::::::::ノ:::::::::
. _,,..::-,テ　　 /`7: :（: : : : : /ヽ/　　　　 〃　　　　 　 ﾘ:::,'::::::ゝ!r7/ｰ一'":::::::::::::
｀_,:ｨ''"　 _,r''"　f: : :ト---ヲ　/　 　 　 fﾉ　　　　　　 /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::
-‐-‐'''フ"　　,.ﾉ,:::::」､,:r'"　 ,i　　　　　/　　　　　　 /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::
､..､く´＿,,∠"ｨ''"´ ／　　　,>　　　　 /＼、　　　,ノ:::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::::
´　 ,ﾍr:､-､=---／　　　 ,:ｲ　　　　,ﾉ　　 ｀ﾞヽ､／:::::i':::::://:://::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｰフ´ > ヽ`ｰ､／　　　 ／く _,,..ィ''"ﾞ'　　＿,,:ｨf-:､::::::!::/｀ﾞﾞフﾞ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::

┌─────────────────────────────┐
│2日目に今大会の目玉であった、両派の妥協案が発表された。　　　　.│
└─────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r―=＝二￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 >‐-_'´　u V:::::|
　　　　　　　　　 r―-―=＝ 、　　　　　　　　　　　　　　　, '　r-- ､　　 }:::::|
　　　　　　　　　 アー-'^⌒}:::::!　　　　　　　　　　　 　 　 （　 '　 　 }　 「r､:::|
　　　　　　　　　/　　　 u　 〉:::|　　　　　　　　　　　　　　　 > i}　　ﾘ　 |ヒ}}: |
　　　　　　　　 ヽ =＝ﾍ　 /-､::!　　　 ＿　 __　　　　　　 ／　ｰ-u'　　 |ン::: |
　＿　rｧ__　　 ／ i　　 }}　|ヒ}!::|　　　＞ ^´　 ヽ　　　 ∠__r=_`-ｲ丁ヽ.|ヽ:::::|
＞::::^':::::::::'.　/　　=u彡　 |ン::::|　　　イ/⌒く　 |　　　､---ヾエヱ二」 !　＼|r
そ:／ヽ:::::_::! ｀1工エｴﾊ ./＼:: 「｀ヽ　 .> i う ヒ}l　 　 <r ､V^ｰ ´｀ー '_|　／／
　ハ｡＝Y{.）|　　 _}-r‐://　　 ヽ＼ﾘ　<_r-┬!ﾄ､|_　　∠≦ﾘ::}　 ,　イ　／／.....
　 <.｀_^､/く:|　　Lー-ｲ/　　／/:.:.:.＼　 f＝' j　| ヽー-＜j /ｲ　　 ＼/／..........
　　〉-- / ／＼ （＿,イ　／:.:./:.: |｀Y´|＼イ-､　l　|　　　/｀ヽ#＼　 /...................
　　ヽ__/／　　 ＼　　　　（ ＼:.:.:.|　|　|:.::__|　|　K´　　　l　　 ＼#Y=―- ､.........
＼　　 }-― 、　　＼r──　　`'┴┴r!（___　 _ア´￣｀ヽ{　　 　 }/.................ヽ....
:.:.:.＼/　　　 }　　　 }`ー―― ､　 ､‐':.:.:.:.:.}　　 , ＜｀ヽ　'._/ 　 /............................
:.:.:.:.:.:V　　__/　　　 :.Y´￣￣￣　　 >:.:/:./ 　 /＼　　 }　} ◯./..◯...................../
:.:.:.:.:.:.:Vノ.　　￣｀Y:.:.|　（￣￣￣￣:.:/:.:/　　.|:.:.:.:.> ／ /　　.}............................/
:.:.:.:.:.:.:.:.',　＼. ヽ_人.人　 ￣￣￣￣）:.:(__,.ｨ__j:.:／（__／　 ,イ...............／....../
:.:.:.:.:.:.:.:.:.'. ヽ_ＶＬ イ:.:.:.:.:￣「￣「￣:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.／　　|:.＼／　j--―..´........../
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V"´　　　ヽー--}ヽ　＼:.:.:.:.:.:.＼／　　　 j:.:.:.:＼/........................./

基本綱領、行動綱領は以下の内容となっている。

基本綱領
┌───────────────────────────────────────────────────────────┐
│・依照台灣主權現實獨立建國，制定新憲，使法政體系符合台灣社會現實，並依據國際法之原則重返國際社會。　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│・依照台灣主權現實重新界定台灣國家領域主權及對人主權之範圍 ，使台海兩岸得以依國際法建立往來之法秩序，並保障雙方人民　　　....│
│往來時之權益。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│・以台灣社會共同體為基礎，依保障文化多元發展的原則重新調整 國民教育内容，使人民之國家、社會、文化認同自然發展成熟，　　　　　 │
│而建立符合現實之國民意識。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│基於國民主權原理，建立主權獨立自主的台灣共和國及制定新憲 法的主張，應交由台灣全體住民以公民投票方式選擇決定。　　　　　　 　 .│
└───────────────────────────────────────────────────────────┘

日本語訳

基本綱領
・台湾の主権の現実に即して独立、建国し、新憲法を制定し、法・政治体制を
台湾社会の現実に適合させ、国際法の原則に則って国際社会に復帰する。

・台湾の主権の現実に即して台湾の国家としての領域主権、および対人主権の範囲を新たにし、
国際法に従って台湾海峡両岸間の相互往来を可能とするような法秩序を打ち立て、
双方の人民が往来するにあたっての権益を保障する。

・台湾の社会共同体を基礎として文化の多元的発展の原則を保証し、国民教育の内容を調整し、
人民の国家・社会・文化的アイデンティティを自然のうちに発展・成熟させ現実に合致した意識を打ち立てる。
また、主権の独立した自主的な台湾共和国を打ち立て新憲法を制定する主張については、国民主権の原則に基づき
台湾の全住民による公民投票の方式の委ねて選択・決定されなければならない。

　　　　　　　　　　　,.ィ´::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　　　　 ,.!:::::::::::::::::::::::::::ヽｰ-､
　　　　　　　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　,. -､
　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム'´-＝-､
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::〉
　　　　＿　　 ,.i'¨T¨´/‐‐-ｒ-､= ＜:::::_;;:＞‐''"´￣
　　下.､.__｀¨::::ｰ--一----'--'-== ..ﾆ‐<..,,＿＿
　　　｀＜:::｀:ト､..＿＿＿,,.. --┬─==､r─…＝ァ
　　　　　｀丶l' r'､ゝｧ,.-ｔｧ-､く=､ヾ_/,=i ｌl::::::_;;.イ´
　　　　　　　ｔ'ｨZ）,i ヽﾐ､三彡 , ﾐ ¨らﾉﾉ¨´　　　　我が党の綱領に、是非これを採択したい。
　　　　　　　 ヽ.y L_,ｨヽゝ＼ノ ヽ （_ノﾍ　　　　　　
　　　　　　　　∨J-､）｀ヽ'´ヽ＼　 }ヽ　 ﾞ､
　　,.. ､　　　　　',｀,.'..,,___-ｫ ヽ'^ヽY　 i　 人_
　｀ヽ　 ＼. 　 　 ｉ >-‐‐､_,.　.l　レ'　ノ''"　ノ ＼
　　ﾉ　 　 ﾊ　 　 ',　ﾉ-､　　ノイ　／　／::::::::::::/｀丶
　　i　　　　＼.　　｀ｰi一''",ィｉ'"´　／::::::::::::::::/:::
　　ヽ　　　　　＼イ´>‐＜/　l　 /::::::::::::::::::::/::::::

┌──────────────────┐
│両派の妥協案に反対する声は少なく、　　....│
└──────────────────┘

　　　　　 ,＞￣｀ヽr'´￣＜　　　　,._- ､r'''Ｚ.._　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __､─ v─z..__
　　　　 ｨ　　　　　　　　　　ゝ　　／　 　 　 　 ＼　　　　　 ,._-─ v'''Ｚ.._　　　　　　,＞ ｀　　　　　 ＜
.　　 　 l　　　　 l'´`＾ヽ　　 ヽ　./　 , j'^＾ヽ　　 　 ＼　　 ＜　　　　　　　＞　　 　 ｲ ｨ'`＾'＾'＾'＾'＾'＾'ｨ ゝ
　　　　|　　　,ｲﾉ u　　l ﾄ、 N　l　　ﾙ'uﾆﾆヽトゝ､　 .}　 ∠´　　,　,.、　　　＼ 　 　 l.1　　u　　　　　１.!
　　 　 | 　 ノ‐'-､_,　､_,ﾘ‐W.　│ .ﾉ∠ﾆﾆﾌバﾆﾆぅﾚ'　　ｲ　,ｲ/ l/　ヽ}ヽl､　!｀　 　 | |'⌒'ｰ'　　ｰ'⌒ | |
　　　　|r=ｉ| ⊆ﾆ･,　.･ﾆ⊇|.　　|r=Ｔﾓ＝｡TﾆF｡＝;T!　　 | /-─-'　'-ｰ-‐| |　　　r=ｉ| ⊂ﾆ･　 ･ﾆ⊃ |i=､　　…………。
　　 　 ||{^|| 　 　 |　|　v　|　　 ||Ｌ|lヽ.三./ vヽ.三.ｨ′　r=T¨モ｡fニf｡テ¨T=､　　{ft|| v　　 |.|　　u　|f ﾘ
　　　ノ 'ｰ|! `! ｕ L_｣　 r１　　 |`7|!rー''‐～‐' ‐-|　　 |ｈ||`ｰ-ｲ　　.ト-‐'||ｦj　　 `7l.　　 '-U-'　　 :|く
　 ,ノ／|　 l、　 -‐-ｰ-　,'＿／|./ |　 -ー～～′ !　　 ﾞｰ|!　u 'ｰ-‐'　ｕ ll‐' -‐''7　|　　-──- 　 |. ヾ''ｰ-
-'‐1|　 |　 |ヽ.　　--　 ∧　l　 |'　 ｌ　u　 ー‐　　 ,l　　 rｰ:ｌ　　-一ー- 　 l-､　　l 　 ヽ._　　￣　　,ノ 　 |
.　 |.! 　 !　l.　ヽ　　　 / l||ｰ- ⊥_　 ` ｰ 、__,.　イ　｀f⌒＼l`　、　一　, イ　/´ヽl 　 　 |､￣￣￣ ,|　　　|
.　 !|　　 Wﾄ、　`ｰ-‐1V ||　　　　ヽ、_　　　 .|　 l／⌒ヽ　 ﾄ、　` ｰ '　_,|　 ／￣＼.__ ド.ｴｴｴｴｴ.ｲ　 　 |
　 ||　　　　| ` ｰ--‐ｲ 　 ||　　　　　ﾊ､ﾞｴｴｴ'ﾇ'´ヽ､＿　　　Ｋ.ｴｴｴｴｴﾝ!　　　　_,ノ　∧　　　　　　レ‐- ｣
.　|L =＝､､|　　　　 |　　 ||　　　　 .l　l |│| / |　 　 　 ￣＼l十十十十レ'´￣　　　 ｌ　ヽ　　 　 　 |
　 ´　　　|ヽ|　　　　|.r;＝'｣　　　　 |　 ||│/　 |　　　　　　　ｿl‐十十十|　　 　 　 　 |　 ,ﾍ　　　 　 |

┌─────────────────────────────┐
│最大野党が明確に台独を謳った『台湾独立綱領』は可決された。　　　│
└─────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　-―
､＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　-‐
　 _ ＞一ー―――-　､＿_　　　　 　 , ---―- ､　　　　 _ ..　-‐
￣　　　　　　　　　 　 　 　 }　　_ -‐ｯ'　　　　　　 `ー--､}
　　　　　　　　　　　　　　　「￣　　「　　 ,.-､　　　　　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　|　　 　 } 　 /　　＼　　　　　　 ､
　　　　　　　　　　 　 　 　 i　　 　 ｊﾉ ノ　　　　｀丶、　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　｜　　　 `ﾞ´　　　　　　　 ヽ　　　　 }
　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　｜
:　.　.　.　　　 　 　 　 　 /ヽ, -‐-､,ｒ"ヽ　　　　　　　　 丶　.ィ´:､　　　　.　:　:　:　:
:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　/　〈 ⌒／ ゝ /⌒ヽ　　　　ヽ　　∨　､: ､.　:　:　:　:_ .. -‐ ￣
￣　―-　 __:　:　:　:　/　　 `´{　　／ 　 ∠、　＼　 ＼__ﾉ　　＼}_ .. -‐ "
　　　　　　　 ￣　―┘　　　　｀¨´､　／- /丶、　＞‐'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ﾞ'､__/`－-'￣

┌─────────────────────────────┐
│しかし、もうひとつの注目であった党主席選挙は波紋を呼んだ。　　 　 │
│この選挙では新潮流系の指名を受けた施明徳と、　　　　　　　　　　　...│
└─────────────────────────────┘

　　　　　　　　／／::::::::::::::::/:::::::/:::::/!;;;;;/!::/　　　　 |::::ll:::::::|:::::::::::|:::::::::::::::ヽ:::::::ヽ
　　　　　　／:::::/::::::::::::::::::/;;|:::::/|;;;;/|＼/ | |　　　　　!::ﾉ|:::::ﾉ|:::::::::::|::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ
　　　　　 /:::::::/::::::::::::::::::/;;;;|;;;;/ .!;;/　!,/ヽlｿ　　　　.// ,|::::/ |;;;;;;;/ |:::::::::|:::::::|:::::::::::::::|
　　　　 /::::／i:::::/::::/:::::/;;;;/! i _,χ'''''''!ﾄ､ ゞ,/　〈　 /　ﾉ::/　|;;;;;,/i /i:::::::::|:::::::|::::|:::::::::|
　　　　 !::/　 |::::/|:::::|::::l;;;;;;;l　 ｿ'　　　　　i　　　　丶､,,,,,､---i-＜i!　|:::::::::|:::::::::|::::|:::::::::|
　　　　 i/　　,|;;;;|;;;;;;;|;;;;;;;;;;;|　 l.　　　 ∩　　　　　　　,,,,､､､､/__ /｀＼};;;;;;;|:::::::::::|::::|:::::::::|
　　　　　　　∧∧;;;;;;;|;;;;;;;;;|　 l､_　　 .｀´　　　　　　　　 η　　＼　 i;;;;;;;;;,|:::::::::::::|::::|:::::::::|
　　　　　　　|/||　|;;;;;|!;;;;;;;;|ｨvyﾊ￣￣ ミ　 .,　　　　...__ .~　　　　,ﾄ i;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　!　丶!;;;;;;;ﾄ､;;;;|.　　　　　　　　 ( 　　　　　　｀｀‐-..=-　/;;/i;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　ﾍ;;;;;| |ヽi　　　　　　　　　｀　　　　　　　　ﾊv,, /ノ /;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　ええ～？！
　　　　　　　　　　　｀|:::|;;λ　　　　　＿__＿＿＿＿_____　　　ノ　 /;;;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　
　　　　　　　　　　　　|:::|;;;;ﾍ　　　　l ‐‐‐‐―--=､＿＿｀>,ヽ　　/;;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　　ちょっとちょっとぉ！！
　　　　　　　　　　　 .|:::::|;;;;;ﾍ　　　,|　　　　　　　　　　　　 |　／_;;ノ;;;;ｨ´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　 |:::::::|;;;;;;;;;＼　ヽ､__　　　　　　　　　　 ! ￣／| ´::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　 |::::::::|;;;;;;;;;;;;;;＼　　￣￣~~"‐--==-‐´ ／;;;;/::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　|::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i＼　　"""　　　　 ,.. イ;;;;;;;;;/::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　|::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　 ＼___,,,,,.... -‐ ´　 .|､;;;;;/::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　 ,|:::::::::::|;;;;;;;;;;;;/´ |　　　　　　　　　　　 | ｀∨::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|

┌────────────────────────────────┐
│美麗島系から推薦された許信良に僅差で負けるという波乱が起こった。　　　.│
└────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／:: : : : : : : : : : : : : : : : : : ::丶
　　　　ﾁｬｷ　　　　 　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　 　 　 　 　 　 /|　　　　/ : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::: : ヽ
　　　　　　 　 /! |　　　/: : : : ; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :; : : : ＼
　　　 　 　 　 ! ! |　　　;;:!: : : : : : : :/-・・・――・・・―ミヾ; :: : : : :ヾ
　　　　-──|┼|─‐-/ : : : : : : :ノ　　　　　　　　　　　ミ,: : : : : : : ;;
　　／　 -─┼|┼‐-､,,!;; : : : : : : Ｉ　　／~ : 　;'＼　 　　Ｉ,: : : : : : : :,,
.／　.／／￣ ! ! |｀ヽ　｛:: : : : : : : |　　　　|! ii/ 　　　　　 |: : : : : : : :｝
　　/ .　 　 　 ! ! |　　　｛:: : : : : : ::|　 エエ;;;;;;;;;;;;エエ　　 |: : : : : : : :｝
　　　　r‐-､　|┴|　　　｛: : : : : :: ::|　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : ｝ 　　んだぁ？民主的選挙に文句あんのかゴラァ。
　　　　ト-ｲ /＾Y´＼　　｛: : : : : : :|　　　　　,,丶　　　　　|: : : : : : ,,.!
　　　　|-‐!/o/´＼o＼　ヾ: : : : : :|　　　　　－　　　　　 |:: : : : : ノ
　　　 入 /o/　　　＼o＼　ヾ: : : :i　　／゛――゛'ｌ　　　|: : : : /
　　 _（ /＼/＼　　 　入o＼　ゞ彳　　|　￣￣￣゛|　　 イゞー
　 （　 ＼__）／`ｧ─‐'　/＼/__／|＼　 ｀￣￣￣　　／|　＼__
　 （`ー-r'ヽ　/　　 r‐'￣￣／　| 　 ＼ ＿＿＿_／ 　 ト､　＼￣｀＼
　　`r‐‐'　　　　　_/　　　／　　 ﾄ､　　　　　　　　　　 / ∧　　＼　　 ＼
　 ／＼　　　　／　　　　　　　　ﾄ､＼　　　　　　 　 ／／　!　　　　　　　`ヽ

┌─────────────────────────────────────────┐
│それだけではなく、中央常務委員に選出された者の中には悪評の立つ者も選出されており、　　 　 .│
│投票の際には1票につき30万元で買収されたという噂も立った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└─────────────────────────────────────────┘

;;;;;;／￣￣＼:r‐'^レ'´　ヽr'´　　 |::　 /＝=し'´ ::::`ｰ'´::`ｰ' :::|:: /:|::. |;::　 |;:.::::ヽ;;;;ｨ'
;;;/　だ　忘　|:::;::'´ ,,.. ---- ､､,,,_|::. /　　　 `ヽ､:::::::::::;:-─‐‐`´:::し'^l:;:　j|;:.　／￣＼
;;;|　め　 れ. |´ ／;:;:;:;::::::::::::::::::::;:;:｀`ヽ､,,_ ..........:::}:;r'´:::　　　　　 　 :::|;:　ハ / 　そ　.|
;;;|　だ　 ち　|_/;:;:／;二二`ヽ､::::::;:;:;:;:;:;:;;三三ミ彡Y;:..　　 　 　 　 　 `'´i::::| | 　 う　 |
;;;|　よ　　ゃ/;:;:;:/;/　 , --､｀ヽヽ:::::::;:;!::::　　　｀ヾY｀ヾ:三ミ三三==､、　 ヽ| |　　い　|
;;;:;ヽ､＿__／..:r='^L..._{::{:i;!:}:}　|::i;!:::::;:;!::::.　　　　::::';::::::　 ｀ヾ;:;:;::::::::::;:`ヽ､ └l 　 う　 |
;;;;i;:;/::::::..:..:..　ヾ;:;:;:;:;:::::::｀`'‐-､!::!|:::;:;:;|:::::.　　　　 :::';::::　 　 レ彡ニヽ::::;:;:;ヽ::..!　 こ　.|
;:;:;/::::::..:..:　　　　　｀`''‐====彡./::;:;:;:;:';､:::.　　　　::::';::　　　|'´　, -､ヾヽ;:;:;;;! /!.　と　.|
;:;:;|::::::..:..:.　　　　　　　　　.....:.／!::::::;:;:;:;:;ヾ:.　　　　::::l::.　 　{- ､{:{:i;!:}　|:!;;://;;;;;`ー─'
;:;:j::::::::..:..:.:..:..　　　　　.....:..／　 i:::::::::::;:;:;:;:;ヾ;::.....::::::::::!:::........:|_;:;::::￣ヽ､!j::<::ヽ;;;;;;ヾｨ
;:/:::::::::::::::::..:..:..:.:... ...:..:.;／　　　ヽ::::.:.:.:::::;:;:;:;:|'´　　　　　　::::ﾄ､｀`'''''"´　　 ヾ〈;;;;;;;{′

　　　　　　　　　　　　　　　　　　新中央常務委員


　　　　　　　　　　　　　　　　r－＜_::::::::::::::::::::丶､
　　　　　　　　　　　　 , -―/:::::::::::::::｀::::::::::::::::::::::::::`丶､._
　　　　　　　　　　　／:::::::,､!:::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　 ／/:::::::/::｀!:::i:::::!:::::ヽ:::::::::ヽ:::::::ヽ::::::::::::::::::!
　　　　　　　　／::/::/:::/::::,､,!:::!::::ヽ:::::ヽ:::::::::::ヽ:::::ヽ::::::::::::::::|
　　　　　　 ／,.イ::::/::::!::::/　.!::ﾄ､:::::ﾄ､::::ヽ::::::::::ヽ:::::ヽ:::i::::::::::｀､
　　　　　　　　 /:::,ｲ::::!:::/__　 !::!ヾ､::!_,>-‐ト､,_::::ヽ:::::!::::!::::::::ﾄ､ゝ
　　　　　　　　 !::::ハ:::!ｲ´　｀ .k !　ヾ:! 　＼! ヾ｀::::lヽ::!::::!::::::::!
　　　　　　　　 !::/　!:::::::! -‐- ヾ､　 ヾ-―-　ヽ:::::!::ヾ!:ﾊ::::::::!　　　台湾の裏金文化はもう日本の比ではないです。
　　　　　　　　 ヾ!　 !:::::::!　 　 ﾉ　　　　　　　　 〉､!::::/ヽ|:::/ﾘ
　　　　　　　 　 　 　 !::::::! 　 く 　 　 　 　 　 　!::::::::/‐,ソ:/　　　　　ざくざく裏金問題を掘り返すと汚職疑惑が出るわ出るわで
　　　　　　 　 　 　 　 !:::∧　　｀　　　　　　 　 !::::,.ｲ‐'/!/　　　　　　馬英九政権前期の民進党員といったら……
　　　　　　　　　　　　 !,/　ヽ　ー―--　　　　,.!::/ ﾄ､ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　￣　　　 , -'´!/　,ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 >┬―''"´　　　／　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 _,,..-‐'´!　ヽ､　　　　／　　　 ,ｲ｀`丶､_
　　　　　　　　　_,,..-‐''´　　　 /!　　 ,>-＜´　　　　 / .!　　　　 `'ｰ-､_

┌───────────────────────────┐
│それだけではなく、許信良が就任した後日本を訪れた途端　　 　 │
│9人もの台独活動家が一斉検挙されたにもかかわらず党が　　　..│
│見てみぬ振りをしたことも疑惑に真実味を与えた。　　　　　　　 　 │
└───────────────────────────┘


　　＼
:::::　　＼　　　　　　　　　　　　
＼:::::　　＼
　＼:::::　＿ヽ ＿_ 　 ＿　　　　
　　ヽ／,　 ／＿ ヽ/、　ヽ＿
　　 // ／<　 ＿＿） l -,|__) >
　　 || ｜ <　 ＿＿）_ゝJ_)＿>　　　　
＼　||.｜　<　 ＿__）_(＿)_　>
　 ＼|　|　 <_＿__ノ_(＿)＿ )　　　
　　　ヾヽニニ/ー--'/　　　　　　　　
　　　 |_|＿t＿|_♀__|
　　　 　　９　 　∂　　　　　　　　
　　　　 　 ６　　∂
　　　　　 　(9_∂

┌───────────────────────────────────┐
│また、独自色を打ち出そうとした独立路線も不発だった。当時の世論調査では　　　...│
│独立を表立って支持する者はおらず、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　,､‐ "￣:::ﾞ:丶､
　　　 ,r::::l3ﾞ::::::::/ﾊヽ:ヽ::::､:ヽ
　　　 {::://::::::://　ヽ＼ﾄ､:::::::!
　　　 ヾ l:::::::/ 丶 　 ｀ヾ ｨ､:::|　　
　　　　　|;:r::| 　Ｏ`　　'Ｏ ﾞﾊ|　　　　　　　Q・今台湾が独立したら怖いと感じるか？　
　　　　　 ヽﾊ　:.:.　　　　:.: ﾚ
　　　　　 　 ´＼ r‐--‐､,ノ　　　　　　　　　　　　　　　はい　　　　　47%
　r､　　　 　r､／ヾ￣下ヘ　　　　　　　　　　　　　　　いいえ　　　　48%
　ヽヾ　三　|:l1､＿ヽ/__ .ィヽ　　　　　　　　　　　　　　独立賛成　　5%
　　＼>ヽ/ |｀ ｝　　　 n_n|　|
　　　ﾍ　lノ `'ｿ 　 　 lﾟωﾟ|　|　　　　　　　Q・今統一されたら怖いと感じるか？　　　　　　　
　　　　/´　 /　　　　　￣|.　| 　　　　　　　　　　　　　はい　　　　　27%
　　　　＼. ｨ 　 ＿＿＿　|　 |　　　　　　　　　　　　　いいえ　　　　51%
　　　 　 　 |　ﾉ　　　　　l | 　|　　　　　　　　　　　　　統一賛成　 22%
　　　　　　|　|　　　　　　i:|　 |

┌──────────────────────┐
│結果国民大会代表選挙で惨敗を帰すこととなった。　│
└──────────────────────┘

　　　　　　　　,.､--‐‐─‐-:. ,
　　　　　　 .,.':::::::::,,,:､::;;;,,,ﾉｿ:::::）
　　　　　　/::／ .＼,,lll,,／ ゝﾞ´
　　　　　/:/ 　<●>::::<●>＼　
　　　　　!/ ﾉ Ｌ 　（__人__）　　＼　　　ポケモン全部逃がすぞｺﾞﾗｧ
　　　　　| 　⌒ 　　｀⌒´　　　 　|
　　　　　＼　 　　　　　 　　　 ／　　　　　　　　　　　　獲得議席数　　得票率
　　　　.／⌒　　　　　　　　　　ヽ
　　 .／　　 /、　。　　　　。　r　 ＼　　　　　　　　　　　　254　　　　　　69.1%
　　(＿￣￣＼'　　　　　　　　|)　 　.)
　　　　／⌒ヽJ三三三三三/　 ／
　　　/:::::::::::::::::::;;; ::::::::::::::::::::: し＾⌒ヽ
　　./::::::::::::::::::::ノ::::::::::::::::::::: ､:::::::::::::::.)
　　.|:::::::::::::::::::::|ヽ､::::::::,,:::::ノi:::::::::::::::/
　.　i::::::::::::::::::ノ　　 ￣＾￣　 ＼:::::::/
　 　ヽ,::::::::／　　　　　　　　　 .ヽ、__つ


　 　 ,.．||-ノ─ソ彡
　　＆. : : : : : : : : : ミυ
　ミ.: : : : : : : : : : : : : : 〃个
　,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',u
.三 : : : :i ;;;/:'　 '⌒' i: : : : :}　　　　　　　　
　{:: : : : |:::+;;;　 （;;;_ .|: : : : i　　　　　　　　　　　獲得議席数　　得票率
　.{ : : : :|ヾ　　,.、 　 |:: : : :;!　　
　ヾ: :: : i　r‐- ┃┐.| : : :ﾉ　　　　　　　　　　　　　66　　　　　　　23.3%
　　　ゞイ!ヽ┃ﾆﾞノ ｲゞ‐′
　 　/　＿ `` ｰ一'´/´>　)
　　(＿＿＿)　 　 /　(_／
　 　|　　　　　　 /
　 　|　　／＼　＼
　 　|　/　　　 )　 )
　 　∪　　　 （　 ＼
　 　　　　　　 ＼＿）

　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　 ／　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 ／_,ﾉ　　　＼　 ＼
　　　 　 　 　　／　（ー） 　（ー）　　 ＼　　参りましたねぇ。
　　 　 　 　 　 |　　　　　 ' 　　　　　 　 |
　　　,'⌒　＿　＼ 　　⊂ﾆﾆ⊃　　　／　　まさかこんなに台独アレルギーが強いなんて。
　　　ヽ＿ノ　　 ／　　　　　　　　　 ＼

　　 　 　 　　　＿＿＿_
　　 　 　　　／　　　　　＼
　　 　　　／　⌒　　　⌒　＼　　　　　
　　 　 ／ u （＝） 　（＝）　　＼　　　とはいえ党名に恥じぬ
　　 　|　　　 　　__´___　 　　　　|　　　より革新的なことを進めなくてはいけませんね。
　　　　＼ 　　 　`ー'´ 　　 　／


　　　　　　　＿＿＿
　　　　　 ／　　　　 ＼
　　　　／ 　ノ '　　ー‐ ＼
　　 ／　　（●） 　（●） 　ヽ　　何がいいでしょう……
　　 |　　 　 　 　 '　　 　 　 |
　　　ヽ、　 　 ‐‐-‐　 　 ／　　　……刑法100条とか？
　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 ＼　　　民主化の追求とか？

