┌───────────────────────────────────┐
│・この物語は天運を掴み、発言をコロコロ変えながらも中華圏史上に残る　　　　　　...│
│快挙を成し遂げたやる夫の物語です。彼の評価は文献によりさまざまで、　　　　　......│
│この物語のやる夫の評価が最も正確というわけではありません。　　　　　　　　　　　...│
│・基本的に史実に沿って行きますが、物語を読みやすくさせるために　　　　　　　　　 .│
│いくらかの脚色を行なっています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│・存命人物を主人公とし、現在進行形の台湾問題に触れた繊細なものなので、　　　..│
│あくまで作者の見解に基づく人物評、解釈ということを踏まえてご観覧ください。　　　..│
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　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＝=-‐――‐-　　 _
　　　　　　　　　　　　　-‐／／ 　 ＿　=‐-　‐-
.　 　　　　 　 　 　 ／　／／　　 / 　 　 ＼　＼. 　＼＼ ＼
.　 　　　　 　 　 ／　　´　　　 ′i　　　　　 ＼__.〉 ＼ ＼＼ ＼
.　　 　 　 　 　 ' 　　/ /　　　乂 {-‐　 ＝=-　　　 　 ＼ 〉 丶 ｉ
　 　 　 　 　 /　　 / / 　　　 i　｀　　　　　　　　　　r‐- ヽ　ｌ　ｌ
. 　 　 　 　 /　　　{〃 ｌ　′　|　　　ィ ‐-ミ　　　　 { 　 　 ﾚレ′
　　　 　 　 ,　　　 ∨　ｌ .{　　 l　　　　 　 　 　 　 　 `=气 ｌ
　　　 　 　 i　 　 　 　 ｌ　ヽ　｜　　　　　　　　　　　　´/　 ヽ　　　　　　　以上のことを踏まえて読んでくださいね。
. 　 　 　 　 !.　 　 　 　ｌ　　＼{　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀　　　　　　
　　　　　　 ｌ　　　 /⌒i!　　　`y　　 　 　 　 　 r=ﾆ二　｀y　 　i　　　　　　あと、僕が本編と無関係っていうのはツッコミ無しですよ？
. 　 　 　 　 ｌ　　　ｌ　 { ｌ　　 ヽ {　　　　　　　　 {　　　　｀ }　　 .!
. 　 　 　 　 l　　　ｌ　ヾ ｌ　　　 i ｌ　　　　　 　 　 ＼ -‐ -/　　 .′　　　
. 　 　 　 　 ｌ　　　 `‐--}　　　i ｌ {　　　　　　　 　 　 ‐‐′ 　.
. 　 　 　 　 ｌ }　 i　/　 ∧　　 ｌﾘ　ヽ　　　　　 　 　 　 ‐′　,
　　　　　　 {/　 ' /　　　 ｌ! 　 ｌ ＼　 `　　 　 　 　 　 　 　 / i
.　 　 　 　 /　 '　{　　　　ｌｌ　　ｌ　　｀　‐- 　 　 　 -- 　　 ｨ　;
　　 　 　 /　　}　ｌ　　　　ｌ.! i　i　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ハ/
　　　　　{_　_rｰ‐ｌ　 i.　　ｌ l l　ｌ　　　　　　　　　 　 ／ /　 ′
　　　　 i　 ＼　　ｌ　 ｌ　　ｌ ｌ ｌ　{＿ 　 　 　 　 　 　 {　/
.　 　 　 　 　 丶 :ｌ　 ｌ 　 ｌ i人/　 ￣ヽ　　　　　　 ｉ　{＿__ -‐ -　　＿
　　　　　 　 　 　 レ′　 ｌ　　　　　 　 ＼.　　　　 ｌ　丶／　　　 ∨　　｀ ‐-
　　　　　!　　　　　ヽ i八_}　-‐　 ‐-　　　}.　　　　ｌ＼_}　　　　 　 }　　　　　 `

┌───────────────────────────┐
│これまでの物語は以下のサイト様達で纏められています。　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│【泳ぐやる夫シアター様】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-category-368.html　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│【嗚呼！やる夫道様】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│http://gokumonan.blog87.fc2.com/blog-entry-1230.html 　　　　....│
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┌────────────────────────────────────────┐
│動員戡乱時条款、それは蒋介石が『内戦』を名目に制定し憲法を凍結させた規定を指す。　　　　│
└────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |:::::::::::y'／::::::i:::::::::::::::::::::::::|::|:::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |::::::::/:/:::::::::::|i:::､:::::::::::::::::::i::i::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |:::::/:/:::::::::::::i=!::|=:､:::::::::::::ﾍﾍ::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::7/::i::::::::::::|tキ!≧:z､::::::::::ﾍﾍ:::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾔ:::::7 i::::::::::|',ﾍﾔ!弋ゞ;;ｯ､＜;::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾔ::::i　i::::::::::|:.i: :ヾ､___￣　_ヽ､＞､:
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾔ∧ .ﾔ:::::::i:ﾊ, .ﾔ!: : : ￣: ﾍ,: : : :.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾔ:::ﾍ ﾔ:::::ﾊ:.:.　ヾ: : : : : : : : :､　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ:::::ヽ',:::iﾍ:',:.　: : : : : : : : : : : .:::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾍ::::::::ヾﾍ ヽ　. : : : : : : : : :　.:::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ::i:::::ﾊ　　　 : : : : : : : : 　 :::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ! i::::::i::i',　　　: : : : : : :.　　::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∠_　! ﾔi::i',:iﾍ　　　: : : : : : : : ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , イ　　i　i　',!ﾘ ',iﾔヽ　　 : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , イ　　 .::i ﾔ:ﾍ ,j.:.:.:ヾﾍ:::＼　 : :` : : ‐--
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, -＜´　　..:.:.:.:.:.:7　ﾍ:.'i,:.:.:.:.:.:.:.ﾍ::::::＼　: : : : ､:_:_
　　　　　　　　　　　　　　　 , -‐'"............:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.i:.:.:.'i,:.i:.:.:.:.::::ﾍ ﾍ:::::::::＼　: : : : :

┌──────────────────────────────────┐
│これを元に歴代の権力者たちは強大な権限を握り独裁体制を敷いていた。　　　....│
│蒋経国が戒厳令を解除しても動員戡乱時条款そのものは生きており、　　　　　　　│
│総統はその限り独裁的政治運営を行うことができた。　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　 ＿_
　　　　　　　　　, "r==､　 ､
　　　　　　　　　|(从人ヽく.!
　　　　　　　.⊂ﾘ(｀ヮ´|ﾚWつ
　　　　　　／／/ 　 　/:::::/ /
　　　　　 |:::|　/⊂ヽノ::::| ／」
　　　　／￣￣旦￣￣￣／|
　 　／＿＿＿＿＿＿／ | |
　　| |-----------| |

┌─────────────────────────────┐
│つまりこれを廃止しない限り台湾の民主化はあり得ないのだが、　　.....│
└─────────────────────────────┘

　　　　　,-― ー 　、
　　　／ヽ　　　　　ヾヽ
　　 /　 　　人( ヽ＼､ヽゝ
　　.|　　　ノ ⌒,,　　⌒,,｀l
　　|　　 / 　 (o)　　(o)　|
　　 /ヽ |　　 ー 　　ー　|　　　みんしゅかせよー。
　　 | 6`l ｀ 　 　, 　　、　|
　　 ヽ_ヽ 　 ､＿(､ _,)＿/
　　　　＼ 　 ヽJJJJJJ
　　　　　)＼_ 　｀―'/
　　　 ／＼　 ￣|￣_
　　 （　ヽ　 ＼ー'＼ヽ

┌─────────────────────────────────────┐
│それは国是でもあった中国共産党との闘争の終わりを示すものであり、反乱勢力が　　.....│
│残存している時点での廃止は国のあり方を揺るがすものであった。　　　　　　　　　　　　　 │
└─────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　/　　　　　 　 　 　 　 ｌ,　!　　　　　　　　　　　/　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　.|
　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　 ｌ　ｌ,　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　 ﾞL　　　　.!
　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　 ｌ　ｌ　　　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌl、　　　!　　 __／
　　　　　　　　　　!　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ　ｌ　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　 ｌ!＿_ｒ‐|ｒ‐-'"
　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ, .ｌ　　　　　 _rt'ﾄ　　　　　　　 　 　 　 　 　 i″　 /
　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　〉 .ｌ　　 . ／ 　|│　　　　 　 　 　 　 　 　 / 　,／
　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ｌ 　 ｌ　／　　　.! ト､　　 　 　 　 　 　 　 /　,,┤
　　　 　 　 　 　 !　　　　　　　 　 　 　 　 　 / .ｌ　　ｱ　　　　　!.!　 ﾞ'-、　　　　　　 .／ ,／　l
　　　　　　　　　l　　　　　　　　　　　　　　 /　　ｌ,　..ｌ　　　　　.!|　　　 .＼、　　 . / .,／　　 l
　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　,!　　 .ヽ　 ｌ　　　　 .|,!　　　　　｀'-, / ,／
　　　　　　　　　l　　　　　　 　 　 　 　 　 i′　　　 ｌ,､ ｌ.　　　　ﾘ　　　　　 ,,ﾉ.／
　　　 　 　 　 　 l　　　　　　　 　 　 　 　 !　　　　 ,i" ヽ.ｌ.　　　│　　　 ,ﾉ ／
　　　　　　　　　│　　　　　　　　　　　　l　　　　/ 　　 '<'､ ,..-'ﾞll、 ._／／　　　　　　　 ｌ
　　　　　　　　　　!　　　　　　　　　　　　|　　 ./ 　　　　 ヽ｀ぃ-lﾞ.!'" ／ 　　　　　　　　/
｀'ｰ..、　　　　　　 .|、　　　 　 　 　 　 　 |　 ./ 　　　　　　ｌ.! ｌ.ｌ .,!　/ 　　　　　　　　　 /
､　　 ﾞﾞ'-､、　　　　.ｌ'-　　　　 　 　 　 　 ! / 　　　　　　　〃 ﾞ'ﾐ　.ヽ　　 　 　 　 　 　 ,!　　　　　　　　　　　 　 ／
　ﾞ''-..,、　 ｀''-..、　/　!　　　　　　　　　 /lﾞ　　　　　　　　||　　.ヽ　.ヽ　　 　 　 　 　 /　　　　　 　 　 　 　 ,／
　　　　｀ﾞ'ｰ ..,,　.｀''" .＼　　　　　　　　 ｌ .l　　 　 　 　 　 !|　　　ヽ　 ヽ　　　　　　 ./　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　｀ﾞ'ｰ ､　　.＼ 　 　 　 　 ! /　　　　　　　　 !l､.　　　 ｌ　 .ヽ　　　　　/ 　 　 　 　 　 　 ,／
　　　　　　　　　　　 ｀､.　　 ＼ 　　　 ! .lﾞ　 　 　 　 　 　 !|ﾆﾆ=＿ .ヽ　 ヽ　　　 /　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　ヽ,　　 .＼ 　/　l　　　 　 　 　 　 |.!　　　 ｀ﾞ''ヽ　 .ヽ　 ./　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　`ゞ　,!　　　　　　　　　 !.!　　　　　 ヽ　　ヽ〃　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　　　,!　　 　 　 　 　 　 | ｌ　　　　　　ヽ　　/　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　|　　　　　　　　　　 ! !　　　　　　 ヽ　＼　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''!､　　 　 　 　 　 　 ｝.ｌ　　　　　　　ヽ　 ヽ　　/
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼.　　　　　　　　.! .!　　　　　　　 ｌ　　`'ッ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　 ｌ　ｌ 　 　 　 　 　 ｌ 　 く

┌──────────────────────────────┐
│これを巡っては無論非主流派の反発が予想されたが、やる夫には　　　..│
│彼らには存在しない最大の武器があった。　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└──────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

┌─────────────────────────────┐
│台湾には、『やる夫情結(コンプレックス)』という1990年代前半の　　　...│
│台湾政治を表すには欠かせない言葉がある。　　　　　　　　　　　　　　 │
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　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　＼
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　 ／ 　 , --､　 　 　 ,.-- 、　 ＼
　　　　　／　　 　., ーヽ　　　,'. ｰ-、 　 　＼
　　 　／ 　　 　 （　● l 　 　l　●　）　　　　＼
　　　 | 　 　 　 　 ｀ｰ ノ　　　 ヽ.ｰ '　 　　　　　|
　　　 |　　　　　 '⌒（_＿__人_＿__）⌒｀ 　　　　|
　　　　＼　　 　 　 　　｀ｰ--‐´ 　　　　　　　／
　　　　　 ＼　 　　　 　　　　　　　　　　 　／
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 〈

┌────────────────────────┐
│これは如何にやる夫が独裁的権限を振るって　　　　　 　 .│
│政敵を追い落とす行為をしようと、礼を欠いた暴言を　　　.│
│マスコミにたたかれようと……　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└────────────────────────┘

　　　　　　 ∧＿∧
　　　　 　 （@∀@-）　　このような暴挙は……
　　 　 ＿φ　　⊂)
　　 ／旦／三／.／|
　　|￣￣￣￣￣|　 |
　　| 　 　 　 　 　|／
　　 ￣￣￣￣￣

┌────────────────────────────────┐
│台湾に住む8割以上の本省人達は「おらが総統」のやる夫を支持し、　　　　　.│
│それらの報道を無視するどころか陰謀であると決めつけ　　　　　　　　　　　......│
│反対勢力に対する反発心を強めるという現象が当たり前になっていた。　　　 │
└────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -─‐-　,_
　　　　　　　　　　　　　　 　 ´　 　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 '　_, - - ､　　　　　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　'　／ﾊ::!ﾄ､:::l:ヽ　　　　　　 ﾍ
　　　　　　　　　 　 /　/:〃人{:::ヽlﾄ､ヽ、　　　　　 ',
　　　　　　　 　 　 ,　 /:/':/＿＼ﾄ { ＿}!ヽ　　　 　 ﾊ
　　 　 　 　 　 　 , 　 j::j::/x=､　 ｀ 　 x乍ﾐヽ、　　 {　!
　　　　　　　　　/　 /|::!::lﾊごﾊ 　 　 ﾍごﾊﾄ{:ヽ、　ヽ！
　　　　　 　 　 ,　／　!:l::}　￣　　　 　 ￣ ﾘ!|:{:::!ヽ､ ヽ !　　やる夫様……
　　　　　　　　'　　　 ｊ!:ｌ::!　　　 ' `　　　　{∥!::|ｲ}| ヽ ！
　　　　　　　/　　　　ｊ::ｌ:ﾊ　 　 -ー-　　　 ! !:ｌ:::rｲ:|!　ヽ !
　　　 　 　 /　　　　 i|:j::小、　　　　 　 　 .ｨ|::!::}::j::!:} !　}|
　　　　　　｛　　　　, ｊ|:|:{｜!丶、　　 _,　 ´ ｊ:!:{::l!:{::|::|!　ｊ！
　　　　　　　＼　 / /}:}:トﾚ|!、　 ￣　　　_,,N::!::!::!::}ﾘ　ﾉ! |
　　　　 　 　 　 Ｘ /リ::!:}ｲ ﾄ｀￣二二￣ _,ノ|:ｌ::|::l::|{／/} i{
　　　　　　　／{　}!ｲ::!:!:リ/} ｀ニ ─ ￣　＿|:|::|::ｌ::{!／ ｊ　}＼
　　　　　 ／　　　! ｊ::j::!:|ーケ￢､ｰ一'' ´／,|:ｌ::{::l:::lN　 !　|　 ＼
　　　　 /　　　　/ ｊ:::!::l/'￣￣＼ ヽ　　/／ |:!::l::l:::ｌ!lヽ　　!　 　 ヽ
　　　　,　　　　/|　!::l:::}r'´￣｀ヽ､}　}／/ 　 ∥::!::!::|:l:::}ｌ　　　　　　!


　　　 　 　 ∧＿∧
　 　 　 　 （；@∀@）
　　 　 ＿φ　　⊂)
　　 ／旦／三／.／|
　　|￣￣￣￣￣|　 |
　　|　 　 　 　 　 |／
　　 ￣￣￣￣￣

┌─────────────────────────────────────┐
│それは野党民進党の幹部達も例外ではなく、黄信介も初の本省人総統である　　　　　 　 │
│やる夫とひとたび会談を持つと人目をはばからずやる夫を褒めちぎったものだった。　　....│
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　 　　　　　＿＿＿_
　　　　　／⌒　　⌒＼
　　　 ／（ ●） 　（●）＼
　　／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
　　|　　　　　|r┬-|　　　　 |
　　＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／


　　　　　　　　　　　,.ィ´::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　　　　 ,.!:::::::::::::::::::::::::::ヽｰ-､
　　　　　　　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　,. -､
　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム'´-＝-､
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::〉
　　　　＿　　 ,.i'¨T¨´/‐‐-ｒ-､= ＜:::::_;;:＞‐''"´￣
　　下.､.__｀¨::::ｰ--一----'--'-== ..ﾆ‐<..,,＿＿
　　　｀＜:::｀:ト､..＿＿＿,,.. --┬─==､r─…＝ァ
　　　　　｀丶l' r'､ゝｧ,.-ｔｧ-､く=､ヾ_/,=i ｌl::::::_;;.イ´
　　　　　　　ｔ'ｨZ）,i ヽﾐ､三彡 , ﾐ ¨らﾉﾉ¨´
　　　　　　　 ヽ.y L_,ｨヽゝ＼ノ ヽ （_ノﾍ
　　　　　　　　∨J-､）｀ヽ'´ヽ＼　 }ヽ　 ﾞ､
　　,.. ､　　　　　',｀,.'..,,___-ｫ ヽ'^ヽY　 i　 人_
　｀ヽ　 ＼. 　 　 ｉ >-‐‐､_,.　.l　レ'　ノ''"　ノ ＼
　　ﾉ　 　 ﾊ　 　 ',　ﾉ-､　　ノイ　／　／::::::::::::/｀丶
　　i　　　　＼.　　｀ｰi一''",ィｉ'"´　／::::::::::::::::/:::
　　ヽ　　　　　＼イ´>‐＜/　l　 /::::::::::::::::::::/::::::

┌───────────────────────┐
│黄信介はそれを女性党員に咎められたのだが、　　 　 .│
└───────────────────────┘

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 , へ、 　 　 　 ／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　/　　_ ＞r‐r＜.,＿　ﾞ､
　　　　　　　　　　　　 ＿}　　　_,.斗-ﾄ､_　　 　 |
　　　　　　　　　　　　 ＼ゝ-イ: : :/ ヽ: : ｀ｰ-＜_＾>
　　 　 　 　 　 　 　 　 ,厶ィ/: :∧|　　｀ヽ: |: ヾ : :|
　　　　　　　　　　　　 {: ﾞｉ: |: :,ﾘ　／　　　＼ヾ:|: :|
　　　　　 　 　 　 　 　 ﾞｉ::ヾ|: :ﾄ､（ ●）　（●） ;i: :|　　　　　　　　あなたは野党党首なんだから
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｉ : (|: :|⊂⊃ 　 ヽ　 ⊂|: :|ヽ　　　　　　　もっと尖らなきゃダメ、でしょ？
　　　　　　　　　　　　 / : : |: :|　 　 ` ー '´　ﾉ:|: :|:｜.　 /)
　　　　　　 　 　 /{.__,ﾉ: : : :|: :|ヽ,､　　__,　イ: : j: :∨　「ﾚ/
　　　　　　 　 　 ＼: : : : : ;/: :l 　 ＼　　/　 ｀ヽ: : :) 〈　 ）
　　　　　　　　　　/;ｲ: : :/ ＼: ＼.　 ＼/　　 _/: :/、/ ./

　　　　　　　　/::::::::;;;; 　 , へ、　,,_　 ,.､::|
　　　　　　　　|::::;;:　-‐=(　　_､Y　 Y,_　)!
　　　　　　　　|ｲ:;;;;　 ＿（,,,,,,,,,..ﾄ....ﾉ -｀┴――--...､
　　　　　　 ,.∠=ニ三=ニ二二､｀ﾞヽ ヽ:::::::::::::::::::::::::::）　　　
　 　 , .='"´:::::7‐､ ''T/─_-_三､ヽ､ ＼ ヽ::::::::::;;;;;;;;ノ
　　（::::::::::::::::::ヒﾆヽヽﾌ_O,,,＞　 /ヽ　ヽ　|_;;;::::-''"　　　　　
　　 ｀　､;:::::::::|└/　!ﾞ<''';―-　　＞ヽ/｀ヽ! 　　　　　　　　　これこれ、
　　　 　 ｀ﾞ ‐-! 〈 --;;::ヽヽ、　　　!} //iﾉﾉ　　　　　　　　　　差し出された餅を食べずに毒とみなすのは
　　　　　　　　|　｀ﾞ二、｀ヽヽ,　　 |! ,-"/　　　　　　　　　　　　非常識というものじゃよ。
　　　　　　　　.|　Y-‐+ヽ ｀i {　　 | /｀´ヽ
　　　　　　　　 |　ト‐--'. 　y'　　 ./　　　ヽ_
　　　　　　　 　.! ヽ;;:::.　　/ 　 ／;;;::　　　 >＼
　　　　　　　　 ヽ ;;;;:::　　　／;;;;;::::　　,. '"　 /::＼-―
　　　　　　　　　ヽ､;;;;,,,.／;;;;;;;;:::::　,／　　　/::::::::|::::::::
　　　　　　　　　 　 ｀ﾞ''‐､;;;;;;;:::::;;／　　　 ./:::::::::/:::::::::
　　　　　　　　　　　/::! ヽ;;;;;:::／　　　 ／::::::::::/:::::::::::
　　　　　　　　　　 /::::|　 ＞<　　　 ／:::::::::::::/:::::::::::::

┌───────────┐
│と逆に窘めている。　　　　.│
└───────────┘

┌────────────────────────────────────┐
│この強烈な『やる夫情結』は、いまだ絶対的安定政権を手にしていないやる夫の　　　　.│
│民主化を後押しするには十分すぎるものであった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
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　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　: : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　./　　　　　 　 　 　 　 　 　 : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　 　 　 ./　　　　　　　　　　 　 　 　 　 : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　 　 /　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣｀ヽ: : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　./　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 ＿　 　 　 : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　 　 　 ./ ∧　　　　　　　　　　　　 i　―｀ヽ 　 　 : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　/ 　 ∧　　　　 　 　 　 　 　 |― ＝／　　　　: : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　./　　　 ∧　　　　　　　　 |i 　 | ―‐/　　　　　　　: : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　../　 　 　 　 ＼　　 　 　 　 |i　　| ─/　　　　　　　 　 : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::
　 　 /　　　 　 　 　 .＼　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　: : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::
　　./　　　　 　 　 　 　 ＼ 　 　 |i 　 | _＿|　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／
　 ./　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　i　─i　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
. /　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　|i 　 ヽ　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　 ,／
/　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀　 |i―￣＼　　　　　　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀ヽヽ――＿ゝ､　　　　　／　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー─　´　　 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀ー-- -　´

┌──────────────────┐
│やる夫が祖国の運命を変えるようです　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│第29話　　『言い訳のできない、完全な死』 .│
└──────────────────┘

┌───────────────────────────────┐
│しかし、蒋経国時代から検討され、国是会議においても議論された　　　　　│
│これを強く止める理由は乏しく、やる夫は行政院の協力もあって　　　　　　　|
│動員戡乱時条款の廃止に向けて着々と準備を進めることができた。　　　....│
└───────────────────────────────┘

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／─　 　 ─　　＼
／ （●） 　（●）　　　＼
|　 　 （__人__）　　　　　 |
＼　　 ⊂ ヽ∩　　　　 <
　 |　 |　 '､＿ ＼　／　 )
　 |　 |＿＿＼　 "　 ／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　_,.‐''"´￣￣｀` ‐､
　　　　　　　　　　　　　　　／　 _,. ‐ ､ _,. ‐- ､　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 ／　／　　　　　　　　 ＼　 ヽ
　　　　　　　　　　　　 /　　/　 　 　 ､　　 ,　　　 _ヽ　 ヽ
　　　　　　　　　　　, ｲ　 , "- ＿　　 l　 /　 _　‐'｀` ､　 ト､
　　　　　　　　　 ／　l　 l　＿＿_二ヽヽ/,-´＿＿__　 l　 l　:､
　　　　　　　　 ,l´ :.　 ､ >　 <　(::::)ヽ-'　'- ´(::::)　}　 ,! , '　::　ヽ
　　　　　　　 l´ :.　::.　 _ヽ､　　 ￣　　　　　　￣　　　>､　.:::　:: ｀､
　　　　　　 /:::　:::.　::l´:::::) |　　　　　　　　　　　　　|(:::::::l:::　.:::　:: l
　　　　　　l:: :::　 :::: ,..:::::､'　　　　,-―――‐-､ 　 　 ll:::::::.､.::::　.::: :l
　　　　　　l::: ::::..　::l::::::::/ヽ‐, ､_'　　 ----　　 ｀_,l ､‐,(::::::::)::　.:::: .::l
　　　　　　｀､:.　::::l´::::､´ll＼｀ヽ ／l＿/ ヽ__l＼／ ／ ll｀l:::::ヽ:::: ..::/
　　　　　　　＼:., ´::__/_| |　 ＼＿＿＿＿＿＿_／　 ∥ ､_::::l､..:::/
　　 　 　 　 　 ,＼__/―ﾍﾍ　　　∥　　　　　ll ､ ､　 ∥l￣ ヽ__ イ

　　　　／　　　　／´　　　　　　　｀ヾ、　_,　＼
　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、　　　　　　しかし、廃止しても大陸に対する政策決定の拠り所を
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.　　　　　　失うではないか。
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼　　　　　何か代替案があるのか？
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫
　／　　　　ｌ::::::ノ ｒ´｀i　ヽ、　　　　　_　　　 ｌ　　ﾑ、: : : : : : ノ ｒ' ' ´ ｀ヽ


　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／⌒　　⌒＼ ﾎｼﾞﾎｼﾞ
　　　／（ ●） 　（●）＼
　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼　　　　当然だお。何のための国家統一委員会だお。
　 |　　　 ｍj |ー'´　　　 　 |
　 ＼　 〈＿_ﾉ　　　　　　／
　　　　ノ　　ﾉ

　　　　 　 　　　＿＿＿_
　　　　 　　　／⌒　　⌒＼
　　　　　　／（ ー） 　（ー） ＼　　　　
　　　　 ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼　　　2月下旬には『国家統一綱領』が
　　　　 |　　　　　|r┬-|　　　　　|　　　制定されるはずだお。
　　　　 ＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／
　　　 　　r´､＿__∩∩＿_,　 /　　　　動員戡乱時条款よりもより現代的な
　 　　　　＼＿_　´人 ｀　＿ﾉ　　　　　対大陸政策の作成が期待できる代物だお。
　　　　　　 ヽ 　￣　　￣ |
　　　　　　 ｜　　　　　　/
　 　　　　　　|　　　ｒ　　/
　　　　　　　 ヽ　　ヽ／
　　　　　　　　 >__ノ;:::......

┌────────────────────────────┐
│この『国家統一綱領』の制定には民進党も深く関わっており、　　　....│
│難航も予想されたのだが思いのほか協議は進み、　　　　　　　　　....│
│2月23日には発表できるにいたった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　,.ィ´::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　　　　 ,.!:::::::::::::::::::::::::::ヽｰ-､
　　　　　　　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　,. -､
　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム'´-＝-､
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::〉
　　　　＿　　 ,.i'¨T¨´/‐‐-ｒ-､= ＜:::::_;;:＞‐''"´￣
　　下.､.__｀¨::::ｰ--一----'--'-== ..ﾆ‐<..,,＿＿　　　　　　　
　　　｀＜:::｀:ト､..＿＿＿,,.. --┬─==､r─…＝ァ　　　　　　　
　　　　　｀丶l' r'､ゝｧ,.-ｔｧ-､く=､ヾ_/,=i ｌl::::::_;;.イ´　　　　　　　
　　　　　　　ｔ'ｨZ）,i ヽﾐ､三彡 , ﾐ ¨らﾉﾉ¨´　　　　　　　　　　　
　　　　　　　 ヽ.y L_,ｨヽゝ＼ノ ヽ （_ノﾍ　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　∨J-､）｀ヽ'´ヽ＼　 }ヽ　 ﾞ､
　　,.. ､　　　　　',｀,.'..,,___-ｫ ヽ'^ヽY　 i　 人_
　｀ヽ　 ＼. 　 　 ｉ >-‐‐､_,.　.l　レ'　ノ''"　ノ ＼
　　ﾉ　 　 ﾊ　 　 ',　ﾉ-､　　ノイ　／　／::::::::::::/｀丶
　　i　　　　＼.　　｀ｰi一''",ィｉ'"´　／::::::::::::::::/:::
　　ヽ　　　　　＼イ´>‐＜/　l　 /::::::::::::::::::::/::::::


　　　　　　　　　　　　 __　,.-￢-　､._
　　　　　　 　 　 　 ／　'´,　 ､　　 、 ｀ヽ､
　　　　　　　　　 ｒ´　 　 /　l　ヽ　　＼　､ヽ
　　　　 　 　 　 /　　/ /l.　 l、　＼　　ヽ ', lヽ
　　　　　　　　/,　l. / /´ヽ　lヽ 　 ヽ. !　ヽ. ト ヽ､　　　　ここで国家統一綱領を詳しく見ていきましょう。
　　　　　　　 '´|　 V　'＿_ヽ. ﾄ＼､＿',| 　 ',｜　　　　　　
　　　　　　　　 | l. ,|　|　__　＼ﾞ､ヽ.__ヽl.　　ﾄ.|　　　　　　　　原則は以下の通り。
　　　　 　 　 　 lﾊｌﾍ｜´　｀ 　 ヽ´　｀｀〉,^! | !
　　　　　　　　 　 l＼ｌ|　　　　|　　　　//ｨ N　　　　　　　　　　①『一つの中国』の原則
　　　　　　　　　　| ﾊ ヽ　　＿＿ 　 /ﾊ/ ｀　　　　 　 _　　　　②中国統一の目的
　　　　　　　　　　'′lﾊn＼ ｀ニ´／! !　　　　　　　 ,ｲ |　　　 ③中国統一の実現、民主化の実現など
　　　　　　　　　　 _,.-' /ヽ ｀ - ´ ,ﾊ＼　　　　　　　| |ヽ　　　 ④台湾の住民の意志尊重
　　　　　　 _,　- ' / 　 |　　ヽｪ､ ' 　 |　ヽｰ､　 　 _　| ﾄ. ヽ
　　,.､-‐　´　 　 /　　｜　 /　　〉 　 | 　 ヽ　｀⌒.l ヽ',ヽヽヽ
　 / ヽ　　　　　〈　　,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|､　　,〉 　 　 |　l_! ヽ　ﾞl

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　－'´::/::::｀ヽ:::::｀丶、
　　　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::_::::::/::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　,.'::::::::／::::ヽ:!:::::::::::::ヽ::::::::::::::::::＼
.　　　　　　　　　　　　　/::::::::/:::::::/::_::::::::::::::::::::',:::::::::＼:::::::｀::....．._
　　　　　　　　　　　　, ':::::::::/:::::::::::::ハ厶:::::!::::::::'.::::::::::::ヽ::::ヽ￣
　　　　　　　　　　 ∠イ::::::/:::::::::|::::厂　　',::ﾄ､::::::ﾄ､::::::::::::',:::::ﾊ　　
　　　　　　　　　　　　 |::::/:::/:::::_L::l._　　　';l　';::::l　ヽ:::i::::::',:::::::.　　　　原則はいいとして問題は統一の過程です。
　　　　　　　　　　 　 厶'-:';.r|::::::|∨　｀丶　'　 '斗-‐';┼:::::|::|:::|
　　　　 　 　 　 　 　 ￣|::::{　|::::::|　'Ｔﾂト　　 　 ';}ゥＴ'';|.::::::|∧:|　　　統一の条件に中国の社会の公平化だけではなく民主化、自由化
　　　　 　 　 　 　 　 　 l∧ヽ|::::::|　 ｀¨´　　　i　　￣　ハ::::|　 :|　　　が大前提であり、ご存知の通り蒋経国時代から公的に『接触』しない
　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ:',::Ｎ　　 　 　 　 }　　　　|:::ﾊ: !　　　　　以上海基会という民間組織を通してやっと交渉することができます。
　　　　　　　　　　　　　　 _,.ｲヽ!ﾍ 　 　 　 　 ′　　 /l/　l;′
　　　　　 　 　 　 _,.．-　´　 !　|　',＼　　──‐　 , 'ヽ､
　　　　　　　,.　'´　　　　　　|.　|　 ヽ ＼　　　　／　|　 ｀　　._
　　　　　 ／　　　　　　　　｜　!　　 ＼ ｀　-イ　.|.　|　　　　　｀ヽ.

