【アポコロキュントシス、プロの意見を聞いてみよう】



　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿__／＾ｌ　　　　　
　 　 　　　ｌノ　ノ　　i|l　　_ヾノ　　　　　ということで、訳者の國原吉之助先生です
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　　先生のお話を拝聴しましょう！
　　((ρ)彡　　　　　|r┬-|　　;ミ)δ) 　
　 　 ~　ヾヾ　　　 　`ー‐'　 ンﾐ~　　　　
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　　　
　　　　　　《やるティウス》


.

　　　　　 　　　　　　　　　　,. '"´￣￣｀丶、
　　　　　 　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　 丶
　　　　　　 　　　　　　 /　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　 『 やるティウス 』 の記述は 『 曖昧 』 で
　　　　　　　 　　　　　 l :.　　　　　　　　　　:;. l
　　　　　　　　 　 　 　 l ::. `' ‐ --　 --‐ '" :, l　　　　　　　　　言葉は 『 にぶり 』 　『 混迷 』 している
　　　　　　　　　 　　/ヽ,' ,.ミ二、‐-‐_二彡､', ﾚヽ
　　　　　　　　　 　　l久lｼ､'=ｪ.ｪぅ､ ,r'､ｪ.ｪ=ﾐｯlﾍi'l
　　　　　　　　　　 　| f,l '"｀ﾞ　 ﾞ'´l　!｀ﾞ 　 ﾞ´"l(､,l
　　　　　　　　　　　 l J,ｌ　　　,rｨﾘ　l ﾐヽ　　 ,h }l　　　　　　　　　それは彼の 『 才能 』 のせいもあろうが
　　　　　　　　　 　 　l'ｰl　　 〃ﾞ'^;-;^'ヾ',　　,lｰﾘ
　　　　　　　　　　_, ィ`"l　　 i∠ニニヽ,}　　,ト:く　　　　　　　　　　同時に将軍としての 『 経験 』 も浅かったこともあろう
　　　　　　　 , ィ":./::::::::丶　,l ヾ｀二´ソl,　,ｲi::::::::丶、
　　　　,. ィ"´: : :ノ::::::::::::::lﾞトゝ、　　　　ﾉ‐'/ﾘ:::::::::::ヽ｀丶、
　 , ィ" : : : : ／{i::::::::::::::::::lヽ ﾉ7ー一r'{　/ /::::::::::::::::ト､: :｀丶、
／: : : : : : ／ :. ll::::::::::::::::::::l丶'"　　　 ` / /:::::::::::::::::::}: ヽ: : : : ｀丶､
: : : : ::::::::/:::::::::::ll:::::::::::＿__;l_,L. --- ._,/ /::::::::::::::::::::/::::::丶::::::::: : : :
: ::::::::::::::/:::::::::::::::l:ノY´;:;_,ィ''て);:;:;:;:;:;:;:;｀￣｀丶:::::::::/:::::::::::::::::::/:::::::::
::::::::::::::/:::::::::::::::,ｲ､,.r ''´　 ,,r''"て): : : : : ;:;:;:;:;:li:::::::/::::::::::i::::::::/:::::::::::
::::::::::::/:lﾄ､::::::::/ソ´丶, -''"　ﾞ',ィて): : : : :;:;:;:;:;ll:::::/::::::::::::ll:::::/:::::::::::::
::::::::::::{:l:l::l::::::,/´, :ｧ'" (_　, -'" ﾞ'ｨく;:;:;:;:;:;:;:;:;:;fZ7丶､::::::::::l:::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　《國原吉之助》




　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　　　　
　　　　　　ｌノ　ノu　i|l　　_ヾノ　　　　　　　
　　　　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　　　　　　せ、先生？
　　　,,ﾉﾉメ　三 　 （__人__） 　三 　　　　　
　　((ρ)彡　ｕ　　　　　　　　;ミ)δ) 　　　
　　　　 ヾ　/⌒)⌒)⌒)　　 ﾝ/⌒)⌒)⌒)　
　　　　ノ　　|　/　/　/　　　(⌒) ./　/　/　
　 　　´　　　 |　:::::::::::(⌒)　　ゝ　　::::::::::/　
　　　　　　ｌ　 |　　　　　ノ　　/　　）　　/　　
　　　　　　　《やるティウス》

.

　　　　lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:l
　　 　 lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニl
　　 　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|　　
　　 　 ｌﾆﾆﾆﾆ=-‐　　 ￣　　::::::　　 -‐‐‐‐‐‐‐-i
　　　 └ｉ￣　　　　 -=ミ　　 ::::: 　 -----‐‐‐‐-{　　
　　　 　 ′ 　 Y´ ..::ｧ' 　＼　:: 　_ 　-‐　……く }
　　　　　　　　 ｉ　:::〈　　　　 　 ｰ─　　‐-tｬｧ 　{　　　　　　 『 カエサル 』 の手による７巻から
　　　　│　　　|　::　＼ 　 　 　 ⌒＾　 ､　　 / ::. ∨
　　　　│　　　| 　 f　　 　 　 　 　 　 　 ￣　 :::::. ∨　　　　　 『 やるティウス 』 の手による８巻へ読んでいくと
　　　　！　　　| 　 ｉ..._..f⌒　　　　 　 　 　 　 :::ﾉ:::. '，
　　　　八　　　|　 弋_ツ　　　　　 　 　 　 ／ ＾　　V〉　　　　　 『 急流 』 から 『 澱み 』 に入ったような気持ちがする……
　 　 　 （⌒ ‐-|　＼＿　　　　　　　　　　　　　⌒r ´
　　r≦::::7 ｰ-│ 　 　 　 ,　　　　 　 　 /　　　_ 」{
　　|: : ｉ:ｰ-　._圦　　　 ／　　　　 　 　 ′　／::::::/
　　|: : |: : : : : : : ＞ ‐く　{　　　　　　　　　く-‐'＾Y
　　|: : |: : : : : : : : : : : : :込、　　　　　 {　　　｀ T′
　　|: : |: : : : : : : : : : : : : : : :＞: . 　 　 }　 　 　 |
　　|: : |‐-　: : : : : : : : : : : : : : : : : ＞‐-　.　__ ﾉ
　　|: : |: : : : : : : :‐- : : : :_: : : : : : : : :＼⌒ く
　　　　　　　　　　《國原吉之助》




　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　γ^）　
　 　 　　　ｌノ　ノ_ノ　i|l　＼_ヾノ　（　Ｏ　)　　　　　先生！
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ＞）　（＜）ミ〃 　ノ　　
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三／　　　　　　　　　それはガリア戦記の解説です！
　　((ρ)彡　　U　　　　　　　;ミ)δ) 　 　
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　　　　　　　　　　　私の元ネタ※に鞭打たないでください！
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　
　 　 　　　《やるティウス》
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※ヒルティウスは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カエサルの側近バルブスにしつこく迫られ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　暗殺に倒れたカエサルの代わりに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カエサルの本の続きを書いた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　が評判はお察し




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※以後の会話は、アポコロキュントシスの解題をベースとしています