: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:./: :.:, ': : : : : :
‐-:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/:.: , ': : : : : : :
: : : : : :¨: : :.ー:.:..＿: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:/.: , ': : : : : : : : :
＿: : : : : : : : : : : : : : : ー: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: , ': : : : : : : : : :
: : ＿:.―----､＿━: : : : : : ￣: :.:.:- 、＿_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_/ :,.': : : : : : : : : : : :
: :[二］￣: ￣: :.:.:‐: :.:.ﾆﾆ==―: -､＿━: :`ー‐ ┌―――――――┐||||/＿＿: : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : :.(ﾆ): : : :.:(ﾆ)￣￣ ￣|￣llll||||｜ 　 　 　 　 　 　　 ｜|||||||: : : :|: : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.｢ Ｔ¨i: : :.|　 |||||||｜ 　 　 　 　 　 　　 ｜|||||||: : : :|: : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:|: :|: :|_:_:_|＿|||||||└―――――――┘|||||||:_:_:_:|_: : : : : : :
―――――:."￣￣￣￣￣~|　|,-|～～～ﾆ二二二二二二二二二二二ｌ､:.:.: :|: : : : : : : :
-､,-､: :,Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヽ: : : : : : : : :
: :| : :Y⌒Y⌒`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヽ: : : : : : :
,-―､,―-､,-―､,―-､,-―､,―-､,-―､,―-､,-―､,―-､,-―､,―-､,-―､,―-､,-―､: : : : : :
|: : : :ｌ: : : : |: : : :ｌ: : : : |: : : :ｌ: : : : |: : : :.ｌ:.: : : |: : : :.ｌ: : : :.|: : : :.ｌ: : : :.|: : : :.ｌ: : : : |: : : :ｌ: : : : : :
Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`i: : : : :
:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.|: : : : :
/￣⌒￣ヽ/￣⌒￣ヽ/￣⌒￣ヽ、/￣⌒￣ヽ、/￣⌒￣ヽ、/￣⌒￣ヽ、/￣⌒￣゛ヽ: : : :


　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧∧　　 　 　∧___∧　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　 　 　 (,,ﾟДﾟ)　　　　（ ´∀｀ ）　　　 （・∀・ ,,）　　　おいおい、総統か？
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 (i　　i)　　 　 （　　 　 ） 　 　 （　　　　）
　　　　　　　　　　　　　 ～|　　|.　　　　 i　 　 　i　　　　 |　｜ ｜　　　　　　なんのつもりだよ……
　　　　　　　　　　　　　　　し`Ｊ　 　 　 （,__,ﾊ,__,） 　 　 （＿（_＿）

　　　　　　　　　　　　　　　　／ ￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／ノ　　ヽ__ 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　／（―） 　（― ） 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　|.　　（_人＿）　　　u　|　　　さらし者の気分だお。
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 ｀⌒ ´　　 　 ,／
　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　./　l　　　,/　 /　　 i
　　　　　　　　　　　　　(＿) 　　(__ ノ 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　／　　／　　　___ ,ノ
　　　　　　　　　　　　　!､＿__!､＿_＿＿_つ


　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : /: : : : : : : : /: ::;: . | i　: :. : : : : : :. : : : :. :ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,: : : : : : : : :/: : : : : : : : / .::/ :;: :!:|: ::: : .:: : . . :} : :: : :::. ぃ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ′: : : : : : :,': : : : : : : : ,'i.:::〃/i::∧! :ｉ:: .::::: : : /: :::i. ..::ｉ:. ｉ ',
　　　　　　　　　　　　　　 　 ｉ / : : : : : : i: : : : : : : : :i |i/7ｲ‐|;'-!ｉ ｉ|:.:::i:: .: :,'ｉ:: :::;|:.::::j::: ｉ: i
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ/: : : : : : : :l: : : : : : : : :l _j,」込_j_ 从｢|ﾊ:l::i: / |: .:/j:.:::;'::::. !|:|
　　　　　　　　　　　　　　　 ; : : : : : : : :｜: : : : : : : :lﾍ{んｎ.い`ヾﾄ､ jﾘﾙ′!::/ ,':::/::::: ;' |:|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : :/!: :: : : : : : :|　 ﾏ辷ン　 　 　 　 ,.斗￢:;ｲ:::://　l:l
　　　　　　　　　　　　 　 / :／: : : :/ :/:::|: ::: : : : :.:｜ 　 `冖　　　　　 /ﾁjｽy'＾/／/ 　 ﾘ
　　　　　　　　　　　　　/ ; ' .: : : ; '.::/:::::::!: ::. : : : :. ｌ　　　　　　　　 　 {ｔン〃::::::: l ′　/
　　　　　　　　　　　　/.:/ .::::: ／.:::/::::::::::|: :::. : : : :｜　　　　　　　　　 〉＾/:::::::::: :!　　/　　　そんなの初めからわかっておったであろうが。
　　　　　　　　　　　/ :/ .::::∠ -‐ '"¨´￣| : ::. : : :::..ｌ._　　　　　 　 　 '´ /:::::::::::: :!
　　　　　　　　　　/ ::;' - '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.;. :'´_;.!　::::. : : ::.:l_:｀丶､ 　 ￣ ｀ ／:!:::::::::!: :i　　　　　　　ぬしは国民党の主席ぞ？
　　　　　 　 　 　 {／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;. ':;　'´::._.!: : :::. . .:::::l｀丶､:::＼　 ／ .!::i::::::::::!: :!
　　　　　　 　 　 丨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:／::,.　'´:..:', : ::::. : ::::::i丶､::＼:::ヽ　 ｜l::::::::::ｉ: :l
　　　　　　　 　 　 !:.:.:.:.;.:.:.'／:／::.／:..:..:..:..:..ヽ : ::::. : ::::i:..:..:＼::ヽ:::::＼!:!:::.... :l: :|
　　　　　　　　　／|:.／:／:／::.／:..:..:..:..:..;..-－＼ ::::. : :::!:::::::::::ヽ::::＼::〉:::::::::::!: l

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 イレ'^!
　　　　　　　 　 　 　 　 x＜　　 ;　 /
　　　　　　　 　 　 _ ,／: : : 〉／;:ﾊ/￣ ｀丶､　＿＿_
　　 　 　 　 　 ／, :´ : : : ／;:;:;;;':/: : : : : : : : ヽ　: : : : :く二ﾆZ
.　　　　　　 ／: : : : : : ／'"´: ￣: : : : : : : : : : : :＼;;-‐;;:'"／
.　　　　　 /: : : : : : ／ : : : :／:/: : : : : : : : : : : : : : :ﾏ;;'／
. 　 　 　 ,′: : : : :/: : : : : /:: : l: /: : : : : : : :ヽ: : :丶: :〈
.　　　　 : : : : : : :/: : : : : /::: :{ |│: :/: : │: : |:: ｌ:: :|:: : :',
　　　　 i: : : : : :/ : : : /:/:ｌ::::八! |: : {:: : : j:: : :|:: |:: :|:: ｌ: :|
.　　　　ｌ: : : : .:,':: : : : l: |l::|::::|:::j/|: :,'!:: : /ｌ:: ::,':: j: : |:: j: :|
　　　　j: : : : .:ｌ :: : : : l: |ﾚ∨|:‐ト|: ハ:::.:!│:/_;.ｲ:: /::/: ,′
　　　 ,' : : /.::,'!::: : : : l: L二._Ⅵ_V｀ヽヽ{ 匕Ⅳ ﾚｲ::/} /
{￣ ∨: : /.::/::|::: : : : l: |l代ぅ:歹￣`　　弋歹＾ｱ/:ｲ／
l:::::::├＜.::/:::,'|::: : : : l: | 　 ¨¨＾　　　　　 `¨　,':: : |　　　　おどおどしとっては
ｌ:::::::∧::::::::｀ヽ:|::: : : : l: |　　　　　　　　 〉　　 :::: : :|　　　　　　話にならぬであろう。
'::::::::::::}::::::::::::: `ｌ: : : : l: ﾄ､　 　 、　　 _,　　 ｲ::: : : :!
:::::::::::,' ::::::::::::::: |: : : : ｌ: |　丶、　 ￣ 　 . 个:!::: : : :|　　　ほれ、もう少し堂々とせぬか。
::::::: /::::::::::::::::::::|: : : : ｌ: |　　 /ヽ､_, ｨ升=､| :ｌ:::: : :│
ヽ／::::::::::::::::::::∧: : : :l: |　　ハ/　　 ∨ヽ ｝:ｌ::::.: : :|
::::::::::::::::::::::::::::::::∧:: : l: |＞rK ヽ＿／⌒V!.:ｌ::::.: : :|


　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　／_ノ 　 ヽ_＼
　　　　　　 　　　.／（　●）（　●）＼　　　　　　　　
　　 　　　　　　／::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
　　 　 　　　 　|　　 　　ノ　ﾉ　　　　 　|　 　 　 　 　 　　
　　　　　　　　 ヽ、 ＿`ー' 　 ..＿ 　／　　　　　　　　 　こ、こうかお？
　　　 ＿＿__/⌒｀`ヽ　,,ー‐,,　　　"⌒ヽ＿＿__ 　 　 　
　　　|＿＿__し'⌒/ ．　 　 ． 　 /"⌒し′＿_|::|
　　　|＿＿＿＿（　　　　　　　 /_＿＿＿＿__|::|　　　　
　 　 |＿＿＿_/⌒ ヽ、　　 　 /＿＿＿＿＿_|::|
　 　 |＿＿＿_しｲ"i　 ﾞ` 　 ,,/.＿＿＿＿＿__|::|
l二二二二二二 l　|二二二二二二二二l＿＿:|
　| |::|　　　| |::|　 し′　　　　　　　　| |::|　　| |::|
　|_|;;|　　　|_|;;|　　　　　　　　　　　　|_|;;|　　|_|;;|

┌────────────────────────┐
│2月24日、やる夫は民間人が主催する二二八事件の　　....│
│記念音楽祭に出席した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└────────────────────────┘

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／,:' /,';;;}:　＼
　　　／_, ｡ｨ' li:.､ヒァ' ＼
　 ／ ⌒';,ﾞi, ri:.:i .::' メ、 ＼
　 |　　　　,:' /,';;;}:.ヾ:.　 　 |
　 ＼　　　　　' {;!ﾞ'　 　 ／

┌──────────────────────────────────┐
│前回は遺族との会談に収まったが、今回はより踏み込んで犠牲者を　　　　　　　　 │
│偲ぶ会にも自ら出席し、話題を読んだ。　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__　　, -――-、　　/＼ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ/＼l::::::::::::::::::::＼ /: : /
　　　　　　　　　,..-―-､／）　　　　　　　|: : :|::::::::::::::::::::::／: : /
　　　　　／⌒Ｙ　　　　（_ノ　 /） 　 　 　 |: : :|:::::::::::::::::::::|: : : /
　　　　　￣l￣l､　　　　 ） ／｀〉　　　　　ヽ:: :|::::::::::::::::::::l: : :/
　　 　 　 　 l: : :｀ー--‐'‐'´: :/　 　 　　　　＼|∧ハ/l／: ::〈
　　　　　　　＼: : : : : : : : : :く　　　　　　　　　|: : : : : : : : : : ｀ー-┐　　,.､
　　　　　　　　　l: : : : : : : : : :｀ー―┐ ,､　　　|: : : : : : : : : : : : : : |二lニﾉ
　　　　　　　　　ヽ.: : : : : : : : : : : : : :|ニﾉ　　　|: : : : : : : : : : : : : : |
　　　　　　　　 　 ヽ: : : : : : : : : : : : :|　　　　　 ヽ: : : : : : : : : : : ／
　　　　　　　　　　　＼: : : : : : : : :／　　　　　　　＼ : : : : : : ／
　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣　　　　ノ|　　　　　￣￣￣　　　　　　　ノ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノしノ　 し'（　　　　　　　　　　　ノ)__ノ　（ノ(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'――――-'′　　　　　　　　　'-――一-'′

┌────────────────────────────────────┐
│これは過去に虐殺行為を行った国民党関係者や、要因を作った一般の外省人が　　.....│
│最も触れられたくない事件である。ますます外省人や、支配下にあるメディアの　　　　　│
│攻撃が激しくなるが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
└────────────────────────────────────┘

　＿|￣|＿ 　　　／/ヽ＼
　|　　　　　 '|／　/　ﾉ　　"´￣￣''''‐-...ノヽ
　|__|''￣!　　! 　 　/　　　　　　　　　　　　丶 |
　 　,‐´　.ノ''　　 /　 ,ｨ　　　　　　 　　　　　　＼
　　 ヽ-''"　　　7_／/　　　　　 　　　_／^　､　`､
┌───┐　　/ 　 　 　　　　　／ ､_(ｏ)_,;j ヽ|
｜┌─,　 .|　　/. 　 　　　　　　　 -　　　=-{_(ｏ)
└┘ ﾉ　ノ　　　|/　　 　　　　　,r' ／￣''''‐-..,＞
　　　/／　　　｛　　　　　　　　 i'　i 　　 ＿ 　　｀ヽ
　　　　　　　　　￣フ　 　　　　 i' l　　r'　,..二''ｧ ,ﾉ
　　　n　　　　　 ／ 彡 　　　　　 l　 /''"´　〈/ /
　　　ｌl　　　　　_ > .　 彡　　　 ;:　|　 !　　　　i　{
　　　ｌ|　　　 　　 ＼ l　彡l 　 　 ;. ｌ ｜ 　 　　|　!
　　　|ｌ　　　　 　ﾄー-.　　 !. 　　 ; |. | ,. -､,...､| :l
　　　ｌl　　　　　|彡　　　　 ｌ　 　 ; l　ｉ　　 i　 | l
　　　ｌｌ　　　　 iヾ 彡　　 　 l　 　;: ｌ ｜　　{　j {
　　　|ｌ　　　　 {　彡|. 　 　　 ゝ　 ;:i'　｀''''ｰ‐-'　}
.　ｎ.　ｎ.　ｎ　　l　彡　　　::.　　 ＼ ヽ､__ 　　　 ﾉ
　 |!　 |! 　|!　　 l彡|　　　 ::. 　 　　`ー-｀ニ''ﾌﾞ
　 o　 o 　o　 　l　　　　　 :.　　　　　　　　　|

┌──────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│既存メディアへの不信感の強い一般人はそれを信用せず　　　│
│やる夫への信用を高めていった。　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└──────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　＊　　＿＿＿＿＿__
　　　　／￣|　　+　　　／　　　　　　　 　ヽ　　　+
　　　 ｜　::｜　　　 ／⌒　 　　　　 ⌒ 　　＼
　　　 ｜　::｜x　　/ （ ●）　　　　（ ●）　　　|　 .人
　 ,―　　　　＼ 　 | ::::::⌒（__人__）⌒::::: 　 　 |　 ｀Ｙ´
　| ＿＿_） 　::｜　.!　　　　 l/ﾆﾆ|　　　　　　/
　| ＿＿_） 　::｜＋ヽ　　　 `ｰ‐' 　　　　　/　　　　　十
　| ＿＿_） 　::｜ 　　.＞　　　　　　　　　　＼
　ヽ＿＿）＿／　　 /　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼

　　　　　　　　　　　 ,:;'''':;:;:;,,._,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;:(:;:;:〃:;:〃:
￣￣￣￣￣|~'ｰ ､,,, ,:; :;:〃:;:〃:):;,,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:(;ゞ::;: ;::;ゞ　,ｆ
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i ,|:; :;:〃:;:〃:ゝ:; :;):;: 　 　　　　　 ___ll___　　　　　　;;:( 丿;:,ゞ;:〃:;ヽ'.,l
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i:;:√〃:〃:;';:.ゝ〃:;;)　　　 　 　 [;厓.ll厓ﾞ]　　　　　　(,;:,ゞ;:〃:;ヽ'fl
:::::::::::::::::: :::::::|.: ノ:〃:;丿;,ゞ;〃ゝ; ;; ヽ:;、　　　　 .|冖''ll'冖j　　　　 :;:;(ゞ;::〃::ヽ丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.,{: :〃;丿; ,ゞ:;〃'ゝ. ;:; :;ヾ;:;）　　　 .|: fl |:::::|　　　　　;:(,;:::; :;:〃:;:〃:ヽ:::;:;
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i（. ::;:;:〃:;:;;丶;: ゝ;. ;:;;:〃:);:;　　　|: fl |:::::|　　 　 ;:(;:,ゞ;:〃:;ヽ:::;:;丿;:,ゞ;:〃
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i(:〃: :ヽ: ;丿;:,ゞ;:ヾ,;:;〃: ):;　　　:|: fl |:::::|　　　　(:. ;;:,ゞ;:〃:;ヽ'丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.　（: 〃:;〃;':;. ;:;〃:;:;l: ;;,ゞ;:)　━━:|: fl |:::::|━━━(丿;:,ゞ;:〃:;ヽ:;ヽ:;ヽ━━┓
::::::::::::::::iﾆ|:::::|. (:;:;:;::;〃:;':;:.〃:〃 ヽ:,ゞ;:: ;)　_i:::i_i::|: fl |:::::|::i_ｉ::::i_i::::i_i::::l　(;:::〃:;丿;:,ゞ; :i_ｉ:::
::::::::::::::::i__|:::::|.|`i,(〃 :〃:': ;:,,,; ;;; ;:〃:ヽ);;　≡:≡:|.r-il::::::|:≡:≡:≡:≡l:≡　iｮ:;:;ソ:〃）:;三
.................. .......|.|_,i `''"ﾞﾟﾞ'l ::'il　　."'･ｬ-､;;;ソ;;;;;;;;/ﾞ|￣| l lヽヾ;;ilY⌒Yli;;;;;l::;;;;,,...l! .|,,..,..,..,.;:;:;:;,...,..
:::::::::::::::::: :::::::|. ;;;-''￣　l ::'il　￣,l :i|,,ｖ．｀｀｀"""''''''''''"'''''ﾞ`″'''''''''''-､__,,; `;；li! .|;:；:`；;.；,.;;.;.;：
"""""""""""　_;;;;;;;;;r--･･''"""~｀　 　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　- _,lii: .|;；:;：:;.;:.`:;:；;;.;
`:;:；;.:,；:;_,-''"￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　　　　　 　￣ﾞ~'''--__:;:;；:;：
-'~　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/


　　 　 　 　 ＿＿__
　 　 　 　／　　 　 ＼
.　　 　／　　　　　　　＼
.　　／　／）　ノ ' 　ヽ､　＼
　　|　／ .ｲ '（ー）　（ー）　u|　　…………。
.　　 /,'才.ﾐ).　（__人__）　 ／
.　　 |　≧ｼ'　　｀ ⌒´ 　 ＼
　／＼　ヽ 　　　　　　　　　ヽ

　　　　　　 ／　　　 ∠＿　　　　　　｀丶、
　　　 　 ／　　　　　　∠　　　　　丶　 　 ＼
　 ＿_／　　　 ィ　／￣　　　‐￢ミ、 ＼　　 ヽ
／(:::/＿ ／:::::/イ　　　 　 ヾﾆ三≧＼　ヽli　 |
　　＼::::::::::::::::::::〈　　　　　　ヽ、弋ｯﾐﾒ;;ヽ }|　 l、
　　　 ｀ ｰ-　_::::::ハ、　 　 　 　 ｀ 二＾彡ﾍﾙ'厶〉
　　　　　　　　＞- ､ヽ　　　　　　　　　　　 〈ﾃ7　　　『その件は前総統が作った慣例に従ってもらおう。
＼　 　 　 　 /::::::::::::ｌ }　　 　 　 　 _,,.ｨ 　_＿Ⅵ　　　
　 ｀ ｰ- ､ ::: |::::::::::::::| |　　,,..　　 ''´　ｰ ￢;;／ '　　　　　これは元軍人としての助言である』
　　　／⌒Vﾍ:::::::::::/　 〃z‐＿＿,,,,,,......、´　/
､　 /:::::::::::::ト-`ｰ＜／| ´　　ｚ.,,＿＿ 　 ｀7/
:::∨:::::::::::::::|　 　 　 ＞┐　　｀ヾ三三≧'' /__￣＞､
:::::|:::::::::::::::/　 　 ／ ィ´|/l___＿／|　 /|　 {:::::∨::::::::}
:::::|、::::::／ 　 ／／:: |　ﾄ､:::.... 　 └ ′ヽ/|::::::|::::::::/
:::/　￣　　／／::::::::::|　|/＼::::....::.:......::.:...　ト-^ーく

　　 　　　／￣￣￣＼
　　　　／ ／ 　 　 ＼ ＼
　　 ／　 （●） 　（●）　 ＼　　　間違いないお？
　　 |　　　　（__人__）　　　　|　　
　　 ＼　　　 ｀ ⌒´　 　　／
　　 ／ 　 　 　　　　 　 　 ＼


　　　 ＿＿＿＿＿
　　 /:::::::::::::::::::::::::::.＼
　　|.::/⌒Ｙ⌒ヽ:::::::::::.|
　　|　ノ　　 ＼　 ｉ:::::::|
　　|（─） （─ ） 〈::::::|　　　　もー大変だったよ。
　(⌒（__人__）⌒::::　@）
　　|　 |r┬-| 　u　　|　　　　怒りを静めるのに精一杯だったんだから。
　　＼ `ー'´　　　 ／
　,--　ゝーー ___／ /ゝ--、
ｲ　/ |.!､ _____ ／　ノ　|　　 i
|　i　 |,／(__）ヽ／　　 |　 　l

┌──────────────────────────┐
│92年初頭、総統府と行政院の懸念材料となっていたのが　　　 │
│軍部の大物蒋仲苓の一級上将就任を巡る問題だった。　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│蒋仲苓は野心が無く、謙虚な人物として知られ　　　　　　　　　 .│
│軍部内でも声望が高かったのでやる夫は定年制が　　　　　　　│
│適用されない一級上将の就任を図ろうとしたのだが、　　　　　 .│
└──────────────────────────┘

　　＿|￣|＿　　　　　　　|￣|　 |￣|_　　　　|￣|　 |￣|_
　　|＿　　＿|__　　　　　 |　 |￣　 　 |　　　 |　 |￣　 　 |
　 　 ／　 ＿　 ヽ　　　　|　 |二ｺ ┌'　　　　|　 |二ｺ ┌'
　 ∠ /　/　　 〉 |「￣＼ |　 |　o　 ヽ「￣＼ |　 |　o　 ヽ「￣＼
　　　|＿|　 　ﾉ_ノ ｀⊇.ノ|＿|､＿ハ/ ｀⊇.ノ |＿|､＿ハ/｀⊇.ノ
　　　　ヽ／　 　　　／:／:./:.:.i:.:ヽ:.:＼　　 ヽ/
　　ヽ／ヽ 　　 　 /ﾆ/= /i:＝.!.＝i.=ｷ.i　　 / ＼/
　　∧　　 　　　 ,':./i:.:.:.:{ L:.:」|:.:.:」:.」|:.|　　　　 /＼ /
　　　　　　　　　 i:.:| ¨ ﾆ≧ ／ -―　ｌ:.!　　　　　　∧
　　　　　　　　　 |:.:iｒ'´//　ｊ　 ｚ＝=、!:|
　　　　　　　　　 !ﾍﾊ//__ノ　 、　 　 A}　　　　　　図が高いぞ(※)やる夫少尉！
　　　　　　　　　 ﾄ ｊﾊ　 　 F＝┐ 　 ﾚﾘ
　　　　　　　　　 | :.:.:へ　 ゝ__ノ　／
　　　　　　　　　 | :.:.:|((´i＞ - イ
　　　　　　　　　 } :.:i:| 「 ヽ、　, ｋｌ
　　　　　　　 ｨ＝＝┴' ー　∨ーＶ＝＝=、
　　　　　　 ∧　　　　　　　　|Ｏ　　　　　 ∧
　　　　　 ム ﾍ　 /　　　　　 l　　　　　i　/　}
　　　　　「＿　∨　　　　　　 !　　　　　Ｖ ーヽ_
　 　　 ／　　　 !　　　 　　　 i Ｏ　　　　|　　　 ＼
　　／　　　　／ﾄ、　　　　　人　　　　 八ヽ　　　 ＼

※…旧日本軍におけるやる夫の最終階級は少尉だった。

┌────────────────────────┐
│蒋経国が栄転の乱発、特に義弟の蒋緯国を嫌って　　　....│
│厳しい条件を設定したことが反対材料となっていた。　　.....│
└────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　 ,ｒﾍ　　　　　 ／　 ／-――‐-＼､＼
　 　 　 　 　 　 　 /ﾞi　 i＾ヽ　　／　 ∠ イ￣￣￣￣ ヽヽ.＼
　　　　 　 　 　 /ﾞi　i　 i　 i　 /　 / . : i　 |　:i　､: . ＼: i:　､　ヽ
.　　　　　　　　/ /　i　 i,　 i / ／i　: :/!　 !　 ､: ヽ: .　ヽ: . |＼ ﾊ
.　　　　　　　 / ,　 .i!　 i!　 i' く/｜:∠..!　|ヽ　iヽ　ヽ: . |: : ﾄヽ.〉ﾊ
.　　　　 　 　 i　i　::i!　 ｌｌ　｜ｆ水ｊ　:|　 ヽ:ﾄ､＼!　へiヽ/!: :∨|ﾊ .ﾊ
.　　　　　　　l .::ｊ　::i__　lｊ　 ∨／} : i ｒ≡ﾐ､　　　 ｒ=≡ﾐ! : ハ!V : ﾊ　　　一級上将になりたい者！　ただの軍人に席はありません！
　　　　　　　ｊ　´　　　　　 .:::ｿ　 i､: ＼　　 ＿'＿　　　 |: :ﾑﾉ: : : i, :i
　　 　 　 　 i　　　ー-´／￣ゝ　|ﾍ: :ﾄヽ　 V　　ﾉ　　 /: /: : : : : ﾊ i　　　　　　1・戦功のある者
.　　　　　　 |　　　　　 }:　　　 .::ﾑ: ヽi＞　　｀¨´ 　 ／: /: : : : : / .i:i　　　　　　2・参謀総長経験のある者
　　 　 　 　 l　　　　　　　　　::/　iｔ- ､: : : i｀ -　 i:´/: /: : ,i : : /　.ﾘ
　　　　　　　､　　　　　　.....:／　　 ＼ 「|「|　　　 .ソ∠: : :ハ: /　　　　　　　　　二つの条件を満たす者がいれば
　　　　　　　 `ー ､- ⌒¨¨´　 　 　 　 |.|1|-､　 __」|_ヽ＼|-ﾍ:{　　　　　　　　　　私のところへ来なさい！　以上！
　　　　　　　　　　 ＼:::::::::::::.....　　　　ﾊ1 ､､　　 //　 }　ﾊ　 丶
　　　　　　　　　　　　` ー- ､＿:::::.. /　ﾊ　､､　//　　ｊ 　 | ,　 i

┌──────────────────────────────────────┐
│郝柏村の説明によれば、この慣例を軽々しく破れば利益を求める者が後を絶たなくなり　　..│
│統制が取れなくなってしまう、というものだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
└──────────────────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　 　へ､、
　　　　　　　　　　　　　　 / ｛_ ｸ
　　　　　　　　　　　 ,=- く__,,／
　　　 　 　 　 　 　 /　　　／　　　　　＿
　　　　　　　　　　/　　／　　　　　_〃― ヽ
　　　　　　　　　/　　 /ヘ 　 　 _/ | | =!|= ｝lヽ
　 　　　　　　　　r'　　　く彡 ＼r'´｛　∧ rっ /　 |ヽ-､
　　　　　　　　 ＼　　　　""''''`l ／ﾍ｀,二´ミ､ﾉ丿丿）
　　　　　　　　　 /＼　　　　|　´　　 |　|　　| |＼_ノF＝= ､__
　　　　　　　　　/;:;:;:;:ヽ　　/ 　 l　　 |　|　　| | 　＼|| | | | | ||
　　　　　　　　 /;:;:;:;:;:;:|　　　　　r―''＼ ,'⌒i| 　 　 　 || ||　 |
　　　　　 　　 /;:;:;:;:;:;:;:;:|　 　　　|| 　　　ヽ__ﾉ 　 　 　 || || 　 ﾍ
　 　 　 　 　 /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|　　　　q=＝＝＝||ヽ＝=o　|| ||　　　ヽ
　　　　　 　/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| 　 　　 || 　 　 　 || ヽ　　　|| ||　　　　 ＼
　　　／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼
　 ／　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　|　 ＼
／ 　 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　|　　　＼

┌─────────────────────────────────────────┐
│また、行政院長に就任してからというもの郝柏村は本人が体験してこなかった　　　　　　　　　　　　 .│
│議会の激しい侮辱と野次に耐えるという日々を送っており、フラストレーションがたまっていた。　 　 .│
└─────────────────────────────────────────┘

　　　　／　　　　／´　　　　　　　｀ヾ、　_,　＼
　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、　　　　　　あの野党の連中は何だというのかぁ。
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.　　　　　
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼　　　　　どこから一体妙な情報を取り入れているのかわからん。
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼　　　職員の中には総統府から情報が流されているのではと
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼　　　邪智する者がおるほどだぁ……。
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫
　／　　　　ｌ::::::ノ ｒ´｀i　ヽ、　　　　　_　　　 ｌ　　ﾑ、: : : : : : ノ ｒ' ' ´ ｀ヽ