　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　_. : : : : - ･･ -　､
　　　　　　　　　　　　　　　　_ ,': : : f::￣: :｀:丶､: :＼::`::､
　　　　　　　　　　　　　　　/: : : :,: :|: : : : : : : : : 丶::｀､ー`
　　　　　　　　　　　　　　 |: : : :/:＼l: : : : : : : :: : : : ::ヽ丶
　　　　　　　　　　　　　　|: : : :|: : : : |: : : : : : : : : :::: : ::ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　|: : : :|: : : : ,ヽ: :.: : :::::::.:.: :ヽ: :::|:::i
　　　　　　　　　　　　　　l: : : :|: : : |　 ヽ::`､､:::､::,:::..:..::ヽ|`ii　　　　その上で中国政府が台湾に対する敵対政策をやめ、
　　　　　　　　　　　　　_Ａ: : : :|: : ::|　　 ヽ::ヽヽi'_ヽ､､::ヽ亅i　　　　　武力侵攻を放棄するだけではなくいかなる国際活動を
　　　　　　　　　　　　／l::|:::|:::||: :|::|-―--､``､,従ﾘ .|::|ヽ　　　　　　妨害してはいけないというハードルが設けられています。
　　　　　　　　　　　　: l: :|/| :fl: ::|､ﾄ弋仍 　､　　　　|:::|
　　　　　　　　　　　　　　　..ヽ|tヽ:|::ll ´　 　　|　　　.||::|　　　　　　統一の条件にしろ鵜呑みにしては現共産党政権が受け入れられる
　　　　　　　　　　　　　　　　　...`､:|:|゜　　　　|'　　 i .|'　　　　　　　ものではなく、あいまいな独立状態とわずかな統一の可能性を
　　　　　　　　　　 /￣｀ヽ 　　　: :iヽ`､.　　､-‐ｧ　/ iﾉヽ＼＿　　　　残すという巧みな仕掛けを作りました。
　　　　　　　　　∠ｨヘ々ｲ-‐'´￣:Ｌ_`|;＼.　￣　/／　|::::::ヽ.::｀ー‐-､_
　　　　　　　　く／／ヽ〉 │::::　／::::::ﾊ___ヽ､ ,　'　　 /!:::::::::〉::::　　　:::｀ヽ_
　　　　　　　　 ヽ'　r､_ﾉ　ﾉ:::　　ゝ､::　　:l　／ミヽ.　　| |:::　く:::　　　　　:::::/ヽ
　　　　　　　　　∨ ｀ｰ'　/:::::　く::::　　　::|　 }ミ/　｀ヽ' j:::::::::::ヽ:::　　　　::/::::::|
　　　　　　　　　ﾉヽ.____ノ::::　　 ヽ::　　　::| /彡ﾊ　　　|::　　　:/::::　　　::/::::　:|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ...:::::´::￣::::::::::::ヽ._
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　イ::::::::ﾊ: :∧::::::ﾊ::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾊ:::≠､∨ィ⌒　从:::::::::::::::::ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ　ｉj｀　 ´ｉ:j ｀　 ﾊ:::::ｒ ､:::;　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | ﾉ　　　　　　 |::/ /::ﾊ　　なるほど……。でもこんな玉虫色の綱領で非主流派や
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌ `　 　 　 　 /ﾚ‐.'::/　　　民進党からは批判が出なかったのか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　-　　　 　 ﾄ仏ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 >､_　イ　 ﾉ Ｙ:...
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ハ　　 ／　/::::ヽ: ..､
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ...-.:.:´>::}ｲﾍ　∧　/ヽ::一:::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　 .イ:::::::::::::/::::l　r‐::〆∨.:::::＼:::::::::::::::::ー.､
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ:::l:::::::::::::ｌ:::::ｌ　{:::::}　　 l::::::::::/:::::::::::::::::::/:::ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ:::::l::::::::::::ｌ::::ｌ　ｌ:::::ｌ　　 ｌ::::::::/:::::::::::::::: :/:::::::::ｌ


　　　　　　　　　　　　 , -―/:::::::::::::::｀::::::::::::::::::::::::::`丶､._
　　　　　　　　　　　／:::::::,､!:::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　 ／/:::::::/::｀!:::i:::::!:::::ヽ:::::::::ヽ:::::::ヽ::::::::::::::::::!
　　　　　　　　／::/::/:::/::::,､,!:::!::::ヽ:::::ヽ:::::::::::ヽ:::::ヽ::::::::::::::::|
　　　　　　 ／,.イ::::/::::!::::/　.!::ﾄ､:::::ﾄ､::::ヽ::::::::::ヽ:::::ヽ:::i::::::::::｀､
　　　　　　　　 /:::,ｲ::::!:::/__　 !::!ヾ､::!_,>-‐ト､,_::::ヽ:::::!::::!::::::::ﾄ､ゝ
　　　　　　　　 !::::ハ:::!ｲ´　｀ .k !　ヾ:! 　＼! ヾ｀::::lヽ::!::::!::::::::!
　　　　　　　　 !::/　!:::::::! -‐- ヾ､　 ヾ-―-　ヽ:::::!::ヾ!:ﾊ::::::::!　　　まったくなかったわけではないのですが、
　　　　　　　　 ヾ!　 !:::::::!　 　 ﾉ　　　　　　　　 〉､!::::/ヽ|:::/ﾘ　　　　非主流派のボスである郝柏村も大して反対しませんでしたし、
　　　　　　　 　 　 　 !::::::! 　 く 　 　 　 　 　 　!::::::::/‐,ソ:/　　　　原理主義者以外はもはや台湾主導の統一を不可能と見ている
　　　　　　 　 　 　 　 !:::∧　　｀　　　　　　 　 !::::,.ｲ‐'/!/　　　　　人間が多くさほど混乱は起きませんでした。
　　　　　　　　　　　　 !,/　ヽ　ー―--　　　　,.!::/ ﾄ､ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　￣　　　 , -'´!/　,ハ　　　　　　　民進党も同様でやる夫と党幹部の関係が良かったため
　　　　　　　　　　　　　　　　　 >┬―''"´　　　／　 ヽ　　　　　　作成に参加していますし、あまり反対する理由がありませんでした。
　　　　　　　　　　　　　 _,,..-‐'´!　ヽ､　　　　／　　　 ,ｲ｀`丶､_
　　　　　　　　　_,,..-‐''´　　　 /!　　 ,>-＜´　　　　 / .!　　　　 `'ｰ-､_
　　　　_,,.-‐''"´ 　　　　　　　/ !　　/:;:;:;:;:;:ヽ　　　 /　　　　　　　　　　｀ﾞ''ｰ-､,_

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : : : :_l:: :ヽ: : : :＼: : : : : : : :ﾊ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /: : :./: ハ: : :ﾍ: : : :.ﾍ: : : : : : : :.ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　/: : : :| / 　l: : : :ヽ､: : :ﾍ: : : : : : : :ﾊ
　　　　　　　　　　　　　_／´/:l: : !:| 　 ヽ: : : ヽ＼: :ﾍ:: : : :l: : : ﾊ　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　,': :|: : ｌﾘ￣｀-ト、: : l_ ,.X: ト; : :.!: l:l: !:!　　　　　　　　　そしてこの頃には外省人も第三世代が社会進出し、
　　　　　　　　　　　　　　　|: :ﾊ: :l ｨｔ〒ｫ､ヽ＼:|　.ｨt-ｧ.',: :|: :!j:/}|　　　　　　　　　台湾化がどんどん進んでいました。
　　　　　　　　　　　　　　　|:.ﾄ､!: l 　￣　　　　　 `┴'´ ｌ:.,':./)}､ !
　　　　　　　　　　　_　- ´ ﾍ!　l: :|　　 　 　 l 　 　 　 　 !':/イ　｀ ｰ ､　　　　　　　　貧しく自由もない中国に全く魅力を持たない国民が
　　　　　　　 _　- ´　　　　 /　ﾍ: ', 　 　 　 !　　　　　 /:/イﾊ　　　　｀ ー ､　　　　統一を望むはずもなく、世論を気にし始めた多くの政治家に
　　 　 　 　 /　　　　　　　/　 　 トｔ､　　ー─ -　　　ｲ:/. /' ﾊ　　　 　 　　　＼　　積極的統一を掲げる勇気はありませんでした。
.　　　　 　 /　　　　　　　/,　－ ､ﾘ_!_> ---､ﾆ＿ ／/' !　 ＿　l　　　　　 　 　 ﾊ
　　　　　 /　 　 ､ 　 　／ 　　　　　く, -ﾆ二´､__ ｀Yﾆ´￣　　｀ヽ、!　　　 　 　　ﾊ
　　　. 　 {　　　　l 　< ＼　 　　　　亡r-- ､＿ 　 ｰ′　　　 　 　　>､　　　　　　 l
　　　　　 >　 　 ／ 　＼ ＼　　　　　　　, -､＿｀ヽ、　　　 　　　 /　/｀ヽ､　　 　ﾑ
　　 　 　 〉　 ／　　　　 ヽ　Y｀ー― ､_,／　, ､‐'ー '┬--─　､/　/　　　　｀　､　〈
　　　　／　/　 　 　 　 　 ヽ ヽ　　 　ﾄ- ´｀ﾄ _ >　　,'　　　 　 ,'　,'　　　　　　　 ｀､ヽ

　　　　　　　　　　　 ,:;'''':;:;:;,,._,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;:(:;:;:〃:;:〃:
￣￣￣￣￣|~'ｰ ､,,, ,:; :;:〃:;:〃:):;,,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:(;ゞ::;: ;::;ゞ　,ｆ
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i ,|:; :;:〃:;:〃:ゝ:; :;):;: 　 　　　　　 ___ll___　　　　　　;;:( 丿;:,ゞ;:〃:;ヽ'.,l
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i:;:√〃:〃:;';:.ゝ〃:;;)　　　 　 　 [;厓.ll厓ﾞ]　　　　　　(,;:,ゞ;:〃:;ヽ'fl
:::::::::::::::::: :::::::|.: ノ:〃:;丿;,ゞ;〃ゝ; ;; ヽ:;、　　　　 .|冖''ll'冖j　　　　 :;:;(ゞ;::〃::ヽ丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.,{: :〃;丿; ,ゞ:;〃'ゝ. ;:; :;ヾ;:;）　　　 .|: fl |:::::|　　　　　;:(,;:::; :;:〃:;:〃:ヽ:::;:;
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i（. ::;:;:〃:;:;;丶;: ゝ;. ;:;;:〃:);:;　　　|: fl |:::::|　　 　 ;:(;:,ゞ;:〃:;ヽ:::;:;丿;:,ゞ;:〃
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i(:〃: :ヽ: ;丿;:,ゞ;:ヾ,;:;〃: ):;　　　:|: fl |:::::|　　　　(:. ;;:,ゞ;:〃:;ヽ'丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.　（: 〃:;〃;':;. ;:;〃:;:;l: ;;,ゞ;:)　━━:|: fl |:::::|━━━(丿;:,ゞ;:〃:;ヽ:;ヽ:;ヽ━━┓
::::::::::::::::iﾆ|:::::|. (:;:;:;::;〃:;':;:.〃:〃 ヽ:,ゞ;:: ;)　_i:::i_i::|: fl |:::::|::i_ｉ::::i_i::::i_i::::l　(;:::〃:;丿;:,ゞ; :i_ｉ:::
::::::::::::::::i__|:::::|.|`i,(〃 :〃:': ;:,,,; ;;; ;:〃:ヽ);;　≡:≡:|.r-il::::::|:≡:≡:≡:≡l:≡　iｮ:;:;ソ:〃）:;三
.................. .......|.|_,i `''"ﾞﾟﾞ'l ::'il　　."'･ｬ-､;;;ソ;;;;;;;;/ﾞ|￣| l lヽヾ;;ilY⌒Yli;;;;;l::;;;;,,...l! .|,,..,..,..,.;:;:;:;,...,..
:::::::::::::::::: :::::::|. ;;;-''￣　l ::'il　￣,l :i|,,ｖ．｀｀｀"""''''''''''"'''''ﾞ`″'''''''''''-､__,,; `;；li! .|;:；:`；;.；,.;;.;.;：
"""""""""""　_;;;;;;;;;r--･･''"""~｀　 　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　- _,lii: .|;；:;：:;.;:.`:;:；;;.;
`:;:；;.:,；:;_,-''"￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　　　　　 　￣ﾞ~'''--__:;:;；:;：
-'~　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/

　　　　　　　 ,,. -‐'''''"""''''''ｰ- ､
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　　　　 /::::::::::::::::;:::::::;ﾍ;::::::､:::::::::::::::::ヽ,
　　　 /::::::::::::;:::/!:::::/ | ヽ:::::i､::::;::::::::::::::i
　　.　i:::::|:::::/:;/,|;;;/　 |　ヾ;;;|._i::|i::::::::::::::i
　　　l:::::|:::/'!/ _|/_｀　|　 ´ i_|. i;|`!::::::::::::|
　　　|:::::|::i. ,|r'r:::ヽ`　'　　'r:::ヾ,l､|::::::::::::|
　　　|::::::l:| i　{:::::::::|　　　 {::::::::::i　iﾞ|:::::::::|
　　　|::::::::| !　io:::::ﾉ　　　 io:::::::i　l !:::::::::|　　　いやー。まさか総統がうちらと会うて
　　　|::::::::|　　`'''"　　　　 `''''"　　|::::::::::|
　 　 |:::::::::l　　　　　　'　　　　　　/:::::::::::|　　　くれるとはなぁ。
　　 /7::::::::ヽ、　　　 iーi　　　 ／:::::::::::::|
　　//:::::::::::::::;`'':;,､,　`''" ,..ｨ､'ﾞ:i!::::::::::::::::|
　 /ﾆ>::::::::::::::i;'-'〈| ｀`''"´　|〉ヾ,i:::::::::::::::|
　/ ﾆ>:::::::::i'"　　 l　　　　　.l　　｀`!:::::::i::|

　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　´￣￣￣｀　　 、
　　　　　　　　　　　　　 　 ／:.:.:.:.:.:,:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶
.　　　　　　　　　　　　 　,.':.:.,:.:,:.:.:./:./ ヽ:.:ヽ.:.:.:.:､:.:.:.:ヽ
　　　　　　　　　　　　　/,:,:.:l:.ｲ:_/l_/　　 ヽｰ―--､ヽ:.:',,
　　　　　　　　　 　 　 ,':,':l:.:.!ィ´'　!'　　　　ヽ:!　ヽ}ヽ:.',:.}l丶
　　　　　　　　　　　　l:.:!:.!:.l:.,'_>≠ﾐ　　　　 三ﾆﾐ!、ヽ!'´ヽ:丶　　　　生きているうちに実現するなんて思わなかったよねー。
　　　　　　　　　　　 /!.':/!:|l'〃'´　　　 　　　　　　｀　' f.､ !:.:.:丶
　　　　　　　　　 　 ,':.:.! ! l;!　　　　　 　 ;　　　　　　　 / ノ:.:.:.:.:.丶
　　　　　　　　　　 ,′:ヽ､ ',　　　　┌‐----‐┐　　　ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
　　　　　　　　　　,':.:.:.:.:.:`ｰヽ　　　 !　　　　　 l　 　 ,.'　 丶:.:.:.:.:.:.:.:.',
　　　　　　　　　　!:.:.:.:.:.:.:.:.:. へ　　 丶　　 　 /　 ／　　　　`　､:.:.:.:.:}
　　　　　　　　　　l:.:.:.:.:.:.:., '　　　`　 ,_ `ー　´,　'´　　　　　　　　`ー'
　　　　　　　　　　l:.:.:.: ／　　　　　　}　 ￣　　!
　　　　　　　　　　l:.／　　　　　　__ /　　　　　ヽ- 、　　　 __
　　　　　　　　　　｀　　　　　 ／　{'　　　　　　 , '　 ＼　／::::＼


　　/.:.:.:.:.:.:ｲ.:.://.:.:/ 　 ＼ヽ＼:＿:.｀ヽ
　 /.:.:.:|.:.:./|￣/｀,/- 　　　Vﾍ´＼＼}:.',
　,' .:. .:|:.:/ ﾚ'/´⌒ﾐ､ 　　　ｲ⌒ヽVⅣ.:}i
　i.:.:.:.:.:Ⅵ 〃| しﾊ !　　　　iﾊＪ　|ヾ !/:.|
　|.:.:.:.:.:.:.:! { 弋_Ｃ)ﾘ 　 　　弋(うﾘ }│:.:|　　　ほんになぁ。
　|.:.:.l.:.:.:.:|　ゝ　-‐' 　 　 　 　ｰ-　' 〈:.:.:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｺﾝｺﾝ>
　|.:.:.l.:.:.:.:|　　　　　 　　　' 　　 　　　}.:.:|　　　　……ん？
　|.:.:.l.:.:.:.:| 　 　 　 「￣￣ヽ　　　　 人:.:|
　|.:.:.l.:.:.:.:ﾄ､　　　　{ 　 　 丿　　 ／l.:.:.:.:|
　|.:.:.l:.:.:.:.:|.:＞ .　　｀ ー '"　.. イ.:.:.:.l.:.:.:.:|
　|.:.:.l:.:.:.:.:.|.:.:.:.:|｀　 ｰ--‐r'´.:.:.:|.:.:.:.:l:.:.:.: |
　|.:.:.l:.:.:.:.:.:レ'〈| 　 　　　 !〉､.:.:.|:.:.:.:.l.:.:.:.:.|
　|.:.:.l:.:.:.:.:.:.| 　 ＼　　　　`　|＼.:.:.:.ﾉ:.:.:. ﾘ
　|.:.:.l／|:.:.:ﾊ　　　＼~｀ヽ　＾|　 ヽ/:.:.:,ｲ:,'
　|:ﾝ、　|:.:.:ハ 　 　　`く￣￣|　 /:.:／ ﾚ、
／ 　＼レﾍ.:.:|　 ,ｲ 　　＼　│/／＼ ｀´＼
⌒ヽ、　ヽ　Ⅵ／ |.　　　　＼|'" 　／ ヽ、 ∧

　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::.＼
　　　　　|.::/⌒Ｙ⌒ヽ:::::::::::.|
　　　　　|　⌒　　⌒　 ｉ:::::::|　　　　
　　　　　|（●） （● ） 〈::::::|　　　　みなさん、今から総統がお越しになりますよ。
　 　 　 (⌒（__人__）⌒::::　@）
　　　　　| 　|r┬-| 　　　　|
　　　　　＼ `ー'´　　　 ／
　　　　,--　ゝーー ___／ /ゝ--、
　　　ｲ　/ |.!､ _____ ／　ノ　|
　　　|　i　 |,／(__）ヽ／　　 |
　　 ｜ | 　|　ハ ／　 　 ＜


　　　　　　　　　　　 ＿,,＿
　　　　　　　　, ‐ ´　　　　　 ｀　ヽ
　　　　　　 ／　　　　　　　 , -‐ 　､ ヽ
　　　　　 ,/　　　　　　　　 {　　　　 ＼ヽ
　　　,／~|　　　　　　　　　 l　　　　　＼ゝ
　　／　 |　　　　　　　　　　＼　　　　　l
　 /　　　|　　　　　　　　　　　＼　　　　 l　　！！
　|　　　　入　　　　　　　　　　／＼　　　|
｜　　 ／　＼　　　　　　　　／　　　>"- 」
｜ ,／　　　　｀ ‐ ､　　　　 /　, ,／
｜´　　　　　　　　　ｺ'"｀"''＿l,,
　　　　　　　　　　ノ　￣￣　　　~＼

　　r- 、
　　 ＼ ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　＼ ＼＿　　　　　　　　　　　　　 ,..:"~::::::::::::::::::":::,,.._
　　　　 ./￣|　　＼　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　 　 　 　
　　　　 〔￣|__人　｝　　　　　　　　 /:::::::::::;:/＼;;:::i∧y:ト、::::::::＼
　　　　　|￣　|　　∧　　　　　　　/;;::::;:::/i/　　＼:i　,r--ヽi::::::;;;;ヽ　　　　　　　
　　　　　ヽ￣)＿　　＼　　　　　 i:::::::V;;;ーヽ　　　　 i:::::::ﾄ ﾞl i::;;;;;;;l　　　　　　き、キタでキタで！
　　　　　　￣　　＼　　＼　　　　l::::/　i::::::::::l　　　　 i:::oﾉ　|　Y;;;;;i　　　 　 　
　　　　　　　　　　　＼　　＼　　 .i::l　　i:::::oﾉ　 ,　　　￣　　　　i:;:;;i　　　　　　緊張するなー。
　　　　　　　　　　　 　＼　　＼　 i:::i　　￣　　_...-ｰ'''i　　　　　 i:;;;i　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　＼　　＼|;;;i　　　　 |´　　　 |　　　　　i;;;;;i
　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　丿|;i;へ　　　＼　　　|　　　　ノ:::::::i　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　>　/　 / ＼.　　 ＼__ノ　　　／;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　　　　　　　　 くノ　 ノ　　　~＼__　　＿__／|;;;;;;;;;;;;;;i　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ^＜_.　　　　　　 ￣＼　　　|;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼_.　　　　　　　 ＼／＼;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼_　　　　　　　 V / .＼;;;i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙ　　　　　　　[l　￣ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 |＼　|　＼


　　　_,.-ｧ'　　　　/　/,.ｲ ハ　i　　 ＼
　 ／　/　 / _,.-/ -/く//　 l　l　! !　.ﾊ
. / 　 ,'　 /　/ //_/　〃　　 Hi-l､l i 　 !
/　　 {__〃 /,.//‐ ､メ　　　　|!_V ﾊ､ l　lヽ
　　 /ｒ=､ﾚ / iｲヽｲ}　　　　　,ｲ-､ヽl !l　! ﾊ
.　　{ ' （ i　i　{ヾ'' / 　 　 　 iｲヽｲ } V!iﾘ　 !
　　人　ﾉ　　 ｀¨´　 　 　 　 !ヾ'ｿ ////　　|　　ねぇ、総統って……
_／ 　 `ｰ　　　　 　 　 　 '　｀¨´　/ｲ 　 　 !
　　　　　 ヽ. 　 ┌　―-， 　　　/ 　'､　　 l
　　　　　　 ＼　 ヽ ＿,ノ　 　 ／　 　 ＼. /
　　　　　　　|!｀　､.＿__,.. - ' ´　　　　 　 ´
　　　　　　　|　　　　　　|
　　　　 　_,ノ　　　　　　ヽ､__
　　 _,　イ（　＿__　　 　 ＿} ｝`ヽ､

　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／＼ 　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／（●） 　 （●）＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 　 （__人__） 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　|r┬-|　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　　　 `ー'´　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿-‐'￣＼ 　　　　　　／　`ｰ―-､＿＿
　　　　　　　　　　　　 ／~⌒~￣|　　, -‐'＼ ` - ー '/　　＼　　　 '　　　 ￣＼
　　　　　　　　　　　／　　　　　　|　`ｰ―-､ヽ　　　ノ　-―'~￣　､　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　/　　　　　　 ／　　　　　 `ｰV -‐'￣　　　　　 ヽ　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　＼ 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|`､
　　　　　　　　／`-､　　　/　　　　　　　　　 ヽ||／　　　　　　　　　　ヽ　　 ー､＿ノ　＼
　　　　　　　/ 　　　　　　､　　　　　　　　　　　||/　　　　　　　　　　　|／　　　　　　＼　＼
　　　　　　 /　 　　　　　　V　　　　　　　 ＼.　||　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　ヾ　j
　　　　　　|　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　ヽ/ヽ､　　　　　　　　　 人　　　　　　　　　 |　 |
　　　　　　|　　　　　　　　/　＼､＿　　　　 ／　　＼　　　　　　　／　 ヽ　　　　　　　　 |　 |
　　　　　 /　　　　　　　ノ　／　　　￣`ｰｰ'　　 l　　､￣`ｰｰ-ー'　　　 ∧　　　　　　　　ｌ 　 |
　　　　 （　　　　　　 ／ ／＼　　入　　　/　　 |　　 |　　　　　／ ）　 /　 ＼　　　　 　人　　i


　　/.:.:.:.:.:.:ｲ.:.://.:.:/ 　 ＼ヽ＼:＿:.｀ヽ
　 /.:.:.:|.:.:./|￣/｀,/- 　　　Vﾍ´＼＼}:.',
　,' .:. .:|:.:/ ﾚ'/´⌒ﾐ､ 　　　ｲ⌒ヽVⅣ.:}i
　i.:.:.:.:.:Ⅵ 〃| しﾊ !　　　　iﾊＪ　|ヾ !/:.|
　|.:.:.:.:.:.:.:! { 弋_Ｃ)ﾘ 　 　　弋(うﾘ }│:.:|　　　きまっとるやろ！　あの総統や。
　|.:.:.l.:.:.:.:|　ゝ　-‐' 　 　 　 　ｰ-　' 〈:.:.:|　　　　　　
　|.:.:.l.:.:.:.:|　　　　　 　　　' 　　 　　　}.:.:|　　　　きーっとこんな立派な偉丈夫やで！
　|.:.:.l.:.:.:.:| 　 　 　 「￣￣ヽ　　　　 人:.:|
　|.:.:.l.:.:.:.:ﾄ､　　　　{ 　 　 丿　　 ／l.:.:.:.:|
　|.:.:.l:.:.:.:.:|.:＞ .　　｀ ー '"　.. イ.:.:.:.l.:.:.:.:|
　|.:.:.l:.:.:.:.:.|.:.:.:.:|｀　 ｰ--‐r'´.:.:.:|.:.:.:.:l:.:.:.: |
　|.:.:.l:.:.:.:.:.:レ'〈| 　 　　　 !〉､.:.:.|:.:.:.:.l.:.:.:.:.|
　|.:.:.l:.:.:.:.:.:.| 　 ＼　　　　`　|＼.:.:.:.ﾉ:.:.:. ﾘ
　|.:.:.l／|:.:.:ﾊ　　　＼~｀ヽ　＾|　 ヽ/:.:.:,ｲ:,'
　|:ﾝ、　|:.:.:ハ 　 　　`く￣￣|　 /:.:／ ﾚ、
／ 　＼レﾍ.:.:|　 ,ｲ 　　＼　│/／＼ ｀´＼
⌒ヽ、　ヽ　Ⅵ／ |.　　　　＼|'" 　／ ヽ、 ∧

　　　 　＿＿＿＿＿
　　　／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
　 　 |.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
　 　 |::::::::/　⌒　　⌒　|
　　　|:::::::〉 （ ●） （●）|　　　では総統、どうぞ。
　 　（@　::::⌒（__人__）⌒)
　　　 |　　　　 |r┬-|　 |
　 　　＼ 　　　`ー'´ ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜


　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 ,..-―-､　　　　　　　　　 　
　　　　　　　ﾄﾞｷﾄﾞｷ　　　 　 　 　　　　/:::::::::::::::::l　　　ﾄﾞｷﾄﾞｷ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　∩　　/::::::::::::::::::::|　　 　　　,､　　
　　　　　　-―-､　　　　　　　 |⌒ヽ/::::::::::::::::::::::|　 　 _／|ノ　
　　　/´Ｙ　　　 （´ヽ　　,､　 　 l: : : ｉ::::::::::::::::::::::::|-―'´: :丿　　
　,､ _し' l　　　　 lヽJ／|ノ　　　＼: |∧／l／|ノﾚ : : : :／　　　
　Ｙ: : ｀ｰ｀ｰ-―'´一': : |　　　　　/: : : : : : : : : : ::i-‐'′　　　
　 ＼: : : : : : : : : : : : ／　　　 　 /: : : : : : : : : : : |　　 　 　
　　　Ｙ: : : : : : : : :r'´　　　　　　/: : : : : : : : : : : :|
　 　/: : : : : : : : : :|　　　　　　 /: : : : : : : : : : : : |
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　 ｀７７ｰ--┬r一'　　　　　　￣/ /￣｀ｰ-┬r-'
　　l'´）　　 ├|　　　　 　 　 　 l'´）　　　　　|~|
　　し'　　　 (ﾆ⊃　　　　　　　 し'　　　　　 (ﾆ⊃

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　　　　　|　　┃　　　　　　　　　　/＿::ノ　　　　 　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　　　＼
　　　　　|　　┃　　　　　　　　　[＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿]　　や、やる夫ですお……。
　　　　　|　　┃　　　　　　　　::|:::::::::::::::::::::::::::　/　　/　　/　/　 　 　 　 ∧　　　　　:',　　/　　/　　/　　 |
　　　　　|　　┃　　　　　　　　 |:::::::: 　　　　　/　　/　　/　｛　 　 　 　 /　ヽ　　　　　｝　/　　/　　/　　　|
　　　　　|　　┃　　　　　　　　 |::::::::　　　　　　　　　　　　　ヽ＿＿_／ ＿_ ＼＿＿_ﾉ 　　　　　　 　　　　|　ﾓｼﾞﾓｼﾞ……
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　 　 /　　　 ||　l ﾚ'"´　 ,)　　 'ｰ─''iﾞ i　il　 l ` ブl:::／メ､　ヽ::l'
　　 i　　　　 ﾘﾙ! 'ｰ-‐''"　　　　　|　|　i,ﾉ7 .l`''/,､l|/　ヽ, ｀`ヾi､
　　 !　　　　,{7' ,i,　|　| 　 ,....... -‐ ､ |　l　 ':,| /,/／　　　i 　　 ',
　　 l 　　／ ヽ、. i |　| /´　　　　　 〉/ ,r､__rｸ:'　　　　　 l　　　',
　　 レ''"　　　　｀`':､ |'､　　＿,,,.. ='‐'''"　 }y'　　　　　　ノ　　　 i
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　ヽ 　 　　￣| 　 　 　 　　　　 |￣　　　　 /
　　 ヽ 　 　　|　　　　э　　　　|　　　　　/
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　　　　　　　, ‐'"￣￣｀ヾ!」￣!　　　 |　 | |:j!
　　　　,　-/　 i| /＼ i　ﾄ　ヽ. |,r-- '"i　 |//l
　　 ／　 /　l /!ﾑ' ｰ.ゝ┴ ､ﾄﾚ､＿＿_i／:/::||
　 /　　　|| l.ﾚ┴ ､　ゝ┬ i'i　i! i'ｰｯﾋ:ｿメ､ヽ;l
　 !　　　 ﾘﾙ t-r '　　　l　l !人l｀ﾂ,.!/ ヽ　ヾ!
　 !　　／'､｀ l　|,ｒ ‐ '￣ 〉/ r､rｸ／　　 i　　',
　 レ '　　　｀ゝ､!_ ,. - ='- "　}y'　　　 ノ　 　 !
　　　　　　　/　 /~ i　　　　／　　　／　i　 ,. 'l
　　　　　　　>､/　　ヽ　 ｒ '　　　／‐- -+ ' ／ヽ
　　　　　 ／　 　　　　i',K.､　, ‐i"ー　　 レ'ヽ　iヽ

