東レは9月28日、分子結合部がスライドする環動ポリマー構造を導入した「しなやかでタフなポリマー材料」を開発したと発表した。ポリマー材料は、一般的に、硬くすると脆くなり壊れやすくなるが、壊れにくくするために柔らかい材料を配合すると、強度が低下するという課題があり、高剛性と高靭性を兼ね備えた硬くても力を受け流す竹のような材料の開発が望まれていた。今回、同社は分子結合部がスライドするポリロタキサンの構造を