【アコポロキュントシスはいつどこで発表されたか】


　　　　　　　　　　　　　-‐…‐-
　　　　　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　　　意見が分かれているところだが……
　　　　　　　　　/　
　　 　 　 　 　 /　_　　　　　　　　　　'.
.　　　 　 　 　 iﾉ ‐-ミ,_‐- -‐=　　　　i　　
　　 　 _,.　-‐ｧ!ｨニ‐_､　｀ﾆ二　 {　　 .|　　　　　　　　やはり 『 暗殺された年 』 の 『 １２月１７日 』 から始まる
　,x≦二ﾆ／=|f｛, ｡ ,}〕 ,/r‐-ﾆヽ　/ﾞ＾}ｘ､
彳=ニ二/ﾆﾆ｛　｀¨7ﾌ j八,･__,ﾉｯヾ} /=|=＼　　　　　　 『 サトゥルヌス祭 』 の際
二二二/二二| 　 /ヾ,,」ｼﾍ　　｀ ,J/二|二ﾆ＼
=≫宀┴くニ=|　 .k冖-‐､　! 　 ﾊ,ﾉ=ニ|二二二　　　　　 『 宮廷のサロン 』 で 『 ネロやその側近の前 』 で朗読した
´　　 ノ=x/三三≧ﾐ辷ﾝノ j　 .j /二ニj二二二
.　 Y二ﾆ/三三三三三三≧v'^'ーくﾆ/二二二　　　　　　と考えるのが妥当ではないかな
　　ヾニ/三三三三三三三ﾐ}ｧﾍ　　＼二二二
　＼ ｀￢-ぅ=＝＝ミ三三ﾆﾐ}ﾞ二'yｼ　 ヽ二二
___,二二ﾆつミ三三≧ｘ｀'≪ﾉ _／　　　　＼二
二ニﾆ二二ﾆﾊ ヽ／,に二二二　ィ　 　 　 ﾉ｀7
ニニ二二二二∨／二≧ｘ二ニ　ー=　／　 ｛


.

【アコポロキュントシスの目的は何か】


　　　　　　　 _,,.. 　 　 ---　　　..,,_
　　　　　,ｘ≦三三三三三三三三三≧ｘ,
　　　　　ﾏ三三三三三三三三三三三ﾏ
　　　　　 ﾏ三三三三三三三三三ﾆﾆﾏ　　　　タキトゥスが伝えるように
　　　　　　ﾏ三三三三三三三三三=ﾏ
　　　　　　ﾏﾆ二三三三三三二ニﾏ　　　　　　　『 追悼演説 』 ですら、民衆はクラウディウスを 『 軽蔑 』 しきっていた
　　　　 /＾ヾ　‐-＝=　 ==＝-‐　〃ヽ
　　　　 |: ヽ!彡x茫ｩぅ,　ぇ茫ｩぅ,ミ!＾):|　　　　　　
　　　　 | /r!〃　ー ''ﾞ1 l＾''ー　ヾ !ヽ |　
　　　　 |.い|　 　 ／｝.j！{ヽ　 　 jい.j　　　　　　 民衆がネロに寄せる熱狂とこの軽蔑を鋭く察知し
　　　　 ！　:!　　// ¨ゝ彳¨ﾊ　　 |''´,′
　　　　　 ゝｲ}　 //,ｨ冖=冖x,ﾊ　　トｲ　　　　　　　 『 世論の代表 』 として、クラウディウスの悪政を批判し
　　　　　　　 i､.ノﾉヾﾐこ二ｼﾞヾ　,/
　　　　　　,xr|/ヾ､　 　 　 　 /／ﾄ､　　　　　　　　　　 『 ネロに善政を薦めたもの 』 ではないだろうか
　　　_,.ィ7二{V//:>.､,＿_,.xく///!=ﾐｘ、
_,.ィ: : : /=ﾆ圦∨/　　　　　　//.j二ﾆ',:｀丶､
7: :j: : :,'=ﾆ三圦ヾ/　　　　　／ /三二}: : :.',: :｀iｘ、
/: :/: : :ﾊ=ニ三圦 ＼　　　／　/三三=|: : :.:|: : :|二≧ｘ、

【では肉体上の欠陥をあげつらったのは何故か】


　　　　　　　　　　,. '"´￣￣｀丶、
　　　　　　　　／　　　　　　　　 丶
　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　ローマ人は肉体上の欠陥を平気でやり玉に挙げた
　　　　　　　　ll :.　　　　　　　　　　:;. l
　　　　　　　 l ::. `' ‐ --　 --‐ '" :, l　　　　　　　確かに現代の価値観からすれば不快ですらある
　　　　　　 /ヽ,' ,.ミ二、‐-‐_二彡､', ﾚヽ
　　　　　　 l久lｼ､'=ｪ.ｪぅ､ ,r'､ｪ.ｪ=ﾐｯlﾍi'l
　　　　　　 | f,ll '"｀ﾞ　 ﾞ'´l　!｀ﾞ 　 ﾞ´"l(､,l　　　　　　だが、「バルブス＝吃音」「ルクルス＝片目」のように
　　　　　　 l J,,ｌ　　　,rｨﾘ　l ﾐヽ　　 ,h }l
　　　　　　　l'ｰl　　 〃ﾞ'^;-;^'ヾ',　　,lｰﾘ　　　　　　　 『 自分の欠陥を家名にすることもあった 』
　　　　　_, ィ`"l　　 i∠ニニヽ,}　　,ト:く
　　 , ィ":./:::::::::丶　,l ヾ｀二´ソl,　,ｲi::::::::丶、
ィ"´: : :ノ:::::::::::::::lﾞトゝ、　　　　ﾉ‐'/ﾘ:::::::::::ヽ｀丶、　　　　カエサルは兵卒から「ハゲの女たらし」と呼ばれても
:　: ／{i:::::::::::::::::lヽ ﾉ7ー一r'{　/ /::::::::::::::::ト､: :｀丶、
／　:. ll:::::::::::::::::::l丶'"　　　 ` / /:::::::::::::::::::}: ヽ: : : : ｀丶､　　　　これを許していた
/:::::::::::ll:::::::::::＿_;l_,L. --- ._,/ /::::::::::::::::::::/::::::丶::::::::: : : :
::::::::::::::l:ノY´;:;_,ィ''て);:;:;:;:;:;:;:;｀￣｀丶:::::::::/:::::::::::::::::::/:::::::::
::::::::::::,ｲ､,.r ''´　 ,,r''"て): : : : : ;:;:;:;:;:li:::::::/::::::::::i::::::::/:::::::::::　　　当然、政敵への批判でも
､::::::::/ソ´丶, -''"　ﾞ',ィて): : : : :;:;:;:;:;ll:::::/::::::::::::ll:::::/:::::::::::::
::::::,/´, :ｧ'" (_　, -'" ﾞ'ｨく;:;:;:;:;:;:;:;:;:;fZ7丶､::::::::::l:::::::::::::::::::::　　　　肉体的欠点を指摘するのは普通だった

.

【クラウディウスに対する私怨では】


　　　　　　　　　　　　　-‐…‐-　　　　　　　　　　私怨であれば 『 メッサリーナ 』 をまずあげつらうのではないかな？
　　　　　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 ヽ　
　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　 アポコロキュントシスではメッサリーナへの文句は入っていない
　　 　 　 　 　 /　_　　　　　　　　　　'.
.　　　 　 　 　 iﾉ ‐-ミ,_‐- -‐=　　　　i　　
　　 　 _,.　-‐ｧ!ｨニ‐_､　｀ﾆ二　 {　　 .|　　　　　　　
　,x≦二ﾆ／=|f｛, ｡ ,}〕 ,/r‐-ﾆヽ　/ﾞ＾}ｘ､　　　　　　その後、真摯な帝王学である『寛容について』をネロに捧げるが
彳=ニ二/ﾆﾆ｛　｀¨7ﾌ j八,･__,ﾉｯヾ} /=|=＼　　　　　
二二二/二二| 　 /ヾ,,」ｼﾍ　　｀ ,J/二|二ﾆ＼　　　　もし私怨でアポコロキュントシスを書いたのであれば
=≫宀┴くニ=|　 .k冖-‐､　! 　 ﾊ,ﾉ=ニ|二二二　　　
´　　 ノ=x/三三≧ﾐ辷ﾝノ j　 .j /二ニj二二二　　　　　『 ネロに説得力 』 をもって伝えることはできなかっただろう
.　 Y二ﾆ/三三三三三三≧v'^'ーくﾆ/二二二　　　
　　ヾニ/三三三三三三三ﾐ}ｧﾍ　　＼二二二
　＼ ｀￢-ぅ=＝＝ミ三三ﾆﾐ}ﾞ二'yｼ　 ヽ二二
___,二二ﾆつミ三三≧ｘ｀'≪ﾉ _／　　　　＼二　　　　　実際、セネカの 『 他の著書 』 ではクラウディウスを
二ニﾆ二二ﾆﾊ ヽ／,に二二二　ィ　 　 　 ﾉ｀7
ニニ二二二二∨／二≧ｘ二ニ　ー=　／　 ｛　　　　　　特に貶していない

.

