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| エイスースの新フラッグシップスマホ「Zenfone 12 Ultra」を写真や動画を交えてレビュー! |
既報通り、ASUS JAPAN(以下、エイスース)は28日、最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Zenfone 12 Ultra(型番:AI2501_H)」(ASUSTeK Computer製)を2025年5月30日(金)に発売すると発表しました。すでに発売に先立って5月28日(水)11時より予約販売を開始しており、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格では内蔵メモリー(RAM)および内蔵ストレージの違いによって12GB RAM+256GBストレージモデルが149,800円、16GB RAM+512GBストレージモデルが169,800円となっています。
販路は公式Webショップ「ASUS Store」や「ASUS Store 楽天市場店」、Amazon.co.jpやエディオン、コジマ、Joshin、ソフマップ、ノジマ、ひかりTVショッピング、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラといった量販店やECサイトのほか、一部の仮想移動体通信事業者(MVNO)にて販売されるとのこと。
またASUS StoreではZenfone 12 Ultraの発売を記念して3つの購入者特典が用意され、まずは送料無料、次に専用ケース「Zenfone 12 Ultra RhinoShield SolidSuit Case(magnetic ring version)」をプレゼント、そして最後にZenfone 12 Ultraと同時購入で対象アクセサリーが15%OFFとなっています。Zenfone 12 Ultraは日本ではオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)として販売され、本体色はどちらのモデルもセージグリーンおよびエボニーブラック、サクラホワイトの3色展開となっています。
なお、先に発売されたゲーミングスマホ「ROG Phone 9」シリーズとベースは同じで主な仕様は共通となっており、同様に防水・防塵(IP68)やおサイフケータイ(FeliCa)に対応しています。本記事ではASUS JAPANより先行してZenfone 12 Ultraの製品版をお貸し出しいただき、実際に試用してみたので、実機を用いて外観や同梱品、基本機能、ベンチマークなどを写真や動画を交えて紹介したいと思います。
Zenfone 12 UltraはASUSが展開しているZenfoneブランドにおける新しいフラッグシップスマホで、昨年発売された前機種「Zenfone Zenfone 11 Ultra」に続いて“Ultra”を冠する大画面スマホとなっており、新たにチップセット(SoC)には3nmプロセス(TSMC N3E)で製造されたQualcomm製「Snapdragon 8 Elite Mobile Platform(型番:SM8750-AB)」(オクタコアCPU「4.32GHz Oryon V2 Phoenix Lコア×2+3.56GHz Oryon V2 Phoenix Mコア×6」、ドデカコアGPU「1.2GHz Adreno 830」)を搭載して高性能化しています。
またZenfone 11 Ultraがゲーミングスマホ「ROG Phone 8」シリーズとベースが同じだったのと同様にZenfone 12 Ultraもベースは「ROG Phone 9」シリーズと共通となっており、急速充電「Quick Charge 5.0」や「PD3.0」(最大65W)、Qi(Version 1.3)に準拠したワイヤレス充電(最大15W)、防水・防塵(IP68)などに対応しているほか、画面はCorning製の強化ガラス「Gorilla Glass Victus 2」で覆われていています。ただし、ゲーミング的な背面が光るなどの要素は省かれ、その分だけ薄型・軽量化され、サイズは約163.8×77.0×8.9mm、質量は約220gとなっています。
パッケージ(箱)はZenfone 11 Ultraなどと同様にグレーを基調としており、上面には「ASUS Zenfone 12 Ultra」とASUSの30周年を記念した新しいロゴ「Aモノグラム」が記載され、側面や背面に製品製造番号や本体色、型番などが記載されています。なお、今回紹介するのは新色のセージグリーンで、上位モデルの16GB RAM+512GBストレージです。箱を開けると、まずは保護ケースや説明書などの紙類が収納されたスリーブケースが現れ、スリーブケースの下にZenfone 12 Ultraの本体があり、さらにその下にUSBケーブルが収納されています。
本体は半透明な保護フィルムに包まれているため、フィルムを取り外したら本体右側面にある電源キーを長押しして電源をオンにして初期設定を行って使い始めます。なお、Zenfone 10ではACアダプターが付属していましたが、Zenfone 12 UltraではZenfone 11 Ultraに続いて付属していないため、別途購入が必要なほか、画面保護フィルムも付属していないため、画面が傷つくのが気になる人はできれば事前に画面保護フィルムを購入しておいたほうが良いでしょう。