┌──────────────────────────────┐
│3月2日、やる夫は二二八事件の犠牲者の遺族代表らと会談した。　　......│
└──────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　＿〔薔〕_
　　　　　　　　　　 　 　 ＿___　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿___　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　￣　 ＼
　　　　　　　　　　 　 ／　 ／::´:::::` 、　　　　 　 　 ／　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　/　 　　　　　　ハ
　　　　　　　　　　 ／─ /:::　 　 　 :::ヽ　　　　　　/ ─　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　 　 /　/　　　　 　 《ll》
　　　　　　　 　 ／（●）/:::　　　　 　 :::|　　　　　/ （● ）　　 　 ヽ　　えー、本日は……　　　　　　　 　 　 / /　/ il　　j　　 | |
　 　 　 　 　 　 |　　 （__|:::　　　　　　 :::|　　　 　 |__）　　　　 　 　 |.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≧/ /　,'　i　　il　　l厶イ
　　　　　　　　　＼ 　 ｀ ＼:::　　 　 :::／　　　　　＼´　 　 　 　 ／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞f　i 　 i　|　　il　　 | |::::＜
　　 　 　 　 　 　 /　　　　/:::　　　　:::＼　　　　　 /　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '⌒)人ィ从ノ|:人从ﾉﾉﾊ|ﾉヽ(⌒

┌──────────────────────────────────────┐
│会談中やる夫は政府代表として謝罪はしなかったが、遺族達の言葉に熱心に耳を傾けた。..│
└──────────────────────────────────────┘

　　　　　 _,.　 -―――-　 .,_
.　　 ,.r''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀　､
　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:.1;;;;ハ:;;;;;;;;;;;;;ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.:ヘ/;;／　|;;/ 　 ､;;ﾄ､;;;;;;;ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;／ ,. /''ヘ.　 ﾚ′ 　 ヾ! ゝ:;;;;;;i
;;;;;;;;;;;;;;;;| ／／;;;;;;ヽ＼ﾉノ　レ-マ 1;;;;;;|
;;;;;;;;;;;;;;;|｜ |　;;;;;.　i　　 　 ''f ;;;; !| |;;;;;;;;|
;;;;;;;;;;;;;;;|　　｡､__　.ﾉ　　　　 | ;;;;.j ||;;;;;;;;;|　　ウチの弟は夜、突然連れてかれたんや。
;;;;;;;;;;;;;;| ｡°,.,.,.,. 　 　 　 　 ｀ニ。|;;;;;;;;;|
;;;;;;;;;;;;;;|８""",."―-　..＿ ′　"｡{;;;;;;;;;|　　すると一週間後、穴だらけでパンパンに膨れた
;;;;;;;;;;;;;;|　　./　　　　 　 　 ￣｀! 0|;;;;;;;;|　　水死体になって……
;;;;;;;;;;;;;ﾄ､　 !　　　　　　 　 　 /　ﾉ;;;;;;;;|
;;;;;;;;:;;;;|::::ヽゝ .,_　　　　　 　 ,.イ;;;;;;;;;;;;|
;;;;;;; ;;;;|　 ::::::`::-..￣二ﾆ- '´//i;;;;;;;;;;;;|
;;;;;;; ;;;|　 　 ::::::::/　　/　　 //:::|;;;;;;;;;;;|
､;;;;. ;;|　　　　 /　 ﾚ′　 //:::::|;;';;;;;;;/


　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／⌒　　⌒＼ ﾎｼﾞﾎｼﾞ
　　　／（ ー） 　（ー）＼
　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
　 |　　　 ｍj |ー'´　　 　 　|
　 ＼　 〈＿_ﾉ　　　　　　／
　　　　ノ　　ﾉ

┌───────────────────────────────────┐
│当時は戒厳令が解禁されて3年半しか経っておらず、事件について語ることは　　 　 .│
│まだ抵抗があった。やる夫自身も総統就任当初「蒸し返して何になるのか」と　　　　...│
│突っ撥ねたほど神経質な話題であり、この会談は注目を集めていた。　　　　　　　 　 │
└───────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　 　 　 　 　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　 　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　 　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,　　(話には聞いていたけど、
　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,　　　　　そんなにひどかったのか)
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　 ／:.:.:ji:.|
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､ 　　　　 ／:.:.:.:.:.ハ!
　　　　　　　　　　　　　 ／-､　　 　 ＼　ヾ| 　lﾘ ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼ 　　 / ､　　　　 ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　 　 　 　 ＼ / 　|　　　　 　 ｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　 　 ／／__} |､
/ : : : : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　 ／､//:::::::ﾊ|: ≧ｰ- ､

　　　　 ,r'":://i::://i::/;;;;;;く　　　　 |,i,,ヽ`ﾄi-:::i::::::::::::::';::::::::::::::::`､
　　　／::::::::i/ i:/i' ,i/i'⌒);;;i　　　.,;;;("⌒);;`;､::!::::::::::::::i:::::::::::::::::::`､
　　./::::::::::::::::::ﾚ::!,i;;;;;`;;::;;;;;;i　　　i;;;::::;;;;;;;(⌒i;i,|i:::::::::i::::i:::::::::::::::::::::`,
　 /::::::::::::::::::::::::i i;;(_ﾉ;(__);ﾉ　　　i;(,＿);;;o;;;;;;;!　i:::::i::|:::i:::::::::::::::::::::::::',　　　私のお父さんも手を針金で貫かれて……
　.!::::::::::::::::::;;;::'',' `'''''''''''''"　　　　`'''':::;;;;;;;;:ノ　　i;r‐i-く::::::::::::::::::::::::::'!　　　
　i;;;;::::-‐'''"　 .i　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r''⌒'i;:::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　i　　　　　　　　　　　　　　　　　　 )　　 ﾉ`ｰ､;;;:::::::::::::::i
　　 　 　 　 　 ヽ、.　　 ,,,,,＿__,,,,__　　　　　　 ,,__,, -''"　　　　`''ｰ--'
　　 　 　 　 　 　 ｀ヽ､,（,,,,＿＿,,,,,_｀)　　 _, r'"
　　　　　　　　　　　 ,/⌒`i､,,_,r'⌒'-‐ ''l"


　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　…………。
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 　／　─　 　 ─　＼
　　　　／ 　 （●） 　（●）　 ＼　　皆様がされた御苦労は筆舌にし難く、
　　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |　　40年に渡り抱いてきた絶望と喪失は
　　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／　　　玉山よりも重いものと認識しておりますお。
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|

┌────────────────────────────┐
│会談の中、やる夫は自身もまた被害者であったことを告げた。　 　 .│
└────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　 _-─―─- ､._
　　　　　　　　 ,-"´ 　 　　　 　　 ＼
　　　　　　　　/ 　 　 　 　　　　　 　ヽ
　 　 　　　　 / 　　　　　　＿／::::::＼_ヽ　　　　
　　　　　　　|　　　　　　　　　::::::::::::::　 ヽ　　　　やる夫も大学生だったためにあの時、
　 　　　　 　l　　u　　　 （　●)::::::::::( ●)　　　　　友人の蔵に隠れざるを得ませんでしたお。
　　　　　　　` ､　　　　　　　 （__人_）　 /　　　　
　　　　　　　　　`ｰ,､_　　　　　　 　　／　　　　　ほとぼりが冷める間味わった思いときたら……。
　　　　　　　　　／　　`''ｰ─‐─''"´＼


　　　　　　　　　　　　　　_,.. - ─ - ､_
　　　　　　　　　　　_, -'´　　　　　　　 ｀ー､
　　　　　　　　　 ／　　,　 ,､　　　　　　　　 ＼ _
　　　　　　　　 /,ｨ /　/　/ ヽ　 ﾄ､　　　　　 /　 ｀ヽ
　　　　　　　　　/ i　/,-/　　ヽｰH- _ﾄ､　　 i　　　　ヽ
　　　　　　　　　!イ ｲﾚｰ　　 ｨ',~ﾄ､'､ i ヽ　! ',　　　　　'､
　　　　　　　　　 ｲ/ !ﾘ;;;!　　 |::V::::!ヽj　'､ ﾄ､'､　　　　　i
　　　　　　　　　/　 ハｿ　　　ヾ::::ﾉ　j　　ｉ |ヽ ﾄ､　　　　!　　…………。
　 　 　 　 　 　 i　 ｲ 　 、　　　　 　 　 　 V　ｿ　ゝ　　　!
　　　　　　　　 レヘ.　　　　　　"""　　　 r‐"／　 ＼_ ﾉ
　　　　　　　　　　　 ヽ／｀ｧ　　　　　　　 i ／
　　　　　　　　　　　 /Zミﾒ､＿　-　　_, -'‐-､
　　　　　　　　　　∠､ヽﾒ' 　 ／/　／　　　　＼

┌───────────────────────────┐
│予想通り非主流派や外省人からは強い反発が起こったが、　　　.│
└───────────────────────────┘

　　　　　　　,,_.＿〟＿
　　　　　　 ∠＿＿＿＿ヾ､　　
　　　　　 /＿＿＿憂国＿|　
　　　 　 / 　 ｲ ::iiii◎ー◎i; 　 |　　あ、あれは共産主義者達の陰謀により反政府暴動。
　　　 　 |{⌒ﾘ　u.⌒,;( o o）ﾞ）　|　　実際に共産党が活動しているし、日帝の格好で暴動に
　　　　　 ヾ_`　　　　　 　３） ＜ 　加わったヤツだっている！　総統は一面的にしか物を見ていない！
　　　　ﾘﾝヾ　 u. 　 ,,,,〃／　 　|　アカの本省人の口コミや売国左翼による国家を貶める行為に
　　'／⌒＼＼丶ー‐ ィ´_　　　 |　総統自らが加担するなんて言語道断！
　 /　　　　ヽﾞヽー─‐＼＼　
　/　　 ヾ 　/⌒￣)　　　('二ヾ　


┌─────────────────┐
│やる夫は例の如くそれを黙認した。　　　 │
└─────────────────┘

　 　　 　　　　＿＿＿_ 　　
　　　　　　 ／ ／　　＼＼　 　　　　
　　　　　／　（;;..゜）;lll（;;..゜）＼　ごるぁぁぁ！！！このガキャあああああああ！！！
　　　　／　　 ⌒（__人__）⌒　＼　　　　売国奴とか言ってる大陸の工作員ぶちのめすぞコラァァl！！
　　　　|　　ノ（　　|r┬- |　u　　|　＿＿＿＿＿＿＿_　　　　
　　　　 ＼ ⌒　　|r l |　　 　／　.| |　　　　　　　　　　|
　　　　ノ　　u　　 `ー'　　　 ＼　| |　　　　　　　　　　|　　
　 ／´ 　 　　　　　　　　　　　 　.| |　　　　　　　　　　|　
　|　　　　ｌ 　 　 　ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ　u　　| |　　　　　　　　　　|
　ヽ　u　 -一ー_~､⌒)^),-､　　　| |_＿＿＿＿＿＿_|
　　ヽ ＿＿＿＿,ノγ⌒ヽ)ニニ-＿＿＿| |　　|＿＿＿

┌─────────────────────────────────────────┐
│これによりあえてマスコミの批判を黙認することによって解放的な総統というイメージを与え、　　 　 .│
│本省人はおろかリベラルな外省人にすら『やる夫情結』を植えつけることができ、　　　　　　　　　　　.│
│マスコミの批判が大きくなればなるほどやる夫の声望が増すという奇妙な構造を生み出した。　　......│
└─────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.:￣￣￣￣￣ ＼　　　　　　　　　三__|__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　 口　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／: : : :　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : :　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 　 　 ‐┬‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　: : : : : : : :.._　　　　　　　　_　　　　 ＼　　│__田__│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　: : : : : : : ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　 　　 　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　: : : : ::;;（　● ）::::ﾉヽ::::::（ ●　）;;:::　　　|　　､　マ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l: : : : : : ´"''",　　　 　 　"''"´　 　　　 　　 l　　 了 用
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼: : : : : : . . （　　　 j　　　 ）　　　 　 　／　　　'"`ー‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼　　　　　　ﾚ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´　　　 　 　 ＼　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : . : : . : : .　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＼


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f¨ﾞ!
:┐　　　　　 　　　n /〉　　　　　　　　　　　　　　　<ヽ　　　　　　　　　　/^〉'
　!　　　　　　　　　}"/　　　　　　　　　　　　　　,､　 <｀ヽ　　　　　　　 ./:::/.,､
⌒!ｨ　　　　　　　 f¨ﾟ{　　　　　　　　　　　　　<´ 'ヽ　Vハ 　 |ヽ　Y¨!　|::::}ｲ { , -ー ､　　_ /¨>　 r-‐,､ <⌒!
::〈人_r-ｰ- ､_r＜}|　＞::::￣:｀ヽ__, - ､__r ､r=¨>‐-!　/:::::}＿_Vﾍ　}:::|__}::::{.ィ1.|:.:.:.:.:.:.}_, くﾉ￣!　./;;;;;;;;;}_, ﾍ⌒',
/:.< /::::::::::::::::Y::/|i /::::::::::::::::::::::Y:.:.:.:.:.YVｲ!:::::}::::::::|/::::::/:ァ＜!　V_::|　',く/⌒!}:.:.:.:.:ノ/ /:/^V__〈ヽ;;;;;/_!__ノ::::::ヽ
:.:.:.:}|:::::::::::::::::::|:{:. }:!:::::::::::::::::::::::: l:.:.:.:.:.:.|ィ　ゝx}:::::: |::::::/:.:/　 /　> ¨⌒ヽ:'.　　V¨¨ヒ{_. V==<:::::｀ヾア´:f⌒!ヽ:::::}
＼f':!::::::::::::::::::lﾊ:.:ﾘ'.:::::::::::::::::::::::∧:.:.:.:./　＞ｲ::! :::: |:::::{Y/'　〈　/:::::::::::::::::}:' 　　V::::::::::{ .}　　.}::::::::::|:.:.:.:.|:.:.:|:.:.}-:'
　 ヾ!,､:::::::::__/_／　 ヽ::::::::::::::::/|ﾚVWハ/::::::::/:::::: |::::::|ﾊ　　 V!::::::::::::::::::!:/　　./:::::::;:::Y　　/^!:::::::{:ﾄ､: |:.:.:|:./:::::
　　　　｀Yﾟ￣　 　 ＿/VﾚvｲW:::::｀ー-::＿_／:::::::::/:::::::|　ヽ　 ｀!:::::i:::::::::::|'　　 /:::::::/L_|　　￣⌒¨}＞ﾍ}:.:.:|"::::::::
、　　　　　　f´￣::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|　　ヽ　.|:::::l::::i::::::|　　/:::::::::|　　＞-　._　　}} 　 |:.: |ヽ:::::::

┌──────────────────┐
│3月14日、国民党大会が開催される。　　......│
└──────────────────┘

　　　　　 rfﾆ､ヽ
　　　　　 l｡ ｡ f9i
　　　　　 t≦_ﾉゝ､　　　　　　　　　　　　,,....,,,,__　　　　　　　　,rrテ≡＝=-､
　　　　　　｀フﾞ´,,:: -- ::､　　　　　　　,r''"''''''ヽ:::｀ヽ.　　　　　（〃彡三ミミ::｀ヽ
　　　　　 ,rﾆｭf::r-‐t::::::::ヽ　　　　　f´,,..、　r"::::::::::i　　　 　 /"~´　　　i三ﾐ::::i,
　　　　　/,,,　Y.. -‐ ヾ::::::::l 　 　 　ノﾞ f･=　 7:::::::::::l.　　　　f:､　‐-:、　(ミﾐ:::::::l
　　　 　 ﾑﾟﾞﾞ' く､'ﾟ`　 ﾞ'"):::l　　　　ヽ''　　　　ﾞ'⌒ﾘ:ﾉ　　　　ﾉﾟｦ　''・=　　ﾘ::r-､ﾘ
　　　　　l=,,;;:. l=､　 ..::" ,)ヽ、　　　j⌒　　　 ﾄ'"fノ　　　　 l (-､ヽ'"　　 ﾞ'´ﾉ),）
　　　 ／`ゝ-''^ヽ''"　 ,/: : : :＼　　ヽ、: : : '" ノ^i,　　　　　lｨｰ-､　　　　ﾉ-ｲ
　 　 /rf´ i′　 ,f^ヽノ:,. - - 、 ヽ,,. -ﾃ）　,／　　｀ヽ、　　 t_ﾞﾞ 　 _,,.. :: "　 l、
　　　ﾞ'ﾞ　 l　　　l: : j :f´: : : : : ヽ,/　　 '''"´　　,,.: -　 ヽ 　　 ｀ﾕﾞ"　　　　,ノ::ゝ､
　　　　　 !　　 /: :ﾉ l: : : : : : : ノ,　　　　　　,:'"　　　ﾞヽ i,.r‐(´::::〉　　 ,.ｨ":::::/::::::
　　　 　 /-‐-/: :/: l: : : : : : ,/ /　　　　　/　　　　　　,f´:::,::ヽfﾄ--テ:::::::::ノ:::::::::
. _,,..::-,テ　　 /`7: :（: : : : : /ヽ/　　　　 〃　　　　 　 ﾘ:::,'::::::ゝ!r7/ｰ一'":::::::::::::
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､..､く´＿,,∠"ｨ''"´ ／　　　,>　　　　 /＼、　　　,ノ:::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::::
´　 ,ﾍr:､-､=---／　　　 ,:ｲ　　　　,ﾉ　　 ｀ﾞヽ､／:::::i':::::://:://::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｰフ´ > ヽ`ｰ､／　　　 ／く _,,..ィ''"ﾞ'　　＿,,:ｨf-:､::::::!::/｀ﾞﾞフﾞ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／ ／　,,ゝヽ,　）　 ,.／　ｨ'"　　　r-‐ ''",.,　　　　ヾ:l:/　f"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

┌───────────────────────┐
│主流派達は住民による直接選挙での総統選出、　　　　│
└───────────────────────┘

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　　　　　　　　　　 　 {三,ゝ <三)　　 (三>　　,ﾉ三ヾ
　　　　　 　 　 　 　 r!ミ´ _,. .. 、　　 _ ､,..,_　 ｀ヾ三ﾐ!
　 　 　 　 　 　 　 　|{ﾐ' .:'ｲでiﾝ'､ :　' ｨ'でi)>.:.:.　}三ﾑ
　　　　　　　 　 　 　ﾞﾄ{, 　｀三ｼ' .:　:::.｀三彡:.:.:. lｼ/り
　　　　　　　 　 　 　 {j!　 　　 ,r'.:　:ﾍ,:.　　　　 fﾐ/､ﾘ
　　　 　 　 　 　　　　｀! 　　 / `^ｰ '^'ヽ　　　　liにｿ
　　　　　　　　　　　　　、　　 ,. -ti､_　　',　 　 /朴
　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ. 　'､ﾓｪｪｯｿ､ ﾉ　　ｲ〉ヽ、
　　　　　　　　　　　 ,. -‐代、 ｀ ￣´ , '　 ／ /:.:.:.:.｀ト､
　　　　　　　　,. -‐/ /:.:.:.l ヽ丶 ＿__,' ィ´／/:.:.:.:.:.:ノ /‐- ､、
　　　 　 , 　'´　　〈{、'､:.:.:ヽ ヽ　　,-、 ／／:.:.:.:,. '´／　　　 ｀丶、
　　,.　'´　 　 　 　 ｀ト､｀ﾆ＝=ゝ‐'―'´≦ﾆ=‐'´_,. '′　　　　　　 丶、

┌──────────────────────────────┐
│非主流派は変わらず国民大会による選出、間接民主を主張した。　　　 .│
└──────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　V .:.::/ .:.::/.:::/ .:.:::::::;:::/.::::l::::|:::::l|:.､.:.:.::::::::::!:::::::::.:.:.:.:
　　　　　 　 　 　 　/ .:./ .:.:::::1:::l .:.:::::::/:/ .:.:/:::/::::入.:.＼.:.:.:::::!:::::::::.:.:.:.:
　　　 　 　 　 　 　,′/ .:::!.:.:::|::::|.:.::::::/ｲ.:.:::/`ナ:::/＿＼:::.＼_」:::::::::::::::::
　 　 　 　 　 　 　 i.:.::! .:::::!.:.:::|.:::|.::;;:ｲ7.::::://://::/￣￣｀¨`ヽV.:.:::::::/.::::
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　　　　　 　 　 　 ,′ l　　 `入::::::.:.､　　 　r---イ　　　　　　　 ﾌ´
　　 　 　 　 　 　 i　　|　　　〉 　､.ﾄ､.　　　 |: : : : !　　　　　　 ,.ｲ､.! /
　　　 　 　 　　 　| 　 !　　　〉　‐米:＼　 　ｌ 　　ﾉ　　　　　／V‐米-
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　　　 　, r‐イ　 ハ　/^┤　〉　 　 : : : : ﾘ:::＞ｰ-- ＜ 　　／ { :
　　　 ./ 1 　|　 |　 /　　|　 〉　　　　: : :ﾘソ, -┴‐'　L_／　　 { :
　　　 .!　L_人_ノ 　 　　 !.　〉　　 i /. : :ﾘ　　,r‐--‐介ー---‐{ :.　i
　　　.└r'　 　 　 　　　ﾉ　 〉　 -米‐: :.ﾘ ／:/´￣ﾌ:ﾊ:「￣｀¨`{ :-米

　　　　　　　　,ト--ミ､、_:::::::::::::::::｀:"'':―┼――――l
　　　　　　　 /ミミ三三ﾐ'ー‐-- ､、＿:::::::|:::::::::::::::::::::::j
　　　　　　　 {ミミミ三三、　　 　 ､ｰ=､`'┴―――fミ',
　　　　　　,..､ﾐﾐミミミ三ｼ　　. . . . `―' l ii l　(ヲ　　lミil
　　　　　 //う{ﾐﾐミミf'"　　　_,,.,,_:.:.:.:..　 _j_　.:.:.:.　　lﾐﾘ
　　　　　 l V　}ﾐﾐミミ　　　 ',ｨでiﾝﾐ、:.:.､__, -,ｨも=､',l:l′
　　　　　 'i l ,ﾉヾミミ'　　　 ´￣｀ﾞ`ラ .:. 三 f"´￣｀' lj　　　直接選挙こそが現在国民が求めている
　　　　　 ヽヽへ}ミﾐ　　　　 ｀二ﾆノ ,、 jl　',` ―''" ,l!　　　最も民主的な制度でおじゃる！
　　　　　　 ヽ二ﾉミ'　　　　　　　 ,ィ'" 　 　 ﾄ、　　 ,!
　　　　　　 , -fｿ!'ミ　　　 　 　 ／ `^ヽ,＿ノi　　　 ,'　　　　国民何たらとかいう脳にウジの沸いた老人に
　　　　　 ,/（/　{i,ﾐ'　　　　　／　 _,,...,＿,,..,、l　　 /　　　　国民の信を託すのは不適当でおじゃる！
　　　　　/　ヽ　 lN,　　　 ／　 ,ィiTTTTTト, ,}　 ,/
　 , -―/　　 ヽ ', ヽ　 　 {　 ,/⌒'ｰ'‐'‐'‐',ﾘ l　 /
　/　　/ 　　　 ヽ'、 ヽ 　 l　 {,ゝ､‐r‐'ﾝ-i/ ,/ ,ｲ丶､、
"i　　 {、　　　　 ヽヽ丶　丶 ヾ<Zェｪｪｼ'　ﾉ ,i'lヽ、　｀ヾー-- ､
　l,　　 ＼　　　　 ヽヽ 丶、 ｀ ｀ ‐ -- ‐'"/ノ ,l　 ＼　　＼　　ヽ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _..　-　.._
　　　　　　　 　　 　 　 　 　 _.. - ,ﾆ-冖 ⌒ 冖-ﾆ - _
　　　　　　　　　　　　 　 ／　ノ´,. .‐.: : :￣: :､:‐. ､｀ヽ ＼
　　　　　　　　　　　　／ 　 /／: :.／: : : : : : :l: : : :.＼ヽ　＼
　　　　 　 　 　 　 ＜　　ヽ/: : : :/: : : : : : /: :.l: : :､: : :ヽ/ 　 ＞
　　　　　　　 　 　 　 丶､/: : : ::/: : : : ::::〃:/:.|:: : :.l: : : :.', ／
　　　　　　　　　　　　　 ｌ:l: :-:､l.: ::::::::／/://:∧:::._;l:-!: l:.|!
　　　　　　　　　　　　　,ｌ:l: : : ::|＞＜__/ ' / '_,. へ:.|: l: :|::!l　　　　　青臭ぇこと言うなですぅ！
　　　　　　　　　　　　 l:.|:|: : : ::lz＝ｭ　　 ′　z＝ｭ.リ:://: l　　　　
　　　　　　　　　　　　l: :Nヽ: : :ヽ　　　　 ' 　 　 　 /:://: : :.l　　　　アホな民衆が一時の感情に流されて
　　　　　　　　 　 　 l: : ／il ヽ､ヽヽ 　 /二ヽ　 ／ '//￣｀ヽ!　　　とんでもない奴を選んだらどうするつもりですかぁ！
　　　　　　 　 　 　 l: / 　 il　　lｉ､｀`　 |　　　|　　／' li:.　　　ヽ
　 　 　 　 　 　 　 l:/　 　 il 　 li　｀丶､ヽ-- ,' ィ .il　　li::.　　　 ヽ
　　　 　 　 　 　 ,/　　 　 il.※.li　 　 ,.ィ｀不ヽ、　il.※.li::::::..　　　ヽ
.　　　　　 　 ／/　　 　 .:il　　li 　 //　//'{l:l　ヾ､il　　li＼::::::...　　 l､

┌────────────────────────────────────────┐
│この党大会でも主流派と非主流派、ことに郝柏村との意見の違いは明らかになっていたが、　 　 │
└────────────────────────────────────────┘

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　 ,.　-─'"´..:..:..:..:..:..:..:..:..｀　 、
　　　 　 　 　 ／.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.＼
　　　　　　／.:..:..:..:..:..:..:／..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..＼
　　　　　/.:..:..:..:..:..:..:..:/.:..:..:..:..:..:..:..:..:.＼:..:..＼:..:..:..:..ヽ
　 　 　 /.:..:..:..:..:./.:..:/.:..:..:..:../＾!:.ﾄ､:..:..:..＼:..:..:..:..:..:..: |
　　　　′.:..:..:..:/.:..:/.:../.:..:./　｜|　＼:..:..:..＼: |:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:. /.:..:..|:../.:..:./　　 |:.|　　 ＼:..:..:..`|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|/.:..:./ 　 　 |:.|　　　 ,メ、:..:|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|:..:../ｰ‐-ノ :|/　　 彡─-ミ|:..:..:..:.|　　　　　　　　
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|:../─-ミ　/　 　 　 (か 　 |:..:..:..:.|　　　　　　　　二月政争の時と同じように妙な事が起こったら
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|/　(か　　 　 　 　 :.. ─ ''|:..:|:..: |　　　　　　　　　誰が責任とるんだって！
　　 　 }:..:..:..:..|:..:..:..| ':..,,＿　 ..:　 　 i{　　 　 ｕ |:..:|:..: ﾄ､　　　　　　　
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|　　　　　　　　　`　　　　　|:..:|:..: |; .＼　　　　　　政争で国家元首が決まるなんておかしいじゃないか、バカ！
　　 　 |:..:..:..:.l|:..:..:..|　u　　 　 　 ,　-‐┐ 　 　 |:..:|:|:.ｌ| ; . ; ＼
　　 　 |i:..:..:..:l|:..:.|:込、　　　　 /´￣￣|　 　 /:!:..从:ﾘ. ; . ; . ; ＼
　　　 八 :..:..:l|:..:.|:..:.| ; . 　 　 〈　 　 　 |　　　 :|/ . ; . ; . ; . ; . ; . ヽ
　　　 　 ヽﾄ､l|:..:.|:..:l| ; . ;`ト .　`ｰ─‐ ' ／　 ./. ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; ﾟ,
　　　　 　 　 乂_|_从 ; . ; |　/≧ｧ─=升 　 / . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; . |
　　　　 　 ／. ; . ; . ; . ; . ;Ⅳ⌒ヽ　　　　　/ . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ;｜

┌────────────────────────────┐
│総統府も行政院も「国家のため」の意見の相違として片付け、　　　..│
│亀裂ができる事を防いでいた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　......│
└────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　 　へ､、
　　　　　　　　　　　　　　 / ｛_ ｸ
　　　　　　　　　　　 ,=- く__,,／
　　　 　 　 　 　 　 /　　　／　　　　　＿
　　　　　　　　　　/　　／　　　　　_〃― ヽ
　　　　　　　　　/　　 /ヘ 　 　 _/ | | =!|= ｝lヽ　　　　　　国民大会代表は最高民意代表機関であぁぁるぅ！
　 　　　　　　　　r'　　　く彡 ＼r'´｛　∧ rっ /　 |ヽ-､　　
　　　　　　　　 ＼　　　　""''''`l ／ﾍ｀,二´ミ､ﾉ丿丿）　　　ゆえに民意を託された彼らが総統を選出することは
　　　　　　　　　 /＼　　　　|　´　　 |　|　　| |＼_ノF＝= ､__　　　不自然なことではなぁぁいぃぃい！！
　　　　　　　　　/;:;:;:;:ヽ　　/ 　 l　　 |　|　　| | 　＼|| | | | | ||
　　　　　　　　 /;:;:;:;:;:;:|　　　　　r―''＼ ,'⌒i| 　 　 　 || ||　 |
　　　　　 　　 /;:;:;:;:;:;:;:;:|　 　　　|| 　　　ヽ__ﾉ 　 　 　 || || 　 ﾍ
　 　 　 　 　 /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|　　　　q=＝＝＝||ヽ＝=o　|| ||　　　ヽ
　　　　　 　/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| 　 　　 || 　 　 　 || ヽ　　　|| ||　　　　 ＼
　　　／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼
　 ／　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　|　 ＼
／ 　 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　|　　　＼

┌───────────────────────────┐
│その両者の間に亀裂が入ったのは、4月2日のことだった。　　　　│
└───────────────────────────┘

