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Nexus 9のAndroid 5.1.1 Lollipopのファクトリーイメージが公開! |
Google(グーグル)は11日(現地時間)、同社ブランドの最新プラットフォーム「Android 5.0(開発コード名:Lollipop)」を搭載した8.9インチタブレット「Nexus 9」(HTC製)のWi-Fiモデルに対してAndroid 5.1.1 Lollipopのファクトリーイメージを配布開始しています。
すでに同社ではNexus 9にAndroid 5.1.1 Lollipopのソフトウェア更新(OTA)を開始したことをお知らせしていましたが、今回、ファクトリーイメージも配布され、ビルド番号は「LMY47X」です。
なお、ファクトリーイメージがWi-Fiモデルのみなので、OTAもWi-Fiモデルのみで実施されていると見られます。また、Wi-Fiモデル向けOTAによる差分ファイルも見つかっており、データ消去を伴わないadb sideloadによる手動によるアップデートも可能となっています。
◯ファクトリーイメージ
ファクトリーイメージの導入方法はWindowsまたはMacOS Xを搭載したパソコンにAndroidの開発環境を構築し、ADBコマンドが利用できる状態で行えます。
導入方法はAndroidの公式Webページに記載されている通りの手順を行いますが、おおまかには以下の通りとなります。なお、初期化されていますため、事前にバックアップは取っておき、導入後は1から環境を構築し直す必要がありますのでご注意ください。
1)端末で「開発者向けオプション」を有効にしておく(「設定」→「端末情報」で「ビルド番号」を連打)
2)「開発者向けオプション」から「USBデバッグ」を有効にする
3)パソコンで端末用のシステムイメージをダウンロードして展開(解凍)しておく
4)端末とパソコンをUSBケーブルで接続する(RSAキーを認証する)
5)ターミナル(MacOS X)またはコマンドプロンプト(Windows)で「adb reboot bootloader」を実行する(または端末で音量下キーと電源上キー、電源キーの3つを同時に押して起動する)
6)端末がfastboot modeで起動したらパソコンのターミナルまたはコマンドプロンプトで展開したディレクトリー(フォルダー)に移動して、flash-all(MacOS Xなら「flash-all.sh」、Windowsなら「flash-all.bat」)を実行する
初期化されてしまいますし、再構築は大変なので、面倒な人はOTAを待つか、以下のOTAの差分ファイルからadb sideloadによる更新を行いましょう。
◯差分ファイル
OTAによる差分ファイルがあれば、開発環境による「adb sideload」によってOTAのようにデータを残したまま更新できます。手順などの詳細は「NexusシリーズにAndroid 5.0.1 Lollipopが配信中!Nexus 5に「adb sideload」による手動差分アップデートを試してみた【ハウツー】 - S-MAX」を参照してください。今回、明らかになっているNexus 9のWi-FiモデルのAndroid 5.0.2 Lollipop(ビルド番号:LRX22L)からAndroid 5.1.1 Lollipop(ビルド番号:LMY47X)への差分ファイルおよび簡易的な手順は以下の通り。
https://android.googleapis.com/packages/ota/google_flounder_volantis/5cb0c6254e487f66c25478c8c11bff7975af669e.signed-volantis-LMY47X-from-LRX22L.5cb0c625.zip
1)電源を切ります
2)電源キーと音量下キーを同時に長押しします
3)音量下キーを2回押して「Start」を「Recovery mode」に合わせて電源キーを押します
4)「Google」が表示され、少し待つと赤い感嘆符が付いた寝ているドロイド君が表示されるので、電源キーを押しながら音量上キーを押して話します
5)Android system recoveryが起動するので、音量下キーを押して「apply update from ADB」を選択し、電源キーを押します
6)「Now send the package you want to apply to the device with "adb sideload "」と表示されるので、パソコン(PC)とmicroUSBケーブルで接続し、PCのターミナル(Mac)またはコマンドプロンプト(Windows)で「adb sideload 5cb0c6254e487f66c25478c8c11bff7975af669e.signed-volantis-LMY47X-from-LRX22L.5cb0c625.zip」を実行します
アップデートが100%まで行き、「script succeeded: result was [/system] Install from ADB complete.」と表示されれば成功です。また、「Installation aborted.」と出たら失敗となり、失敗した理由が表示されるとのこと。なお、「error: device not found.」と出る場合にはWindowsでUSBドライバーが導入されていないので導入しましょう。
