記事は、コロナの感染が拡大する前に夏休みを日本で過ごした
中国人親子の話を紹介している。この親子は、日本の子どもの夏休みの過ごし方に衝撃を受けたようだ。
中国の子どもの夏休みは塾や習い事三昧で、用事がなければ家でひたすら宿題をするのに対し、「日本の子どもは自由だ」と紹介。絵画教室に通って好きに絵を描いたり、工場などを見学したりと自由で、「学校では学べないことを学んでいる」と感心している。
学校の授業も
中国とは違うという。日本の学校は体育の授業などを通して運動を重視していると指摘。もともと体育の授業数が少ないうえに、他の授業に遅れがあるとすぐ体育がほかに振り替えられる
中国とは大きな違いだ。さらに日本では生活科の授業では生活力を身につけさせていると紹介。米を作る体験をさせる学校もあり、知識を詰め込むばかりが教育ではないと伝えている。
また、「無理強いしない」のも日本の教育の特徴だと分析。
中国では子どもに選択肢はなく、親や教師に無理やり勉強や習い事をさせられているのが現状だが、「日本の親は子どもの自主性を重んじている」と称賛した。ただし、やり始めたら途中で放り出させないとも紹介、
中国の親とは厳しくするところが違うと指摘している。
学ぶことには、学力だけでなく、様々なものや人に接して視野を広げ、人格を育むことも関係しているのではないだろうか。
中国の子どもたちは、学校と塾、宿題で睡眠不足になっていると問題視されている。子どもの自主性を重んじ、より自由な日本の教育を参考にできるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)