立法院
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　___
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _＿　_,. r ≦三￣i',　　　　　 j三i￣￣￣￣　　‐-　　，_
　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿ ,. -─ｭｰ=ﾆ二三}「三三三三三三三三三i二二二二二i二二二二i二二二j＝=tｭ，,
　　　　　　　　　　　　　　r≦三三}＿＿j三二rｭー一i三三Π7三三「　 ,}￣￣￣i　　i　j　　　　|三j　　　jﾆ,i　　丁≧rｭl
　　　　　　　　　　　　　　}　i　 {　 j三ﾆ| 三三l　l三 　l三三!y'　　　l　_ri　　;:　　l　　i　i;　　 　 l三;　　　{三l　　 l　　i　{!
　　　　　　　　　　　　　　}　l　 |　 iﾆ三| 三三,! .l三 　l三三l　　　　 l!.ﾄｰl　　　;　i! 　 　 ;　　 　 i三:　　　}三l　　 l　　l　 }
　Π　_　　　　　　　　　　i　,!　 }　.!三ﾆl 三三{! .l三 　l三{ }l!　　　　 l l　.l　 　 　 l　　 !　,　　　 ,i三;　　　{三l　　 l　　l　.{
　j {　|」　Π　 　 　 　 　 }　l　 |　 l三ﾆ| 三三l　,i三　 !三! ﾊ　 　 　 l l　 !　　　　l!　　l　j　　 　 l三i　　　}三l　　 l　　l　 }
　i ,l　l i　i l_,._,.,.,.,.,.,.,.,..,.,. jｰー一──ｰ──一ｰ─一ーｰ=＝ー‐一ﾆ二j二二ﾆﾘ'"￣　""ﾞ""ﾞ"""""ﾞﾞﾞﾞ"ﾞ"ﾞﾞﾞ"""ﾞﾞ""ﾞ"ﾟﾞ
""ﾟﾟﾞﾞ"""ﾞﾟﾞﾟ"""""""""""ﾟﾟﾞﾞ"""""""""""ﾟﾟﾞﾟﾞ"ﾞﾟﾞ"ﾟﾞ"¨ﾞ""""""""""ﾟﾟﾞﾞ"""""""""""ﾟﾟﾞﾟﾞ"ﾞﾟﾞ"ﾟﾞ"¨ﾞ""""""""""ﾟﾟﾞﾞ"""""

ﾟﾞ"¨ﾞ""""""""""ﾟﾟﾞﾞ"""""""""""ﾟﾟﾞﾟﾞ"ﾞﾟﾞ"ﾟﾞ"¨ﾞ""""""""""ﾟﾟﾞﾞ"""""""ﾟﾟﾞﾞ"""ﾞﾟﾞﾟ"""""""""""ﾟﾟﾞﾞ"""""""""""ﾟﾟﾞﾟﾞ"ﾞﾟﾞ"

　　　　　　　　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　／ ''''''　　　'''''' 　＼
　　　　　　 .|::::（●）,　　　､（●）|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. ‐-　.. _
　　　　　　 .|::::　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　.／　　__　　｀` ｰ- 、
　　　　　　 .|::::　　 ｀-=ﾆ=- '　　|　　　　　　　　　　　　　　　 , ｨ／　　　ゝヽ￣ヽ　ｰ- '
　　　　　　　＼　　　 ｀ﾆﾆ´　 ／　　　　　　　　　　　　　 _ ／ { {ヽ、_　　　ヽ' ﾉ_,.〉　　　院長、現在わが国は民主化を進めている真っ最中です。
　　　　　　　　 /!　　　 ＿ ／_/_　-ｧー- ､＿　...　-‐　'　　　 ヽヽ、　｀＞､..ﾉ=┘
　　　　　　　／j >-‐ ' ´／ /　　 /　　　　／　　　_ノ　　　　　 ＼ `ｰ '!　　　　　　これに際して(※)黒名単入りして国外生活を余儀なくされている
　　　, -‐ 7´/{⌒|　 ／　_/　　 ｊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞‐'　　　　　　　海外同胞に門戸を開くことが、よりわが国が民主的で
　　/　/ /／| 〉‐ｆ／ ＼'　　　　!　　　　　　　　　　　　　 　 , 　' ´　　　　　　　　　開けた国になる道であるとは思いませんか？
　 /　,'　>　.|/　ﾚ　　 ﾟﾉ　　　　|　　　　　　　　　　 ,.. -‐ '"
/　 {　 ヽ　|　 〉　　／＿＿　　ｔ　　　　　,.　-‐ ' ´
　　 |　　 ヽ|　/　／　 '　　 `　　ヽ、　 ／
　　 |　　　｀!/／　　　　　　　　　　 ／

※…ブラックリスト

　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、　　　　　ならん。台独分子の帰国など認められん。
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫
　／　　　　ｌ::::::ノ ｒ´｀i　ヽ、　　　　　_　　　 ｌ　　ﾑ、: : : : : : ノ ｒ' ' ´ ｀ヽ


　　　　/＼＿＿_／ヽ　　　　　　　　
　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼　　　
.　　|（●）,　　　､（●）､.:|　　　　
.　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　u::|　　 　し、しかし中には台独とは無関係な民主主義者も
.　　|　 u ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　　　　いるんですよ？
　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .u:::／　　　　　
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.　　　　思想の自由は民主主義の基本のはずです……。
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　　 ／　　　 ∠＿　　　　　　｀丶、
　　　 　 ／　　　　　　∠　　　　　丶　 　 ＼
　 ＿_／　　　 ィ　／￣　　　‐￢ミ、 ＼　　 ヽ
／(:::/＿ ／:::::/イ　　　 　 ヾﾆ三≧＼　ヽli　 |
　　＼::::::::::::::::::::〈　　　　　　ヽ、弋ｯﾐﾒ;;ヽ }|　 l、
　　　 ｀ ｰ-　_::::::ハ、　 　 　 　 ｀ 二＾彡ﾍﾙ'厶〉
　　　　　　　　＞- ､ヽ　　　　　　　　　　　 〈ﾃ7　　　その者達に対しては良いであろう。
＼　 　 　 　 /::::::::::::ｌ }　　 　 　 　 _,,.ｨ 　_＿Ⅵ　　　およそ台湾を郷里とする者には、誰にでも台湾に帰る権利がある。
　 ｀ ｰ- ､ ::: |::::::::::::::| |　　,,..　　 ''´　ｰ ￢;;／ '
　　　／⌒Vﾍ:::::::::::/　 〃z‐＿＿,,,,,,......、´　/　　　しかし、台独分子に対してはその権利を付与することはできぬ。
､　 /:::::::::::::ト-`ｰ＜／| ´　　ｚ.,,＿＿ 　 ｀7/
:::∨:::::::::::::::|　 　 　 ＞┐　　｀ヾ三三≧'' /__￣＞､
:::::|:::::::::::::::/　 　 ／ ィ´|/l___＿／|　 /|　 {:::::∨::::::::}
:::::|、::::::／ 　 ／／:: |　ﾄ､:::.... 　 └ ′ヽ/|::::::|::::::::/
:::/　￣　　／／::::::::::|　|/＼::::....::.:......::.:...　ト-^ーく
/　　　 ／／ :::::::::::::::|　|ヽ:::|:::::::::::::::::::::::::::::|::::/　ｆl|

.　 　 　 /　　　　　〆彡-─, ｧ─ｧー─- ､　ヽ､ ｝
　　　　｛‐ ' ´　 ／／　　／ｸ ﾉ　　　　　 　 ヽ､ /
　　　　 ＼　／／　　／=ｧ/´　　　ﾉ-`､ ヽ　ヽ.＼
　　　　　　 >'　 ,. ィ´ {ﾞ{cﾉ〃,　 /ノ　｝}＼ヽ　 ﾍ. ヽ､
　　　　 　〃,ィ'}l八!-= ' ,ｸ／　/ {､ ,// 　 ｀ ＼ `､-ヘ
　　　　 　" l!ノ　　　 　 /´　,ィﾞ　／イ　 .}　 　 ｀､ }　　　　む、矛盾してます！
　　　　　　ノゝ､‐　　　 { ,ｲ´　　 ´　 !　 ﾉ　｝　,ハﾉ
　　 　 　 ´{ ,ﾍ. ､ .　_　〃　　 　 　 /／　 /　｛ヾ.
　　　　　　′ ﾍ に´　　　　　　　ノ´l　,{　!　{　}} ヽ,　　　　さっき台湾を故郷とする人間は全員……
　　　　　　　 　 丶　　 　 　 　 　 　 { ハ {､ ゝ'/　　lﾍ
　　　　　　　　　　ヽ　　 . -ｧ､　　 　 ﾞ / ヾ //　　　l　!ヽ
　　　　　　　　　　　｀´　　/ ./＼　 ／　　〃 　 　 .!　}　 ＼
　　　　　　　　　　　 , -‐/　　ﾄ､ ヽ＼　／ ,. 　 　丿 ﾉ!
　　 　 　 　 　 　 　 ｉ　　 ＼　 |ヽ　}`<´ へ＼, ／Ｘ´
　　 　 　 　 　 　 　 |　　　　`>'｀ｌヽ{ ,}＼ 　´／ ´ 　＼
　　　　　　　　　　r┘　　}ヽ/　　_! l/／ ｀>'　　　　　　>ｰ


　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　. 　 ァ　 -‐‐- ､｀丶、
　　　　　　　　 　 ´_,ノ´ -‐=＝ミ、 ＼ ､ ヽ、
　　　　　　 ／　　 /　　 -‐rf≠ミﾐ､　　 } }　 ､
,　-‐‐…ァ′　 イ　　　⌒　≧込}､}ﾙﾚ' /∠厶
　　　　　{　　/／ 　　　　　　　 -‐ ´　 {=≠=ﾐミ、
　　　　　 ＼{´　　　　　／ ＿＿r'　　 　〉ﾄ弋} 　}　　　　
　 -‐‐-　　　､ 　 ／／,　-‐　　　ー ／ ハ｀ーｲ　　それはっ！　台独分子は危険だからであーるぅっ！
　　　　　　｀ヽ}〉 { /　厶-‐─‐‐-　､ ⌒ヽ　　　}
　　　 　 　 　 ∨/{　|iﾙ'´￣￣￣｀丶＼　i　 　,　　　
　　　　　　　　 }′　{|K⌒ヽ、＿　　　〉 〉} |　厶_
　　　　　　　 .ｲ　 　 |ト､＿　　　 ｀ヽくイ　/ /　　_≧x
｀ヽ　　 　 ／ ﾉ　　　ヽー‐--　､__　 ヽ/ / /　／　　 　｀ヽ
　　ﾏニｱ─く／{,ィ,イ_ ＞ァ＝≠ミ≧′ /　//　　　 　 　 ',
　　 }／ }.ｲ　}　/ {　{′　（￣/{ ‐-ﾄ､ rfｲ　 { {
　　/　 /: |　j　{　| /　　　 ヽ{　＼_j　ヽi }　 从　　　　 　 　 }
　 .'　 /: :/ /⌒Y´{　　　　‐┘ 　_ノ 　 从＿／⌒ヽ　　 　 /｀丶、

　　　　　　　　　　　　　　 　へ､、
　　　　　　　　　　　　　　 / ｛_ ｸ
　　　　　　　　　　　 ,=- く__,,／
　　　 　 　 　 　 　 /　　　／　　　　　＿
　　　　　　　　　　/　　／　　　　　_〃― ヽ
　　　　　　　　　/　　 /ヘ 　 　 _/ | | =!|= ｝lヽ　　　　　　　　　　連中は台湾の同胞2000万人の福祉と安全を脅かし！
　 　　　　　　　　r'　　　く彡 ＼r'´｛　∧ rっ /　 |ヽ-､　　　　　　
　　　　　　　　 ＼　　　　""''''`l ／ﾍ｀,二´ミ､ﾉ丿丿）　　　　　　それだけではなく国家の危機を陥れるものであるぅ！
　　　　　　　　　 /＼　　　　|　´　　 |　|　　| |＼_ノF＝= ､__　　　ゆえに連中の帰国は未来永劫認められんっ！
　　　　　　　　　/;:;:;:;:ヽ　　/ 　 l　　 |　|　　| | 　＼|| | | | | ||
　　　　　　　　 /;:;:;:;:;:;:|　　　　　r―''＼ ,'⌒i| 　 　 　 || ||　 |
　　　　　 　　 /;:;:;:;:;:;:;:;:|　 　　　|| 　　　ヽ__ﾉ 　 　 　 || || 　 ﾍ
　 　 　 　 　 /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|　　　　q=＝＝＝||ヽ＝=o　|| ||　　　ヽ
　　　　　 　/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| 　 　　 || 　 　 　 || ヽ　　　|| ||　　　　 ＼
　　　／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼
　 ／　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　|　 ＼
／ 　 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　|　　　＼

　　　　/＼＿＿_／ヽ　　　　　　　　
　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼　　　
.　　|（●）,　　　､（●）､.:|　　　　
.　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　u::|　　 　(こ、こんなのってアリか！
.　　|　 u ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　　　　
　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .u:::／　　　　　　お前らだって……！）
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　　　　　　　 ,:;'''':;:;:;,,._,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;:(:;:;:〃:;:〃:
￣￣￣￣￣|~'ｰ ､,,, ,:; :;:〃:;:〃:):;,,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:(;ゞ::;: ;::;ゞ　,ｆ
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i ,|:; :;:〃:;:〃:ゝ:; :;):;: 　 　　　　　 ___ll___　　　　　　;;:( 丿;:,ゞ;:〃:;ヽ'.,l
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i:;:√〃:〃:;';:.ゝ〃:;;)　　　 　 　 [;厓.ll厓ﾞ]　　　　　　(,;:,ゞ;:〃:;ヽ'fl
:::::::::::::::::: :::::::|.: ノ:〃:;丿;,ゞ;〃ゝ; ;; ヽ:;、　　　　 .|冖''ll'冖j　　　　 :;:;(ゞ;::〃::ヽ丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.,{: :〃;丿; ,ゞ:;〃'ゝ. ;:; :;ヾ;:;）　　　 .|: fl |:::::|　　　　　;:(,;:::; :;:〃:;:〃:ヽ:::;:;
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i（. ::;:;:〃:;:;;丶;: ゝ;. ;:;;:〃:);:;　　　|: fl |:::::|　　 　 ;:(;:,ゞ;:〃:;ヽ:::;:;丿;:,ゞ;:〃
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i(:〃: :ヽ: ;丿;:,ゞ;:ヾ,;:;〃: ):;　　　:|: fl |:::::|　　　　(:. ;;:,ゞ;:〃:;ヽ'丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.　（: 〃:;〃;':;. ;:;〃:;:;l: ;;,ゞ;:)　━━:|: fl |:::::|━━━(丿;:,ゞ;:〃:;ヽ:;ヽ:;ヽ━━┓
::::::::::::::::iﾆ|:::::|. (:;:;:;::;〃:;':;:.〃:〃 ヽ:,ゞ;:: ;)　_i:::i_i::|: fl |:::::|::i_ｉ::::i_i::::i_i::::l　(;:::〃:;丿;:,ゞ; :i_ｉ:::
::::::::::::::::i__|:::::|.|`i,(〃 :〃:': ;:,,,; ;;; ;:〃:ヽ);;　≡:≡:|.r-il::::::|:≡:≡:≡:≡l:≡　iｮ:;:;ソ:〃）:;三
.................. .......|.|_,i `''"ﾞﾟﾞ'l ::'il　　."'･ｬ-､;;;ソ;;;;;;;;/ﾞ|￣| l lヽヾ;;ilY⌒Yli;;;;;l::;;;;,,...l! .|,,..,..,..,.;:;:;:;,...,..
:::::::::::::::::: :::::::|. ;;;-''￣　l ::'il　￣,l :i|,,ｖ．｀｀｀"""''''''''''"'''''ﾞ`″'''''''''''-､__,,; `;；li! .|;:；:`；;.；,.;;.;.;：
"""""""""""　_;;;;;;;;;r--･･''"""~｀　 　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　- _,lii: .|;；:;：:;.;:.`:;:；;;.;
`:;:；;.:,；:;_,-''"￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　　　　　 　￣ﾞ~'''--__:;:;；:;：
-'~　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/

┌─────────────────────────┐
│この答弁を耳にしたやる夫は、不快感をあらわにした。　 　 .│
└─────────────────────────┘

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／　　 ノ（ ＼
　　　／　 _ノ 　ヽ､_　＼
　 ／ ノ（ ●━━● 　 ＼
　 |　　⌒ （__人__）　ノ（ 　|
　 ＼　　 　 ｀ ⌒´ 　 ⌒／


　　　　　　　　　　　　　　　 -r=y=y=y､､
　　　　 　 　 　 　 　 ／z〆..::::::::::{f勾::::::..ヽ
　 　 　 　 　 　 　 ／x<..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　 　 　 　 　 /.f７.:::::刈ｰ'^ｰ'^ｰ'^ｰ'ﾍｰマ}:::ヽ
.　　 　 　 　 　 / xﾘ::xFﾉ l　　 l .l　　.ｌ.　　l 　 ﾏﾍ
　　　 　 　 　 / ｛{l::/ﾉ .ｉ .|　 ll | l|　|! |　 ! | l| 　 ﾊ
.　　 　 　 　 /　｛{:/ﾉ　 ｌ .l l　ｌ l ||　|ｌ |　 | | ｌ|　! llﾊ
　　　 　 　 /　 ｨﾘ{　l| 十 t .⊥ｌ l| ハ.}　, ｨ 千 l l| .|
.　　 　 　 /, .//|:}ﾄヽｌﾍlr=tzぅﾐヽﾘ　ﾘj 斗 T７/ハ l､
　 .、 　 .// 〈〈_}小ﾉハ ヾ弋ン`　　　　ゞ ' 〃ｲ　ﾘﾍヽ
　 l:ﾄ:.　// 〈.{　/ﾊ､}.〉＼__　　 　 　 '　　u ｲ / l .l::|//
、 ﾍ!:V./ 　 ゞｲ 1トム‐ｲ　＼　､-.. _,　　／/ /　l.l:}.1 　 .＿
i;＼ヽ;i〉./　_〃∠ﾉ1 / }| ﾉ1 ヽ　 －　イ　/ / /千1!|Yﾁi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y//　//⊥ｰ |｜|_ﾉ´　 }　ﾍ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
i;i;i;i;i;{/　〈〃::::::ヽゝン⌒　　　,､ Y｀ｰt:::/イ〃/::::＼ﾄi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;≪,
i;i;i;i;i/　　ノ:::::::::::::::≧ x _, -､く　＼ヽ }|´__ //:::::::::::::＼i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i;i;/ 　 /::::::::::::::::::::::::〈　＼ ｢ ヽ _　 く.　l ||:::::::::::::::::::::::::l;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;

　　 　　　＿＿＿_
　　　　／:::::::::　 u＼
　 　／ﾉ└ ＼,三_ノ＼　 　,∩__
　／:::::⌒（ ●）三（●）＼ fつuu　　何が危険分子だお！　何が福祉を破壊するだお！
　|::::::::::::::::⌒（__人__）⌒　| | 　 |
　＼:::::::::　　 ｀ ⌒´ 　 ,／_ | 　 |　　何もかもが矛盾しているお！
　　 ヽ　　　 　 　　 　 i　　　　丿
　 /(⌒)　　　　　 　　/￣￣´
　/　／　　　　　　　/


　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／＼:::::::::／＼.
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::<◎>:::<◎>:::＼　　　　　　かつて共産党と殺し合った外省人が
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::⌒（__人__）⌒::::::＼　　　　　大陸に帰れるというのに、台独の本省人が
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　｀ ー'´　　u 　　|　　　　帰れないいわれなどないお！
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　u 　　:::::　　　　　／
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　:::::::::::::::::::　 　 ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　 　 　 　　　　　　　＼　 〈〈〈　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （〈⊃　　} }

(所詮！　あいつとは相容れないということなのかお！)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　ゞ:　　　　　　　　　　　　　　/ ,'　 `ヽ-　　　　　　　　　ヾ、
　　　/::　　　　　　___,,ー-----イ　　 ヾ , トァー--　　　　　　 `;　　　 ┃
　　 ,'1　　　　　　　_,　ィー、 、　ヽ　　 /　　-イ"`ヾ-、_　　　　i　　━╋━┓　　 　 　 　 ┃
　　　! 　　　　　 　ト__i::::':::）》、　 ｿ、！ ,/イヾ:::':::;;ｲノ,、 　 　 i:　 　 ┃　 ┃　　 　 　 　 ┃
　　　ﾞ　　　　　　　　ー-...::::::　　　　　　　`　 ー ` ｀　　　 　 　 | 　 　 ┃　 ┃　┃┃┃　 ┃
　　　　ヾヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 　 ┛　 ●
　　　　　＼　　　　　　　./ 　　　　 |　　　　 ヽ.　　 　 　 　 　 /
━━━━━━━━━|　　　　　 |　　　　　 |━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　 ＼＿＿／＼＿＿／

　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　 ,. -'"´　　　　　　｀¨ｰ ､
　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　　　　./　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ',
　　　　　l　　　　 ＼　 　 　 　 　 ／　 　　.l
　　　　　l　　　　　　＼_i　,,　i_／　　　U　 l　　　…………。
　　　　　.',　　　 ｀ー―'　 　　｀ー―' 　　./
　 　 　／ ＼　 　 　 l　 　人　 　l 　　 ／＼
　　.／　　　 ｀ー､ 　 ｀ｰ´＿｀ー'　　‐'　　　 ＼
　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾊ


　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　 ,. -'"´　　　　　　｀¨ｰ ､
　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　　　　./　　　, -‐､　　　　　　　　　　　 ',
　　　　　l　　／　　　｀'　 ＼＿＿＿ 　 　 .l
　　　　　l　　ヾ＝=ﾂ　　　 (　 乂ｿ ﾉ　　　 l　　あれはどうなっているお？
　　　　　.',　　　　,　　　　　 ヽ 　lilil　　 　./
　 　 　 　 ＼　　 l　 　人＿,/l 　　　　 ／｀ヽ
　　　　　/ 　｀ー､｀ｰ´ 二二ノ 　　　‐'　　　　',.
　　　　./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l

　　　　　　　　　　　　　　 /　: i ／:　:　:　; へ:　:　:　: ＼　:　ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 ′:　!:　:　:　:／　 　 ＼　＼:　: !　:　i
　　　　　　　　　　　　　　|:　:　|　／／　　　　　　 ＼　＼j:　:　|
　　　　　　　　　　　　　　|:　:　|,_／　　　　　　　　　_,＼　l:　:　|
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|/ ￣￣｀ヽ　　 '"￣　　 ヽｌ ｉ　ｉ:|
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|　／示¨　　　　　¨示＼　|.:ｉ　ｉ:|　　　アレなら問題ないよ。
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　| ヽ. 辷ﾘ　 　 　 　 辷ﾘ / j :ｉ　ｉ:|　　　
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|､　:.:.:.:.:.:　　:}　　　:.:.:.:.:.:/l! i　j::!　　　予定通り今月中には完結するさ。
　　　　　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ:! :!.'.　　　　　　　 　 　 　 /ﾉ: ' ,::/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨!::ハ　 　 r―――┐　 /::::′:':′
　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:ﾊ/＼　 ｀ー―‐ ´　 ｲ::://:::::!
　　　　　　　　　　　　　　　　 リﾘ　 _| 丶　　 　 ／ | ｀ヾ/jﾊj
　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_/_|＿＿｀¨´＿__,|ﾍ＿＿＿＿＿＿__r,.=‐‐'⌒ヽ__
　　　　|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ー―――――┬―――――‐┬―――――‐／　 _,,...／　　 }
　　　　|:i:i:i:i:i:i:i:i:/::　:　:　:　:　:　:　:.|Y´СY) (YС｀Ｙ|:　:　:　:　:　:　:/ 　./::／ 　　　　' .
　　　　|:i:i:i:i:i:>　 r────── 三三三巾三三三 ――――‐/､　/／　　／　　　 〉
　　　　|＜￣　:〃 ,ｨﾆﾆﾆﾆﾆ¨Cヽー'⌒ゝ.,___,.ノ⌒/ C ヾﾆﾆﾆﾆ （__,ノ 　　 ／　　　／ j
　　　　|i:i|　:　: || /i/　__:　ヾ｀¨¨´￣｀ー'´￣｀'ー'´ ｀¨¨´／　:　:　／ 　 ／ 　　 ／ﾉ　∧
　　　　|i:i|　:　: ||:ir:､　{lｭ} 　}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{　{i7}　 /　ﾉ,. ´　　 ィ ／　 ノ.! !＼
　　　　|i:i|　:　: ||i:i≧＼ :　:ﾉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iゝ　:　:　｀¨(__ﾉr―´‐' 　／　 | }: : ヽ


　　 　　　 ＿Ω＿＿＿
　　 　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　 　 |＿.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＿|_＿＿
　 　　／　　　⌒ｗｗ⌒　　＼
　　／　　 （ ◎） 　（◎）　　　＼　　　民進党がギャーギャー騒いでいた
　 /　∵∴⌒Y__人__Y⌒∵∴ 　ｌ　　　(※)『懲治叛乱条例』の廃止準備も順調だyo!
　 |　　　　　　｝r┬-｛　　　　　　 |
　　＼ 　　　　　`ー'´ 　　　　　／

※…国家の危機を招いた人物に関する条例。反乱罪を犯した者を無条件で死刑にするという条文があった。

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　　そうかお。それはめでたいお。
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　…………。
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　"　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

┌──────────────────────────────────────────────┐
│1991年5月1日、動員戡乱時条款は何のトラブルもなく廃止されることが宣言された。一方的に中国を　　　　　.....│
│叛乱勢力と看做す事をやめ、叛乱勢力の鎮圧を名目に凍結された憲法の機能が復活することとなった。　　　....│
└──────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 __〉／}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　 　 .|　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,．-zっ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | 　 　 | 　 　 r‐-‐ ､_　　　　　　　　　 　 　 /　Eｦ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 　 ヽ　 _ﾉ::＿＿::::::｀丶 　 　 　 　 　 ／}　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ', ﾉ:/,,,_　r‐ ヽ ::::::}　 　 　 　 ／ 　 |´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ　　 　 {:::(三ﾉヾ三){:::_:/　 　 　 ／　　　ﾉ
　　　 　 　 　 　 ,.．-‐…‐- ､　 　 　 　 　 |　　　　ヽ:{ ,,'ｰ'''_ヽ l/ノ　 　 　 /　　　／
　　　　　　　 ／ 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　ﾊ ヽ_／　ﾉ!　　＿ ／　　　/　　　　　　　　　 ＿＿＿__
　　　　　　 /　　,．-‐─‐､- ､　 ヽ　　　　　ヽ　　　　　ヽ_l!_.／/￣　　　　　　 /　 　 　 　 　 　 ,ｲ三三三三ﾊ
.　　　　　　{　／　' ｨ≦＝､ゝ::＼　l　　　　　 |　 　 　 　 !　　 /　 　 　 　 　 ／　 　 　 　 　 　 /三三三三三ﾑ
　　　　　　 V≧=>‐(三三ﾉ　l:::::(ヽ!　　 　 　 |　 　 　 　 ＼_/　　　　　　 ／ 　 　 　 　 　 　 ノ三三三三三三ム
　　　　　　/::{=三|!　_ヽ..,,,,,_　!:::::V　　　　　　|　　 　 　 　 ,.．-‐─ - ､／　　　　　　　　　 (三三=-──-=三三)
｀丶､　　　|::::｀iー'〉ニノ_ｨｭヾ)|::::::|＿　　　　　|　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::￣｀ヽ　　　　　　　　寸=!-(三)¨(三)‐|少'
　　　｀丶､|::::八 〈/辻ﾆノ　　 |::::::|　　 ￣ 7　 |　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　(4{　 ,､(,,_,,)､　 .}7)
　　　　 ／|:::::::/＼　ー‐ '´　/:::::/　　　　/￣￣/｀ヽ/／´￣｀`´￣￣｀`ヽ:::::::::::::ヽ　 /三三三=.! 〃r===ｧﾍ l=三三
　　　　 ＼|::::::|.　　｀ヽ_川〉'/::::/　 　 　 /　 　/ /￣{:| 二ﾆ､　　 ,ニ二　　ヽ::::::::::::! ./=三三三ﾆヽ　｀ ｰ '　 /ﾆ三三
　　　　　　| ::::!　　 　 |ヽ､　!:::/　 　 　 /　 　 { (ヽ　.|(　 共.ﾉ＝(　 共 ヽ_　 | :::::::::}/三三三三三=＼＿_／=三三ニ
.　 　 　 　 |:::::|＼　　 | ヽ　j::/| 　 　／　　 　 |　｀ｰ/ ｀ ｰ‐(､,,...,,,) ､＿.ノ　ヽ!::::::::/三三三三三三三三三三三三ﾆ
｀ヽ　　　　 ヽ::',　 ＼　!　　 !' .|　 ／　　 　 　 |　　 l　　／　 ー ''´　＼　　 /:, -.〈三三三三三三三三三三三三三
　　 ｀ヽ､　　 |ヾ､　　{_|＼ 　 _l／⌒ヽ　 　 　 ヽ 　.{　 〃r───‐ｧﾍ　　// 〃./三三三三三三三三三三三三三
.　　　　　 ヽ､|　　　　 |　 ＼{　_,．'⌒ヽ 　 　 　 ヽ ヽ　　 辷二二ﾌ　　 　 ´＿／|三三／Y⌒ヽ三三三三三三三三
　　　　　　　 ヽ　　 　 |　 　 |　　 ／⌒l　 　 　 　 ヽ ＼　　　　　　　　　／　　　|三ﾆ/／｀丶､ ',三三三三三三三ﾆ
　　　　　　　　 ヽ　　　| 　　 |　　　　／)⌒￣｀　ー ､＿ヽ 　 　 　 　 ／　)｀ー<￣ 　.}｀ヽ､　 　 }三三三三三三三=
　　　　　　　　　 |　 　 | 　　 ヽ　　 　 /　　　　　 ／ 　 ／｀ ー‐‐　'´　／　　　 ) 　 /ヽ　　　　/三三三三三三三ﾆ

┌─────────────────────────────┐
│一方懲治叛乱条例も廃止されたものの、行政院との妥協もあり　　　　│
│台独派の帰国は認めないということで落ち着いた。　　　　　　　　　　　..│
└─────────────────────────────┘

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　　　 　 　　＼
／ 　　　　　　　　　　＼
|　 　　　＼　　 ,＿　　 |
/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／　　　もー…。
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　"　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／


　　　　／　　　　／´　　　　　　　｀ヾ、　_,　＼
　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫
　／　　　　ｌ::::::ノ ｒ´｀i　ヽ、　　　　　_　　　 ｌ　　ﾑ、: : : : : : ノ ｒ' ' ´ ｀ヽ