　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　. 　 ァ　 -‐‐- ､｀丶、
　　　　　　　　 　 ´_,ノ´ -‐=＝ミ、 ＼ ､ ヽ、
　　　　　　 ／　　 /　　 -‐rf≠ミﾐ､　　 } }　 ､
,　-‐‐…ァ′　 イ　　　⌒　≧込}､}ﾙﾚ' /∠厶
　　　　　{　　/／ 　　　　　　　 -‐ ´　 {=≠=ﾐミ、
　　　　　 ＼{´　　　　　／ ＿＿r'　　 　〉ﾄ弋} 　}
　 -‐‐-　　　､ 　 ／／,　-‐　　　ー ／ ハ｀ーｲ　　　　もしもこの情報が真実ならばっ！
　　　　　　｀ヽ}〉 { /　厶-‐─‐‐-　､ ⌒ヽ　　　}
　　　 　 　 　 ∨/{　|iﾙ'´￣￣￣｀丶＼　i　 　,　　　　　　わしにも考えがあるというものよぉお！！
　　　　　　　　 }′　{|K⌒ヽ、＿　　　〉 〉} |　厶_
　　　　　　　 .ｲ　 　 |ト､＿　　　 ｀ヽくイ　/ /　　_≧x
｀ヽ　　 　 ／ ﾉ　　　ヽー‐--　､__　 ヽ/ / /　／　　 　｀ヽ
　　ﾏニｱ─く／{,ィ,イ_ ＞ァ＝≠ミ≧′ /　//　　　 　 　 ',
　　 }／ }.ｲ　}　/ {　{′　（￣/{ ‐-ﾄ､ rfｲ　 { {
　　/　 /: |　j　{　| /　　　 ヽ{　＼_j　ヽi }　 从　　　　 　 　 }
　 .'　 /: :/ /⌒Y´{　　　　‐┘ 　_ノ 　 从＿／⌒ヽ　　 　 /｀丶、
イ 　/: :/ /⌒Y⌒1　　_　 -‐‐-　_　 ノ个: :{　 ｛　 }　　 ／ .　-=ミ､
:ﾉ , ' : / /　　 l　 └≦三三三三≧､　 |: : :|　 ﾄi　ト-　 ／ 　 　 　 ヽ

　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 　／　─　 　 ─　＼
　　　　／ 　 （●） 　（●）　 ＼
　　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |　　　辞任を示唆している、ということかお。
　　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|


　 　　　＿＿＿＿＿
　 　　/.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
　　　/.::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
　　　|::::::::/　⌒　　⌒　|
　　　|:::::::〉 （ ●） （●）|　　　　うん。でも今はまずいよ。
　　 （@::::U⌒（__人__）⌒)
　　　 |　　　　 |r┬-|　 |　　　　　今年は選挙が控えているし、
　　　　＼ 　　　`ー'´／　　　　　他にもたくさん総統選挙に関する
　　 ＿/⌒ヽ/ﾞ（__)＼,ィ　　　　　案件だってあるんだし……。
　i'⌒ﾞl |　　 lヽ. ハ　 　＼
　|　　|. |　　 |　　 　 　 ﾄ　＼
　|　　|　（　"￣⌒ヽ、　|＿"￣￣⌒ヽ、
　|. 　￣￣￣￣|ｿ,),)￣｀ヽ￣⌒ヽ|,),)ｿ

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　　　
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　　　……軍の長老方と話すお。
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　　　
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |　　　　　　きっとそっちの方が彼も納得できるお。
.＼　"　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|| |　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|| |　 rt!　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　 　__ _⊥⊥ / l!__ _＿ ＿　　　　　　　　　tirit
,_,,.. ．-‐　'''""~""'‐- ､､∧.::::::::::::::::::」 r|::::::::::::::::::::',　　　　　　　　〔77〕
　　　　　　　　　　　 　 /　 ',:::::::::::::::l | ：|::::::::::::::::::::::',　　　　　　　 」___L
　　　　　　　　　　　　　|i゜゜|　lﾖ lﾖｌ::l | ：|.:. lﾖ lﾖ lﾖ l | ∧__ _＿.＿| |　 |. :. :. :. :. :. :. :. :
　_ _,, . -‐::''.."." ¨¨´ .. |i王|　lﾖ lﾖｌ::l | ：|.:. lﾖ lﾖ lﾖ l | | | :::: ::::::::::::| |　 |　　.,"'`',:'':'`'`',
　.:.:'',, .:.:'',, .:.:'',, .:.:'',, 　 |i王|　lﾖ lﾖｌ::l | ：|.:. lﾖ lﾖ lﾖ l | | | ：：：：：： | |　 |.,"'`',:'':'`'`',:'':'`
　　.:.:'',, .:.:'',, .:.:'',, .:.:'',,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,"'`',:'':'`'`',:'':'`.,"'`',:'':'`'`',:'':'`.,"'`',:'':'`'`',:'':'
　　.:.:'',, .:.:'',, .:.:'',, .:.:'',,.:.:.:.:.:.:.:.:.,"'`',:'':'`'`',:'':'`.,"'`',:'':'`'`',:'':'`.,"'`',:'':'`'`:,,,,.州州洲'`ｷ
　 .:.:'',, .:.:'',, .:.:'',, .:.:'',.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`',:'':'`'`',:'':'`.,"'`',:'':'`',:,,,,.州州洲'`ｷrｷ州洲'`ｷｷｷ


　　　　　　　　　　　　　　 _＿＿__
　　　 　 　 　 　 　 . 　´::::::::::::::::::::::::｀丶.
　　　　　　　　　／ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
.　　　　　　 　 /:::::/'/:::::iiλ :::: i､ : i::ｉ:､ﾍ／ﾞ,
　　　　　　　　|::: /'/:::::::||| |::::::::|.|::::|::|||:::| ::: |
　　　　　　　　|::::||:|:::::::::||| |::::::::|.|::::|::|||:::|V:::|
　　　　　　　　|::::||:|:::::::::||| |::::::::|'|::::|::|||:::| i:: |
　　　　　　　　i::｣r――‐ ､／　　　,,.．-…|:/
　　　　　　 　 ｛ ||　 /:::/　}　　　イ乞"ｱ ,l|`!
　　　　　　　　 Ⅵ､/:::/_,ノ　　　 弋ソ '　' |/　　　ふむ、そうか。
　　　　　　　　 |::|ﾞﾍ.　　　　 ,　　 　 　 /'"|
　　　　　　　　 |::l:::;ﾍ.　　　 _　　　 　 /==j､_　　　　総統はそこまでやっているのか……。
　　　　　　　　 |:／!　丶　　　｀ 　. イ｀ﾞ''＜| ﾍ
　　　　　　　／ﾞ＼ﾍ.　＼ ＞:＜ ／ !　　　｝ ｜
　　　　　 ／ ／／.　＼　＼__　/　/　 　 /　｜
.　　 　 ,く ／／　　　　 ＼　｜.|／　　　｜　∧
　　　 /　 `''　　　 　 　 　 `'┼'　　 　 　/　' / 〉
　 　　| 　　 ＼ 　 　 　 　 　 '､Ｏ.　　 　∨:/　∧
　 　　| 　　　　　i　　　　 　 　 ｀　 　 　 　V 　　∧
　 　　| 　　　　　|　　　　 　 　 　 , 　 　 　 ',　 　 ∧
　 　　| 　　　　　| 　 　 　 　 　 　 ',. 　 　 　! 　 　 ∧
　　　〈 　　　　　|　　 　 　 　 　 　 }.O 　　∧. 　 　 ∧
　 　　|　　 　 　 ﾍ　　　　　　　 　 ,' 　　／ .「＼.　 　∧
　 　　| 　　　　 　 〉､　　　　　　 ノ　ィ'´　 ノ∧. ＼　／

'　 l | !_／ｲl |, 　 l ',　　| ﾍ. 　 l　 　　　/ |　 ;ｉ　 ,　　　 | l
　 ,l/,r‐'´!.| ',|ヽ　| ヽ　 ｌ　ヽ　｜ 　 　 l　l　/ｌ　 l, 　 　 ｌ｜
　/ /　 　',| 十' 寸 二ﾏＴ´　ヽ.|!　 　 / ┼/-l､_,|　 　 /! !
,/ /ｌ　　　 |　丶　＼ ＿＼　 　'|l 　／ ‐ﾅ'´　|/lj 　／ /'ﾞ
. / |'、　 　 ', ‐､―r┬ｬ､` 　 　 i／　 ‐/_‐__/ /-‐'i　/
/　 ! ヽ.　 　ﾍ　≧=一' ´　 　 　 　 　 ゝ'-彡ﾏ´　/　 　 　 /'ヽ　　　　まあ行政院長と争っているから仕方ないわぁ。
　 　! l　＼ 　 ヽ　 　 　 　 　 　 　　　　　　〃　 /!　　　　/　 |
　 l　| l　 　＼　 ＼　 　 　　　　/　 　 　 ／　／i｜　 　 /　 /　　　　　いかに彼を軍と切り離すかが総統の一番の関心ごとだものぉ。
　ｌ　 l｜ 　 |　ト￣´　　　、＿, ＿,　 - '´-‐イ 　 ｌ|.　 　/　 /
ー ､ l l　 　| /＼＼ 　 　　´ 二´　 　／　　｜ 　 ｌ　　/ 　/＿＿, --ー
:::::::::::| l　 　|::::::　＼ ﾞ　 、　　 _　ィ ´｜　 　 l　 　, -:/　, ｨ;::::::::::::::::::::::::
::::::::::::l｜ 　 !::::　::::::::－＿天 　 　! 　 |　　　l／´::::::/　/´ﾄ-､------
:::::::::::::', l　 　|:　::::::::/´:|:::/「l＼ 　 ! 　 !　 　l＿＿::/／　/　　＼::::::::::
:::::::::::::::',　 　 l　::::::/::::::l:/　l|::､ 〉＿;-:::|　 　!::::::::::;'/ 　 ,:'　∨　/＼::::


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.． ----　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　,　':´::::::::::,:::::::::::::::::`丶、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ :::::::::::::::::,':::::::::::::i:::::::ﾍ;::＼
　　　　　　　　　　　　　　, ':/::/:/::::::::::;ｲ:::i::::::::::|:::i::::::ﾍ : ﾍ
　　　　　　　 　 　 　 　 /::/::/:/,'::::::::/ ｉ::::|:::::::: |:::|:::::::::i:::::::',
　　 　 　 　 　 　 　 　 /::/::/{:i::i:::::::::{　|::::|:::::::: |:::|:::::::::|ﾍ;::::}
　　　　　　　　　　　　 {:::i::ｲ__,,,..．＜´,／　　''‐ ．｀ﾞ'' ､!　}:: |　　　彼はなんと言うか、古い人間だからな。
　　　　　　　　　　　　 ヽ､::i／´／::／ }　　 　 ､,__｀"''‐- .i:: }　　　　
　　　　　　　　 　 　 　 　 〉{.／::／ 　 i　　　　　　 　 　 /:::/　　　　　　けっして邪ではないのだが、軍という王国に
　　　　　　 　 　 　 　 　 ｛/ﾍ／　_,,／　 　 　 ミ===ゝ /|!}'　　　　　　あまりに長く居て染まりすぎたせいで少々……いややめておこう。
　　　　　　　　　　　　　　|!､ } ￣　　　ヽ　　　　 　 　 / .|/
　　　　　　　　　　　　 　 | 　'､　　　　　 　 　 　 U　/_,} |
　　　　　　　　　　　　 　 | 　 　＼　 　ﾞ￣｀ヽ　 　 ,.ｲ-‐'ﾞ|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼.　　　 　 , イ::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|.ヽ､．＜..|　|:::::::::|

.　　　　　　　 　 / :::::/:::::::l:::l:::::::ﾊ:::ヽ::ヽ:::::ﾊ
　　　　　　　　　l::::::/::::::::::l:::l:::::::| l :::|l::::,',::::::|
　　　　　　　　　|:::/从__:::ﾊ::l____Kl__」L⊥',__l
　 　 　 　 　 　 Y7Y　／￣ Y　　 rﾃ:〒ｧﾊ　}
　　　　　　　　　{ || V　 　　ﾉ 　 　弋ﾀﾉ 小.ﾉ　　　　　しかし、突っ張りすぎるのは薦めないぞ。
　　　　　　　　　`下ﾑ`ー '　　,　　　　 ムイ　　　　　　彼は辛抱強い人物だが、軍の長老同様面子というものがある。
　 　 　 　 　 　 　 |　 '､　　 r　 ┐　　,.'　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　 　 丶　　ｰ ′ イ::!　　　　　　　　ただでさえ我々陸軍、ことに彼と仲の悪い海軍の劉将軍を参謀総長にしたというのに、
.　　　　　　　 　 　 　 　 八≧‐≦八::::|　　　　　　　　ここで前総統が作られた慣例を破っては彼の面子は丸つぶれだし、
　　　　　　　　　_______ 人 　 ∨____人_|______　　　　　総統もそしりをまぬがれまい。
　　　　　　 ry彡==＝　　 ＼/ O　 　`'＝==ミｧ┐
　　　　　　八:　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　 八
　　　　　 /　∨　　　　　　　 |　　　　　　　　　/　ﾊ
.　　　　 /　　 }　　　 　 　 　 | O 　 　 　 　 ∨　　∧
. 　 　　/　 :l: ::　　　　　　 　 |　　　　　　　　 ;: l　　∧
　　　 /　　 l: :{ 　:　.　.　:　:　|:　:　:　:　:　:　: }: |　　　 ,


┌────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　-‐　　￣￣￣　｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　 　　　 ／　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　　 　　 /　　　　　　　　　 　 　 　　_ _)ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　　　　/ 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ　i　　 ⌒',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　 /　　 　　 , ,　　 i　　/ / |　 ﾄ､　　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　　　,'(_ 　 -‐´´ 　　/|　 / /　|　 |　i　、　 i　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　　　|´/ 　 　　　 　/ | :/ /　　!　:|　|／i、八　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　　　|/ 　:　 　　 -/ｰj/─‐-'　! /|イ圦|メ乂＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　　 /　　 |　 　 　/　,イﾐ不.　 ﾉ'　　{i_ﾂﾄﾐr'⌒｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　 　 /　 ／|　/　,〈{　ｲ {ﾐ（ j　　　　　　.;,:|ﾍト　　　陸助なんて論外です。　　　....│
│　　　厶イ八 |,ｲi /{ﾊ　 ｀ ｀ー′　　 　 '　 ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　　 ﾉ'　 }ベjﾐ{ | 　　　 :.;,:.:. 　 　 _　／　　　　　蒋さんは別ですけど。　　　　　.│
│　　　　　　　 　 ﾍ｀ー个i 　_　 　　 ´／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　 ＞f|　　￣下ﾆ､＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　＿ノ　 〈　　　 〈￣}　 }!丁ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　　 　 　 ,rヘ、＼　　＼＿＿__|　 |! | iハ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　　　　 /　　 ＼　＼ 　 ＼ ￣ |　 ﾘｲ |　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　 　 　 !／⌒ヽ ｀ｰ-..　__　＼ノ ／ :|｜　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　　　　 l　　　　 ＼i ＼: :　￣匸}　 :j　!　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　 　 　 　 l　 　, ─┴‐- ､─　 ＞くヽ⌒ﾝー　〉　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　 　 　 　 　 l　 〈,ｲ￣　　　_＞'´　 　ヽ∨　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
└────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　劉和謙

　　 　 　 　 　 　 ／ / 　 　 　 　 |　　　　 |　　　|　　{::{ 　 ﾉ::;ハ　|:|
　 　 　 　 　 　 /　 /　　　　　 　 |　l　　 | ﾊ 　 | }　　ヾニｨf′｜ |:|
　　　　　　　　/　　'　　　　　　　 |　| !　 j/イ　 川　　　　 |:| 　 |　|:|
　 　 　 　 　 /　　｜　　　　　　　|　| |／}　_Ｌ.// |　 　 　 |:| 　 |　|:|
　　　　　 　 '　　　 |｜　　　 　 / | /ｲ／ィﾞ´〃　｜　　　/|:|　　|　|:|　　たしかにそうねぇ。
　　　　　　 ｌ｜　　 |｜ヽ　 　 / 〃 / ｲ_ソ 彡'′ |　 　 ,　l::| 　 |　ﾚ　　
　　　　　　 | | 　 　 ｌ ヽ ＼　 {　　　　　　　　　　 ,　　 /|　ﾚ' 　 |　　　　でもアナタはどうなの？
　　　　　　 |｜ヽ　　ﾄ､　＞≧　　　　　 　 　 　 /　／　|　　 　 |
　　　　　　｜ヽ　＼ ＼ ヾﾍ_ｿ ,　　 　 　 　 　 /／　　｜　　　 |　　　　　本当は一級上将になりたいんじゃなくて？
　　　　　　　 　 |＼|＼ ＞|　　＼　　　 　 ｨ 　 　 　 　 |　　　　|
　　　　　　　 　 |:| 八　　{ ヽ　　　　∠　ィ´　　　　　　|　　　　|l＼
　　 ＿　　　　　|:|　　＼　＼＼ ＿　　　　　　　　　　 |　　　　ハ　＼
　　 ＼: : : .ー- ﾚ　 　 | ｀ ー┬‐＜　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　 厶┴ 、
　　　　＼: : : : : .｀ ー-|　　　｜　/　｀　 ｧｰ--‐く -‐7　　　/.:::::::::::..＼
―――‐ ｀ー- ､: : : : :|　　　｜./ 　 　 / /　/:｢｣:.ヽ′ 　 /.:::::::::::::::::::::


　　＿|￣|＿　　　　　　　|￣|　 |￣|_　　　　|￣|　 |￣|_
　　|＿　　＿|__　　　　　 |　 |￣　 　 |　　　 |　 |￣　 　 |
　 　 ／　 ＿　 ヽ　　　　|　 |二ｺ ┌'　　　　|　 |二ｺ ┌'
　 ∠ /　/　　 〉 |「￣＼ |　 |　o　 ヽ「￣＼ |　 |　o　 ヽ「￣＼
　　　|＿|　 　ﾉ_ノ ｀⊇.ノ|＿|､＿ハ/ ｀⊇.ノ |＿|､＿ハ/｀⊇.ノ
　　　　ヽ／　 　　　／:／:./:.:.i:.:ヽ:.:＼　　 ヽ/
　　ヽ／ヽ 　　 　 /ﾆ/= /i:＝.!.＝i.=ｷ.i　　 / ＼/
　　∧　　 　　　 ,':./i:.:.:.:{ L:.:」|:.:.:」:.」|:.|　　　　 /＼ /
　　　　　　　　　 i:.:| ¨ ﾆ≧ ／ -―　ｌ:.!　　　　　　∧
　　　　　　　　　 |:.:iｒ'´//　ｊ　 ｚ＝=、!:|
　　　　　　　　　 !ﾍﾊ//__ノ　 、　 　 A}　　　　私が？　とんでもない！
　　　　　　　　　 ﾄ ｊﾊ　 　 F＝┐ 　 ﾚﾘ　　　　
　　　　　　　　　 | :.:.:へ　 ゝ__ノ　／　　　　　　予算が減ることが見え見えな陸助のトップがしゃしゃり出てどうする！
　　　　　　　　　 | :.:.:|((´i＞ - イ　　　　　　　　こうやって総統府参謀長をやっているほうが性に合うというものだよ。
　　　　　　　　　 } :.:i:| 「 ヽ、　, ｋｌ
　　　　　　　 ｨ＝＝┴' ー　∨ーＶ＝＝=、
　　　　　　 ∧　　　　　　　　|Ｏ　　　　　 ∧
　　　　　 ム ﾍ　 /　　　　　 l　　　　　i　/　}
　　　　　「＿　∨　　　　　　 !　　　　　Ｖ ーヽ_
　 　　 ／　　　 !　　　 　　　 i Ｏ　　　　|　　　 ＼
　　／　　　　／ﾄ、　　　　　人　　　　 八ヽ　　　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∩
　　　　　　　　　　　　　　　∩　　　　∩
.
　　　　　　　　 　 　 　 　 , 　 ''""""''　 ､
.　　 　 　 {ﾍ.　　 　 　 ／､::::::::::::::::::::::::::::: ＼
　　 　 　 _ゝヽ　__ 　 /::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
　　　 　 {ﾐ 　 ｀´ﾉ　 ::::::::::::::/iﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::',
　　　 　 ヽ＿__/　　{:::::::::: /::|! ﾍ:::::::::::::::::::::::/: :|
　　　　 　 |　　 | 　　,::::::::/:::/::::::ﾍ:::::::::::::::::: !:::|:|　　　　　
　　　　 　 |　　 |　　 ﾍ:::/:::/ ::::::::::ﾍ::::::::::/´ﾉ　　　　　　　　　あ！　でも総統がどうしてもというなら話は別だぞ？！
　　　　 　 |　､...|. 　　／:::/ : ::::::::::::::＞ｰ一ﾍ　　　　　　　　
　　　　 　 |　 ゝl､ ／: :／ゞ＝=‐＜. 　 ,.ｨ′ }　　　　　　　　　　軍人である限り総統と国家には忠実でなきゃいかんからな！
　　　　　　＼　／::::／=/二二ニ=く￣　 　 　 　 　 　 _
　　　　　　　 /:::::: /　/´　　　　　　 ≧==､ 　 　 　 ／ﾉ__
.　　　　　 　 {::/{:::{､./　　　　　　　 　 ／ﾞ∧　　 　 | ´//ﾍ
　　　　 　 　 ﾍ!.|ﾍ{/　　 　 　 　 　,／　 　∧　　 __|　　 i/
　　 　 　 　 　 ヽ / 　 　 　 　 ．＜ ﾊ 　 　 ∧,／　＼／
　　　 　 　 　 　 ,' 　 　 　 　 /　　／ _>､　　 ヽ 　 ／
　 　 　 　 　 　 ,'　 　 ＿＿./　　/￣´ 　＼__,.＞ ´
　　　　　　　　/　　 　 二ニﾆ　/
　 　 　 　 　 / ｌ　　　　　　 i 　 ',
. 　 　 　 　 /　 ! 　 　 　 　 |.　　',
　　　 　 　 ｢｀ヾ.三三三三＞ｰ-.｣
　　　　　　 | 　　`气才"´　　　　|
　　　　　　 | 　 　 　 ﾊ　 　 　 　 |


　　　　　　　　　 　 ／:; -‐ l￣￣ 「 ¨¨ ー- 、: : ヽ
　　　　　　　 　 　 /:/.!　　　 　 　 l　　　　　 |ヽ: : :ヽ
　 　 　 　 　 　 　 |/　|　i　{　　　 .!　 | 　 !　 !　ヽ: :.|
　　　 　 　 　 　 牙"　!　!　|　　　,' |　!l　 |｜l 　 ﾞ天!
　 　 　 　 　 　 　 l　 .∟L」_|.　 / ｣Ｌ∟ ┬ /　　i　 |
　　　 　 　 　 　 ,ｲ 　 | ＿＿l　　 // ＿__ﾚ!　|　 l　 |ヽ、　　　　　　　はいはい。伝えとくわよ。
　 　 　 　 　 　 / i. 　 ヽゝ¨ノヽ／ '´ゝ¨ノ/／l/|ﾊ.　|　 ,-―――　　
＜;; ;; ;: ;: ;: :: ヽ|　|　￣「　　　、　　　　　イl　 　!/:|/|／:: :: :; :; :; ;;
∠;; ;; ;; ;: ;: ;: :: :＼!　 l |＼　 ｰ==一　　　l:|　　,'ー-､:: :: :: :; :; ;; ;;
.厶ィイ.Ｚ:;;_;;_;: ;: ::/ｌ　 ｌ |: : l＞　＿　 　＜/ 　 ': : : : : V:: :: :; :; :; ;;
　　 ／/ 　 /ー:/: : l　|l l: :i}　l}: : rｎ┐: :/|　 /: : : : : : :V＿:: :; ;; r
　 　 /　／/　 /: : : :', lヽ!:{l　{l: :/「´「ヽ: :.l　,': : : : : : : : :＼ ヽ',￣
　　/　/　 {　/: : : : : :ヽ: : :l}　V　l|　|l　∨ /: : : : : : : : : : : :〉　ﾊ
　　{ 　!　　 く: : : : : : : : :＼:{l　ヽ/|　|ゝｲ|/: : : : : : : : : : :／l ヽ　|

　　　　　 　 / .:　.:　:. :. :. :. :. :. :. :. :. : i:. :. :. :. :. :. :ヽヽ
　　　　　　 ,' .:　,:　.:. :. :. :. ;. :. :./l:. :. /l:. ;. :. :. :. :. :. l
　　　　　　 l .i :.l.:　:. :.,.i:.., 'l:. :./　l:. /　l:..lヽ;.. ;、:. :. :l
　　　　　　 l :l:. :l　:. :.l l/　l／　　l/　　l/　 l:/ l:. :. :,,!
　　 　 　 　 ﾚl:.r.i :. :. l. ￣｀'ｰ_ ､ ,　　 ,._ ' ´＾　!:. :./
　　　　　　 　 !l.'´!:. : l 　''!ﾆﾌﾞ 　　　　 '!ﾆﾌ`　!:.,i/　　　予算が減るって何だ？
　　　　　　　　ヽｰl:. :l'　　　　　 　 　 　 　 　 ,':./'
　　　　　　 　 　ﾚヽl: l　u　　 　　　i　　　　　l:./　　　　
　　　　　　　　　　 〉N　　　　 　 　 ' 　 　 　,i/
　　　　 　 　 　 ／l　l ヽ　　 　 　 　 　 　 , '
　 　 　 　 　,.イ .:.:.!　l　 ヽ、　c. ニ っ　,ｲ.. ヽ、
　　　 ,..　' ´. l.:.:.:.:.l.　 l　　　ヽ、　´　／.　!.:.:.l..｀ヽ､
,.　 '´　...:.:.: .:!.:.:.:.:.:l　　ヽ　　　　 ｰ './,' 　 !.:.:.:.!.:.:... ｀ヽ､
　....:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:l　　　ヽ、　 　 　 /　　 !.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.....｀ヽ、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:li　　　 , 'ト ､_ ,.　'ヽ　　l.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ,
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:..!!　　/ヽ l O !! ' >':;ヽ　!.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.!


　　　　　　　　　　　　　　　　r－＜_::::::::::::::::::::丶､
　　　　　　　　　　　　 , -―/:::::::::::::::｀::::::::::::::::::::::::::`丶､._
　　　　　　　　　　　／:::::::,､!:::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　 ／/:::::::/::｀!:::i:::::!:::::ヽ:::::::::ヽ:::::::ヽ::::::::::::::::::!
　　　　　　　　／::/::/:::/::::,､,!:::!::::ヽ:::::ヽ:::::::::::ヽ:::::ヽ::::::::::::::::|
　　　　　　 ／,.イ::::/::::!::::/　.!::ﾄ､:::::ﾄ､::::ヽ::::::::::ヽ:::::ヽ:::i::::::::::｀､
　　　　　　　　 /:::,ｲ::::!:::/__　 !::!ヾ､::!_,>-‐ト､,_::::ヽ:::::!::::!::::::::ﾄ､ゝ
　　　　　　　　 !::::ハ:::!ｲ´　｀ .k !　ヾ:! 　＼! ヾ｀::::lヽ::!::::!::::::::!
　　　　　　　　 !::/　!:::::::! -‐- ヾ､　 ヾ-―-　ヽ:::::!::ヾ!:ﾊ::::::::!　　　
　　　　　　　　 ヾ!　 !:::::::!　 　 ﾉ　　　　　　　　 〉､!::::/ヽ|:::/ﾘ　　　
　　　　　　　 　 　 　 !::::::! 　 く 　 　 　 　 　 　!::::::::/‐,ソ:/　　　　　少し台湾の軍事を見てみましょう。
　　　　　　 　 　 　 　 !:::∧　　｀　　　　　　 　 !::::,.ｲ‐'/!/　　　　　
　　　　　　　　　　　　 !,/　ヽ　ー―--　　　　,.!::/ ﾄ､ﾘ　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　￣　　　 , -'´!/　,ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 >┬―''"´　　　／　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 _,,..-‐'´!　ヽ､　　　　／　　　 ,ｲ｀`丶､_
　　　　　　　　　_,,..-‐''´　　　 /!　　 ,>-＜´　　　　 / .!　　　　 `'ｰ-､_
　　　　_,,.-‐''"´ 　　　　　　　/ !　　/:;:;:;:;:;:ヽ　　　 /　　　　　　　　　　｀ﾞ''ｰ-､,_
　　r'´　　　　　　　　　　　　　　!　/ヽ､___／｀＼　/　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ
　 /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !/　 /;:;:;:|　　　 ヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､--､　 _　　　 （´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ　 / ／ ￣|　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,,_ノ　　 ｀′　　(＿,､　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 （＿　 ,‐-っ,　 　 　 く　　 ｀|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀‐´ ／´　　　 　 ）　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　 　 レ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 く,,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 し､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 _,,、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ　/´丿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ　 │丿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ´　　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,､_ - ‐´