【ではなぜ死者にムチを打ったのか】


　　lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:l　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾀﾞﾅﾃｨｵ ﾒﾓﾘｱｴ
　　lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニl　　　　　私はセネカによる　 『 記憶の断罪 』 　と考える……
　　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|
　　ｌﾆﾆﾆﾆ=-‐　　 ￣　　::::::　　 -‐‐‐‐‐‐‐-i
　　└ｉ￣　　　　 -=ミ　　 ::::: 　 -----‐‐‐‐-{　　　　　記憶の断罪とは国賊や暴君の業績や石像を破壊して
　　　 ′ 　 Y´ ..::ｧ' 　＼　:: 　_ 　-‐　……く }
　　　　　　　ｉ　:::〈　　　　 　 ｰ─　　‐-tｬｧ 　{　　　　　　　　　記憶を拒否する元老院決議である……
　　 │　　　|　::　＼ 　 　 　 ⌒＾　 ､　　 / ::. ∨
　　 │　　　| 　 f　　 　 　 　 　 　 　 ￣　 :::::. ∨　　　　　　　　
　　 ！　　　| 　 ｉ..._..f⌒　　　　 　 　 　 　 :::ﾉ:::. '，　　　だが、カリグラの死後、記憶の断罪は
　　 八　　　|　 弋_ツ　　　　　 　 　 　 ／ ＾　　V〉
　　　（⌒ ‐-|　＼＿　　　　　　　　　　　　　⌒r ´　　　　　クラウディウスによって拒否されてしまった
　 ≦::::7 ｰ-│ 　 　 　 ,　　　　 　 　 /　　　_ 」{
　 : ｉ:ｰ-　._圦　　　 ／　　　　 　 　 ′　／::::::/　　　　　　　　
　 : |: : : : : : : ＞ ‐く　{　　　　　　　　　く-‐'＾Y　　　 セネカは究極的にこの作品を通して
　 : |: : : : : : : : : : : : :込、　　　　　 {　　　｀ T′
　 : |: : : : : : : : : : : : : : : :＞: . 　 　 }　 　 　 |　　　　　 クラウディウスの 『 記憶を断罪 』 する決議書の
　 : |‐-　: : : : : : : : : : : : : : : : : ＞‐-　.　__ ﾉ
　 : |: : : : : : : :‐- : : : :_: : : : : : : : :＼⌒ く　　　　　　　　 『 パロディ 』 として、これを書いた、と考えたい

.

【分かりにくいです、もう少し詳しくお願いします】


　　　　　　　　　　,. '"´￣￣｀丶、
　　　　　　　　／　　　　　　　　 丶
　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　うむ、実はセネカは 『 ネロを称揚したのと似たような文章 』 を
　　　　　　　　l :.　　　　　　　　　　:;. l
　　　　　　　 l ::. `' ‐ --　 --‐ '" :, l　　　　　　　 『 クラウディウスに送っている 』
　　　　　　 /ヽ,' ,.ミ二、‐-‐_二彡､', ﾚヽ
　　　　　　 l久lｼ､'=ｪ.ｪぅ､ ,r'､ｪ.ｪ=ﾐｯlﾍi'l
　　　　　　 | f,l '"｀ﾞ　 ﾞ'´l　!｀ﾞ 　 ﾞ´"l(､,l　　　　　　これはメッサリーナの陰謀により、元老院から死刑を求刑された際
　　　　　　 l J,ｌ　　　,rｨﾘ　l ﾐヽ　　 ,h }l
　　　　　　　l'ｰl　　 〃ﾞ'^;-;^'ヾ',　　,lｰﾘ　　　　　　　クラウディウスが正義と慈悲を示し追放に減刑したことを希望とし
　　　　　_, ィ`"l　　 i∠ニニヽ,}　　,ト:く
　　 , ィ":./::::::::丶　,l ヾ｀二´ソl,　,ｲi::::::::丶、　　　　　　追放地から、 『 恩赦 』 を乞い願ったものだ
ィ"´: : :ノ::::::::::::::lﾞトゝ、　　　　ﾉ‐'/ﾘ:::::::::::ヽ｀丶、
:　: ／{i::::::::::::::::::lヽ ﾉ7ー一r'{　/ /::::::::::::::::ト､: :｀丶、
／　:. ll::::::::::::::::::::l丶'"　　　 ` / /:::::::::::::::::::}: ヽ: : : : ｀丶､　　　このように、当時、皇帝に対する 『 阿諛追従 』 は
/:::::::::::ll:::::::::::＿__;l_,L. --- ._,/ /::::::::::::::::::::/::::::丶::::::::: : : :
::::::::::::::l:ノY´;:;_,ィ''て);:;:;:;:;:;:;:;｀￣｀丶:::::::::/:::::::::::::::::::/:::::::::　　　　ごく一般的に行われていた
::::::::::::,ｲ､,.r ''´　 ,,r''"て): : : : : ;:;:;:;:;:li:::::::/::::::::::i::::::::/:::::::::::
､::::::::/ソ´丶, -''"　ﾞ',ィて): : : : :;:;:;:;:;ll:::::/::::::::::::ll:::::/:::::::::::::　　　　　ヴェルギウスの詩作のなかにすらあるものだ
::::::,/´, :ｧ'" (_　, -'" ﾞ'ｨく;:;:;:;:;:;:;:;:;:;fZ7丶､::::::::::l:::::::::::::::::::::



　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　クラウディウスが死んだ後、元老院は 『 神格化 』 を決議する
　　　　 ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,'
　　　　　'、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　もちろんアグリッピーナの意向をも汲んだものだ
　　　　 　ヽ!::::::_,. -―――――‐-､:::::::::l:/
　　　　　　 |::,ｲ! ﾆ二二二二二二ﾆ｀ﾞﾄ;､:|
　　　　 /⌒ヾ.jl _二二ﾆ､―‐,ﾆ二二, {il/ﾆヽ　　　　しかし、神君カエサルと神君アウグストゥスにくらべれば
　　　　 |｛{とl､ﾑ-､ｪ:::ｪ≧､ .ｲ≦ｪ::ｪｯゝ.|'ヽ) |
　　　　 | 冫 |彡'`　 　 ''"l　ト`"　　'^'ﾐ'|,ﾆ、|　　　　　流石にクラウディウスは 『 雲泥の差 』 があると言わねばならない
　　　　 | |:.r'l　　　　 ,ｨ,'　} .{ ﾐ､、　　　 |） |｜　
　　　　 | `'_,.|　　 　／(r:（__）ぅヽ.　　　 |ｰ' ,.!
　　　　 |　　 |　 　 '　 ＿_j_l＿_　':,　 　 |￣ |　　　　　それでもなお、神格を与えてしまう 『 元老院の見識の無さ 』
　　　　 ､＿ノ!　　 | ヽ､＝=＝ｧｱ |　 　 !､_ノ
　　　　　 r―ゝ、 ｛　 ヾ二二ﾝ　 ｝　 ∠-、　　　　　　　アグリッピーナに対する 『 阿諛追従 』 を 『 諌めよう 』 と
　　　 　 /!:::{ﾄ､|＼ '、　　　　　　,' ／|/}::::lヽ
　　　　/　l::::l ヽ、:l｀`､＿＿＿.ノiｲ　/ l:::::l 丶　　　　　　　神格化を瓢箪化と茶化し、記憶を断罪したのではないかな？
　　,.-/　　l::::l　 ヽ'ﾉ　　　　　　　l У　l:::::l　　＼

.