┌───────────────────────────────────┐
│これに先立つ国民大会代表では条欽廃止と共に40年間改選されていなかった　　　 .│
│国民大会、立法院の全面改選が決定されていたのだが……　　　　　　　　　　　　　.....│
└───────────────────────────────────┘

　　　　　 rfﾆ､ヽ
　　　　　 l｡ ｡ f9i
　　　　　 t≦_ﾉゝ､　　　　　　　　　　　　,,....,,,,__　　　　　　　　,rrテ≡＝=-､
　　　　　　｀フﾞ´,,:: -- ::､　　　　　　　,r''"''''''ヽ:::｀ヽ.　　　　　（〃彡三ミミ::｀ヽ
　　　　　 ,rﾆｭf::r-‐t::::::::ヽ　　　　　f´,,..、　r"::::::::::i　　　 　 /"~´　　　i三ﾐ::::i,
　　　　　/,,,　Y.. -‐ ヾ::::::::l 　 　 　ノﾞ f･=　 7:::::::::::l.　　　　f:､　‐-:、　(ミﾐ:::::::l
　　　 　 ﾑﾟﾞﾞ' く､'ﾟ`　 ﾞ'"):::l　　　　ヽ''　　　　ﾞ'⌒ﾘ:ﾉ　　　　ﾉﾟｦ　''・=　　ﾘ::r-､ﾘ
　　　　　l=,,;;:. l=､　 ..::" ,)ヽ、　　　j⌒　　　 ﾄ'"fノ　　　　 l (-､ヽ'"　　 ﾞ'´ﾉ),）
　　　 ／`ゝ-''^ヽ''"　 ,/: : : :＼　　ヽ、: : : '" ノ^i,　　　　　lｨｰ-､　　　　ﾉ-ｲ
　 　 /rf´ i′　 ,f^ヽノ:,. - - 、 ヽ,,. -ﾃ）　,／　　｀ヽ、　　 t_ﾞﾞ 　 _,,.. :: "　 l、
　　　ﾞ'ﾞ　 l　　　l: : j :f´: : : : : ヽ,/　　 '''"´　　,,.: -　 ヽ 　　 ｀ﾕﾞ"　　　　,ノ::ゝ､
　　　　　 !　　 /: :ﾉ l: : : : : : : ノ,　　　　　　,:'"　　　ﾞヽ i,.r‐(´::::〉　　 ,.ｨ":::::/::::::
　　　 　 /-‐-/: :/: l: : : : : : ,/ /　　　　　/　　　　　　,f´:::,::ヽfﾄ--テ:::::::::ノ:::::::::
. _,,..::-,テ　　 /`7: :（: : : : : /ヽ/　　　　 〃　　　　 　 ﾘ:::,'::::::ゝ!r7/ｰ一'":::::::::::::
｀_,:ｨ''"　 _,r''"　f: : :ト---ヲ　/　 　 　 fﾉ　　　　　　 /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::
-‐-‐'''フ"　　,.ﾉ,:::::」､,:r'"　 ,i　　　　　/　　　　　　 /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::
､..､く´＿,,∠"ｨ''"´ ／　　　,>　　　　 /＼、　　　,ノ:::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::::
´　 ,ﾍr:､-､=---／　　　 ,:ｲ　　　　,ﾉ　　 ｀ﾞヽ､／:::::i':::::://:://::::::::::::::::::::::::::::::::::
ｰフ´ > ヽ`ｰ､／　　　 ／く _,,..ィ''"ﾞ'　　＿,,:ｨf-:､::::::!::/｀ﾞﾞフﾞ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　 ,:;'''':;:;:;,,._,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;:(:;:;:〃:;:〃:
￣￣￣￣￣|~'ｰ ､,,, ,:; :;:〃:;:〃:):;,,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:(;ゞ::;: ;::;ゞ　,ｆ
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i ,|:; :;:〃:;:〃:ゝ:; :;):;: 　 　　　　　 ___ll___　　　　　　;;:( 丿;:,ゞ;:〃:;ヽ'.,l
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i:;:√〃:〃:;';:.ゝ〃:;;)　　　 　 　 [;厓.ll厓ﾞ]　　　　　　(,;:,ゞ;:〃:;ヽ'fl
:::::::::::::::::: :::::::|.: ノ:〃:;丿;,ゞ;〃ゝ; ;; ヽ:;、　　　　 .|冖''ll'冖j　　　　 :;:;(ゞ;::〃::ヽ丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.,{: :〃;丿; ,ゞ:;〃'ゝ. ;:; :;ヾ;:;）　　　 .|: fl |:::::|　　　　　;:(,;:::; :;:〃:;:〃:ヽ:::;:;
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i（. ::;:;:〃:;:;;丶;: ゝ;. ;:;;:〃:);:;　　　|: fl |:::::|　　 　 ;:(;:,ゞ;:〃:;ヽ:::;:;丿;:,ゞ;:〃
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i(:〃: :ヽ: ;丿;:,ゞ;:ヾ,;:;〃: ):;　　　:|: fl |:::::|　　　　(:. ;;:,ゞ;:〃:;ヽ'丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.　（: 〃:;〃;':;. ;:;〃:;:;l: ;;,ゞ;:)　━━:|: fl |:::::|━━━(丿;:,ゞ;:〃:;ヽ:;ヽ:;ヽ━━┓
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.................. .......|.|_,i `''"ﾞﾟﾞ'l ::'il　　."'･ｬ-､;;;ソ;;;;;;;;/ﾞ|￣| l lヽヾ;;ilY⌒Yli;;;;;l::;;;;,,...l! .|,,..,..,..,.;:;:;:;,...,..
:::::::::::::::::: :::::::|. ;;;-''￣　l ::'il　￣,l :i|,,ｖ．｀｀｀"""''''''''''"'''''ﾞ`″'''''''''''-､__,,; `;；li! .|;:；:`；;.；,.;;.;.;：
"""""""""""　_;;;;;;;;;r--･･''"""~｀　 　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　- _,lii: .|;；:;：:;.;:.`:;:；;;.;
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　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　／　　　　　＼
　　 ／　　─　 　 ─＼
　／ 　　 （●）　（●）　＼
　|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　副総統、今日もいくお。
　＼　　　　 ｀ ⌒´　　 ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´: : : : : : : : : : : : : ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞ 、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　 　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　 　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,　　またか？　いいけど、政務に支障が出かねないぞ？
　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　 ／:.:.:ji:.|
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､ 　　　　 ／:.:.:.:.:.ハ!
　　　　　　　　　　　　　 ／-､　　 　 ＼　ヾ| 　lﾘ ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼ 　　 / ､　　　　 ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　 　 　 　 ＼ / 　|　　　　 　 ｀′


　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 　／　─　 　 ─　＼
　　　　／ 　 （●） 　（●）　 ＼　　当然だお。いったい誰と会おうとしていると
　　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |　　　思っているんだお。
　　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／　　　
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ　　　
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　　みーんなやる夫に総統になってくれと
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　　　　　　　投票してくれた人だお？
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |　　　　　そんな彼らにやめてくれと言って花道を用意するには
.＼　"　　／＿＿|　 |　　　　　　　十分すぎるほどの礼を尽くさなきゃだめだお。
　　＼ ／＿＿＿ ／


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..-‐='''´￣`::::ヽ..、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i_
　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::,::::/|::::::::::::::::::::,､:::::::::::::::kヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::/|/__|ﾊ:::::ﾊi !::::| !!::::!i::::::i ヽ:ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 i:;:::::::::::::/Τ__ 　 N　! !::/┼V-!i::::|　ヽ::!
　　　　　　　　　　　　　　　　|./ﾍ|::::ﾊ! 人_j:､ヽ　　 　 ｨf:､ヽ i:::::| 　 !/
　　　　　　　　　　　　　　 　 !.|{　|::::|　 '弋::ノ　　　　（(::::ﾉ }ル::|　　!'
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾚﾄ､ﾍ::i:|　　　　　　　　　 ｀　　 ﾘ::::|　　　　…………。
　　　　　　　　　　　　 ,.... -‐'´|:ﾊ､」ﾞ　　　　　　　　,　　　　/'::/i!
　　　　　　　　　 ,... -　　/　　 |! |N`ﾄ、　　　　　 　 　　　//!/ |
　　　　　　　,.. / ,　　　 ├' ¨ 　 　 | i ヽ、　　, -､　　,..ィ// !' ｀＼
　　　　 ,.　'´　{　i　　　､ i　　　 i 　 `ヽ　` 　.. __ ,.ィ ´ ' / T　　　　ヽ､

　　　　　　　　　　　　　　　　 []ﾆ立ﾆﾆ立ﾆﾆ立ﾆﾆ立ﾆﾆ立ﾆﾆ立ﾆﾆ立ﾆ[]
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ 从从从从从从从从从从从从从从从从; ＼
ｒzzz_ｒzzz_ｒzzz_ｒzzz┐　／从从从从从从从从从从从从从从从从从从从＼　 ┌zzz_ｒzzz_ｒzzz_ｒzzz_ｒｚｚｚ
||‐─||‐─||‐─||‐─|／从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从;＼ ||‐─||‐─||‐─||‐─||‐─
d‐─d‐─d‐─d‐─V二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二ﾌ;d‐─d‐─d‐─d‐─d‐─
￣￣　||￣ ￣￣ ￣;| |￣| ￣| ￣|￣￣|￣| ￣| ￣|￣| ￣| ￣|￣ |￣| |￣|￣|￣|　￣￣ ￣ ||￣￣￣￣||￣
　 　 　||　　　　　　　|_|＿|＿_|＿_|＿＿|＿|＿_|＿_|＿|＿_|＿_|＿_|＿|_|＿|＿|＿| 　 　 　 　 ||　 　 　 　 ||
　＿＿|| ＿＿＿＿_;|| 　 ｒzzzzzzｚｚ　　|||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||　　　　　　　　 ||;;＿＿＿＿||＿＿＿＿||＿
ΠΠΠΠΠΠΠΠ|| 　 || ;;; ;;;;;;; ||| 　 |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||ﾆﾆﾆﾆﾆｌl;　　　||ΠΠΠΠΠΠΠΠΠΠ
爻У爻乂yУ爻爻x爻У从爻ｘ ;;||| 　 |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| x爻乂УミУ彡ミ爻乂メ爻X爻
乂爻У乂爻У乂メ乂爻У乂爻;;||| 　 |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| 彡У |￣| 爻メ乂爻乂У乂爻
乂乂爻乂爻Уミ乂爻爻Уメ 爻;;||| 　 |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| 爻乂 | ll | 乂爻У爻爻乂У爻
乂爻乂xミ爻У乂乂爻乂У爻ミ ||| 　 |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| 爻У | li | 爻乂У爻乂yУ爻乂
爻乂乂y 爻У乂ミ爻乂Уx乂爻;||| 　 |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| 彡У | il | 爻メУ 乂爻xУ爻爻
　乂 メy 爻У　爻 乂У　yxx 爻;||| 　 |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| 乂彡 | ll |　爻メ 乂爻　У乂爻
　从　从　从　从 从　从　从 从;;||| 　 |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; 从 ; | li |　从　从从　 从　从|
　Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ||| 　 |||| ￣￣￣ || ￣￣￣ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ


　　　　　　　　　　　 __、
　　　　　,r´⌒ヽ,⌒ヽ,ヽ
　　　(⌒)､　　 .人　 λ＼､ .＿＿___
　　　 ＼. ＼　　　　、　ヽ.／ ー 　ー＼
　　　　 |＼　＼ 　 　ヽ.／　 （●）　 （●）　　　　　……大変申し訳ないけれど、先生には
　　　　 |　 ＼　 ＼　／　　　　　（__人__） ＼　　　　来る国民大会代表の全面改選の際は降りていただきたいのですお。
　　　　 |.　　 ＼　 　|　　　　　　　｀ ⌒´ 　　|　　　
　　.　　 |.　　　|.＼_ノ＼ 　　　　 　　　　　　/
　　.　　 |.　　　|　　 | 　 ＼＿＿＿＿＿_／
　　.　　 |　　　)　　.|　 　　　.　.￣￣
　　.　　 |　　　|　　.|
　　　　　|　　 |.|　 .|
　　.　　　|　　| .|　.|
　　　　 ／ 　/ /　ヽ,
　　　　(＿_ノ　 ヽ、__つ

　　　　 ＿＿__
　　　／＿_.）)ﾉヽ
　　 .|ミ.l　,　 .､ i.）
　 （＾'ﾐ/.´・ .〈・ ﾘ　　　　　　そ、総統たる者がそんな易々と
　　.しi 　　r､_） |　　　　　　　　　頭を下げるもんやない！
　　　 |　⊂ﾆ⊃/　　　　　　　
　 　 ﾉ　`ｰ.ｎ:n　　　 ｎｎ　　　　総統に頭を下げられては困るやないか！
　 　 　　nf|｜| 　　　| | |^!n
　 　 　　ｆ|.| | ∩　　∩|..| |.|
　 　 　　|: ::　 ! }　　{！ ::: :|
　 　　　 ヽ　　,イ　　ヽ　 :イ


　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　 ／　 _ノ　　　ヽ、＼
　　　　／　 　（○）　　（Ｏ)　 ＼　　でも……
　　　　| 　 　 　 ||　 （__人__）　 ..|　　
　　　　＼　 　　ﾉi　 　!　　|.　 ／　　　　でも……
　　　　　/　 　 し' 　 ｀⌒´　.ﾉ
　　　　　|　　　　　　　.／ .／

　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　／＿_.）)ﾉヽ　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　 .|ミ.l　_　 ._ i.）　　　　　　　第一わしかて民意代表機関に40数年おった身や。
　　　　　　　　　　　　　　 （＾'ﾐ/.´・ .〈・ ﾘ　　　　　　　直々に求められなくても号令をかけられていれば
　　　　　　　　　　　　　　　.しi 　　r､_） |　　　　　　　　離職する準備はできていたんや。
　　　　　　　　　　　,--ｰー　 |　 `ﾆﾆ' / ｰ-､_　　　　　
　　　　　　　　　　/　　　／i/ ｀'`ｰ―i´　｜　`ｰ､_　　　わしもまた国のために愛しとる。愛する国の主役である
　　　　　　　　　/　　　　/　 lｌヽ／￣/　　｜　　　l　　　わしの育てた国民が求めるのなら降りるのは当然や。
　　　　　　　　／　　Y　L　　|,) ∧ﾉ↑　　,>　ｨ　　|　　　本来それが民主主義なんやからな。
　　　　　　／　　　　｜ヽ　　|,バ　　|　　７　/　　｜
　　　　　/　　　　　.イ|　|　　|rA,|　/　　/　/　　　|
　　　　/　　　　 　/　|　 |　 |gca|　|　 /　/|　　　 )


　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　 ／　 _ノ　　　ヽ、＼
　　　　／　 　（○）　　（Ｏ)　 ＼　　
　　　　| 　 　 　 ||　 （__人__）　 ..|　　…………。
　　　　＼　 　　ﾉi　 　!　　|.　 ／　　　　
　　　　　/　 　 し' 　 ｀⌒´　.ﾉ
　　　　　|　　　　　　　.／ .／

　　　　　　　　 ＿＿__
　　　　　　　／＿_.）)ﾉヽ
　　　　　　 .|ミ.l　_　 ._ i.）　　　　　　
　　　　　 （＾';;＜＿A＿〕　　　　　　せやけどなんやその……
　　　　　　.しi 　　r､_） |
　　　　　　　 |　 `ﾆﾆ' /　　　　　　　ワシも最近年を取ってきてな。
　　　　　 .∠ 　`ｰ―i´＿＿
　　　　／ ￣ ヽ＼― ､‐ヽ＼ ｀ヽ　　　アレなんやアレ……。
　　　 |　　　　　 |　 ` ┴ '　 ヽ 　',
　　　 |ヽ　　　.rく　　　 ＝　　.lへ〈
　　　 ',、　　　　 .|＿__,ノ＿_,ノ 弓 ',
　　　 .ヾ 、　　 .ノ￣｀ く￣￣￣｀　|
　　　　 .ヽ＼　　　　　 , へ、　　 .ノ
　　　　　　＼`ー― ´　 　.| `ー.┘


　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　 　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,　　　(やっぱりな……)
　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　 ／:.:.:ji:.|
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､ 　　　　 ／:.:.:.:.:.ハ!
　　　　　　　　　　　　　 ／-､　　 　 ＼　ヾ| 　lﾘ ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼ 　　 / ､　　　　 ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　 　 　 　 ＼ / 　|　　　　 　 ｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　 　 ／／__} |､
/ : : : : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　 ／､//:::::::ﾊ|: ≧ｰ- ､

　　　　　　＿＿＿＿
　　　 r､／ 　⌒　⌒ ＼
　　　 |.ｌ1 （● ）　（● ）ヽ　　　　え？　なになに聞こえない。
　　　.|＾ ）　　（__人__）　　|　　　
　　.ノ　ｿ、＿　ヽノ　＿／￣｀!
　 /　 ｲ　　　　　　　　　ｲ7 _/
　 {＿_／＼　　　　　　　 ヽ {


　　　 　＿＿__
　　　／＿_.）)ﾉヽ
　　 .|ミ.l　_ ,　,_ i.）
　 （＾'ﾐ/.´・ .〈・ ﾘ　　　ほ、ホラアレや。
　　.しi 　　r､_） |　　　長いこと故郷を離れると
　　　 |　 'ｔﾆﾆi /　　　恋しくなるもんやろ？
　　　ﾉ　`ｰ―i´

　　　 　＿＿__
　　　／＿_.）)ﾉヽ
　　 .|ミ.l　_ ,　,_ i.）
　 （＾'ﾐ/.´・ .〈・ ﾘ　　　
　　.しi ； 　r､_） |　　　…………。
　　　 |　 'ｔﾆﾆi /　　　
　　　ﾉ　`ｰ―i´


　 　　　　 ＿＿＿_
　　　　／／　 　＼＼
　　 ／（ ●） 　（●） ＼
　／::::::⌒　　､_!　 ⌒::::: ＼　　　…………。
　|　　　　　'ｰ三-'　　　　　|
　＼ 　　 　 　　　 　 　 ／

　　　　 ＿＿__
　　　／＿_.）)ﾉヽ
　　 .|ミ.l　_　 ._ i.）
　 （＾'ﾐ/.´・ .〈・ ﾘ　　　　ああああああああ！！
　　.しi ；　r､_） |　　　
　　　 |；　/￣i　|　　　　わかったわかったわれの勝ちや！！
　　　｜　|r-ｭ| .|
　　　 |　 `ﾆﾆ' /　　　　　わしが欲しいのはねんk
　　　ﾉ　`ｰ―i´


　　＿∩
　/　〉〉〉
　{　　⊂〉 　 　 ＿＿＿_
　 |　　 | 　　 ／⌒　 ⌒ ＼
　 |　　 |　 ／(●)　 (● )　＼　　　　おお！　思い出しましたお！
　 |　　 |／:::⌒(__人__.)⌒:::　 ＼　　　
　 ヽ 　 |　　 　 |,┬‐ |　　 　 　 |　　　先生は確か四川省出身でしたお！
　　　＼.＼　 　｀ー ´　　　　 ／　　　
　　　　 ＼　　　　　　　＿＿　ヽ
　　　　　　ヽ　　　 　 (＿＿＿_/

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／⌒　　⌒＼　
　　　／（ ＞） 　（＜）＼　　　　
　 ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼　　故郷を離れはや四十年！
　 |　　　　/| | | | |　　　　　|　　国民大会代表という重責から解放されて
　 ＼　 (、`ー―'´,　　 　／　　故郷とここを行き来されるのも良いかと存じますお！
　　　　　 ￣￣￣

　 　 　＿＿＿＿
　 　 / ⌒　　⌒　 ＼　　　　
　　./( ―） （　●）　 ＼　　　副総統、勿論準備できているお？
　 /::⌒（_人＿）⌒::::: 　|　　　
　 |　　　 ー　　　　　 　.|
　 ＼ 　　 　　　　　　／


　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　 ,.　-─'"´..:..:..:..:..:..:..:..:..｀　 、
　　　 　 　 　 ／.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.＼
　　　　　　／.:..:..:..:..:..:..:／..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..＼
　　　　　/.:..:..:..:..:..:..:..:/.:..:..:..:..:..:..:..:..:.＼:..:..＼:..:..:..:..ヽ
　 　 　 /.:..:..:..:..:./.:..:/.:..:..:..:../＾!:.ﾄ､:..:..:..＼:..:..:..:..:..:..: |
　　　　′.:..:..:..:/.:..:/.:../.:..:./　｜|　＼:..:..:..＼: |:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:. /.:..:..|:../.:..:./　　 |:.|　　 ＼:..:..:..`|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|/.:..:./ 　 　 |:.|　　　 ,メ、:..:|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|:..:../ｰ‐-ノ :|/　　 彡─-ミ|:..:..:..:.|
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|:../─-ミ　/　 　 　 (か 　 |:..:..:..:.|　　　え？　あ……うん。
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|/　(か　　 　 　 　 :.. ─ ''|:..:|:..: |
　　 　 }:..:..:..:..|:..:..:..| ':..,,＿　 ..:　 　 i{　　 　 ｕ |:..:|:..: ﾄ､　　　　　何せ改選の話が持ち上がってきてから
　　 　 |:..:..:..:..|:..:..:..|　　　　　　　　　`　　　　　|:..:|:..: |; .＼　　　　ずいぶんと話し合ったことだし……。
　　 　 |:..:..:..:.l|:..:..:..|　u　　 　 　 ,　-‐┐ 　 　 |:..:|:|:.ｌ| ; . ; ＼
　　 　 |i:..:..:..:l|:..:.|:込、　　　　 /´￣￣|　 　 /:!:..从:ﾘ. ; . ; . ; ＼
　　　 八 :..:..:l|:..:.|:..:.| ; . 　 　 〈　 　 　 |　　　 :|/ . ; . ; . ; . ; . ; . ヽ
　　　 　 ヽﾄ､l|:..:.|:..:l| ; . ;`ト .　`ｰ─‐ ' ／　 ./. ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; ﾟ,
　　　　 　 　 乂_|_从 ; . ; |　/≧ｧ─=升 　 / . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; . |
　　　　 　 ／. ; . ; . ; . ; . ;Ⅳ⌒ヽ　　　　　/ . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ;｜

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／⌒　　⌒＼
　　　／（ ―） 　（―）＼　　　　聞いての通りですお。
　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼　　『旅費』の準備は全て此方で負担させていただきますお。
　 |　　　　　　　　　　　　　|
　 ＼ 　　 　 　　 　 　 　／


　　　　 ＿＿__
　　　／＿_.）)ﾉヽ
　　 .|ミ.l　_　 ._ i.）
　 （＾'ﾐ/.´・ .〈・ ﾘ　　　　
　　.しi ；　r､_） |　　　
　　　 |；　/￣i　|　　　　そ、そうか……。
　　　｜　|r-ｭ| .|
　　　 |　 `ﾆﾆ' /　　　　　
　　　ﾉ　`ｰ―i´

┌────────────────────────────────┐
│憲政の復活を機に国民大会、立法院の全面改選が決定されてから、　　　 　 │
│やる夫は国民大会代表の家々を回り慰労と選別の挨拶を重ねていた。　　　..│
└────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　,. -─────────‐- .、
　　　　　　　　　　　　 ／／￣￣＼　　　　　　／￣￣＼＼
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　＼
　　　　　　　　／ 　　／ ／￣＼＼::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::／／￣＼＼　　＼
　　　　　　 ／　　　　|　 |.　┃　.|　| ::::;;;;;;;;;;;;;::::｜ |.　┃　.|　|　　　 ＼　　　　　　　先生方は長年国家のために尽くしてこられましたお。
　　　　　／ 　　　　　＼ ＼＿／／　::::::::::::::::::　＼＼＿／／　　　　　 ＼　　　　
　　　 ／　　　　　..／￣￣＼　／　　　::｜::　　　＼　／￣￣＼..　　　　　＼　　　　このくらいやらせてもらうのは至極当然なことですお？
　　 / 　 　 　 　 :::::　　　　　　|　　　　　 |　　　　　 |　　　　　　 :::::　　　　　 ヽ
　　| 　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　 |　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　|
　　| 　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿／＼＿＿／ 　　　　　　　　　　　　　　|
　　| 　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　|
　　| 　　　　　　　　　　　　　　　｜r─‐┬──､|　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 |/　　　|　　 　｜　　　　　　　　　　　　　　/
　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　＼ 　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　　／

┌────────────────────────────────┐
│国民大会代表は、皆やる夫の懐柔案に賛同し退職を決意して行った。　　　....│
└────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ヽ三/)　））
　　　　　　　　 　 　 　　　＿＿＿( i)))
　　　　　　　　 　 　　　／　　　　　＼　＼
　　　　　　　　 　　　／　⌒　　 ー､　＼ ）
　　　　((　(ヽ三/)／ 　 （ﾟ　） 　（ﾟ　）　　＼
.　　　　　　　(((i )|　　　 　（__人__） 　　 　 |
　　　　　　　／∠＼　 　 　|r┬-/ '　　 ／
　　　　　　 (＿＿ 　　　　　 `ー'


　　　　 ノノﾉノ⌒ｉ､､
.　　　　川ﾉﾉﾉﾉ""ヽヽ
　　 　 川ｌﾐ 　 ⌒　⌒
　　　　 (6ﾐ―-＠=＠　
　　　 ﾉﾉヽ ；　　 Ｊ　|　
　　　　ﾉﾉ |；　/　　ヽ 　　
　　　　ﾉﾉ |　　(三三)　
　　　　　｜＼＿＿)
　　　　./　￣￣￣|

┌────────────────────────────────────────────┐
│多額の年金につられて退職を決めたのも起因しているが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│前の総統選挙の折やる夫は厚さ10cmほどの自身の農業研究の論文集を贈り物として届けていた。　　 　 .│
└────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　／ ⌒　　⌒＼
　　　　　 ／　（⌒）　 （⌒）＼
　　　　／ 　 ///（__人__）///＼
　　 　 |　　 u. 　 `Y⌒y'´　　　 |
　 　 　 ＼ 　 　 　 ﾞー ′　　,／
　　 　 ／　　　　　　　＿＿|__＿
　　 　| 　　ｌ..　　　／l　やる夫　 `l
　　 　ヽ 　丶-.,／ 　|__性豪伝説_|
　　　　/`ー､＿ﾉ　／￣￣￣￣／

┌───────────────────────────┐
│年老いた代表たちが全て目を通したことは考えづらいが、　　　　 │
│活字を重要視し、文を重んずる文化圏の出身者がやる夫を　　　.│
│どう捉えたかは想像に難くない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
└───────────────────────────┘


　　　　　　､z=ﾆ三三ﾆヽ、
　　　　　,,{｛彡ﾆ三ﾆ三ﾆミヽ
　　　　 }仆ｿ'`´''ｰｰ'''""`ヾﾐi
　　　　 lﾐ{　　 ﾆ == 二 　 lﾐ|　　　　　
.　　　　 {ﾐ|　, =､、　,.=-､　ljﾊ
　　　　　{t!　ｨ･=　　r･=,　 !3l　　　　　　わがこくのざいせいじょうたいはみぞゆうの……であり、
　　　　　 `!､　, ｲ_ _ﾍ　 　 l‐'
　　　　　　 Y {　r=､__ ` j ﾊ─　　　　　　　　　じゅうらいのやりかたをふしゅうするのみでは……。
　　r‐、 ／）へ、｀ﾆﾆ´ .ｲ /ヽ
　　}　i/ /／）　｀ー‐´‐rく　 |ヽ　　　　　　　
　　l / ／ ／〉､＿＼＿ﾄ､｣ヽ!
　 /|　　 ' ／)　　 |　＼　|　＼

┌────────────────────────────────────────┐
│非主流派との対立は日々深まっていた。その最中郝柏村にスキャンダル疑惑が降りかかる。 .　│
└────────────────────────────────────────┘

　　 　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　／　ノ　 ヽ、.＼
　　　　　　　　　　　　　|　 （●）（●）U|
　　 　 　 　 　 　 /￣￣￣ 丶人__）.　 |　　　おいおい……。
　　　　　　　　　/　　　　　　　　＼ .＿|＿＿＿__
　　　　　　 , --'､ 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　 　 ｀〉
　 　 　 　 /　⌒ ）　　　　　　　　/　　　　　　　　 /
　　 　 　 ,′　　ﾉ　　　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 /
　　 　 　 l　　T´ ..＿　　　　　./　　　　　　　r'´￣ヽ
　　　　 　ヽ ノ　　 .／丶､　　/　　　　　　　（ ￣　　l
　　　 　　 　 ｀'ー'´　　 | .｀'ｰ'――┬― --､/ 　 _.ﾉ

┌─────────────────────────────────────┐
│その内容は郝柏村が軍の高官らを国防部に呼び寄せて会議を開いただけではなく、　 　 │
└─────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　 　へ､、
　　　　　　　　　　　　　　 / ｛_ ｸ
　　　　　　　　　　　 ,=- く__,,／
　　　 　 　 　 　 　 /　　　／　　　　　＿
　　　　　　　　　　/　　／　　　　　_〃― ヽ
　　　　　　　　　/　　 /ヘ 　 　 _/ | | =!|= ｝lヽ
　 　　　　　　　　r'　　　く彡 ＼r'´｛　∧ rっ /　 |ヽ-､　　　あーでもないこーでも……
　　　　　　　　 ＼　　　　""''''`l ／ﾍ｀,二´ミ､ﾉ丿丿）
　　　　　　　　　 /＼　　　　|　´　　 |　|　　| |＼_ノF＝= ､__
　　　　　　　　　/;:;:;:;:ヽ　　/ 　 l　　 |　|　　| | 　＼|| | | | | ||
　　　　　　　　 /;:;:;:;:;:;:|　　　　　r―''＼ ,'⌒i| 　 　 　 || ||　 |
　　　　　 　　 /;:;:;:;:;:;:;:;:|　 　　　|| 　　　ヽ__ﾉ 　 　 　 || || 　 ﾍ
　 　 　 　 　 /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|　　　　q=＝＝＝||ヽ＝=o　|| ||　　　ヽ
　　　　　 　/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| 　 　　 || 　 　 　 || ヽ　　　|| ||　　　　 ＼
　　　／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼
　 ／　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　|　 ＼
／ 　 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　|　　　＼

┌──────────────────────────────────────────┐
│軍の最高司令官であるやる夫の権限である参謀総長の人事権すら介入したという噂が立った。　　......│
└──────────────────────────────────────────┘

　　　 　 　 .＿＿＿_
　　 　　；／　　 ノ（ ＼；
　 　 ；／　 _ノ 三ヽ､_ ＼；
　 ；／ノ（（ ｡ ）三（ ﾟ ）∪＼；　　やる夫は冷静だお☆
　；.|　⌒ 　（__人__）　ノ（ 　|.；
　..；＼　u. . |++++| 　⌒ ／；

　　　　　　　　　　　 ,:;'''':;:;:;,,._,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;:(:;:;:〃:;:〃:
￣￣￣￣￣|~'ｰ ､,,, ,:; :;:〃:;:〃:):;,,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:(;ゞ::;: ;::;ゞ　,ｆ
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i ,|:; :;:〃:;:〃:ゝ:; :;):;: 　 　　　　　 ___ll___　　　　　　;;:( 丿;:,ゞ;:〃:;ヽ'.,l
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i:;:√〃:〃:;';:.ゝ〃:;;)　　　 　 　 [;厓.ll厓ﾞ]　　　　　　(,;:,ゞ;:〃:;ヽ'fl
:::::::::::::::::: :::::::|.: ノ:〃:;丿;,ゞ;〃ゝ; ;; ヽ:;、　　　　 .|冖''ll'冖j　　　　 :;:;(ゞ;::〃::ヽ丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.,{: :〃;丿; ,ゞ:;〃'ゝ. ;:; :;ヾ;:;）　　　 .|: fl |:::::|　　　　　;:(,;:::; :;:〃:;:〃:ヽ:::;:;
::::::::::::::::iﾆ|:::::|.|`i（. ::;:;:〃:;:;;丶;: ゝ;. ;:;;:〃:);:;　　　|: fl |:::::|　　 　 ;:(;:,ゞ;:〃:;ヽ:::;:;丿;:,ゞ;:〃
::::::::::::::::i__|:::::|.|_,i(:〃: :ヽ: ;丿;:,ゞ;:ヾ,;:;〃: ):;　　　:|: fl |:::::|　　　　(:. ;;:,ゞ;:〃:;ヽ'丿;:,ゞ;:〃
.................. .......|.　（: 〃:;〃;':;. ;:;〃:;:;l: ;;,ゞ;:)　━━:|: fl |:::::|━━━(丿;:,ゞ;:〃:;ヽ:;ヽ:;ヽ━━┓
::::::::::::::::iﾆ|:::::|. (:;:;:;::;〃:;':;:.〃:〃 ヽ:,ゞ;:: ;)　_i:::i_i::|: fl |:::::|::i_ｉ::::i_i::::i_i::::l　(;:::〃:;丿;:,ゞ; :i_ｉ:::
::::::::::::::::i__|:::::|.|`i,(〃 :〃:': ;:,,,; ;;; ;:〃:ヽ);;　≡:≡:|.r-il::::::|:≡:≡:≡:≡l:≡　iｮ:;:;ソ:〃）:;三
.................. .......|.|_,i `''"ﾞﾟﾞ'l ::'il　　."'･ｬ-､;;;ソ;;;;;;;;/ﾞ|￣| l lヽヾ;;ilY⌒Yli;;;;;l::;;;;,,...l! .|,,..,..,..,.;:;:;:;,...,..
:::::::::::::::::: :::::::|. ;;;-''￣　l ::'il　￣,l :i|,,ｖ．｀｀｀"""''''''''''"'''''ﾞ`″'''''''''''-､__,,; `;；li! .|;:；:`；;.；,.;;.;.;：
"""""""""""　_;;;;;;;;;r--･･''"""~｀　 　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　- _,lii: .|;；:;：:;.;:.`:;:；;;.;
`:;:；;.:,；:;_,-''"￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　　　　　 　￣ﾞ~'''--__:;:;；:;：
-'~　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/