　　　　　　　　　　　　 __　,.-￢-　､._
　　　　　　 　 　 　 ／　'´,　 ､　　 、 ｀ヽ､
　　　　　　　　　 ｒ´　 　 /　l　ヽ　　＼　､ヽ
　　　　 　 　 　 /　　/ /l.　 l、　＼　　ヽ ', lヽ
　　　　　　　　/,　l. / /´ヽ　lヽ 　 ヽ. !　ヽ. ト ヽ､
　　　　　　　 '´|　 V　'＿_ヽ. ﾄ＼､＿',| 　 ',｜
　　　　　　　　 | l. ,|　|　__　＼ﾞ､ヽ.__ヽl.　　ﾄ.|　　　国共内戦に敗れるまで、国民政府は
　　　　 　 　 　 lﾊｌﾍ｜´　｀ 　 ヽ´　｀｀〉,^! | !　　　現在の中国だけでなく外モンゴルといった非常に広く
　　　　　　　　 　 l＼ｌ|　　　　|　　　　//ｨ N　　　　　大きな平地と高い山を持つ国土を持っていました。
　　　　　　　　　　| ﾊ ヽ　　＿＿ 　 /ﾊ/ ｀　　　　 　 _
　　　　　　　　　　'′lﾊn＼ ｀ニ´／! !　　　　　　　 ,ｲ |
　　　　　　　　　　 _,.-' /ヽ ｀ - ´ ,ﾊ＼　　　　　　　| |ヽ
　　　　　　 _,　- ' / 　 |　　ヽｪ､ ' 　 |　ヽｰ､　 　 _　| ﾄ. ヽ
　　,.､-‐　´　 　 /　　｜　 /　　〉 　 | 　 ヽ　｀⌒.l ヽ',ヽヽヽ

i.:.:..:.:.:i　/∇,,＿i_:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i|....::.:.:.::_＿＿;::;:;::;:;;;;;;;;;;;;;;;|i　　　|:　　　＿＿__,_パンッ！　　::　　　　＿＿__パンッパン！
.:.:.:i.:.lﾆl '-ll,,´∀） ）.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..|｀''-､_j＿__∇ヽ;::;:;;;;;;;;;;;;;;;|i　　　|,'';　/∇__＿i_　 　 　 　 　 　...:;;; /∇__＿i_
i.:.:..:.:l lc)) '`l'ゝ 丿:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i| ;;:.(＾（∀・,,ll-`:;::;:;;;;;;;;;;;;;;;|i　　　|;;;:　'-ll,, ・∀）　　　　　　　　　　 '-ll,, ｀∀）
.:.:.:i.:.ゝ__串===l]]..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..|　　 ｿ, ﾍ`l'ゝ ヽ､._;;;;;;;;;;;;;|i　　　|:::/＾,　 ､＿L＿＿＿__M　 　,,　/＾,　 ､＿L＿＿＿__M
i.:.:..:.:.:i.ﾉ,,__丿,,___〉.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i|　　 串===l]] ﾆl=i-　-､._|i　　　串== ゝ⊃┐○‐‐"￣W^.　,,串== ゝ⊃┐○‐‐"￣W^
　　　　(__,,,/ヽ __,,)　　　　　 _＿＿　　　　ﾉ__,,,ﾉ-ヽ,,_ﾞｉ_l　　　　　　　　／,,__丿 __）|ll］　　　　　　　 ／,,__丿 __）|ll］
　　　　　　　　　　　　　　　/∇__＿i_　　(,__,,,ﾉl,,__,,)　　　進撃！　　 （_＿＿＿ｰ｀　　　　　 ＿＿_（_＿）__´ｰｰ｀
　　　　_＿＿　　進撃！　 '-ll,, ｀∀）　　　　　　　_＿＿　　　　　　　i　/∇,,＿i_突撃～！　　　/∇___＿i_　　　　r´⌒)
　　　/∇__＿i_　　　　　　/ /lゝ'l`ヽ　　　　　　/∇__＿i_　　　　　　lﾆl '-ll,,・∀） ）　　 ,(´⌒　　 '-ll,, ・∀）　　 ||　　从,;,;,(´⌒)
　　　'-ll,,´∀）　　　　　　 ｿ,,),ﾆﾆﾆ０=i'-　　　　'-ll,,・∀）　　　　　 l lc)) '`l'ゝ 丿　　(´⌒:`≡［〓ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ||ﾆﾆﾆl': : =-´⌒)
　　　/ _lﾍl'ゝヽ　　　　　ﾉ,,___/ ,_Ll〉　　　　　　/ _lﾍl'ゝヽ　　　　　ゝ__串===l]]　　　,(´⌒ ''　串=二０|/０　　　|　　 W`'`'´⌒)"''~
　串(,,,)､ニﾆG====i━　　(__,,,/ヽ__,,)　　　串(,,,)､ニﾆG====i━　/∇__＿i_ __〉　　　　　　　／,,___/ __）　　　　　　　　　　"''´
　　丿____丿___〉　　　　　　 _＿＿　　　　　　　丿____丿___〉　　　　'-ll,, ´∀）,,,)　　　　　　　 （_＿ )　　　　キュヒィィィィィン！
　　 (__,,ッヽ__,,,)　　　　　　/∇__＿i_　　　　　　(__,,ッヽ__,,,)　　　/＾,　lゝ'l LEl　　　　　 __　M/
　　　　　　　　　　　　　　'-ll,, ・∀）　　進撃！　　　　　　　　　串、ヽニ□ﾆﾆ０ﾆﾆ ﾆﾆllコ　 ＝　　＝　　＝　　＝　　＝
　　　　　　　　　　　　　　/ /lゝ'l`ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　/＿０l|≡）_　　　　　/|　 W ＼
　　　　　　　　　　　　　　ｿ,,),ﾆﾆﾆ０=i'-　　　　　　　　　　　　 （_＿）ｰ≡'　　　　　　　　　　バババババッッ！！！
　　　　　　　　　　　　　ﾉ,,___/ ,_Ll〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≡


　　　　　　　 　 ／ 　 　 /　　　 　　､ 　＼〈´
　　　　　　　　/　/ 　,ﾍ,ｲ　　　　　､ ヽヽ ﾍ
.　　　　　　　 |　/　 //~~! iヽ　　 ﾍ ヽ ヽ＼＼
　　　　　　　 ,|　! 　 ! ! 　ヽﾍ＼ ___ﾊ　ｌ　ﾍ　 ﾐゝ
　　　　　　　,ｲ !　　 V ￣　ヽヽ＼　ヽ ! 　 }!l
　　　　　　 　 !!|　　 !| tｾｴ　　ゝ ｴｹｧ〉ヽ | !ゝ
　　　　　　　　ﾘW∧ i!　　　 　〈　　 　ﾚ ﾉﾘ　　　そのため国境の維持のために大量の兵士、
　　 　 　 　 　 　 ﾚヽi|、 　　　 '　　　/ﾙ'　　　　　とくに陸軍の予算は大変重要です。
　　　　　　　　　　　 ∨>､　　'ﾆｱ　, '
　　　　　　　　　　　　　 ,| >､　　／|　　　　　　　蒋介石自身陸軍出身だったためその傾向はさらに強くなり、
　　　　 　 　 　 　 　 __∧ﾍ　｀ ´　 ﾄ､　　　　　　　陸軍大国のドイツの陸軍士官を多く受け入れていたことから
　　 　 　 　 　 　 ／ V　| 　＼＿／|ﾍ丶、　　　　　いかに陸軍が特別な存在であったかが伺えますし、
　　　　　 　, -‐'　　 / 　|　　< 　 > |　＼ ｀丶、　　現在の人民解放軍も陸軍に比して海軍の脆弱さが指摘されていますね。
　　　／´　　 　　　/ 　　!　 /ヽ ｲ ｀!ヽ／　　　｀＞､
.　　/ /!　/ ）　　　 ＼／ヽ´ 　|　ﾍ |　ヽ　　　　 | 　i
　　|　l | / /､／） 　 /　　ﾍ 　 |　 ﾍ| 　 | 　 　　 ! 　!
　　|　! iｌ　l,,ﾉ /ン')　＼　　ﾍ.　!　　 ! 　 !　 　　│　|
　　|　ヽ､　　　´ <　 　 ヽ　 ﾍ. i　　 | 　 | 　 　　ｲ　 !

┌─────────────────────────────────┐
│また、国共内戦の敗北後も名目上は大陸反攻をお題目としていたために　　　　│
│編制は相変わらず陸軍のウエイトが大きいままだった。　　　　　　　　　　　　　　..│
└─────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿__　　　 ＿＿__　 　 ＿＿__　　　　__＿＿＿＿o
　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｌ＿_o__|＿　Ｌ＿_o__|＿ Ｌ＿_o__|＿.　/　　　　　　/
　　Haa Haa Haa　　　　　　　　（,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　　/＿＿＿＿/
　　　　＿＿__　　　　　　　　 ＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂ 　 ＿＿__ 　 ./
　　　 Ｌ＿_o__|＿　　　　　　Ｌ＿_o__|＿　Ｌ＿_o__|＿ Ｌ＿_o__|＿ 　　Ｌ＿_o__|__/
　～ （　；´３｀）　　　　((　((（,, ´∀｀）　　（,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　　　（,, ´∀｀）./
　～（ つ　⌒ つ　　　　 ＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂＿（ つΥ⊂ 　　　（　　つ つ
　～ 人　 Ｙ 　　　　　　Ｌ＿_o__|＿　Ｌ＿_o__|＿ Ｌ＿_o__|＿　　　　 人　 Ｙ
　　 （__（＿）　　　((　((（,, ´∀｀）　　（,, ´∀｀）　 （,, ´∀｀）　　　 (( （__（＿）
　　　　　　　　　　　　　（ つΥ⊂　（ つΥ⊂　 （ つΥ⊂
　　　　　　　　　　　 　 人　 Ｙ 　 　人　 Ｙ　　　人　 Ｙ
　　　　　　　　((　((　 （__（＿） 　 （__（＿）　　 （__（＿）

┌───────────────────────────────────┐
│しかし、台湾は狭く山の多い島で、陸軍偏重では制海、制空権を掌握しきれず　　 　 │
│大きな損害をこうむることは目に見えていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　 _r'^''y
　　　　　　　　　　r-'''~~ 　　　~~'ｯ
　　　　　　　　　 ﾉ　　 　　　　r~､
　　　　　　　 _,-~　　　　　　　 l
　　　　　　 ,/　　　　　　　　　 /
　　　　　 ,r'　　　　　　　　　 ,ﾉ
　　　　 r´　　　　　　 　 　 r
　　　 r´　　　　　　　 　 　 ｝
　　..r'　　　　　　　　　　　ﾘ
　　.|　　　　　　　 　 　 　 l
　　.）　　　　　　　　　　 r'　　
　　l 　 　　　　　　　　丿　　
　 .`l　　　　　　　　　 ﾉ　　　
　　　[　　　　　　　_-'~　　　　
　　　 L　　 　 　 r'　　　　　　
　　　　 ~`-,　　 ﾉ　　　　　　
　　　　　 　 {　　l　　　　　　　
　　　　　　　{　.ﾉ　　　　　　
　　　　　　　⌒

┌───────────────────────────────────┐
│そこで本土化と内戦状態の終結宣言に伴い軍部や総統府は軍制改革のため　　　....│
│陸軍のコストを削減し、浮いた予算で空軍に最新鋭の兵器を購入して　　　　　　　 　 │
│敵地攻撃能力ではなく本土防衛力の向上を狙う動きが強まっていた。　　　　　　　 　 │
└───────────────────────────────────┘

　　　r￢‐-　_
　　　ヽ　　　　｀ﾐ‐ .._　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,　-､
　　　　 ヽ、　　　　　｀ ‐ ._　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　〃l
　　　l!　　ヽ、　　　　　 　 ｀ -、　　 　 　　_＿_　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿　　　　　／［[三　l
　　 :l::!　　　ヽ、　　　　　　　　｀:‐､　_,ィ ´_)ヾ￣｀　‐　_　　 　 　 　 　 　 ＼　 ｀ ‐　_／ニニ〃 l
　 　;|::l　__,,..．-----‐≦ヾ―――ヾｋ ／　 ||　　　　　 ＞ｭ- .... ,,,＿__　　　＼ 　 ／　　　〃　l
　　｜:lヾ,　 :ヽ　　　　　ヽ ﾊ　　　　　 ｀￢=仝ｚｚｚｚｚ=￢´´――――￣￣‐｀ニ´￢≠ｚｚ/　 l
　　 ゝ;lｊ/l!　　l!　　　　　 ト‐|　　　　　　　　　￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　 ｝ ｀ -.._　 ￣｀`‐ 、
　　 <〉〉）:l! 　 |　　　　　 l　 l　　　++++　最新鋭戦闘機　　　　　　　　　　 __　-‐　´　｀ ‐.__　 　 ＼
　　　l||ヾ l　　l　 　 　 　:ト‐!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__..　-‐'' ´　　　　　 　 　 　 `- __ 　 ＼
　　　l:|ｌ /　　/　　　　　ム:/　 _.ゝ￢"￢"￢"￢―-ゝ＿ _　‐ '' ´　　　　　　　　　　　 　 　 　　 　　`ー‐´
　　　　|!..,,__/　　　　　/　/　　 ＼　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　ll　　￣￣￣￣￣￣￣￣　ヾ､ｒ　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　 !　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ､ｒ　　　　　　　　　　 :＼＼
　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　ヾr　　　　　　　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾr　　　　　　　　　　＼:＼　　※…軍事マニア（）にはP-47サンダーボルトにみえます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾｒ　　　　　　　　　　＼ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾｒ　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾｒ　　　　　　　　　 :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ヾｒ　　　　　　　　 :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヾｒ　　　　　 　　ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヾｪ_　　　 　　:〉

　　 　 　 : :.　　　　 . :　　.: 　 　 . : : ｉ: : : :ｲミ:.: :.:∨: :＼
　　　　　: : i　 　 /. : :　. :　　　. : : :ｲ:.: :. :.| ハ: : :.ｉ:.:ヽ｀ ＼
　　　:　 : : :|: 　 / : : : //　　.:. :.:／ |: : :. :.l 　 ｉ: : :|: : ﾊ
:.ｉ :.　:.　:.:.:ｉ:l :　/:. :. :./ ' 　 .: :／　　|: : :. :.| / ﾊ: .;.:.ｉ/: :.
:ﾊ : . : . : :.|ﾊ: /:. :. :.ｲ: i　.: ≠― 　十: :ハ|尓: :l/ : ﾄ､: ｉ
: :i : : : : : :.! ﾍ: : :./: :l: :l: : /　 ｘ≧､ |: /　 }ﾋｿ: 小: :| ﾊ:!
:/| : : : :i: Ｙて:. :./: : :!:.:|: /＜八:rｿ ﾉｲ　 ハ　:.:.ハ: |　 }　　　無論陸軍将校ではないうえ、?柏村と犬猿の仲である劉和兼の
　| : :ｉ: ﾊ: |ゝｉ: :/: : : : :ﾉｲ　　 ｀　　{'　! /　 丶:.:|　| ′　　　　参軍総長就任もやる夫が切り崩しを狙った面もあるでしょう。
　| : ハ: :人..|:∧: : : : : :.|　　 　 　 　 　 　 　 ｲ:|　}'
　| /　 ｉ : : : {'､ ヽ: : : : :.|　　　　　 　 　 　 ∧: :|　　　　　　　これからは陸軍よりも海空軍の時代だと
.丿'　　|: ｉ: : i: i Τﾍ: :. :.|　　　　　＿_　 ィ/　ヽ:!　　　　　　　見通しのいい人物は感じ取っており、
. 　 　 ﾉｲ : ｲ:.ハl　∧: : !　　　　　　　－/　　　}　　　　　　　実際に国防軍は大きく変わっていくようになります。
.　　　　 }:/ﾉｲ｀ }'　　 ヽ:乂＞　.　　　　 ' ＿__　　　　　　　　
　　 　 ／ : ∧　　＞　　　　　　 /￣:.､ :. :. :. :. :. :. 、
　　　ｲ:.: :.: :.:∧　　　　 ＞　　　ﾊ∧:. :.＼:. :. :. :. :. :＼
　／:∧:. :. :. :. : . ､ 　 　 　 　 fヾ/ヽ:. : : : ＼:. :. :. :. :. :ヽ

┌─────────────────────────────────┐
│蒋仲苓の話を聞いてますますやる夫は昇格させたいと願うようになり、　　　 　　.│
└─────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　 ／⌒　　⌒＼
　　　　　　／　（⌒）　（⌒）＼
　　　　 ／　 ::⌒（__人__）⌒::: ＼
　　　 　|　 　 　　　|::::::|　　　,---、
　　　　 ＼ 　 　 　 `ｰ'　　　しＥ　|
　　　 　／　　　　　　 　　　 l､Ｅ ﾉ
　　　／　　　　　　　　　　　 ｜　|
　　 （　　 丶- 、　　　　　　 ヽ_／
　　　　`ー､＿ﾉ

┌─────────────────────────────────┐
│郝柏村の誤解も次第に解け、昇格の道が開けてきたように思われたが……　　.│
└─────────────────────────────────┘

　　　　／　　　　／´　　　　　　　｀ヾ、　_,　＼
　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、　　　　　長老達と話をしたということは、
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.　　　　　　何かやましいことがあるわけではないのだな……。
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫
　／　　　　ｌ::::::ノ ｒ´｀i　ヽ、　　　　　_　　　 ｌ　　ﾑ、: : : : : : ノ ｒ' ' ´ ｀ヽ

　　　　　　　　　　　 ,:;'''':;:;:;,,._,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;:(:;:;:〃:;:〃:
￣￣￣￣￣|~'ｰ ､,,, ,:; :;:〃:;:〃:):;,,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:(;ゞ::;: ;::;ゞ　,ｆ
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i ,|:; :;:〃:;:〃:ゝ:; :;):;: 　 　　　　　 ___ll___　　　　　　;;:( 丿;:,ゞ;:〃:;ヽ'.,l
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i:;:√〃:〃:;';:.ゝ〃:;;)　　　 　 　 [;厓.ll厓ﾞ]　　　　　　(,;:,ゞ;:〃:;ヽ'fl
:::::::::::::::::: :::::::|.: ノ:〃:;丿;,ゞ;〃ゝ; ;; ヽ:;、　　　　 .|冖''ll'冖j　　　　 :;:;(ゞ;::〃::ヽ丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.,{: :〃;丿; ,ゞ:;〃'ゝ. ;:; :;ヾ;:;）　　　 .|: fl |:::::|　　　　　;:(,;:::; :;:〃:;:〃:ヽ:::;:;
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i（. ::;:;:〃:;:;;丶;: ゝ;. ;:;;:〃:);:;　　　|: fl |:::::|　　 　 ;:(;:,ゞ;:〃:;ヽ:::;:;丿;:,ゞ;:〃
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i(:〃: :ヽ: ;丿;:,ゞ;:ヾ,;:;〃: ):;　　　:|: fl |:::::|　　　　(:. ;;:,ゞ;:〃:;ヽ'丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.　（: 〃:;〃;':;. ;:;〃:;:;l: ;;,ゞ;:)　━━:|: fl |:::::|━━━(丿;:,ゞ;:〃:;ヽ:;ヽ:;ヽ━━┓
::::::::::::::::iﾆ|:::::|. (:;:;:;::;〃:;':;:.〃:〃 ヽ:,ゞ;:: ;)　_i:::i_i::|: fl |:::::|::i_ｉ::::i_i::::i_i::::l　(;:::〃:;丿;:,ゞ; :i_ｉ:::
::::::::::::::::i__|:::::|.|`i,(〃 :〃:': ;:,,,; ;;; ;:〃:ヽ);;　≡:≡:|.r-il::::::|:≡:≡:≡:≡l:≡　iｮ:;:;ソ:〃）:;三
.................. .......|.|_,i `''"ﾞﾟﾞ'l ::'il　　."'･ｬ-､;;;ソ;;;;;;;;/ﾞ|￣| l lヽヾ;;ilY⌒Yli;;;;;l::;;;;,,...l! .|,,..,..,..,.;:;:;:;,...,..
:::::::::::::::::: :::::::|. ;;;-''￣　l ::'il　￣,l :i|,,ｖ．｀｀｀"""''''''''''"'''''ﾞ`″'''''''''''-､__,,; `;；li! .|;:；:`；;.；,.;;.;.;：
"""""""""""　_;;;;;;;;;r--･･''"""~｀　 　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　- _,lii: .|;；:;：:;.;:.`:;:；;;.;
`:;:；;.:,；:;_,-''"￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　　　　　 　￣ﾞ~'''--__:;:;；:;：
-'~　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　　 　-= ＝ ￣:::::::::::::::::::::::＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ⌒＞´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〃　 ／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::::イ:::::}::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::／　ﾊ::::ﾘ::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::／:／:::::::／ /　芹≠　　/　Ⅵ:::::i::}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::／:／:::::::::/:::::::レ 辷ｿ　 ／ ィ升:::::ﾉ::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊイ::::::::::::::::／::::::::::::/:::::::/　 　 　 　 　 辷ｿ／:::ﾉ　　やる夫、この件に関しては
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }ﾊ／}:::::::::::::::::::::/:::::::/　　　　　　　 ゝ＜::::イ:::|　　　向こうの意見を聞き入れよう。
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾑ／:::::::／:{:::::::ﾍ　 　 　 　 　 ´　　/／::::ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿　　／|{　　____ﾑﾍイ:::::::|:::::::∧　　　　´　ヽ 　 /:::::／/
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　∨.:.:.:.|!:／///∧　ﾑﾊ八:::/ 　>　　　　　　 ／:／!::/
.　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ. |.:.:./.:.:.:.:／//////∧ 　 　 从_イ 　 ｀　￣＞´⌒ 　 ﾚ
　　　　　　　　　　　　　 ノ.:.:.:.:|.:./.:.:／/////////∧　／　 ｝　 〉__;＞　´＼ｰ ､
.　　　　　 x≦三三三≧x　.:.:.|/:／/////////////∨　　/ ／//∧　　　　〉　＼
　　　　　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧　/　∨///∧ 　 ／　　　 ＞ ,.
.　　　　 　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧ {／ ∨//　 /¨´ 　 　 　 　 　 ＞ ,.
　　　　　 　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧i!　 //〈　 /　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
.　　　　　　　 ∨//////////∧三三∨ /　7/　7/////∧. ///∧/　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　　　　　 　 　 ∨//////////∧三三∨　//　/ '7//// ∧{////}　　　　　　　　　　　　　　　 |

　　　　　　　　　................................................　　　　　　　　　　　　 .................................ヽ、
　　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ,
　　　　　,，　　　　　　　　,､､､､,,　　 　 ,，　　　　　　 　 　 　 ,，　　　 　 　 ,､､､､,,　　 　 ,，
　　　　ii　　　　　　　　,ｒ":::::::::::::::ヽ　　　ii　　　　　　　　 　ii　　　　　　 ,ｒ":::::::::::::::ヽ　　　 ii
　　　 i|　　　　　 　　ｒﾞ::::::::::::::::::::::::::ﾞ;　　 !i　　　　　　　　 i|　　　　　　ｒﾞ::::::::::::::::::::::::::ﾞ;　 　 !i
　　 　!i　　　　　　　:i:::::::::::::::::::::::::::::::!　　i:!　　　　　　　　!i　　　　　　:i:::::::::::::::::::::::::::::::!　　 i:!
　　　　!!　　　　　　　';:::::::::::::::::::::::::::ﾉ　　 !!　　　　　　　　!!.　　　　　　';:::::::::::::::::::::::::::ﾉ 　 　!!
　　　　 !!.　　　　　　　ﾞ:､;;;;;:::::::;;;．"　 　 !!　　　　　　　　　!!　　　　　　　ﾞ:､;;;;;:::::::;;;．"　　　 !!
　　　　　"　　　　　　　　　　￣　　　　"　　　　　　　　　　　".　　　　　 　　　￣　　　　　"　i;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　　　　 　　 　　　　:i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　 　　　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　:i
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　i、　　　　　　　　　 　}　　　　　　　　　　:i
　　　　　　　　　　　　　　　　{　　　　　　　　　　　/ヽ　　　　　　　　　 　/　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　　　　　　　／　　ヽ、　　　　　 　／　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 "iｰーｰｰ''"　　　　　　　 "'ｰーｰ''i"　　　　　　　　 　　/
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　　　　　 　　　　/
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　　 　　　 　　／
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　　　　　 　／
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　　　　　／
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　.|　　　　 ／

　 　 　　　　　　　　　,. -ｭ,ﾆニ弌垳ト､
　　 　 　 　 　 　 ／r'^　_rﾍ-ﾍ/＾ヽr宀､
　　　　 　 　 　 /!７ト､7′ 〃　　　 ｌ ヽ ヽ
　　　、　　　　/ l//L｣| ∧ｌ |　! |l　 ｜　!　ヽ
　 　 |.l　　　 / 〃 ||丁l トH､lV| |l　 /l　 } l　|
　 　 ヾヽ　 / 〃　|l　| ｌ抔卞｀ヽ{　/-ト/ //ﾘ
　＼　 ヽ.∨　|」 /ｌ|　ｌﾄヽ￣　　 ﾚ'戎ｼ' ／ ′
⌒ヽ!ヽ._j＼＼ / 八　|ヽ　　　__ ' ∠r1=彳　　　　…………。
　　 　 　 ｀.　 ヽ/　ﾊ ヽ‐ >､　 ,. イ|　}　｀ヽ、
　　　　 ／⌒ヽ､ヽjノヽ.∨r 芥､/:./ /　　　､＼
　　 　/ 　　　　 ヾ⌒Tlヽ｝l,ハ/-/ 〈　　　｀ヾ＼ヽ
.　　／　　　　　 　 　 ∨_　||　ヽ ﾚ　ヽ　　　くヽ.j


　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／ノ 　 ヽ､_＼
　　　／（ ○）}liil{（○）＼　　　　なななななな、なんでだお？！
　 ／　　　 （__人__）　　　＼
　 |　　　ヽ　|!!il|!|!l|　/　　　|　　せっかくここまできたのに！
　 ＼　　　　|ｪｪｪｪ| 　 　 ／

　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞ 、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　 　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　 　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′　　やっぱりリスクがでかすぎるよ。
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,　　　
　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,　　　　ただでさえ慣例を破るってだけでも大変なのに、
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !　　　　彼を一級上将にする決定的な戦功も理由も無いじゃないか。
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　 ／:.:.:ji:.|
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､ 　　　　 ／:.:.:.:.:.ハ!
　　　　　　　　　　　　　 ／-､　　 　 ＼　ヾ| 　lﾘ ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼ 　　 / ､　　　　 ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　 　 　 　 ＼ / 　|　　　　 　 ｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　 　 ／／__} |､


　　　 　 　 .＿＿＿_
　　 　　；／　　 ノ（ ＼；　　　　　ムキーーーー！
　 　 ；／　 _ノ 三ヽ､_ ＼；
　 ；／ノ（（ ｡ ）三（ ﾟ ）∪＼；　　　誰の差し金だお？！
　；.|　⌒ 　（__人__）　ノ（ 　|.；　　　やはり行政院長なのかお？！
　..；＼　u. . |++++| 　⌒ ／；

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　 ,.　-─'"´..:..:..:..:..:..:..:..:..｀　 、
　　　 　 　 　 ／.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.＼
　　　　　　／.:..:..:..:..:..:..:／..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..＼
　　　　　/.:..:..:..:..:..:..:..:/.:..:..:..:..:..:..:..:..:.＼:..:..＼:..:..:..:..ヽ
　 　 　 /.:..:..:..:..:./.:..:/.:..:..:..:../＾!:.ﾄ､:..:..:..＼:..:..:..:..:..:..: |
　　　　′.:..:..:..:/.:..:/.:../.:..:./　｜|　＼:..:..:..＼: |:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:. /.:..:..|:../.:..:./　　 |:.|　　 ＼:..:..:..`|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|/.:..:./ 　 　 |:.|　　　 ,メ、:..:|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|:..:../ｰ‐-ノ :|/　　 彡─-ミ|:..:..:..:.
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|:../─-ミ　/　 　 　 (か 　 |:..:..:..:.|　　　　　　話は最後まで聞けってバカぁ！！
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|/　(か　　 　 　 　 :.. ─ ''|:..:|:..: |
　　 　 }:..:..:..:..|:..:..:..| ':..,,＿　 ..:　 　 i{　　 　 ｕ |:..:|:..: ﾄ､　　　　　
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|　　　　　　　　　`　　　　　|:..:|:..: |; .＼　　　　
　　 　 |:..:..:..:.l|:..:..:..|　u　　 　 　 ,　-‐┐ 　 　 |:..:|:|:.ｌ| ; . ; ＼
　　 　 |i:..:..:..:l|:..:.|:込、　　　　 /´￣￣|　 　 /:!:..从:ﾘ. ; . ; . ; ＼
　　　 八 :..:..:l|:..:.|:..:.| ; . 　 　 〈　 　 　 |　　　 :|/ . ; . ; . ; . ; . ; . ヽ
　　　 　 ヽﾄ､l|:..:.|:..:l| ; . ;`ト .　`ｰ─‐ ' ／　 ./. ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; ﾟ,
　　　　 　 　 乂_|_从 ; . ; |　/≧ｧ─=升 　 / . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; . |
　　　　 　 ／. ; . ; . ; . ; . ;Ⅳ⌒ヽ　　　　　/ . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ;｜