Zenfone 12 Ultraのセージグリーンの背面。最近のZenfoneにはありがちな薄めの渋めな色合いで、少しグレーがかったスモーキーな緑色といった印象。なお、IMEIなどが記載されたシールは簡単に剥がせます
外観はZenfone 11 Ultraを継承しており、引き続いて独自開発されたテクスチャー処理されたマット仕上げの表面素材のおかげで手触りが非常に良く、非常にタフで快適でありながらグリップ力がある上、指紋や傷が付きにくくなっており、Zenfone 11 Ultraは側面のフレームが各色ともにブラックで統一され、正面から見た場合にどの色も変わらなかったものの、Zenfone 11 Ultraでは若干だけ各色ごとのフレームの色が最縁として伺えるようになっています。
一方、背面にZenfone 11 Ultraでは本体をはみ出す大きさで鏡面仕上げでAモノグラムが描かれていましたが、Zenfone 12 Ultraではリアカメラモジュールのところに小さくAモノグラムマークが描かれるのみとなりました。代わりに背面の中央に横位置で「ASUS Zenfone」と記載され、さらにZenfone 11 Ultraではリアカメラモジュールが各色ともに黒でしたが、Zenfone 12 Ultraではリアカメラモジュール部分も背面パネルの色と合わせられています。
画面は上部中央にパンチホールが配置されたアスペクト比9:20の縦長な約6.78インチFHD+(1080×2400ドット)LTPO Flexible AMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載し、パネルはSamsung Display製「E6」を採用しており、可変リフレッシュレート1〜120Hz(ゲーミング時のみ最大144Hz)や明るさ最大2500nits、DCI-P3 107.37%、sRGB 145.65%、NTSC 103.16%、ΔE<1、HDR10+、Amazon HDR、Youtube HDRをサポートしており、パンチホール部分には倍率を1倍と0.7倍に切り替え可能な約3200万画素CMOS(1/3.2型、1画素0.7μm、RGBW、4in1)+広角レンズ(F2.5、画角90°、焦点距離22mm相当)のフロントカメラが内蔵されています。
また顔認証に対応しているほか、生体認証として画面内指紋センサーも搭載しています。背面パネルはマット仕上げのガラス素材となっており、側面などのフレームは100%リサイクルアルミニウム素材が用いられ、本体色の各カラーは世界のさまざまな庭園からインスピレーションを得たとし、エボニーブラックは力強いカキノキの黒檀にインスピレーションを得て時を経て洗練されてきた強さと贅沢さを象徴し、サクラホワイトは純粋さと気高さを反映した繊細なピンクによって優雅さと春の再生を祝う桜をイメージしており、セージグリーンは生命や成長、調和を象徴して自然とテクノロジー、そしてライフスタイルを完璧に融合したカラーリングとなっているとのこと。

Zenfone 12 Ultraのリアカメラモジュール部分。なお、FeliCaやNFC Type A/Bの検出エリアとなるおサイフケータイマークはなく、リアカメラモジュールの下側が検出エリアとなっています
リアカメラは以下のトリプルカメラで、メインカメラは新たにSony製センサー「Lytia 700」を採用してロスレス2倍ズームに対応したほか、画作りのためのカラーモード「Photo Vibe」を搭載し、さらにZenfone 9より引き継いでいる6軸ジンバルを搭載しており、前機種のZenfone 11 Ultraよりも光学手ブレ補正(OIS)の角度が3°から5°になって66%も手ブレ補正が強化された「6-Axis Hybrid Gimbal Stabilizer 4.0」に対応しており、写真や動画の撮影が手ブレや被写体ブレのない状態を維持できるため、手軽にプロ品質の撮影を簡単に撮影できるようになります。
・約5000万画素CMOS(1/1.56型、1画素1.0μm、2x2 OCL PDAF、4in1)+広角レンズ(F1.9、焦点距離23.8mm相当、6軸シンバル、OIS)
・約1300万画素CMOS(1/3.0型、1画素1.12μm)+超広角レンズ(F2.2、焦点距離12.7mm、画角120°)
・約3200万画素CMOS(1/3.2型、1画素0.7μm、PDAF)+望遠レンズ(F2.4、焦点距離65.3mm相当、光学3倍ズーム、ハイパークラリティ10倍ズーム、デジタル30倍ズーム、OIS)
さらにAIを利用したカメラ撮影機能「AI Photography」が強化され、AIで被写体をリアルタイムで認識して被写体をメインにした動画が簡単に撮影ができる「AIトラッキング」機能のほか、AIで複数の被写体をリアルタイムで認識して映画のような動画が撮影できる「AIポートレート動画」、背景を流してスピード感や躍動感のある写真撮影が可能な「AI流し撮り」や「AIオブジェクトセンス」、「AIハイパークラリティ」、「AIボイスクラリティ」、「AI消しゴム」、「AIピンボケ補正」、「AIナイトビジョン」などといった機能が利用できるとのこと。