　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　／　　　　　＼
　　 ／　　─　 　 ─＼
　／ 　　 （●）　（●）　＼
　|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　まったく。余計な騒ぎを起こしてくれるお。
　＼　　　　 ｀ ⌒´　　 ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝　　　　　　
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、　　　　　　……軍人と意見交換をするのは
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.　　　　　　行政府の長であるわしの権限の……
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫
　／　　　　ｌ::::::ノ ｒ´｀i　ヽ、　　　　　_　　　 ｌ　　ﾑ、: : : : : : ノ ｒ' ' ´ ｀ヽ


　 　　　　 　ﾉ Ｌ＿＿＿_
　　　　　　　⌒　＼　／ ＼
　　　　　　／　（○）　（○）＼
　　　　 ／　　　 （__人__）　　 ＼　　　そこが問題なんだお！
　 　 　 |　 　 　　　|::::::|　　　　　|
　　　　 ＼ 　 　 　 l;;;;;;l　　 　／l!| !
　　　 　／　　　　　`ｰ'　 　　＼ |i
　　　／　　　　　　　　　　ヽ !l　ヽi
　　 （　　 丶- 、　　　　　　 しＥ　|そ　　ドンッ！！
　　　　`ー､＿ﾉ 　 　 　 ∑　l､Ｅ ﾉ　<
　　　　　　　　　　　　　　　ﾚY^Ｖ^ヽｌ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿,.-───‐- ,.、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／_,.,. ──.､_,. -─‐-､｀'‐､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,´‐'"　　　　　　　　　　　　`'‐ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //, _,. ‐　‐.､　 ､　　 i　　 _,. ､.._　 i、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / ﾌ　_,.､._　　＼ ヽ　/,.‐''"　　　 ヽ、i、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i ./‐'"￣`'‐､ ､_i、i | |/,.　　_,. -,,=.,､ i、|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.‐'i /　　 ‐',"￣ヽ‐､ヽi //二ﾆ‐''"‐､　　 | i ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　/ i,　　/"(´９　＞ >　| <∠ と９ ＞　　 | i,　　＼　　！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,i´　 　 i. ｜　'‐二-‐''" /　 ｜　i‐-､ﾆ二-‐　　|　'v　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. ‐'　　　　 i. | i、　　　　　_,　 ,.　 、 ヽ　　　　　　｜　|　　　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　／　|　　　　　 | |、i、　　 _／｀'　　　　 '' ＼_　　　　/ | /,　　　　 i｀`'‐､
　　　　　　　　　　　　　　 ／　　 i　　　　　｀､　i. l　　 '　　 ＿＿＿＿　　｀　　 / / i/　　 　 　 |　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 , 　　 　 |　　　　　 　 '、i　 r _,. ‐''" ,----- ､｀`'‐.､ヽ, ' ./ /　　　　　　|　　　 i.
　　　　　　　　　　　 , -'　　　　　l　　　　　　　 ヽ　　　　‐'"　　∧　　｀`''　　　 / /　　　　　　　|　　　 ',‐.､
　　　　　　　　 　 ／　|　　　　　　　　 ,.‐' ｀`'‐､｀iM　　　 ,.イ　/　',　 i＼　 　 ト'V ,. ─.､　　　　　　　　' 　 ＼
　　　　　　　 　 ,i　　　i　　　　　 i.　　'　　　　　　|　＼ ／ / ./　 　i　 ',　＼／　/　　　　｀ヽ　 i　　　　　　　　＼


　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　／　　　 　＼
　　　　　 ／　　 ＼:::::::::／＼ 　　　　　
　　　　／　 　 （●）::::::（●） ＼ 　　　わざわざ退役してまで行政院長となったのに、
　　 　 |　　 　 　 （__人__）　　　| 　 　　どうして国民に疑念を抱かせるんだお！
　 　 　 ＼　 　 　 ` ⌒ ´　　,／　　
.　　　 　 /⌒～"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ 　　就任前あれだけ国民が反対したのを
　　　 　 |　　,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃ 　　　もう忘れてしまったのかお？！
　　　　　| 　 　 　 　 　 　｀l￣
.　　　 　 |　　　　　　　　　 |

　　　　　　　　　　　. 　 ァ　 -‐‐- ､｀丶、
　　　　　　　　 　 ´_,ノ´ -‐=＝ミ、 ＼ ､ ヽ、
　　　　　　 ／　　 /　　 -‐rf≠ミﾐ､　　 } }　 ､
,　-‐‐…ァ′　 イ　　　⌒　≧込}､}ﾙﾚ' /∠厶
　　　　　{　　/／ 　　　　　　　 -‐ ´　 {=≠=ﾐミ、
　　　　　 ＼{´　　　　　／ ＿＿r'　　 　〉ﾄ弋} 　}　　
　 -‐‐-　　　､ 　 ／／,　-‐　　　ー ／ ハ｀ーｲ　　　それではどう国防部と連携せよというのだ！
　　　　　　｀ヽ}〉 { /　厶-‐─‐‐-　､ ⌒ヽ　　　}　　　
　　　 　 　 　 ∨/{　|iﾙ'´￣￣￣｀丶＼　i　 　,　　　　　軍人の生の声が聞こえぬではないか！
　　　　　　　　 }′　{|K⌒ヽ、＿　　　〉 〉} |　厶_
　　　　　　　 .ｲ　 　 |ト､＿　　　 ｀ヽくイ　/ /　　_≧x
｀ヽ　　 　 ／ ﾉ　　　ヽー‐--　､__　 ヽ/ / /　／　　 　｀ヽ
　　ﾏニｱ─く／{,ィ,イ_ ＞ァ＝≠ミ≧′ /　//　　　 　 　 ',
　　 }／ }.ｲ　}　/ {　{′　（￣/{ ‐-ﾄ､ rfｲ　 { {
　　/　 /: |　j　{　| /　　　 ヽ{　＼_j　ヽi }　 从　　　　 　 　 }
　 .'　 /: :/ /⌒Y´{　　　　‐┘ 　_ノ 　 从＿／⌒ヽ　　 　 /｀丶


　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／　　　　　＼
　　　／_ノ 　ヽ､_　　　＼
　 ／（●）三（●）)　　　.＼　　　ンなもん自分で考えるお！
　 |　　 （__人__）　　　　　　|　　　第一『生』の声は君が良くわかっている
　 ＼　ヽ|r┬-|　/　　　／　　　んじゃないかお？！
　 ／ 　 ｀ー'´　　　　　 ＼

::::::... ..丶
:::::::....　...＼
:::.' ──-.. ＼
:::::::... ⌒__丶　＼　　　　　　　　　
:::::::::.... .'::. ）.ヽ　 .ヽ　　　　　　　あの人事権に関するスキャンダルは飛ばしであるとわかっているお……。
:::::::::::.... __ ..丿　　　ヽ　　　　　　
:::::::::::...　　　　ヽ　　　.ヽ　　　　　けれど、君がどういう経緯で行政院長になったのか
:::::.._ ﾉ ヽ.___＿丿　　　.丶　　　　全く理解していないから注意しているんだお。
::::::::::::::....　..::ﾉ　　　　　　.）
:::::::::::.. 　 ../　　　　　　 .ﾉ　　　　　
:::::::::.⌒ "　　　　　　　..ﾉ
:::::::::::::::::.... 　　 ....::::::../
:::::::::::::::::::::..　......::::.／

ｨ彡三ﾐヽ
彡'⌒ヾﾐヽ
　　　　　ヾ､　 　 　　 　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　＿　　　　｀ー―、　　　　　／　　　　　 　　 ＼
彡三ミﾐヽ　　　　　　ヽ 　　.／ 　　　　　　　 　　　＼
彡'　　　ヾ､ 　　 ＿　　　／ ＿＿＿ヾ　 　　　　　　　＼
　　　　　　｀ー ' 　　｀ヽ .|;;;;;l　i::ij::::) i　　 　　　　　　　　＼　　　　　　　
　,ｨ彡三ﾆﾐヽ　　＿_ _　 |;;;;;ヽ｀ー´ノ　　　　　　　　　　　　＼　　　　　国民は君が思っているほど単純なものではないお？
彡'　　　 　 ｀￣　　 　....ﾉ　　　 ￣　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　
　　　　　　＿　　＿＿..(,,＿,,　　　　　 　　　　 　　　 　 　 　 .|　　　　　油断すれば最後、鍬を胸に突き立てられるのは
　　　,ｨ彡'　　￣　　　　 .{＿ノ´　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　やる夫でも司法でもなく国民なんだお。
ﾐ三彡'　　　　　　　　／..＼　　,, -===ﾆﾆﾆﾆ====-、＿／
　　　　　　 ｨﾆﾆ=- ' 　　　　ソ´:::;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　 　 ,ｨ彡'　　　　＿＿＿〉:／　　　　　 |i 　　　　＼/＿__
　　 //　　　　　 ／|　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::　　　　　　　|｀ヽ,
　彡' 　 　 　　 /　 .|　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::　　　　　　　|:::::::|


　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、　　　　　　…………。
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫

┌─────┐
│7月3日　 　 │
└─────┘

　　　　　　　　　　　. 　 ァ　 -‐‐- ､｀丶、
　　　　　　　　 　 ´_,ノ´ -‐=＝ミ、 ＼ ､ ヽ、
　　　　　　 ／　　 /　　 -‐rf≠ミﾐ､　　 } }　 ､
,　-‐‐…ァ′　 イ　　　⌒　≧込}､}ﾙﾚ' /∠厶
　　　　　{　　/／ 　　　　　　　 -‐ ´　 {=≠=ﾐミ、
　　　　　 ＼{´　　　　　／ ＿＿r'　　 　〉ﾄ弋} 　}　　
　 -‐‐-　　　､ 　 ／／,　-‐　　　ー ／ ハ｀ーｲ　　　総統！　これはどういうことどぅああああああああ！！！
　　　　　　｀ヽ}〉 { /　厶-‐─‐‐-　､ ⌒ヽ　　　}　　　
　　　 　 　 　 ∨/{　|iﾙ'´￣￣￣｀丶＼　i　 　,　　　　　
　　　　　　　　 }′　{|K⌒ヽ、＿　　　〉 〉} |　厶_
　　　　　　　 .ｲ　 　 |ト､＿　　　 ｀ヽくイ　/ /　　_≧x
｀ヽ　　 　 ／ ﾉ　　　ヽー‐--　､__　 ヽ/ / /　／　　 　｀ヽ
　　ﾏニｱ─く／{,ィ,イ_ ＞ァ＝≠ミ≧′ /　//　　　 　 　 ',
　　 }／ }.ｲ　}　/ {　{′　（￣/{ ‐-ﾄ､ rfｲ　 { {
　　/　 /: |　j　{　| /　　　 ヽ{　＼_j　ヽi }　 从　　　　 　 　 }
　 .'　 /: :/ /⌒Y´{　　　　‐┘ 　_ノ 　 从＿／⌒ヽ　　 　 /｀丶

　　　　　　　　　 　＿＿＿_
　　　　　　　 　 ／ ＼　　／＼　ｷﾘｯ
　　　 　　　　／　（ー） 　（ー）＼
　　　　　　／　　 ⌒（__人__）⌒ .＼　　　どうしたお、行政院長。
　　　　　　|　　 　　　|r┬-|　　　　|
　　　　　　＼　　　　 `ー'´　　　／


　　　　　　 ／　　　 ∠＿　　　　　　｀丶、
　　　 　 ／　　　　　　∠　　　　　丶　 　 ＼
　 ＿_／　　　 ィ　／￣　　　‐￢ミ、 ＼　　 ヽ
／(:::/＿ ／:::::/イ　　　 　 ヾﾆ三≧＼　ヽli　 |
　　＼::::::::::::::::::::〈　　　　　　ヽ、弋ｯﾐﾒ;;ヽ }|　 l、
　　　 ｀ ｰ-　_::::::ハ、　 　 　 　 ｀ 二＾彡ﾍﾙ'厶〉
　　　　　　　　＞- ､ヽ　　　　　　　　　　　 〈ﾃ7　　　どうもこうもせぬ！
＼　 　 　 　 /::::::::::::ｌ }　　 　 　 　 _,,.ｨ 　_＿Ⅵ
　 ｀ ｰ- ､ ::: |::::::::::::::| |　　,,..　　 ''´　ｰ ￢;;／ '
　　　／⌒Vﾍ:::::::::::/　 〃z‐＿＿,,,,,,......、´　/
､　 /:::::::::::::ト-`ｰ＜／| ´　　ｚ.,,＿＿ 　 ｀7/
:::∨:::::::::::::::|　 　 　 ＞┐　　｀ヾ三三≧'' /__￣＞､
:::::|:::::::::::::::/　 　 ／ ィ´|/l___＿／|　 /|　 {:::::∨::::::::}
:::::|、::::::／ 　 ／／:: |　ﾄ､:::.... 　 └ ′ヽ/|::::::|::::::::/
:::/　￣　　／／::::::::::|　|/＼::::....::.:......::.:...　ト-^ーく
/　　　 ／／ :::::::::::::::|　|ヽ:::|:::::::::::::::::::::::::::::|::::/　ｆl|

　　　　　　　　　　　. 　 ァ　 -‐‐- ､｀丶、
　　　　　　　　 　 ´_,ノ´ -‐=＝ミ、 ＼ ､ ヽ、
　　　　　　 ／　　 /　　 -‐rf≠ミﾐ､　　 } }　 ､
,　-‐‐…ァ′　 イ　　　⌒　≧込}､}ﾙﾚ' /∠厶
　　　　　{　　/／ 　　　　　　　 -‐ ´　 {=≠=ﾐミ、
　　　　　 ＼{´　　　　　／ ＿＿r'　　 　〉ﾄ弋} 　}　　
　 -‐‐-　　　､ 　 ／／,　-‐　　　ー ／ ハ｀ーｲ　　　黒名単の！　それも台独派の連中の帰国を許すとは
　　　　　　｀ヽ}〉 { /　厶-‐─‐‐-　､ ⌒ヽ　　　}　　　
　　　 　 　 　 ∨/{　|iﾙ'´￣￣￣｀丶＼　i　 　,　　　　　　何事かあ？！！
　　　　　　　　 }′　{|K⌒ヽ、＿　　　〉 〉} |　厶_
　　　　　　　 .ｲ　 　 |ト､＿　　　 ｀ヽくイ　/ /　　_≧x
｀ヽ　　 　 ／ ﾉ　　　ヽー‐--　､__　 ヽ/ / /　／　　 　｀ヽ
　　ﾏニｱ─く／{,ィ,イ_ ＞ァ＝≠ミ≧′ /　//　　　 　 　 ',
　　 }／ }.ｲ　}　/ {　{′　（￣/{ ‐-ﾄ､ rfｲ　 { {
　　/　 /: |　j　{　| /　　　 ヽ{　＼_j　ヽi }　 从　　　　 　 　 }
　 .'　 /: :/ /⌒Y´{　　　　‐┘ 　_ノ 　 从＿／⌒ヽ　　 　 /｀丶

　　　　 ＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （○） 　（○） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
/　　　　 　|!!il|!|!l|　　／
　　　　　　|ｪｪｪｪ|

　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 　／　─　 　 ─　＼
　　　　／ 　 （●） 　（●）　 ＼　　　うわーたいへんだー。
　　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |　　　
　　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／　　　誰かが勝手に書類にポツリと加えたんだー。副総統どうしよー。
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　　 　-= ＝ ￣:::::::::::::::::::::::＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ⌒＞´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〃　 ／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::::イ:::::}::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::／　ﾊ::::ﾘ::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::／:／:::::::／ /　芹≠　　/　Ⅵ:::::i::}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::／:／:::::::::/:::::::レ 辷ｿ　 ／ ィ升:::::ﾉ::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊイ::::::::::::::::／::::::::::::/:::::::/　 　 　 　 　 辷ｿ／:::ﾉ　　　大問題だー。
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }ﾊ／}:::::::::::::::::::::/:::::::/　　　　　　　 ゝ＜::::イ:::|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾑ／:::::::／:{:::::::ﾍ　 　 　 　 　 ´　　/／::::ｲ　　でも重要な政治決定をすぐには
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿　　／|{　　____ﾑﾍイ:::::::|:::::::∧　　　　´　ヽ 　 /:::::／/　　覆すことはできないよー。
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　∨.:.:.:.|!:／///∧　ﾑﾊ八:::/ 　>　　　　　　 ／:／!::/
.　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ. |.:.:./.:.:.:.:／//////∧ 　 　 从_イ 　 ｀　￣＞´⌒ 　 ﾚ　　　困った困ったー。
　　　　　　　　　　　　　 ノ.:.:.:.:|.:./.:.:／/////////∧　／　 ｝　 〉__;＞　´＼ｰ ､
.　　　　　 x≦三三三≧x　.:.:.|/:／/////////////∨　　/ ／//∧　　　　〉　＼
　　　　　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧　/　∨///∧ 　 ／　　　 ＞ ,.
.　　　　 　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧ {／ ∨//　 /¨´ 　 　 　 　 　 ＞ ,.
　　　　　 　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧i!　 //〈　 /　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
.　　　　　　　 ∨//////////∧三三∨ /　7/　7/////∧. ///∧/　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧

　　　　　　 ／　　　 ∠＿　　　　　　｀丶、
　　　 　 ／　　　　　　∠　　　　　丶　 　 ＼
　 ＿_／　　　 ィ　／￣　　　‐￢ミ、 ＼　　 ヽ
／(:::/＿ ／:::::/イ　　　 　 ヾﾆ三≧＼　ヽli　 |
　　＼::::::::::::::::::::〈　　　　　　ヽ、弋ｯﾐﾒ;;ヽ }|　 l、
　　　 ｀ ｰ-　_::::::ハ、　 　 　 　 ｀ 二＾彡ﾍﾙ'厶〉
　　　　　　　　＞- ､ヽ　　　　　　　　　　　 〈ﾃ7　　　　ぬぅぅぅぅぅう……！！
＼　 　 　 　 /::::::::::::ｌ }　　 　 　 　 _,,.ｨ 　_＿Ⅵ
　 ｀ ｰ- ､ ::: |::::::::::::::| |　　,,..　　 ''´　ｰ ￢;;／ '
　　　／⌒Vﾍ:::::::::::/　 〃z‐＿＿,,,,,,......、´　/
､　 /:::::::::::::ト-`ｰ＜／| ´　　ｚ.,,＿＿ 　 ｀7/
:::∨:::::::::::::::|　 　 　 ＞┐　　｀ヾ三三≧'' /__￣＞､
:::::|:::::::::::::::/　 　 ／ ィ´|/l___＿／|　 /|　 {:::::∨::::::::}
:::::|、::::::／ 　 ／／:: |　ﾄ､:::.... 　 └ ′ヽ/|::::::|::::::::/
:::/　￣　　／／::::::::::|　|/＼::::....::.:......::.:...　ト-^ーく


　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : :　　 　 　 　　 　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 ／ : : :: :: : :　　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　／ : : : : : : : : : : 　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : :.:.:.:.:　　_　　　　　　　　_ 　＼
　　　　　　　　　 _,. -'" l: : : : : : : : : : : :.:.::.:.:´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　 }　　　　　　　全く持って遺憾なことだお(棒
　　　　　　_,. -‐'"_　'フ:ﾊ: : : : : : : :.::::::::::::;;（　● ）　ﾉヽ　（　● ）;;:　lﾞ ヽ､　　　　　　実行者は見つけ次第勲章ものだお。
　　　　　／ 〃-'　　/│,.',ヾ: :　: : : : : : : : : ´"''",　　　　 　"''"´　　.l　',ヽ, ｀ ､
　 __. -ﾃ{　ヽ＝'¨ ／ ./　ll',: : ヾ : : : : : : : . . . （　　　 j　　　 ） 　　　lﾞ i　〉 ヽi l｀ヽ､
-´ : : : : l　! ' i　　 ヽ＼　',:',: : : :＼: : : : ::.:.:.:.:.:.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　 ／i　/ /　ﾞ　l: : : :｀ヽ､
: : : : : : : :ﾞl　 ｲ 　 ,　､ヽヽ ',:ﾊ: : : : :｀ヽ､:;:;:;:;:;:;:;_:_　　　_,.=- ､　 イ: : j　　', / i . l: : : : : : : ｀ヽ､
､: : : ', : : : ﾞi　i　 /　　＼　 ∨ﾊ: : : : : : :｀ヽ､ｰ＝r‐',ニ-──ﾞー《: : j　　ｲ ﾞi ./ l: : : : : : : : : : : ｀ヽ、
:ヽ: : : i : : : ﾞi　 /　,　ヽ　　 j ∨｀ヽ: : : : : : : : ¨7ﾞ ノ　　 ｨ_,.-----ヽ<　　{　i　　 l: : : : : : : : i: : : : : :ヽ
: : ヽ: : l: : : : ﾞi　　{　 i　　　i　 ∨ヽﾞヽ: : : : : : / r'　　_,／　　 _＿＿__',.　　　 /　l: : : : : : : : :l : : : : : : ヽ
: : : :ヽ: l: : : : :ﾞi　__j　l　　､ j　､ ∨ヽ: : ｀ｰ 7´　 ｀¨<　　　 _ノ　　　　,｀ｰ-､　/　.l: : : : : : : : : l: : : : : : : : ヽ
: : : : :ヾ:ﾞi: : : : :ﾞi ヽ、 ﾞi　　'　 _j　∨:ヽ: : :/　　　　　 ｀ｰ‐'"_,.-=¨¨ﾞヽ､___,ｲ　　　l: : : : : : : : : :l: : : j : : : : : ヽ
､: : : : : ﾞi:l: : : : : ヽ　　ﾞヽ　　/　/　ヽ: : 7ﾞ　　　　　　　　<　　__ノ､__　　　 ﾞヽ.　 j: : : : : : : : : :l: : : j: : : : : : : :|
､ヽ: : : : ヾi: : : : : :ヽ　ヽﾞ　 /　　　 }　〉'　　　　　　　　　　｀7ﾞ　　　 i｀¨　　　 ', /: : : : : : : : : ::l:/:/: : : : : : : :::|

　　　　　　　　 .＿＿＿_　　 　.i＾ﾏ'ﾌ
　　　　　　　.／⌒　　⌒＼　　ﾚ' /　　　　　　　
　　 　 　　／（ ―） 　（―） .／ ,ｲ ヽ、　　　　　ところで行政院長、これに関しては
　　　 　／/// .（__人__） .／ ､ /ｰﾍ_,.ヽ,　　　　ちゃんと変更させるお。
　　　　 |　　　　 .´ ⌒｀ ./　､＼｀ヽ´__　.`t　　　
.　　　　 ＼　　　　　　.../　　 ヽ r'´_}__, 　 {　　　その辺は安心して欲しいお。
　　　　　　　　　　　 .／　　{'T /`7/ _,ノ　 !
　　　　　　　　　　.-'　　 　 ｀7'／ヽY´　　 |


　　 ／　　　　 /　　　　　　　　　　　　∨　　　ヽ
　ノ　,　　　　 /　,.,.,　　＿＿ _　_　　　　　　　　 |
´:::: /　 ,　　　　 //　＿ _　　　　 ｀ヽ、、　　　　 |
:::::: |:::　|;:　　　 /　　　　ヽ｀ニ＝=,　　Yﾉ -‐'´　|
　:::|::::: |;:　　　/　　　　 ‐-',、ニ=、｀ミ i/_-=＝　｝
　＼:::　|::::　　/　　　　　＼ヾ夕ンノ　 ｀´ｒュ｀　/、　　　　　　しかし、黒名単の一部が解除されるということは
　　 ＼::|::::　 ｛ ヽ　　　　　　　　　/　　　|::｀ｿ　| ヽ、.　　　　　　石頭共が黙ってはおるまい……。
　　　　＼:::::　ヽ ｀、　　　　　　　,,　　　　|　　　|::　＼＼
　　　　　 ＼::: ヽ　ヾ　　　　　／ ｀￣''::::ノ、　 /::::　　＼＼
　　　　　　　　｀丶:::|　　　　　　,＿ ＿ _　 ｀ //::::::　　　＼ ＼
:::　　　　　　ｒ‐´　｀｝ ,　, ,-‐=´-‐― ―ヽ　　/::::::::::　　　 ﾑ、 ＼
ヽ::::::　　　〃::::::::::: ｝'i '　　　-‐´　:::::::丶　,、｝::::::::::::r-‐´　ハ　　＼
　　｀ヽ:::::｛::::::::::::::::/└、　　／|　 /＼ i＼l ﾞｲ::::::::〃:::::::::::::　 ヽ　　 ＼
　　　ｒ-‐ヘ::::::::::::ﾉ　、　｀' '´ └┘　 ヽ_ｌヽ /ヽ:::｛: : : : : : : :　ﾉ　　　　冫

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　……いずれ暴力的な連中以外は解除するお。
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼


　　　　　　 ／　　　 ∠＿　　　　　　｀丶、
　　　 　 ／　　　　　　∠　　　　　丶　 　 ＼
　 ＿_／　　　 ィ　／￣　　　‐￢ミ、 ＼　　 ヽ
／(:::/＿ ／:::::/イU　　 　 ヾﾆ三≧＼　ヽli　 |
　　＼::::::::::::::::::::〈　　　　　　ヽ、弋ｯﾐﾒ;;ヽ }|　 l、
　　　 ｀ ｰ-　_::::::ハ、　 　 　 　 ｀ 二＾彡ﾍﾙ'厶〉
　　　　　　　　＞- ､ヽ　　　　　　　　　　　 〈ﾃ7　　　　！！
＼　 　 　 　 /::::::::::::ｌ }　　 　 　 　 _,,.ｨ 　_＿Ⅵ
　 ｀ ｰ- ､ ::: |::::::::::::::| |　　,,..　　 ''´　ｰ ￢;;／ '
　　　／⌒Vﾍ:::::::::::/　 〃z‐＿＿,,,,,,......、´　/
､　 /:::::::::::::ト-`ｰ＜／| ´　　ｚ.,,＿＿ 　 ｀7/
:::∨:::::::::::::::|　 　 　 ＞┐　　｀ヾ三三≧'' /__￣＞､
:::::|:::::::::::::::/　 　 ／ ィ´|/l___＿／|　 /|　 {:::::∨::::::::}
:::::|、::::::／ 　 ／／:: |　ﾄ､:::.... 　 └ ′ヽ/|::::::|::::::::/
:::/　￣　　／／::::::::::|　|/＼::::....::.:......::.:...　ト-^ーく

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／_ノ 　 ヽ_＼
　　　／（　●）（　●）＼　　　　そりゃ当然だお？
　 ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼　　民主体制下では国家秩序を破壊することを公言しない限り
　 |　　　　　（　 （　　　　　 |　　思想の自由は広く認められてしかるべきものだお！
　 ＼　　　　 `ー'　 　 　 ／


: : : : :|: : : : : : : : : :|: : : : ／: : : : : : : : : : :＼
: : : : :|: : : : : : : : : :|／／／: : : : : : : : : : : : ::.
: : : : :|: : : : : : : : : :|／／: : : : : : : : : : : : : : : ::.
: : : : :|: : : : : : : : : :|／: : : : : : : : : : : :＞f´: : : :〉
: : : : :|: : i : : : : i: : |: : : : : : : : : :＞ ´　 .′: : /
: : : : :|: : i : : : : i: : |: : : : ､＞ ´　　　　 .′: :/
: : : : :|: : i : : : : i: : |― ´　｀丶..,,__　 　,′／
: : : : :|: : i : : : : i: : | く￣;少ﾐz　 ¨´ ,rｲ: '
: : : : i|: : i : : : : i: : |　　 {)ジ　　　　//´
: : : :i |i : i : : : : i: : |　　　　 　　 　 '/　　　　　　
: : : il ||:.:.i : : : : i: : |　　　　　　　　{:::!　　　　　　それとも台独が国家を破滅に追いやるって？
: : :.|| ||:.:.i : : : : i: : |　　　　　　　　ヽ!　　　　　　
｀ヾji! ﾘ! :ｉ: : : : :i: : | 　 　　 　 　 ／:|　　　　　　連中が何時何処でそんなことを言ったんだ？
ヽ 　　 リ|.: : : : i: : |　　｀ヽァ r‐'::::::::!　　　　　　
　 ＼ 　 ｀ヾ: : :.i: : |　　　　／::::::i::::::|　　　　　　少なくとも解釈に無理があるよ。
　　　 ＞　.,_｀¨ ヾ:j､　　／::::::::i:::i::::::!　　　　　　
　　　　　　　 爪_}　 ｀¨´｀ヾ::::::i:::|::::/
　　 　 　 　 /　ｨﾊ　　　　　 ｀" ''''
＼ 　 　 　 /／:::::ﾊ

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／⌒　　⌒＼　　　　　　
　　　／ 《;･;》 　《;･;》 ＼　　　　……というわけだお。もちろん彼らが今の『自由を認める』憲法を
　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼　　　破壊してファシズムをしようというなら話は別だお。
　 |　　　　 ﾄｪｪｪｲ　　　　　|　　　
　 ＼　　 　ヽﾆﾆｿ　　　 ／　　　

┌───────────────────────────────────────┐
│7月3日、台湾政府は黒名単の一部を解除した。この措置は民進党の賞賛を得る一方、　　　....│
│国民党内の非主流派にやる夫が台独シンパであるという疑念を抱かせるようになった。　　　....│
└───────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,. '"　( . ,.-､ ヽ "丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,..-, ､　　 ヽゞ-'　ﾉ 　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ゞ-' ﾉ　. 　　｀ｉ　⌒　　 　.ヽ　　　これからもより『民主手続き』でやっていかないと
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ./ ⌒ ｉ´　 人　　 ｀ｊ　　　　　　 }　　　　　　　連中に国をのっとられてしまうお。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　｀‐ｒ‐'　｀　イ　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 　 　 |　 　　　|　 　 .、＿　ﾉ　__　　 ／ﾍ　　　あー大変だお。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　ヽ_＿_／　／/ : :/. : ﾆ{　｀ ／　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　　　　 ＿ノ;;;;;;;: :i : : : :.｛¨V　 ＼:Y
　　　　　　　 __　　　　　　　　　　 　 　 　　　ヽ｀ー―"＜／ ,ｨ'"´ : : : : ∧　＼　 ∧
　　　　　 　 (　｀､　　　　　　　　　　　　　　 _／イr;;;;;/У: :｀ヽ､ : : : :i {　' ､　　ヽ　 ｀ﾄ
　　　r-、　　ヽ ∧､　　　　　　　　　　　　　{ : :ﾉ/〉-{／ : :／ : : : : : :i :〉、　ヽ　　　　',
　　　} r-、　　〉、　ヽ　　　　　　　　　　　　｀､| :i,';;;;/ : : :/ : : : : : : : ｨ:(　＼　_ヽノ　　}
　　　} }　 {_／　{　　 {、　　　　　　　　　　　}λ:|;;;;/ : : /. : : : : : : : : : : ﾍ　 . : : : :　　r
　　　} }　 {r-､　,'⌒　　',　　　　　　　　　　/:'〈:'|;/ :.／ : : : : : : : : : : :V: :.｀ヽ : : : : ._/
　　　ヽ}､ .i　 { r-､　　 人ｭ､　　　　　　　./:λ',:r :./ : : : : : : : : : : : : : :'､: : : : 〉二ﾆ
　　　　 ⌒}､└i　'ト ィ　ﾉﾉ:.｀ヽ､　　　　 /. :} : :i : ,' : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : :{

