アップルから4.7インチスマホ「iPhone SE(第3世代)」が登場!

Appleは8日(現地時間)、オンラインにて新製品発表会「Apple Event - Peek performance.(最高峰を解禁。)」を開催し、新たに約4.7インチ750×1334ドットIPS液晶Retina HDディスプレイや最新チップセット(SoC)「Apple A15 Bionic」、指紋認証「Touch ID」を兼ねたホームキーを搭載したスマートフォン(スマホ)「iPhone SE(第3世代)」を発表しています。

iPhone SE(第3世代)は内蔵ストレージが64GBおよび128GB、256GBの3種類で、カラーバリエーションは「Midnight」(ミッドナイト)および「Starlight」(スターライト)、「(PRODUCT)RED」(レッド)の3色がラインナップされています。

発売日は日本を含む1次販売国・地域では2022年3月18日(金)で、これらの国・地域では同社の公式Webストア(公式Webサイト「Apple.com」および公式アプリ「Apple Store」)では事前予約受付を2022年3月11日(金)22時に開始するとしています。

なお、Appleの公式WebストアではSIMフリー版となります。価格は日本におけるApple直販では64GBが57,800円(金額はすべて税込)、128GBが63,800円、256GBが76,800円。保証サービス「AppleCare+」は2年間9,800円(分割では480円/月)、「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」は2年間11,800円(分割では600円/月)。

日本ではAppleや量販店などの他にNTTドコモやKDDI・沖縄セルラー電話(au・UQ mobile)、ソフトバンク(SoftBank・Y!mobile)、楽天モバイルなどの携帯電話会社からも販売され、価格や発売日、予約開始日時などについては別途、NTTドコモなどの携帯電話会社から販売されるモデルについては発表がある予定です。

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iPhone SE(第3世代)はAppleのスマホ「iPhone」シリーズの最新機種で、2020年4月に発売された「iPhone SE(第2世代)」に続く「iPhone SE」シリーズの第3弾となり、iPhone SE(第2世代)と同様に4.7インチサイズかつホームキー・Touch IDを搭載した小型スマホです。新たにSoCがApple A15 Bionicになり、高性能かつ省電力になっているほか、iPhone SEシリーズでは初の5Gに対応しました。

外観などはiPhone 6から続くデザインを継承し、大きさはiPhone SE(第2世代)と同じ約138.4×67.3×7.3mmとなっており、質量は4g軽い約144g。ボディーはiPhone SE(第2世代)と同様にガラス仕上げの背面パネルで、iPhone 13シリーズと同様に市場で最も硬く、中央にAppleのロゴがあり、7層のカラープロセスを使って正確な色調と不透明度を実現しているとのこと。

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iPhone 8より1.8倍高速なCPU処理能力、2.2倍高速なグラフィックス性能のほか、機械学習処理は26倍高速に

また前面はディスプレイの周りのベゼル(縁)がiPhone 8では背面と同じ色となっており、iPhone SE(第2世代)では各色ともに黒で統一されていましたが、iPhone SE(第3世代)でも同様に黒で統一されており、側面などのフレームは航空宇宙産業で使われているものと同じグレードのアルミニウムを採用しています。

従来通り、防水(IPX5およびIPX7準拠)および防塵(IP6X準拠)に対応し、決済サービス「Apple Pay」(FeliCa/予備電力機能付きエクスプレスカード)にも対応します。またTouch IDは耐久性を高めてセンサーを保護するためのサファイアクリスタルとスチール製リングで構成されたお馴染みのホームキーを搭載。

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画面はパンチホールやノッチといった切り欠きはなく、True Toneテクノロジーを採用しており、ホワイトバランスを周囲の光に合わせて調整し、より自然でまるで紙を見ているような視覚体験を実現。また鮮やかな広色域ディスプレイ(P3)で正確な色で、Dolby VisionとHDR10コンテンツの再生に対応しています。コントラスト比は1400:1、最大輝度は625nit、耐指紋性撥油コーティング、触覚タッチなどに対応。

カメラはiPhoneシリーズで最高のシングルカメラを搭載し、約1200万画素CMOS/広角レンズ(F1.8、6P)のリアカメラとなっており、ポートレートモードのようなコンピュテーショナルフォトグラフィの利点を最大限に活用してDeep Fusionや暗所性能向上など。光学式手ぶれ補正(OIS)やLED True Toneフラッシュなどに対応。フロントカメラは約700万画素CMOS/広角レンズ(F2.2)。

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2x2 MIMOやWi-Fi 6に対応した2.4および5GHzデュアルバンド対応のIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、リーダーモード対応NFC、位置情報取得(A-GPS+GLONASS+Galileo+QZSS+BDS)、電子コンパス、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、気圧センサー、iBeaconマイクロロケーションを搭載。

ボタン配置は変更がなく、左側面に音量上下ボタンおよびサイレントモードのオン・オフスイッチ、下側面にLightning端子やデュアルステレオスピーカーを備えます。なお、iPhone SE(第2世代)と同様に3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載。

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電池持ちは電池パックと内部設計の改善によってiPhone SE(第2世代)よりも持つとされており、ビデオ再生で最大15時間、ビデオ再生(ストリーミング)で最大10時間、オーディオ再生で最大50時間。30分で最大50%の高速充電(別売の20W以上のACアダプターを使用)やワイヤレス充電(Qi)に対応。

機種画面サイズ大きさ質量SoC
iPhone SE(第3世代)4.7インチ138.4×67.3×7.3mm144gA15
iPhone SE(第2世代)4.7インチ138.4×67.3×7.3mm148gA13
iPhone 84.7インチ138.4×67.3×7.3mm148gA11
iPhone 74.7インチ138.3×67.1×7.1mm138gA10
iPhone 6s4.7インチ138.3×67.1×7.1mm143gA9
iPhone 64.7インチ138.1×67.0×6.9mm129gA8
iPhone SE4.0インチ123.8×58.6×7.6mm113gA9

通信方式には2G(GSM方式)および3G(W-CDMA方式・CDMA方式)、4G(FDD-LTE方式・TD-LTE方式)、5G(NR方式)に対応。5GはSub6のみに対応し、ミリ波には非対応。2x2 MIMOやLAA、高音質通話サービス「VoLTE」に対応。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMによるデュアルSIMとなっています。

通信方式などの違いによって各機種ともに複数のモデルが用意され、日本で販売されるモデル(型番:A2782)の対応周波数帯は以下の通り。最新プラットフォーム「iOS 15」がプリインストール。付属品はUSB-C - Lightningケーブルとマニュアル。なお、環境への影響を最小限に抑え、パッケージ全体におけるプラスティックを減らし、再利用パーツを活用しているということです。

5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n77、n78、n79)
FDD‑LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、28、30、32、66)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)











追記(2022/03/09 20:11:41)
記事初出で日本向けモデルについてAppleの公式WebサイトにおけるiPhone SE(第3世代)の製品Webページの仕様に基づいて「A2595」と記載していましたが、その後、同社の公式Webサイトの「iPhone - 5GおよびLTEネットワークに対応している国を見る - Apple(日本)」にて日本向けモデルは「A2782」であるとされたため、修正して合わせて対応周波数帯も修正しています。

記事執筆:memn0ck


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