Zenfone 12 Ultraの上下側面。上側にはサブマイクと外部スピーカー、3.5mmイヤホンマイク端子、下側には通話用メインマイクとnanoSIMカード(4FF)カードスロット、USB Type-C端子(USB 2.0)、外部スピーカーが配置。Zenfone 11 Ultraと同様にROG Phoneシリーズとベースが同じである影響からUSB Type-C端子が中央ではなく端に寄っているのが特徴に
音響面ではDiracによってチューニングされたデュアルステレオスピーカーを搭載するほか、デュアルマイクによるノイズ除去技術「ASUS Noise Reduction Technology」やOZO Audioによる3D録音技術「3D surround-sound recording」に対応し、ハイレゾ音源も利用可能で、3.5mmイヤホンマイク端子も搭載しています。また外部接続・充電端子はUSB Type-C端子(USB 2.0)となっており、同梱品にはACアダプターは付属していませんが、USB Type-Cケーブル(C to C)やSIM取り出しピン、専用ケース、簡易説明書などの紙類が付属しています。バッテリー容量は5500mAと大容量となっており、連続使用時間は最大26時間となっているとのこと。
その他の仕様ではWi-Fi 7に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4および5、6GHz)の無線LAN、Wi-Fi Direct、Bluetooth 5.4、NFC、位置情報取得(トリプルバンドA-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS、NavIC)、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、電子コンパスなど。なお、RAMはLPDDR5X、内蔵ストレージはUFS4.0となっているとのこと。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが2つに加えてeSIMにも対応しており、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)をサポートし、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通りとなっています。
5G NR (SA&NSA): n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n18, n20, n25, n26, n28, n38, n40, n41, n48, n66, n77, n78, n79
4G LTE(FDD&TDD): Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 42, 43, 48, 66
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz

Android 15ベースのZenUI 12ではZenUI 11から最近流行りの通知とクイック設定パネルが分かれているタイプとなっており、上辺の左側半分を下にスワイプで通知、右半分を下にスワイプでクイック設定パネルが表示されます。ただし、他社にあるような通知とクイック設定パネルを左右のスワイプで切り替える操作には対応していません
またZenfone 11 Ultraに続いてさまざまな機能においてAIが導入され、例えば、音声通話をリアルタイムでテキスト化して翻訳してくれる「AI通話翻訳」や録音中やすでに録音してある既存の音声ファイルから「レコーダー」アプリを使ってリアルタイムの文字起こしができる「AI文字起こし」、6つの異なるスタイルに基づいてパーソナライズされた壁紙を簡単に作成できる「AI壁紙」、Web記事やファイルの内容などを瞬時に要約してくれる「AI記事の要約」や「AIドキュメントの要約」などが利用できるようになっているということです。OSはAndroid 15をベースにした独自ユーザーインターフェース「ZenUI」がプリインストール。

音量調節バーとアプリ一覧(ドロワー)。プリインストールされているアプリではおサイフケータイ アプリやおサイフケータイ 設定アプリ、おサイフケータイ Webプラグインセットアップ、Google ドライブ、Device configuration、ebookjapan、Facebook、Google TV、Instagram、Messenger、NePLAYER for ASUSあたりがアンインストールが可能

設定の「ストレージ」と「システム」→「認証」の画面。初期設定直後では23GBほど使っており、残りは489GBほどとなっており、microSDカードなどの外部ストレージスロットはないのでうまくクラウドストレージなどを利用したいところ。なお、日本向けの認証は電波法に基づく工事設計認証(R)が「020-240371」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(T)が「ADF240109020」

標準カメラアプリのファインダー画面。モードは「写真」の他に「動画」や「ポートレート動画」、「AIトラッキング」、「ポートレート」、「AI流し撮り」、「PROモード」、「夜景」、「パノラマ」、「ライトトレイル」、「PROビデオ」、「スローモーション」、「タイムラプス」が用意。右は簡易設定画面で、この歯車ボタンから詳細な設定が行えます

ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」の結果。左がハイパフォーマンスモードこと、システムモードの「高性能」でスコアは275万6682、右が一般的な使い方で使用する際におススメなモードの「ダイナミック」でスコアが231万5854に。各項目を比べると、高性能では主にGPUが劇的に向上する模様

左がシステムモードの変更画面で、クイック設定パネルなどから行え、右が高性能モードで行ったベンチマークアプリ「3DMark」のWild Life Extremeの結果。スコアは5172で、フレームレートは30.97fps
最後にざっくりと箱を開けて同梱品や外観、基本機能、ベンチマークなどを動画で紹介しておきます。Zenfone 12 UltraはZenfone 11 Ultraと同様にすっかり普通のそこそこ大画面な高性能スマホで、敢えて選ぶ理由があまりなくなってきているようにも思われますが、個人的にはZenfone 11 Ultraよりもデザインは良くなっていると感じたほか、6軸ジンバルを搭載しているので手ぶれ補正はかなり強力ですし、Vlogなどを撮影するものの、専用カメラは持ち歩きたくない人やROG Phone 9シリーズ譲りの冷却システムを搭載しているので、より普通っぽいスマホでもゲームをがっつりしたいという人には良いのかなと思われます。一部の店頭などでも実機が展示されていると思いますので、気になった人は是非チェックしてみてください。
ASUS
2025-05-30
記事執筆:memn0ck
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