┌───────────────────────────┐
│8月1日、やる夫は総統府に軍の高官を招き、談話を発表。　　......│
└───────────────────────────┘

　　　　 ／.:￣￣￣￣￣ ＼　　　　　　　　　
　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　
　 ／: : : :　　　　　　　 　 　 　 ＼
／: : : : : :　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 　 　
: : : : : : : :.._　　　　　　　　_　　　　　 ＼　　
: : : : : : : ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　 　 　 l　　　　
: : : : ::;;（　● ）::::ﾉヽ::::::（ ●　）;;:::　　 　|　　　軍人とは公人だお。国家に忠実でなければならんお。
: : : : : : ´"''",　　　 　 　"''"´　 　　　 　l　　
: : : : : : . . （　　　 j　　　 ）　　　 　 　／　　　
＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　 ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼　　　　　　
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´　　　 　 　 ＼　　　　　
: : : : . : : . : : .　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＼

┌───────────────────────┐
│この談話が郝柏村を狙い打ちにしたのは明らかで、　 . │
│総統府と行政院の蜜月は完全な終わりを告げた。　　....│
└───────────────────────┘

　　　　　　　　,. -'"´　　　　　　｀¨ー ､
　　　　　　／　　　,,.-'"　　　　　　ヽ　 ヽ、
　　　 ,,.-'"_　 r‐'"　　　　　,,.-'"｀　　　　　ヽ、
　　/　　　 ヾ (　　　 _,,.-='==-､ヽ　　　　　　ヽ、　　　　　　　　　　　
　　i へ＿__ ヽゝ=-'"／　　● _,,>　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　ゆえに特定の個人に忠誠を向けてはならんお。
　 ./ / 　●＞ ＝'''"　￣￣￣　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　
　/ .ヽ-‐´''"　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　i　　　　　　　　　軍人は個人の私兵集団ではなく、国家の枠組みの中に属し、
./　　　 i　　　人＿　　　ノ　　　　　　　　　　　　　　 ,r‐"':,　　　　　国家と文民の管理の下運営されるものだお。
,'　　　　 ' ,_,,ノｴｴｴｪｪ了　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ;,::::::＼
i　　　　　　 じｴ='='='" ',　　　　　　　　　　 ,r- ..,　　　 ヽ::::::::ゝ　　　そして国家と文民に関わる時、如何なる事があっても
',　　　　　　 (___,,..----'　　　　　　　 　　 (:::::::::::ヽ、　　　ゞ:::　ヾ　　銃を持たぬ国家と文民に銃口を向けてはならんお。
　'ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:::::::::::＼　　 'l:: -゛ｷ
　　　ヽ､_　　　　　　　　　　　　　　　i,""'::,　　"i,,:::. 　ｷ　 /::　　 |
'ｭ,ノ'",;l ｀ゞ　 ｀`ｰ- -‐'"´　　　　　　i:::::::ヽ　　'ヾ,"'" .ヽイ　　 ｿ ⌒〉
ｼﾆi;∠(ヽ、':.. 　　　　　　　　　;;;'";;_,,_'l:::::::::::i;,　　'l,,　　　l::::　　i　/
ﾐ/::i:i:l'::::::＼:::　　,,,__..　　;;,.::::i;::::::ヽ,,,_ 'ｷ:::-=.::＼　 l::.　　 "'i:::::　 ）
/:::::/,l:::::::::::;;'i-:..,,_,,r‐‐'"::::::::,;ii;:r⌒ヽ:::::::＼:::.... ＼r'-‐''"　..::::::::/
::::::l':;"';,,::::::::l'　　　l':::::::::::::;;;;ii//ヽ、:::ヽ、:::::＼　　 "' ::::...:::::::::::::l'
i:::::,l;;':::::"'i;;-l-..,,_,,..l;;;:::::r'":://:::::::ヽ,:::::::::,,_:::::::::>= ノ..::::::::::::::::::ﾉl;,

　　　　　　　　_　_. : : : : - ･･ -　､
　　　　　　_ ,': : : f::￣: :｀:丶､: :＼::`::､
　　　　　/: : : :,: :|: : : : : : : : : 丶::｀､ー`
　　　 　|: : : :/:＼l: : : : : : : :: : : : ::ヽ丶
　　　　|: : : :|: : : : |: : : : : : : : : :::: : ::ヽヽ
　　　　|: : : :|: : : : ,ヽ: :.: : :::::::.:.: :ヽ: :::|:::i
　　　　l: : : :|: : : |　 ヽ::`､､:::､::,:::..:..::ヽ|`ii　　　　　　　　　『軍人会議問題』は党内の対立派閥間の
　　　_Ａ: : : :|: : ::|　　 ヽ::ヽヽi'_ヽ､､::ヽ亅i　　　　　　　　　認識のズレを良く表していました。
　　／l::|:::|:::||: :|::|-―--､``､,従ﾘ .|::|ヽﾄ､　　　　　　　
, :´: : l: :|/| :fl: ::|､ﾄ弋仍 　､　 　　|:::|､i: : `､　　　　　　　主流派はもはや郝柏村の行為は見逃せず、
: : : : :＼: :ヽ|tヽ:|::ll ´　 　　|　　　.||::|: |: : : :`､　　　　　　非主流派はささいなことで攻撃されたと認識しました。
: : : : : : : : : ;]``､:|:|゜　　　　|'　　 i .|': ::|: : : : : `､
: : : : : : `ヽ､:: : :iヽ`､.　　､-‐ｧ　/ i: : : | : : : : : : `､
: :: : : ::::::::::::::ヽ: Ｌ_`|;＼.　￣　/ i: : : : :| : : : : : : :`ヽ
: :､＿ィー--.､ヽ:: :＞:;{　ヽ､ , '　/ : : : : |: : : : : : : : :`､
: : : : ::j　　　　ヽ: :|: : :| /`-'､　/: : : : : ::|: : : : : : : : : :丶


　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _＿＿＿,r─ ´￣ ｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＞-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 f/::　..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 !l:　　:::::::::::::::::::::::r′:::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |:!..:l...　 |　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾊ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |ｨ::::!:::::::l:::::::::......................................l...::.i　　
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ' ﾄ､ｌ:::::::!::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::.:::::l::::::}　　
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 !トｌ､::::!ゝ!:l::::l::::::::::::::::::::::::::::l:::::l:::i/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀　!`i:ﾍ ヽ!:::l:ヽ::ﾄ::::i:::::::ﾊ::ﾊ:ｲ:/　　これについてはどう考えてもやる夫の方に理がないか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　! ∨:l ,ﾊ:::l::::ヽヽﾊ:::/::ﾚ:::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ ヽ!'　ヽﾄ､:::::::::::::::::::::::::,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 丶　　　　　ヽﾄ､::::,_ -┴‐ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 丶＿ ..､　_　- ´　　　　　ゝ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　_　- ´　　｀ - ､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　_　- ‐ ´　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l ／　　　　　　　　　　　　　　 ',

　　　　　: : i　 　 /. : :　. :　　　. : : :ｲ:.: :. :.| ハ: : :.ｉ:.:ヽ｀ ＼
　　　:　 : : :|: 　 / : : : //　　.:. :.:／ |: : :. :.l 　 ｉ: : :|: : ﾊ
:.ｉ :.　:.　:.:.:ｉ:l :　/:. :. :./ ' 　 .: :／　　|: : :. :.| / ﾊ: .;.:.ｉ/: :.
:ﾊ : . : . : :.|ﾊ: /:. :. :.ｲ: i　.: ≠― 　十: :ハ|尓: :l/ : ﾄ､: ｉ
: :i : : : : : :.! ﾍ: : :./: :l: :l: : /　 ｘ≧､ |: /　 }ﾋｿ: 小: :| ﾊ:!
:/| : : : :i: Ｙて:. :./: : :!:.:|: /＜八:rｿ ﾉｲ　 ハ　:.:.ハ: |　 }
　| : :ｉ: ﾊ: |ゝｉ: :/: : : : :ﾉｲ　　 ｀　　{'　! /　 丶:.:|　| ′
　| : ハ: :人..|:∧: : : : : :.|　　 　 　 　 　 　 　 ｲ:|　}'　　　まあそうなのですが、以前言及されたように郝柏村は
　| /　 ｉ : : : {'､ ヽ: : : : :.|　　　　　 　 　 　 ∧: :|　　　　頭のてっぺんからつめの先まで軍人です。
.丿'　　|: ｉ: : i: i Τﾍ: :. :.|　　　　　＿_　 ィ/　ヽ:!　　　　
. 　 　 ﾉｲ : ｲ:.ハl　∧: : !　　　　　　　－/　　　}　　　　つまり行政について通じている人脈も部門も限られてしまいます。
.　　　　 }:/ﾉｲ｀ }'　　 ヽ:乂＞　.　　　　 ' ＿__
　　 　 ／ : ∧　　＞　　　　　　 /￣:.､ :. :. :. :. :. :. 、
　　　ｲ:.: :.: :.:∧　　　　 ＞　　　ﾊ∧:. :.＼:. :. :. :. :. :＼
　／:∧:. :. :. :. : . ､ 　 　 　 　 fヾ/ヽ:. : : : ＼:. :. :. :. :. :ヽ


　　　　　　　 　 ／ 　 　 /　　　 　　､ 　＼〈´
　　　　　　　　/　/ 　,ﾍ,ｲ　　　　　､ ヽヽ ﾍ
.　　　　　　　 |　/　 //~~! iヽ　　 ﾍ ヽ ヽ＼＼
　　　　　　　 ,|　! 　 ! ! 　ヽﾍ＼ ___ﾊ　ｌ　ﾍ　 ﾐゝ
　　　　　　　,ｲ !　　 V ￣　ヽヽ＼　ヽ ! 　 }!l　　　　　　
　　　　　　 　 !!|　　 !| tｾｴ　　ゝ ｴｹｧ〉ヽ | !ゝ　　　　一定の成果を挙げているとはいえやはり
　　　　　　　　ﾘW∧ i!　　　 　〈　　 　ﾚ ﾉﾘ　　　　　　人間自分が最も通じていることに関わり続けたいものです。
　　 　 　 　 　 　 ﾚヽi|、 　　　 '　　　/ﾙ'　　　　　　　
　　　　　　　　　　　 ∨>､　　'ﾆｱ　, '　　　　　　　　　　やる夫は農業畑出身なので総統になっても深く関われるのですが、
　　　　　　　　　　　　　 ,| >､　　／|　　　　　　　　　　退役した以上郝柏村は警戒され軍となかなか関わりづらくなってしまいます。
　　　　 　 　 　 　 　 __∧ﾍ　｀ ´　 ﾄ､　　
　　 　 　 　 　 　 ／ V　| 　＼＿／|ﾍ丶、　　　　　　　　もしも引き受けた時期が違えば名宰相として名を残せたかもしれませんが
　　　　　 　, -‐'　　 / 　|　　< 　 > |　＼ ｀丶、　　　　　時代はそれを許してくれませんでした。
　　　／´　　 　　　/ 　　!　 /ヽ ｲ ｀!ヽ／　　　｀＞､
.　　/ /!　/ ）　　　 ＼／ヽ´ 　|　ﾍ |　ヽ　　　　 | 　i
　　|　l | / /､／） 　 /　　ﾍ 　 |　 ﾍ| 　 | 　 　　 ! 　!
　　|　! iｌ　l,,ﾉ /ン')　＼　　ﾍ.　!　　 ! 　 !　 　　│　|
　　|　ヽ､　　　´ <　 　 ヽ　 ﾍ. i　　 | 　 | 　 　　ｲ　 !

　　　　　　　　　　　　 , -―/:::::::::::::::｀::::::::::::::::::::::::::`丶､._
　　　　　　　　　　　／:::::::,､!:::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　 ／/:::::::/::｀!:::i:::::!:::::ヽ:::::::::ヽ:::::::ヽ::::::::::::::::::!
　　　　　　　　／::/::/:::/::::,､,!:::!::::ヽ:::::ヽ:::::::::::ヽ:::::ヽ::::::::::::::::|
　　　　　　 ／,.イ::::/::::!::::/　.!::ﾄ､:::::ﾄ､::::ヽ::::::::::ヽ:::::ヽ:::i::::::::::｀､
　　　　　　　　 /:::,ｲ::::!:::/__　 !::!ヾ､::!_,>-‐ト､,_::::ヽ:::::!::::!::::::::ﾄ､ゝ
　　　　　　　　 !::::ハ:::!ｲ´　｀ .k !　ヾ:! 　＼! ヾ｀::::lヽ::!::::!::::::::!
　　　　　　　　 !::/　!:::::::! -‐- ヾ､　 ヾ-―-　ヽ:::::!::ヾ!:ﾊ::::::::!　　　何時の時代もそうなのですが、保守派の人間というのは
　　　　　　　　 ヾ!　 !:::::::!　 　 ﾉ　　　　　　　　 〉､!::::/ヽ|:::/ﾘ　　　　思想の特性上革新派に比べ世論に鈍感な面があります。
　　　　　　　 　 　 　 !::::::! 　 く 　 　 　 　 　 　!::::::::/‐,ソ:/
　　　　　　 　 　 　 　 !:::∧　　｀　　　　　　 　 !::::,.ｲ‐'/!/　　　　　　非主流派も例に漏れず変革期における世論に対し鈍感で、
　　　　　　　　　　　　 !,/　ヽ　ー―--　　　　,.!::/ ﾄ､ﾘ　　　　　　　退役したとはいえ骨の髄まで軍人の人物が宰相を
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　￣　　　 , -'´!/　,ハ　　　　　　　努めることに対する抵抗感の強さを読み取ることができませんでした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 >┬―''"´　　　／　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 _,,..-‐'´!　ヽ､　　　　／　　　 ,ｲ｀`丶､_
　　　　　　　　　_,,..-‐''´　　　 /!　　 ,>-＜´　　　　 / .!　　　　 `'ｰ-､_
　　　　_,,.-‐''"´ 　　　　　　　/ !　　/:;:;:;:;:;:ヽ　　　 /　　　　　　　　　　｀ﾞ''ｰ-､,_

┌──────────────────────────────────────────┐
│この年12月上旬、鄭心雄が病に倒れ50歳という政治家としてまだまだ若手のうちに世を去った。　　　 │
│非主流派の陰謀をいち早く察知しやる夫を救い、以降の活躍も十分に　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│期待されていた中での不幸だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
└──────────────────────────────────────────┘

　　 　 　 　 ,. '´ ￣￣￣ ｀ヽ.
　　　　　　/　　_..　-─- ､. 　＼
　 　 　 　 {__..└‐: :´.￣￣＼ 　 ＼
　　　　　／ ,　 　　, 　 　 ､　 ＼ 　 ヽ
　 　 　 ,'　/　　 　 | ,ﾊ |　.| ﾄ、} ＼＿〉
　　　　i　 i　 　 | ,ﾊ{　}ﾉヽﾊ| }ﾊ　　 |
　　　　|　 |　.{　ﾊﾄ､_　　　　__ノ}　　.|
　　　　{　 : 　:.　 |r,.ﾆミｰ　 ,≦､|　　|
　　　　 ',　ヽ　＼ヽじ' 　 　じ ﾉj/　.}
　　　　　} ＼＼　ヾ、　　　'　 彳 | .,′
　　　　 ﾉハ、ヽ.＼　〉＿‐_.. イⅣi/
　　　　　　　 ⌒｀y爪__Aﾄ､≫ニﾆj⌒j
　　　　　　　　／/⌒　 }|｡ ﾟ i {`Y/了
　　　　　　　〈二{ ╋.＼}|｡ ﾟ {. ∨./
　　　　　　　 刀^!ト､　　ヾ｡ ﾟヽ ﾋ′
　　　　　　　//+_|j 〉.＼／＼r=‐-≧.､_
　　　 　 　 └{__|{￣￣_廴__ノ〉─- ==.　二二二{}ニニ弍
　　　　　　　　　}{-‐ ´　　ヽ｢　　 ヽ　/〉､＿r‐ｧ
　　　　　　　　 /.　|　　　 　 :、　 　∨ﾉ　　　〈
　　　 　 　 　 〈､.__j 　 　 　　 ヽ　_ノ/! ，　 ，}
　　　　　　　　　丁{ｰ----= 彡ﾍ_／ ヽ._♀ ノ
　　　　　　　　　└k元Ｔ ￣｀Y兀ﾉ　　 ｀心}
　　　　　　　　　　 |　,/　　　 |　{　＿_、 , /
　　　　　　　 　 　/__{　　　　 {__{ }J　 i_,Ｕ
　　　　　　　　　　`ｰ′　　　　￣

┌──────────────────────────┐
│12月下旬、国民大会代表の選挙が行われるとやる夫は　　　....│
│全国各地を遊説してまわった。　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
└──────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／＼:::::::::／＼.
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::<◎>:::<◎>:::＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::⌒（__人__）⌒::::::＼　　　ゆえに貧乳の希少価値は……！
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　｀ ー'´　　u 　　|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　u 　　:::::　　　　　／
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　:::::::::::::::::::　 　 ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　 　 　 　　　　　　　＼　 〈〈〈　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （〈⊃　　} }

┌─────────────────────────────┐
│蒋介石の存命中、彼は支持を呼びかけるために各地を回らず、　　　..│
│むしろ露出度を抑えて、国民との距離を形成しあまり交わらない　　......│
│ことで独自のカリスマ性を高めようとしていた。　　　　　　　　　　　　　.....│
└─────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
　　　　　　　　　　　　 ／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
　　　　　　　　　　　 //!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
　　　　　　　　　　 〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
　　　　　　　　　　 i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
　　　　　　　　　　 ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj
　　　　　　　　　　 ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀　lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
　　　　　　　　　　　!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀　　 　 　 　 !　 j川/
　　　　　　　　　　　ヾﾄ辷N!　　　　　　‐ノ　　!:l/
　　　　　　　　　 　 　 Yｌ:ﾄ､　 　 ヾ＝＝r　　ﾉ/
　　　　　　　　　　　　　iN　＼.　　｀ ニ′／}'
　　　　　　　　　　　 　 丨　　 丶、　　／
　　　　　　　　　　 ノ￣´"''‐ 、 　 ｀¨´￤
　　　　　　　 ＿rく　　　　/癶V⌒!=|￣￣￣￣￣|
　　 ＿_,､=Ｔ下､｀`ヽ　　/‐''"_, -ヘ｜　　　　　　｜
　 /「￣´　 ヽヽ ＼　ヽ/ 　 ´　 _,,厶ﾍ　　　　 　 ∧=､､
　 |八 ＼　　 　 　＿_/　　　　　 ＿,）ヽ＿＿＿/ 　ヽ ``=､､
　∥　＼ !　Ｖ´￣:::::/　　　　　　_,ノk>､｀Ｔ!::::::":::＼＿　　 ∥

┌──────────────────────────────────┐
│蒋経国は父と打って変わって野球帽にジャンパーという庶民的な出で立ちで　　　 .│
│国民と深く交わることで支持を集めていたのだが、父と同じくそれは　　　　　　　 　 │
│政治における国民党の絶対的優勢が約束されていた中で、地方視察　　　　　　......│
│といった政務に限定されていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
└──────────────────────────────────┘

Tヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /;: :; :; ; ; ; '.,
ﾑ;;;＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:; :; :; :; :; :; :;,',
ヽ;j＼;＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿／:; :; :; :; :; :; :; :; :;j
;;};;lヽ;;＼;＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　:´￣:; :; :; ／:; :; :; :; :; :; :; :; :; :;..|
¨/;;;;;;;;ヽ;＼ト、　　　 　 　 　　 　 　 　 　　／; ; ; ; :; :; :／:; :; :; :; :;_:;_:;_:;__:; :; :; j
¨;＼;;;;;;;;;;;ヽ|;;;ト,、 　　　　　　　　　　　　 /; ; ; ; ; ; :;／:; : _.. .‐: .¨: . : . : ＜:; :;. |
;;;／;;＼;;;;;;;;j;;ﾑﾉ;＼ 　 　 　 　 　 　 　　/; ; ; ; ; ; ;/:; :; ／: . : . ‐- :､: . : . : .＼/
ヽ、;;;;;;;;;＼;;};;l;;∨};;ヽ._　　　　　　　　　/; ; ; ; ; ;,./:; :／_.. -‐　　￣ ¨ ヽ : .＼: ＼
　 ＼;;;;;;;／／};;;V;;}ﾆ;;;ﾌ 　　　　　　　 j; ; ; ; ／/;／:/ 　 　_..　-‐　¨￣ ＼: . ＼:.ヽ
　　　ヽく／;;;;;;ヽ;V;;;;;;;}　 _　　　　　 ／; ; ／; ;〃: . :j _.. ‐ : . : ＼: . : .＼: . ＼: . ヽ:j
　　　　 ＼;;;;;;_;;/;;;＼;;;V´ .l　　　　/; ; ; ;/ ; ; /: . : . |: .l: . ＼: . : ..＼: . : ヽ : . ＼: .',
　　　　　　 ヽ ;;;;;;;;;;;/;;;{ 　 | 　 　 j; ; ; ;/; ; ;:;/|:.:. : . |: .|､: . : .＼: . : .＼／:.＼: . :ヽｊ
　　　　　　　 ∧;;;;;;;ヽ￣） :|　　　 |; ; ;/; ; ;:;/: |:.:. : . |:. | ＼: . : .ヽ、: ./斗､: . lヽ: .ﾊ＼
　 　 　 　 　/　ヽ-- '二-､j　　　 ヽ /; : :;:/:|:.:|:.:. : ._| ⊥ -ヽ-:. :. jヽ んr! 〉: j: .V ＼:.ヽ
　 　 　 　 　{ 　〃／ 　　 ＼ 　　　7; ; ; /{: |:.:|:.:. : . |: .|　 __ ヽ 　 　 込ﾘ/l:/: . :.＼　＼:ヽ
　　　　　　　〉　　　 ／ ￣ ）} 　 　/; ; ;/:.:Ⅵ: .l:.:. : . |Nz=弌ミ 　 　 　 　　!:ヽ : . : :',　　ヽj
　　　　　　　＼　　　　／ ￣_ヽ　/; ; ∧: . : ＼!',::.. : |､　　　　　　　　' 　 /: . lヽ: . : !
　　　　　　　　 ヽ、　　　 ／;;;ﾑ /; ; /;: l＼: . : ヽ',: . :| ＼　　　 r _ ７　／|: .:∧ ',: . |
　　　　　　　　/ 　ヽ. _／;;;;;;;;;;;;}{ ; /:; ＞ｲ ＼: . :}',: ..|　　＞　　.._　 イヽ j: /: .| j : /
　 　 　 　 　 /　　　　 ヽr ‐　''' |;＞'　　 {　 }|＼:| ヽ:j 　 　 　 /　ヽ　　　}/l: ./ .|:/
　　　　　　 / 　 　 　 　/_.. -‐ ¨　　　　ｲ　ﾉj　　　 ヽ ヽ　　　 ／　}､ ｲ.T　!/　 j'
　 　 　 　 /　　　　　　,′ 　　　　　　　 i　.l |　　＿_ ヽー 　 ´　／∧ 〉.|　.....　　　...::::::::::
　　　　　,.′　　　　　/　　　　　　　　　 {　 }ヽ／　　l ﾊ-―‐ ' ´／: :Y　}:::::::::::::::::::::::::::::::::
　 　 　　l　　　　　　/ 　　　　　　 ＿_ ...ﾑ　 〉　　　　ヽﾊ-―‐ ': : : : :j!　!:::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　{ 　　　　〃＿ ...　-‐　¨／ /:/　j　l　　　　　　 }: : : : : : : : :/ イ::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　￣￣￣ 　 　 　 　 ／　 /: |　 `'´　　　　　　/: : : zﾆ:_: :/ 　.|:::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　 　 　 　　イ　　　{: :|　　　　　　　　 /: :／: : : :ｨ7　　 !::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　 　　 　　 　 　 　 　 　f　j　　　 ﾊ: l　　　　　　　／'´: :_.. :イ:〃　　 j:::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　{　 !　　　　ヽ',　　　 　 ／:_..　‐:_: ／1/　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::

ttp://www.gophoto.it/view.php?i=http://blogimg.eastday.com/attaches/2010-01-25/205125778123/205125778123.jpg#.UPFwrOQj6YI

┌────────────────────────────────────┐
│しかし、やる夫は下手をすれば国民党が政権から転げ落ちる危機を抱えており、　　　 .│
│初めて民主的な政権選択選挙という民意の篩にかけられる経験をする中で　　　　　 　 │
│国民党主席として初めて支持を呼びかけるために選挙戦の中精力的に動いた。　　　　│
└────────────────────────────────────┘

　 　 　 　　　　　　　　::::::::::!　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　i::::::::
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　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　￣￣￣￣
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　 　 　 　　　　　　　　　　　／　 　,.::::::::　　　 ／＼ , , ／＼ `､　＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　　／ 　 　,.∩ 　 　　／ （●）　 （●）＼.`､　 ＼∩
　 　 　 　 　　　　　　／ 　 　 , '　ｌ ヽ∩ ／　　　（__人__）　 　 ＼　∩ノ j
　　　　　　　　　　／　 　　 ,　 　 ヽ　ﾉ　|　　　　　 |::::::|　　 　　　|　ヽ　ﾉ ＼
　 　 　 　 　 　／　 　 　 , '　 　 　 |　ヽ ＼　　 　 ｀ ⌒´　　 　／　/　ｊ 　 　＼
　 　　　　　／　 　 　　, '　　　　　　＼　￣　　　　　　　　　　　￣　　/ `､　　　＼
　 　 　 .／　 　 　 　, '　 　 　 　 　　　＼　　　　　　　　　　　　　　／ 　　`､　 　　＼

┌─────────────────────────────────────────────┐
│厳しい情勢の中で自分達の支持が必要と説いてまわる独裁政治の権化たる国民党の主席の声に　　　　　.....│
│国民の心は激しく動かされ、つい数年前に成り行きで総統となり政治的に傀儡と思われていた男を……　　　.│
└─────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　 ／|　　　　　　　
　 　 　 　 　 　 ／　:::|　　　　　 　
　　 　 　 　 ／　　　:::|　　 　 　 　
　　　 　 ／　　　　　:::|　　　　　　　　　　　　　　 　 　／|
　　　／　　　 　　　.::::|＿＿　　　　　　 　 　 　 　 ／　:::l　　　　　　　　 /｀＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　/｀、
　／　　　　　　　　　　　　　￣　─　___　 　 　 ／　 　 :::|　　　　　　　　│　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　／ 　.|
/　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　￣　‐-' 　 　 　 :::|　　　 　　　　│ 　　.　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　／　.:.:.:.:|
　　　　　、､_j_j_j_ ,.　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 :::|　　　 　　　　│　　 　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 .／...　.:.:.:.:.:.|
　　 ､_＞''乙W△｀メ._,　　　　　 　 　 　 　　　 　 　　 　 :::|　　　　　　　│　　　　　　　＼,. -─────────‐- .、／ 　 　 .:.:.:.:.:.|
　　く(　　{三⑪;=} 　 ヽ_,　　　　　　　　　　　　　 　　　　:::|　　　　　　　│　　 　　　　／,.::ｪ=＝' .::::::::::::::::::::::::｀''＝=:､ 　　 ＼　　....:.:.:.:.:..|
　　 ´ ﾆ=;ゞ'丕シ_____,ム 　　　　　　　　、､_j_j_j_ ,　　　　:::|　　　　　　　│　　　 　 　　　 　 　　　 ::::::::::::::::: 　　 　 　 　　 　 　 　 　.:.:.:.:.:|
　　　　　　´　ﾞ　ﾞ　`　｀ 　 　 　　　､_,＞''乙W△｀メ._,　　:::|　　　　　　　│　　 　 　 ,.　ﾆ≧ミ::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::::　ﾑ=彡'ﾆ´-､.;.:　 　 　　　.:.:.:.:..|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　く(　　{三⑪;=} 　 ヽ_,　:::|　　 　　　　│ 　 　　　,ｨｼ´(ﾟ::)｀丶::::;;;;;;;;;;;;;::::　ィ'"(ﾟ::)　｀ヽ　. 　 　 　 .:.:.:.:.:.:.|
　　　{　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ´ ﾆ=;ゞ'丕シ_____,ム　:::|　　 　　　　 ∨　　　　ﾐー--‐z=;彡　::::::::::::::::::　　.ｰ=＝＝彳　　　　.:.:.:.:.:.:∨
　　　 |￣　―　＿　　　　　　　　　　　 　 ´　ﾞ　ﾞ　`　｀ 　::::|　　 　　　　　|.　　　　　　　　 ￣ ／　　　::｜::　　　＼　￣　　　　　...:.:.:.:.:.:.:|
　　 　 |　　　　　　￣　―　＿　　 　　　　 　 　 　 　　　.:::/　　 　　　　　| 　　　　　　　　　　|　　　　　 |　　　　　 |　　　　　　　　.:.:.:.:.:. |
　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　￣　―　＿　　　ﾉ　　　.:::/　　　 　　　　　| 　　　　　　　　　　＼＿＿／＼＿＿／......　　　　 　 .:.:.:.:.:.:.:.:|
　 　 　 　＼ 　　　　　　　　　　　 　 　　　￣／　　　.::::/　　　　　　　　　| 　　　　　　　　　　　｜ｰｧ――:::冖^..｜..　 　 　 　 　 .:.:.:.:.:.:.:|
ヽ 　 　　　　＼　　　　 　　　　　　　　　　／　　　 ..:::::/　　　　　　　　　　| 　　　　　　　　　　　｜:ﾞ　　　　 　..　　| .　　　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　　￣ ―　＿＿ 　 ― 　￣　　　 ...:::::／　　　　　　　　　　　ヽ　　 　　　　　　　　. Ｋ^'ー----'^⌒ ｜　　　　　　　.:.:.:.:.:.:.:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 ＼　　　　　　　　　.　 ＼二ニニ二／　　　　　　.:.:.:.:.:.:.:／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　＼ 　　　　　　　　　　　　　 ...Ｊ　　　 　　　.:.:.:.:.:.:.:／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ..:.:.:.:.:.:.:＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..:.:.:.:.:.:.:＼

