Galaxy A8とGear S2などを発売!

既報通り、サムスン電子ジャパンは8日、都内にて「Galaxy新製品発表会」を開催し、KDDIおよび沖縄セルラー(以下、au)向けの薄型大画面スマートフォン(スマホ)「Galaxy A8 SCV32」(以下、Galaxy A8)、円形ディスプレイのスマートウォッチ「Gear S2」および「Gear S2 classic」、ゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」、18.4インチフルHDタッチスクリーン搭載タブレット「Galaxy View」を発表した。

発表会では同社代表取締役 最高執行責任者の堤浩幸氏が国内携帯電話端末出荷台数は飽和状態にあるとしたうえで、フィーチャーフォン利用者にもスマホを中心とした価値を提供するための変革「GAME CHANGE」が必要と述べた。とくにIoT(もののインターネット)分野の成長が見込めることから、サムスン電子(以下、Samsung)はその価値をスマホとともに提供していくという構えだ。

今回は発表会後の展示会場にて最新のGalaxy A8などのデバイスをタッチ&トライしてきたので、その模様を写真と動画で紹介していく。

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まず12月中旬以降発売となるGalaxy A8は約5.7インチフルHD(1080×1920ドット)Super AMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載した大画面スマホだ。その特徴は大画面だけではなく薄さ約6.0mmとベゼル幅約2.5mmの狭額縁によって持ちやすさを実現している。

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カラーは「ブラック」および「ゴールド」、「ホワイト」の3色がラインナップされている。CPUにはオクタコア(1.9GHzクアッドコアCPU+1.3GHzクアッドコアCPU)の「Samsung Exynos 5433」を搭載し、内蔵メモリー2GB(RAM)、内蔵ストレージ32GBを搭載する。

ミドルレンジクラスながらメタルボディーを採用して質感も十分高い。auから発売されるということで安心して使える「おサイフケータイ」や「フルセグ」、「ワンセグ」といった機能もサポートしている。主な仕様については「KDDI、au向けに大画面5.7インチスマホ「Galaxy A8 SCV32」を発表!12月中旬に発売予定で、日本向けにおサイフケータイやワンセグ、フルセグに対応 - S-MAX」を参照して欲しい。

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右側面(写真=上)には、電源キー、左側面(写真=下)にnanoSIMカードスロットとmicroSDカード、ボリュームキーがある。フラグシップモデル「Galaxy S6」および「Galaxy S6 edge」ではmicroSDが使えなかったが、Galaxy A8はmicroSDカードで外部メモリーの増設やデータの移行が簡単だ。一方、電池パックはGalaxy S6シリーズと同様に取り外しができない。

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上面(写真=上)にはマイク、下面(写真=下)にはイヤホンマイク端子、マイク、microUSB端子がある。

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リアカメラは約1600万画素イメージセンサーを搭載。レンズはF1.9の明るいものを採用。前面のフロントカメラは約500万画素だ。

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ホームキーはGalaxy S6シリーズと同様に指紋センサーを搭載している。戻るキーとアプリ履歴キーは、Galaxyシリーズ共通の位置。ホームキー2回押しでカメラ起動、3回押しで片手操作モードに切り替わる。

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片手操作モードは、右手側・左手側に寄せて使える。5.7インチの大画面だけにこの機能は便利だ。

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文字が大きく読みやすい大画面スマホに対するニーズはあるが、一方で大画面ハイエンドスマホが10万円に近い価格となっている現状において同じく大画面スマホのGalaxy A8の76,680円という本体価格は、劇的に安いわけではないが今後の割引などの販売施策に期待したい。

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続いて、円形ディスプレイを採用しより時計らしいルックスとなったGear S2 classicとスポーティーなデザインとベルトのGear S2を紹介していく。この2機種の特徴はベゼル前面の回転するUI(ユーザーインターフェイス)「サークルUX」だ。これまで、GearシリーズはGalaxyスマホのみの対応だったが、今回からAndroid 4.4以上を搭載するGalaxy以外のスマホでも利用可能となった。

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タッチ操作では指で画面が隠れることや意図しない項目を選択してしまうことがあったが、サークルUXであれば項目選びが素早く・快適に行える。

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ダイバーズウォッチのような雰囲気のGear S2 classicに対して、スポーツウォッチのような外観のGear S2だ。このGear S2は写真の黒の他にシルバーがラインナップされており、交換ベルトでよりカジュアルさを演出可能だ。発売はともに12月18日。


【Galaxy A8とGear S2 classic、Gear S2の外観を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/b-q6BSsnnWk


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今年5月に発売した「Gear VR Innovator Edition」を改良し、軽くて装着感、操作性を向上させたコンシューマー向けの「Gear VR」を12月18日に発売する。こちらは国内モデルではGalaxy S6およびGalaxy S6 edge専用となる(海外モデルのGalaxy Note5やGalaxy S6 edge+にも対応)。

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Gear VR自体にジャイロセンサーや加速度センサー、近接センサーを搭載しているので安価なゴーグル型のヘッドマウントディスプレイにはない、モーションに対する低遅延を実現している。実際に使用して観たところ、頭の向きに対して素早く反応するので、その場に居るような感覚で没入できる。

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最後にコンシューマー向けではなく、まずはビジネス向けとして発売されるマルチメディアデバイス「Galaxy View」は、18.4インチのディスプレイということで、フルHDの解像度でもやや粗く見えるがこのサイズで動画を視聴すると迫力が違う。写真は7.9インチサイズタブレット「iPad mini 4」との比較。

背面にステレオスピーカーを搭載しているので、デモンストレーション、デジタルサイネージ用の端末として、小さな会議のプレゼン用のディスプレイとして利用できる。

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重さは約2.7kg、背面には持ち運び用のハンドルが付いている。ハンドルが開いた状態では浅い角度のスタンドとなる。

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ハンドルと閉じるとこのような角度でGear Viewを立てることができる。

今年のSamsungはフラグシップモデル以外にも冬モデルとしてNTTドコモ向けのエントリー向けスマホ「Galaxy Active neo SC-01H」を発売するなど、新しい動きを見せているが、仮想移動体通信事業者(MVNO)向けのSIMフリースマホの参入に関して堤氏は「MVNOの市場性は十分認識をしている。」とした上で、「やるやらないと言うところではなく、良く市場を見ながら適切なタイミング、適切な対応を検討していきたい。」と慎重ながらも前向きな姿勢を示していた。

記事執筆:mi2_303


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