【ガリア人等に対する溢れ出るヘイトはなんなんでしょうか？】



.　　　 　 　 　 ,′　　¨´￣　 ＿　 ￣｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´￣　 ＿　　 -‐　jｉ　　'.
　　　　　　 　 i　　ji　　´￣　　　　￣｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´￣　　　　　　　 /ﾊ　　!
　　　 　 　 　 |　 /ﾊ　 ¨¨´￣￣￣￣｀¨¨¨¨¨¨¨¨´￣￣￣￣￣｀　　{//}　 |
　　　 　 　 　 l 　}/ﾊ.ｘ=＝冖冖ﾆ二≧x 　 　 　 x≦二ﾆ冖冖＝=x　{//}　 |
　　　 　 　 　 |　}//〃´　 　 　 .｀ヾ＼ヾ}k,　　 〃／／´　　　　　 ｀ヾV/}　 |
　　　　 　 xヘ!. }//　　／´￣￣｀ヾ ヾ㍉}}ｉ　　i{{/// ／´￣￣｀ヾ　　 Ⅵ　 ﾚヘ
　　　 　 〃^ヽﾞV ≫_ /:: 　 x=ｯ,　 :::V∧ｌﾘ|　　|ﾘｌ/∨:: 　 x=ｯ, 　 :V _ ≪　/ /^',',
　　　 　 |ｉ　/∧｝.三 ｛::　　 ゞﾟｼ 　 :::｝　|jl}|　　|{ｌ{! ｛::　　 ゞﾟｼ　　:::｝二三 { /＼.ｌ|
　　　 　 |l　|｛　| ≫≠＼:.　　　　.::／　ﾉjﾘ|　　|{ﾘ＼＼::.　　　　.:／ ≠≪　ハ　｝|
　　　 　 |ｌ　! ヽj 〃≧ｘ,　ﾞ''冖冖''ﾞ　／／r|　　|ｚ＼ ＼.ﾞ''冖冖''ﾞ　ｘ≦ヾ　 j　ﾉノ |
　　　 　 |　 ＼_| ﾞ´　 　 ｀'ｰ 　 -=彡 'ﾞ///|　　|//ﾊﾞ'　ミ=-　一''ﾞ　　　　　|´　　 |
　　　　　| {::　爿　 　 　 　 　 　 　 　 《///　　∨//》　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 :::}|
. 　 　 　 | Ⅵ{_ |　　　　　　　　　　 〃/´7 　 　 Vﾞヽヽ　　　　　　　　　　　l㌧lⅣ|
.　　　 　 |　Ⅵ｝|　　　　　 　 　 　 //｛_,,｛　　　　｝,,_｝ﾊ 　 　 　 　 　 　 　 | ｛Ⅳ |





　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　　　　
　　　　　　ｌノ　ノu　i|l　　_ヾノ　　　　　　　
　　　　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　　　　　　せ、先生？
　　　,,ﾉﾉメ　三 　 （__人__） 　三 　　　　　
　　((ρ)彡　ｕ　　　　　　　　;ミ)δ) 　　　
　　　　 ヾ　/⌒)⌒)⌒)　　 ﾝ/⌒)⌒)⌒)　
　　　　ノ　　|　/　/　/　　　(⌒) ./　/　/　
　 　　´　　　 |　:::::::::::(⌒)　　ゝ　　::::::::::/　
　　　　　　ｌ　 |　　　　　ノ　　/　　）　　/　　　　　　　　（　ガリア人などへの言及はなし　）
　　　　　　　《やるティウス》

.

【セネカは高利貸しとかでやたら蓄財していたのを批判されることがありますが】


　　　　lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:l
　　 　 lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニl　　　　　……セネカの 『 貧富論 』 を要約すれば次のようになる
　　 　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|
　　 　 ｌﾆﾆﾆﾆ=-‐　　 ￣　　::::::　　 -‐‐‐‐‐‐‐-i　　　　　「貧乏と金持ちのどちらが良いかと言われれば
　　　 └ｉ￣　　　　 -=ミ　　 ::::: 　 -----‐‐‐‐-{
　　　 　 ′ 　 Y´ ..::ｧ' 　＼　:: 　_ 　-‐　……く }　　　　　　金持ちのほうがよいに決まっている
　　　　　　　　 ｉ　:::〈　　　　 　 ｰ─　　‐-tｬｧ 　{
　　　　│　　　|　::　＼ 　 　 　 ⌒＾　 ､　　 / ::. ∨　　　　　　病気より健康のほうがよいのと同様だ
　　　　│　　　| 　 f　　 　 　 　 　 　 　 ￣　 :::::. ∨
　　　　！　　　| 　 ｉ..._..f⌒　　　　 　 　 　 　 :::ﾉ:::. '，　　　　　　気前よく寛大に振る舞えるから」
　　　　八　　　|　 弋_ツ　　　　　 　 　 　 ／ ＾　　V〉
　 　 　 （⌒ ‐-|　＼＿　　　　　　　　　　　　　⌒r ´
　　r≦::::7 ｰ-│ 　 　 　 ,　　　　 　 　 /　　　_ 」{
　　|: : ｉ:ｰ-　._圦　　　 ／　　　　 　 　 ′　／::::::/　　　　　だいいちセネカの高利貸しによる蓄財を断罪するなら
　　|: : |: : : : : : : ＞ ‐く　{　　　　　　　　　く-‐'＾Y
　　|: : |: : : : : : : : : : : : :込、　　　　　 {　　　｀ T′　　　　　　 『 元老院階級 』 はたいがいやっておるではないか
　　|: : |: : : : : : : : : : : : : : : :＞: . 　 　 }　 　 　 |
　　|: : |‐-　: : : : : : : : : : : : : : : : : ＞‐-　.　__ ﾉ
　　|: : |: : : : : : : :‐- : : : :_: : : : : : : : :＼⌒ く



　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　γ^）　　　>>531
　 　 　　　ｌノ　ノ　　i|l　　_ヾノ　（　Ｏ　)　 これはこのへんの話です。
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ〃 　ノ　　 　
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三／　　　　　徴税官などが
　　((ρ)彡　　　　　　　　　　;ミ)δ) 　 　　　「税金納めろ！金が足りんだと？なら、貸しておいてやろう」
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　　　　という感じで属州民なんかに金貸しをやってました
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・ ・ ・ ・ ・
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　　　　　カエサルを暗殺した共和制高潔の士ブルータスは50％の金利をとってました

.

