ASUSことASUSTeK Computerは、大きめのトレードショウなどがあると、それに合わせて新製品を投入してくることが多いが、現在ラスベガスで開催中のCESでもプレスカンファレンスを開催し、スマートフォンやパソコンなどの新製品を発表した。

この発表群の中で日本で昨年秋に発売した3-in-1パソコンの「TransBook Trio」の派生商品、または後継機とも言える「Transformer Book Duet」は、2-in-1のひとつの進化形として非常に興味深いといえる。

基本的には液晶部分と本体部分が取り外せるクラムシェル型のデタッチャブルノートパソコンであり、キーボード部分はボタン1つで簡単に取り外せるようになっている。これだけだと単なるデタッチャブルノートでしかないが、さらにボタン1つでWindowsとAndroidを切り替えられる仕組みになっているのだ。



「Transformer Book Duet(TD300)」の主要機能は全て液晶側に搭載されており、Windows PCとしての基本機能はタブレット状態でもそのまま利用できる。キーボード部分にはHDDと各種インターフェイスが搭載されており、合体させると見た目はノートパソコンそのものになる。役割としてはキーボード部分はポートリプリケーターのような役割になる。





液晶サイズは13.3型で1920×1080ドット(フルHD)か1366×768ドットのモデルが用意される。CPUはインテルの第4世代CoreファミリーでCore i3/i5/i7のいずれか。ストレージはタブレット側に64GBか128GBのSSD、キーボード側には320GB、500GB、750GB、1TBのHDDを搭載可能だ。タブレット部分の厚みは12mm、キーボード側は16mmで総重量は1.9kgとなる。価格は599ドルなので6万円程度からとなる。

デザイン自体は従来モデルとほとんど同じで、2-in-1製品としては厚く、重量もそれなりにある。しかし、どんな場面でもWindowsとAndroidが簡単に切り替えられるので、PCとタブレット、OSを1台のデバイスで利用したい人には便利だろう。

これ以外の要注目製品は、昨年暮れあたりからWindowsタブレットのメインストリームになりそうな8インチ液晶を搭載するWindowsタブレットに参入することになる「VivoTab Note 8」も発表されている。

こちらは、アナウンスされただけで、プレスカンファレンス会場では実機の展示がなかった。価格なども含めて未発表ながら、重量は380gでワコムのデジタイザーに対応し、ペン入力機能を強化したモデルになるようだ。実機を見るのが楽しみだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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