GoogleがAndroid 17 Beta 1をリリース!Pixel 6以降で利用可能に

Googleは13日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けプラットフォーム「Android」の次期バージョン「Android 17(開発コード名:Cinnamon Bun)」( https://developer.android.com/about/versions/17 )における一般向けベータ版「Android 17 Beta 1」を公開したとお知らせしています。

すでに同社が展開する「Pixel」ブランドの「Pixel 6」および「Pixel 6 Pro」以降のスマートフォン(スマホ)やタブレット「Pixel Tablet」にて「Android Beta Program」( https://g.co/androidbeta )からネットワーク経由によるソフトウェア更新(OTA)で導入できるほか、ファクトリーイメージやOTAイメージも配信開始されています。なお、Android 17 Betaについてはこれまで通りにPixelスマホ以外の他のメーカーの製品についても今後順次、各メーカーから提供される見込みです。

Android 17 Beta 1はビルド番号がPixel 6およびPixel 6 Pro、Pixel 6a、Pixel 7、Pixel 7 Proが「CP21.260116.011.A1」、それ以外が「CP21.260116.011.B1」で、Androidセキュリティーパッチレベルが「2026-01-05」となっています。またGoogle Play servicesも「25.47.33」となっているほか、APIレベルも「API Level 37」となりました。またPixel製品以外でもAndroidエミュレーターでも試せ、エミュレーターではx86(64bit)およびARM(v8-A)がサポートされています。

同社では昨年のAndroid 16から早めにリリースしてその年の後半に新たなAPIと機能を含むSDKを追加するマイナーバージョンアップを行うようにしており、今年も2026年第2四半期(Q2:4〜6月)にAndroid 17がリリースされ、2026年第4四半期(Q4:10〜12月)にマイナーバージョンアップをリリースする予定となっています。なお、以前はベータ版の前に開発者向けプレビュー版(Developer Preview)をリリースしていましたが、Androidではアルファ版として先行してリリースされるAndroid Canaryを提供開始しており、こちらに置き換えられています。

Android Canaryでは内部テストに合格するとすぐに導入されるため、四半期ごとのリリースを待たずに新しいAPIと機能を試せ、早期のテストによって新しいAPIと機能の変更が加わり、最終版に近づいたより洗練され、安定性の高いベータ版の体験が実現しているほか、ベータ版と同じようにネットワーク経由によるソフトウェア更新が提供されており、独立したアップデートチャネルとしてCIワークフローとの統合が容易で、今後の潜在的な変更に関する即時フィードバックを提供する最も早い機会が提供されるといったメリットがあります。

02

Android 17は現在の最新バージョンの「Android 16」の次のメジャーアップデートとなる予定のバージョンで、Googleでは2024年に正式版をリリースしたAndroid 15までは基本的に新しいAPIとSDKを伴う1年に1回のペースでメジャーアップデートを実施してきましたが、前述通りに昨年からSDKのリリースをより頻繁に行うことが明らかにされ、2025年は新しいAPIを備えたメジャーリリースとなるAndroid 16の正式版が2025年6月にリリースされ、追加のAPIや機能を含むマイナーリリースを2025年12月にリリースしました。

今年も同様に2026年Q2にAndroid 17の正式版がリリースされ、2026年Q4にマイナーリリースがリリースされる予定です。Android 17(API Level 37)ではアダプティブ ロードマップの次のフェーズに移行し、大画面機種(sw>600dp)での方向とサイズ変更の制限に関する開発者のオプトアウトが削除され、アプリがSDK 37をターゲットとする場合に適応性を備えていなければならず、例えば、タブレットでのマルチタスクやウィンドウなどの使用などで無駄なスペースを埋め、姿勢を尊重することが期待されます。

03
Android 17のベータ版および正式版の主なリリーススケジュール


04
Android 17の後に今年後半にはマイナーリリースも実施される見込み

これらの変更は大画面機種に特有のものであり、sw>600dp未満の画面(従来のスレート型スマホを含む)の機種には適用されず、android:appCategoryフラグに基づいてゲームに分類されるアプリはこれらの制限の対象外となります。また引き続いて利用者が制御権を持っていることも重要で、システムのアスペクト比設定を通じてアプリのデフォルトの動作を明示的に有効・無効にすることができます。

またフォルダブルスマホなどの横向き画面やマルチウィンドウ、接続されたディスプレイなどではアスペクト比の計算で問題があってカメラのプレビュー画面が引き伸ばされたり、回転したり、切り取られたりすることがありますが、この問題はアプリがカメラの機能(アスペクト比やセンサーの向きなど)と機能(製品の向きと実際の向きなど)の間に固定された関係を前提としているため、大画面製品で良く発生するため、カメラのプレビュー画面がウィンドウのサイズや方向に正しく適応するようにするには次の4つの解決策を検討してください。

(1)Jetpack CameraX(推奨)
(2)カメラビューファインダー
(3)Camera2の手動実装
(4)インテントを使用して基本的なカメラアクションを実行する

05

その他、Android 17では以下のような新機能が追加されるということです。またAndroid 17のベータ版は開発者がAndroid 17に対応させるために導入するほか、新たにAndroid 17を早期に試したい人も導入して新機能などを体験でき、さまざまな変更が行われているため、それらの影響を完全に把握するには多くの人からフィードバックが不可欠だとし、Googleでは試した人はフォードバックを送るように要望しています。一方、開発者はAndroid 17で最高の開発体験を実現するには「Android Studio(Panda)」の最新プレビュー版の利用が推奨されています。Android Studio(Panda)の導入した場合には以下の点にご注意ください。

・新しいSDKに対してコンパイルしてCI環境でテストし、フィードバックページのトラッカーで問題を報告してください。
・現在のアプリの互換性をテストしてアプリがAndroid 17の変更によって影響を受けるかどうかを確認し、Android 17を実行している端末またはエミュレータにアプリをインストールして徹底的にテストしてください。



記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
Android 17 関連記事一覧 - S-MAX
Android Developers Blog: The First Beta of Android 17
Android Developers Blog: Prepare your app for the resizability and orientation changes in Android 17
Android 17| Android Developers
このエントリーをはてなブックマークに追加

タグ :