【セネカの高利貸しがブリタニアの反乱（ブーディカの乱）の原因だとカッシウス・ディオに批判されていますが】



.　　　 　 　 　 ,′　　¨´￣　 ＿　 ￣｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´￣　 ＿　　 -‐　jｉ　　'.
　　　　　　 　 i　　ji　　´￣　　　　￣｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´￣　　　　　　　 /ﾊ　　!
　　　 　 　 　 |　 /ﾊ　 ¨¨´￣￣￣￣｀¨¨¨¨¨¨¨¨´￣￣￣￣￣｀　　{//}　 |
　　　 　 　 　 l 　}/ﾊ.ｘ=＝冖冖ﾆ二≧x 　 　 　 x≦二ﾆ冖冖＝=x　{//}　 |
　　　 　 　 　 |　}//〃´　 　 　 .｀ヾ＼ヾ}k,　　 〃／／´　　　　　 ｀ヾV/}　 |
　　　　 　 xヘ!. }//　　／´￣￣｀ヾ ヾ㍉}}ｉ　　i{{/// ／´￣￣｀ヾ　　 Ⅵ　 ﾚヘ
　　　 　 〃^ヽﾞV ≫_ /:: 　 x=ｯ,　 :::V∧ｌﾘ|　　|ﾘｌ/∨:: 　 x=ｯ, 　 :V _ ≪　/ /^',',
　　　 　 |ｉ　/∧｝.三 ｛::　　 ゞﾟｼ 　 :::｝　|jl}|　　|{ｌ{! ｛::　　 ゞﾟｼ　　:::｝二三 { /＼.ｌ|
　　　 　 |l　|｛　| ≫≠＼:.　　　　.::／　ﾉjﾘ|　　|{ﾘ＼＼::.　　　　.:／ ≠≪　ハ　｝|
　　　 　 |ｌ　! ヽj 〃≧ｘ,　ﾞ''冖冖''ﾞ　／／r|　　|ｚ＼ ＼.ﾞ''冖冖''ﾞ　ｘ≦ヾ　 j　ﾉノ |
　　　 　 |　 ＼_| ﾞ´　 　 ｀'ｰ 　 -=彡 'ﾞ///|　　|//ﾊﾞ'　ミ=-　一''ﾞ　　　　　|´　　 |
　　　　　| {::　爿　 　 　 　 　 　 　 　 《///　　∨//》　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 :::}|
. 　 　 　 | Ⅵ{_ |　　　　　　　　　　 〃/´7 　 　 Vﾞヽヽ　　　　　　　　　　　l㌧lⅣ|
.　　　 　 |　Ⅵ｝|　　　　　 　 　 　 //｛_,,｛　　　　｝,,_｝ﾊ 　 　 　 　 　 　 　 | ｛Ⅳ |





　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　　　　
　　　　　　ｌノ　ノu　i|l　　_ヾノ　　　　　　　
　　　　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　　　　　　あ、あの、せ、先生？
　　　,,ﾉﾉメ　三 　 （__人__） 　三 　　　　　
　　((ρ)彡　ｕ　　　　　　　　;ミ)δ) 　　　
　　　　 ヾ　/⌒)⌒)⌒)　　 ﾝ/⌒)⌒)⌒)　
　　　　ノ　　|　/　/　/　　　(⌒) ./　/　/　
　 　　´　　　 |　:::::::::::(⌒)　　ゝ　　::::::::::/　
　　　　　　ｌ　 |　　　　　ノ　　/　　）　　/　　　　　　（　ブーディカの乱などへの言及はなし　）
　　　　　　　《やるティウス》

.

【そもそもセネカもその見識のない元老院議員ですし、かつ、ネロやアグリッピーナとつるんでいた側では？】


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　. 　 　-‐━─- 　.
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〃　　　　　　　 　 　 　 。
　　　　　　　　 　 　 {､＼　　　　 　/ 　　,′ 　ミｰ-ﾐ､　　　　 ヽ　　　　　様々な問題のたびに
　　　　　　　　 　 　 ヽ＼＼ 　 　 ,′ 　 | {　一⌒ヽ`辷＿,,, 　 ‘，
　　　　　　 　 　 　 　 .＼＼＼ 　ｌ. 　 　 { {　 ⌒ヽ　＼ミ　r=ﾆ_ﾉ ',　　　　国民や元老院、ネロとの間に板挟みとなり
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼＼{　　　人 ', ⌒＼＼　ヾ ｌ}　}⌒　l
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼r==ミ､　　 } r= __＿　＼,} {l ,ﾉ/ 　 }　　　　 『 高潔な倫理観 』 に目をつぶり
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:{⌒ ヽ　　{ 廴(,ｨ==ミ､__乂/,ｨ⌒ヽ}　
　　　　 　 　 .　 -―--　　　 __|:ﾚ´｀　　 弍ﾆ=乂･ ミﾀ ﾆ=ﾆ(･_ｰｿﾞ　　　　　政治的な 『 妥協 』 をしていたに過ぎない！
　　 　 r一'´　 　 　 三三二二|　{人 　 ／⌒　 　_彡　ミ}l|{ヾ　　}
　　 　 {::　　　　 .:: ｀⌒ヽ三ニ |　L {　　　　　　　/〃.r‐ﾐ|l {ヽ;　 l
　　　　}:: 　　　 :::::::......　 ＼ニ |　ﾄﾐ　:　　 　 　 ///　⌒ヽ_ﾉ :}　,′　　　　これを言行不一致と批判するのは
　　　 ./:: 　 　 :::::::::::::　｀⌒＞人＿_ノ:　　　　 ///　／二三} }./
　　　 {::: 　　　} ::　 　 -‐- ／　　　 人:　　　 ｛ {:{o/ '⌒⌒}ﾉ 。　　　　　　　そのような苦境にたったことがない
　 　 人 　 　 ﾉ　, γ　　 　 ＼'⌒＼　.＼ 　 　 {:{〈zｪｪｪｪｯ’/
　 　 　 ヽ　 / ／ /　　　　　　 ヽ　　＼　 ＞ 　.i `ー--一’°　　　　　　　　　想像力の乏しいものがすることだ！
　　　　　 .y′／ {　　　　　　━―-　　ヽ{(三　乂_＿＿,ノ
　　 　 　 / ,〃　／　　　　　 -‐━━‐- 　 ミ:: {(三 / ｛
　　　　 ／{　　〃　　 ／　　　　　　 　　 三二ヽ三/三|
　　　 ./ 　 　 /　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 三二ﾆ＼三ﾉ
　　　/　 人 /　　 　 　 　 　 　 ........::::::::::::........ ‐━‐`ー
　　　 　 　 /ﾆニ二　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ━─
　　 　 　 ./ニニニ二二ﾆ　　　　　　　　　　　　　　　..........::::::::::::::　　　　　 　 ━───
　　　　　 {ﾆニニ二二二ﾆ=
　　　　　 lニニニ二二ﾆ
　　　　　人ﾆﾆニニニ　　　　　　　　　　.......:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　 ＼ニニニ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::............................................................
　　　　　　　　＼二
　　　 　 　 　 　 .`ｰ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　＿＿ 　　　─―---────
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣　 　 ―─━　　　　￣￣￣

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　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　 　　
　 　 　　　ｌノ ／,:' /,';;;}:　＼ヾノ　　　　　
　 　 　　ﾉﾉ シ_, ｡ｨ' li:.､ヒァ' ）ミ　 . 　　　　　以上、訳者の國原吉之助先生の解説でした
　 　　,,ﾉﾉメ ;ﾒ;;.;ﾒ（__人__）;.;;;⌒三 　　　　
　　((ρ)彡　　 ,:' /,';;;}:.ヾ:.　　;ミ)δ) 　　
　 　 ~　ヾヾ　　　　' 　;!ﾞ'　 　ンﾐ~　　　　
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　　　



.

乙
セネカ弁護にしか聞えませんｗ

ローマ人の一般的な感情として、ガリアに対してはやはり特別なものがあったというのは否定できないと思います
何よりもすぐ身近にいて、何度も戦っては痛い目に合わされまくった歴史的な敵でしたから
（比べればイスパニアなんてハンニバル戦争でようやくローマと関わるようになった。しかも戦争の結果すぐにローマ領になったし）
クラウディウスによる元老院入りも、後世からはすばらしい選択だと絶賛されても、当時の元老院および庶民の感情がガリア人忌避にあったのも事実で

乙でした

>>791
先生、宮仕えして嫌なことでもあったんですか？ｗ

　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿__／＾ｌ　　　　
　 　 　　　ｌノ　ノ　　i|l　　_ヾノ　　　　　國原吉之助先生は解説など読んでても分かるくらい、非常に良い人なんです
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　 　自己喧伝と批判される『ガリア戦記』ではカエサルの擁護を熱弁し
　　((ρ)彡　　　　　|r┬-|　　;ミ)δ) 　　立場が偏ってると言われる『年代記』ではタキトゥスの憂国の思いに感激し
　 　 ~　ヾヾ　　　 　`ー‐'　 ンﾐ~　　　　　ゴシップ誌とも揶揄される『皇帝伝』ではスエトニウスの研究心を称賛します
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　
　　　　　　《やるティウス》


　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　γ^）　　　
　 　 　　　ｌノ　ノ　　i|l　　_ヾノ　（　Ｏ　)　　実際、この解説が収録されている本は
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ〃 　ノ　　　ペトロニウスの『サティリコン』がメインなんですが
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三／　　　　『アポコロキュントシス』の解説、というか
　　((ρ)彡　　　　　　　　　　;ミ)δ) 　 　　セネカの擁護に多くのページが割かれています
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　　　
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　　アポコロが「ちょっとひでぇな」というのは分かった上での擁護と思われます
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　 　


.