　　　　　　　　　　 , 　 -z―─―-　 ､
　　　　　　　, 　' ´弌孑ｙ　´' zk　 三ﾆ｀丶、
　　　　 ,　' 　　...::::::::::::::::::::::::::::::::....　≠ﾆ三丶、
　　　／z'' ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... ｰ ﾆ三＼＿___
　 ／y'　.:::::::::≠:::::::::::::::::::::,　- ─ -　､ 　ー≠ﾆ三三三｀丶、
. /≠'　.::::::::ﾆ=::::::::::::::,　'　　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　''''ﾆ三 ｎ
/　 　 .z::::=三:::::::::／ 　 　 　　 　 　 　 　 ＼　　／ ￣ ｀ ｰ ､ ｀＼
　 ≠=:::::ｰ=　 　 /　　　　　　　　　　　　　　/ ／(（○）) (（○）､三）　　　ぎゃあああああ！！　わかったわかった！
　 z 　　三　 '''' ,'　　　 　 　　 　 　 　 　 　,' /　 '⌒（__人__）⌒'ゝ'　　　
　　ﾆ　ｰ=,　z≠!　　　　　　　　　　　　　　 V 　 　 　 |r┬-|　　　 |　　　だから蛇召喚するのはやめてぇぇぇぇええ！
　ー'　三ﾆ　,kz'!　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　|　|　 |　　／
　 ,ｨk =ニ=　 ,ｚ|　　　　　　　　　　 　 　 　 ノ 　 　 　 |　|　 |　　＼
　　 　≠三 ¨ 　',　　　　　　　 　 　 　 ／´　　　　　　 `ー'´　　　　ヽ

　　　　　　　　　 　 　 　 　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　 　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　 　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,　　　いいか？　確かに昇進させれば行政院長の
　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,　　　軍への影響力は決定的に失われるさ。
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　 ／:.:.:ji:.|　　でも経緯と過程がまずいんだ。
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､ 　　　　 ／:.:.:.:.:.ハ!　　特に高級職の慣例を破るのはね……。
　　　　　　　　　　　　　 ／-､　　 　 ＼　ヾ| 　lﾘ ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼ 　　 / ､　　　　 ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　 　 　 　 ＼ / 　|　　　　 　 ｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　 　 ／／__} |､
/ : : : : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　 ／､//:::::::ﾊ|: ≧ｰ- ､


　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ 　 /　　／ /　　　　　 /　 //
　　　　　　　　　　　　　　　　/ / 　 ′　ｲ　/　 　 　 　 '　／ｲ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 / ｲ 　ｌ |　 / |　′　　　／ ／〃 |
　　　　　　　　　　 　 　 　 〃 |　｜| 7二|丁　　　＞ ― /-　|､/
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 |　｜|〃ﾋ} ｜　／ ァ＝≦ 、　|/
　　　　　　　　　　　　　　　　八　ヽ|　＝　|／　 　 ﾋン　　 ≫　/　　　確かにそれは心配だわぁ。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 lヽ　ｌ　 　 '　　　　ヽ､＿　彡　 /　　　　
　　　　　　　　　　　 　 　 / 　 .|　|＼　　 　 　 　 　 　 ￣ 　 /／　　　そうなれば次々と昇進を求める人間が出てくるものぉ。
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／| ｜ﾍ、 　 r-、　　　　　　　／　　　　　ことに人望を失ったとはいえ軍での蒋緯国は
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＞―ｌ　 l＼　　´ 　 　 u　　／　　 ／　　　いまだに勢力を持っているし……。
　　　　　　　　　　　 　 　 ／　 ―ﾍ ｜|::＼　　 　 　 ∠ イ　／　／
　　　　　　　　　　　　＞'´／::::::::::::::ヽい:::::::＞┬＜:::::／ ／-＜
　　　　　　　 　 　 ／　／ :::::::::::::::::::::::＼／／/|::ト､彡イ:::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　　 　-= ＝ ￣:::::::::::::::::::::::＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ⌒＞´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〃　 ／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::::イ:::::}::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::／　ﾊ::::ﾘ::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::／:／:::::::／ /　芹≠　　/　Ⅵ:::::i::}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::／:／:::::::::/:::::::レ 辷ｿ　 ／ ィ升:::::ﾉ::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊイ::::::::::::::::／::::::::::::/:::::::/　 　 　 　 　 辷ｿ／:::ﾉ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }ﾊ／}:::::::::::::::::::::/:::::::/　　　　　　　 ゝ＜::::イ:::|　　　僕達はこれまで行政院長と激しく争ってきた。
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾑ／:::::::／:{:::::::ﾍ　 　 　 　 　 ´　　/／::::ｲ　　　この問題でさえ争ったら政務に支障がでるよ。
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿　　／|{　　____ﾑﾍイ:::::::|:::::::∧　　　　´　ヽ 　 /:::::／/
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　∨.:.:.:.|!:／///∧　ﾑﾊ八:::/ 　>　　　　　　 ／:／!::/　　　　　ここは熟慮した上で彼の言い分を受け入れる
.　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ. |.:.:./.:.:.:.:／//////∧ 　 　 从_イ 　 ｀　￣＞´⌒ 　 ﾚ　　　　　　という形をとったほうがいいんじゃないかな。
　　　　　　　　　　　　　 ノ.:.:.:.:|.:./.:.:／/////////∧　／　 ｝　 〉__;＞　´＼ｰ ､
.　　　　　 x≦三三三≧x　.:.:.|/:／/////////////∨　　/ ／//∧　　　　〉　＼
　　　　　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧　/　∨///∧ 　 ／　　　 ＞ ,.
.　　　　 　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧ {／ ∨//　 /¨´ 　 　 　 　 　 ＞ ,.
　　　　　 　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧i!　 //〈　 /　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
.　　　　　　　 ∨//////////∧三三∨ /　7/　7/////∧. ///∧/　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　　　　　 　 　 ∨//////////∧三三∨　//　/ '7//// ∧{////}　　　　　　　　　　　　　　　 |
.　　　　　　　 　 ∨/////// r‐ ､三三/　//　/　/､////／.{////}　　　　　　 　 　 　 　 / 　　|
　　　　　 　 　 　 ∨///////＼　＼ /　〃　/　/ '// ／　　∨//　　　 　 　 　 　 　 　 /


　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　…………。
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　"　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　 ／　　 　 　＼
　 　　 ／　⌒　　⌒　 　＼　　　(確かにそうだお。海軍の劉を参謀総長にしている時点で
　　 ／　 （ー）　（ー） ／^ヽ　　　　　行政院長の影響力は殺がれているし、もともと蒋仲苓を昇進させようとしたのも
　　|　　　（__人__）（　/　　 〉|　　　　やる夫の好意によるところが大きいお)
　　＼　　 ｀ ⌒´　　〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）


　 　　　　 ＿＿＿_
　　　　／／:::::::::＼＼
　　 ／（ ●）::::::（●） ＼　　　(副総統の言うとおりにやれば両方納得いくだろうし、
　／::::::⌒　　､_!　 ⌒::::: ＼　　　何より行政院との関係、軍の伝統を尊重したとアピールするのは
　|　　　　　'ｰ三-'　　　　　|　　　おいしいお。今後の政局にもプラス材料ができるお)
　＼ 　　 　 　　　 　 　 ／

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／⌒　　⌒＼
　　　／ ,,,⌒　　　⌒,,,＼
　 ／:::::: 　 （__人__）　::::: ＼ 　わかったお。将軍にはやる夫から説明するお。
　 |　　 　 　 |r┬-|　 　　　|　（まあたまには引いてみるのも政治だお）
　 ＼ 　　 　 `ー'´　　 　／


　　　　　　　　　　　　　　 /　: i ／:　:　:　; へ:　:　:　: ＼　:　ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 ′:　!:　:　:　:／　 　 ＼　＼:　: !　:　i
　　　　　　　　　　　　　　|:　:　|　／／　　　　　　 ＼　＼j:　:　|
　　　　　　　　　　　　　　|:　:　|,_／　　　　　　　　　_,＼　l:　:　|
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|/ ￣￣｀ヽ　　 '"￣　　 ヽｌ ｉ　ｉ:|
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|　／示¨　　　　　¨示＼　|.:ｉ　ｉ:|
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　| ヽ. 辷ﾘ　 　 　 　 辷ﾘ / j :ｉ　ｉ:|　　　そうか……わかってくれてうれしいよ。
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|､　:.:.:.:.:.:　　:}　　　:.:.:.:.:.:/l! i　j::!　　　　
　　　　　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ:! :!.'.　　　　　　　 　 　 　 /ﾉ: ' ,::/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨!::ハ　 　 r―――┐　 /::::′:':′
　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:ﾊ/＼　 ｀ー―‐ ´　 ｲ::://:::::!
　　　　　　　　　　　　　　　　 リﾘ　 _| 丶　　 　 ／ | ｀ヾ/jﾊj
　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_/_|＿＿｀¨´＿__,|ﾍ＿＿＿＿＿＿__r,.=‐‐'⌒ヽ__
　　　　|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ー―――――┬―――――‐┬―――――‐／　 _,,...／　　 }
　　　　|:i:i:i:i:i:i:i:i:/::　:　:　:　:　:　:　:.|Y´СY) (YС｀Ｙ|:　:　:　:　:　:　:/ 　./::／ 　　　　' .
　　　　|:i:i:i:i:i:>　 r────── 三三三巾三三三 ――――‐/､　/／　　／　　　 〉
　　　　|＜￣　:〃 ,ｨﾆﾆﾆﾆﾆ¨Cヽー'⌒ゝ.,___,.ノ⌒/ C ヾﾆﾆﾆﾆ （__,ノ 　　 ／　　　／ j
　　　　|i:i|　:　: || /i/　__:　ヾ｀¨¨´￣｀ー'´￣｀'ー'´ ｀¨¨´／　:　:　／ 　 ／ 　　 ／ﾉ　∧
　　　　|i:i|　:　: ||:ir:､　{lｭ} 　}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{　{i7}　 /　ﾉ,. ´　　 ィ ／　 ノ.! !＼
　　　　|i:i|　:　: ||i:i≧＼ :　:ﾉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iゝ　:　:　｀¨(__ﾉr―´‐' 　／　 | }: : ヽ

┌───────────────────────────────────────┐
│こうして蒋仲苓の昇進問題はやる夫の譲歩に終わった。規定どおり蒋仲苓は定年退役し　　.....│
│その後もやる夫政権の軍事ブレーンとして留まることとなり、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└───────────────────────────────────────┘

.　　　 ／/:/:::ｉ:ｌ:::::|::ｉﾍ:､:::::::: ＼:::::::::＼:::::::::::／::/:::::::: ﾊ＼::::::::::::::::＼
　　／　/:/:::/|:ｌ:::::|::| ∧ヽ;::::::::::＼:::::::∧:::::::::::::::__:::::::::::| 　＼:::::::::::::::｀
　/　　/:/ :/:::|:ｌ:::::|::lV:∧ ∨::::::: ∧V:::∧ :::::／ 　｀ヽ:::|　　　＼::::::::::::
　　　/:/ :/:::/|:ｌ:::::|::| Ｖ:∧ ∨:::::::::∧V:::/ヾ/ /´｀ヽ　V 　 　 　 ＼::::::
. 　 / i:| /:::/ .|:ｌ:::::|::l ∧::/ ／ ::::::::::∧Ｖ.　｜｛,,￣｀　/ ＼　　　 　 ＼
　　|　l:|'::::::l　.|:ｌ:::::|::l/　　/ 　 ｀￣￣`　 　 | 　 ）ノ' /∨｀ヽ ＞　.　　　　　　　うーむ、あのときやっぱり
　　　 ｀＼::| ／ .へ.　_,.ノ 　 　 , 　 　 　 　 | 　 　 丿　∨: /　　/　＞ .　　　　　もう少し強く出るべきだったかなー……。
.　　　　　 ` |／ ／ ＼　｀ヽ ／　　　　　　 '､　厂 ｜　 ∨ 　 /
.　　　　 　 /　 '　 ´￣ﾍ 　 ﾉ'　　　　　　　　　 　 　 |　　｜　　｀ﾞ'＜
.　 　 　 　 |　　　　了` }　　　　　　　　 u　　 　 　 /　　 .|　　　　　 ｀ﾞ'
.　 　 　 　 |　　　　 lゝく　　 　 　 　 　 　 　 /　 ／　 　 ｜
.　 　 　 　 |　　　　/ﾞ＞ ＞　.　--､　　　　.ｲ:.／　　　　 /
.　 　 　 　 | 　 　 / l|／ 　 　 ≧ｭ.､、__／|: く　　 　 　 /
.　 　 　 　 | 　 　 ! /　　　　 　 　 　 　 　 ＼ ＼

┌─────────────────────────────┐
│伝統を尊重された軍部内におけるやる夫への信頼は大きくなり、　　　│
│行政院の緊張関係はひとまず緩和することとなる。　　　　　　　　　　　 │
└─────────────────────────────┘

　 廴ﾟノ小:::::::::ミｰ- __弋.　　 　 /　 　 　 　 　 /弋　｀Yl
　　 彡'　 ﾊ 弋 ﾟﾉ}ー=ﾆ´　　　/ ⌒ヽ.　　　　/　　 ヽ/j
　　　 　 ,/∧ ',　Y　　　 　 　 /　　　 ﾊ.　 　/　　　　/　 　 　 　 　 /ﾅj
　　　　 .ｨ z ＞'　|　　　　 　 /　　　　　',　 /　　　　/　　　　　 ___ ///
　ﾄ､＿＿__　　r /　　　　　 /　=＝＝=ミ､/　　　　/　 　 　 　 从ﾉ　/7　　　　　　総統万歳！
　｀ー─--ミ7´/　　　　　 /　<・):::::::::::::::ﾉ　　　　/- ､　　　　从_____ノ　　　　　　
　.弋ｰ----/ /　　　　　 /　　　 ..:_jﾄﾟｲ./　　　　/　 　ヽ.　　/　ヾ彡′　　/ﾘ　　　　　やる夫万歳！
　 　､二二´ /　　 　 　 /　} ｲｰ-　ｨ ﾉ/　　　　/ー=ミ ﾊ　 /　　　/　　/{ﾙr,
＼　　　 　 /　　　　　 ∧ 　 弋___ノ//　　　　/ L' ::: ,::ヽ〉/　 　 /　　/弋Y′　　　　三軍万歳！
　 ヽ､　___ノ　　　　　 ∧. ＼　 == //　　　　/　ｨ　-'　j´./　 　 /ヽ　/　 /
　　　ｲ　　　　　　　 ∧::＼　＞ー'./　　 　 ∧. 弋㍉/　/　 　 / 　//　./
､　 　.|ｫ　　　　　　ｲ　 ヽ:ss::Xヽ ｲ　　 　./:::ヽミ辷´　/　　　/ｰr弌.　/ヽ
:::::｀Y::::|ﾐヽ､　　　　　　　＼/ |∨ﾐ弌 　 ｲ　ヽ:::∧}　.ｲ　 　 /ミ7j/　 /ーﾐ
.::::::::|::::|　＼＼　　　 |{　　　　| 　.　　ヽ　　{　　.Y　ヽ.|　　 ｲ ﾄ</　 ∧ｰｧj　←平凡な軍の方々です。
:::::::∧::l　　 ＼＼　　|{　 o 　 |　ﾄ､　 小　　ヽ｡_}|　　 }　　　　 弋　　　Y

┌──────────────────┐
│3月、中央常務委員会が開催される。　　......│
└──────────────────┘

::::::::::i　：･　|　　　　　　　　　　　　;ﾍ,　　::::::::::::::,!
:::::::::::i　･：　|　　　　　　　　　　　/./　 :::::::::::::::::;!
:::::::::::i　：･　!、.　　　　　　　　　/ /　　::::::::::::::::,!　　　　　　　　　,-､
:::::::::::::、 ･：　:、　　　　　　　　/./　　　:::::::::::::/　　　_____ 　 　 （<ヽ!
::::::::::::::ﾞ:､ ：･　ヽ、　　　　　i^ヾ'i　　　　:::::::::/　 　;'､;:;:;;;;:;;ﾞi　. 　ﾞiヽ＼
:::::::::::::::::ヽ､ ･：　＼　　　　 ﾞ､_　ﾞ:､　　　:::;ノ　　　i'ﾞi;====ﾖ　 　 ,!　＼＼
::::::::::::::::::::::::＼ ：･　ﾞ''ｰ--､____ﾞi　｀ヽ､-‐'"　　　　! ''ﾞi;:;:;:;:;;!　,r‐'ﾞﾞ'' ,! ヽ､>
:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ：･：･：･：･：･:、　 ﾞ'ｰ‐-､,,;---､ゞ　ﾞ''''''i'／　　 /
::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;＞ｰ‐---‐''"ヾ、　　　　　　　 ﾞ　　 　 ﾞ` 　 ,ノ
　　￣￣￣￣　　　　　　　　　　　 ﾞ''ｰ-､,,___　　　　　 　,;. ､　,ｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾞi｀　　 　,:;'' i;　ヾi′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　|　　　 '"　 ;:　 ﾞ|
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　 |　　　　　 ;: 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　 　 　 ;;!　,!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i'^ゝ 　　 _ﾞ__,,!､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 F､;ﾆﾆﾆﾆ､ﾞ;‐''ヾ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;-‐'′ 　　 　ﾞi i　　i
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　 　,!,!　　,!、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　 　　 　_,,ノﾉ　 　; ヽ、
　　　　　　　　　 　　 　　　 　 　　 ,/　　　　 　 ,;-‐''′｀ヽ、　 　 ﾞ;、
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 i'　 ／_,,;-‐''′　　　　　ﾞ:、　 　 ﾞi
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　i 　　`i　　　　　　　　　　 ﾞ:､　　 ;ﾞヽ、

┌──────────────────────────────────┐
│今回の最重要課題は幾度と無く協議が重ねられた総統の選出問題だった。　　　 .│
│現行憲法では国民大会代表が選出する(委任直選)ことになっているのだが、　 　 .│
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　,,, ,, __,,,,_,,､､_
　　　　　　　　　　　　 ／川ﾘ／彡彡彡ヽ､
　　　　　　　　　　　r｀ミミ／彡彡三三彡ﾐヾ､
　　　　　　　　　　／三ミ(彡ミミ三三三彡彡ヽ
　　　　　　　　 　 ﾌ彡ﾐ;'"ヾ､彡ミミミミ彡彡彡､
　　　　　　　　　　f三ﾐl 　　　　　｀ヾ､三彡彡ミ!
　 　 　 　 　 　 　 /彡j ィzx-　-z＝x　 ヾ三三l
　　　　 　 　 　 　 ｀7/! ィﾆﾐヽ :.:ｨﾆﾐ ､_　｀ｰr y
　　　　　　　　　　　　 !　'"´,:　l:_:.￣｀　　 　9/　　　　委任直選ってどんなのだかわかります？
　　 　 　 　 　 　 　 　 !､__∧__,､-'ヽ　　 ;　.ノ_
　 　 　 　 　 　 　 　 , ﾊ　l ､,,＿__,,,　! i / /////＞ .､
.　　 　 　 　 　 ,　＜///ﾍ　 ｀ー '　 //／//////////＞ ､
　　　 　 ,　＜/////////∧ 　　　 ／ .////////////////＞ ､
　　　　 //////////////∧ ￣　　　////////////////////
　 　 　 l/////^ｌ////////∧.　　　 /////////////////////
　　　　 |／^)!　j/////////∧＿　//////////////////////
　　　 ,ィ'''つ　　l////////,‐-ゝ,,,_ ヽ////////////////////
　　　 ゝ'´　　　 !////////''‐-､　　　＼//////////////////
　　　 (二つ　 ////////と'''‐- -｀ヽ　　ヽ/////////////////
　　　 |( ヽ　　i////////　 ~''‐- .,,_　　　　ヽ///////////////


　 　　　 　　 　＿＿＿_
　　 　 　 　 ／ ＼　　／＼　 ｷﾘｯ
　　 　 　 ／　（ー） 　（ー）＼
　　　　／　　 ⌒（__人__）⌒ ＼　　　　わかりません。
　　　　|　　 　　　|r┬-|　　　　|
　　　　 ＼　　　　 `ー'´　　 ／
　　　　ノ　　　　　　　　　　 　＼
　 ／´　　　　　　　　　　　　 　　ヽ
　|　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　　＼
　ヽ　　　 -一''''''"~~｀`'ー--､　　　-一'''''''ー-､.
　　ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))

┌────────────────────────────────────┐
│国民の8割がそのシステムを理解していないという調査結果が出たことにより　　　　 　 .│
│国是会議で決議された国民投票による選出(公民直選)の可能性が模索された。　　　　│
└────────────────────────────────────┘

┌──────────────────────────────┐
│非主流派の一部は大陸の住民抜きの、台湾人のみによる選挙は　　　　│
│『台湾の総統』を生み出すだけと否定的であったが、　　　　　　　　　　　....│
└──────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　_＿__
　　　　　　 _, -' ´_＿＿｀ '‐ ､_
　　　 ,　 '´ _,-'´,-――- 、、 ´ヽ
　　／　 .／ ／　 　　　　　ヽ＼　＼
　　＼__/　/l　/　／　 , /l'|　ﾄ､l ',／
　　　　|　/ ｌ/|７ニイ´/〃| -Ｌ.l　!
　　　　|　l　|┬::cr　./ /┬::cr｣ ||
　　　　|　l　! l:::::::j　　 '.　l::::::::j. !l
　 　 　 ﾊ ⊂⊃‐ 　　　　‐⊂⊃|
　 　 　 　l ＼　　　 　_　 　　,/ |
　 　　　/l　.lY｀ ｰ‐┐　ｒ‐ イ|　|
　 　 　/｜ l::::::::::;ｨ´ {Ｘ}ik'::::::l.　!

┌────────────────────────────────────┐
│ひとまず総統府との抗争に歯止めをかけたい?柏村は主張を明言しないなど、　　......│
│足並みは全くそろっていなかった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
└────────────────────────────────────┘

　　　　　　 ／　　　 ∠＿　　　　　　｀丶、
　　　 　 ／　　　　　　∠　　　　　丶　 　 ＼
　 ＿_／　　　 ィ　／￣　　　‐￢ミ、 ＼　　 ヽ
／(:::/＿ ／:::::/イ　　　 　 ヾﾆ三≧＼　ヽli　 |
　　＼::::::::::::::::::::〈　　　　　　ヽ、弋ｯﾐﾒ;;ヽ }|　 l、
　　　 ｀ ｰ-　_::::::ハ、　 　 　 　 ｀ 二＾彡ﾍﾙ'厶〉
　　　　　　　　＞- ､ヽ　　　　　　　　　　　 〈ﾃ7
＼　 　 　 　 /::::::::::::ｌ }　　 　 　 　 _,,.ｨ 　_＿Ⅵ
　 ｀ ｰ- ､ ::: |::::::::::::::| |　　,,..　　 ''´　ｰ ￢;;／ '　　　台湾もまた『中華民国』である。
　　　／⌒Vﾍ:::::::::::/　 〃z‐＿＿,,,,,,......、´　/
､　 /:::::::::::::ト-`ｰ＜／| ´　　ｚ.,,＿＿ 　 ｀7/
:::∨:::::::::::::::|　 　 　 ＞┐　　｀ヾ三三≧'' /__￣＞､
:::::|:::::::::::::::/　 　 ／ ィ´|/l___＿／|　 /|　 {:::::∨::::::::}
:::::|、::::::／ 　 ／／:: |　ﾄ､:::.... 　 └ ′ヽ/|::::::|::::::::/
:::/　￣　　／／::::::::::|　|/＼::::....::.:......::.:...　ト-^ーく
/　　　 ／／ :::::::::::::::|　|ヽ:::|:::::::::::::::::::::::::::::|::::/　ｆl|

まだコイツ政治の場にしがみついてたんか

┌───────────────────────┐
│また、司法院長として民衆人気はあった林洋港は　 　 .│
│非主流派ながらも直接民主を支持していた。　　　　　　 │
└───────────────────────┘

　　　　　 ／￣＼
　　　　　|　　　 　|
　　　　　 ＼＿／
　　　　　　　 |
　　　　／￣￣￣ ＼
　　 ／U::::＼:::／::::　＼　　　委任直選……？　えと、
　／　 <●>::::::<●>　　＼
　|　　　　（__人__）　　 　　|　　　委任してるけど直接選ぶ……？？？？？
　＼　　　 ｀ ⌒´　　　　／
　　　ﾘ　　　　　　　 /￣/￣/　　…………
　　（| 　　　　　　　/　 /　と）
　　と| 　　　　　　/　 / 　/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ' ' ´　` :,
　　　　　　／￣＼　　　　　　 　;'　　　　　　 ｀,
　 　 　 　 |　　　　|　　　　 　　 ;　　.:,';'　.,:';　 :,'
　　　　　　＼＿／　　　　 　　,:　　´　　 ´　,;
　　　　　　　　|　　　　　　　　_ ;:　　　｀'　 ; '
　　　　 ／ ￣u ￣＼　　　　 '　 ;,',','　 ,;'
　　　／!l|!::＼:::／:: 　＼　　 ;　´´　, :'
　 ／ 　.（一）::::::（一）　 ＼ ,'　　 , ' '
　 |　　u　（__人__）ﾟ ｡　　　,,　'
　 ＼　　　 ｀ ⌒´　　　　／

┌───────────────────────────────────┐
│自分のことに関わることであったのでやる夫自身は表立って名言はしなかった。　 　 │
│そのため林洋港の逆をつく発言は野心の表れとも捉えられ、ますます派閥内の　 　 .│
│不和が目立ってしまうこととなる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　 .ｎi 7　　　　　／⌒　　⌒＼
l^l | | ｌ ,/) 　 ／ （ ﾟ ） 　（。 ） ＼　　　　　ｎ　　　　　　　みんなで話し合っていこうね☆
', U ! ﾚ' / ／ ::::::⌒（__人__）⌒:::::＼　　l^l.| | /）　　　　
/　　　 〈　| 　 　　 　ﾍ　 / 　 　　　| 　 | U ﾚ'/／)　　　
　　　　　ヽっ　　 　　｀ ⌒´ 　 　／　　ﾉ　　　 ／
　／´￣￣　ノ　　　 　　　　　　 ＼ｒニ 　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `ヽ　　　l

┌───────┐
│議論は……　 　 │
└───────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／／
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／／
　　　　　　　　　　　　　 ,. -＝=く.／
　　 　 　 　 　 　 　 　 /:,.､:__:::::::::!
　　　　　　　　　 　 　 |::{,.:'´}j:r､:::}
　　　　　　　　　　　　 y':rﾝ':::ゝ':/
　　　　　　　　　　　 ,:'::r,:'--‐ '´
　　　　　　　 　 ,.-y':::r/　＿＿＞-――‐-＜＿＿
　　 　 　 __　／ﾞy'::rlV⌒! ,ィ"´:::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
　　　　 /　V:::../:::rlV ﾞｰ'!/:ﾒ､:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:ノﾍ　　　＼人_人,_人／
　.　　 /　 / ::/-､lV::::::::/ |_||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|!|　　　　 ） 流れzip（
　　　〈　Y:::.. lf^i l/ 　 /ヽ|:|{三了` ――――‐;=ｷ!　　　／⌒Y⌒Y⌒ﾍ
　　　 |ヽ|　::::lゝ'/:::..../　/ﾞl:|!ﾐﾐｼ　 rｪｯ　　 rｪｯ ヾ_||
　　　 |｀ｿ　l　`'´:　 /:. /: ﾊ|!ミ'　　_,...,　　　,...._　 ﾐ||
　　　 | {:..　l:　/　l::.,:'　::: }`!;;ﾐ　 :.;ｨtｯﾐ';} f´rtｯﾐ,　}|!　　　
　　　 |　 :　:　 ::} '.:　.::　/ ヾV!　　｀""´,! :. ｀"ﾞ´　jj|　　　　　　　　　　　＼＿_人＿人从＿人＿人从／
　　 _∧　 .: / / /　　, '　 | しi!　　　 ,r,､__,､)　 　 lﾘ　　　　　　　　　　　＿）　何人たりとも　　 　 　 （＿＿
　／/　ヽ.:_/ /　'´,ｨ'´　 　 　 V､ 　 ,.'__..:_:.._ヽ　 /´　　　　　　　　　　　　）　　この魔技から　　 　　（
　l /　　 .:　　:::: '´ jヽ.__ノ｀`ヽヽヽ、' ､｀二ﾝ` ／　　　　　　　　　　　　￣￣）逃れることは不可能　　(￣￣
　| !　　.::　　::::::::.::/|: : ヽ: : : : ::.＼丶、＿_,.ｨ"| ﾄ､、　　　　　　　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　| |　 .:::　　:::／:::|　! : : ヽ: : : : : : :ヽ　　　　 　!|:ハヽ―-､
　:! !　::::　 ::/::　::::|　|: : : : ヽ: : /´￣｀`ｰ-､　.::l !| : !: :ヽ: : :＼
　:ﾍ∨:::　 /::::　:::::|　|: : : : : :∨::　::､! ::.　!､ヽ.//:l: : | : : : l: : : ＼
　: :ﾍヽ.　/:::::　.:::::j!　! : : : : : i /　:ヽ　|::: | :i　｀` ￢ヽｰ､: |:,. ―一- ､
　: : : ヽヽ:::::::...::／ !　!: : : : : :!l　: :. |:. ヽ: ヽヽ:::...　　ﾞ､ﾞ､: ｀` ー‐￢-､l
　: : : : :ヽヽ::／　　 l　| : : : : {:ﾊ.:{ :::{ヽ、}|､ }､!::::::...　　! !: : : : : : : : : : ｀ヽ
　: : : : : : ＼＼　　　l　!: : : : l　{ﾊ`　ト､　ヽ､ }:..　::::::::...! !: : : : : : : : : : : : ヽ
　: : : : : : : : ＼＼　　ﾞ､ﾞ､: : :〈　ヽヽ　ヽ:ヽ.　lﾊ､:::..　:::::::l l: : : : : : : : : : : : : :i