┌───────┐
│支持した。　　　...│
└───────┘

　　　　　　　　,.､--‐‐─‐-:. ,
　　　　　　 .,.':::::::::,,,:､::;;;,,,ﾉｿ:::::）
　　　　　　/::／ .＼,,lll,,／ ゝﾞ´
　　　　　/:/ 　<●>::::<●>＼　
　　　　　!/ ﾉ Ｌ 　（__人__）　　＼　　　テメーのデータのポケモン全部逃がすぞｺﾞﾗｧ
　　　　　| 　⌒ 　　｀⌒´　　　 　|
　　　　　＼　 　　　　　 　　　 ／　　　　　　　　　　　　獲得議席数　　得票率
　　　　.／⌒　　　　　　　　　　ヽ
　　 .／　　 /、　。　　　　。　r　 ＼　　　　　　　　　　　　254　　　　　　69.1%
　　(＿￣￣＼'　　　　　　　　|)　 　.)
　　　　／⌒ヽJ三三三三三/　 ／
　　　/:::::::::::::::::::;;; ::::::::::::::::::::: し＾⌒ヽ
　　./::::::::::::::::::::ノ::::::::::::::::::::: ､:::::::::::::::.)
　　.|:::::::::::::::::::::|ヽ､::::::::,,:::::ノi:::::::::::::::/
　.　i::::::::::::::::::ノ　　 ￣＾￣　 ＼:::::::/
　 　ヽ,::::::::／　　　　　　　　　 .ヽ、__つ


　 　 ,.．||-ノ─ソ彡
　　＆. : : : : : : : : : ミυ
　ミ.: : : : : : : : : : : : : : 〃个
　,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',u
.三 : : : :i ;;;/:'　 '⌒' i: : : : :}　　　　　　　　
　{:: : : : |:::+;;;　 （;;;_ .|: : : : i　　　　　　　　　　　獲得議席数　　得票率
　.{ : : : :|ヾ　　,.、 　 |:: : : :;!　　
　ヾ: :: : i　r‐- ┃┐.| : : :ﾉ　　　　　　　　　　　　　66　　　　　　　23.3%
　　　ゞイ!ヽ┃ﾆﾞノ ｲゞ‐′
　 　/　＿ `` ｰ一'´/´>　)
　　(＿＿＿)　 　 /　(_／
　 　|　　　　　　 /
　 　|　　／＼　＼
　 　|　/　　　 )　 )
　 　∪　　　 （　 ＼
　 　　　　　　 ＼＿）　←帰国後民進党主席に就任

┌─────────────────────────────────────────────────────┐
│この選挙で1947年より一度も改選されず、老齢化著しかった国民大会代表と立法委員は多額の年金と共に全員退職した。　　....│
└─────────────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::| 　 |::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::| 　 |:::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::| 　 |::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::|　 /:::::::::::::::::::::::::::〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::| ./::::::::::::::::::::::::::y'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::ﾚ:::::::::::::::::::::::::::/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::／:::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈::::::〈二二二＼:::::／〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼/::/::/::/::∧ ＼:::::::〉
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　〈::::::::∨::/::/::/::∧　∨￣＼
　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　`─‐∨ /::/:::/ /＼　　 　 〉
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　　.:.;::;.:;.; ..;:`ー─--- ───′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...:;.:;.:;;:.;:::;;;;;;;:: :;;;...:;;..;;;...:;;...:;;
　　　　　　 　 　　　 　 ...:;:;:;.:.;:.:;.:;.:;.:;.:;:.;.:;.;. :;;;;;;;:::; ;;;;;;:: ;......:;;
　　　　　　 　 　　　...:;:.;:.;:;..:.;:;.:.;::.;:;.;:.;:.:;.;:.:; :;;;;;;;: : :;;;...:;;...:

＞多額の年金と共に全員退職した
やっぱりお金つかませないとダメなのか…

>>960
穏便に済ませようとしたらそれしかない
北宋の太祖趙匡胤のやったことだよ

┌────────────────────────────────────┐
│国民大会代表は即ち中華民国、国民党政権を象徴するものだった。　　　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│国民党が台湾に追われた時、「大陸にいるのは叛乱勢力で、　　　　　　　　　　　　　　　 │
│大陸の民意を反映した機関がある以上正当性があるのは我が方」と説明できた。　 　 .│
└────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　/::::i::::､:::ヽ､:::::＼:ヽ:＼::::::ヽ:::､::ヽ::､:',
　　　　　　　 　　/::i|::l::ﾄ､ヽ::､:::ヽ:､::::::＼::ヽ::::l::::ヽ::i:::i:::!
　　　　　　　　　/:/:!:::!:|::ヽ:＼ヽ::::､:＼::::ヽ:::ヽ!::::::i::|:::!::!
　　　　　　　　　!ﾊ::|::::i::l:|心､:ヽ::＼:ヽ_＼､＼:::ヽ:::|!::|:|i
　　　　　　　　　　i､:!:|:､N　ゞヽゝ＼ヾゝ　:::>､ヽi:､|!:|:l
　　　　　　　　　　　　ﾄ､::!ﾊ弋心ヾ ` ヾｨ赱ﾊｊ |::/lj:::!ﾘ
　　　　　　　　　　　　　 ヾ、　 　　　　　　 　ﾘｲ:|ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　ﾘヽ　　_　｀´　_　 ／ｲ:::i
　　　　　　　　　　　　／i"ﾄ:lﾞ ､ 　｀二´ .／:::::, |::!
　　　　　　　　　　／.::::::::::::::::::　ヽ､ _,.　':::::::::::::::::.＼
　　　　,　 -‐￢'´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.｀　ｰ-　 ､
　　 ／.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
　 /..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..',
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　i :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
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　| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_＿___::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
　| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／i　 r=≠＼::::::::::::::::::::::::::::::::: ,'::::::::::::::: |
　| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /｛　　 ﾄ〈　!ミ,ﾊ ::::::::::::::::::::::::::: ,' . .:::::::::::: l
　| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{=ｧ　　ハi　じ'　}::::::::::::::::::::::::: / . .: .::::::::::: l
　| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V-‐=仆七爪 / :::::::::::::::::::::: / . .: .:.:::::::::::: l
　| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　八イ/／::::::::::::::::::::::::: ,' . .: .:.:.::::::::::::: l
　| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀￣￣´ :::::::::::::::::::::::::::. ｉ . .: .: .::::-‐=≠}

┌───────────────────────────┐
│ゆえに任期中に欠員ができた時も「自由地区から選出する」　　....│
│と時間制限付きながらもっともらしい弁明ができた。　　　　　　 　 .│
└───────────────────────────┘

　　　 __-=ﾆﾆ二ﾆ二=-__
　　／/　　　　　　　　　　ヽ
　/　　彡　　　　　　　　　　 i;
　|　　 彡 　..,;;;;;;;;;,　　.,;;;;;;,,. |;:
　ﾚ-､ 彡　 =====､__,=====､､
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.　しi　　　　　 ／⊂　　)_＼　|　　　　
　　i　　 ー　/　　　￣　　　ﾄ.ﾉ　　　
　　 |　　　i　 　＜三.三＞　i　　
　　　ヽ　ヽ　　　　　ー　　//　　　　
　　　　 ＼ ヽ ＼＿＿＿ﾉﾉ
　　　　　　　ー―----

┌────────────────────────────────┐
│ゆえに国連から追い出され正当性の証の一つでもあった常任理事国の　　　 │
│資格を失った時、政府は「国際社会の無知」と言い訳できた。　　　　　　　　......│
└────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. -─- .､,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,不:::く｀ヽ;::､:::｀丶
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ハ:l::;;ヾ:ヽﾆヽ:ヽ::､ヾヽ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,':::i:ﾄヾヽ::ヽ:ﾄヾ､ヽヽヾ`ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 l::i::|l::卞ﾑヽ:;ヾY.ｪYl::ﾄ::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 |::l::ﾄ;:::Kさ'く:::f ,｀　 ﾘヽヾ',
　　　　　　　　　　　　　 　 ';:';ヾﾄヽu　`r'- ､　　u|::ﾄ`､
　　　　　　　　　　　　　　　 ヾヽﾍu　　|';二::!　　入',
　　　　　　　　　　　　　　　　 `トｋ 　　ヽ､ｚｿ　./::| ヾ
　　　　　　　　　　 ＿__._,r､　　 Y:j｀ ‐ ､　ｰ´／ ﾄｊ
　　　　　　　　 ／｀ヽ_j'､_ノ￣l!'´ヾ- ､＿｀_¨ 　 ｣､
　　 　 　 　 　∧　,ﾉ　 Yヽ　　l　　ヽ　　 　 7ヽ~ﾍヽ.､
　　　　　　　/-'´｢　ヽ　ヽｊ＿. l　　　ﾄ､ 　/〃ﾊ　 | ヽ ｀ヾ ､_
　　　　　　r'´, イ ヽ､ ｀,__,ｨ､__)|　l　 ヾヽ∧'〃ﾉﾞヽl　 ヽ　 ヽj｀ヽ
　　　　　 / '´　 ﾄ､　 Yrイ　 ∧l　',　　ヽ 　Tﾍ', 　 l _..ノ 　　l j　',
　　　 　 ,′　 　.}､二ィ　}　/ 　 l　ヽ　 　',　|､､ﾍ.　| ＼　　／ }. ﾍ
　　　 　 i 　　　　トz'_ノ,ｲ　　　　| 　 ',.　　', l､ヽﾍ　| 　 | 　　　 j/ l
　　　　　|　　　ノ ＼¨7/　　　　　l　　ﾄ､　 ヾ ､ヽ ',.l 　 lｰ- ／/　 |
　　　　　ゝ─'-- -r-`'　　　　　　ｌ　　',.ヽ　ヽ　ヽヽ!　 |￣　 /j 　 l

┌────────────────────────────┐
│ゆえに本土化を進める時も「来る反攻に備えて」と説明でき、　　 　 .│
└────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿__ 　__＿__
　　　　 　 　 　 　 　 　 .,､.:＜::::::::::::::::::::::::::::::::｀＞.､
　　　　　　　　　　　 ,.::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ;｀ヽ
　　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:ﾄ、
　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:}｝、
　 　 　 　 　 　 イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::',
.　 　 　 　 　 く ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::lヽヾ、
.　　　　　 　 　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l 　 〉 〉
　　　　　　　　ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::l::i: イく
　 　 　 　 　く_l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::l::l .l; ヽ
　　　　　　 　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::: l::l .l;､ ヽ
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　　　　 　 　 l:::l:::::::::::::::::l::::::::::::::::l:::::::::::::::::l::::::::::::l::::::::::l::::l::: ﾘ
　 　 　 　 　 l:::|:::::::::::::::::l:::::::::::::::l::::::::::::::::: l::::::::::::l:::::::::l::::l::ﾉ
　　　　　　　 l;:i!::::: |:::::::::l::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::j::j:::::::ﾉ:::ﾉﾘ
　　　　　　 　 iﾊ::::::l::::::::::i;::::::::::::|::|:::::::::::::::j::::::/:/::／ノﾉ
　　　　　　　　!　ゞ:ヽ:::::::l:∨:::::::l::l:::::::::::::ｲ:::::ｲ/::/ノ:く
　　　　　　　,イ:::|:.＼ヾ;:::!: ∨::::从:::::／:/:／∧/:::::/ :｀ゝ
　　　　 　,ｲ: :l:::::l: : : : : ヾ: : ）ノ: : ∨: :／: :/: :./:::/.: :/　｀ヽ
.　 　 　 / i: : |:::::!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,'::::,': : :l　　 　 ヽ
　　　　/ ￤: :!::: !: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;:::::;: : : l 　 　 　 ｝

┌────────────────────────────────┐
│ゆえに動員戡乱時条款を廃止して共産党との敵対関係を終わらせても　　　 .│
│「内戦状態を終結させただけ」と言い聞かせることができた。　　　　　　　　　　.│
└────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　 -‐-　 ､
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,　´　　　　　　　｀ 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　,. -‐'ｆﾌﾌ 　 　 　 　 　 ７　　 　　　　　　　　　　 　 ｀､
　　 　 / 　 ｒ‐´ ｒ‐､ 　 　 　 　 / 　 　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　ﾉ　 _/＿ 」　 .l　　　　　　|　　　ー‐-‐'　　 `ー‐-─ 　 　 !
　　 i　　 _ ＿　.） ,'　　　　　　 |　　　（ ー‐）　'"　（ ー‐ ）　　　!
　　 !　　　　　｀{ ﾉ　　　　　 　 ヽ　　 　 ,　 　 !　　　　　 　 　 /
　　 |　　ｰ ― ､}´;￣￣;｀ ｰ‐-/;:;＼　　ヽ＿人＿_,ノ｀ 　　／,.,.,.
　　 l　　 ,.-ｒ　/;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ＿ ｀　ー 　 　 __, ｲ:;ヽ:;:;:;
　／i!　　　 〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;!　　＼ _ｰ‐_,.／　　i:;::;:ヽ:;:;
´:;:;:!ヽ ＿∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ﾄ､　／!;;;;;;;;;;〉、　,,.ｲ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ､_　 /;;;;ﾉヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.｀'　 ヾ--〈　 Ｖ　 !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /｀:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-､:;_:;」　　　　!;;;;;;;!　 　　 |ヾ､:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:|　　　 |;;;;;;;;|　　 　 !:;:;＼_:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ､:;_:;_:;:;:;:;:;:;:;/:;:;;:;:ヾ:;:;:;:;:;:;:!　　　!;;;;;;;;;!　　　/:;:;:;:;:;:;:;7

┌────────────────────┐
│しかし、今回ばかりは言い訳できなかった。　　　│
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｝.!　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l､ ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　lﾞ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　 ｀'-､　　　　　　　　　　　　　　　　　/
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　 　 　 　 　 　 _..-'^''ｰ-__＿__＿_　 　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　_./ 　　　　　　　 . ／
　　　　　　,..-'"　　　 　 　 　 　 　 ｀'''ｰ ､_　　　 ./ 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　　　,／゛　　　＿＿_-‐'゛
　　　.,..-'"　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ﾞ.ｌ'ｰi′　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　＿＿＿_=―――"ﾞ´
　 ,..‐ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ｌ　　　　　　 　 　 　 　 ヽ_／　　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / 　.ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾞﾞ'ｰ ..,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　!　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 !　　　　 l,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/'-､、
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / 　　　　 .!　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　 ﾞ＼
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　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ

┌──────────────────────────────────────────────┐
│大陸で選出された代表達が去った今、大陸における正当性を証明する強力な証拠の一切が消え去った。　　　..│
│そして国民大会は、「自由地区」である台湾および澎湖諸島の民意を代表するだけのものとなり、　　　　　　　　..│
└──────────────────────────────────────────────┘

､　　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　　　　　　　　 ＼ 　　　　　　.／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /
..ヽ　　　　　　　　　　　 ｀'〟　　　　　　　　 ｀''-､　　 ./、　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /
　 .ｌ　　　　　　　　　　　　 l　 _　　 　 　 　 　 　 ヽ.　 ,!.!　　　　　　　　　　　　　　　　,／゛　　　 　 　 　 　 　 　 _＿
　　.ｌ　　　　 　 　 　 　 _..-'"゛　　　　　　　　　　　｀'､ !│　　　　　　　　　　　　　_..-′　　　　　　　　_,,.. -‐''"゛
　　 .ｌ　　　　　　　　 /゛　　　　　　　　 　 　 　 　 　 `{ .|　　　　　　　　　　 ,,-''"　　　　　　　　　 /"゛
　　　＼,　　　　　　 |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |'､.! 　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 　 /
　　　　 ｀'-､　　　　lﾞ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | . ｌ|　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　ｌ
　　　　　　 .｀''､,　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　｀''-..、　　　　!　　　　　　 　 　 　 　 /
　 　 　 　 　 　 ｀-.!　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧　　　　 ｀ヽ　　 .!　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　,,
　　　　 　 　 　 　 ,ゝ＿＿＿_　　　　　　　　　　　,/　.ｌ　　　　　　ヽ　│　　　　　　　　　　../　　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　_,,..-'´　 .＼　　　⌒ﾞ''''ｰ ,,,、　　　　 ,/　　 .ｌ　　　　　　ヽ　l　　　　　　　　,..-'" 　 　 　 　 　 ___／
　　　 ,..-'"´　　　　　　　 ＼ 　　　　　　｀ﾞ''ｰr‐''/　　　 . ｌ　　　　　　 ヽ.!　　　　　., '',ﾞ＿ -――￣￣￣
.._..-'"　　　　　 　 　 　 　 　 ＼, 　 　 　 　 　 ｌ/　　　　　ﾞl　　　　　　 ./L　 _,,,.. /'"
゛　　　　　　　　　　　　　　　　　`ﾍ-__ 　　　　/　　　　　 ,,|、　　　　 ./ . `'￢ｰ- .|_
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 __,,|__＞-!ﾍ.ｌ　　　　　/ 　ヽ　　　　!.ｌ　　　　　　　 ＼　　　　 　 　 　 　 　 　 ,..-'"
　　　 ￣￣r‐―――――ｰッ'" 　 　 　 　 ,ｽ、　　　 ｌ　　　 .ｌ　　　l__Ｌ、　　　　　　　 ＼ 　　　　　　　 ._..-'"
　　　　 .／ 　 　 　 　 　 _ ‐/　　　　　　　/ 　.ヽ　　 /　　　　 |　 ./ 　　 ｀''ｰ ..,,,　　　　　 ｀'-、　　_..-'"´
　　　／　　　　　　　　／　 !　　　　　　　　!　　 .ヽ │　　　　 l　/　　　　　　　　￣ﾞﾞﾞ"'''￢ｰ- ﾐiｒ'"
.,, -'´　　　　　　　　 /　　 /　　　　　　　　│　　 . ｌ/　　　　　!./　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }'､,
　　　　　　　　　　　/　　 /　　　　　　　　　/　　　 .｀'-,,.　　　.ｌﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　 ｀-､
　　　　 　 　 　 　 /　 ／ 　　　　　　　　 ,i′　　　　　　｀''-〟,!　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,!　　　　｀'-､
　　　　 　 　 　 　 !‐´　　 　 　 　 　 　 /　　　 　 　 　 　 　 |ﾞ'ﾐ　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　 .ヽ
　　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 ,ノヽ　　　 　 　 　 　 　 !.|.ｌ　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _ﾉ　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　/ 　　　　　　 . _..-'"゛　　ﾞ''ｰ　,,、　　　　　　 .!l　.ｌ　　　　　　　　　　　　-‐'″　　　　　　　　　　ヽ
　 　 　 　 　 ／　　　　　　　,/゛　　　 　 　 　 　 ＼.　　　　　 lﾞ　 ﾞL　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　 .／ 　 　 　 　 　 / 　　　　　　　　　　　　 ＼　　　 / 　　.ヽ、′
　　　 . _./ 　　　　　　　 ./ 　　　　　　　　　　　　　　　＼ ,／　　　　　｀''-,,

┌───────────────────────────────┐
│「中国大陸における唯一正統な政府」たる中華民国は完全に死んだ。　　....│
└───────────────────────────────┘

　　　　　　.ヽ　 ...ｌ .ｌ　　　　　　　,!　　 ＼　　　l三L　　.r|　　　 iゞ　　 .!　　./ 　./ i′　　　　　　 ,./ 　　　 ., -'''″
-､、　　　　　ヽ　 " ヽ.　　　　　 !　　　　 ＼　 .!三ｌ　/│　　./ 　　　│ ./ 　 ./ /　　　　　　 .／　　_,､,／
　　｀''-..、　　 .!'､、　 .＼　　　 / 　 　 　 　 ヽ.,!三三三｝ ,i､/　　　　　l‐lﾞ　 ,ﾉン゛　　　　　 ,,/,..-‐' ／
、　　　　｀''､,　.ｌ　 ＼ 　 ヽ　 │ 　 　 　 　 　 lﾞ三三三| / . ｌ′　　　./ .!　シ´　　　　　　 ./ 　　 /
. ﾞ''-､　　　　.＼.ｌ　　 .｀'-､.ヽ. !　　　　　　　　/.三三三|/　　.ｌ　　　 ,l　ｌン゛　　　　　 . ／ 　　　/
　　　｀''-､.　　 ..ﾞ!､　　　　 ﾞゝゝ 　 　 　 　 /三三三三 !､　　l　　 ./ | ."　　　　　. ／ 　　　　./ 　　　　　　 ... -ｰ''',ﾞ
　　　　　 . ｌ　　　 ヽ　　　　　 ト､、　　　 /三三三三三　ｌ.　!!　 ./ ;;lﾞ　　　　 .,,./ 　　　　　 ./　　　　　 , ／ _..-'"´
　　　　　　 .ｌ　　　　ヽ　　　　..ｌ三ﾞ''-､__/三三三三三三 ∨｝ / 三|　　　.,ﾝ/'ﾞ　　　 .,／;∨　 ー―ｰ'､,..-'″
　　　　　　　 ｌ　　　　 `-、　　 ヽ三三三三三三三三三三 ﾃ三三|　.,..‐ﾞ／　 . _..-'"三ｒ'"￣￣￣￣"
.､、 　 　 　 　 ｌ.　　　　　.ﾞi..、　 .ヽ三三三三三三三三三三三三 !‐"; / ._..-'''´三三／　 ＿＿,、 　＿_. ..,.. -￣￣￣
　 ﾞ'';;- ＿＿＿ｌ　　　　　 ヽ｀'-..,, ヽ三三三三三三三三三三三三 lﾞ‐'´三三三 iｉﾝ-‐''ﾞﾞ´三三三￣ﾞii./ ″
￢ｰ-＿__--ｰ''''″　　　 _＿⊥三三｀ゝ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二＝―---
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　　　 _.. ‐'″　　　　　　　ヽ;;;ﾞ''-_二三三三三三三三三三三三三三三三三二-──--､_ー￢'''"゛　　　__＿＿＿
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　　　　　 ._,, -'' ／ 　./ ;;.,r‐'''"゛ ./ﾞ三三三／ .､　|三三三三三三三三三~　三三三三＼ .｀ﾞ'''ｰ-ゝ ｀'-､、 ‐.￣￣
　　 _..-''´._ ／　　　/ .／　　　、 ｌ三三三/　　/　.!三三三三三三三三＿___三三三三三ｌ,＿　　　　　　　｀ﾞ''''ｰ- ..
^'''"　_ ／ 　　　.／,./ 　　 .,／-l三三三/　　_,!__/三三三三三三三三三ﾞ'''ｰ､, ｀'''ｰ .._＿三三ﾞ'-、
._..-'"　　　　 ,／;i./ .ｰ￣^ﾞ'､.,..-''ﾞ三-''7;i,ﾞ_‐´ .,./ 三三三三三 ! ヽ三三三三三ﾞゝ､＿＿二ュ三三ヽ、
　　　　 ._.. -ﾞ‐─^ﾞ~ﾞ''ｰ ..／ﾞ'''ｸ´　　 /三三ﾞ'ﾞ三三三三三三l′ |三三三三三三,____三三三、三三`'､
＿_‐''"　　　　　　　　　　　 / 　　　 ｌ三三三三三三 ／.ｌ三三ヽ .!三三三三 |　　　 ￣　!.、 ｀'''ｰxy..ﾐlｌ― .＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　ｌ丶;.,./ 三-､三／　　.ｌ三三三三、三三三|　　　　　 .| .!　　　　 ｀'-,,ヽ、
　　　　　　　 　 　 　 　 / 　　　　./ ／ 　/ ゛　　..ｌ′　　　.ｌ三三三./　＼三三|　　　　　 .| .|　　　　　　　｀'ヽ､
_,,.. -‐''''^ﾞ￣ー―┐　　　　 　　,/'"　　/　　　　　 ｌ,　　　　.ｰ!'､.;;ﾉ　　　　｀''''､;;.!　　　　　│.ヽ　 　 　 　 　 　 ｀'-､、
　　　　　　　 ／　/ 　　　　 ,／　　　 ./ 　　　　　 .,ｲ　　　　 .!　＼ 　 　 　 　 ﾞ' li　　　　　 ヽｒ'"'､,
　　　　　,／゛ .`./ 　　　 ／ 　　　　./ 　　　　　　/ .!　　　　 .!　　 ヽ　　　　　　 .ヽ　　　　　 ヽ　 .|'-

┌───────────────────────────────────────────┐
│跡に残されたのは大陸との統一をお題目に掲げる高度な政治体制を持つ国家とそこに住む住民、　 　 .│
└───────────────────────────────────────────┘

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.ﾉ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.イ＿＿_　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ノｒ――;;、ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;） ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　　／ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;ノノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　｀ー--‐‐イ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　./ 　　　　　ゝ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　 .入＿＿__ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／

┌──────────────────────────────────────────────┐
│そしてあらゆる政敵を自らへの「情結」を背景に排除し、『中華民国在台湾』を創設しようとする男だった。　　　　│
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　　　r ､　　r ､　　　　　　　　r､_,.ﾍ　　　〉 /
　　 _/　〉　 | レヽ　　　　　　 l rﾆ´　 　/ /
　　(　 〈 }ヽl　r､ /　　　　 　ノ　 _ﾉ　　/ /
　 　 ＼ ｀ ﾉへ´/　　　　 _<,ｨ つ_r-､ / /
　　　　 〉_〈　 / ＼　　 　l l＜　=､ l ｌ l　l
　　　　/ 　 }/ /ヽ. ＼ 　l l　_＞<　l l l　l
　　　/´ ／7_/r-､ヽノ　.l l <_ <ﾊ ヽ/.l　l
　　 l_／　「l　 ヽﾉ　　　 l l /〃｀<　　 l　l
　　 _　/〉 ﾚ　＿　　　　ﾚ　´〃　､ヽ　 l　ヽ
　 // し'　　 ヽノ　　　　　　 <ｨ　lヽ}　_ゝ　l
　(/　　　　　　　　　　　　　　 ￣　　　ヽ 　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽﾉ

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┃｜　次回　やる夫が祖国の運命を変えるようです　　　　　 　 　 　 　 　 ｜┃
┃｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｜┃
┃｜　第30話　　　　　　　　　　　　　『おじいちゃんの辛い事』　　　 　　 .　.｜┃
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今年最初の投下はおそらく史上最長の長さでした。うひー。


次回の日程についてはまた後ほど告知いたしまする。

乙
おっかねえ
でも政治的には悪人でなけりゃ何も成せないからなあ

乙でした
中華民国の死は、戒厳令解除ではなく、民主的選挙によってもたらされたとは……ある種皮肉で、素晴らしい解釈だ

乙でした

>>978
民主国家であろうとする故の皮肉ですねえ
独裁国家ならそんな必要は欠片も無いんですが

乙でした。

随分過激な政策ですね。
国民党内の改革だから、割りと順調に進んでいるけど、
民進党がやったら流血沙汰じゃなかろうか。

沈黙は金……からの一刺し
やる夫怖ぇ政治家だ

今更だけどタイトルのやる夫にとっての祖国って何だろう
「中華民国在台湾」なのか、緑派の約束の地「台湾共和国」なのか・・・

>>976
政治家や君主に最も必要なのは「敵を排除する悪意」とどっかで言ってましたなぁ。

>>978,>>981
民意というお墨付きがある分良くも悪くも民主主義は平和的革命をスムーズにできるシステムです。

>>982
むしろ向こうから見れば何しても正当な理由が存在しなくなるのは時間の問題という見解が多かったでしょう。
その上大陸のおさげハゲが「こまけぇこたぁいいんだよ！」な人だったんで。

>>983
阿扁みたいにビンボーしても、馬ちんみたいに恵まれても簡単にはいかないのが政治。

>>984
其の辺は各々の解釈次第ということで。私自身は元共産主義者ということを考えれば答えは台湾共和国だと考えてます。
ただ緑さんたちのような民族主義とはまた違うことも確かで。


次次回はウザい二人が出ますよ！

>>985
＞ただ緑さんたちのような民族主義とはまた違うことも確かで。

どういうこと？典型的な日本語世代の濃緑支持者に見えるけど

>>988に追記
支持者っていうかむしろ濃緑支持者達の旗頭のように外からは見える

もう一人は次回投下終了後発表。

　　　　　 　 　 ／┌　　　　　　　／　 -|r‐､　　　　　.　 -┐　　/
　祖　　　お　｛.　｜ﾍ ｀　 ､　 　 ＼　 /|　_ﾉ つ . . ´.　 /. l　　/　　　 里犬
　国　 　 前 　ヽ　l. . .'，　　＼　　-――‐- ＜　　 　 /. . }　　｀ヽ　　/ヽヽヽ
　が　 　 に　　/　|.,. . .ﾍ 　 　 ´　　　　　 　 　 　 ､ 〃＼ｊ　　　 ﾉ　　 -|r‐､
　救　　　　 　/　／ . . . ﾉ　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　 ヽ　／ 　 　 /|　 し　　　　　次次回出る人
　え　　　　　｛　/　 　／　 　 　 　 　 :.:.:　 　 　 　 　 　 ヽ 　'，￣）　　 　l　　　　　　　
　る　　　　　 >,′　　　　 　 　 　 ＼ i|l|i ／　　　　　　　　　　 ＜.　　 / 」 ヽ　　　　　・詐欺じみた契約を押し付ける
　か　　 　 「　　　,/　　 　 ＿　　　　）|l|（　　　,...‐. ､　 　 　 　 　｝.　　ｶ 白　　　　　　・他人がどうなろーと知ったこっちゃない
　！　 　＿|　　　.i!　　　 Ｏ:.:.::'， 　 ｀ 　 ´　　た:.:.:.:.} 　 　 |　　 冫　　ﾒ ﾚヾ　　　　　 ・国のためと思ったら誰とでも仲良くする
　　　　　ゝ　.　　｜ 　　弋:.:.:.:ノ　＿　　 ＿　弋:.:.:.ノ　　 　i!　　 l ゝ.　　 「l　　　　　　 ・耳が元ネタAAとの共通点
ヽ／＼ ヽ　 ；.　　　　　 　 ￣　　 ⌒　 　⌒ 　　￣　　　　　　＿l／　　　l」
.　　 　 ＼}　 　 　 '，　　　　　　 　 　 人　　　　　　　　　/ 　 ￣「 ｀ヽ　 Ｏ
　　 　 　 　 |　　 　 ＼　　　　　｀ ー ´　｀ ー ´　　　　 .ｲ　　　　|＿ /7／｀ヽ／
　　　 　 　 ﾉ 　 　 　 |.｀ . .　　　　　　 ＝　　　　　 . . '. ｜　　　｜　　｀ヽ
　　　　 　 .:＿＿_　　l 　从. ｀. . . ＿＿＿＿ . . . ´. 　. . i!　　＿_|　 ヽ　 　'，
　　　　　/ ￣￣ ｀ヽ.7.,.′ﾑ,､ . . . . . . . . . . . . .　 ´　 }. .|／￣￣｀ヽ､ '，
　　　 ／: : :・: ・: :・ / 刈. . { ､　｀' 　. . . . .　　 　 　 j　 {ｵ: : :．: ． :乂　　　　'，
　　／ / : : : : : : : /　: . . . . {.. .　　　　　　　　　　　 　 弋l : : : : : : : : ヽ　　　　}
. 　￣/: / : : : ハ/ 　{. . . . . . ＿_　　　　　　　 ／ ノ　　　|!: : :ﾄ : : :ヽ: :.　　 　 |
　　 ムｲ: : :／　　 　 !. . . . .´. .　 ｀ヽ. . . . .≠ ￣ 　 　 　 }'，: |. ヽ: : :}ヽ '，　　l
　 　 　 し ´　　　　　|. . . . . . .　　 　 '，. ./　　　　　 　 ／　Ⅵ 　 ｀ ~ 　~ 　 　 ＼

>>985
>>987でも言及されてる人がいるんですけど、やる夫が独立させたい対象はあくまでも緑派の言う「台湾人」ではなく
「台湾」というのが私の認識です。これは以降に出てくるのでお楽しみを。

>>986
コミュニケのためにやってるんで。私はあんまり気にしませんよ。過去にも普通に当てている方もいるので。


投下中のペースはどれくらいが最適でしょうかねぇ。今は一分強を目安にしているんですけれど。