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| IIJが1枚のSIMで日本国内の2キャリアに接続可能な「マルチプロファイルSIM2.0」を開発! |
インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は28日、1枚のSIMカードでNTTドコモおよびKDDIの日本国内の移動体通信事業者(MNO)に接続可能な「マルチプロファイルSIM2.0」を開発したと発表しています。すでにPoC(概念実証)を通じてモバイル回線冗長の動作確認を完了しており、2025年度中に商用サービスとしてソリューションを提供開始を予定しているということです。
同社ではこれまでに2022年に1枚のSIMカードに2つの通信プロファイルを格納した「マルチプロファイルSIM」を開発していましたが、今回は新たに具体的にNTTドコモとKDDIという2つのMNO(以下、キャリア)に接続可能なマルチプロファイルSIM2.0を開発したことによって通信網の障害時のモバイル回線冗長をはじめ、エリアの電波強度や回線状況に応じて柔軟に通信ネットワークを切り替えることができるため、通信の信頼性向上を実現するとのことです。
また片系の通信がローミング型である従来のマルチプロファイルSIMと異なり、両系とも日本国内の主要MNOによるモバイル回線を利用するため、どちらで通信を行ってもコストを抑えることができ、より多くのシーンで活用できます。さらに商用サービスとして提供に加え、要望の多い閉域接続機能についても検討し、信頼性と安全性を併せ持つサービスとして開発を進めていくとしています。
なお、マルチプロファイルSIM2.0は2025年10月15日(水)から17日(金)に開催される「ものづくりフェア2025」および10月24日(金)から25日(土)に開催される「産業フェア in 信州2025」のIIJブースにおいて展示するとのこと。その他、同社は同社では1つのSIMで日本国内の2つ通信事業者のプロファイルを任意に切り替えて利用可能な技術は特許出願中だとしています。
近年発生したモバイル通信網の大規模障害をきっかけに電子決済や社会インフラなどのサービス用途のIoT機器における通信の信頼性が重要視され、通信キャリアの冗長化による可用性の確保が求められており、IIJでは1枚のSIMに2つの通信プロファイルを格納したマルチプロファイルSIMを2022年に開発し、単一のSIMスロットしか持たないIoT機器でもハードウェアの再設計をすることなく通信の冗長化が実現できることからさまざまな業種に採用されているということです。
一方でマルチプロファイルSIMでは切り替え時にローミング回線を使用するため、大容量通信が発生するケースにおいてはコストが膨らみ、導入の障壁となる場合がありました。これを受けて新たにローミングを使用せず、日本国内の主要な2つのMNOの通信プロファイルを利用できるマルチプロファイルSIM2.0を開発したということです。これにより、ローミングを用いることなくNTTドコモとKDDIのモバイルネットワークに直接接続することができるため、大容量通信の際でもいずれの通信プロファイルでもコストを抑制して安定した通信を行うことが可能となります。
また切り替えプログラムを用いることによってエリアごとに最適なネットワークの通信プロファイルに切り替えることができるとのこと。これにより、通信網障害の際の冗長性確保だけでなく、広域で展開するIoTサービスなどで特定のキャリアの電波が届かないエリアでの代替通信が必要なケースやエリアを移動して利用するケースでも活用することが可能となります。
IIJ
2020-12-22
記事執筆:memn0ck
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