>>92
この人に拾われた人はこの頃まだ第一線ですから。

　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 iiiiii,,、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,iiiiii,
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 lllllliiil!!!!′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,llllllll!ﾞ
　　　　　　　　　liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii,,.ﾞﾞﾞﾞﾞ゛　　　　　　　　　iiiiiii,　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,illllll!ﾞ
　　 　 　 　 　 　 ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞlllllllll!′　　　　　　 .iii,,,iiiiiiiilllllliiiiiiii,,　　　　　　　　　　　 ,illllll!´
　　　　　　　 　 　 　 　 ,illllll!ﾞ　　　　　　　　 ,lllll!ﾞﾞﾞﾞ￣´',llllll!ﾞ　　　 　 　 　 　 　 ,illll!!´
　 　 　 　 　 __,,,,,,,,,,,,,,,,illlllll!´　 　 　 　 　 　 ﾞ!!ﾞ゛　　 ,,illlll!ﾞ゛　　　　　　　　　　 ii!!ﾞﾞ
　　　　　　 .ﾞ!!llll!!!!!!!!!!!!!!ﾞ゛　　　　　　　　　　　　_,iiilll!!ﾞﾞ゛　　　　 　 　 　 　 ,,iiii
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i,iiii!!!ﾞﾞﾞ´　　　　　　　　　　　 ,illllll!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾞﾞ!!ﾞ´

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　＿　　 　 i: : : : : : : : : : : : : :.:l　　　　 i: : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |::::7_ 　　 !: : : : : : : : : : : : : :.l　　　　 l: : : : : : : : : : : :
.　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 　 　 　 　 　 l::::::::::〉　 ,': : : : : : : : : : : : : :.;'　　　　/ｰ---､＿: : : : :
.　　／＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|￣ｉ　 　 　 　 !::::::/_　 ,: : : : : : : : : : : : : : /　 　 ／: : : : : : : : :￣｀:
　 <:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 　|=ｍ=__　__l::::::´::ヽー――‐-､＿.: : : /　 _／: : : : : : : : : : : : : : :
　　＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|＿!　 ヽ, 　《彡ｰ,.ィ´￣:｀ヽ,*ヽ 　 /ー―:':´: : : : : : : : : : : : : : : : : :
　 　 -==＝＝二三ﾌ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 　 　_,､--‐／/: : : : :i: : :ﾍ.　i! /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　／／／／／／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ／￣　/／l／l/!: : : :l.*l/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.／
! l　 l　l　 l　l /　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　／*／　　 　'´ 　 ! ｨｯi: : : :,' /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :／
l l　 l　l　 l　l |　　　　　　　　　　　　　　　　　　__.〈__／　　　　　__,-'.ゝ＿,ヽ/*/､: : : : : : : : : : : : : : : : : ; -―'´
l l　 l　l　 l　l l　　　　　　　　　　　　　　　　　/ﾐ/￣:｀ヽｨ＝＝､〈　　　／! / ./￣〉｀ー――---―‐_￣
l l　 l　l　 l　l.ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　 ノﾘ"::::::::::://:::::::::::::::｀ｰ-.'´/　/ ./ .／:::ヽ　　　　　, -‐'´/
l l 　l　l　 l　l　ﾍ　　　　　　　　　　　,ｨ=＝彡":::::::::／/彳ヾ､::::::::::::/圭! /*/ ∧::::::::::ゝ-―‐ '´::::::::/
l l 　l　l　 l　lﾍ　＼　　　　　　　 ,ｨ彡＝"::::::::::::::彡"::::::::::::::::ゞ=:／圭ﾐ./　l｀´　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::_/
l l 　l　l　 l　l　ヽヽ.＼　　　　　 {彡":::::::::::::::::::ｲﾐミﾄ､:::::::::::::::::::::￣/ﾐ!/ */､　　　l:::::::_, -‐＜,￣
l l 　l　l　 l　',ヽ　ヽヽ ＼ 　　　 !ﾐ!::::::::::::::::::::::::|ﾐ!::::::ヾヽ､:::::::::::::;ｨｹ"::￣´:∧　　 ￣ー-＼　_,＞､
l l 　l　l　 ',　ヽヽ　ヽヽ.　＼　 ﾉﾐ!::::::::::::::::::::::::::!ﾐ! :::::::::ヾヽ､:;;ｨｸ":::::::::::::::::::::::!　　　　　　　ゝ-!　ﾉ
l l 　l　',　 ヽ　ヽヽ　ヽヽ　　＼三!::::::::::::::::::::::::::lﾐ! :::::::::::::ヾ＝" ::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　　　　｀´
l l 　',　ヽ　 ヽ　 ヽヽ　ヽ＼　　｀ｰ-､ ::::::::::::::::::::ヾヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
l l　　ヽ　ヽ　 ヽ　 ヽヽ　＼＼　　　　`ｰ-､_::::::::::::ヾヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
l ',　　　ヽ　ヽ　 ヽ　 ヽ＼　＼＼　　　　　　｀ー-､＿ゞ=､__::::::::::::::::::::::::＿__!
l ヽ　　　 ヽ　ヽ　 ＼.　＼＼　＼｀ｰ-､　　　　　　　　`ー-､＿:＝=＝ｷ￣/
',　ヽ　ヽ　 ヽ.　＼　 ＼.　＼＼　＼　｀ー--､＿　　　　　　　　｀ー―--'､＿

　　　　　　　,':::;;;;;;;;;;/　　｀" ー－ ､;;;;;;, :-－ー─''"i^￣j
　　　　　　　l::;;;;;;;;;;;;;ヽ 　　(三ﾐ)　　　　 (三ﾐ)　　　ﾉ;;;;;;;;|
　　　　　　 _j;;;;;;;;;;;／　　　　　　　　　　　　　　　　く;;;;;;;;;j
　　　　　 /　l;;;;;;;;/　　　 _ﾆこ_　　　　,; 　　ｨ=　　　｀i;;;;;j､
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　 j .ヽ;;;l: 　　　　￣~,; 　　　|　　 ~￣ 　　　j;;;;l .l
　　　　　　　}　k;;l::　　　　　,;;'　　　　.l　　　　　　　 .j;;;j /
　　　　　　　丶t;;i:::　　　　　　　　　 　ヽ　　　　　　 l;;;/　　　？！
　　　　　　　　　l;|:::::　　　　　　くヽ､_,ﾝノ　　　　　　l;
　　　　　　　　　.';::::::　　　　ﾉ　　　: :　　　ヽ　　　 /
　　　　　　　　　　ヽ::::　　　l　__ｨﾆ=ﾆｭ､　　j　　　/
　　　　　　　　　　_/〉､:::　　　ﾍこニﾆ"｀　　　 .／
　　　　　　　　　/ { {:::::ヽ　　　 ー─ｰ'　　　／ﾊ-､
　　　　　　　　 /　.l l　:::;;;丶､＿　　　 ＿／ ./ /　ヽ
　　　　_ ,-ー"　　　､､　　::; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;' 　./ /　　　Y'-､
　　　 /／丶　　　　 ヽヽ　　　'''''''''''''''' 　　/ /　　　　.ヽﾉヽ_
-ー'"　^-'/^ -､　　　 ヽヽ　　　　　　　　／/　　　　　 ノ　　　ー､

┌─────────────────┐
│7時間にわたって繰り広げられたが　　　..│
└─────────────────┘

　　　　　　　━━━━━━━━━━━
　　　,r=ﾐﾆ彡 ::　 　 ｀ﾞﾞﾞ"´ﾉ.::　 ',｀ﾞﾞﾞ"´　.|
　 　 ii ﾉ,,ゞ彡 : ::.　　　 　 ' ,::: 　 ', 　 　 .:|　　　　おじゃあああああああああ！！！
　　　ヽ.( 〉ヾﾘ : : ::... 　　/ゝ =､_,,r｀､ 　 ::l
　　 　ヽ　"ヾﾘ : : : :::..　,'　　　: :　　 i　.::l
　　　　 ｀卅ヾi : : : .:::　: 　_,ｨｪｪｪｭ､ :i　::i
　　　　　' 'ヾ| ', : : .:::　i 〈-‐‐rー, i　i .:/
　　　　　　　ヽヽ: : :::　i　ヽｚｪｪｪｭﾘ :! /
　　　　　　 ,､.|: :ヽ: ::.. ヽ　ヽﾆ二ﾉ　 /
　　　　　 /i |ﾉ: : : ヽ: :.　　　　　 　 /
　　 　 　/:ヽ＼: : : : .｀ﾞｰ- ､..,,,,,,...ノ |＼,,_
　　　_,,/::::::::ヽ ＼: : :.　:.　 ::　　 / ./:::::ヾヽ､_
　ノ´＼::::::::::::::ヽ ＼: :.　:　 ::.　 / /::::::::::::ヽ i ｀` ｰ- ､,,
"´､　　`ｰ-::､::::::ヽ ＼:　:　.:　./ /::::::::::::::ノ　|

┌───────────────┐
│ついに決着はつかなかった。　　　　.│
└───────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'. ､＿＿＿_,|_,＞ ´:. :. :. :. :. :. :. :. :/
　　　　　　　　　　　　　　 ,:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i/: : : : : : :/:. :. :. :. :. :. :. :. :.　:　:/
　　　　　　　　　　　　　　 |:.:.:.:.: : : : : ﾊ: : : :.:.:.:. : :.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|: : : : : : :/:. :. :. :. :. :. :.i:. :.　:　 /　/
　　　　　　　　　　　　／: .|:.:.: : : :／/　ｉ: : : : :.:.:. : :.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ′: : : :.:/:. :. :. :. :. :. :. :i:. 　:　:/　/
　　　　　　　　　　 ／:. :. :.|: : :／　/　　 ＼: : : :.:.:. : i: : :.:.:.:.:.:.:.: ; : : : : : /:. :. :. :. :／￣ ヽ: :_,ノ　/
　　　　　　　r‐'"￣:. :. :. :/!:./､＿_,.　 ( ､＿＼: : :.:. :i : :.:.:.:.:. :. : !: : : :　.′:.　 ／:　:　:　:. ﾊ_,. イ
　　　 　 　,ノ :. :. :. :. :. ／.:Y!〈¨¨，ヽ　　　x-- ､:､: :,′: :.:.:.: : : ﾊ: :　　/:　:.／:　:　:　:　:　:. ＼　　
　　　 　／　:. :. :. :. ／ : .:.:.:.ﾊ　_,.　　　　　__'　 >У: : : : : : : /: : i 　 ′ /:　:　:　:　!:　:　 :. :. :＼
　 　 ／:　:　:　:　: /: : :.:.:.:.:.:.:ﾊ　　　/　　　::.:`°/: : : : : :/: ｨ:.|　 ｉ　;.　: /:　:　:　:　:.!　:　: :. :. !:. :.ヽ、
.　／ :　:　:　:　:　/: .:.:.:.:.＞ ´　ヽ　 　 　 　 　 ／: : : : : / ´│:!　.!　|　: ′ :　:　:　: !　:　:　:. :.!:. :...:...:
　{　:　:　:　:　:. :. { .:.:.:／　　　　　＼ ゝ‐- ､／ｲ: : : ／/　　 |__∨!: :ﾊ:. |　:　:　:　:　:!　:　:　: :. :...:.　: :
　 ＼:　:　:　:　:　:´￣ヽ.,__　 　 　 　 ＼ ｀¨¨/: :／'"￣｀:ｰ‐┘／ー‐‐＜:. :. :. :. :　: ! :　:　:　 : :. :. :　:
　　　＼:.:.:..　:　:　:　:　:　:.:.＼　　　　　 ｀¨´jイ⌒ヽ:. :. :. :. :／　　　　　 　 ｀ ＜:. :. :! : :　:　:　:　:　:　:
　　　 　 丶:.:.:.　:　:　:　:　:三ﾑ＿＿　　　　　　　　 ｀¨¨¨¨´　　　　　　　　　　　 ｀{:. :..　 :　:　:　:　:　:
　　　　　　 ｀ :.､:.:..　:　:.／-―'＜ 　 ＼　　　　　 ,. - ､　　　　　　　　　　　　　　　＼:...:..:.. :　:　:　:　:
　　　　　　　　　＼__／　 λ_ゞ> 　ヽ 　} 　 　 _,/　　　＼ 　　　／＼　　　　　　　＿_＼:. :...:..:.. 　:　:
　　　　　　　　　　　　＼　 ! !｀　 ヽ　＼j　　　{ /　　　　　丶／:　:　: ｀ー‐…　´:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.:.


: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : |-|l―|-ヽ-: : : ヽ: : : : : : :＼: :.＼
: : : : : : : : : :/＼: : : : : : : : :.:|: ハ :|　　＼: : : :ヽ: : : : : : :.ヽヽ:.＼
: :|: : : : : : :/　／l: : : : : : : : ﾊ:l　 |:|二二､ヽ: : : l: : : : : : : : ヽ＼: ＼
: :|: : : : : :/／ 　 |: :|: : : : : :j |:l　 |:| {::::｀ヽ＼: : :ﾄ､: :＼: : : : :l　 ＼|
: :|: : : : : :|' |　　 .|: :!: : : : :./ .ﾘ　 ﾚ ヽ::::::::}　〉:.:.|　ヽ: :ヽ: : : :|
: :|: : : : : :| .| ／´l: :|: : : : /　　　　 ヽ ｀ｰ'　ハ:.:j　　ﾄ|: :|ヽ:.:.:|
: :|: : : : : :|／-､ヽ|ll:: : : :/　　　　三 ．"￣　　V　 　ｌ ヽ| ヽ :j
: :|: : : : : :|{:::::::::ヽlハ: :./;;　　　 ＼　゛'　　　　　　 　 ｌ　}|　 V
: :ヽ: : : : :| ＼::::::ﾉ／V　　　　　　 ヽ　　　　　　　　　|_/ｊ
: :: ::ヽ :: : lｒ‐､_,／ "　　 　 　 　．　j　　　　　　　　　|_ﾉ
: :: :: ::ヽﾄ　lT~　"　 ,　　　,　　　　　 　 　 　 　 　 　 j
: :: :: :: : | ＼l　　　　　;;;　　　　　　,=＝ヾ、 　 　 　 /
: :: :: :: : |　| |　　;;;　　　　　 　 　 /_,-‐"^ヾ　　 　 /
ｒ――　|　| |　　″　　　　　　　 | | 　 　 　 ｀ー-/
ヽ ￣ヽ l　| |　　　　　　　　　 　 | |　　　　　 　 /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .′: : : : : : : : : : :,，: : :´ : : : : : : : : : : : ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　, : : : : : : : : :,，: :´ : : : : : : : : : : : : : : : : : :.',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ′: : : : :,' ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.', : :}
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 .　: :.′: :, ′: : : : : : : : : : : : : ,小: : : : : : :!: :.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ : :, : : : i|: : : : : : : : : : : : :＞'' ハ: : i: : : :i: : ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| : :ｉ.: : :.:i|: : : : : : : :.＞ ´　　　/　'; :.!: : :.:!: :'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,，-‐…￢ | : :ｉ.: : :.:i|: :_:_＞ ´　 　 　 　 /　　'; :!: : : !:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／: : :ヽ..: : : :..:| : :ｉ.: : :.:i|'´__｀＝==ｰ一ノ　/　　 　Ⅵ: : :j/
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／: : : : : : |: : : : : l : :ｉ.: : :.:i|ヾ 付芯ｰ!　 　 ／ '＾ー‐- |: :,ノi|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　/: : : : : : : :│: : : : :Ⅵ:i.: : :.:i|　　￣｀　　　／　　仡ヲヽ,′:..:.i|、 　　ごめんやる夫……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　／｀ヾ: : : : : : : : : :| : : : : :/ ⅵ: :.j!i|//::. 　 　 ／　/　　 ｀¨　/: : : :..i|ﾊ
　　　　　　　　　　,，---.､_,.ィ: : : : : : : ＼..: : : : :..|: : : : : l　 ∨: :!j|//::.　　　 　 　 　 　 　 /: : : : :..i|: :'.　　　あれは僕じゃ手に負えなかったよ。
　　　　　　　　 ／: : : : : : : ＼: : : : : : : : : ＼ : : : |: : : : : |! 　 Ⅵ|.lﾄ､/:.　,，- .. _　　　　　ｲ! : : : : : i|: : :ﾊ
　　　　　 　 ／: : :,. -- ､: : : : ＼: : : : : : : : : ＼.:.:|: : : : : |l　　 l l|,ﾘ ､＼ ゝ .,＿/ ,.　 ＜ : !!::!: : : / i!: : : :j､
　　 　 　 ／: :_,.ノ :′　 ヽ: : : : : :､: : : : : ＼: : : : |: : : : : |ﾍ__／|:::::{_＞‐＞‐‐＜　 /: : : : ﾘﾘ: : :/|::,′: :/: :ー-　.,
　　　　 /: : :/　　:′　│, 丶: : : : : ､ : : : : : ,ｨ: :＼: : : : :ﾊ　 　 ∨ﾆ＞≦≫''｀ヽ　/: : : : : : :|:i:/: ﾚ' : ／: : : : : : : : ＞


　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／ノ　　＼. ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　／（●) 　（●）　＼　　　　　そんなに気落ちするなお。
　 　 　 　 　 　 　 　 (⌒(⌒(⌒ヽ　　　　 ／ ∪（__人__）　　 　　＼
　　　　　　　　　　　　 ＼ ヽ ヽ　 (⌒)　　|　　　　｀⌒ (⌒(⌒(⌒ヽ|　　　ある程度予測のついていたことでもあるし……。
　　　　　　　　　　　　 　 ヽ:::::::::::　 　 |.　 ＼　　　　 　 ヽ　ヽ ヽ 　|　　　　(ま、副総統は外省人一世としてはよく頑張った方だお)
　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　 （　 ヽ　／ 　 　 　 (⌒):::::::::::　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　 V 　　　 　 　　! 　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ 　　　　ﾉ

　　　　　　　　　　　　　 ___r=y＝ｰ＝冖-ｨrｔ=､
　　　　　　　　　　／___ｆ〆::::::::::::::::::::::::::::::Yごｿ＼
　　　　　　　　 ／__ｆ〆:::::::::::::::::_ｙ＝ｰ￢冖￢―-＼　　　　 　 ／
　　 　 　 　 ／　.{f7:::::::::　イ厂　　;′　　　　 　 　 ｀＼　　　 / /
　 　 　 　 /＿＿{ｆ|:::::／　 ｌ　ｌ　　｜　　　　　 ヽ　　',　 ヽ　 / /
. 　 　 　 /〈匚／ｲﾄ＼　　 | ｜　　|　　　　　　　',　　ｉ　 ヽ∨ / 　 ／　／／
　 　 　 /　 ￣7　|l|___}〉　∥｜ 　 |　{　　　　　　| 　 | 　 　 ∨ ／　 ..::／
. 　 　 /　　 //　 |:|￣　 | ||　l　　 | | ﾄ　 　 　 | ∥　;　　　 ', Ｙ ／.::∠
　 　 /　　 , / l　 |:|　 　 l┼ヽ＼　|｜| ＼　　｜ﾊ　/ ｜　| |: l::.::.::.:／
　 ／　　　|:|　|　 |:|',　　　|ヽー=≧ｘ、ヽ　ﾞ,　//_｣./ｌ　 |　｜|:ﾘ::.:／ ／　　　　　　
／　　　　 |:|　|　 |:| ヽ　　| 　 弋_リﾉヾ'ｰ　|/ィ,T7/ ／ｊ　/ /::.::.::.∠ -‐::.::.　　　　それにしても国是会議で確認されたというのに
　　　　 　 |:|　|　 |:|　 ﾄ　 ヽ　　￣　　　　　　ゝ' /´ |::::／::ｲ::.:／.::.::.:: -―　　　　あそこまで改革を先延ばしにするなんて論外よぉ。
　　　　／ 　 ｜　　 　|　＼ ＼　　　　　　　　　/ ／::.::.::.::.:／＿＿　 ｰ―　　　　
　＼／　　　 ∧　　 　|＼　 ￣　　 _＿_,.　'　／´::.::.::.::.::.::.＜二 ＿　￣￣　　　　もう国民党がずっと総統を輩出できるなんて保証は
＿__ ＼　　 / ∧　 　 ﾄ　 ＼　　 　 ￣｀　イ 　 |::.::.::.＜￣￣￣　　r―一　　　　ないのにぃ。
::.::.::.::＼＼/ /.::.ﾍ　　 ∨＞=＞　　_ ∠::.::.:|　　|::.::.::.::.::.＞　　＿＿￣￣￣　　　　
::.::.::.::.::.::.｀ ＜´＼ﾍ.　　∨::/∧:ﾄ＼く＿＿_|　　|￣￣ｰ―::.::.::.::.:ー- ::.::.::.::.　　　　
::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼ ﾞﾍ　　∨/　|:|:::://::.::.::.::.:|　 ∧＿＿ー＜ ￣￣￣｀`￣　　　　　


　　　　　　　　　 　 　 　 　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　 　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　 　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|　　　今の選出体制なら資金力のある国民党優位はそうは崩れないし、
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′　　何しろ連中が影響力を保てる最後の砦だからな。
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,　　　　
　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,　　　　ずっと党でやってきた李煥達の頭にはまだ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !　　　　「党＝国」って頭が抜けていないし……
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　 ／:.:.:ji:.|　　　　こいつは思ったより厄介になりそうだぞ。
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､ 　　　　 ／:.:.:.:.:.ハ!
　　　　　　　　　　　　　 ／-､　　 　 ＼　ヾ| 　lﾘ ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼ 　　 / ､　　　　 ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　 　 　 　 ＼ / 　|　　　　 　 ｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　 　 ／／__} |､

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　…………。
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼


　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　　(ここで強引に突っ切るのは可能だけど、
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　　　必死の抵抗で傷がでかくなって年末の選挙戦に悪影響が出るお。
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |　　　　　とはいえ行政、司法院長が直接選挙に乗り気なのは
.＼　"　　／＿＿|　 |　　　　　　こっちにとって好材料……)
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 　／　─　 　 ─　＼
　　　　／ 　 （●） 　（●）　 ＼　　　ところで他の改憲案はどうなっているお？
　　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |
　　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　　 　-= ＝ ￣:::::::::::::::::::::::＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ⌒＞´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〃　 ／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::::イ:::::}::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::／　ﾊ::::ﾘ::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::／:／:::::::／ /　芹≠　　/　Ⅵ:::::i::}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::／:／:::::::::/:::::::レ 辷ｿ　 ／ ィ升:::::ﾉ::!　　　総統の任期短縮等々と、地方首長の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊイ::::::::::::::::／::::::::::::/:::::::/　 　 　 　 　 辷ｿ／:::ﾉ　　　民選移行か？
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }ﾊ／}:::::::::::::::::::::/:::::::/　　　　　　　 ゝ＜::::イ:::|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾑ／:::::::／:{:::::::ﾍ　 　 　 　 　 ´　　/／::::ｲ　　あれなら順調に進んでいるよ。
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿　　／|{　　____ﾑﾍイ:::::::|:::::::∧　　　　´　ヽ 　 /:::::／/　　　きっと連中も妥協姿勢を見せるつもりなんだろうな。
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　∨.:.:.:.|!:／///∧　ﾑﾊ八:::/ 　>　　　　　　 ／:／!::/　　　　
.　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ. |.:.:./.:.:.:.:／//////∧ 　 　 从_イ 　 ｀　￣＞´⌒ 　 ﾚ
　　　　　　　　　　　　　 ノ.:.:.:.:|.:./.:.:／/////////∧　／　 ｝　 〉__;＞　´＼ｰ ､
.　　　　　 x≦三三三≧x　.:.:.|/:／/////////////∨　　/ ／//∧　　　　〉　＼
　　　　　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧　/　∨///∧ 　 ／　　　 ＞ ,.
.　　　　 　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧ {／ ∨//　 /¨´ 　 　 　 　 　 ＞ ,.
　　　　　 　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧i!　 //〈　 /　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
.　　　　　　　 ∨//////////∧三三∨ /　7/　7/////∧. ///∧/　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　　　　　 　 　 ∨//////////∧三三∨　//　/ '7//// ∧{////}　　　　　　　　　　　　　　　 |
.　　　　　　　 　 ∨/////// r‐ ､三三/　//　/　/､////／.{////}　　　　　　 　 　 　 　 / 　　|
　　　　　 　 　 　 ∨///////＼　＼ /　〃　/　/ '// ／　　∨//　　　 　 　 　 　 　 　 /

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　　
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　　　そうかお……。
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　"　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／


　　　 ／￣￣￣＼
　　／　　　　　　　 ＼
　/　　　 ─　　　─　ヽ
　|　　　 （●） 　（●）　|
　＼　　∩（__人/777／　　　　…………。
　／　　（丶＿//// ＼

　　　　　　　　　　　　 　 ∩＿
　　　　　　　　　　　　　　〈〈〈　ヽ
　　　　　　＿＿＿_　　　〈⊃　　}
　　　　 ／⌒　　⌒＼　　 |　　 |
　　　／（ ●） 　（●）＼　 !　　 !　　　わかったお。この件は
　 ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼|　　 l　　　引き伸ばすことにするお！
　 |　　　　　|r┬-| 　 　 　 | 　／
　 ＼ 　 　　｀ ー'´ 　 　 ／／
　　/　＿＿　 　　　　　　/
　　(＿＿＿）　　　　　　/


　　　　　　 -―--{薔}
　　 <ヽ´ﾆ-――- ､　｀ヽ
　　,<_7,/ /! l　ノ　　 ｀ヽ ヽ
.,／ /　i / ﾄ iヽ.ﾊ　　八_ ヾ-､
.///i　 Kl o混ﾄ　ゝノ/／i ,ヽｒヽ
./〃ﾄ　l. u ｀~´　　 /乱}ﾉｲハ
　i!/{ ヽu　＿　　　 ｀u´ ﾉｨ .ﾊ　　　ええーーーー？！
　i!',>､__/´￣｀ﾞヽ、　u　/ ,ｨﾉi!　　　
　ﾄ!／ ,つ｀ヽ、_　｀) ∠ｨ '| ′
　ハ._ｒ'　｀lｭ-､ｉ ~Y＿,ノ/ |
.ﾉﾞl/ /7 F｀ヽｙ′ﾉ_/ /l　 !
｀L｀ヽﾉ[__｀~´~L__「,/彡ミﾐ≧
　 ゝ´　!　｀ゝ-/,ノ彡彡≧

　　　　　　　　　 　 　 　 　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　 　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　 　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,　　　何言ってるんだよ。
　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !　　　　　引き伸ばしても全然解決にならないぞ？
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　 ／:.:.:ji:.|　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､ 　　　　 ／:.:.:.:.:.ハ!　　　　むしろあっちの思い通りじゃないか。
　　　　　　　　　　　　　 ／-､　　 　 ＼　ヾ| 　lﾘ ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼ 　　 / ､　　　　 ヾ:.:.:/ 　 |　　　　　ここは国民大会に持ち込んで……
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　 　 　 　 ＼ / 　|　　　　 　 ｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　 　 ／／__} |､
/ : : : : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　 ／､//:::::::ﾊ|: ≧ｰ- ､


　　　　　　　　 　 　　＿＿＿_
　　　　　　　　 　　／　　 　 　＼
　　　　　　　 　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 ／ 　 （●） 　（●）　 ＼　　　いやいや、中央常務委員会で解決しないことが
　　　　　　　 |　 　 　 （__人__）　 　　 |　　　　　どうして今の国民大会で解決できるんだお。
　 　　　　　　＼　 　　 ｀ ⌒´ 　　 ,／　　　　
　r､　　　 　r､／　　　　　　　　　　ヘ　　　　もうそんな話じゃないお。
　ヽヾ　三　|:l1　　　　　　　　 　　　　ヽ
　　＼>ヽ/ |｀ ｝　　　　　　　　　 　　|　|
　　　ﾍ　lノ `'ｿ 　　　　　　　 　　　　|　|
　　　　/´　 /　　　　　　　　　　　　 |.　|
　　　　＼. ｨ 　　　　　　 　 　 　 　　|　 |
　　　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　 　 | 　|

　　　　　　 ／　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧＼
.　　 　 　 / 　,/::::::::::::／⌒´￣⌒￣⌒ ＼:::ﾐx
　　　　 ∨　 ｲ::::::::／{　　　|　　　　　 　 　 ｀ヽﾄ
　　　　　ｉ　　}}::::::::厂　　 /i|　ｨ　　　￤　　　　　 ＼__
　　　　　|　　}}:::::::{{　＿,/　|/ |ﾊ　　 l|│;!　ィ　　 く⌒
　　　 ／j　　　介〈　Ｖﾚニﾆﾞｰ‐''|∧l''}ナﾅ1 i 　 ∧}
　　　　 ′ 　 /::::::}　 ≧＝彡　　′　fニｵ| Иｲ　　　
　　　 /　 　 厶:イ　　{　　　　　　　　　｀　 | 　 l|　　　じゃあ引き伸ばしてどうするっていうのよぉ？
　 　 .′　　　|::l::|　　 ト　　　 　 　 '　　 　 i 　 ﾊ
.　　/　 　 　 ,|::l::|　　 |　　　　　 　 　 　 　 }　 ﾄ{　　　　それまでに党工作を進めるなんて
　　　 　 /:::::广¨!　　 .ゝ _＿ r─==っ 　 イ　 l|　　　　　呑気なことをいうわけぇ？
　 .　 　 {:::ｰ{　　|/|　仆､　∧i||≧ｰ匕　　　 Ⅳ
　 .　　 ∧::∧　 |' |/-　　 ‐k::||::{　　　　　　 |
　 ｉ　 ./::/〉､::厂ヽ.!　　 　 「l:::||:∧　　 　 　 i|
　 |　/::///::::∨/:::＼　　.〃:::|l:: ∧　　　　　


