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MVNEやM2Mの展示に重きを置いた今回のIIJブース

東京のお台場にある東京ビッグサイトにて無線技術やワイヤレスビジネスに関する企業の展示会「WIRELESS JAPAN 2015(ワイヤレス ジャパン 2015)」が2015年5月17(水)~29日(金)までの3日間、東京ビッグサイトの西3・4ホールおよび会議棟で開催開催されています。なお、昨年に続いて「ワイヤレステクノロジーパーク2015」および「運輸システムEXPO2015」が併催。

WIRELESS JAPAN 2015の展示会場にて格安SIMなどの仮想移動体通信事業者(MVNO)の満足度が高く携帯電話好きには馴染み深い「IIJmio」を提供するインターネットイニシアティブ(以下、IIJ)がブース内にて、仮想移動体サービス提供者(MVNE)やM2M事業の展示を行っていた。本記事ではその様子を紹介します。

◯MVNEへの取り組み展示
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IIJが推進するMVNEへの取り組み

MVNEとは?を説明すると非常に長くなってしまい、それだけで記事が1つできてしまうくらいなので、簡単に説明しますと「MVNOサービスを楽に導入できるための設備やノウハウを提供する事業者」になります(本当にざっくりなので、詳細は各自お調べください……すみません。)。

IIJでは自社でMVNOサービスであるIIJmioを提供していますが、通信事業のノウハウがない他社がMVNOサービスを提供できるように設備やノウハウなどを提供するMVNEにも力を入れています。

有名なところではIIJがMVNEとして関わっている業界最安水準の価格で提供されている「DMM mobile」などがあります。また、IIJグループのハイホーが提供する「hi-ho LTE typeD」シリーズもIIJのMVNEとなります。

MVNEの展示コーナー内には事業内容紹介しているパネルや自社ブランドのIIJmioの紹介もしていました。

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IIJのMVNE事業の事例(写真=左)とIIJグループのhi-hoがSIMフリーな最新フラッグシップスマホ「ZenFone 2」との回線セット販売予定を告知していた(写真=右)

また、動作確認済みのSIMフリースマホやタブレットの実機展示も行っていました。

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展示されていた端末



◯M2Mソリューション展示
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法人向けソリューションにも積極的に関わっているIIJ

一方、M2Mソリューションの展示コーナーでは組込機器向けのソリューションのほか、タクシーや大型トラックの無線を携帯電話ネットワーク網に置き換えて、安価な初期投資で利用できる「ボイスパケットトランシーバー」などが展示されていました。

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インフォメーションゲートウェイを利用した緊急地震速報の情報配信デモ(写真=左)と専用無線との置き換えで低コスト化を狙えるボイスパケットトランシーバーなど(写真=右)

このようにMVNEなどの事業のほか、M2M事業や法人向けソリューションなども幅広く手掛けているIIJですが、説明員との話の中で、今の段階では公表を伏せるとのことながらIIJmioの個人ユーザー向けにもちょっと大きなサービス拡充を相談中ということがでてきたので、まだ未定とのことですが、こちらも楽しみですね!

活気に溢れていたブースを見ると最近のIIJmioの満足度の高さを支えるIIJのアグレッシブさが見えてくるかもしれませんね。その分、IIJmioの月当たりのデータ容量アップで業績的には予想を下げていましたが、今後も満足度の高いサービスを続けていって欲しいところです。

記事執筆:河童丸


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