バルミューダが携帯端末事業終了を決定!次期スマホの開発を続けていたものの頓挫

バルミューダは12日、同社が2021年8月に立ち上げたスマートフォン(スマホ)をはじめとするIT機器やAV機器など、技術集積度の高い製品群やそれらに関わるアプリケーションやサービスの展開を行うブランド「BALMUDA Technologies」にて展開していた携帯端末事業の終了を決定したと発表しています。

同社ではBALMUDA Technologiesとして初のスマホ「BALMUDA Phone」を2021年11月に発売し、日本のオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)とソフトバンク版を販売してきましたが、最初で最後の製品となってしましました。なお、BALMUDA Phoneとそのアクセサリーは今後も継続して購入可能だとのこと。

またBALMUDA Phoneを利用している場合には引き続き安心して使えるようにサポートを継続していくとしています。同社ではBALMUDA Phoneの後継機種を開発していることを明らかにし、当初は昨年夏頃に投入予定でしたが、それがうまく行かずに開発を終了して新たな次期酒の開発を続けていたものの、最終的にそれも開発終了となってしましました。

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バルミューダではそれまでのオーブントースターや掃除機などの白物家電に加え、新たにIT・AV機器などの技術集積度の高い製品群やそれらに関わるアプリ・サービスの展開を行う新ブランドとしてBALMUDA Technologiesを立ち上げ、その第1弾製品として同社初の初のスマホとなるBALMUDA Phoneを発売しました。

BALMUDA Phoneはメーカー版「BALMUDA Phone(型番:T01A)」に加え、SoftBank版「BALMUDA Phone(型番:A101BM)」も販売され、通信事業者としてはソフトバンクが独占販売し、開発・製造は京セラが担当して日本国内での開発・生産となっていたほか、毎日使うスマホを考えた自然な大きさとデザインが特徴となっていました。

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今回、そんなBALMUDA Phoneに続くスマホなどの開発を行う携帯端末事業の終了を決定したと発表しました。同日に行われたバルミューダの「2023年12月期 第1四半期決算説明会」では同社代表取締役社長の寺尾 玄氏がBALMUDA Phoneの後継機種の開発中止について「家電事業の強化や独自の強みを活かせる新商品の開発に経営資源を集中するべく携帯端末事業の終了を決めた」と語りました。

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なお、同社の2023年12月期 第1四半期決算において前年同期比の実績を下回ったものの、概ね想定通りの着地となったとしつつ、携帯端末事業の終了を決定し、同事業に関連する特別損失として事業整理損5億3,600万円を計上したと説明しています。これらの結果、同第1四半期連結累積期間における業績では売上高24億500万円、営業損益4億1,600万円、経常損益3億5,400万円となったとしています。

また携帯端末事業については同第1四半期の売上高は200万円と、前年同期比▲1億7,400万円となっています。また流動資産は76億3,000万円となり、売掛金が8億1,700万円減少したことなどによって減少しており、固定資産も9億7,600万円となり、主に携帯端末事業の終了決定に伴う有形固定資産や無形固定資産の減損によるものだということです。

Softbank





記事執筆:memn0ck


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