午前1時ごろ、北部エミリアロマーニャ(Emilia Romagna)州フェラーラ(Ferrara)近郊にある人口1万3000人の町ボンデーノ(Bondeno)で、危険な運転をしている車があるとの通報が
警察に寄せられた。
パトカーで現場に出動した警官は「運転手の生まれ年を確認して、非常に驚いた」という。
警察によると、モリナリさんは1920年生まれだった。「103歳だが今も車に乗り、友人に会うためにボンデーノまで運転できている」と述べたが、この日は夜間、暗闇で方向感覚を失い、道に迷ったとみられている。
また、モリナリさんの免許は2年前に失効していた。
イタリアでは80歳以上のドライバーは2年ごとの
健康診断と免許更新を義務付けられている。
モリナリさんは罰金を科された後、
警察に送られて帰宅した。だが、家でじっとしているつもりはないようだ。
モリナリさんはフェラーラの地元紙に、
イタリアのブランド「ベスパ(Vespa)」のスクーターを買うつもりだと語った。それまでは
自転車に乗って友人を訪ねるつもりだという。
ボンデーノ出身のフェラーラ市長、アラン・ファブリ(Alan Fabbri)氏は、モリナリさんの生き方を称賛。フェイスブックに「これほどの強さを内に秘めた人は滅多にいないし、私自身の老後に希望を与えてくれる!」と投稿した。
【
翻訳編集】AFPBB News
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