　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／_ノ 　 ヽ_＼
　　　／（　●）（　●）＼　　　　んなこと金の無駄だお！
　 ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼　　
　 |　　　　　（　 （　　　　　 |　　　任期切れ一年前までには国民大会は開かれるお。
　 ＼　　　　 `ー'　 　 　 ／　　　そこで解決させるんだお。

　　　,,ｨ≦::::ﾄ必}ﾉ三｀＞、_
　, ｸ:::::::::::::::::::::::::::::ｙ＾´￣ヽ＼
/ ﾑ:::::::::::::／マー＾ 　 　 　 　 ＼
iﾑ:::::::::::::/マ´　　　　　　　　　 　 ',
.{:::::::::::::/ﾏ´　　　　　　 　 　 　 　 l
. }:::::::::/ﾏ!　　 　 i 　　i}　/　从　.｜
. !ヾ:::ﾚ'　| .|　ヽ∧　l　! ,ｲｧｔ　 i! l !
ﾉ　〉〈　　! ,!-=ｔﾆkリ!/ 〈::ﾙ ﾉ /!ﾉ´　　
　ﾉﾊ_〉　弋 弋:::ﾚ 　　、￣ﾙｲノ　　　　　？
　　　　　　＞ ￣ 　 　_ 　/!ﾂ
　　　l 　ﾊ　＞ 　 _ 　__／.i}
　　　!　.K´ヽ ｀Yｱ 　!　 | i}
　　 ﾉ　 i　>::::＼ヽ＼!　 | i}
_ イ　　 i/.:::::::::::::ヽ ! 气〉ｰ=、


　　　　　　　　 .＿＿＿_　　 　.i＾ﾏ'ﾌ
　　　　　　　.／⌒　　⌒＼　　ﾚ' /
　　 　 　　／（ ―） 　（―） .／ ,ｲ ヽ、　　　　　　党幹部だけ話し合っても無理なら
　　　 　／/// .（__人__） .／ ､ /ｰﾍ_,.ヽ,　　　　　もっと多くの人に来て考えてもらうんだお。
　　　　 |　　　　 .´ ⌒｀ ./　､＼｀ヽ´__　.`t　　　　
.　　　　 ＼　　　　　　.../　　 ヽ r'´_}__, 　 {　　　　国民大会代表は勿論、立法委員、はては地方首長まで。
　　　　　　　　　　　 .／　　{'T /`7/ _,ノ　 !
　　　　　　　　　　.-'　　 　 ｀7'／ヽY´　　 |

　 　 　＿＿＿＿
　 　 / ⌒　　⌒　 ＼　　　　　　
　　./( ―） （　●）　 ＼　　　　　ま、この件は任せてもらいたいお。
　 /::⌒（_人＿）⌒::::: 　|　　　　　李煥達がどう出ようとこの方法なら勝てるお。
　 |　　　 ー　　　　　 　.|
　 ＼ 　　 　　　　　　／


　　　　　　　　　 　 　 　 　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　 　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　 　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′　　　そうか……。
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,　　　　(正直不安だけど、他に手がないんじゃな……)
　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　 ／:.:.:ji:.|
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､ 　　　　 ／:.:.:.:.:.ハ!
　　　　　　　　　　　　　 ／-､　　 　 ＼　ヾ| 　lﾘ ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼ 　　 / ､　　　　 ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　 　 　 　 ＼ / 　|　　　　 　 ｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　 　 ／／__} |､

┌─────┐
│立法院　 　 │
└─────┘
＿＿＿＿＿
　　　￣￣￣￣＼＼
　　　　　　　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　＼＼
_______　　　　　　　　　　　　＼＼
_________　　　　　　　　　　　　　＼＼
_____________　　　 ⅹ'´"　　　　　　 ＼＼
　　　　　　　　 ｨ´　　　　　　　　　　　　ヱ
　　　　　　..,z'"　 _　　　　　　　　　　 　　||
　　_　_　_,"　　／　 　 ヽ　　　 　 　 　 　 |||
≡ ／ ￣ 　／　(效) 　 `ｰ‐　　　　　　　 |||
= 《|　　ト､_`‐‐≠= ＝ "　　　　　　　　 　 |||
　 ∧　　　　￣￢-＿＿　　　　　　　 　 　 |||
　　∧　　　　　　　　　　　＼＼　　　　　　 |||
..　　∧　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |||
三∨ﾑ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |||
____________________　　　　　　　　　　　　　　 |||
Y'`Y~Y~Y~Y~｀ﾏ',　ミx_　　　　　　　　　　 |||
┼┼┼┼┼┤ｉ!　　　　　　　 　 　 　 ／,ィ
人人人人人.ﾑ"彡　 　 　 　 　 　 ／／
＝＝＝＝＝ "　　　　　　　　　／／
　　　　　　　　　　　　　　 　 彳"
===＝＝＝＝＝＝＝＝不′

┌───────────────────────────────────┐
│立法委員に当選してからというもの、陳水扁の激しい政治闘争は続いていた。　　 　 │
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　, (⌒　　　　　　⌒)
　　　　　(⌒　　(　　　　　　)　　⌒)
　　　　（　　　　　　　　　　　　　)　　)
　　　　　　（＿ヽ＿ﾊ从人＿ﾉ＿ノ
　　　　　　　　　　　 | || | |
　　　　　　　　　ﾉ Ｌ,l ,|| |､l、
　　　　　　　　　⌒::::＼:::::､ノ＼
　　　　　　　　／:::（○）三（○）＼　　　アナタは本当に法博士ですか！
　　　　　　 ／）し　　　__'＿　 　　＼
　　　 　 　 |　⌒　　 　|:　:::|　　ノ（　|　　　この法の危険性に気づかないなんて！！
　　　　　　 ＼ 　 　 　 l;;;　;l　　⌒／l!| !
　　　　　 　／　　　　　`ｰ '　 　 ＼ |i
　　　　　／　　　　　　　　　　ヽ !l　ヽi
　　　　 （　　 丶- 、　　　　　　 しＥ　|そ　　ドンッ！！
　　　　　　`ー､＿ﾉ 　 　 　 ∑　l､Ｅ ﾉ　<
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚY^Ｖ^ヽｌ


　　　　　　__Ω＿__
　　　　 ／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　　　 |__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿
　　　／（ ◎）}liil{（◎）＼　　　　　適当なことを言うんじゃねーYO！
.　／：： ⌒Y__人__Y⌒ ：：＼
　 |　U　ヽ　|!!il|!|!l|　/　　　|　　　オメーこれをヘタに変えたらどうなるかわかってるのかYO!
　 ＼　　　　|ｪｪｪｪ| 　 　 ／

┌────────────────────────────────────┐
│登院するなり『人民に罪無し』と書かれた横断幕を掲げるなど　　　　　　　　　　　　　　　..│
│台北市議員時代を髣髴とさせる激しいパフォーマンスは世論の目を引き、　　　　　　　　│
│国民党との差別化に躍起であった民進党の党勢を助けるのに一役買っていた。　　 　 .│
└────────────────────────────────────┘

　　 ＿,　 　 ＿, 　 　 ＿　 　 ＿ 　 　 ＿ 　　 ＿,　 　 ＿　 　 ＿
　　 |_|_|　　 |_|_| 　　 |_|_|　　 |_|_| 　　 |_|_|　　 |_|_|　　 |_|_|　　 |_|_|
|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿
|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|
|＿|　　 |＿|　　 |＿|　　 |＿|　　 |＿|　　 |＿|　　 |＿|　　 |＿|

　　　　　　　＿__
　　　　　　 /民/二
　　　　 。 /￣　－　　　 。 －　　　　。 。 。 －　　　　＿＿
　　　　o孕o三　　　　 ＠孕＠三　　o孕孕孕o三　 ／進／　　　。 －
　　　　　　　　 。 － 　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣　　　　o孕o三
　　　　　　　　o孕o三　　　　　　　　　　　 ＿／￣￣＼_//=3
　　　　　　　＿__　　　　　　　。 －　　 ━┷-○ー○ー┘三
　　　　　　 /党/二　　　　　o孕o三　　　　　　。 －
　　　　 。 /￣　－　　。 － 　　　　　　　　　 @u@三　　　　 。 －
　　　　o孕o三　　　　o孕o三　　　　　　　　　　　　　　　　　＠孕＠三


　　　　　　　 ＼人_,/
　　　　　　　　）ﾋﾞｷｯて
　　　　　　　　/´⌒Y,.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　⌒ヽ
　 ＼人_,/　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 | 　　r´
　　）ﾋﾞｷｯて　　　　　　　　　 　 　 　 　 ・　　・
　　/´⌒Y,.　　 ,,.､--‐‐─‐-:. ,
　　　　　　 　.,.':::::::::,,,:､::;;;,,,ﾉｿ:::::）
　 　　　　　 /::／ .＼,,lll,,／ ゝﾞ´　 　 　 　 　ﾐﾝｼｭ　　　ｼﾝﾎﾟﾄｳ　　ﾘｯﾎﾟｳ　　　ｲｲﾝ
　　　　　　./:/ 　く○>::::く○>＼　　　　　 　眠衆……神捕兜……律砲……異陰……
　　　　　　!/ ﾉ Ｌ 　　 __´___　 　＼
　　　　　　| 　⌒　　　`ー'´　　　　|　　　　　陳水扁……だぜェ……！？
　　　　　　＼　 　　　　　 　　　 ／　　　　　
　　　　　 　　＼　,,,,　　　　,,, ／

┌────────────────────────────────┐
│陳水扁が最も意欲的に取り組んでいたのが、蒋親子の時代国民党政権　　....│
│の敵対者を次々と抹殺していった『刑法100条』改正問題だった。　　　　　　　..│
└────────────────────────────────┘

　　　　　　 　 　, 　 　　 /〃ﾊヾ　 / ∧∨〃､ヾ}　ｌ| :}ﾐ;l＼
　　　　　　　　/〃//　/ 〃l　lヽ∨,〈ヽﾞ､ﾒ〈　}} ;l　ﾘ ハ ｌ｀!ヽ.
　 　 　 　 　 //' /,' 　,' 〃 ｌ　l川/,ﾍ丶＼;;ヽ/:'/〃∧ l ﾄ､:l　!
　 　 　　 　 〃,'/ ;　 ,l ,''　,l|　ﾚ'/Ａ､.`､＼;;ヽ∨〃/,仆|│l }. |､
　　 　 　 　 i' ,''　l|　,ｌ ' ｌ.　!|　l∠ﾆ_‐＼ヽ;＼,//,ｲ| ｌ | l　ﾄ/ λ!　　 、
. 　 　　　　 ｌ ;　 :|| ,'i:/ ｌ|　|:|: |｀`'^‐｀ヾ∨｀ﾞ/／|斗,l ! | ,ﾀ /l.| ｌ　　三__|__
　　　　 　　l ' l　|｣,' l'　lﾊ　|'Ν　　　￣´ ／｀　,|l_=ﾐ|! ly' ,〈 :|| |　　口　|
　　　 　 　 |ｌ .l　H|i: l　|　ﾞ､| l　 　 　　　 _.::: ,!: l厂`刈/ /!} :ｌ|　　 　‐┬‐
　　　 　 　 |! :ｌ　|)!|　! |　　ヽ　　　　　 '´ '/'_,.　　　ノｲ.〃/|! 　 　│田│
　　　 　 　 l|ｌ |ｌ 「ﾞ|l　|`{　 　　　 　　 　 　　.. 　 _　　　|}/,ﾊ l　　　　￣￣
　　　　　　 |!ｌ |l､|　!l :|. 　 　 　'ｰ-‐=＝ニ=:､__ｊ:）　　ｌ'|/|l ﾘ　　　　､　マ
ヽ￣ﾆ‐､__.｣乢!L!lヱL｣__ 　　 　 　　 　 ー､　`'''´ 　 从「 /　　　　 了 用
　＼　｀ヽ＼　　　　　 /l |　　　　　　　/￣´　　 　　// 　　　　　 　'"`ー‐
.　　,、　 l　 ﾞ､　　　　/ ' |､　　　　　　{　 　 　 　　/l/　　　　　 　　　,
　　 '}　　ｌ　　ﾞ,　 　 / 　 |:::＼　 　 　　}　　　 　,.ｲ/　　　　　　 　　　ﾚ　|
　　　ｌ　　l　　 l　 ,.ｲ　　 l:::::::::＼__　 　`'-‐::"// |′　　　　　　　　　　ノ
　　　l　　 !　　 Ｋ　ヽ,、　＼「`''''''''"´:::::::;;:" //
.　 　 l　　 ｌ　　 ﾄ､＼(　_....　ヽ　　.:.::::::::;;″ /' 　　　 　　＿
＼ 　 |　　ｌ|　　八､ヽi´　　 　| .:.:::::::::::::i'　.:/'"´￣￣￣ ,.へ＼


　　　　　 |￣￣￣￣￣￣ llヽ
　　　　　 |　┏───┓ ∥|　　　『国体を破壊し、国土を不法占拠し、あるいは非合法な手段で
　　　　　 |　│　刑法 │ ∥|　　　　国家憲法を変更し、政府を転覆しようと意図し、準備実行する者は
　　　　　 |　┗───┛ ∥|　　　7年以上の有期懲役に処し、首謀者は無期懲役に処す。
　　　　　 |　 　 　 　 　 　 ∥|
　　　　　 |　 　 　 　 　 　 ∥|　　　前項の罪の予備あるいは陰謀犯は6ヶ月以上、
　　　　　 |　 　 　 　 　 　 ∥|　　　5年以下の有期懲役に処せられる』
　　　　　 |＿＿＿＿＿＿∥|
　　　　 　 ) ≡≡≡≡≡≡）
　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　 　 _ ＿＿＿＿
　　　　　　／／: : : : : : : : : ＞､
　　　　　/: : {: : : : : : : : :／: : : :＼
　　　　　ヽ- ￣￣｀ ｰ-:: _: : : : : : :＼
　　　　　/-――　-．__　 ヽ : : : : : : :ヽ
　　　　/.: .: .: .: .: .: .: .: .: ‐　 ＼ : : : : : i
　　 ／.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ＼　＼ : : /
　∠イ.: /.: .: .: .:/.: .: .fｨ l.: . N_ヽ､j:／
　　ﾙ.: /.: ｲ.: .:/ .: ./ {i_l |.: .:l iｿ !:〈　　　　　　　こんな法は問題外です。
　　　|/ l.:/ .: /.: .: .l .: 〉 i.: .:l ｀ 从::!､
　　　　　ｿ.: .:l/.: .イ. /i　l.: .! 　_」 ﾄv‐､‐-､　　　民主国家としてふさわしくありません！
　　　　 /.: .: ｲ.: / Vﾘ l　 V c┘　| ｲ { r→､
　　　　ﾙ/l/l/l/：：： ‐-ヽ_ /　　　l ヽ Ll_t　}
　　　　l：：：：：：：：：：：：： >　　　　! 　ゝ ‐　l
　　　 「￣￣￣￣｀ー―┴――､ ﾍ　（　　/
　　　/　　　　　　　　 /　　　　　 l/ﾆﾆ= ､<
　　ｲ　　　　　　　　 /　　　　　　 l　　　 ヽ〈
　/ l　　　　　　　　 l　　　　　　　 l_　　　／
. 〔　l＿ -―┬―¨　＼ 　こ二ﾆ‐ﾆ〕　 /
　 ヽl　　　 　 !　　　　　＼ 　　　　 ＼/
　　 i|　　　 　 l　　　　　　 ＼　 　 　 〈

┌──────────────────────────────┐
│91年の5月初頭には改正を求める学生達が台北駅などを占拠し、　　　　│
│そのあおりを受けて懲治叛乱条例が廃止されているなど　　　　　　　　　.│
│予断を許さない状況となっていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
└──────────────────────────────┘

　　　　　　　 |＼　　　 　　　　　　
　　　　 　　　|ヘ|　　　　　　
　　　　 　　　|ヘ|　　 　 　　 ／￣￣￣￣＼　
　 　 　 　　　|￣|　　　　　（　　人＿＿＿＿）　 　　　__
ピュー　 　（∃⊂） 　　 　|ミ/＃　ー◎-◎-） 　 　 (　)
───　　 └┘＼___ 　 （６　　　　　(_　_)　） 　 ／ /
　　　　　　　 　＼／　 ＼｜　∴　ノ　　３　ノ／　＼/
────　　　ヽ　　 　 　 ＼＿＿＿＿_ノ　 　 　/
　 　 　 　 　　　　`、　　　 　　 　　 `''''"　　 　 ／
──────　 　＼　　 　 　　　　 　 　　 ／
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　 |
───────　　/ 　 　 　 　　　　　　　 |

これは触るのもおっかない条文だな…。

┌───────────────────────────────┐
│馬英九も法に明るい若手政治家として政治のクリーンアップを行い、　　 　 │
│後に死刑制度にメスを入れようとするなどリベラルな一面を持っていた。　...│
│しかし、ことに100条改正には及び腰で改正後の混乱を恐れ　　　　　　　　　│
│野党には「多くの悪影響が予想され改正不能」と答えている。　　　　　　　.....│
└───────────────────────────────┘

　　　　　　　 __Ω＿____
　　　　　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　　_＿＿|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|
　　　　 　／⌒www⌒　 u.＼
　　　　／ （◎） 　（◎） 　　　＼
　　　　|：：⌒Y__人__Y⌒：：u. 　 |　　　困ったYO……。
　 　　 ＼　u.｀ ⌒´　 　　　　／
　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼

　　　　／　　　　／´　　　　　　　｀ヾ、　_,　＼
　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、　　　　　それで、ワシの下に来たというわけかぁ……。
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫
　／　　　　ｌ::::::ノ ｒ´｀i　ヽ、　　　　　_　　　 ｌ　　ﾑ、: : : : : : ノ ｒ' ' ´ ｀ヽ

　　　　　　　 __Ω＿____
　　　　　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　　_＿＿|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|
　　　　 　／⌒www⌒　 u.＼　　　　　とても立法院だけでtouchできる問題じゃねーYO
　　　　／ （◎） 　（◎） 　　　＼　　　
　　　　|：：⌒Y__人__Y⌒：：u. 　 |　　　　院長の意見を聞かせてくれYO
　 　　 ＼　u.｀ ⌒´　 　　　　／
　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼


　　　　／　　　　／´　　　　　　　｀ヾ、　_,　＼
　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、　　　　　…………。
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫
　／　　　　ｌ::::::ノ ｒ´｀i　ヽ、　　　　　_　　　 ｌ　　ﾑ、: : : : : : ノ ｒ' ' ´ ｀ヽ

　　　　　　 ／　　　 ∠＿　　　　　　｀丶、
　　　 　 ／　　　　　　∠　　　　　丶　 　 ＼
　 ＿_／　　　 ィ　／￣　　　‐￢ミ、 ＼　　 ヽ
／(:::/＿ ／:::::/イ　　　 　 ヾﾆ三≧＼　ヽli　 |　　　　改正は妥当であろう。
　　＼::::::::::::::::::::〈　　　　　　ヽ、弋ｯﾐﾒ;;ヽ }|　 l、
　　　 ｀ ｰ-　_::::::ハ、　 　 　 　 ｀ 二＾彡ﾍﾙ'厶〉　　　まず条文に曖昧な点が多い。権力者によっては政治利用をし、
　　　　　　　　＞- ､ヽ　　　　　　　　　　　 〈ﾃ7　　　　　国家の秩序を危うく可能性がある。
＼　 　 　 　 /::::::::::::ｌ }　　 　 　 　 _,,.ｨ 　_＿Ⅵ　　　　
　 ｀ ｰ- ､ ::: |::::::::::::::| |　　,,..　　 ''´　ｰ ￢;;／ '　　　　また、制定から幾年経っており内容が現在と合致していないのも問題であろう。
　　　／⌒Vﾍ:::::::::::/　 〃z‐＿＿,,,,,,......、´　/　　　　これでは国民を不必要に傷つけるであろうな。
､　 /:::::::::::::ト-`ｰ＜／| ´　　ｚ.,,＿＿ 　 ｀7/
:::∨:::::::::::::::|　 　 　 ＞┐　　｀ヾ三三≧'' /__￣＞､　　
:::::|:::::::::::::::/　 　 ／ ィ´|/l___＿／|　 /|　 {:::::∨::::::::}
:::::|、::::::／ 　 ／／:: |　ﾄ､:::.... 　 └ ′ヽ/|::::::|::::::::/
:::/　￣　　／／::::::::::|　|/＼::::....::.:......::.:...　ト-^ーく
/　　　 ／／ :::::::::::::::|　|ヽ:::|:::::::::::::::::::::::::::::|::::/　ｆl|


　　　　 __Ω＿__
　　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　　|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿
　 ／　　─www─＼
／ 　　 （◎） 　（◎） ＼
|　　：： ⌒Y__人__Y⌒ ：|　　　…………。
/　　　　 ∩ノ ⊃　　／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　"　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　 __Ω＿__
　　　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　　　|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿　　　院長はガッチガチの保守派と聞いたけど、
　　　／（　◎） （　◎）＼　　　　なかなかものわかりのいいところがあるじゃねーかYO.
　 ／：：⌒Y__人__Y⌒：： ＼
　 |　　　　　（　 （　　　　　 | 　　　
　 ＼　　　　 `ー'　　 　 ／


　　　　／　　　　／´　　　　　　　｀ヾ、　_,　＼
　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝　　　　　　　　たわけがぁ。ただ今までやってきたことを
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、　　　　　　　　　墨守するのが保守ではない。
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼　　　　　ワシにとって譲れんものは売国と台独の台頭。
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼　　　それ以外は民主であろうと時代が求めるのならば変えるべきであろう。
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫
　／　　　　ｌ::::::ノ ｒ´｀i　ヽ、　　　　　_　　　 ｌ　　ﾑ、: : : : : : ノ ｒ' ' ´ ｀ヽ

　　　　　　 ／　　　 ∠＿　　　　　　｀丶、
　　　 　 ／　　　　　　∠　　　　　丶　 　 ＼
　 ＿_／　　　 ィ　／￣　　　‐￢ミ、 ＼　　 ヽ
／(:::/＿ ／:::::/イ　　　 　 ヾﾆ三≧＼　ヽli　 |
　　＼::::::::::::::::::::〈　　　　　　ヽ、弋ｯﾐﾒ;;ヽ }|　 l、
　　　 ｀ ｰ-　_::::::ハ、　 　 　 　 ｀ 二＾彡ﾍﾙ'厶〉
　　　　　　　　＞- ､ヽ　　　　　　　　　　　 〈ﾃ7
＼　 　 　 　 /::::::::::::ｌ }　　 　 　 　 _,,.ｨ 　_＿Ⅵ　　　(もっとも、総統府はどう考えているかはわからんがな)
　 ｀ ｰ- ､ ::: |::::::::::::::| |　　,,..　　 ''´　ｰ ￢;;／ '
　　　／⌒Vﾍ:::::::::::/　 〃z‐＿＿,,,,,,......、´　/
､　 /:::::::::::::ト-`ｰ＜／| ´　　ｚ.,,＿＿ 　 ｀7/
:::∨:::::::::::::::|　 　 　 ＞┐　　｀ヾ三三≧'' /__￣＞､
:::::|:::::::::::::::/　 　 ／ ィ´|/l___＿／|　 /|　 {:::::∨::::::::}
:::::|、::::::／ 　 ／／:: |　ﾄ､:::.... 　 └ ′ヽ/|::::::|::::::::/
:::/　￣　　／／::::::::::|　|/＼::::....::.:......::.:...　ト-^ーく
/　　　 ／／ :::::::::::::::|　|ヽ:::|:::::::::::::::::::::::::::::|::::/　ｆl|

┌─────────────────────────────┐
│郝柏村の100条改正賛成の報は、もともと改正に前向きであった　　.....│
│やる夫の耳元にも届いた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└─────────────────────────────┘

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　"　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　 　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／⌒　　⌒＼
　 　　　　／（ ●） 　（●）＼
　　　　／ ::::⌒（__人__）⌒:::: ＼　　　行政院長の支持表明とは
　　　　|　　　　　|r┬-|　　　　　|　　　いい知らせだお。
　　　　＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／
　　　　　 >　　　　　　　　　<　　　　　総統としてもそれを進めて欲しいお。
　　　　　（　|　　　　　　　 / ）
　　　　　　`|　　　　　　　/'
　 　 　 　 　|　　　ｒ　　/
　　　　　　　ヽ　　ヽ／
　　　　　　　　>__ノ;:::......


　　　　 __Ω＿__
　　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　　|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿
　 ／　　─www─＼　　　　　
／ 　　 （◎） 　（◎） ＼　　　　でもどうするつもりだYO？
|　　：： ⌒Y__人__Y⌒ ：|
/　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　　　こいつを取っ払っちまったら
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |　　　　　　治安維持に支障が出ちまうかもしれないYO
.＼　"　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　　 　-= ＝ ￣:::::::::::::::::::::::＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ⌒＞´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〃　 ／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::::イ:::::}::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::／　ﾊ::::ﾘ::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::／:／:::::::／ /　芹≠　　/　Ⅵ:::::i::}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::／:／:::::::::/:::::::レ 辷ｿ　 ／ ィ升:::::ﾉ::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊイ::::::::::::::::／::::::::::::/:::::::/　 　 　 　 　 辷ｿ／:::ﾉ　　　　それをさせないための司法委員会だろう？
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }ﾊ／}:::::::::::::::::::::/:::::::/　　　　　　　 ゝ＜::::イ:::|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾑ／:::::::／:{:::::::ﾍ　 　 　 　 　 ´　　/／::::ｲ　　　　第一改正といっても野党連中の言うとおりにしたら
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿　　／|{　　____ﾑﾍイ:::::::|:::::::∧　　　　´　ヽ 　 /:::::／/　　　　お前の言うとおりになるだろうな。
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　∨.:.:.:.|!:／///∧　ﾑﾊ八:::/ 　>　　　　　　 ／:／!::/
.　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ. |.:.:./.:.:.:.:／//////∧ 　 　 从_イ 　 ｀　￣＞´⌒ 　 ﾚ　　　　　　だからこの法の適用範囲をはっきり定める
　　　　　　　　　　　　　 ノ.:.:.:.:|.:./.:.:／/////////∧　／　 ｝　 〉__;＞　´＼ｰ ､　　　　　　　　　ようにすべきだよ。
.　　　　　 x≦三三三≧x　.:.:.|/:／/////////////∨　　/ ／//∧　　　　〉　＼
　　　　　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧　/　∨///∧ 　 ／　　　 ＞ ,.
.　　　　 　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧ {／ ∨//　 /¨´ 　 　 　 　 　 ＞ ,.
　　　　　 　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧i!　 //〈　 /　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
.　　　　　　　 ∨//////////∧三三∨ /　7/　7/////∧. ///∧/　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　　　　　 　 　 ∨//////////∧三三∨　//　/ '7//// ∧{////}　　　　　　　　　　　　　　　 |
.　　　　　　　 　 ∨/////// r‐ ､三三/　//　/　/､////／.{////}　　　　　　 　 　 　 　 / 　　|
　　　　　 　 　 　 ∨///////＼　＼ /　〃　/　/ '// ／　　∨//　　　 　 　 　 　 　 　 /
.　　　　　　 　 　 　 ヽ＿＿＿__ ＼　ヽ　　 　　　 / ／　 　 　 ∨　　　　　　　　　　　　/　　 　 !

