『まだまだ発展途上だなと感じます。』 パナソニック VIERA TH-65MZ2500 [65インチ] nobgonさんのレビュー・評価

１０年間使ってたソニーのW900Aから買い替え。
４ヶ月程使ったのでレビューします。

デザイン・・すっきりして良いと思います。
　　　　　　特に下部はサウンドバーを買う程でもないので。
　　　　　　ヨドバシで買いましたが
　　　　　　６５でも業者は一人で問題なく設置してました。

操作性・・簡単に基本操作しかしてませんが
　　　　　動画の立ち上げは問題ありませんが
　　　　　場合によってはもたつく事もありますね。
　　　　　WiFiルーターは最新機種だし問題ないとは思いますが。

画質・・W900Aに比べて色の艶感はまるで違いますが
　　　　黒の締りは変わりません・・というか照明下では
　　　　暗部の光は外光に負けて見えなくなります。
　　　　なので暗部諧調に拘っても意味がないかなと思ってます。
　　　　パネルの映り込みを含め、TVといえど画質に拘るなら
　　　　照明を消す必要がありますね。
　　　　それと有機ELテレビの特性なのか
　　　　明るい方向に伸びを感じません。
　　　　例えば暗いトンネルを抜けて明るく視野が広がる場面とか
　　　　抜けを感じにくくなってます。
　　　　明るいエリアが広い程暗く感じてしまいます。
　　　　普段高輝度プロジェクターを使ってるからか
　　　　比較すると眼に圧を感じる事はありません。
　　　　目に優しいと言ってしまえば聞こえはいいかもしれませんが
　　　　物足りなさは感じます。
　　　　それと焼き付き防止の為なのか分かりませんが
　　　　静止画面が続くと暗くなる現象にも悩まされます。
　　　　ノートPCでギガバイトのOLEDタイプを使ってますが
　　　　暗くなるとこれにも負けてしまいます。
　　　　ちなみにノートPCの方は勝手に暗くなる事はありません。
　　　　いまやスマホでも2000nits超えてきてますので
　　　　この分野の日進月歩は凄いなと思います。
　　　　TVでのOLEDは大画面で明るさを維持できる技術が
　　　　今後必要となってきますね。
　　　　15インチ程度なら全く問題ない感じですが。
　　　　　　
音質・・テレビの音質としてはいいと思いますが
　　　　バランス悪く低音が膨らみ気味です。
　　　　昔のヤマハのサブウーファーを思い出しました。
　　　　良く言えば映画向き。
　　　　サウンドフォーカスは手動だと面倒くさいので使ってません。
　　　　それこそカメラやミリ波レーダーで
　　　　視聴者の位置を捉えて自動で行わないと。
　　　
応答性能・・基本ゲームの為に購入しましたが
　　　　　　ソニーより断然遅延が無くて良いですね。

機能性・・よく使う機能のレスポンスは良いです。

サイズ・・梱包状態で自宅のホームエレベーターに
　　　　　ギリギリ入るサイズで良かったです。

総評・・以前買ったソニーA9Fと比べると確かに良くなった感じはしますが
　　　　５年程度だとマイナーチェンジと言った所で
　　　　輝度が上がった位ですね。
　　　　A95Kと悩みましたが見比べると
　　　　LG製の方が上品な発色に見えるので好みです。
　　　　ただ部屋の照明の影響は大きいなと
　　　　A9Fはプロジェクターと同室で壁や天井に
　　　　漆黒ハイミロンを貼った状態で使ってますが
　　　　部屋が暗めだとMZ2500とそう変わらない感じです。
　　　　MZ2500は北側の部屋で白壁で相応のLED照明ですが
　　　　普段、高輝度プロジェクター使ってる身としては
　　　　SDRモードで明るさ６０、ピクチャー６０
　　　　HDRモードで明るさ１００、ピクチャー１００
　　　　で丁度いい感じです。
　　　　普段から明るいリビングでの使用だと
　　　　物足りない方もいるのではないかと。
　　　　とは言ってもドルビービジョン対応ゲームでHDR調整すると
　　　　白は正視するのもつらい位眩しく
　　　　素子そのものは明るくできないものでもないとは思うので
　　　　やっぱ発熱による制限かなと思ってしまいます。　　
　　　　いくつか不満点はありますが、夜景や花火など
　　　　局所的な光では圧倒的なコントラストと色のメリハリ、キレは
　　　　プロジェクターでは味わえない良さはありますので
　　　　購入して良かったと思います。