《Attention Please!! この記事は楽しみと勉強のために日本語訳されたものです。公式のものではないので、前触れなく削除する可能性がございます。なにとぞご了承ください。》



Kirby, Kirby, Kirby!
That’s a name you should know!
Kirby, Kirby, Kirby!
He’s the star of the show!
カービィ、カービィ、カービィ!
あいつの名前を覚えとかなきゃ
カービィ、カービィ、カービィ!
このアニメの「スター」だよ!
He's more than you think!
He's got maximum pink!
Kirby, Kirby, Kirby's the one!
あの子意外とやるもんだね
あの子「マキシマム(最高)」にピンク色
カービィ、カービィ、あのカービィだよ!*1

He comes right back at ya!
He comes right back at ya!
Give it all that you've got!
Take your very best shot!
He'll send it right back at ya for sure, yeah!
すぐに君のところに帰ってくるよ*2
もうすぐ君のとこへ帰ってくるよ
ありったけの力を込めてかかっていけ3
全力をぶつけるんだよ*4
カービィはきっと全力でやり返してくるからさ!

N.M.E Salesman:ホーリーナイトメア社カスタマーサービス
"How can I help you, King Dedede?"
「なんの御用でしょうか、デデデ陛下?」

Dedede:デデデ
"I need a monster to clobber that there Kirby!”
「あのカービィめをボッコボコにやっつける魔獣が必要だゾイ!」

N.M.E.  Salesman:ホーリーナイトメア社カスタマーサービス
"That's what we do best at N.M.E. !"
「我がホーリーナイトメア社で最善を尽くさせていただきますとも!」

Escargoon:エスカルゴン
“You'd better get it with a money back guarantee!!"
「返金保証付きのにした方がいいでゲスよ!」

Oh, Kirby, Kirby, Kirby, saving the day!
Kirby, Kirby, Kirby, he's here to stay!
ああカービィ、カービィ、カービィ、助けてよ!*5
カービィ、カービィ、カービィならここだよ!

Don't be fooled by his size!
You won't believe your eyes!
そのちびっこさに惑わされるなよ
きっと自分の目が信じられなくなるよ

Kirby! (Kirby!)
Kirby! (Kirby!)
Kirby! (Kirby!)
Kirby, Kirby, Kirby’s the one!
Right back at ya!
カービィ!(カービィ!)
カービィ!(カービィ!)
カービィ!(カービィ!)
カービィ、カービィ、あのカービィだよ!
そして君もね!

YEAH!!

*1 the oneは「例の奴」「あの(有名な)あれ」的な意味。

*2 単に「Right Back」だと普通「すぐに戻ってくる」という意味になるが(「先週放送されていたものが今週もやるよ」という意味もあるかも)、「Right Back At Ya(You)」は(何かを言われたときに)「あなたもね!」「お互い様!」という意味で使うことがある。
やられたらやり返す!倍返しだ!

カービィのゲームシリーズは「プレイしている人がヒーローの気分になれるように」ということを意識して制作されているそうなので、「テレビを見ている君もカービィと同じ『星の戦士』なんだよ」という意味が込められているかもしれない。


*3 「Give it all that you've got!」は「全力でかかってこい!」的な言葉。「がんばれ!」という意味を含むこともある。

*4 take your very best shot(最高の一撃を放て)=やれるだけやってみろ、全力を尽くせの意。状況次第では皮肉になることも。


 

*4 save the day(その日を救う)で、「危機一髪で切り抜ける」「危ないところを救われる」という言い回しで、キッズ向けスーパーヒーロー・ヒロインものにはつきもののセリフ。パワーパフガールズとか。


text & tune: Ralph Schuckett(1948 – 2021) , Manny Corallo, Wayne Sharpe, John VanTongeren, Louis Cortelezzi, Rusty Andrews, Peter Scaturro, Norman J. Grossfeld, Anne Pope, Liz Magro, John Sands, John Siegler, and Jonathan Lattif

日本語版では前期OP・前後期ED及び本編にて、アキラさんこと宮川彬良氏による楽曲が提供されているが、全米版では独自のもの(放送を担当したFOX社の4kids TVオリジナルもしくは一部流用)に差し替えられている。なぜに。まあこれはこれでカッコよくて楽しいけど。歌詞に気持ち日本語版の名残を感じる。


名を連ねているRalph Schuckett氏はカービィ以外でもアニメ『ソニックX』や映画『ミュウツーの逆襲』の全米版音楽を手掛けていた。



およそ非教育的(考えようによっては教育的かもしれない)なエピソードやクレイジーなセリフがちょくちょくあり、リマスター版コンプリートBOXが出た際には「現代の社会通念や今日の人権意識に照らして不適切と思われる表現が」云々のコメントが追加された。現代から見ると、というより当時からすでに英語圏においてキッズ向けには不適切と認定されたシーンはあちこちカットされていた。また、セリフもかなり改変されており、原作通りでないセリフを喋っていることがしばしばある。ホーリーナイトメア社は英語版では「N.M.E(おそらくナイトメア・エンタープライズのイニシャル)」と呼ばれており、つなげると「エネミー」と読める。

なんなら第32話『歯なしにならないハナシ』は「歯医者に対する恐怖心を植え付ける」という理由で丸ごと欠番にされた。まあ実際見かけは不気味だが(麻酔なしとはいえ)無料で歯を治療してくれるだけの善良な魔獣を空のかなたにぶっとばしてたし。歯ぁ磨けよ~。
コンプリートBOXで各国語音声の切り替えをつけられなかった理由はこれなんだろうな…

さすがに当時の音源は見つからなかったので、Mr Doovesバージョンで。(特に土曜朝に放映されていた)キッズ向け番組やゲームの曲を全部俺アカペラでカバーしているので有名だが、どれもおすすめだぞ!

収録アルバム:Saturday Morning Acapella, Vol. 7


星のカービィ サントラ
シャンチー
カービィレコード
2001-12-08








おまけ:伝説の神回(?)として人気の高い第49話『新番組 星のデデデ』では、劇中歌としてこの歌のデデデバージョンが登場。
もともとのあらすじが、デデデ大王が格安でアニメを制作して全宇宙に放送して丸儲けを企むが、ド素人ばかりが集まったグダグダ行き当たりばったり制作の結果、とびっきりのクソアニメができてしまい…というキッズ向けとは思えないアレなお話。
日本語版では前期OPのカービィをデデデに入れ替えたアニメーションになっていたが、英語版ではデデデの色んなシーンを編集したものとなっている。マッチョ・オブ・デデデおるやん。
放送されてから20年以上たった現在に至るまでこのエピソードのインパクトは尾をひいており、ゲーム内でも『ロボボプラネット』および『スターアライズ』でセルフパロディされた。








リスボックリ (ガムコミックス)
大川 ぶくぶ
ワニブックス
2017-02-25


おまけのおかわり:海外のファンの合作による、『新番組 星のデデデ』のまるっとパロディ。
色んなアニメ(具体的にはスポンジボブやボブネミミッミなど)の画風パロディはおろか、クレイアニメからフェルト人形まで、数秒単位で目まぐるしく変化しており、原作以上に色々カオス。混ぜるな危険。


トッコリがちょくちょく緑色になっている。
当初はピッチがトッコリの立ち位置として構想されていた…という説をどっかで読んだのだが、確実なソースは見当たらなかった。



メタナイトのセリフが原作だと「ぶっつけ本番でアフレコとは正気の沙汰ではない(呆れ)」だったのが、英語版だと「I'm nervous...I've never acted before(緊張するな…わたしは演技をしたことが無いのだ)」になっている。まんざらでもなさそうでちょっと笑える。



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