そんなイ・ガンインはリーガでのキャリアは通算41試合に出場し2得点を記録。ただ元の期待値に比べると、この結果ではまだまだ物足りない印象だ。同い年の久保建英の64試合4ゴールと比較してもまだまだやれる印象はあるだろう。
その中で推奨したいのがイングランドへの移籍だ。韓国人プレイヤーは欧州の中でもプレミアリーグで成功した例は多い。一番に挙がるのは、今季プレミアでキャリアハイとなる15得点を記録したソン・フンミンだ。UEFAチャンピオンズリーグ決勝の舞台も経験しており、トッテナムと韓国代表のエースとして君臨している。過去にはマンチェスター・ユナイテッドでプレミアやCLを制覇したパク・チソンや、スウォンジー・シティなどでプレイし、現在は国内復帰しているキ・ソンヨンらが挙がる。球際での激しいプレッシングやフィジカルコンタクトが多いイングランドは、フィジカルの強さや闘志を出して戦う韓国の選手に向いているのかもしれない。
さらにスペインメディア『sportaragon』によると、ウォルバーハンプトンへ移籍の噂が浮上している。バレンシアがウルブズからウエスカにレンタル移籍中のラファエル・ミルを獲得するために、トレード案としてイ・ガンインの名前が出ているようだ。状況としては放出されるような形ではあるが、プレミアへの挑戦はチャンスにも捉えられる。
イ・ガンインは足元の技術やパスの精度に長けており、激しいプレイなども含めてイングランド向きだ。韓国の将来を期待されている逸材の来季の動向にも注目が集まる。