成功したらAndroid system recoveryで「reboot system now」を選択して再起動したら無事にAndroid 5.1.1になっています。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・Factory Images for Nexus Devices - Nexus Files for Developers — Google Developers
ファクトリーイメージの導入方法はWindowsまたはMacOS Xを搭載したパソコンにAndroidの開発環境を構築し、ADBコマンドが利用できる状態で行えます。
Model | Version | MD5 Checksum | HA-1 Checksum |
Nexus 9 (Wi-Fi) volantis | 5.1.1(LMY47X) | a63624b4b42caf1d8327c4e19d7005e5 | 3efdc8d4b20090325244b0f5c3daa9595ec7a6a0 |
導入方法はAndroidの公式Webページに記載されている通りの手順を行いますが、おおまかには以下の通りとなります。なお、初期化されていますため、事前にバックアップは取っておき、導入後は1から環境を構築し直す必要がありますのでご注意ください。
1)端末で「開発者向けオプション」を有効にしておく(「設定」→「端末情報」で「ビルド番号」を連打)
2)「開発者向けオプション」から「USBデバッグ」を有効にする
3)パソコンで端末用のシステムイメージをダウンロードして展開(解凍)しておく
4)端末とパソコンをUSBケーブルで接続する(RSAキーを認証する)
5)ターミナル(MacOS X)またはコマンドプロンプト(Windows)で「adb reboot bootloader」を実行する(または端末で音量下キーと電源上キー、電源キーの3つを同時に押して起動する)
6)端末がfastboot modeで起動したらパソコンのターミナルまたはコマンドプロンプトで展開したディレクトリー(フォルダー)に移動して、flash-all(MacOS Xなら「flash-all.sh」、Windowsなら「flash-all.bat」)を実行する
初期化されてしまいますし、再構築は大変なので、面倒な人はOTAを待つか、以下のOTAの差分ファイルからadb sideloadによる更新を行いましょう。
◯差分ファイル
OTAによる差分ファイルがあれば、開発環境による「adb sideload」によってOTAのようにデータを残したまま更新できます。手順などの詳細は「NexusシリーズにAndroid 5.0.1 Lollipopが配信中!Nexus 5に「adb sideload」による手動差分アップデートを試してみた【ハウツー】 - S-MAX」を参照してください。今回、明らかになっているNexus 9のWi-FiモデルのAndroid 5.0.2 Lollipop(ビルド番号:LRX22L)からAndroid 5.1.1 Lollipop(ビルド番号:LMY47X)への差分ファイルおよび簡易的な手順は以下の通り。
https://android.googleapis.com/packages/ota/google_flounder_volantis/5cb0c6254e487f66c25478c8c11bff7975af669e.signed-volantis-LMY47X-from-LRX22L.5cb0c625.zip
1)電源を切ります
2)電源キーと音量下キーを同時に長押しします
3)音量下キーを2回押して「Start」を「Recovery mode」に合わせて電源キーを押します
4)「Google」が表示され、少し待つと赤い感嘆符が付いた寝ているドロイド君が表示されるので、電源キーを押しながら音量上キーを押して話します
5)Android system recoveryが起動するので、音量下キーを押して「apply update from ADB」を選択し、電源キーを押します
6)「Now send the package you want to apply to the device with "adb sideload "」と表示されるので、パソコン(PC)とmicroUSBケーブルで接続し、PCのターミナル(Mac)またはコマンドプロンプト(Windows)で「adb sideload 5cb0c6254e487f66c25478c8c11bff7975af669e.signed-volantis-LMY47X-from-LRX22L.5cb0c625.zip」を実行します
アップデートが100%まで行き、「script succeeded: result was [/system] Install from ADB complete.」と表示されれば成功です。また、「Installation aborted.」と出たら失敗となり、失敗した理由が表示されるとのこと。なお、「error: device not found.」と出る場合にはWindowsでUSBドライバーが導入されていないので導入しましょう。
成功したらAndroid system recoveryで「reboot system now」を選択して再起動したら無事にAndroid 5.1.1になっています。
記事執筆:memn0ck
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・Factory Images for Nexus Devices - Nexus Files for Developers — Google Developers