ウクライナのシャフタール・ドネツクからやってきたブラジル代表のフレッジ。ユナイテッドでは継続したプレイタイムを得ることに成功しており、昨季はリーグ戦28試合で4ゴール4アシストの数字を残した。しかしそれほど評価の高い選手ではなく、批判されることも多い。
デ・ヨングが加わる可能性が高い来季のユナイテッドでのキーマンはこのフレッジだろう。豊富な運動量を武器にピッチのいたるところに顔を出し、攻守両面で存在感を示す。攻撃面ではブラジル人らしいテクニックを生かして違いを見せる。ブラジル代表として日本戦に出場した際はレアル・マドリードのカゼミロと共に中盤を支配していた。
英『THE SPORTSMAN』では来季のプレミアリーグで活躍が期待される選手としてリヴァプールのルイス・ディアスやマンチェスター・シティのジャック・グリーリッシュと共にフレッジの名前が挙げられている。
英紙ではデ・ヨングの到着がフレッジのパフォーマンスをさらに向上させると主張している。これまでのフレッジの相方はスコット・マクトミネイだが、彼は中盤でバランスを取ることを得意としておらず、中盤でのフレッジとマクトミネイの役割が曖昧だった。だが、デ・ヨングはバランサーとして輝くことができ、フレッジはより前でのプレイに集中できる。これが英紙の考えである。しかしこれはデ・ヨングの守備強度次第であり、彼がプレミアの強度の適応できなければ再び昨季のような中盤問題に直面することになる。
エリック・テン・ハーグが指揮するユナイテッドで来季重要となりそうな中盤の構成。オランダ代表MFを獲得し、さらに守備的なMFを獲得するなら問題ないが、この選択は22-23シーズンに向けて重要なものとなりそうだ。