　　 　　　 ＿Ω＿＿＿
　　 　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　 　 |＿.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＿|_＿＿
　 　　／　　　⌒ｗｗ⌒　　＼
　　／　　 （ ◎） 　（◎）　　　＼　　　　おっ、いい事いうじゃねーかYO！
　 /　∵∴⌒Y__人__Y⌒∵∴ 　ｌ
　 |　　　　　　｝r┬-｛　　　　　　 |
　　＼ 　　　　　`ー'´ 　　　　　／


: : : : :|: : : : : : : : : :|: : : : ／: : : : : : : : : : :＼
: : : : :|: : : : : : : : : :|／／／: : : : : : : : : : : : ::.
: : : : :|: : : : : : : : : :|／／: : : : : : : : : : : : : : : ::.
: : : : :|: : : : : : : : : :|／: : : : : : : : : : : :＞f´: : : :〉
: : : : :|: : i : : : : i: : |: : : : : : : : : :＞ ´　 .′: : /
: : : : :|: : i : : : : i: : |: : : : ､＞ ´　　　　 .′: :/
: : : : :|: : i : : : : i: : |― ´　｀丶..,,__　 　,′／
: : : : :|: : i : : : : i: : | く￣;少ﾐz　 ¨´ ,rｲ: '
: : : : i|: : i : : : : i: : |　　 {)ジ　　　　//´　　　当然だろ？　僕はドイツで法学博士を取っていて、
: : : :i |i : i : : : : i: : |　　　　 　　 　 '/　　　　副総統になったのも憲法をはじめとする法改正のためなんだ。
: : : il ||:.:.i : : : : i: : |　　　　　　　　{:::!
: : :.|| ||:.:.i : : : : i: : |　　　　　　　　ヽ!
｀ヾji! ﾘ! :ｉ: : : : :i: : | 　 　　 　 　 ／:|　　そこに100条の改正問題だなんて、
ヽ 　　 リ|.: : : : i: : |　　｀ヽァ r‐'::::::::!　　この僕にもってこいの舞台じゃないか。
　 ＼ 　 ｀ヾ: : :.i: : |　　　　／::::::i::::::|
　　　 ＞　.,_｀¨ ヾ:j､　　／::::::::i:::i::::::!
　　　　　　　 爪_}　 ｀¨´｀ヾ::::::i:::|::::/
　　 　 　 　 /　ｨﾊ　　　　　 ｀" ''''
＼ 　 　 　 /／:::::ﾊ

　　 　　　　　　　 ＿Ω＿＿＿
　　　　　　 　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　 　　　　　 |＿.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＿|_＿＿
　　　　　　　：/ 　　　_ノ 　　　ヽ､_　ヽ.：
　　　 　 　 ：/　　 oﾟ(（◎）)　(（◎）)ﾟoヽ：　　　ドイツの法学博士(笑)　Krautsどもから貰った学位を
　　　　　　：|　　∵∴⌒Y__人__Y⌒∵ |：　　　　ありがたがるなんてこの国の政治家じゃオメーくらいだYO！
　　　　　　：l　　　　　　　 )　 (　　　 　 l：
　　　　　　：` ､　　　　　　 `ー'　　 　 /：
　　　　　　　：, -‐ (_).　　　　　　　 ／
　　　　　　　：ｌ_ｊ_ｊ_ｊ と)丶─‐┬．''´
　　　　　　　　　　：ヽ　　　：i　|：
　　　 　 　 　 　 　：/　　：⊂ノ|：


　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞ 、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　 　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　 　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,　　　何いってるんだ？　お前の方こそ
　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,　　　訴訟中毒のヤンキーの名札つけてるくせに。
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　 ／:.:.:ji:.|　　　いっちょまえにMark Maなんて(※)英語名を名乗る
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､ 　　　　 ／:.:.:.:.:.ハ!　　　渡米した連中の気が知れないね。
　　　　　　　　　　　　　 ／-､　　 　 ＼　ヾ| 　lﾘ ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼ 　　 / ､　　　　 ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　 　 　 　 ＼ / 　|　　　　 　 ｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　 　 ／／__} |､
/ : : : : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　 ／､//:::::::ﾊ|: ≧ｰ- ､

※…台湾では英語圏留学経験者を中心に英語名を名乗るのが一般的。

　　 　　　 ＿Ω＿＿_
　　 　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　 　 |＿.|ノ;;;;;;;;ヽ､_;;|＿|_＿＿
　　　oﾟ(（◎）) (（◎）)ﾟo 　　,. -- ､
　 ／ ∴⌒Y__人__Y⌒∵　/　 　 __,＞─ ､
　 |　　　　　|r┬-|　　　　/ 　 　　　　　　　ヽ　　　　　　じゃあオメー法の専門家なのに
　 |　　　　　|　|　 |　　　｛ 　　　　　　　　　　 |__　　　　　こんな大事な時期に法務部長じゃねーんだYO？！
　 |　　　　　|　|　 |　　　 ｝ 　＼　　　　　　 ,丿　ヽ
　 |　　　　　|　|　 |　　　/ 　 ､　｀┬----‐１　 　 }　　　　言わせて貰うけれど立ち位置的には
　 |　　　　　|　|　 |　　／　　　`￢|　 　 　 l　　　ﾉヽ　　　総統のアドバイザーじゃねーかYO！
　 ＼ 　　 　 `ー'ｫ　/　　　　､ !_/ｌ　　　　l　 　 /　 ｝
　　　　　　　　　　　{　　 　 　 ＼　　　　 l　　 /　　,'　　　　　うはwwwwテラオカシスwwwww
　　　　　　　　　　　＼　　　 　 ´｀ヽ.__,ノ　　/ 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　 ヽ､＼ __,ノ　／
　　　　　　　　　　　　　　￣ ヽ､_　　〉 ,!､__／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣


　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　 ,.　-─'"´..:..:..:..:..:..:..:..:..｀　 、
　　　 　 　 　 ／.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.＼
　　　　　　／.:..:..:..:..:..:..:／..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..＼
　　　　　/.:..:..:..:..:..:..:..:/.:..:..:..:..:..:..:..:..:.＼:..:..＼:..:..:..:..ヽ
　 　 　 /.:..:..:..:..:./.:..:/.:..:..:..:../＾!:.ﾄ､:..:..:..＼:..:..:..:..:..:..: |
　　　　′.:..:..:..:/.:..:/.:../.:..:./　｜|　＼:..:..:..＼: |:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:. /.:..:..|:../.:..:./　　 |:.|　　 ＼:..:..:..`|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|/.:..:./ 　 　 |:.|　　　 ,メ、:..:|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|:..:../ｰ‐-ノ :|/　　 彡─-ミ|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|:../─-ミ　/　 　 　 (か 　 |:..:..:..:.|　　　
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|/　(か　　 　 　 　 :.. ─ ''|:..:|:..: |　　　　　　な……！
　　 　 }:..:..:..:..|:..:..:..| ':..,,＿　 ..:　 　 i{　　 　 ｕ |:..:|:..: ﾄ､　　　　　
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|　　　　　　　　　`　　　　　|:..:|:..: |; .＼　　　　
　　 　 |:..:..:..:.l|:..:..:..|　u　　 　 　 ,　-‐┐ 　 　 |:..:|:|:.ｌ| ; . ; ＼
　　 　 |i:..:..:..:l|:..:.|:込、　　　　 /´￣￣|　 　 /:!:..从:ﾘ. ; . ; . ; ＼
　　　 八 :..:..:l|:..:.|:..:.| ; . 　 　 〈　 　 　 |　　　 :|/ . ; . ; . ; . ; . ; . ヽ
　　　 　 ヽﾄ､l|:..:.|:..:l| ; . ;`ト .　`ｰ─‐ ' ／　 ./. ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; ﾟ,
　　　　 　 　 乂_|_从 ; . ; |　/≧ｧ─=升 　 / . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; . |
　　　　 　 ／. ; . ; . ; . ; . ;Ⅳ⌒ヽ　　　　　/ . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ;｜

　　　　　　　　　　　　　　　　／ ￣￣ ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾅﾝﾀﾞﾖﾊﾞｶﾊﾞｶﾊﾞｶｧｧｧｧｧｧ!!!>
　　　　　　　　　　　　　　 ／ノ　　ヽ__ 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｸﾔｼｲﾉｳｸﾔｼｲﾉｳwwwwww>
　　　　　　　　　　　　　／（―） 　（― ） 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　|.　　（_人＿）　　　u　|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 ｀⌒ ´　　 　 ,／　　…………。
　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　./　l　　　,/　 /　　 i
　　　　　　　　　　　　　(＿) 　　(__ ノ 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　／　　／　　　___ ,ノ
　　　　　　　　　　　　　!､＿__!､＿_＿＿_つ

┌─────────────────────────┐
│立法院の司法委員会では連日激しい議論が交わされ、　 　 │
│お互いの腹の探りあいの場となった。　　　　　　　　　　　　　 .│
└─────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　 ∧､　　　　　　　 ／　　　　　＼
／⌒ヽ＼　　　　／　⌒　　　⌒　＼
|( ● )|　.i＼　／ 　 （⌒） 　（⌒）　 ＼
＼＿ノ　 ^i | .|　　　　　__´___　　　　　|
　|＿|,-''iつl　 ＼　　　　`ー'´　　　 ／
　　[__|_|／〉
　　　[ニニ〉
　　　└―'


　　　　　　__Ω＿__
　　　　 ／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　　　 |__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿
　　　／　 _ノ 　ヽ､_　 ＼
　 ／ oﾟ(（◎）) (（◎）)ﾟo ＼
　 |　：： ⌒Y__人__Y⌒ ：： |
　 ＼　　 　　｀⌒´　　　 ／

┌─────────────────────┐
│協議の結果、与野党の妥協案が採択される。　 　 │
└─────────────────────┘

　 　 　 　　　＿＿＿_
　 　 　　　／　　　　　＼
　 　　　／　⌒　　　⌒　＼
　 　 ／ 　 （⌒） 　（⌒）　　＼
　 　|　　　　　　__´___　　　　　|　　　というわけで張さん、ここらで引きましょう。
　　　＼ 　　 　 `ー'´ 　　　／　　　　向こうの妥協案もそんなに悪くはないですからね。
　　　 ノ　　　　　　　　　　　＼


　　 ＿＿＿＿_
　 ∠=三彡⌒ヽ＼
　//　　　 　　 |ﾐ｜
　Y＿　 _＿　|ﾐ｜
　|ｨ･|　<･＼〈／|　　　そーですねー。
　(￣|　 (￣　6)|
　｜/|／ヽ ／ _ノ
　 Y<二ヽ))　｜|
　 ヽ＿＿＿_／ ヽ
　　/ヽ>-<／　　|

　張俊雄(改正運動の中心人物)

┌────────────────────────────┐
│1992年5月16日、やる夫は刑法100条の修正条文を発表した。　 　 .│
└────────────────────────────┘

　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　／　　　　　＼
　　 ／　　─　 　 ─＼
　／ 　　 （●）　（●）　＼
　|　 　　 　 （__人__）　 　 |
　＼　　　　 ｀ ⌒´　　 ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

┌─────────────────────────────────────────┐
│┌─────────────────────────────────────┐　 　 │
││国体を破壊し、国土を不法占拠し、あるいは非合法な手段で　　　　　　　　　　　　　　　　　.│　 　 │
││国家憲法を変更し、政府を転覆しようと意図し、暴力あるいは脅迫によって　　　　　　　　...│　 　 │
││準備実行する者は7年以上の有期懲役に処し、首謀者は無期懲役に処す。　　　　　　　.....│　 　 │
││前項の罪の予備あるいは陰謀犯は6ヶ月以上、5年以下の有期懲役に処せられる .　　 　 │　 　 │
│└─────────────────────────────────────┘　 　 │
└─────────────────────────────────────────┘

┌──────────────────────────────────┐
│修正文は適応対象の定義が前回よりも明確になったうえ『暴力または脅迫』　　　...│
│と定義されたため、言論による検挙が行われる心配は無くなった。　　　　　　　　　 │
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　 __Ω＿__
　　　　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　　　　|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿
　　　　／　／www＼ ＼
　　 ／　 （◎） 　（◎）　 ＼　　まとまって助かったＹＯ
　　 | ：： ⌒　　､_!　 ⌒ ：： |　　
　　 ＼　　　 'ｰ三-'　　　／
　　 ／ 　 　 　　　　 　 　＼

┌───────────────────────────────────────────────┐
│これにより戒厳令、内戦状態、刑法100条という40年以上の恐怖と暴力の上に築かれる独裁政治を容認し、　　......│
│台湾を合法的に法無き監獄島へ変貌させた三つの大きな障害は　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└───────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　 .ｌ;;i′　　　　　　/　　　　　.!;;/ .ｲ、;;;;;;;;;;;;;;./　|;;;;;; / 　　　　　　　 .r' ／　　　　 ,イﾞ .,〃　　　　　..／; ／
　　　　　　 .|/　　　　　　　ﾉ　　　　　 .ｌ;;; !　 l;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ　!;;./ 　 　 　 　 　 ,,ilｒ'"　　　　　,i'./　　　　　　　 ,./ ,／ .,.
　　　　　　 :lﾞ　　　　　　　　 　 　 　 　 | !　 /;;;;;;;;;;;; /　 /./ 　　　　　　　 '″　　　　　 .,l./ 　　　　　　 ,,ﾉン"　 .ﾌ;;
　　　　　　　　　　　　　 _,,　 　 　 　 　 !ﾞ.,,.,i";;;;;;;;;,./ 　.iУ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,i'／　.,..ｒ'";;;;;
　　 .i}′　　　　　　　 / ;;,!　.,　　　　　　/;ﾞ;;;;;;;;; / 　　.l″　　　　　　　　　　　　,ν　　　　　　　　　/ /_..-'";;;;;;;;;;;;;;
　　 ｀　　 　 　 　 　 i";;;,/　/　　　　　 /;;;;;;;;;;;;/　　　　　　　　　　 　 　 　 　 il ｌ′ 　 　 　 　 _..-";;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,.
　　　　　　　　　　　ｌ ／ 　."、　　　　/ ;;;;;;;;;;/　　　　 　 　 　 　 　 _　　　　,,i!!″　　　　 .,..ｒ'";;;;;;;;;;;;;;;;;;.,,,r‐ｰ'″
　　　　　　　　　　/./　　　 l｢ 　　 .../ ;;;;;;;;; /　　　 　 　 　 　 　 ,,iｌ″　　　.´　　　　 .,,./ ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;_ン'"
　　　　 .,i''l　　 .,〃　　　 .〃 /　 ./ ;;;;;;;;;.／　　　 .,．　　　　 _ /″　　 　 　 　 　 _／;;;;;;;;;;;;;;;;;,./ ´　　　　　　　 _ﾝ'
　　　　,ｌゾ　　.〃　　　.,〃 ./ 　,i";;;;;;;;./ 　　　 .／　　　　 ,r'./ 　　　　.,　　　 ._／;;;;;;;;;;;;;;,,,./ ゛　　　　 　 . _,,-へ.iｉｉ
　　　.〃　　 ./l　　　､〃　,iｒ　/ ;;;;;;; / 　　　.,〃　　　　.,ノﾝ′　　.,,ir'"　　_／丶;;;;;;,ン'″　　　　,, ;;二二r‐''''､;;;;;;;.
　　 〃　 .,ﾉ~;/　　.,/./ .,ﾉ/ / ;;;;;;;;;;;;l　　.,.. |″　　　　,i'ﾝ"　　　,iｉ'"　.,..-'";;;;;;;;;;;,／゛　　_,,,,,__ ,ir!'"　　　　　　 ｀'''″
　 .il″　/ ;;;;;/ ,ﾉﾞ''ﾞ,i彡'ﾞi/'";;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ‐''"./　　　　 ,-/'"　,.. ;;/!"._./ ";;;;;;;;;;;.,./ _..-､., /＞'"゛
. ,i|′ ,/;;;;;;;;lﾞ./ ;;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'|　　,.iｌ!ﾝ''／...-彡 '',ﾞ..-'";;;;;;;;;,..;;二―'",,／'!'"
// .／;;;;;;;;;iﾚﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / .,. |/‐ンン'∠ﾞ‐'ﾞ´;;;;;;;;;;;;,i;;ｉＵﾞ‐'''^ﾞﾞ''″ 　 　 　 　 _..i
/ｒ'";;;;;;;;;;; 〃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＞'";;ﾞ´,iﾃ '´;;;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;フ"　　　　　　_,,,...i;;;;iv＝ゞ´
;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ／ 　 ＿_..;;ﾒ｀-ｰ'"゛　 　 　 　 　 　 _,,.. -ｰ'''''ﾞﾞ''ﾞ￣,ﾞ/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i 彡‐''ﾞ,ﾞ.. ／　　 　 　 　 　 　 　 ,..-''ﾞ´;;,,..､;;;;;;;;;;;___,,,,,,,
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,./ '´ 　 　 　 　 　 　 _..- ._,,./ ;;;;_,,./ 　 .ﾞ'''ﾞﾞﾞ´　,,-''"
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,./ ″　　 .＿,,,,＿,,,..;;ﾆﾆ!ﾞ彡''彡-‐'"゛　　　　　　　　‐‐‐'"
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;./ ._,,　ｰ'''ﾞﾞ´;;;_.. ;;ﾆ｀-￣ﾞﾞﾞ‐'"゛
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_.. ｀-'''''"

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f,} ｲ　{　 r.､　　　　　　　ハﾟヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　 ヽﾉ　}　　　　　　 .}　｀´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　 /　　　 　 　 '.　　　.{
＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_>=ミ､ _ノ　　　　　　　　ヽ_,　ィ
_　　　｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _r- ､　　　　 ／￣￣｀ヽ　　　＿　　　　 __ >イ´:
_>　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ'　 {　　　./::::::::::::::::::::/　 __＞:.:.｀ー'￣＜ ヽ::::::
ヽ　　　 ＿⊥　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　　＞^＼　/:::::::::::::::::／　 ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ｧヽ::
　`ーイ／￣｀ヽ　　　r-､　　　　　　　　　　__r､　　　 , ＜:.:.:.:.:ヽ　＼:::::::7::::::::::::::::::/　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ　ヽ
　 　 く:::::::::::::::::'.__　厂Yヒｧ-- ､　とア＼　ヽ___>x　./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.　　ヽ/::::::::::::::::::/　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
ー-､ハ:::::::::::::::::::V:.ヽ／:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ　> ⌒ヽ　　Y　ヽ!ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:./　　 _/::::::::::::::::::::ヽ　　Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ
:.:.:.:.:.} /ヽ:::::::::::::::::V/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::::::::::}'´¨｀ヽ　ヽ ﾍ:.:.:.:,､ｲ＞＜::V::::::::::::::::::::く　　 ﾊヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
:.:.:.:./ .}:::::V::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:::::::::/!:.:.:.:.::ﾊ　　>^⌒＞ ´￣￣へ::::::::::::::::::::ヽ　 }::}' ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./V　／
≠^ー'::::::::V:::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y仁!＞==ｲ_＞ ´:::::::::ト-､:.:.:.:.:.:.:.:∧::::::::::::::::::::::`＜ﾆヽ　ヽ:.:.:.:.:.:./ｲ　／:::::
:::::::::::::＞::´^ｰ=-::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:ﾊ!¨¨¨ヽ　　 {::::::::::::::::/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:}ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::｀￣^ﾞV^'^ヽイ:::::::::::
＞:::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:.:.:.:.:.:.:.:.:ハイ:::┌────────┐:.:.:.:.:／!:.:ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞へ:.:.:ｈイ ././ヽ│完全に排除された。│￣ゝ._}:.:.ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::＞＜ }}　　　ヽ|　　/./ 　 └────────┘x　　　ヾﾍ:.!ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::＞＜{ り　 .L=＝＝＝==_/　　　　⌒　ﾞY:（_ ^¨).イ　　　ヾ===＝＝".ヽ_}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;
＞＜　||:::::::::V　　.}! 　 　 　 　　　, ー ､　　　 ∧＿ア´｀!　　　　　　 　 　 i　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
:::}ﾘ　　|}::::::::::ヽ＿ハ　　　　　　 ./:::::::::::|｀ーイ 　 | ヽ　　　 ／!　　　　　　.ト--ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
../　　 .|}ー--イ　 〈`ー-～---く::::::::::::::|　　 :|　　|　 ＼　 /::::::ヽ　　x===く　 ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|

　　　r ､　　r ､　　　　　　　　r､_,.ﾍ　　　〉 /
　　 _/　〉　 | レヽ　　　　　　 l rﾆ´　 　/ /
　　(　 〈 }ヽl　r､ /　　　　 　ノ　 _ﾉ　　/ /
　 　 ＼ ｀ ﾉへ´/　　　　 _<,ｨ つ_r-､ / /
　　　　 〉_〈　 / ＼　　 　l l＜　=､ l ｌ l　l
　　　　/ 　 }/ /ヽ. ＼ 　l l　_＞<　l l l　l
　　　/´ ／7_/r-､ヽノ　.l l <_ <ﾊ ヽ/.l　l
　　 l_／　「l　 ヽﾉ　　　 l l /〃｀<　　 l　l
　　 _　/〉 ﾚ　＿　　　　ﾚ　´〃　､ヽ　 l　ヽ
　 // し'　　 ヽノ　　　　　　 <ｨ　lヽ}　_ゝ　l
　(/　　　　　　　　　　　　　　 ￣　　　ヽ 　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽﾉ

┏┓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┏┓
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┛
┏╋────────────────────────────╋┓
┃｜　次回　やる夫が祖国の運命を変えるようです　　　　　 　 　 　 　 　 ｜┃
┃｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｜┃
┃｜　第31話　　　　　　　　　　　　　『砕かれた誇り』　　　　　　　　 　　 .　.｜┃
┗╋────────────────────────────╋┛
┏╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┓
┗┛　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┗┛

次回はやる夫のウザい顔がラストになりますよ！

初任給おいしいです。

乙
割と楽しみでもあったのだけどｗ＞ウザ顔

>>141
書き方が悪かったですな。ラストに持っていくという意味でふｗ

にしてもAAがウェイバーだからちょい若いかなと思ってたけど、この人もやる夫さん
と同じで今年御年90になられるのか。少し驚き。遅くなりましたが乙です。

日本における戦前の治安維持法、戦後の破壊活動防止法でも、ここらは本当に悩ましかった所のようだし……
これに確かに触れたくはないよなあ……よくやったわホンマ
乙でした

乙です。

民主化って権力の拡散を伴うから
国政のコントロールが難しくなるきらいがありますね。

乙です

そう言えば最近聞きかじったんだけどドイツやフランスは「大陸法」とか言うものでアメリカやイギリスは「英米法」って聞いたからかなりのがちバトルになったのか？

日本の場合は戦後憲法がアメリカで、刑法がドイツ、民法が英米・ドイツ・フランスの混在型
憲法はアメリカだから大雑把、刑法はドイツだから論理型、民法はもうごちゃまぜで意味不明
という認識ｗ

>>144
そんな二人にタメ口の銀ちゃんぱねぇっす。
一応蒋緯国とかもやる夫とは世代が違うというほど年は離れてないんですよねぇ。

>>145
だからこそ代換えは必要なんですよね。腐った柱をとっても替えがなきゃ家が潰れるのと同じで。

>>146
歴史的に政治家たちから華やかさが失せていったのもそういうところに帰結していったのかなと考えてます。
良い悪いはともかくマオ様やヒゲは輝きまくってましたな。

>>147、>>148
日本なんかは英米法的な判例主義の発想が入ってから戦後ごっちゃになりましたね。
で、台湾は中国と同じく大陸法を基本としているんで現在も法曹界を中心に学術的な
法学エリートという意味ではドイツ留学経験者が重宝されます。



最近久々にピクシブを開いたらMさんが復活していたことに驚き。
朝目時代のパロ絵が大好きだったのにどーしてああなった。

政治家が好き勝手するのって心の平穏や身内の幸せと物々交換（レートは人次第）だから、輝くのは頭のおかげだと思うの、毛髪量的に考えて。

というか、>>1がＭさんファンだったとな！？

ところでこのスレの終わりどころはどこなんだろう
やる夫さんはまだまだ健在なわけだし
「祖国」の運命を変えました！で終わろうにも今馬英九政権による逆コース（台湾化に対してのという意味で）の真っ最中だし

>>151
馬鹿Qが日経新聞読者みたいに大陸市場の幻想に踊らされて従来の独立路線から逆走を続けようとしても
ガチの工作員でもない限り七色の河川どころかスモッグに覆われた魔界都市を知れば目が覚めると思う…
自分もネットの映像で知ったわけだけど台湾はニューカマー外省人の大量流入に対処すべき時期だろうね

>>150
初期のオゲレツ大百科とか、蒸さいキノコ兄弟の頃から知ってますからねぇ。
サッカンという稀代の変態神が同じころ朝目で猛威を振るっていたのが
プライドを狂った方へ行かせたのかも。

>>151
一応終わりは1996年にセットしてます。明確に運命を変えた年なので。

>>152,153
ネタバレになるので言い過ぎは避けますが経済関係の一体化は遅かれ早かれ実現してたでしょうねぇ。同族同言語の
国同士が経済面でくっつかないわけないし。オーストリアもドイツやスイスとの
経済の一体化（というかドイツへの吸収）が進んでいるようで。


投下は来週出来たら行います。できたらね！！
出来なかったら暇潰しに次回登場人物クイズでも。

　　　　　　 　 　 　 　 ﾊｼ'"`''ｰ‐''"`ヾ;ﾊ
　　　　　　　　　　　　lﾐ' 　 _ ､__,. _ 　 ﾞﾐl
　　　　　　　　　　　　|| へ､_｀ｰ '_,._へ ||
　　 　 　 　 　 　 　 rｮl　,.=｡=ﾞ　'=｡=､　ｈ
　　 　 　 　 　 　 　 |ﾋ|.　｀二｝ ｛二´　:|j.|
.　　　　　　 　 　 　 ,ゞ|　　 人__人　　 |く　　　　　　　　　　　　　　　. /　 | /　 / /　 ／　 /　／／ / ﾊ.　　　　ヽ　　　 ヽ. ＼
　　　　　_,,.　-‐''"´| : lヽ、{.￣-￣.｝,.イ: :|｀`'''‐- ､.._　　　　　　　　　/' 丁|'　　ｉ　l ／　　 /／／　〃/::::::＼￣ ＼!　　　　 |＼|
　　　/´l : : : : : : : :|: : |.＼｀'' ‐-‐''´／|: : ｌ: : : : : : : : ｢ヽ　　　　　　　＼/ j|　　,レ'　＿ ／ ／./／/./:::::＿::::＼　 |＼.　｜ |／
　　 /: : l : : : : : : : |: : :|.　 ＼　　／　 |: : :| : : : : : : : |: : l　　　　　　　. /__」ヒ.´_彡'_＞=,ニドノ'::::://:::::::'ァ,.'ニ=＜}　'　　|　|
　　ﾊ : : |: : : : : : :│: : | 　 　 ><　　　| : :│: : : : : : :| : : 〉　　　　　　/　 ｛{￣　{　＼　Ｐ⌒!i::::::://::::::::::::::P⌒!i ノ ,' 　 /! /
.　 {: : : : | : : : : : :│: : :|　 ／| /|＼.　|: : :│: : : : : : | : / }　　　　　　,/　 {ﾊ..　　＼__, ゞ冖＾　 /'　!　　　　￣＾` ブ　／//
　 ﾊ : : :│: : : : : : ＼;ノﾚ'´　 〉〈.　 ヽlヽ;／ : : : : : : |: : : ;ﾊ　　　　　　　 ﾊ. ＼　　 く　　　　　　　　 　 　 __　 ∠ イ ,ノ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,/ ,ﾊ　7`ト　_,＞　　　　 　 ＿_,. イ !　　 /〃/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　f´￣ヽ ヾ、'.{}ﾍ. 　 　 `'マ二..＿_ ／　　　/{}ヽ》
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_) ＞┴=く¨ヽ　ヽ.､ 　 　 　 --　　　　 , ｲ　　 }}
　　　　　　　　　　　. 　 ァ　 -‐‐- ､｀丶、　　┌─────────────────┐ 　 　 _,. イ/{{ヽ{}/《
　　　　　　　　 　 ´_,ノ´ -‐=＝ミ、 ＼ ､ ヽ、│やる夫が祖国の運命を変えるようです 　.│.　 /　　/ {{-- －}}
　　　　　　 ／　　 /　　 -‐rf≠ミﾐ､　　 } }　 │　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　.　　　　　 | .　∧_／　 {{ /{}ヽ }}
,　-‐‐…ァ′　 イ　　　⌒　≧込}､}ﾙﾚ' /∠.│　第31話　　『砕かれた誇り 　　　　　　　　│　 .　 ＼　{{.　　　 }}
　　　　　{　　/／ 　　　　　　　 -‐ ´　 {=≠=└─────────────────┘〕丑:‐ ､＼{ ヽ {} /}}
　　　　　 ＼{´　　　　　／ ＿＿r'　　 　〉ﾄ弋} 　}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　 -‐‐-　　　､ 　 ／／,　-‐　　　ー ／ ハ｀ーｲ
　　　　　　｀ヽ}〉 { /　厶-‐─‐‐-　､ ⌒ヽ　　　}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣＼
　　　 　 　 　 ∨/{　|iﾙ'´￣￣￣｀丶＼　i　 　,　　　　 　 　 　　　　　　　　　　　 　　　 　 |　　　　|
　　　　　　　　 }′　{|K⌒ヽ、＿　　　〉 〉} |　厶_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 ＼＿／
　　　　　　　 .ｲ　 　 |ト､＿　　　 ｀ヽくイ　/ /　　_≧x　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
｀ヽ　　 　 ／ ﾉ　　　ヽー‐--　､__　 ヽ/ / /　／　　 　｀ヽ　　　　　　　　　　 　,　　　　　／ ￣ ￣　＼
　　ﾏニｱ─く／{,ィ,イ_ ＞ァ＝≠ミ≧′ /　//　　　 　 　 ',　　　　　　　　　　　　　　 ／　 ::＼:::／:: 　＼
　　 }／ }.ｲ　}　/ {　{′　（￣/{ ‐-ﾄ､ rfｲ　 { {　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　／ 　.<●>::::::<●>　 ＼
　　/　 /: |　j　{　| /　　　 ヽ{　＼_j　ヽi }　 从　　　　 　 　 }　　　　　 　　　　　　　|　　　　（__人__）　　 　　|
　 .'　 /: :/ /⌒Y´{　　　　‐┘ 　_ノ 　 从＿／⌒ヽ　　 　 /｀丶、　　　　　　　 　　＼　　　 ｀ ⌒´　　　　／
┌────────────────────────────┐　 　/,,―　-ー　　､　,　-‐ ､
│http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1359116075　　　│　 ..（　　　,　-‐　'"　　　　　 ）
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│2月16日（土）21時投下開始　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────┘