新フラッグシップスマホ「SHARP AQUOS R6」が登場!6月以降に発売予定

シャープは17日、都内にて「スマートフォンAQUOS新製品発表会」を開催し、新たにドイツの光学機器メーカーであるLeica(以下、ライカ)が監修したカメラを搭載した5G対応の新しいフラッグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R6」を商品化したと発表しています。

発売時期は2021年6月以降を予定し、販路はすでにNTTドコモから「AQUOS R6 SH-51B」およびソフトバンクから「AQUOS R6」を取り扱うことを発表しており、例年通りに移動体通信事業者(MNO)の各社から販売されます。またSIMフリー版については現時点では計画はないものの、反響次第では検討したいとし、海外での展開についても確定したことはなく、要望は多いので今後展開するかどうか考えていきたいとしました。

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AQUOS R6はシャープのフラッグシップモデル「AQUOS R」シリーズの新機種で、これまでのAQUOS Rシリーズは液晶、そしてもう1つのフラッグシップモデル「AQUOS zero」シリーズは有機ELという差別化をしていましたが、新たにAQUOS R6は有機ELを採用した初のAQUOS Rシリーズとなります。

ディスプレイは上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:19.5の縦長な約6.6インチWUXGA+(1260×2730ドット)Pro IGZO OLED(約456ppi)となっており、AQUOS zeroシリーズに続いて自社開発の有機ELパネルを採用し、革新的なディスプレイ技術の進化で綺麗&速度&省エネのすべてを満足させるようになっているとのこと。

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リフレッシュレートおよびタッチサンプリングレートともに最大240Hzに対応し、シャープ独自の超高速・低遅延駆動となっており、高輝度・高コントラストなHDR画質に加えて「リッチカラーテクノロジー」によって10億色の自然で豊かな階調で表示され、ディスプレイの周りの縁(ベゼル)も狭くなったことで圧倒的な没入感となっているとしています。

有機ELとなったことで画面内指紋センサーに対応し、3D超音波方式でAQUOS zero2と比べて認識エリアが11倍に広がり、さらに認証速度が2倍となったほか、新たに2本指認証に対応したことでセキュリティーレベルが向上しているということです。またパンチホール部分には約1260万画素CMOS/広角レンズ(F2.3)のフロントカメラが搭載され、生体認証として顔認証にも対応。

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またIGZO独自の省エネ性能「アイドリングストップ」機能に対応したことによって必要な時だけ高速駆動するため、平均駆動電流が一般的な60Hz駆動のOLEDと比べて2割減、一般的な120Hz駆動のOLEDと比べて半分となり、高速表示&高速駆動をしつつも電池持ちが良くなっており、大容量5000mAhバッテリーと合わせて1日中使っても十分電池残量があるようになっているとのこと。

充電についても「インテリジェントチャージ」が進化し、充電器を挿したまま使っても電池パックの劣化を抑える「ダイレクト給電」やMax充電を90%に設定することで電池の寿命を延ばすようになっています。ワイヤレス充電は非対応。主な仕様はQualcomm製チップセット(SoC)「Snadragon 888 5G Mobile Platform」や12GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、USB Type-C端子など。

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さらに最大の特徴は同社のスマホ「AQUOS」シリーズでは初のライカ監修のカメラ機能を搭載し、リアカメラのセンサーは高級コンパクトデジタルカメラなどに搭載されているのと同等の大判1型の約2020万画素CMOS/広角レンズ(35mm換算で24mm相当)を採用したシングル構成で、広角でも歪みの少ない1型専用7枚レンズも搭載し、合わせて暗所でのノイズ発生量が約40%低減されているとしています。

またiToFセンサーも搭載して374箇所で距離を測ることで暗所でのオートフォーカス(AF)精度も劇的に向上しているとのこと。なお、ライカ監修は「CO-engineered with Leica」として画質調整およびセンサー選定、レンズ設計などを全面監修しています。また光学ズームには対応していませんが、超解像ズームに対応で最大6倍ウルトラレゾリューションズーム(35mm換算で152mm相当)が利用でき、さらに超広角撮影(35mm換算で19mm相当)でも撮影でき、動画についても8K撮影に対応しないものの、4Kで撮影後に8Kにアップスケーリングする「8Kリマスター」機能に対応。

なお、シャープではマルチカメラにしなかった点としては自社で調査をしてみると、多くの人がマルチカメラを搭載した機種でもメインカメラで撮影することが多かったため、それならばメインカメラで超広角から広角まで多彩な撮影ができ、さらに超解像ズームに対応しつつ、メインカメラを突出したものにするのも1つの答えではないかとしていました。

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サイズは約162×74×9.5mm、質量は約207g、本体カラーはBlackとWhiteの2色が用意されています。防水(IPX5・IPX8)および防塵(IP6X)、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・BDS・QZSS)、Bluetooth 5.2に対応。無線LAN(Wi-Fi)はWi-Fi 6にも対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz)をサポート。

携帯電話ネットワークは5G NR方式のSub-6(6GHz未満の低周波数帯)のn77およびn78、n79に対応して下り最大4.2Gbpsとなっているとのこと。OSはAndroid 11をプリインストールし、最大2回のOSバージョンアップを保証。音声などによるサポート機能「EMOPA」を搭載し、音響面ではDolby Atmosやハイレゾ音源をサポートし、Qualcommのゲーム向け機能「Elite Gaming」にも対応します。

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その他、シャープでは昨年に全シリーズを5G化し、2021年3月末時点で5G対応製品を100万台以上出荷し、2022年度末までに累計1000万台の出荷をめざすということです。またAndroidスマホの国内販売台数でシェア24.9%と4年連続No.1になったことが明らかにされました。

なお、ライカとの協業は2019年から話はしていたものの、2020年2〜3月くらいから本格的に開始したとのこと。またライカではカメラで撮影するというだけでなく撮るという文化にしたいという思想もあり、シャープとの協業に至ったとしてます。





記事執筆:memn0ck


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