　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　　　　　 なお、こういう擁護姿勢は解説だけのことで
　　　　　　ｌノ　ノu　i|l　　_ヾノ　　　　　　　　　ガリア戦記でも年代記でも皇帝伝でも、もちろんアポコロでも
　　　　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　　　　　「この部分は都合の悪い点をほっかむりしている」
　　　,,ﾉﾉメ　三 　 （__人__） 　三 　　　　　　　「この部分は意味不明」
　　((ρ)彡　ｕ　　　　　　　　;ミ)δ) 　　　　　 「この部分は作者の思考が混乱している」
　　　　 ヾ　/⌒)⌒)⌒)　　 ﾝ/⌒)⌒)⌒)　　　と情け容赦なくズバズバと注釈をつけてらっしゃいます
　　　　ノ　　|　/　/　/　　　(⌒) ./　/　/　
　 　　´　　　 |　:::::::::::(⌒)　　ゝ　　::::::::::/　　　先生の（注）は知りたいことが書いてあって、非常に役立ちます
　　　　　　ｌ　 |　　　　　ノ　　/　　）　　/　　　 実際、アポコロを注なしで理解するのは不可能でしょう
　　　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　 　　


　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　γ^）　
　 　 　　　ｌノ　ノ　　i|l　　_ヾノ　（　Ｏ　)　　　　先生の訳書を読むにあたって
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ〃 　ノ　　　　　先生の思想が作品に押し付けられているというようなことは
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三／　　　　　　ないと思いますのでその点はご安心して頂けるのではないかと
　　((ρ)彡　　　　　　　　　　;ミ)δ) 　 　
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　　　　　　個人的な感想ですが、他の訳者より読みやすいのも特徴です
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　　　　　（たまに言葉遣いが古いくらい。「ぎょうさん」とか）
　 　 　　　《やるティウス》

.

　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿__／＾ｌ　　　　　まあ、私の考えは本作そのものなんですが
　 　 　　　ｌノ　ノ　　i|l　　_ヾノ　　　　　 ストーリーやテーマを十分に伝える上で、これまでも申し上げたように
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　　様々な「編集」を行なっています
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　
　　((ρ)彡　　　　　|r┬-|　　;ミ)δ) 　アポコロを「暴力的」と言いましたが、それをハッキリと提示した副作用で
　 　 ~　ヾヾ　　　 　`ー‐'　 ンﾐ~　　　　本作も多分に暴力的になってるとおもいます
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　
　　　　　　《やるティウス》


　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　
　 　 　　　ｌノ　ノ _　i|l　　_ヾノ　　　　　　作品を楽しむ上で、頭に血がのぼるような展開や表現は問題ないし
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　　 むしろ、それを狙ってます。
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　　　そののぼった血が引いた時、また違う感想が現れるかもしれません
　　((ρ)彡　　　　　　　　　　;ミ)δ) 　　　
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　 　それはそれとして、題材が歴史ですので、「物語」以外の見解も必要かと思います
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　　 今回、先生の解説を紹介したのはそのためです
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　　






　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　 　　
　 　 　　　ｌノ　ノ _　i|l　　_ヾノ　　　　　　　色々考えはあると思うんで
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ⌒）　（⌒）ミ　 . 　　　　　是非とも皆さんのご意見も聞いてみたいところです
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　　　　
　　((ρ)彡　　　　　　　　　　;ミ)δ) 　　　　　　　良い感じの残りレスなんでご歓談でお使いください
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　 　
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　　　　　　　　それでは、短い間でしたが、ありがとうございました
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　　　　　　　　　　少しでも楽しんでいただけたのであれば幸いです


.

乙ー
まあキケロの「フィッリピカ」も、知人であったアントニウスへの罵りはすさまじいものがあったからなあ。
結果としてキケロは惨殺されてしまったけど（オクタヴィヌスは一応かばいはしたけど、アントニウスが怒り心頭のため止められず、著作物だけ守れた）

セネカもネロを賢帝にできたのならともかく、結果が「歌う皇帝」で自身も自殺だから死ぬほどカッコ悪い。
あとネロ死後に北部ガリアは本気で反乱を起こしているから、多少影響していると思う。ローマ側に踏みとどまったガリアも多かったけど。

乙乙

セネカの詩は当時の感覚を想像するに、辛辣で嘲笑的だけど許されないほどのものではないのかな。
とてもよくできてて笑えるようだし、セネカこそネロと一緒に芸人になればよかったんだ。

でも喧嘩するだろうな。セネカがネロに「お前詩の才能ねーんだよ」とか言っちゃったりして。

塩野先生も指摘しているけど、クラウディス最大の弱点は、容貌に関して人の目を気にしなさ過ぎたところだと思う。
モテないやつはモテない恰好をし続けるのと一緒で。それに毎日の暴飲暴食も非難の的だったなあ。毒キノコ料理なくても63なら十分生きた方。
でそういった諫言はまったく治世の中で全く受け入れなかったところとか。

セネカのあの詩はある意味クラウディス最大の批判にはなっていると思う。ネロだって20代前半から大肥満になっていたけど、
見苦しい恰好はしていなかったし。

政治や人気取り的にやった方がいい（或いは控えた方がいい）のは分かるけど、やりたくないことはやりたくない、というのはあるからな
ティベリウスの剣闘嫌いとか、クラウディウスの身だしなみとか、ネロの歌手実演とか、ハドリアヌスもその手の失敗をやらかしそうになってたし

【こっそり謝辞の追加】


　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　　初スレのため、今ひとつ不文律系がわからないのです
　 　 　　　ｌノ　ノ _　i|l　　_ヾノ　　　　　よってこれまで言及してなかったのですが
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　 全て終わったので、ずっと気になってたまとめサイト様への謝辞を……
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　　
　　((ρ)彡　　　　　　　　　　;ミ)δ) 　　私が確認できたのはこちらの２サイト様です
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　 　 　 　 ・嗚呼！　やる夫道　　様
　 　 　　　《やるティウス》 　 　 　 　 　 　 ・弁解は罪悪と知りたまえ！　　様


.

