本記事では、新築マンションを購入したものの、隣人トラブルに頭を悩まされることになった女性からエピソードを伺いました。
◆憧れのエリアから、少し離れたエリアにマンションを購入
兵庫県に住む友里さん(仮名・30歳/会社員)は、夫(35歳/会社員)、息子(5歳)の3人家族。友里さんは、夫と一緒に数年前からマイホーム購入を計画していました。
最初は治安も良く、子どもの学区的にも評判がいい憧れのエリアでマンション購入を検討していました。
しかし、兵庫県の人気エリアにあるマンションは、かなり高額なものが多かったため手が出せませんでした。そこで、やや人気のエリアからは少し離れていて、なおかつ売れ残りの部屋がある物件を家族で見にいくことにしたそうです。
見学にいったマンションは、売れ残っていた部屋が100万円程度安くなっていました。スタッフの方からも、「他にも、購入を検討している人が何人かいる」「モデルハウスで、家具もそのまま残すのでお得に購入できる」などと言われ、友里さんの夫はすでにその気になっていたそうです。
友里さんも、「このエリアで、これ以上安いマンションを新築で買うのは難しいかも」と感じて、友里さん一家は勢いでマンションを購入することにしました。まさかこのマンション購入が、のちのちトラブルを招くことになるとは……。
◆マンションを購入するも、隣のベランダから
タバコの煙が……
マンションを購入して数日後、友里さんは両隣の部屋へ挨拶に行くことにしました。右隣の家族は、落ち着いた老夫婦で「子育てが終わったから、夫婦2人でマンションを購入した」という印象でした。
問題は、左隣の家族でした。左隣の家族へ挨拶に行くと、不機嫌そうなパーマ頭の女性が「ああ、どうも」と軽く会釈してきたそうです。こちらは手土産を持って挨拶に行ったというのに、左隣の家族は一切挨拶にも来なかったのだとか。
左隣に住む家族の問題は、挨拶する、挨拶しないだけでは終わりませんでした。なんと、洗濯物をベランダに干そうとすると、隣から
タバコの煙が流れてくるのです……。どうやら隣の家に住む男性は在宅ワークをしているらしく、昼間はベランダで
タバコを吸うのが日課のようでした。
ベランダで
タバコを吸われてしまうため、洗濯物が干せず結局、自宅の洗濯乾燥機で乾燥までしないといけません。住人に悩まされるのは、隣人だけではありませんでした。
いつも友里さんがエレベーターで一緒になる人で、表情に覇気がなくて幽霊のような表情の女性が1人いたのだとか。その女性は、髪も数日洗っていないような風貌で、ちょっと体臭もあったそう。友里さんが見る限り、どうやらその女性は1人でそのマンションを購入して、住んでいる印象でした。
働いているようにも見えなかったので、正直友里さんは「どうやって、女性1人でマンションを購入したんだろう?一体何者なの?」と、不思議で仕方なかったそうです。友里さんは、その女性と一緒になるのが嫌だったため、時にはエレベーターを使わないことも少なくありませんでした。
◆隣人、同じマンションの人に悩まされ、ストレスを抱えることに
マンションの近くには飲み屋も多かったせいか、
酔っ払いや水商売風の女性が大きな声を出して騒いでいたり、時には玄関の前にたむろしていることもしばしば。
忘年会・新年会シーズンのような時期になると、知らない男性がはだけた服の状態でそのまま寝ていたり、マンションの前に誰かが吐いた後がそのままになっていることも少なくなかったようです。