嗚呼！　やる夫道　　様
ttp://gokumonan.blog87.fc2.com/



　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿__／＾ｌ　　　　　イントロダクションやキャストなど、独自コンテンツを作って下さるのが特徴です
　 　 　　　ｌノ　ノ　　i|l　　_ヾノ　　　　　特にキャストは作者の私よりキッチリ作ってらっしゃるので
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　 読み手だけでなく、「このAAの原作なんだろう」という逆引きにも使えます！
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　　これから作ろうという人にもいいんじゃないでしょうか？
　　((ρ)彡　　　　　|r┬-|　　;ミ)δ) 　既に國原吉之助先生までキャストに入ってて笑いました
　 　 ~　ヾヾ　　　 　`ー‐'　 ンﾐ~　　　　
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　 歴史知識もものすごくて、クラウディウスの姉のリウィアが
　　　　　　《やるティウス》　　　　　　　速攻でキャストではリウィ【ッ】アになってたりして感動しました



　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　　　　　い、いや、別にリウィアでも間違いじゃないんですよ？
　　　　　　ｌノ　ノu　i|l　　_ヾノ　　　　　　　　　いやホント
　　　　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　　　
　　　,,ﾉﾉメ　三 　 （__人__） 　三 　　　　　　　というか國原吉之助先生訳の
　　((ρ)彡　ｕ　　　　　　　　;ミ)δ) 　　　　　　　 『 年代記 』 ではリウィ【ッ】ア表記で
　　　　 ヾ　/⌒)⌒)⌒)　　 ﾝ/⌒)⌒)⌒)　　　　　 『 ローマ皇帝伝 』 ではリウィア表記でなんですよ
　　　　ノ　　|　/　/　/　　　(⌒) ./　/　/　　
　 　　´　　　 |　:::::::::::(⌒)　　ゝ　　::::::::::/　　　　おんなじ訳者で表記違うとかとんだ罠ですよホント
　　　　　　ｌ　 |　　　　　ノ　　/　　）　　/　　
　　　　　　《やるティウス》

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　. 　 　-‐━─- 　.
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〃　　　　　　　 　 　 　 。　　　　　　　　 |　　　　
　　　　　　　　 　 　 {､＼　　　　 　/ 　　,′ 　ミｰ-ﾐ､　　　　 ヽ　　　　　　　　|　　　　
　　　　　　　　 　 　 ヽ＼＼ 　 　 ,′ 　 | {　一⌒ヽ`辷＿,,, 　 ‘，　　　　　_ノヽ､__ 　 　 　 ,--t-、 　
　　　　　　 　 　 　 　 .＼＼＼ 　ｌ. 　 　 { {　 ⌒ヽ　＼ミ　r=ﾆ_ﾉ ',　　　　　　　　　　　　　 i　/　　|　　
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼＼{　　　人 ', ⌒＼＼　ヾ ｌ}　}⌒　l　　　　　　　　　　　　　　V　　ノ　　
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼r==ミ､　　 } r= __＿　＼,} {l ,ﾉ/ 　 }
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:{⌒ ヽ　　{ 廴(,ｨ==ミ､__乂/,ｨ⌒ヽ}　　　　 .┼-┼-　　　
　　　　 　 　 .　 -―--　　　 __|:ﾚ´｀　　 弍ﾆ=乂･ ミﾀ ﾆ=ﾆ(･_ｰｿﾞ　　　　　.|　 J 　 .　　
　　 　 r一'´　 　 　 三三二二|　{人 　 ／⌒　 　_彡　ミ}l|{ヾ　　}　　　　　ヽ＿__　 .　　i　 　 、　.　　
　　 　 {::　　　　 .:: ｀⌒ヽ三ニ |　L {　　　　　　　/〃.r‐ﾐ|l {ヽ;　 l　　　　　　　　　　　　 |　　　ヽ　　 　
　　　　}:: 　　　 :::::::......　 ＼ニ |　ﾄﾐ　:　　 　 　 ///　⌒ヽ_ﾉ :}　,′　　　　　　　　　　　ヽ/　　' 　　　　 /　 -─　.
　　　 ./:: 　 　 :::::::::::::　｀⌒＞人＿_ノ:　　　　 ///　／二三} }./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 　 　
　　　 {::: 　　　} ::　 　 -‐- ／　　　 人:　　　 ｛ {:{o/ '⌒⌒}ﾉ 。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　 ー-　
　 　 人 　 　 ﾉ　, γ　　 　 ＼'⌒＼　.＼ 　 　 {:{〈zｪｪｪｪｯ’/　　　　　　　─┼-　　　
　 　 　 ヽ　 / ／ /　　　　　　 ヽ　　＼　 ＞ 　.i `ー--一’°　　　　　　　 α 　 .　　
　　　　　 .y′／ {　　　　　　━―-　　ヽ{(三　乂_＿＿,ノ　　　　　　　　　ノ　　 .　￣フ 　
　　 　 　 / ,〃　／　　　　　 -‐━━‐- 　 ミ:: {(三 / ｛　　　　　　　　　　　　　　　∠ニ、　
　　　　 ／{　　〃　　 ／　　　　　　 　　 三二ヽ三/三|　　　　　　　　　　　　　　　　o,ノ 　　.┼　　、　　
　　　 ./ 　 　 /　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 三二ﾆ＼三ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　i ヽ 　 　　,ﾍ
　　　/　 人 /　　 　 　 　 　 　 ........::::::::::::........ ‐━‐`ー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 α､　 　 　 i /
　　　 　 　 /ﾆニ二　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ━─　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !'
　　 　 　 ./ニニニ二二ﾆ　　　　　　　　　　　　　　　..........::::::::::::::　　　　　 　 ━───　　　　　　　　　 。
　　　　　 {ﾆニニ二二二ﾆ=
　　　　　 lニニニ二二ﾆ
　　　　　人ﾆﾆニニニ　　　　　　　　　　.......:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　 ＼ニニニ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::............................................................
　　　　　　　　＼二
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　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　 　　
　 　 　　　ｌノ ／,:' /,';;;}:　＼ヾノ　　　　　先生は悪うないんや！
　 　 　　ﾉﾉ シ_, ｡ｨ' li:.､ヒァ' ）ミ　 . 　　　
　 　　,,ﾉﾉメ ;ﾒ;;.;ﾒ（__人__）;.;;;⌒三 　　　　 おんなじ名前ばっかりなのが悪いんやで……
　　((ρ)彡　　 ,:' /,';;;}:.ヾ:.　　;ミ)δ) 　　
　 　 ~　ヾヾ　　　　' 　;!ﾞ'　 　ンﾐ~　　　　 　 （本作ではアウグスタとしたアウグストゥスの妻からしてリウィア）
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　　　


.

弁解は罪悪と知りたまえ！　　様
ttp://sir-zero.cocolog-nifty.com/blog/


　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿__／＾ｌ　　　　　色分けしたり、分かりにくいところに注釈をつけて下さるのが特徴です
　 　 　　　ｌノ　ノ　　i|l　　_ヾノ　　　　　合いの手や感想なんかも色分けして積極的に採用されているようです
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　　終わりに管理人様のコメントがあったりして作者冥利に尽きます
　　((ρ)彡　　　　　|r┬-|　　;ミ)δ) 　
　 　 ~　ヾヾ　　　 　`ー‐'　 ンﾐ~　　　　また賛否はともかく、色んな本やDVDを紹介して下さるのは
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　 歴史系好きな方はウエルカムな人が多いんじゃないでしょうか
　　　　　　《やるティウス》


　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　 　またそのチョイスもセンスが良くて
　 　 　　　ｌノ　ノ _　i|l　　_ヾノ　　　　　　マンガや最近の海外ドラマから
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　　　古典的名作映画『クォ・ヴァディス』
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　　　 世界の悪女シリーズのアグリッピナ
　　((ρ)彡　　　　　　　　　　;ミ)δ) 　　　カミュ作の『カリギュラ・誤解』といった戯曲まで幅広い！
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　 　
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　　最終話まで『この私クラウディウス』を温存してる辺りも憎いです！
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　　　


.

　　　　γ⌒）　)）＿,,_ ／＾ｌ　　γ⌒）　　　　
　　　（　Ｏ　)　⌒　　⌒ヾﾉ　　（　Ｏ　)　　　　早速近所のビデオ屋に『クォ・ヴァディス』を借りにいきました
　〃/　/ ｼ "（ ●）　（● ）ミ〃/　ノ　　　　　　本は読んだんですが映画は見てなかったんです
　　γ⌒）　三 ⌒（__人__）⌒三/γ⌒）　）　　
　（　Ｏ　) 彡　　　　　　　　　　;ミ（　Ｏ　)　
　（　 <　ヾ　　　　　　　　　 　ﾝ　ノ　ノ　　　　　ついでに気になる本も探してこよう！
　　＼　ヽ 　 　　　　　　　""　　　　　　　　　
　　　　　《やるティウス》



　 　　　　　　　!;;;;;;;;/　　　 ｀'ｰ-.､｣_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i 　
　 　　　　　　 ﾉ;;;;;;;;;!　　　<ﾆﾆ)　　 ￣￣￣￣￣￣i;;;;;;;;;;;;;;〈 　　『クォ・ヴァディス』→ＢＤのみ（近所のツ○ヤは）
　 　　　　　　_i;;;;;;;,r'　　　　　　　　　　 (ﾆﾆﾆ〉::::::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;i 　
　 　　　　　/rl;;;;;;r'　　 　 ..,,　　　　　　　..: ::: :::::::::／;;;;;;;;;;;;;;;;l 　　　『カリギュラ・誤解』→絶版
　 　　　　　l.l l;;;;;!　　 ,,-==‐..,　　　　..:::::::_,,:::::::::::::ヾ､;;;;;;;;;;;;;;l 　
　 　　　　　'l.ｌi;;;;!　　 ,-r―ｪ､　　　. : :::.,,-―-､::::::::::::i;;;;;;;;;;;;;l　 　　 『この私クラウディウス』→絶版
　 　　　　　 l.`;;i　　　`'ｰ='‐-',　　: :: :,_-ｪ―ｯ､`:::::::::::'i;;;;;;;;;ｽ 　
　 　　　　　 .l l;l　　　 `'ｰ=-'´　　 : :::::;;`'=='"ｰ':::::::::::::!;;;;;;/;;;} 　
　 　 　 　 　 ! i;!　　　　　　　　　 .: ::: :::`'==='"´::::::::::/;;;;;/;;/　　　
　 　　　　　　`i;!　　　　　　　　>>　 :: :::::::::::::':::::::::::::::::::/;;;;;/;;/ 　　　Not Found…………… 　
　 　　　　　　　!　　　　　　（,､　..::::::ヽ､:::::::::::::::::::::::::i;;;;;/;;/ 　 　
　 　　　　 　 　'l　　　 ,/´　　 ヽ-r'~`' 'l,::::::::::::::::::::::l;;;;i_,ﾉ 　　 　
　 　　　　　　　 l　　 ,/　　　　 l　:::::::::::::i､::::::::::::::::::l;;;l´ 　
　 　　　　　　　 ヽ　　 ,-―-,､_,__　　　 　〉:::::::::::::/／ 　
　 　　　　　　　 ∧　　　 `'ｰ===-`ー―::::::::::::::::::/ 　
　 　　　　　　　/( ヾ､　　　:: :::::::::::::::::::::::::::::::::::／,､ 　



　　　　　i^,＼　_＿,,＿__／＾ｌ　　　　　.　
　.　　 　 ｌノ　ノ　　i|l　　_ヾノ　　　　　 ..
　.　 　 ﾉﾉ シ"　　 　 　 　 ﾐ,,　　. 　　　
　　 .,,ﾉﾉメ　　.._ノ 　　 ヽ_ 　ミ,, 　　　　　　……いつものことです
　.((ρ)彡　三 （＿）|lil|（＿） )δ) 　　　
　.　~　ヾヾ　 　 .∩ノ ⊃　　／　　　　　
　　　　(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |　　　　　　　（古本はあるようです）
　　　　.＼　“　　／＿＿|　 |　　　　　　　
　　　　　　＼ ／＿＿＿ ／　　　　　　 　　　　　　　　　　
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　


.

【雑談】


　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　 エターとか怖かったので、短編を全部書きためてから投稿しましたが
　 　 　　　ｌノ　ノ _　i|l　　_ヾノ　　　　　確かに週一や月一だと、各話のコメントが厚く貰えていいですね……
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　　毎日だと前の日の話の感想とかあっても書きづらそうだし……
　　((ρ)彡　　U　　　　　　　;ミ)δ) 　
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　 しかし書き溜め抱えて週一投下とか逆に精神的にしんどそう
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　 頻繁に前のを書きなおすので、逐一投下って怖いんですよね
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　　 長期連載の作者さんの精神力パネェ　　　　　 　



　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　　　　あと不文律は本当によくわかりませんねぇ
　　　　　　ｌノ　ノu　i|l　　_ヾノ　　　　　　　
　　　　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　　　 まとめから来た人間なので荒れたり問題になったりというケースを
　　　,,ﾉﾉメ　三 　 （__人__） 　三 　　　　　 余り知らないから何をやっちゃいけないのかとかも今ひとつ……
　　((ρ)彡　ｕ　　　　　　　　;ミ)δ) 　　　
　　　　 ヾ　/⌒)⌒)⌒)　　 ﾝ/⌒)⌒)⌒)　　　あんまり他の人のスレに言及するのも良くないと聞くんですが
　　　　ノ　　|　/　/　/　　　(⌒) ./　/　/　　　実際どうなんでしょうね（おもいっきりやってますが）
　 　　´　　　 |　:::::::::::(⌒)　　ゝ　　::::::::::/　
　　　　　　ｌ　 |　　　　　ノ　　/　　）　　/　　　　まとめサイトさんの紹介のタイミングとかも分からんぬ
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　

.

【＞やらない夫の語りが好き】


　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　ありがとうございます！非常に嬉しかったです
　 　 　　　ｌノ　ノ _　i|l　_　ヾノ　　　　
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ⌒）　（⌒）ミ　 . 　　 　ところで、まとめサイトさんのコメント欄に
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　　「学生の頃に現国の教科書の朗読していたのを思い出した」
　　((ρ)彡　　　　　　　　　　;ミ)δ) 　 　というコメントがあったんですが
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　　　　　 ┌────────────────┐
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　　　　 │もしかして　：　蜘蛛の糸　杜子春　　　.│
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　 　 　 　 └────────────────┘




　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　　国語といえば本当に先の展開読んでるかの如きコメントはすごいですね
　 　 　　　ｌノ　ノ _　i|l　_　ヾノ　　　　　　国語の点は今ひとつだったので本当に羨ましい
　 　 　　ﾉﾉ シ"（ ●）　（●）ミ　 . 　　　
　 　　,,ﾉﾉメ　三 ⌒（__人__）⌒三 　　　　＞絶版、この私クラウディウス
　　((ρ)彡　　　　　　　　　　;ミ)δ) 　　
　 　 ~　ヾヾ　　　　　　　　 ンﾐ~　　　　　 電子書籍でもなんでもいいから絶版のを復活させて欲しい……
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　　あと「この私」読んでないのもあって、前半生は省きました
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ではこのへんで

.

>>820
ラテン語かじっただけの知識で言わせてもらうと、正式な名がLiviaでアダ名がLivillaだから
古典読みじゃリウィアかリウィッラが正解で、リウィッアなんて読み方はないんじゃないかと。

>>831

　 　 　 　 i^,＼　_＿,,＿_／ ＾ｌ　　　　 　　再度確認して来ました
　 　 　　　ｌノ ／,:' /,';;;}:　＼ヾノ　　　　　 　　皇帝伝：リウィラ
　 　 　　ﾉﾉ シ_, ｡ｨ' li:.､ヒァ' ）ミ　 . 　　　　　 年代記：リウィッラ
　 　　,,ﾉﾉメ ;ﾒ;;.;ﾒ（__人__）;.;;;⌒三 　　　　でした。何回も見たはずなのに思い込みって怖いですNE
　　((ρ)彡　　 ,:' /,';;;}:.ヾ:.　　;ミ)δ) 　　　
　 　 ~　ヾヾ　　　　' 　;!ﾞ'　 　ンﾐ~　　　　　ありがとうございました
　 　 　　　/　　"""""""" |　　　　　 　　
　 　 　　　《やるティウス》　　　　　 　　 （なお、祖母のアウグスタの方はちゃんとリウィアに）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（皇帝伝の表記のほうを見るに國原先生も混乱してる気も）